JP3243265B2 - フィルタ付炉内観察装置 - Google Patents
フィルタ付炉内観察装置Info
- Publication number
- JP3243265B2 JP3243265B2 JP30090391A JP30090391A JP3243265B2 JP 3243265 B2 JP3243265 B2 JP 3243265B2 JP 30090391 A JP30090391 A JP 30090391A JP 30090391 A JP30090391 A JP 30090391A JP 3243265 B2 JP3243265 B2 JP 3243265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflector
- observation
- furnace
- filter
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間状態における各種
炉内の壁面や炉内物の変化を観測するフィルタ付炉内観
察装置に関する。
炉内の壁面や炉内物の変化を観測するフィルタ付炉内観
察装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高炉等の鉄皮内側に施された耐火煉瓦等
の内張りは、操業に伴って徐々に消耗し、適当な時期に
補修をすることが必要である。この高炉の内張りの損耗
程度を判定し、補修の必要があるか否かの判断を行うた
めには、操業中の高温炉内の状況を直接観察することが
もっとも確実な手段である。
の内張りは、操業に伴って徐々に消耗し、適当な時期に
補修をすることが必要である。この高炉の内張りの損耗
程度を判定し、補修の必要があるか否かの判断を行うた
めには、操業中の高温炉内の状況を直接観察することが
もっとも確実な手段である。
【０００３】このため、従来から、テレビカメラやファ
イバースコープ等の観察手段を内蔵し、操業中の高炉内
の状態を直接観察することができる炉内観察装置が使用
されている。
イバースコープ等の観察手段を内蔵し、操業中の高炉内
の状態を直接観察することができる炉内観察装置が使用
されている。
【０００４】例えば、特開昭５８−２０６６８１号公報
には、装置の側面に設けたのぞき窓を指向して、鏡，プ
リズム等の反射体を設け、この反射鏡に映る映像を撮像
するファイバースコープを内蔵した炉内観察装置が記載
されている。またこの装置では、観察手段の光軸上に光
学フィルタを配置し、高温の炉内から発せられる赤外
線、紫外線などのカメラ等に有害な光線がカットされて
いる。
には、装置の側面に設けたのぞき窓を指向して、鏡，プ
リズム等の反射体を設け、この反射鏡に映る映像を撮像
するファイバースコープを内蔵した炉内観察装置が記載
されている。またこの装置では、観察手段の光軸上に光
学フィルタを配置し、高温の炉内から発せられる赤外
線、紫外線などのカメラ等に有害な光線がカットされて
いる。
【０００５】また、特開昭６１−１１４０８５号公報に
は、冷却ボックスの側方に、耐熱性に優れた石英ガラス
組立体を備えた炉内観察窓を設け、更にボックス内部に
は、テレビカメラと、このテレビカメラに炉内観察窓を
介して炉内の映像を写し出すプリズムとを内蔵した炉内
観察装置が記載されている。
は、冷却ボックスの側方に、耐熱性に優れた石英ガラス
組立体を備えた炉内観察窓を設け、更にボックス内部に
は、テレビカメラと、このテレビカメラに炉内観察窓を
介して炉内の映像を写し出すプリズムとを内蔵した炉内
観察装置が記載されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような炉内観察装
置においては、炉内でのハンドリング性向上のため、ま
た炉壁に設ける装置挿入孔をできる限り小さくするため
に、製品のコンパクト化、特に断面を小さくすることが
強く要求されている。
置においては、炉内でのハンドリング性向上のため、ま
た炉壁に設ける装置挿入孔をできる限り小さくするため
に、製品のコンパクト化、特に断面を小さくすることが
強く要求されている。
【０００７】しかしながら、上記した前者の炉内観察装
置においては、観察手段保護用の光学フィルタが、冷却
ボックス側面の観察窓の保護ガラスに並列状態で配置さ
れており、このため装置全体が径大化し、このことが装
