JP3549127B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、階調表示を行うアクティブマトリクス方式の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
TFT([Thin Film Transistor]薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリスク方式の液晶表示装置で階調表示を行うための方式としては、各絵素の階調表示データに応じて電圧の異なるアナログ階調電圧を当該絵素に印加するアナログ階調電圧方式と、各絵素の階調表示データに応じてデューティ比の異なるパルス電源電圧を当該絵素に印加する振動階調電圧方式とがある。アナログ階調電圧方式は、階調表示の各段階毎に電圧の異なる階調電圧を発生する電源を用意しなければならないために、電源回路に用いるオペアンプ等のアナログ回路がコストアップを招きチップ面積も増大するという欠点がある。これに対して、振動階調電圧方式は、少なくとも高低2種類の電圧の電源があれば足り、階調表示のための回路のほとんどをディジタル回路で構成することができるので、コストアップを抑制すると共にチップ面積の増大も避けることができるという利点がある。
【0003】
上記振動階調電圧方式による階調表示を行う従来の液晶表示装置を図7に基づいて説明する。この液晶表示装置は、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネル1を備えている。液晶表示パネル1は、1対の基板1a,1b間に液晶を封入したものである。一方の基板1aには、多数の信号配線1cと走査配線1dとが交差して形成され、これら信号配線1cと走査配線1dによって区切られる碁盤の目状の各領域にそれぞれ絵素電極1eが形成されている。そして、各絵素電極1eが形成された領域が液晶表示パネル1上の絵素となり、これによって絵素がマトリクス状(行列状)に配置されることになる。また、これらの絵素電極1eに隣接する信号配線1cと走査配線1dの交差部には、それぞれTFT1fが形成されている。各TFT1fは、絵素電極1eと信号配線1cとの間を接続するスイッチング素子であり、このTFT1fのゲートは、走査配線1dに接続されている。他方の基板1bには、この基板面全面、または、各絵素の行方向に連なるグループ毎に共通電極が形成されている。なお、図7に示す液晶表示パネル1では、図面を簡単にするために絵素が3行3列に配置された場合を示しているが、実際の液晶表示パネル1では、もっと多くの絵素がマトリクス状に配置される。
【0004】
上記液晶表示パネル1の基板1aに形成された各信号配線1cは、それぞれソース駆動回路(信号配線駆動回路)2に接続され、各走査配線1dは、それぞれゲート駆動回路3に接続されている。また、この液晶表示装置には、階調信号発生回路4と電源回路5とコントロール回路6が設けられている。そして、図示しない外部回路から送られて来る階調表示データD1〜D4とドットクロック信号CKと水平同期信号HSと垂直同期信号VSがこのコントロール回路6に入力されるようになっている。階調表示データD1〜D4は、各絵素の表示階調を2進数値で示した複数ビット(ここでは4ビット)の信号であり、マトリクス状の各絵素の階調表示データD1〜D4が4ビットずつ順次シリアルに入力される。そして、コントロール回路6は、この階調表示データD1〜D4をそのままソース駆動回路2に送る。また、ドットクロック信号CKは、各絵素の階調表示データD1〜D4に同期した信号であり、水平同期信号HSは、水平走査期間に同期した信号であり、垂直同期信号VSは、垂直走査期間に同期した信号である。そして、コントロール回路6は、これらの同期信号に基づいて各種タイミング信号を生成し、それぞれソース駆動回路2とゲート駆動回路3と階調信号発生回路4と電源回路5に送るようになっている。
【0005】
ゲート駆動回路3は、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号に基づいて、液晶表示パネル1の各走査配線1dを水平走査期間毎に順に走査して走査行の全てのTFT1fを導通させると共に、垂直走査期間毎にこれを繰り返す。電源回路5は、高低の異なる電圧を有する2種類の電源電圧VSH,VSLと、これに対応する電源電圧VCを発生させる回路であり、液晶の交流駆動を行うために、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号に基づいて、例えば垂直走査期間毎に、電源電圧VCに対する電源電圧VSH,VSLの極性が反転するようにそれぞれの電圧レベルを切り替える。そして、この電源回路5が発生する電源電圧VSH,VSLはソース駆動回路2に送られ、電源電圧VCは液晶表示パネル1における他方の基板1bの共通電極に印加されるようになっている。
【0006】
