JPH07191639A - 表示駆動装置 - Google Patents

表示駆動装置

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JPH07191639A
JPH07191639A JP33376393A JP33376393A JPH07191639A JP H07191639 A JPH07191639 A JP H07191639A JP 33376393 A JP33376393 A JP 33376393A JP 33376393 A JP33376393 A JP 33376393A JP H07191639 A JPH07191639 A JP H07191639A
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JP
Japan
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video data
data
circuit
signal
voltage
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JP33376393A
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English (en)
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Kuniaki Tanaka
邦明 田中
Kazuki Ofuku
和樹 大福
Yuichi Shibuya
雄一 澁谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示品位を低下させることなく回路構成を簡
素化し低コストで多階調表示可能な表示駆動装置を得
る。 【構成】 データセレクタ部11は、映像信号発生回路
6からの最下位ビットの映像データD0および垂直同期
信号Vsyncに応じて出力される選択信号S3に応じて、
nビットの映像データのうち上位n−1ビットの映像デ
ータD2,D1を選択するか、または、この映像データに
1加算回路12で1加算した映像データD2+,D1+およ
び上位n−1ビットの映像データD2,D1の各映像デー
タがフレーム毎に振動した振動データを選択する。この
データセレクタ部11で選択されたn−1ビットの映像
データD2,D1または振動データの各映像データをソー
ス駆動回路4に入力し、この入力データに応じて複数の
階調駆動電圧から所定階調駆動電圧を選択して絵素に出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示駆動装置に関し、特
に、振幅変調駆動方式によって階調表示を行う表示駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、アクティブマトリクス駆
動方式の液晶表示装置で階調表示を行うのに、表示パネ
ルのソースドライバーとしてアナログドライバーを用
い、マトリクス状に配列される各絵素に対応付られる表
示データとしてアナログ信号を与え、そのアナログ電圧
の大きさによって表示パネルの制御電圧を変化させ、そ
れによって階調表示を行っていた。
【0003】また、ソースドライバーとしてデジタルド
ライバーを用い、上記表示データとしてデジタル信号を
与える場合もあり、この場合には、与えられたデジタル
値に応じたアナログ電圧を選択し、選択したアナログ電
圧を表示パネルの制御電圧として階調表示を行っていた
(特開平1−85524号公報〜特開平1−85526
号公報)。
【0004】さらに、上記デジタル信号入力方式を用い
た場合、表示できる階調数が制限されるため、この補間
法としてフレーム間平均化法(特開平3−89392号
公報)が考えられている。この方式は、複数表示フレー
ムの期間を1周期と定め、表示する階調に応じて上記周
期において絵素にかける電圧を可変にし、この平均の階
調を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
液晶表示装置の大容量化、高精彩化を進める上で、上述
した従来方式を用いて複数階調表示を行う場合、高速の
表示データとしてアナログ画像信号を入力とし、アナロ
グ・ソースドライバーを介してそのアナログ電圧を高速
に伝達して液晶表示装置を駆動することは非常に困難で
あった。
【0006】また、表示データとしてアナログ画像信号
を入力せず、デジタル画像信号を入力し、デジタル・ソ
ースドライバーを介して予め用意された複数の異なるレ
ベルの外部電圧を選択して、パネルにアナログ電圧を与
える方式(特願平1−85524号公報〜特願平1−8
5526号公報)では、そのデジタル値に対応する階調