置のコンパクト化の阻害要因となっている。
置においては、観察手段保護用の光学フィルタが、冷却
ボックス側面の観察窓の保護ガラスに並列状態で配置さ
れており、このため装置全体が径大化し、このことが装
置のコンパクト化の阻害要因となっている。
【０００８】また、後者の観察装置においては、熱に弱
い観察手段と、比較的熱に強い反射体とが、観察装置の
冷却ボックス内に一体として内蔵されているため、冷却
ボックス全体を熱に弱い観察手段に適した温度まで冷却
する必要がある。このためこれを冷却するための冷却手
段も大型かつ複雑になっている。
い観察手段と、比較的熱に強い反射体とが、観察装置の
冷却ボックス内に一体として内蔵されているため、冷却
ボックス全体を熱に弱い観察手段に適した温度まで冷却
する必要がある。このためこれを冷却するための冷却手
段も大型かつ複雑になっている。
【０００９】このように従来の装置は、製品のコンパク
ト化の要請に充分答えたものではなく、このためハンド
リング性能が悪く、また炉壁に設ける装置挿入孔も大き
いものとする必要がある。
ト化の要請に充分答えたものではなく、このためハンド
リング性能が悪く、また炉壁に設ける装置挿入孔も大き
いものとする必要がある。
【００１０】本考案は炉内観察装置おける上記問題点を
解消するものであり、観察装置のより一層のコンパクト
化を可能にし、炉内観察装置のハンドリング性能を向上
させ、さらに小さな装置挿入孔からも炉内に挿入可能な
フィルタ付炉内観察装置を提供することを目的とする。
解消するものであり、観察装置のより一層のコンパクト
化を可能にし、炉内観察装置のハンドリング性能を向上
させ、さらに小さな装置挿入孔からも炉内に挿入可能な
フィルタ付炉内観察装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【００１２】
【課題を解決するための手段】 本発明のフィルタ付炉内
観察装置は、 観察窓を側面に設けた冷却ボックスと、該
冷却ボックスに内蔵され前記観察窓を指向する反射体と
該反射体に映る炉内像を撮像する観察手段とを備えた炉
内観察装置において、前記反射体と観察手段との間を光
学フィルタ組立体で区画して反射体収納室及び観察手段
収納室を形成し、更に前記観察手段収納室には冷気導入
管を連設すると共に、前記観察手段収納室の冷気を前記
反射体収納室に取り入れる冷気通過路を前記光学フィル
タ組立体に設けたことを特徴とする。
観察装置は、 観察窓を側面に設けた冷却ボックスと、該
冷却ボックスに内蔵され前記観察窓を指向する反射体と
該反射体に映る炉内像を撮像する観察手段とを備えた炉
内観察装置において、前記反射体と観察手段との間を光
学フィルタ組立体で区画して反射体収納室及び観察手段
収納室を形成し、更に前記観察手段収納室には冷気導入
管を連設すると共に、前記観察手段収納室の冷気を前記
反射体収納室に取り入れる冷気通過路を前記光学フィル
タ組立体に設けたことを特徴とする。
【００１３】
【００１４】
【作用】本発明においては、観察手段と反射体との間に
光学フィルタを配置したことによって、装置を径大化さ
せることなく、有害な光線をカットすることができるよ
うになる。また、光学フィルタ組立体で反射体収納室及
び観察手段収納室を区画形成したり、また観察手段と反
射体との間に光学フィルタを配置して、これに冷気をを
誘導する冷却気体ガイドを設けることによって、反射体
及び観察手段の耐熱特性に応じた無駄のない効率的な冷
却が可能となる。
光学フィルタを配置したことによって、装置を径大化さ
せることなく、有害な光線をカットすることができるよ
うになる。また、光学フィルタ組立体で反射体収納室及
び観察手段収納室を区画形成したり、また観察手段と反
射体との間に光学フィルタを配置して、これに冷気をを
誘導する冷却気体ガイドを設けることによって、反射体
及び観察手段の耐熱特性に応じた無駄のない効率的な冷
却が可能となる。
【００１５】
【実施例】図１は本発明のフィルタ付炉内観察装置の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【００１６】フィルタ付炉内観察装置５０は円筒状の冷
却ボックス１と、同ボックス１の基端部に連設された支
持杆２とで構成されている。
却ボックス１と、同ボックス１の基端部に連設された支
