JPH08292742A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JPH08292742A
JPH08292742A JP9486095A JP9486095A JPH08292742A JP H08292742 A JPH08292742 A JP H08292742A JP 9486095 A JP9486095 A JP 9486095A JP 9486095 A JP9486095 A JP 9486095A JP H08292742 A JPH08292742 A JP H08292742A
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JP
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circuit
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Application number
JP9486095A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Ogishima
亮一 荻島
Akinari Otani
晃也 大谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電力が少ない回路構成で画像の表示品位
を損なわずに多階調表示を行うことができる液晶表示装
置を提供する。 【構成】 垂直同期信号105からフィールド数をカウ
ントするフィールドカウント回路と、インターレース状
態の入力アナログ画像信号101をmビットのディジタ
ル画像信号に変換するA/D変換回路と、前記ディジタ
ル画像信号のうち下位(m−n)ビットの値及び前記フ
ィールドカウント回路の出力値より補正値を算出する補
正値算出回路と、前記ディジタル画像信号の上位nビッ
トの値と前記補正値との加減算を行うデータ補正回路
と、前記データ補正回路の出力をノンインターレース状
態に変換するインターレース/ノンインターレース変換
回路と、そのノンインターレース状態の出力ディジタル
画像信号に応じて画像を表示する液晶モジュールからな
る構成により、低周波数でFRC処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、省電力で多階調表示が
可能な液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置において、mビットのディ
ジタル画像信号をより少ないビット数で同等レベルの多
階調表示を行う方法として、1フィールドの情報を2
(m-n)フィールドに分散し、各フィールドにおいてnビ
ット(m>n)の画像信号を表示するよう制御を行い、
人間の目のパルス光に対する積分効果を利用して擬似的
にmビットの画像として人の目に知覚させるフレームレ
ートコントロール(Frame Rate Contr
ol:以下FRCと記す。)が知られている(例えば特
願平5ー306300)。
【0003】図9は、上記FRC処理を行っている従来
の液晶表示装置の一般的な構成例を示すブロック図であ
り、入力アナログ画像信号を3ビットのディジタル画像
信号に変換して処理する場合を示しているが、4ビット
以上のディジタル画像信号に変換して処理する場合も装
置の基本構成は変わらない。
【0004】図中、901はインターレース状態のアナ
ログ画像信号、902はシステムクロック信号、903
はシステムクロック信号902を2分周し、周波数を1
/2にした1/2システムクロック信号、904及び9
05は入力アナログ画像信号901のそれぞれ水平同期
信号HS及び垂直同期信号VS、906は入力アナログ
画像信号901を3ビットのディジタル画像信号(D2
D1 D0)に変換するA/D変換回路、907はA/
D変換回路906の出力ディジタル画像信号を2倍の周
波数のノンインターレース状態のディジタル画像信号
(D2’D1’D0’)に変換するインターレース/ノ
ンインターレース変換回路、908は垂直同期信号90
5をカウントするフィールドカウント回路、909はイ
ンターレース/ノンインターレース変換回路907の3
ビットの出力ディジタル画像信号の下位1ビットD0’
とフィールドカウント回路908の出力値とに応じて補
正値Hを算出して出力する補正値算出回路、910は補
正値算出回路909の出力Hをインターレース/ノンイ
ンターレース変換回路907の出力ディジタル画像信号
の上位2ビット(D2’D1’)に加算してディジタル