階調信号発生回路4は、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号に基づいて階調信号T1〜T16を発生する回路である。階調信号は、振動階調電圧方式では、振幅と周期が一定でデューティ比のみが異なる複数種類のパルス信号であり、階調表示の段階数と同数の階調信号を用いる場合には、階調表示データをNビットとすると2N種類のパルス信号からなる。そして、ここでは、階調表示データD1〜D4が4ビットであり、これによる段階数と同数の階調信号を用いるので、この階調信号発生回路4が発生する階調信号T1〜T16は、図8に示すように、それぞれデューティ比が異なる16種類のパルス信号からなる。そして、この階調信号T1〜T16は、図7に示すように、ソース駆動回路2に送られるようになっている。
【0007】
ソース駆動回路2は、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号に基づいて階調表示データD1〜D4を絵素毎にサンプリングし、水平走査期間毎に一斉にホールドする動作を繰り返す。そして、ホールドした1行分の各階調表示データD1〜D4をそれぞれデコードしていずれか1種類の階調信号Tを選択し、この選択された階調信号Tのデューティ比に応じて2種類の電源電圧VSH,VSLを切り替えることによりパルス状の電源電圧、即ちパルス電源電圧を各信号配線1cに印加する。したがって、このソース駆動回路2が階調信号TのHレベルの間は高電圧の電源電圧VSHを印加しLレベルの間は低電圧の電源電圧VSLを印加するものとすると、信号配線1cには、図9に示すように、周期Ttのうちの期間mでは電源電圧VSHとなり期間nでは電源電圧VSLとなる階調表示データD1〜D4に応じたデューティ比がm/Ttのパルス電源電圧が印加される。また、このようにして信号配線1cに印加されたパルス電源電圧は、ゲート駆動回路3によって走査された行の各TFT1fを介してそれぞれ絵素電極1eに印加されることになる。
【0008】
ここで、ソース駆動回路2が1本の信号配線1cにパルス電源電圧を印加すると、この信号配線1cからTFT1fを介して絵素電極1eに電流が流れ、この絵素電極1eと液晶層と基板1bの共通電極によって構成される絵素容量が充電される。そして、このような回路は、TFT1fのON抵抗と絵素容量との直列回路により低域通過フィルタ特性を示すことになり、しかも、これらON抵抗と絵素容量による時定数が大きいために遮断周波数が低くなるので、パルス電源電圧のほぼ直流成分(平均電圧)のみが絵素電極1eに印加されるようになる。したがって、デューティ比が異なるパルス電源電圧を印加すれば、絵素電極1eにはこのデューティ比に応じて異なる電圧が充電され、例えば上記デューティ比がm/Ttのパルス電源電圧を印加した場合には、(mVSH+nVSL)/Ttの平均電圧が充電されるので、これによって液晶の階調表示が可能となる。
【0009】
また、振動階調電圧方式においては、上記のように階調表示の段階数と同数の階調信号T1〜T16を用いるのではなく、これよりも少ない種類の基本階調信号からソース駆動回路2によって階調表示の段階数分の階調信号を生成する補間階調方式を用いる場合もあった。即ち、この補間階調方式は、上記従来例のように階調表示データD1〜D4が4ビットの場合、この階調表示の段階数は16段階ではあるが、図10に示すように、5種類の階調信号T1,T5,T9,T13,T16を基本階調信号として定め、その他の各段階の階調信号T2〜T4,T6〜T8,T10〜T12,T14,T15は、ソース駆動回路2によって、周期Ttの4周期(4Tt)の間にこれら基本階調信号のうちの2種類の階調信号Tを切り替えて信号配線1cに印加することにより生成するようにした方式である。例えば、階調信号T6では、初めの3周期に階調信号T5を印加し、残りの1周期に階調信号T9を印加するようにし、また、階調信号T7では、前半の2周期に階調信号T5を印加し、後半の2周期に階調信号T9を印加することにより、実質的に図8に示した階調信号T6,T7と同じ直流成分を絵素電極1eに印加することができる。
【0010】
上記補間階調方式によれば、図7に示す階調信号発生回路4が5種類の階調信号T1,T5,T9,T13,T16のみを発生させればよいので、この階調信号発生回路4が発生しソース駆動回路2に送る階調信号Tの数を減少させることができるという利点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記振動階調電圧方式の従来の液晶表示装置では、階調信号発生回路4が階調表示データD1〜D4の値にかかわらず常に16種類の階調信号T1〜T16または基本階調信号である5種類の階調信号T1,T5,T9,T13,T16の全てを発生させてソース駆動回路2に送り続けるようになっている。しかしながら、液晶表示パネル1に表示される映像によっては、垂直走査期間の全期間または一部の水平走査期間での階調表示に偏りが生じ、特定の階調信号のみが利用される場合が生じる。そして、この場合には、他の利用されない階調信号が階調信号発生回路4で無駄に発生されソース駆動回路2に送られることになる。
【0012】
このため、従来は、階調信号発生回路4が表示映像によっては不必要な階調信号まで常時発生させるために、消費電力に無駄が生じるという問題があった。しかも、このように不必要な階調信号を発生させてソース駆動回路2に送ることにより、液晶表示装置が必要以上の電磁放射(輻射)を生じさせるという問題もあった。
【0013】