持杆２とで構成されている。
【００１７】支持杆２は、中央部に設けた冷気導入管２
ａとこの外周部に設けた冷却水導管２ｂとを内蔵し、冷
気導入管２ａ内にはカメラ等の制御用ケーブル配管２ｃ
を設けている。
ａとこの外周部に設けた冷却水導管２ｂとを内蔵し、冷
気導入管２ａ内にはカメラ等の制御用ケーブル配管２ｃ
を設けている。
【００１８】冷却ボックス１は、金属製の冷却ケース１
ａの外側に断熱材１ｂが張られ、更に冷却水が循環する
内管３ａ及び外管３ｂからなるウォータジャッケト３が
設けられている。
ａの外側に断熱材１ｂが張られ、更に冷却水が循環する
内管３ａ及び外管３ｂからなるウォータジャッケト３が
設けられている。
【００１９】４は、冷却ボックス１の側面に設けた、炉
内を観察するための透明な観察窓であり、石英ガラス等
の複数の耐熱ガラスを組にして構成され、同ガラス表面
は冷気によって高熱からくる失透や破損が防止される。
内を観察するための透明な観察窓であり、石英ガラス等
の複数の耐熱ガラスを組にして構成され、同ガラス表面
は冷気によって高熱からくる失透や破損が防止される。
【００２０】冷却ボックス１内部には、観察窓４を指向
した反射体５（なお、本発明で反射体とは、通常の板状
の鏡のみならず像の角度を変えることのできるプリズム
等も総称するものとする。）が設けられている。６は、
反射体５に映った炉内像を撮像する観察装置としてのテ
レビカメラであり、炉外に設けた図示しない観察用モニ
タに接続されている。また８は観察窓４を冷却するため
に設けた冷気排出孔である。
した反射体５（なお、本発明で反射体とは、通常の板状
の鏡のみならず像の角度を変えることのできるプリズム
等も総称するものとする。）が設けられている。６は、
反射体５に映った炉内像を撮像する観察装置としてのテ
レビカメラであり、炉外に設けた図示しない観察用モニ
タに接続されている。また８は観察窓４を冷却するため
に設けた冷気排出孔である。
【００２１】反射体５とテレビカメラ６との間には３枚
組の赤外線フィルタ７が配置されている。この赤外線フ
ィルタ７は、高温被写体より発せられる赤外線を反射す
ることによって、テレビカメラ６内部が溶融することを
防ぐものであり、例えば表面に金属酸化物の皮膜を被せ
た耐熱ガラスを使用することができる。赤外線フィルタ
７の設置枚数や各フィルタ間の間隔は被写体温度、冷却
必要量等の条件によって随意決定することができ、フィ
ルタ数枚を増減することによって、温度コントロールが
可能となる。その際反射体５とテレビカメラ６との間に
赤外線フィルタ７を配置しているため、フィルタの枚数
が増加しても小型化（直径）は変わらない。また赤外線
フィルタ７の間を冷却気体が流通して冷却されるため、
さらに安定したフィルタ効果とテレビカメラ６の保護が
可能となる。特に、図２に示す様に１枚の赤外線フィル
タ７を、観察窓４に隣接して設け、残りの２枚を反射体
５とテレビカメラ６との間に配置することによって、反
射体５をも赤外線の影響から護ることが可能となる。
組の赤外線フィルタ７が配置されている。この赤外線フ
ィルタ７は、高温被写体より発せられる赤外線を反射す
ることによって、テレビカメラ６内部が溶融することを
防ぐものであり、例えば表面に金属酸化物の皮膜を被せ
た耐熱ガラスを使用することができる。赤外線フィルタ
７の設置枚数や各フィルタ間の間隔は被写体温度、冷却
必要量等の条件によって随意決定することができ、フィ
ルタ数枚を増減することによって、温度コントロールが
可能となる。その際反射体５とテレビカメラ６との間に
赤外線フィルタ７を配置しているため、フィルタの枚数
が増加しても小型化（直径）は変わらない。また赤外線
フィルタ７の間を冷却気体が流通して冷却されるため、
さらに安定したフィルタ効果とテレビカメラ６の保護が
可能となる。特に、図２に示す様に１枚の赤外線フィル
タ７を、観察窓４に隣接して設け、残りの２枚を反射体
５とテレビカメラ６との間に配置することによって、反
射体５をも赤外線の影響から護ることが可能となる。
【００２２】このように、反射体５とテレビカメラ６と
の間に赤外線フィルタ７を配置することによって、装置
５０を径大化させることなく、有害な光線からテレビカ
メラ６を保護し、解像度の優れた映像を撮ることが可能
となる。
の間に赤外線フィルタ７を配置することによって、装置