画像信号(D2”D1”)を出力するデータ補正回路、
911はデータ補正回路910の出力ディジタル画像信
号(D2”D1”)に応じて画像を表示する液晶モジュ
ールである。ここに、フィールドカウント回路908、
補正値算出回路909及びデータ補正回路910で前述
のFRCの処理が行われる。
【0005】図10は、従来の液晶表示装置の前記ブロ
ック図における各位置の信号波形のタイミングチャート
を示したものであり、アナログ画像信号901、アナロ
グ画像信号901の水平同期信号HS、アナログ画像信
号901の垂直同期信号VS、1/2システムクロック
信号903、A/D変換回路906の出力ディジタル画
像信号(D2 D1 D0)、システムクロック信号90
2、倍速変換され2倍の周波数となった水平同期信号2
HS、インターレース/ノンインターレース変換回路9
07によりノンインターレースに変換されたディジタル
画像信号(D2’D1’D0’)、フィールドカウント
回路908の出力値F_addr、補正値算出回路90
9の出力値H、データ補正回路910の出力ディジタル
画像信号(D2”D1”)について示している。
【0006】このように構成された従来例の液晶表示装
置の動作について、図9,図10を用いて説明するが、
以下の説明はアナログ画像信号を4ビット以上のディジ
タル画像信号に変換して処理する場合も基本的に同じで
ある。
【0007】インターレース状態のアナログ画像信号9
01をA/D変換回路906により3ビットのディジタ
ル画像信号(D2 D1 D0)に変換後、インターレー
ス/ノンインターレス変換回路907により、A/D変
換直後の水平同期信号1周期分(1ライン分)のディジ
タル画像信号を2倍周波数の2ライン分のディジタル画
像信号とする倍速処理を行い、2倍周波数のノンインタ
ーレース状態のディジタル画像信号(D2’D1’D
0’)に変換する。すなわち、図10の第1ライン分の
ディジタル画像信号を2倍周波数とし、疑似的に第1ラ
イン及び第2ライン分のディジタル画像信号とする処理
を行って、入力画像信号の第1フィールド分だけでノン
インターレース状態にする。
【0008】さらに、前記ディジタル画像信号(D2’
D1’D0’)の上位2ビット(D2’D1’)をデー
タ補正回路910に、下位1ビットD0’を補正値算出
回路909に入力する。
【0009】フィールドカウント回路908は、補正値
算出回路909に入力される前記ディジタル画像信号の
下位ビット数に等しいビット数を持つカウンタであり、
この従来例の場合1ビットのカウンタである。従って、
フィールドカウント回路908は1フィールド毎に0又
は1をフィールドカウント値F_addrとして補正値
算出回路909に出力する。
【0010】補正値算出回路909はディジタル画像信
号の下位1ビットの値D0’とフィールドカウント回路
908の出力値F_addrとに応じて、補正値Hを算
出してデータ補正回路910に出力する。
【0011】次に、前記補正値Hの算出手順について図
10に沿って説明する。補正値算出回路909はディジ
タル画像信号(D2’D1’D0’)の下位1ビットの
値D0’が0のときは、フィールドカウント値F_ad
dr=0あるいはF_addr=1のそれぞれの場合に
対してすべて補正値H=0を出力し、一方、下位1ビッ
トの値D0’が1のときは、F_addr=0の場合
(例えば、第1のフィールド)に対しては補正値H=0
を、F_addr=1の場合(例えば、第2のフィール
ド)に対しては補正値H=1をそれぞれ出力する。補正
値算出回路909の補正値Hは、データ補正回路910
に入力され、ディジタル画像信号の上位2ビットの値
(D2’D1’)に加算される。
【0012】その結果、図10に示すように3ビットの
ディジタル画像信号(D2’D1’D0’)の1フィー
ルドは、2ビットのディジタル画像信号2フィールド分
に分散されることになり、人間の目のパルス光に対する
積分効果によりその2フィールド分の平均値が知覚され
るので、表現可能な階調数Kは見かけ上7階調となる。
つまり2ビットの画像信号により3ビット相当の階調の
擬似的な表現を実現している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、インターレース状態のディジタル画像信
号に比較して、その周波数が2倍程度高速なノンインタ
ーレース状態のディジタル画像信号に対してFRC処理
を行っているため、FRC処理部の高速処理が必要とな
り消費電力が大きく、またコストが高いという課題を有
していた。
【0014】本発明は上記課題に鑑み、より消費電力が