また、アナログ階調電圧方式の従来の液晶表示装置においても、階調信号発生回路が複数種類のアナログ階調電圧からなる階調信号を常時発生するので、表示映像によっては不必要な階調信号まで発生させることにより、消費電力に無駄が生じるという問題があった。しかも、交流駆動のために階調信号のアナログ階調電圧レベルを切り替える場合には、必要以上の電磁放射を生じさせるという問題もあった。
【0014】
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、階調表示データに応じて必要な階調信号のみを発生させることにより、電力消費を低減させると共に不必要な電磁放射を減少させることができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置は、各水平走査期間について、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける各信号配線毎に、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれかを階調表示データに応じて選択し、該選択した階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路を備えた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有したものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0016】
また、好ましくは、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける複数の信号配線が2以上の組にグループ分けされ、それぞれの組の各信号配線毎に、各水平走査期間について、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれかを階調表示データに応じて選択し、該選択した階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路が信号配線の各組毎に設けられた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有し、
該階調信号選択回路と階調信号抑制回路とを各信号配線駆動回路毎に有する。
【0017】
さらに、好ましくは、各水平走査期間について、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける各信号配線毎に、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれか1または2以上の階調信号を階調表示データに応じて選択し、該選択した1または2以上の階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路を備えた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有する。
さらに、好ましくは、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける複数の信号配線が2以上の組にグループ分けされ、それぞれの組の各信号配線毎に、各水平走査期間について、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれか1または2以上の階調信号を階調表示データに応じて選択し、該選択した1または2以上の階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路が信号配線の各組毎に設けられた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有し、
該階調信号選択回路と階調信号抑制回路とを各信号配線駆動回路毎に有する。
【0018】
【作用】
上記構成により、信号配線駆動回路は、各水平走査期間について、各信号配線毎に、階調表示データに応じて選択した階調信号に基づいた信号電圧をそれぞれの信号配線に印加する。振動階調電圧方式の場合には、この階調信号は、振幅と周期が一定でデューティ比のみが異なる信号であり、信号配線には、選択された階調信号に対応するデューティ比のパルス電源電圧が信号電圧として印加される。また、アナログ階調電圧方式の場合には、この階調信号は、電圧の異なるアナログ階調電圧であり、信号配線には、選択されたアナログ階調電圧そのものが信号電圧として印加される。
【0019】
非選択検出回路は、各水平走査期間について、その水平走査期間のいずれの階調表示データによっても選択されない階調信号を検出する。水平走査期間の階調表示データを実際に表示する時には、その水平走査期間についての非選択の階調信号の検出が完了している必要がある。
【0020】
階調信号抑制回路は、各水平走査期間毎に、上記非選択検出回路によってその水平走査期間について非選択を検出された階調信号を階調信号発生回路が発生しまたは出力するのを抑制する。階調信号の発生を一部でも抑制すれば、この階調信号の発生の際に消費する電力を低減させると共に、この発生に伴って放射される電磁波を減少させることができる。また、階調信号発生回路が発生した階調信号の一部でも出力を抑制すれば、この階調信号を行駆動回路に送るための信号線を充放電する際の電力を低減させると共に、この信号線上で放射される電磁波を減少させることができる。
【0021】