５０を径大化させることなく、有害な光線からテレビカ
メラ６を保護し、解像度の優れた映像を撮ることが可能
となる。
【００２３】また、本実施例では、有害な赤外線をカッ
トするための赤外線フィルタ７を設置したものについて
説明したが、無論これに限定されるものではなく、各種
用途に応じて、赤外線吸収フィルタ，赤外線透過フィル
タ，紫外線フィルタ，単一波長透過フィルタ等の各種光
学フィルタを用いることができ、またこれらの数種のフ
ィルタを組み合わせて使用することも可能である。
トするための赤外線フィルタ７を設置したものについて
説明したが、無論これに限定されるものではなく、各種
用途に応じて、赤外線吸収フィルタ，赤外線透過フィル
タ，紫外線フィルタ，単一波長透過フィルタ等の各種光
学フィルタを用いることができ、またこれらの数種のフ
ィルタを組み合わせて使用することも可能である。
【００２４】図３は他の実施例を示す断面図であり、光
学フィルタ組立体１０で反射体５とテレビカメラ６との
間を区画し、反射体収納室１１及び観察手段収納室１２
を形成したものである。なお、以下の実施例において、
先に説明した実施例と同一のものについては、同一の番
号を付して説明を省略する。
学フィルタ組立体１０で反射体５とテレビカメラ６との
間を区画し、反射体収納室１１及び観察手段収納室１２
を形成したものである。なお、以下の実施例において、
先に説明した実施例と同一のものについては、同一の番
号を付して説明を省略する。
【００２５】本実施例の光学フィルタ組立体１０は、冷
却ボックス１の内周に密閉状態で取り付けられた金属性
の仕切部１３と、この仕切部１３のほぼ中央部に取り付
けられ、間に空間を設けて配置した２枚組の光学フィル
タ１４とで構成されている。この光学フィルタ１４とし
ては、先の実施例で説明したように、種々のものの使用
が可能である。光学フィルタ組立体１０の観察手段収納
室１２側の下部には、２枚の光学フィルタ１４の間の空
間に連通したスリット状の冷気挿入口１５を設け、更に
反射体収納室側１１の上部には、挿入口１５と連通した
冷気排出口１６を形成し、これらを観察手段収納室１２
から反射体収納室１１への冷気通過路としている。した
がって、観察手段収納室１２内の圧力ある冷気（矢印）
は、冷気挿入口１５から２枚の光学フィルタ１４の間を
通り、冷気排出口１６から反射体収納室内１１へと取り
込まれることとなる。さらに反射体収納室１１内の冷気
は観察窓４の耐熱ガラスを冷却しながら外部へ排出され
るようになる。また、冷気排出口１６は、観察窓４の反
対側、すなわち、反射体５よりも奥側に配置しているた
め、この排出口１６からの冷気によって反射体５を効果
的に冷却することができる。
却ボックス１の内周に密閉状態で取り付けられた金属性
の仕切部１３と、この仕切部１３のほぼ中央部に取り付
けられ、間に空間を設けて配置した２枚組の光学フィル
タ１４とで構成されている。この光学フィルタ１４とし
ては、先の実施例で説明したように、種々のものの使用
が可能である。光学フィルタ組立体１０の観察手段収納
室１２側の下部には、２枚の光学フィルタ１４の間の空
間に連通したスリット状の冷気挿入口１５を設け、更に
反射体収納室側１１の上部には、挿入口１５と連通した
冷気排出口１６を形成し、これらを観察手段収納室１２
から反射体収納室１１への冷気通過路としている。した
がって、観察手段収納室１２内の圧力ある冷気（矢印）
は、冷気挿入口１５から２枚の光学フィルタ１４の間を
通り、冷気排出口１６から反射体収納室内１１へと取り
込まれることとなる。さらに反射体収納室１１内の冷気
は観察窓４の耐熱ガラスを冷却しながら外部へ排出され
るようになる。また、冷気排出口１６は、観察窓４の反
対側、すなわち、反射体５よりも奥側に配置しているた
め、この排出口１６からの冷気によって反射体５を効果
的に冷却することができる。
【００２６】このように、観察手段収納１２室に一旦取
り込まれた冷気は、まず熱に弱いテレビカメラ６を、耐
熱温度である４０〜５０℃まで冷却し、更に光学フィル
タ１４の全面を冷却しながら反射体収納室１１に取り入
れられる。そして、カメラ６を冷却することによって温
度上昇した冷気によって、比較的熱に強い反射体５が耐
熱温度である２００〜３００℃まで冷却される。これに
よって、反射体５を必要以上に冷却することもなく、テ