少なく安価な液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の液晶表示装置は、インターレース状態の画像
信号の垂直同期信号からフィールド数をカウントして、
少なくとも前記フィールド数のカウント値とインターレ
ース状態のmビット(但し、mは2以上の整数)のディ
ジタル画像信号の下位(m−n)ビット(但し、nはm
>nである正の整数)のディジタル画像信号とから補正
値を算出し、前記インターレース状態のmビットのディ
ジタル画像信号の上位nビットのディジタル画像信号に
対して前記補正値を加減算して得られたnビットのディ
ジタル画像信号を、ノンインターレース状態の画像信号
に変換して液晶モジュールに表示する構成を備えたもの
である。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により以下のように作用
する。すなわち、mビットのインターレース状態のディ
ジタル画像信号の下位(m−n)ビットの値とフィール
ドカウント値等によって定まる補正値を、データ補正回
路においてインターレース状態のディジタル画像信号の
上位n(m>n)ビットに加算又は減算して、mビット
のインターレース状態のディジタル画像信号1フィール
ド分の情報を、インターレース状態のままでnビットの
ディジタル画像信号2(m-n)フィールド分に分散する。
その後前記データ補正回路出力のインターレース状態の
画像信号をインターレース/ノンインターレース変換回
路によりノンインターレース状態の画像信号に変換し、
液晶モジュールに表示する。
【0017】従って、ディジタル画像信号がインターレ
ース状態、つまり周波数の低い状態においてFRC処理
等の信号処理を行うことが可能となるため、消費電力及
びコストを低減することが可能となる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の第1の実施例における液
晶表示装置の構成を示すブロック図である。101はイ
ンターレース状態のアナログ画像信号、102はシステ
ムクロック信号CLK、103はシステムクロック信号
102を2分周し、周波数を1/2にした1/2システ
ムクロック信号1/2CLK、104は入力アナログ画
像信号101の水平同期信号HS、105は入力アナロ
グ画像信号101の垂直同期信号VS、106は入力ア
ナログ画像信号101を3ビットのディジタル画像信号
(D2 D1 D0)に変換するA/D変換回路、107
は垂直同期信号105をカウントするフィールドカウン
ト回路、108はA/D変換回路106の出力ディジタ
ル画像信号の下位1ビットD0とフィールドカウント回
路107の出力値F_addrとに応じて補正値Hを算
出して出力する補正値算出回路、109は補正値算出回
路108の出力HをA/D変換回路106の出力ディジ
タル画像信号の上位2ビット(D2 D1)に加算して
ディジタル画像信号(D2’D1’)を出力するデータ
補正回路、110はデータ補正回路109の出力ディジ
タル画像信号(D2’D1’)をノンインターレース状
態のディジタル画像信号(D2”D1”)に変換するイ
ンターレース/ノンインターレース変換回路、111は
インターレース/ノンインターレース変換回路110の
出力ディジタル画像信号(D2”D1”)に応じて画像
を表示する液晶モジュールである。ここに、フィールド
カウント回路107、補正値算出回路108及びデータ
補正回路109で前述のFRCの処理が行われる。
【0019】図2は、本実施例の前記ブロック図におけ
る信号波形のタイミングチャートを示したものであり、
アナログ画像信号101、アナログ画像信号101の水
平同期信号HS、アナログ画像信号101の垂直同期信
号VS、1/2システムクロック信号103、A/D変
換回路106の出力ディジタル画像信号(D2 D1D
0)、フィールドカウント回路108の出力値F_ad
dr、補正値算出回路108の出力値H、データ補正回
路109の出力ディジタル画像信号(D2’D1’)、
システムクロック信号102、倍速変換され2倍の周波
数となった水平同期信号2HS、インターレース/ノン
インターレース変換回路110によりノンインターレー
ス状態に変換されたディジタル画像信号(D2”D
1”)について示したものである。
【0020】このように構成された本実施例の液晶表示
装置の動作について、図1,図2を用いて説明するが、
以下の説明はアナログ画像信号を4ビット以上のディジ
タル画像信号に変換して処理する場合も基本的に同じで
ある。
【0021】インターレース状態のアナログ画像信号1