この結果、請求項1の発明によれば、階調信号発生回路が実際の階調表示データに応じて必要な階調信号だけを発生させまたは出力するので、不必要な階調信号の発生や出力による消費電力の無駄を低減すると共に、不要な電磁放射も減少させることができる。
【0022】
請求項2の発明は、複数の信号配線を2以上の組にグループ分けし、各組ごとに信号配線駆動回路を設けた場合を示す。例えば液晶表示パネルの上下両側に信号配線駆動回路をそれぞれ設け、上側の信号配線駆動回路は奇数番目の信号配線を駆動し、下側の信号配線駆動回路は偶数番目の信号配線を駆動するように構成される場合がある。そして、このような場合に、それぞれの信号配線駆動回路の非選択検出回路が非選択の階調信号を検出し、その信号配線駆動回路の階調信号抑制回路がこの検出結果に基づいて信号配線駆動回路毎に独立に階調信号発生回路での階調信号の発生または出力を制御すれば、より木目細かく消費電力の低減と電磁放射の減少を図ることができるようになる。
【0023】
請求項3の発明は、補間階調方式の液晶表示装置の場合を示すものである。この液晶表示装置では、階調表示データに応じて2以上の階調信号が選択されることがあり、振動階調電圧方式の場合には、選択された2以上の各階調信号のデューティ比に応じたパルス電源電圧を順次切り替えて当該絵素に印加することにより液晶の階調表示を行わせる。また、アナログ階調電圧方式の場合には、選択された2以上の各階調信号のアナログ階調電圧を所定のデューティ比に応じて順次切り替えて当該絵素に印加することにより液晶の階調表示を行わせる。そして、このような液晶表示装置においても、選択されない階調信号は生じ得るので、消費電力の無駄を低減すると共に、不要な電磁放射を減少させることができる。
【0024】
請求項4の発明は、複数の信号配線を2以上の組にグループ分けし、各組ごとに信号配線駆動回路を設けた補間階調方式の液晶表示装置の場合を示す。この場合にも、請求項2および請求項3の場合と同様に、消費電力の無駄を低減すると共に、不要な電磁放射を減少させることができる。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0026】
図1〜図3は本発明の第1実施例を示すものであって、図1は液晶表示装置の構成を示すブロック図、図2は階調信号選択回路の構成を示すブロック図、図3は階調信号選択回路の動作を示すタイムチャートである。
【0027】
本実施例は、カラー映像を表示する液晶表示装置について説明する。したがって、図1に示す液晶表示パネル1は、各絵素にRGB3原色のいずれかの色フィルタが配置されたカラー表示用のものが用いられている。また、階調表示データD1〜DNは、RGB3原色の各色毎の複数ビット(Nビット)の信号からなり、赤色データR1〜RNと緑色データG1〜GNと青色データB1〜BNに区別される。この液晶表示装置におけるソース駆動回路2とゲート駆動回路3と電源回路5は、階調表示データD1〜DNが各色毎のNビットの信号であるという点と、階調信号Tが2N種類のパルス信号からなるという点以外では、図7に示したものと同じ構成であるため説明を省略する。なお、図1では、電源回路5が液晶表示パネル1の共通電極に電源電圧VCを印加するための回路も省略して示している。コントロール回路6は、図7に示したものと同様に、階調表示データD1〜DNとドットクロック信号CKと水平同期信号HSと垂直同期信号VSに基づいて各種タイミング信号を生成する回路であるが、これらのタイミング信号をそれぞれソース駆動回路2とゲート駆動回路3と階調信号発生回路4と電源回路5に送ると共に、階調信号選択回路7にも送るようになっている。また、このコントロール回路6は、階調表示データD1〜DNをソース駆動回路2と共に階調信号選択回路7にも送るようになっている。階調信号発生回路4も、図7に示したものと同様に、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号に基づいて階調信号Tを発生する回路であるが、実際に階調信号発生回路4が発生する階調信号Tは、階調信号選択回路7から送られて来る選択信号Sによって指示されたものに限られる。
【0028】
階調信号選択回路7は、コントロール回路6から送られて来る階調表示データD1〜DNとタイミング信号に基づいて、各水平走査期間について、その水平走査期間のいずれかの階調表示データD1〜DNによって1度でも選択される階調信号Tを全て検出し、この検出結果を示す選択信号Sを生成する回路である。即ち、この階調信号選択回路7は、図2に示すように、ORゲート部7aとデコーダ7bとラッチ部7cと一時記憶部7dとホールド部7eとリセットラッチ回路7fとで構成される。ORゲート部7aは、階調表示データD1〜DNのビット数に対応するN個のORゲートからなり、各ORゲートには、階調表示データD1〜DNの赤色データR1〜RNと緑色データG1〜GNと青色データB1〜BNにおける対応する各ビットのデータがそれぞれ入力されるようになっている。この際、例えば赤色データR1〜RNがNビットをパラレルに入力されると、次に緑色データG1〜GNがNビットをパラレルに入力されるというように、各色のデータは、N本ずつの異なるラインを介して時間的に順次ずれて入力される。したがって、このORゲート部7aのORゲートからは、階調表示データD1〜DNにおける色には無関係に階調表示の段階のみを示すNビットのデータC1〜CNが出力され、これがデコーダ7bに入力される。なお、階調表示データD1〜DNは、各色のデータが時分割されているので、これら各色のデータを1組のN本のラインのみを介して順次入力する場合には、ORゲート部7aは特に必要がなくなる。