レビカメラ６及び反射体６の、それぞれの耐熱特性に応
じた無駄のない適切な冷却が可能となる。したがって、
従来のように、反射体５もテレビカメラ６も同一温度ま
で冷却していたものにくらべ、冷却空気の供給量を大幅
に減らすことができるため、これに伴い装置全体の簡素
化・コンパクト化が可能となり、また安全性が高められ
る。
り込まれた冷気は、まず熱に弱いテレビカメラ６を、耐
熱温度である４０〜５０℃まで冷却し、更に光学フィル
タ１４の全面を冷却しながら反射体収納室１１に取り入
れられる。そして、カメラ６を冷却することによって温
度上昇した冷気によって、比較的熱に強い反射体５が耐
熱温度である２００〜３００℃まで冷却される。これに
よって、反射体５を必要以上に冷却することもなく、テ
レビカメラ６及び反射体６の、それぞれの耐熱特性に応
じた無駄のない適切な冷却が可能となる。したがって、
従来のように、反射体５もテレビカメラ６も同一温度ま
で冷却していたものにくらべ、冷却空気の供給量を大幅
に減らすことができるため、これに伴い装置全体の簡素
化・コンパクト化が可能となり、また安全性が高められ
る。
【００２７】なお、図３に示す実施例では、反射体収納
室１１と観察手段収納室１２に区分けした例を述べた
が、このように２つの収納室に完全に区画することな
く、図３の区画に替え、図４に示すように、テレビカメ
ラ６と反射体５との間に複数の赤外線フィルタ１４を配
置し、更にこの赤外線フィルタ１４間に冷却気体を導く
冷却気体ガイド１７を設けたものとしてもよい。この冷
却気体ガイド１７は、板状のもの或いはパイプ状のもの
を適宜配列して、冷気を赤外線フィルタ１４方向にを誘
導するように形成することができる。このようにするこ
とによって、赤外線フィルタ１４周辺に、冷気の流れに
よるエアーカーテンが形成され、実質的に反射体５を収
納する空間と、テレビカメラ６を収納する空間の区画が
可能となる。
室１１と観察手段収納室１２に区分けした例を述べた
が、このように２つの収納室に完全に区画することな
く、図３の区画に替え、図４に示すように、テレビカメ
ラ６と反射体５との間に複数の赤外線フィルタ１４を配
置し、更にこの赤外線フィルタ１４間に冷却気体を導く
冷却気体ガイド１７を設けたものとしてもよい。この冷
却気体ガイド１７は、板状のもの或いはパイプ状のもの
を適宜配列して、冷気を赤外線フィルタ１４方向にを誘
導するように形成することができる。このようにするこ
とによって、赤外線フィルタ１４周辺に、冷気の流れに
よるエアーカーテンが形成され、実質的に反射体５を収
納する空間と、テレビカメラ６を収納する空間の区画が
可能となる。
【００２８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、観察
手段と反射体との間に光学フィルタを配置したことによ
って、装置を径大化させることなく有害な光線をカット
することができ、装置のコンパクト化が可能となった。
また、光学フィルタ組立体で反射体収納室及び観察手段
収納室を区画形成することにより、また観察手段と反射
体との間に光学フィルタを配置して、これに冷気をを誘
導する冷却気体ガイドを設けることによって、少ない冷
気で反射体及び観察手段の耐熱特性に応じた効率的な冷
却が可能となり、同様に装置のコンパクト化が可能とな
った。このため、装置のハンドリング性能が向上し、し
かも非常に小さな装置挿入孔からも炉内への挿入が可能
なフィルタ付炉内観察装置の提供が可能となった。
手段と反射体との間に光学フィルタを配置したことによ
って、装置を径大化させることなく有害な光線をカット
することができ、装置のコンパクト化が可能となった。
また、光学フィルタ組立体で反射体収納室及び観察手段
収納室を区画形成することにより、また観察手段と反射
体との間に光学フィルタを配置して、これに冷気をを誘
導する冷却気体ガイドを設けることによって、少ない冷
気で反射体及び観察手段の耐熱特性に応じた効率的な冷
却が可能となり、同様に装置のコンパクト化が可能とな
った。このため、装置のハンドリング性能が向上し、し
かも非常に小さな装置挿入孔からも炉内への挿入が可能
なフィルタ付炉内観察装置の提供が可能となった。
【図１】本実施例のフィルタ付炉内観察装置の断面図で
ある。
ある。
【図２】光学フィルタの他の配置例を示す説明図であ
る。
る。