数だけ外部電圧が必要になり、このような方法で構成さ
れるデジタル映像信号用駆動回路では、デジタル映像信
号データをnビットとすると、外部電圧としての階調電
圧は2nレベル必要になる。このように外部から与える
べき電圧の種類が増加すると、次のような問題が生ず
る。
【0007】(1)供給すべき電圧の種類が増えることに
より、電圧供給回路の規模が大きくなり、かつコストも
増加する。
【0008】(2)上記の信号電圧出力回路を含む駆動回
路を構成するLSIの入力端子数が増加するため、LS
Iの実装が困難となる。
【0009】そこで、外部電圧を増やさずに階調数を増
やす方法として、フレーム間平均化法(特開平3−89
392号公報)が考えられている。この方法では、V0
〜Vm -1を外部電圧とするm階調LCDパネル(カラー
の場合は、m3同時表示可能なLCDパネル)に対し
て、(2×m)階調にする場合、例えばV1とVi+1の間
の階調を得るには絵素には、図10のように各フレーム
毎に電圧を与え、完全に交流化駆動してこの中間の階調
を得る。従って、交流化周波数A1は A1=フレーム周波数/4 となり、一般に(21×m)階調にする場合、交流化周
波数A2は A2=フレーム周波数/21+1 となる。
【0010】以上のことから、この方式では交流化周波
数が2の階乗に比例して低くなり、特に、TFT−LC
Dなどの応答速度の速いパネルに対しては、フリッカー
となり、表示品位の低下をもたらす。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、表示品位を低下させることなく回路構成を簡素化し
低コストで多階調表示可能な表示駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の表示駆動装置
は、nビットの映像データのうち上位n−1ビットの映
像データに1加算または1減算した映像データを出力す
る演算部と、該nビットの映像データの最下位ビットの
映像データおよび垂直同期信号に応じて選択信号を出力
する選択信号作成部と、該選択信号作成部からの選択信
号に応じて、該n−1ビットよりなる映像データか、ま
たは、該n−1ビットの映像データおよび演算部からの
映像データの各映像データがフレーム毎に交互に振動し
た振動データを選択するデータセレクタ部と、該データ
セレクタ部で選択されたn−1ビットの映像データ、ま
たは該振動データの各映像データに応じて、2値の電圧
間を振動する複数の階調駆動電圧から所定階調駆動電圧
を選択し、該階調駆動電圧に同期するように2値の電圧
間を振動する共通電極電圧と該所定階調駆動電圧を組み
合わせて絵素に交流駆動電圧として印加する駆動電圧出
力部とを備えたものであり、そのことにより上記目的が
達成される。
【0013】また、好ましくは、本発明の表示駆動装置
におけるデータセレクタ部が選択する振動データは、所
定フレーム毎に、隣合う階調電圧のハイレベルとローレ
ベルの選択パターンを入れ換える構成としたものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0014】
【作用】上記構成により、データセレクタ部は、最下位
ビットの映像データおよび垂直同期信号に応じて出力さ
れる選択信号に応じて、nビットの映像データのうち上
位n−1ビットの映像データを選択するか、または、こ
の上位n−1ビットの映像データに1加算または1減算
した映像データおよび上位n−1ビットの映像データの
各映像データがフレーム毎に交互に振動した振動データ
を選択する。このデータセレクタ部で選択されたn−1
ビットの映像データまたは振動データの各映像データに
応じて複数の階調駆動電圧から所定階調駆動電圧を選択
し、この階調駆動電圧に同期するように2値の電圧間を
振動する共通電極電圧と所定階調駆動電圧を組み合わせ
て絵素に交流駆動電圧として印加するするので、n−1
ビットの映像データを選択した場合には、n−1ビット
の映像データに対応した、複数の階調駆動電圧から所定
の電圧が絵素に与えられ、また、1加算または1減算し
た映像データおよび上位n−1ビットの映像データの各
映像データがフレーム毎に交互に振動した振動データを
選択した場合には、2値の電圧間を振動する、隣合う階
調駆動電圧におけるハイレベルとローレベルの間を振動
する階調駆動電圧の平均値が絵素に与えられることにな
り、隣合う階調駆動電圧の間の中間階調駆動電圧が絵素
に与えられる。したがって、n−1ビットの映像データ
に対応した複数の階調駆動電圧だけを設ければよく、そ
の分回路構成が単純化され、コンパクトかつ低コストで
多階調表示可能な表示駆動装置が得られる。しかも、短
時間的には例えば上述のm階調のLCDパネルにおい
て、(n×m)階調にする場合、見かけ上の交流周波数
を高くできnフレーム毎に平均化できるので、画像にち
らつきは低減され、表示品位の劣化は抑えられる。ま
た、長時間的には絵素にかかる電圧の極性を所定フレー
ム毎に反転すれば、完全に正負対称に交流化して駆動す
ることがかのうとなり、静止画残像などの問題は解消さ
れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例の表示装置の概略
的構成を示すブロック図である。図1において、液晶表
示装置1は、複数本の水平表示ラインを持つ液晶表示パ
ネル2と、この液晶表示パネル2を駆動するゲート駆動
回路3およびソース駆動回路4と、これらゲート駆動回
路3およびソース駆動回路4を制御する制御回路5とを
有している。この制御回路5には映像信号発生手段6が
接続されており、パーソナルコンピュータやワードプロ
セッサなどで実現される映像信号発生手段6からの映像
信号を制御回路5に入力して、さらにゲート駆動回路3
およびソース駆動回路4を介して液晶表示パネル2に映
像表示する。
【0017】また、この液晶表示パネル2は、ガラスな
どから成る透光性基板(図示せず)の一方表面に複数の
ソース信号線Sと複数のゲート信号線Gとが直交して形
成され、両信号線S,Gの交差部分近傍には、スイッチ
ング素子として例えばTFT(薄膜トランジスタ)7が
形成される。このTFT7は、そのソースがソース信号
線Sに、そのゲートがゲート信号線Gに、そのドレイン
が絵素8を構成する絵素電極9にそれぞれ接続されてい
る。
【0018】この絵素8は、図1においては模式的にコ
ンデンサで表されており、絵素電極9と共通電極10と
の重なり合う領域が絵素電極となる。この共通電極10
は、実際には、前記絵素電極9が形成された一方透過性
基板に対向して配置される他方透過基板のほぼ全面にわ
たって形成される1枚の電極である。ゲート信号線Gは
ゲート駆動回路3に接続され、ソース信号線Sは1本ず
つ交互に上下のソース駆動回路4に接続されている。
【0019】このゲート駆動回路3は、表示すべき水平
表示ラインに対応するゲート信号線Gに、TFT7をオ
ンするためのゲートパルスを印加し、このとき、ソース
駆動回路4によって表示すべき映像信号を各ソース信号
線Sを介して絵素電極9に与えることによって1水平表
示ラインの絵素8の表示が行われる。この動作を複数の
ゲート信号線G1,G2,G3,・・・に対して、順次行
うことによって1画面の映像信号の表示が行われる。
【0020】図2は、図1のソース駆動回路4の一部構
成を示す回路図である。ここでは、簡単のために、映像
信号データは2ビット(D0,D1)で構成されているも
のとする。すなわち、映像信号データは0〜3の4つの
値を持ち、各絵素に与えられる信号電圧はV0〜V3の4
レベルの中のいずれかとなる。図3は図2のソース駆動
回路4における第n番目のソースラインOnに対する信
号電圧出力回路(ソースドライバ)を示すものであり、
この回路は、映像信号データの各ビット(D0,D1)毎
に設けられた第1段目のDフリップフロップ(サンプリ
ングフリップフロップ)MSMP、このフリップフロップ
SMPの出力端子Qが入力端子Dにそれぞれ接続される
第2段目のフリップフロップ(ホールドフリップフロッ
プ)MH、このフリップフロップMHの出力端子Qが入力
端子A,Bに接続される1個のデコーダDEC、4つの
電圧レベルの外部電圧源V0〜V3とソースラインOn
の間にそれぞれ設けられたアナログスイッチASW0
ASW3により構成されている。このデコーダDECの
出力端子Y0〜Y3がそれぞれそれアナログスイッチAS
0〜ASW3の制御端子にそれぞれ接続されている。
【0021】上記構成により、映像信号データD0,D1
は第n番目の絵素に対応するサンプリングパルスTSMPn
の立ち上がり時点でフリップフロップMSMPからホール
ドフリップフロップMHに取り込まれて、そこで保持さ
れる、1水平走査期間のサンプリングが終了した時点で
出力パルスOEがフリップフロップMHに与えられ、フ
リップフロップMHに保持されていた映像信号データ
0,D1はデコーダDECに出力される。このデコーダ
DECでは、この2ビットの映像信号データD0,D1
デコードし、その値(0〜3)に応じてアナログスイッ
チASW0〜ASW3のうちいずれか1個を導通させて、
4つの電圧レベルの外部電圧V0〜V3のうちいずれかを
ソースラインOnに出力する。
【0022】図2のソース駆動回路4では映像信号デー
タが2ビットであるため、ソースラインOnに出力され
る外部電圧としては4(=22)レベル(V0〜V3)が
必要であった。映像信号データが3ビットで与えられる
場合には従来方式では、信号電圧出力回路は同様にし
て、外部電圧は23=8レベル(V0〜V7)が必要とな
る。
【0023】図4は図1の制御回路5における本発明の
要部を示すブロック図である。ここでは、ソース駆動回
路4への入力映像信号は2ビットで4階調表示の液晶表
示部とし、コンピュータなどで構成される映像信号発生
回路6から出力される映像信号を3ビットとする。
【0024】図4において、映像信号発生回路6はデー
タセレクタ回路11および1加算回路12に接続され、
データセレクタ回路11および、演算部としての1加算
回路12に映像データD2,D1を出力する。このデータ
セレクタ回路11は、映像信号発生回路6から出力され
る上位2ビットの映像データD2,D1をそのまま入力す
る入力端子A1,A0を持っている。また、映像信号発生
回路6は選択信号作成回路13に接続され、選択信号作
成回路13に映像データD0を出力する。さらに、映像
信号発生回路6が接続される2分周回路14は選択信号
作成回路13に接続され、2分周回路14は、映像信号
発生回路6から出力される垂直同期信号Vsy ncを2分周
して、その垂直同期信号Vsyncの2倍の周期信号S1
出力し、これを次段の選択信号作成回路13に出力す
る。さらに、映像信号発生回路6が接続されるカウンタ
15は選択信号作成回路13に接続され、映像信号発生
回路6から出力される垂直同期信号Vsyncを入力とし、
iフレーム毎に反転する2i分周信号S2を選択信号作
成回路13に出力する。さらに、選択信号作成回路13
はデータセレクタ回路11に接続され、映像信号発生回
路6から与えられる下位1ビットのデジタル信号である
映像データD0と、2分周回路14から与えられる周期
信号S1と、カウンタ15からに与えられる2i周期信
号S2とに基づき選択信号S3をデータセレクタ回路11
に出力する。
【0025】また、この1加算回路12はデータセレク
タ回路11に接続され、映像信号発生回路6から出力さ
れる映像データ(D2,D1,D0)のうち上位2ビット
の映像データD2,D1を入力し、その上位2ビットで表
されるデジタル値αから1だけ加算したデジタル値β=
α+1を表す2ビットのデジタル値(D2+ ,D1+)を
次段のデータセレクタ回路11の入力端子B1,B0に出
力する。
【0026】さらに、データセレクタ回路11はソース
駆動回路4に接続され、選択出力作成回路13から与え
られる選択信号S3に応じて、映像信号発生回路6から
与えられる上位2ビットのデジタル信号である映像デー
タD2,D1、または1加算回路12から与えられる2ビ
ットのデジタル信号のデジタル値(D2+ ,D1+)のう
ちいずれかを選択して取り込み、表示データD2’,
1’として出力端子Y1,Y0からソース駆動回路4に
出力する。
【0027】上記構成により、映像信号発生回路6から
出力される映像信号の上位2ビットのデジタル信号であ
る映像データD2,D1は、そのまま直接、データセレク
タ回路11の入力端子A1,A0に与えられると同時に、
1加算回路12によって、次の表1に示すように、その
デジタル値αから1加算したデジタル値β=α+1を表
す2ビットのデジタル信号D2+,D1+に変換されてデー
タセレクタ回路11の入力端子B1,B0に与えられる。
【0028】
【表1】
【0029】また、図5の信号波形に示すように、映像
信号発生回路11から出力される垂直同期信号Vsync
2分周回路14で2分周し、この出力S1は選択信号作
成回路13に入力される。また、この垂直同期信号V
syncはカウンタ15で計数され、その計数値に基づきカ
ウンタ15からは、図6の信号波形に示すように、iフ
レーム毎に反転する2i分周信号S2を選択信号作成回
路13に出力する。
【0030】さらに、選択信号作成回路13では、入力
されてくる2分周信号S1と2i分周信号S2に基づき、
垂直同期信号Vsyncの周期、つまり表示パネルの1画面
分の表示期間である表示フレームを、次の表2のように
弁別する。
【0031】
【表2】
【0032】さらに、選択信号作成回路13では映像信
号発生回路6から与えられる1ビットのデジタル信号で
ある映像データD0、2分周信号S1および2i分周周囲
2に応じて、次の表3の通り選択信号S3をデータセレ
クタ回路11に出力する。
【0033】
【表3】
【0034】即ち、表3において、2i分周信号S
2が”0”、かつ2分周信号S1が”0”となる期間をフ
レーム0、また、2i分周信号S2が”0”、かつ2分
周信号Sが”1”となる期間をフレーム1として、各
表示フレームを弁別する。また、2i分周信号Sが”
1”、かつ2分周信号S1が”0”となる期間をフレー
ム1、2i分周信号S2が”1”、かつ2分周信号S
1が”1”となる期間をフレーム0として、各表示フレ
ームを弁別する。この弁別は、上記2フレームの期間を
1周期としてiフレーム間繰り返される。
【0035】さらに、データセレクタ回路11では、選
択信号作成回路13から与えられる選択信号S3が”
0”である表示フレームの期間にはデジタル値αを表す
映像信号発生回路6からのデジタル信号である映像デー
タD2,D1を取り込んで、これを表示データとしてソー
ス駆動回路4に与える。また、データセレクタ回路11
では、選択信号S3が”1”の表示フレームの期間に
は、デジタル値βを表す1加算回路12からのデジタル
信号D2+,D1+を取り込んで、これを表示データとし
てソース駆動回路4に与える。
【0036】即ち、ソース駆動回路4には、映像信号発
生回路6から出力される下位1ビットのデジタル値であ
る映像データD0に応じて、各表示フレーム毎に表4に
示すようなデジタル値が入力される。
【0037】
【表4】
【0038】上述のように3ビットの映像データD2
1,D0が本発明の回路により2ビットの表示データD
2’,D1’に変換される。
【0039】次に、これら2ビットの表示データ
2’,D1’がソース駆動回路4に入力されたとき、ソ
ース駆動回路4の動作について説明する。ここで、映像
データ(D2,D1,D0)=(0,0,1)が図1の制
御回路5に入力されたとし、図7に示すように、階調電
圧V0,V1、および対向電極への入力波形VCOMとす
る。
【0040】まず、ソース駆動回路4には、表4の通
り、フレーム0では表示データ(D2’,D1’)=
(0,0)、フレーム1では表示データ(D2’,
1’)=(0,1)の値が入力され、これに対応する
電圧である階調電圧V0,V1がソース駆動回路4によ
り、これをiフレームの間を交互に繰り返す。このとき
のソース駆動回路4の出力波形と絵素にかかる電圧を図
8に示す。この場合でも、階調電圧V0と階調電圧V1
中間の階調が得られるが、出力波形のDC値が最適値よ
りずれているので、この状態を長く続けると静止画残像
などの症状が生じる。そこで、iフレーム間この動作を
続けた後、フレーム0とフレーム1のパターンを入れ換
える。この時の、ソース駆動回路4の出力波形と絵素に
かかる電圧を図9に示す。このように短時間で見れば、
2フレームで交流化駆動しているので、ちらつきのない
表示品位が得られ、iフレーム毎にフレーム0とフレー
ム1のパターンを入れ換えることにより、長時間では完
全に交流化して、静止画残像などの症状を防ぐことがで
きる。
【0041】したがって、本発明の表示装置は、並行す
る複数の信号電極が設けられた表示ユニットと、入力デ
ジタル画像信号に応じて複数レベルの電圧信号である複
数の階調駆動電圧から所定階調駆動電圧を信号電極に送
出する信号電極駆動手段としてのソース駆動回路4とを
備えており、複数レベルの電圧信号のいずれかに対応す
る標準階調を得る場合に、1個の信号電極に対応する入
力デジタル画像信号として、各フレームにおいて標準階
調に対応する電圧信号に変換されるデジタル画像信号を
ソース駆動回路4に入力すること、または、複数レベル
の電圧信号のいずれにも対応しない中間階調を得る場合
に、1個の信号電極に対応する入力デジタル画像信号と
して、それぞれが複数レベルの電圧信号中の異なるレベ
ルの電圧信号に変換される異なる値を有するデジタル画
像信号を複数のフレーム中に中間階調に応じて定まる割
合で含むデジタル画像信号をソース駆動回路4に入力す
るものである。
【0042】また、この異なるレベルの電圧信号が、そ
れらの電圧レベルが隣接している2個の電圧信号であっ
て、2個の電圧信号の内の第1の電圧信号の電圧レベル
が中間階調に対応する電圧レベルより小さく、第2の電
圧信号の電圧レベルが中間階調に対応する電圧レベルよ
りも大きいものとする。
【0043】これにより、短時間的には上述のように完
全に正負対称には交流化せずに駆動することによって、
従来の図10に示すように、電圧レベルの異なる信号電
圧の交流波形のサイクルを交互に持つことにより中間階
調駆動電圧を得ていたものに比べて見かけ上の交流周波
数は高くなって画像のちらつき(フリッカ)が抑えられ
る。また、絵素にかかる直流電圧は、表示装置の劣化の
原因となるのみならず、静止画を表示した後、画像を消
してもしばらくの間は前の画像が残るといういわゆる静
止画残像の問題をもたらす。これは、コンピュータなど
の端末表示装置などのように静止画表示がむしろ主体と
なる表示装置においては、大きな問題となる。そこで本
発明は、長時間的には液晶にかかる電圧の極性を所定フ
レーム毎に反転することで、完全に正負対称に交流化し
て駆動し、静止画残像などの問題も解消する。
【0044】このようにして、1周期の各表示フレーム
ごとに表示データとしてデジタル値αまたはデジタル値
βが与えられ、それらのデジタル値の平均値の階調、つ
まりデジタル値αに対応する階調とデジタル値βに対応
する階調との中間の階調が表示される。
【0045】なお、本実施例における映像データ
(D2,D1,D0)は、これに限るものではなく他の値
の時も同様であり、これにより7階調の表示が得られ
る。
【0046】また、iフレームの時間は表示品位を見
て、適当な値に決めればよい。ここでは、1加算回路1
2を用いたが、1減算回路を用いても同様の動作が可能
である。
【0047】さらに、本実施例では、白黒表示の液晶パ
ネルを対象に説明したが、カラー液晶パネルの場合でも
同様にして、RGB合わせて3本ずつをソース駆動回路
が駆動するようにし、図4の回路を別々に3系列持てば
よい。
【0048】さらに、本実施例では、図4の構成は、制
御回路5に内臓されるものとして説明したが、コンピュ
ータなどで構成される映像信号発生回路6に内蔵しても
よい。
【0049】さらに、本実施例では、マトリクス型液晶
表示装置を例にとって説明を行ったが、他の種類の表示
装置、例えばEL(エレクトロルミネッセンス)表示装
置、プラズマディスプレイなどの表示駆動装置にも適用
可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、デジタル
画像信号データに基づき異なるレベルの信号電圧を絵素
に与え、階調表示を行う駆動回路を有する表示装置にお
いて、回路規模を大きくすることなく、予め用意された
電圧信号レベルの個数に制限されない階調を実現するこ
とができる。また、短時間的には、例えば上述のm階調
LCDパネルにおいて、(n×m)階調にする場合、短
時間的には見かけ上の交流周波数を高くできnフレーム
毎に平均化できて、画像にちらつきは低減され、表示品
位の劣化を抑えることができ、また、長時間的には液晶
にかかる電圧の極性を所定フレーム毎に反転すれば、完
全に正負対称に交流化して駆動することができて、静止
画残像などの問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である表示装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のソース駆動回路4の一部構成を示す回路
図である。
【図3】図1のソース駆動回路4における1ソースライ
ンに対する出力部分の回路図である。
【図4】図1の制御回路5における本発明の要部を示す
ブロック図である。
【図5】垂直同期信号Vsyncと2分周信号S1の対応関
係を示すタイミング図である。
【図6】垂直同期信号Vsyncと2i分周信号S2の対応
関係を示すタイミング図である。
【図7】外部電圧V0,V1、及び対向電極の入力波形を
示すタイミング図である。
【図8】図4のソース駆動回路4の出力波形と絵素にか
かる電圧を示すタイミング図である。
【図9】図4のソース駆動回路4の出力波形と絵素にか
かる電圧を示すタイミング図である。
【図10】従来方式であるフレーム間平均化法を用いた
場合の絵素にかかる電圧を示すタイミング図である。
【符号の説明】
4 ソース駆動回路 5 制御回路 6 映像信号発生回路 8 絵素 10 共通電極 11 データセレクタ回路 12 1加算回路 13 選択信号作成回路 14 2分周回路 15 カウンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビットの映像データのうち上位n−1
    ビットの映像データに1加算または1減算した映像デー
    タを出力する演算部と、該nビットの映像データの最下
    位ビットの映像データおよび垂直同期信号に応じて選択
    信号を出力する選択信号作成部と、該選択信号作成部か
    らの選択信号に応じて、該n−1ビットよりなる映像デ
    ータか、または、該n−1ビットの映像データおよび演
    算部からの映像データの各映像データがフレーム毎に交
    互に振動した振動データを選択するデータセレクタ部
    と、該データセレクタ部で選択されたn−1ビットの映
    像データ、または該振動データの各映像データに応じ
    て、2値の電圧間を振動する複数の階調駆動電圧から所
    定階調駆動電圧を選択し、該階調駆動電圧に同期するよ
    うに2値の電圧間を振動する共通電極電圧と該所定階調
    駆動電圧を組み合わせて絵素に交流駆動電圧として印加
    する駆動電圧出力部とを備えた表示駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記データセレクタ部が選択する振動デ
    ータは、所定フレーム毎に、隣合う階調電圧のハイレベ
    ルとローレベルの選択パターンを入れ換える構成とした
    請求項1記載の表示駆動装置。
JP33376393A 1993-12-27 1993-12-27 表示駆動装置 Withdrawn JPH07191639A (ja)

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