【0029】
上記デコーダ7bは、各水平走査期間の有効映像期間を示す期間信号TSがHレベルの間のみデコード動作を行う回路であり、NビットのデータC1〜CNの2進数値に応じて2N本の出力TTうちのいずれか1本の出力TTのみをHレベルとする。この2N本の各出力TTは、2N種類の各階調信号Tにそれぞれ対応している。このデコーダ7bに入力されるNビットのデータC1〜CNの各2進数値とHレベルになる出力TTとの関係を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
この表1から明らかなようにデータC1〜CNの各2進数値と2N本の各出力TTとは1対1で対応している。そして、ソース駆動回路2に内蔵されるデコーダも、この表1と同様の対応により、階調表示データD1〜DNに応じて階調信号Tを選択する。また、階調表示データDが図7と同じ4ビットであり階調信号Tが16種類である場合、即ちデコーダ7bに入力されるデータCが4ビットでありこのデコーダ7bの出力TTが16本である場合の対応表を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】
上記デコーダ7bの2N本の出力TTは、ラッチ部7cに入力される。このラッチ部7cは、2N個のラッチ回路からなり、各ラッチ回路は、デコーダ7bの各出力TTをコントロール回路6から送られて来るタイミング信号の一部であるドットクロック信号CKの立ち下がりによってラッチする。したがって、このラッチ部7cの各ラッチ回路には、Nビットの各色のデータが入力されるたびに、デコーダ7bの各出力TTがラッチされることになる。また、このラッチ部7cの各ラッチ回路の出力は、一時記憶部7dに入力される。
【0034】
上記一時記憶部7dは、2N個のRSフリップフロップ回路からなり、これらの各RSフリップフロップ回路は、ラッチ部7cの対応するラッチ回路の出力の立ち下がりによりセットされるようになっている。また、各RSフリップフロップ回路は、リセットラッチ回路7fの出力が立ち下がった場合にリセットされる。このリセットラッチ回路7fは、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号の一部であるリセット信号RSを上記ドットクロック信号CKの立ち下がりによってラッチする回路であり、リセット信号RSは、各水平走査期間の終了時にドットクロック信号CKの1周期の間のみHレベルとなるパルス信号である。したがって、この一時記憶部7dは、各水平走査期間毎に、一度でもデコーダ7bの出力TTがHレベルになると、その出力TTに対応するRSフリップフロップ回路がHレベルを保持することになる。そして、この一時記憶部7dの各RSフリップフロップ回路の出力は、ホールド部7eに入力される。
【0035】
ホールド部7eは、2N個のラッチ回路からなり、これらの各ラッチ回路は、コントロール回路6から送られて来るタイミング信号の一部であるホールド信号HDの立ち下がりによって一時記憶部7dの各RSフリップフロップ回路の出力をラッチするようになっている。このホールド信号HDは、各水平走査期間の終了時であってリセット信号RSよりも早い時期にドットクロック信号CKの1周期の間のみHレベルとなるパルス信号である。したがって、このホールド部7eは、各水平走査期間の終了時に、その水平走査期間内に一度でもHレベルとなったデコーダ7bの出力TTに対応するラッチ回路の出力のみがHレベルとなり、この出力を次の水平走査期間の終了時まで保持する。そして、このホールド部7eの2N個の各ラッチ回路の出力が選択信号Sとして、図1に示すように階調信号発生回路4に送られることになる。
【0036】
上記階調信号選択回路7の動作例を図3に基づいて説明する。ドットクロック信号CKは、ORゲート部7aから出力される各絵素のデータC1〜CNに同期したクロック信号である。水平走査期間の初期の時刻t1に期間信号TSがHレベルになるとデコーダ7bが動作を開始して、各データC1〜CNのデコードを行う。そして、時刻t2にデコーダ7bのいずれかの出力TTがHレベルになったとすると、次にドットクロック信号CKが立ち下がる時刻t3にラッチ部7cの対応するラッチ回路がこれをラッチしてHレベルを出力する。また、その次にドットクロック信号CKが立ち下がる時刻t4にこのラッチ部7cのラッチ回路の出力がLレベルに戻ると、一時記憶部7dの対応するRSフリップフロップ回路がセットされてHレベルを出力するようになる。そして、この時刻t4以降も、デコーダ7bのいずれかの出力TTがHレベルになると、同様に一時記憶部7dの対応するRSフリップフロップ回路がHレベルの出力を保持する。
【0037】
上記水平走査期間の終期の時刻t5に期間信号TSがLレベルに戻ると、デコーダ7bが動作を停止する。しかし、一時記憶部7dのRSフリップフロップ回路はセット状態を保持しているので、時刻t6にホールド信号HDが一旦Hレベルとなって時刻t7にLレベルに戻ると、ホールド部7eの対応するラッチ回路がこの一時記憶部7dのRSフリップフロップ回路の出力をラッチし、これに伴って対応する選択信号SがHレベルとなる。そして、この選択信号Sは、次の水平走査期間の終期まで維持される。また、時刻t7にはリセット信号RSが一旦Hレベルとなり時刻t8にLレベルに戻るので、リセットラッチ回路7fの出力も時刻t8に一旦Hレベルになり時刻t9にLレベルに戻る。したがって、一時記憶部7dの各RSフリップフロップ回路は、この時刻t9にリセットされて、次の水平走査期間の動作に備える。
【0038】
図1に示すように、上記階調信号選択回路7から出力された2Nビットの選択信号Sを入力する階調信号発生回路4は、内部に設けられた階調信号抑制回路によって当該選択信号SのうちのHレベルのビットに対応する階調信号Tのみを発生させるようになっている。この際、選択信号SのLレベルのビットに対応する非選択の階調信号Tは、例えばLレベルに固定されて出力される。この階調信号Tは、ソース駆動回路2に送られる。ソース駆動回路2は、図7の場合と異なり非選択の階調信号Tについては例えばLレベルに固定されて入力されることになるが、この非選択の階調信号Tはその水平走査期間には階調表示データD1〜DNによって選択されることはないので、動作自体は図7の場合と同じになる。したがって、各水平走査期間に、ソース駆動回路2で階調表示データD1〜DNのサンプルホールドが行われている間に、階調信号選択回路7ではこの階調表示データD1〜DNによって選択される階調信号Tの検出が行われ、次の水平走査期間に、ソース駆動回路2がサンプルホールドした階調表示データD1〜DNに応じて選択した階調信号Tに基づいて各信号配線1cにパルス電源電圧を印加する際に、階調信号選択回路7がその階調表示データD1〜DNに応じた選択信号Sを出力して階調信号発生回路4による階調信号Tの一部の発生を抑制することになる。
【0039】
この結果、本実施例の液晶表示装置によれば、各水平走査期間毎に実際の階調表示データD1〜DNに応じて必要となる階調信号Tだけを発生させるので、階調信号発生回路4が不必要な階調信号Tを発生させることによる消費電力の無駄を低減すると共に、不要な電磁放射も減少させることができる。
【0040】
なお、上記実施例では、階調信号発生回路4が階調表示の段階数2Nと同数の階調信号Tを発生させるようになっていたが、2種類の基本階調信号を組み合わせる補間階調方式の場合には、これよりも少ない数(ここではM種類とする)の階調信号Tを発生させれば足りる。ただし、この場合には、図2に示したデコーダ7bがデータC1〜CNの各2進数値に対して、M本の出力TTのうちの1本または2本の出力TTをHレベルとする。このときのデコーダ7bに入力されるNビットのデータC1〜CNの各2進数値と各出力TTとの関係を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】
この表3では、データC1〜CNの2進数値に応じて1本または隣接する2本の出力TTがHレベルとなり、他はLレベルとなる。ただし、このように2本の出力が同時にHレベルとなっても、ラッチ部7c以降の動作には変わりはなく、上記実施例と同様にMビットの選択信号Sが階調信号発生回路4に送られ、M種類の階調信号Tのうちこの選択信号SのビットがHレベルとなるものだけが発生されてソース駆動回路2に送られることになる。また、デコーダ7bに入力されるデータCが4ビットであり、5種類の階調信号T1,T5,T9,T13,T16を基本階調信号とした場合のデータCの各2進数値と各出力TTとの関係を表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】
以上説明したように、この補間階調方式は、階調信号発生回路4が発生する階調信号Tの種類が元々少ないものではあるが、さらに不必要な階調信号Tの発生を抑制して、より一層の消費電力の節約を図ると共に、不要な電磁放射も減少させることができる。
【0045】
図4および図5は本発明の第2実施例を示すものであって、図4は階調信号発生回路と階調信号選択回路を示すブロック図、図5は階調信号選択回路の構成を示すブロック図である。なお、図1および図2に示した第1実施例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を省略する。
【0046】
図4に示すように、本実施例では、階調信号発生回路4で発生された階調信号Tが階調信号選択回路7を介してソース駆動回路2に送られるようになっている。この階調信号選択回路7は、図5に示すように、階調信号発生回路4で発生された2N種類の階調信号Tをゲート部7gを介して出力する。ORゲート部7a、デコーダ7b、ラッチ部7c、一時記憶部7d、ホールド部7eおよびリセットラッチ回路7fの構成は、図2に示したものと同じである。しかし、ホールド部7eの各ラッチ回路の出力は、選択信号Sとして出力する代わりに、ゲート部7gに入力している。ゲート部7gは、2N個のANDゲートからなり、各ANDゲートの一方の入力端子にホールド部7eの各ラッチ回路の出力が入力されるようになっている。また、各ANDゲートの他方の入力端子には、階調信号発生回路4で発生された各階調信号Tが入力される。したがって、階調信号発生回路4で発生された各階調信号Tは、この階調信号選択回路7で選択されたものだけがそのまま通過し、非選択の階調信号Tは、Lレベルに固定してソース駆動回路2に送られることになる。