【図３】フィルタ付炉内観察装置の他の実施例の断面図
である。
である。
【図４】フィルタ付炉内観察装置の他の実施例の断面図
である。
である。
１ 冷却ボックス １ａ 金属製容器 １ｂ 断熱材 ２ 支持杆 ２ａ 冷気導入管 ２ｂ 冷却水導入路 ２ｃ ケーブル配管 ３ ウォータジャケット ３ａ 内管 ３ｂ 外管 ４ 観察窓 ５ 反射体 ６ テレビカメラ（観察手段） ７ 赤外線フィルタ（光学フィルタ） ８ 冷気排出孔 １０ 光学フィルタ組立体 １１ 反射体収納室 １２ 観察手段収納室 １３ 仕切部 １４ 光学フィルタ １５ 冷気挿入口 １６ 冷気排出口 １７ 冷却気体ガイド ５０ フィルタ付炉内観察装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−122933（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−267887（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−114085（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−40987（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−4526（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−17520（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭61−48306（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F27D 21/02 C21B 7/24 306 G01N 21/88 H04N 7/18
Claims (1)
- 【請求項１】 観察窓を側面に設けた冷却ボックス
と、該冷却ボックスに内蔵され前記観察窓を指向する反
射体と該反射体に映る炉内像を撮像する観察手段とを備
えた炉内観察装置において、前記反射体と観察手段との
間を光学フィルタ組立体で区画して反射体収納室及び観
察手段収納室を形成し、更に前記観察手段収納室には冷
気導入管を連設すると共に、前記観察手段収納室の冷気
を前記反射体収納室に取り入れる冷気通過路を前記光学
フィルタ組立体に設けたことを特徴とするフィルタ付炉
内観察装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30090391A JP3243265B2 (ja) | 1991-11-16 | 1991-11-16 | フィルタ付炉内観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30090391A JP3243265B2 (ja) | 1991-11-16 | 1991-11-16 | フィルタ付炉内観察装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141878A JPH05141878A (ja) | 1993-06-08 |
| JP3243265B2 true JP3243265B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=17890518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30090391A Expired - Fee Related JP3243265B2 (ja) | 1991-11-16 | 1991-11-16 | フィルタ付炉内観察装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3243265B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5614952A (en) | 1994-10-11 | 1997-03-25 | Hitachi America, Ltd. | Digital video decoder for decoding digital high definition and/or digital standard definition television signals |