01をA/D変換回路106により変換して得られる3
ビットのディジタル画像信号(D2 D1 D0)は、上
位2ビット(D2 D1)と下位1ビットD0に分割さ
れる。上位2ビット(D2 D1)はデータ補正回路1
09に入力され、下位1ビットD0は補正値算出回路1
08に入力される。
【0022】フィールドカウント回路107は垂直同期
信号105をカウントする(m−n)ビットのカウンタ
であり、本実施例の場合m=3,n=2すなわち(3−
2)=1ビットのカウンタである。そして、垂直同期信
号105を1フィールド毎にF_addr=0からF_
addr=1の値まで1ずつ加算し、フィールドカウン
ト値F_addrとして補正値算出回路108へ出力す
る。
【0023】補正値算出回路108においては、A/D
変換回路106の出力ディジタル画像信号の下位1ビッ
トD0の値とフィールドカウント回路107の出力値F
_addrの値とに応じて、補正値Hを算出してデータ
補正回路109に出力する。
【0024】次に、前記補正値Hの算出手順について図
2に沿って説明する。A/D変換回路106の出力ディ
ジタル画像信号の下位1ビットの値D0=0のときは、
フィールドカウント値F_addr=0あるいはF_a
ddr=1のそれぞれの場合に対してすべて補正値H=
0を出力し、一方、D0=1のときは、F_addr=
0の場合(例えば、第1フィールド)に対しては補正値
H=0を、F_addr=1の場合(例えば、第2フィ
ールド)に対しては補正値H=1をそれぞれ出力する。
ただし、上位2ビット(D2 D1)が(11)である
場合には、データ補正回路109で補正値H=1を加算
した場合にその結果が0となってしまうため、この場合
は補正値H=0とする。
【0025】このようにして補正値算出回路108の出
力する補正値Hは、データ補正回路109に入力され、
A/D変換回路106の出力ディジタル画像信号の上位
2ビットの値(D2 D1)に加算される。データ補正
回路109において補正値Hを加算して出力したディジ
タル画像信号(D2’D1’)は、インターレース/ノ
ンインターレース変換回路110により、水平同期信号
1周期分(1ライン分)のディジタル画像信号を2倍周
波数の2ライン分のディジタル画像信号とする倍速処理
を受け、2倍周波数のノンインターレース状態のディジ
タル画像信号(D2”D1”)として液晶モジュール1
11に出力される。
【0026】ここで(D2”D1”)の値は、図2の例
では第1フィールドにおいて画面水平方向に0、0、
1、1、2、2、3、3...と順に並んでおり、同様
に第2フィールドにおいては画面水平方向に0、1、
1、2、2、3、3、3...と並んでいる。ところ
で、第1、第2フィールドは連続して表示され、人間の
目にはその強度の平均値として知覚されるので、水平方
向に(0+0)/2=0、(0+1)/2=0.5、
(1+1)/2=1、以下同様にして1.5、2.0、
2.5、3.0、3.0の強度の表示が見える。
【0027】このことは、3ビット(8階調)のディジ
タル画像信号(D2 D1 D0)の1フィールドを、2
ビット(4階調)のディジタル画像信号(D2”D
1”)2フィールド分に分散してその平均値をとること
により、2ビットでも見かけ上7階調の画像として表現
できることを示している。つまり2ビットのディジタル
画像信号により疑似的に3ビット相当の階調数の画像表
現が実現される。
【0028】以上のように本実施例によれば、3ビット
のインターレース状態のディジタル画像信号の1フィー
ルドは、その下位1ビットの値等から求められた補正値
Hをその上位2ビットの値に加算することにより、2ビ
ットのインターレース状態のディジタル画像信号の2フ
ィールドとして表現され、液晶モジュール111に入力
される直前にインターレース/ノンインターレース変換
回路110により2倍周波数のノンインターレース状態
の2ビットのディジタル画像信号に変換される。つま
り、FRC処理をインターレース状態のディジタル画像
信号に対して行っているため、その処理を行うための動
作周波数を低くすることができ、安価にまた低消費電力
でFRC処理を行うことが可能となる。
【0029】なお、第1の実施例においてデータ補正回
路109は補正値HをA/D変換回路106の出力ディ
ジタル画像信号の上位2ビット(D2 D1)に加算し
ているが、減算しても2ビットの数の演算であるので同
様の効果が得られる。また、以上の説明から明らかなよ
うに第1の実施例においてA/D変換回路106の出力
するディジタル画像信号のビット数が3以外の数であっ
ても同様の作用効果が達成される。さらに、第1の実施
例において液晶表示装置への入力画像信号がアナログ信
号であり、液晶モジュールへの入力画像信号がディジタ
ル信号である場合について記載しているが、A/D変換
回路(あるいはD/A変換回路)の有無により各画像信
号は適宜アナログ信号あるいはディジタル信号とするこ
とができる。
【0030】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図3,図4,図5,図6,図7,図8に基づいて
説明するが、以下の説明はアナログ画像信号を5ビット
以上のディジタル画像信号に変換して処理する場合も基
本的に同じである。
【0031】図3は本実施例の液晶表示装置のブロック
図を示すものである。図3において、301はインター
レース状態のアナログ画像信号、302はシステムクロ
ック信号CLK、303はシステムクロック信号302
を2分周し周波数を1/2にした1/2クロック信号1
/2CLK、304は入力アナログ画像信号301の水
平同期信号HS、305は入力アナログ画像信号301
の垂直同期信号VS、306は入力アナログ画像信号3
01を4ビットのディジタル画像信号(D3D2 D1
D0)に変換するA/D変換回路、307は垂直同期信
号305をカウントするフィールドカウント回路、30
8は水平同期信号304をカウントするラインカウント
回路、309は1/2システムクロック303をカウン
トするドットカウント回路、310はA/D変換回路3
06の4ビットの出力ディジタル画像信号のうち下位2
ビット(D1 D0)とフィールドカウント回路307
の出力値F_addr,ラインカウント回路308の出
力値V_addr及びドットカウント回路309の出力
値H_addrとに応じて補正値Hを算出して出力する
補正値算出回路、311は補正値算出回路310の出力
値HをA/D変換回路306の出力ディジタル画像信号
の上位2ビット(D3 D2)に加算するデータ補正回
路、312はインターレース状態のデータ補正回路31
1の出力ディジタル画像信号(D3’D2’)をノンイ
ンターレース状態に変換するインターレース/ノンイン
ターレース変換回路、313はインターレース/ノンイ
ンターレース変換回路312の出力ディジタル画像信号
(D3”D2”)に応じて画像を表示する液晶モジュー
ルである。
【0032】図4及び図5は、本実施例の前記ブロック
図における信号波形のタイミングチャートを示したもの
であり、図4に画像信号の第1フィールド及び第2フィ
ールド分を、図5に画像信号の第3フィールド及び第4
フィールド分を示している。各図には、順にアナログ画
像信号301、アナログ画像信号301の水平同期信号
HS、アナログ画像信号301の垂直同期信号VS、1
/2システムクロック信号303、A/D変換回路30
6の出力ディジタル画像信号(D3 D2 D1D0)、
フィールドカウント回路307の出力値F_addr、
ラインカウント回路308の出力値V_addr、ドッ
トカウント回路309の出力値H_addr、(D1
D0)とF_addrの値,V_addrの値及びH_
addrの値とに応じて定まる補正値算出回路310の
出力値H、データ補正回路311の出力ディジタル画像
信号(D3’D2’)、システムクロック信号302、
倍速変換され2倍の周波数となった水平同期信号2H
S、インターレース/ノンインターレース変換回路31
2によりノンインターレース状態に変換されたディジタ
ル画像信号(D3”D2”)を示している。
【0033】このように構成された本実施例の液晶表示
装置の動作について、図を参照しつつ説明する。まず、
図3,図4及び図5において、A/D変換回路306に
より4ビットのディジタル画像信号(D3 D2 D1
D0)に変換されたインターレース状態の画像信号は、
上位2ビット(D3 D2)と下位2ビット(D1 D
0)に分割される。上位2ビットはデータ補正回路31
1に入力され、下位2ビットは補正値算出回路310に
入力される。
【0034】垂直同期信号305はフィールドカウント
回路307に入力されるが、フィールドカウント回路3
07は(m−n)ビットのカウンタであり、本実施例の
場合m=4,n=2すなわち(4−2)=2ビットのカ
ウンタである。このフィールドカウント回路307は垂
直同期信号305をF_addr=(00)からF_a
ddr=(11)まで1ずつ加算し、フィールドカウン
ト値F_addrとして補正値算出回路310へ出力す
る。
【0035】水平同期信号304はラインカウント回路
308に入力されるが、ラインカウント回路308は1
ビットのカウンタであり、水平同期信号304に応じて
カウント値0から1まで1ずつ加算し(つまり0と1を
交互に出力し)、ラインカウント値V_addrとして
補正値算出回路310へ出力する。
【0036】1/2システムクロック信号303はドッ
トカウント回路309に入力されるが、ドットカウント
回路309は1ビットのカウンタであり、1/2システ
ムクロック信号303に応じてカウント値0から1まで
1ずつ加算し、ドットカウント値として補正値算出回路
310へ出力する。
【0037】補正値算出回路310においては、A/D
変換回路106の出力ディジタル画像信号の下位2ビッ
トの値(D1 D0),フィールドカウント回路307
の出力値F_addr,ラインカウント回路308の出
力値V_addr及びドットカウント回路309の出力
値H_addrに応じて補正値Hを算出してデータ補正
回路311に出力する。
【0038】次に、前記補正値Hの算出手順について図
6を用いて説明する。図6は、補正値算出回路310へ
の入力ディジタル画像信号(D1 D0)とフィールド
カウント回路307の出力値F_addr,ラインカウ
ント回路308の出力値V_addr及びドットカウン
ト回路の出力値H_addrとから定まる補正値Hを一
覧表示したものである。ここで、一つの四角形は液晶表
示装置における1ドットを表し、白ぬきの四角形はH=
0を、また斜線の入った四角形はH=1を表している。
【0039】A/D変換回路306の出力ディジタル画
像信号の下位2ビットの値(D1D0)=(00)の場
合には,フィールドカウント値F_addr,ラインカ
ウント値V_addr及びドットカウント値H_add
rに無関係に0とする。
【0040】また、(D1 D0)=(01)の場合に
は、任意のフィールドカウント値F_addr=(0
0)〜(11)に対して、ラインカウント値V_add
r=(0または1)とドットカウント値H_addr=
(0または1)との4種の組み合わせ、つまり(V_a
ddr,H_addr)=(0,0または0,1または
1,0または1,1)のうちの一つの組み合わせにおい
てH=1とし、他の組み合わせにおいてはH=0とす
る。ただし、H=1となるラインカウント値V_add
rとドットカウント値H_addrの組み合わせは、各
フィールドカウント値F_addrにより異なるものと
する。本実施例の場合、(F_addr,V_add
r,H_addr)=(00,1,1)、(01,0,
0)、(10,0,1)、(11,1,0)の場合にH
=1とする。つまり例えば、フィールドカウント値が0
0の場合には、ラインカウント値=1,ドットカウント
値=1のときにのみH=1となる。
【0041】同様にして、A/D変換回路306の出力
ディジタル画像信号の下位2ビットの値(D1 D0)
が(10)の場合には、任意のフィールドカウント値に
対して、ラインカウント値とドットカウント値の4種の
組み合わせのうちの二つにおいてH=1とし、他の組み
合わせにおいてはH=0とする。本実施例の場合、(F
_addr,V_addr,H_addr)=(00,
0,0)、(00,1,1)、(01,0,1)、(0
1,1,0)、(10,0,1)、(10,1,0)、
(11,0,0)、(11,1,1)の場合にH=1と
する。
【0042】さらに、A/D変換回路306の出力ディ
ジタル画像信号の下位2ビットの値(D1 D0)が
(11)の場合には、任意のフィールドカウント値に対
して、ラインカウント値とドットカウント値の4種の組
み合わせのうちの三つにおいてH=1とし、他の組み合
わせにおいてはH=0とする。ただし、H=0となるラ
インカウント値とドットカウント値の組み合わせは、各
フィールドカウント値により異なるものとする。本実施
例の場合、(F_addr,V_addr,H_add
r)=(00,0,0)、(00,0,1)、(00,
1,0)、(01,0,0)、(01,0,1)、(0
1,1,1)、(10,0,0)、(10,1,0)、
(10,1,1)、(11,0,1)、(11,1,
0)、(11,1,1)の場合にH=1となる。ここ
で、A/D変換回路306の出力ディジタル画像信号の
上位2ビットの値(D3 D2)=(11)の場合に
は、補正値H=1とするとデータ補正回路311の出力
値(D3’D2’)=0となってしまうため、補正値H
=0とする。
【0043】上記算出手順に基づく補正値算出回路31
0の出力値Hの波形を図4及び図5に示している。
【0044】次に、データ補正回路311において、A
/D変換回路306の出力ディジタル画像信号の上位2
ビットの値(D3 D2)に、補正値算出回路310に
おいて前記手順により算出された補正値Hが加算され、
2ビットのディジタル画像信号(D3’D2’)とし
て、インターレース/ノンインターレース変換回路31
2へ出力される。その後インターレース/ノンインター
レース変換回路312において倍速変換された2ビット
のディジタル画像信号(D3”D2”)は液晶モジュー
ル313へ供給され、そのディジタル画像信号に応じた
表示がなされる。
【0045】念のため、図6に示したインターレース状
態での補正値Hとインターレース/ノンインターレース
変換回路312によって倍速変換された際の補正値Hに
よる成分との対応関係を、図7に示す。すなわち、ディ
ジタル画像信号がインターレース/ノンインターレース
変換回路312において倍速変換されることにより、イ
ンターレース状態の画像信号1ラインは、ノンインター
レース状態の画像信号2ラインに変換されるが、このと
き、インターレース状態における画像信号1ラインから
生成されるノンインターレース状態における画像信号2
ラインは同一の値とされる。従って、補正値Hによる成
分も図7に示すように2ラインが同一の値となる。以上
のことから、図6の補正値Hの一覧をノンインターレー
ス化処理後について示すと図8のようになる。ここで、
一つの四角形は液晶表示装置における1ドットを表し、
白い四角形はH=0を、また斜線の入った四角形はH=
1を表している。
【0046】以上のように本実施例によれば、4ビット
のインターレース状態のディジタル画像信号(D3 D
2 D1 D0)1フィールドは、その下位2ビットの値
とフィールドカウント回路307の出力値,ラインカウ
ント回路308の出力値及びドットカウント回路309
の出力値とによって求められた補正値Hを、インターレ
ース状態の上位2ビットのディジタル画像信号(D3
D2)に加算することにより、インターレース状態の2
ビットのディジタル画像信号(D3’D2’)4フィー
ルドを用いて疑似的に表現される。そしてさらにインタ
ーレース/ノンインターレース変換回路312によりノ
ンインターレース状態の2ビットのディジタル画像信号
(D3”D2”)に変換される。
【0047】つまりFRC処理をインターレース状態の
ディジタル画像信号に対して行っているため、その処理
を行うための動作周波数を低くすることができ、安価に
また低消費電力でFRC処理を行うことが可能となる。
【0048】なお、第2の実施例においてデータ補正回
路311は補正値HをA/D変換回路306の出力ディ
ジタル画像信号の上位2ビットに加算しているが、減算
しても2ビットの数の演算であるので同様の効果が得ら
れる。また、以上の説明から明らかなように第2の実施
例においてA/D変換回路306の出力するディジタル
画像信号のビット数が4以外の数であっても同様の作用
効果が達成される。さらに、第2の実施例において液晶
表示装置への入力画像信号がアナログ信号であり、液晶
モジュールへの入力画像信号がディジタル信号である場
合について記載しているが、A/D変換回路(あるいは
D/A変換回路)の有無により各画像信号は適宜アナロ
グ信号あるいはディジタル信号とすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
mビットのインターレース状態のディジタル画像信号の
下位(m−n)ビットの値とフィールドカウント値等に
よって定まる補正値を、データ補正回路において前記デ
ィジタル画像信号の上位n(m>n)ビットに加算又は
減算するので、mビットのインターレース状態のディジ
タル画像信号の1フィールド分の情報が、インターレー
ス状態のままでnビットのディジタル画像信号2(m-n)
フィールド分に疑似的に分散され、そのnビットのイン
ターレース状態のディジタル画像信号をインターレース
/ノンインターレース変換回路によりノンインターレー
ス状態のディジタル画像信号に変換して、液晶モジュー
ルに表示する。
【0050】従って、ディジタル画像信号がインターレ
ース状態、つまり周波数の低い状態においてFRC処理
等の信号処理を行うことが可能となるため、消費電力及
びコストを低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における液晶表示装置の
ブロック図
【図2】同ブロック図における信号波形のタイミングを
示す説明図
【図3】本発明の第2の実施例における液晶表示装置の
ブロック図
【図4】同ブロック図における画像信号の第1フィール
ド及び第2フィールドでの信号波形のタイミングを示す
説明図
【図5】同ブロック図における画像信号の第3フィール
ド及び第4フィールドでの信号波形のタイミングを示す
説明図
【図6】同実施例におけるインターレース状態での補正
値の一覧図
【図7】同実施例におけるインターレース状態での補正
値とノンインターレース状態での補正値による成分との
対応を示す図
【図8】同実施例におけるノンインターレース状態での
補正値による成分の一覧図
【図9】従来の液晶表示装置のブロック図
【図10】同ブロック図における信号波形のタイミング
を示す説明図
【符号の説明】
101,301 インターレース状態の入力アナログ画
像信号 102,302 システムクロック信号 103,303 1/2システムクロック信号 104,304 入力アナログ画像信号の水平同期信号 105,305 入力アナログ画像信号の垂直同期信号 106,306 A/D変換回路 107,307 フィールドカウント回路 108,310 補正値算出回路 109,311 データ補正回路 110,312 インターレース/ノンインターレース
変換回路 111,313 液晶モジュール 308 ラインカウント回路 309 ドットカウント回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース状態の画像信号の垂直同
    期信号からフィールド数をカウントする手段と、少なく
    とも前記フィールド数のカウント値とインターレース状
    態のmビット(但し、mは2以上の整数)のディジタル
    画像信号の下位(m−n)ビット(但し、nはm>nで
    ある正の整数)のディジタル画像信号とから補正値を算
    出する手段と、前記インターレース状態のmビットのデ
    ィジタル画像信号の上位nビットのディジタル画像信号
    に対して前記補正値を加減算する手段と、前記補正値を
    加減算して得られたnビットのディジタル画像信号を、
    ノンインターレース状態の画像信号に変換する手段と、
    前記ノンインターレース状態に変換された画像信号に応
    じた画像を表示する液晶モジュールを備えたことを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 インターレース状態の画像信号の垂直同
    期信号を入力してフィールド数をカウントするフィール
    ドカウント回路と、入力されたインターレース状態のア
    ナログ画像信号をmビット(但し、mは2以上の整数)
    のディジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、少
    なくとも前記フィールドカウント回路の出力と前記mビ
    ットディジタル画像信号の下位(m−n)ビット(但
    し、nはm>nである正の整数)のディジタル画像信号
    とから補正値を算出して出力する補正値算出回路と、前
    記mビットのディジタル画像信号の上位nビットのディ
    ジタル画像信号に対して前記補正値を加減算するデータ
    補正回路と、前記データ補正回路の出力画像信号をノン
    インターレース状態に変換するインターレース/ノンイ
    ンターレース変換回路と、前記インターレース/ノンイ
    ンターレース変換回路の出力画像信号に応じた画像を表
    示する液晶モジュールを備えたことを特徴とする液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】 インターレース状態の画像信号の水平同
    期信号を入力してライン数をカウントするラインカウン
    ト回路と、システムクロック信号を入力して1ライン中
    のクロック数をカウントするドットカウント回路とを備
    え、補正値算出回路がmビットのディジタル画像信号の
    下位(m−n)ビットのディジタル画像信号,フィール
    ドカウント回路の出力,前記ラインカウント回路の出力
    及び前記ドットカウント回路の出力から補正値を算出し
    出力することを特徴とする請求項2記載の液晶表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391986B1 (ko) * 2001-03-28 2003-07-22 삼성전자주식회사 개선된 디더링 및 프레임 레이트 제어를 갖는 엘시디제어기 및 그것의 개선 방법
JP2005242359A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置

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