【0047】
この結果、本実施例の液晶表示装置では、各水平走査期間毎に実際の階調表示データD1〜DNに応じて必要となる階調信号Tだけをソース駆動回路2に送るようにして、階調信号選択回路7が不必要な階調信号の出力を遮断するので、これによって消費電力の無駄を低減すると共に、不要な電磁放射を減少させることができる。また、補間階調方式の場合にも、階調信号選択回路7のデコーダ7bを表3または表4に示すような入力関係のものとすれば、同様の効果を得ることができる。
【0048】
図6は本発明の第3実施例を示すものであって、液晶表示装置の構成を示すブロック図である。なお、図1および図2に示した第1実施例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記して説明を省略する。
【0049】
本実施例は、図1に示したソース駆動回路2に代えて、液晶表示パネル1の上部に上部ソース駆動回路21を設けると共に、下部に下部ソース駆動回路22を設けた液晶表示装置について説明する。また、本実施例の液晶表示装置は、図1に示した階調信号選択回路7に代えて、これら上部と下部のソース駆動回路21,22に対応する上部階調信号選択回路71と下部階調信号選択回路72とを設けている。
【0050】
液晶表示パネル1の一方の基板に形成された各信号配線1cは、1本置きまたは数本置きに上部と下部のソース駆動回路21,22に接続されている。即ち、例えばRGB3原色の各色の全ての信号配線1cを奇数番目と偶数番目とにグループ分けして、奇数番目の各信号配線1cは上部ソース駆動回路21に接続すると共に偶数番目の各信号配線1cは下部ソース駆動回路22に接続したり、または、各信号配線1cをRGB3原色の3本ごとに一括し、これら一括された各3本ずつの信号配線1cを奇数番目と偶数番目とにグループ分けして、奇数番目の各3本ずつの信号配線1cは上部ソース駆動回路21に接続すると共に偶数番目の各3本ずつの信号配線1cは下部ソース駆動回路22に接続する。また、コントロール回路6は、各信号配線1cに対応する階調表示データD1〜DNを、グループ分けした一方の各信号配線1cに対応する上部階調表示データD1〜DNと他方の各信号配線1cに対応する下部階調表示データD1〜DNとに分けて、上部階調表示データD1〜DNを上部ソース駆動回路21と上部階調信号選択回路71に送ると共に、下部階調表示データD1〜DNを下部ソース駆動回路22と下部階調信号選択回路72に送るようになっている。上部と下部のソース駆動回路21,22は、接続される信号配線1cの本数が半減する以外は、共に図1に示したソース駆動回路2と同様の構成である。また、上部と下部の階調信号選択回路71,72も、各水平走査期間に入力される階調表示データD1〜DNの数が半減する以外は、共に図1に示した階調信号選択回路7と同様の構成である。
【0051】
階調信号発生回路4には、上部階調信号選択回路71と下部階調信号選択回路72からそれぞれ選択信号Sが入力されるようになっている。この階調信号発生回路4は、これらの選択信号Sに基づいてそれぞれ上部階調信号Tと下部階調信号Tとを別個に発生させてもよいし、これらの選択信号Sの各ビット毎の論理和をとった信号に基づいて1組の階調信号Tを発生させ、それぞれの選択信号Sでマスクすることにより上部階調信号Tと下部階調信号Tに分離してもよい。そして、この階調信号発生回路4からの上部階調信号Tが上部ソース駆動回路21に送られ、下部階調信号Tが下部ソース駆動回路22に送られることになる。
【0052】
この結果、本実施例の液晶表示装置によれば、ソース駆動回路を上部と下部のソース駆動回路21,22に分けて、それぞれのソース駆動回路21,22で必要となる階調信号Tだけを発生させまたは出力を抑制させることができるので、それぞれのソース駆動回路21,22で各階調信号Tが不要となる確率が増加し、消費電力の無駄や不要な電磁放射をより木目細かく低減させることができるようになる。しかも、ソース駆動回路をさらに細分すれば、より一層消費電力の無駄を低減し不要な電磁放射を減少させることも可能となる。
【0053】
また、補間階調方式の場合にも、上部と下部の階調信号選択回路71,72のデコーダを表3または表4に示すような入力関係のものとすれば、同様の効果を得ることができる。さらに、第2実施例の場合と同様に、階調信号発生回路4が発生させた同じ階調信号Tを上部階調信号選択回路71を介して上部ソース駆動回路21に送ると共に、下部階調信号選択回路72を介して下部ソース駆動回路22に送るようにすることもできる。
【0054】
なお、上記第1実施例〜第3実施例は、いずれも図7に示した従来の液晶表示装置と同様に、振動階調電圧方式によって階調表示を行う液晶表示装置について説明したが、階調信号発生回路が発生する階調信号をアナログ階調電圧とし、ソース駆動回路が階調表示データD1〜DNに応じて選択したこのアナログ階調電圧を各信号配線1cに出力するようにしたアナログ階調電圧方式の場合にも同様に本発明を実施することができる。この場合、電源回路5は、電源電圧VSH,VSLを発生させる必要がなくなり、電源電圧VCのみを発生させればよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明の液晶表示装置によれば、実際に表示に用いる階調表示データが必要としない階調信号の発生または出力を抑制するので、階調信号発生回路が不必要な階調信号を発生させたり出力することにより生じる電力消費の無駄を低減させると共に、この不必要な階調信号の発生や出力によって生じる不要な電磁放射も減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであって、液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すものであって、階調信号選択回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すものであって、階調信号選択回路の動作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示すものであって、階調信号発生回路と階調信号選択回路を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すものであって、階調信号選択回路の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すものであって、液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来例を示すものであって、液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来例を示すものであって、各階調信号を示すタイムチャートである。
【図9】従来例を示すものであって、パルス電源電圧を示すタイムチャートである。
【図10】従来例を示すものであって、補間階調方式の各階調信号を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル
2 ソース駆動回路
3 ゲート駆動回路
4 階調信号発生回路
7 階調信号選択回路
21 上部ソース駆動回路
22 下部ソース駆動回路
71 上部階調信号選択回路
72 下部階調信号選択回路
Claims (4)
- 各水平走査期間について、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける各信号配線毎に、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれかを階調表示データに応じて選択し、該選択した階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路を備えた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有した液晶表示装置。 - アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける複数の信号配線が2以上の組にグループ分けされ、それぞれの組の各信号配線毎に、各水平走査期間について、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれかを階調表示データに応じて選択し、該選択した階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路が信号配線の各組毎に設けられた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有し、
該階調信号選択回路と階調信号抑制回路とを各信号配線駆動回路毎に有した液晶表示装置。 - 各水平走査期間について、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける各信号配線毎に、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれか1または2以上の階調信号を階調表示データに応じて選択し、該選択した1または2以上の階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路を備えた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有した液晶表示装置。 - アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルにおける複数の信号配線が2以上の組にグループ分けされ、それぞれの組の各信号配線毎に、各水平走査期間について、階調信号発生回路が発生する複数の階調信号のうちのいずれか1または2以上の階調信号を階調表示データに応じて選択し、該選択した1または2以上の階調信号のみに基づいた信号電圧を当該信号配線に印加する信号配線駆動回路が信号配線の各組毎に設けられた液晶表示装置であって、
各水平走査期間について、該水平走査期間のいずれの階調表示データによって選択された全ての階調信号を検出する階調信号選択回路を有し、
該階調信号発生回路は、各水平走査期間毎に、該階調信号選択回路によって当該水平走査期間について検出された全ての階調信号以外の非選択の階調信号を発生しまたは出力するのを抑制する階調信号抑制回路を有し、
該階調信号選択回路と階調信号抑制回路とを各信号配線駆動回路毎に有した液晶表示装置。
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