| JP3837435B2 (ja) * | 2002-03-22 | 2006-10-25 | 日本山村硝子株式会社 | 高温炉内観察装置 |
| JP4873990B2 (ja) * | 2006-05-16 | 2012-02-08 | 新日本製鐵株式会社 | コークス炉燃焼室観察装置 |
| JP5005326B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2012-08-22 | 新日本製鐵株式会社 | 熱遮蔽装置および炉内監視装置 |
| JP2010002105A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍サイクル装置 |
| JP5452189B2 (ja) * | 2009-11-27 | 2014-03-26 | 株式会社Ｉｈｉ検査計測 | 炉内観察装置と方法 |
| JP5781888B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2015-09-24 | 幹男 下川 | 高温雰囲気炉内観察装置 |
| JP6766483B2 (ja) * | 2016-07-07 | 2020-10-14 | 日本製鉄株式会社 | 高温部観察窓 |
-
1991
- 1991-11-16 JP JP30090391A patent/JP3243265B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05141878A (ja) | 1993-06-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101389917B (zh) | 炉内观察装置及具有该炉内观察装置的推焦杆 | |
| US11092880B2 (en) | High temperature camera probe | |
| US6639664B2 (en) | Endoscope for inspection of an observation cavity | |
| US5162906A (en) | Apparatus for observing the interior of a hot furnace | |
| US6111599A (en) | Apparatus for observing a hostile environment | |
| JP3243265B2 (ja) | フィルタ付炉内観察装置 | |
| JP6490750B2 (ja) | 観察装置、及び冷却機構 | |
| JPH09307795A (ja) | 高温雰囲気炉内観察装置 | |
| EP1043559B1 (en) | Furnace observation apparatus | |
| EP0364578B1 (en) | Inspection apparatus for hot furnace | |
| JPS63122933A (ja) | 熱間炉内観察装置 | |
| JP2561913Y2 (ja) | 高温炉内観察装置 | |
| KR20040046834A (ko) | 에어커튼이 구비된 로내 감시 카메라 | |
| JP7438721B2 (ja) | 炉内監視装置 | |
| JP7277745B2 (ja) | 冷却機構、観察装置および観察方法 | |
| CN1017088B (zh) | 热炉内观察装置 | |
| JPS60232488A (ja) | 炉内観察装置 | |
| CN101344703A (zh) | 一种用于高温环境下的微孔成像镜头 | |
| JPH0539078U (ja) | テレビカメラ装置 | |
| JP6483349B2 (ja) | コークス炉燃焼室観察装置 | |
| JPS61114085A (ja) | 炉内観察装置 | |
| JPH03274385A (ja) | 高温室内の観察装置 | |
| GB1296659A (ja) | ||
| JPH0534080A (ja) | 熱風炉炉内観察装置 | |
| JPH11313232A (ja) | 監視装置およびその使用方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |