JP7277745B2 - 冷却機構、観察装置および観察方法 - Google Patents
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Description
まず、図1および図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る密閉型の加熱炉(以下、密閉型の加熱炉を「雰囲気炉」と記載する。)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図1は、本実施形態に係る観察装置100の全体構成を示す部分断面図である。図2は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図2には、説明の便宜のため、観察装置100の構成のうちケーシング1および冷却管110を示し、他の構成については図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る観察装置100は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。観察装置100としては、例えば、熱風炉等の窯炉設備において、高温雰囲気中で窯炉設備に内張りされた耐火物の観察を行う観察装置がある。雰囲気炉内に装入される観察装置は、高温雰囲気中に曝されることから、撮像装置や光源等の観察機器を窯炉設備内の熱から保護するために、冷却機構が設けられる。
ケーシング1の内部には、カメラ2等の撮像装置、ライト等の光源、レーザ変位計等の検出器(センサ)などが設置される。ケーシング1の形状は、筒状であれば特に制限されず、例えば、円筒状でもよく、角筒状でもよい。ケーシング1の材質は、高温雰囲気に装入しても溶融しない程度の耐熱性を有していれば問題ないが、ケーシング1の素材としては、例えば、ステンレス鋼(SUS304、SUS316等)、鋼、アルミナなどが挙げられる。図1には、ケーシング1が金属管(例えば、SUS管)である例が示されている。
本実施形態に係るケーシング1の内部に設置される機器としては、例えば、カメラ2等の撮像装置、キセノンライト等の光源、レーザ変位計(レーザー測距器)の検出器等の観察機器のうちの1種を単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。これらの観察機器以外にも、ケーシング1の内部に設置される機器としては、各種観察(観測)装置、検査(検出)装置、測定(計測)装置、分析装置、試験装置等が挙げられる。
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図2に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管110と、断熱材120とを有する。
次に、図3を参照しながら、本実施形態の変更例に係る観察装置100Vの構成を述べる。図3は、本実施形態に係る観察装置100Vの変更例の全体構成を示す部分断面図である。観察装置100Vは、ケーシング1Vが金属管であることは、上述した観察装置100と同様であるが、ケーシング1Vの内部には、撮像装置としてのカメラ2および光源としてのライト3の両方が設置され、窓部9A、9Bが、ケーシング1Vの側面に設けられている点で、観察装置100と相違する例である。
図3に示すように、ケーシング1Vの内部には、カメラ2およびライト3が設置される。ケーシング1Vの形状は、筒状であれば特に制限されず、例えば、円筒状でもよく、角筒状でもよい。ケーシング1Vの材質は、ケーシング1と同様である。図3には、ケーシング1Vが金属管(例えば、SUS管)である例が示されている。
本変更例に係るケーシング1Vの内部に設置される機器としては、例えば、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、レーザ変位計(レーザー測距器)の検出器等の観察機器のうちの1種を単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。これらの観察機器以外にも、ケーシング1の内部に設置される機器としては、各種観察(観測)装置、検査(検出)装置、測定(計測)装置、分析装置、試験装置等が挙げられる。
観察装置100Vに設けられる冷却機構は、図3に示すように、観察装置100と同様に、冷却管110と、断熱材120とを有する。冷却管110および断熱材120は、観察装置100に設けられているものと同様であるので、詳細な説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る観察装置100およびその変更例に係る観察装置100Vによれば、液体の冷媒の供給をケーシング1の外部に設けた単管構造の冷却管110を通じて行い、その外側を軽量な耐火繊維からなる断熱材120で覆うことにより、大幅な軽量化を図ることができる。
次に、上述した観察装置100、100Vを使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
次に、図4を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図4は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図4には、説明の便宜のため、観察装置200の構成のうちケーシング1および冷却管210を示し、他の構成については図示を省略している。また、上述した第1実施形態と共通する説明は適宜省略する。
本実施形態に係る観察装置200は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図4に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管210と、断熱材120とを有する。
次に、上述した観察装置200を使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
次に、図5を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図5は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図5には、説明の便宜のため、観察装置300の構成のうちケーシング1および冷却管310を示し、他の構成については図示を省略している。また、上述した第1実施形態と共通する説明は適宜省略する。
本実施形態に係る観察装置300は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図5に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管310と、断熱材120とを有する。
次に、上述した観察装置300を使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
上述した本発明の実施の形態にかかる冷却機構の冷却能力を確認するため、以下のラボ実験を実施した。本実施例では、観察装置として、図1および図2に示す第1の実施形態に係る観察装置100を用いた。ケーシング1としては、円筒状のSUS管を用い、ケーシング1のサイズは、φ50mm×7mであった。
次に、実施例1のラボ実験の結果に基づき、上述した本発明の実施の形態にかかる冷却機構の冷却能力を確認するため、以下の実機試験を実施した。本実施例では、観察装置として、実施例1のラボ実験と同じ観察装置100を用いた。
1a 外管部
1b 内管部
1c 貫通孔(ガス抜き孔)
1d 冷却ガス流路
1Va 平坦面
2 カメラ
3 ライト
4、6 反射鏡
4a、6a 回転軸
5、7 モータ
8、8A、8B フィルタ
9、9A、9B 窓部
10 熱風炉
10a 貫通孔
11 鉄皮
12 耐火物
21 カメラ本体
22 レンズ
23 ケーブル
24 支持板
24a 貫通孔
25 支持棒
31 本体部
32 支持部
33 配線
34 支持棒
51、71 支持板
71a 貫通孔
100、100V、200、300 観察装置
110、210、310 冷却管
110a、211、310a、311 吐出口
111 冷却管固定部材
120 断熱材
130 ガス流路(ガス抜き孔)
130a 流入口
130b 排出口
Claims (17)
- 密閉型の加熱炉内に装入される装置に設けられる冷却機構であって、
前記装置のケーシングの外部に配置され、液体の冷媒が供給される冷却管と、
前記ケーシングの外周面および前記冷却管を被覆する耐火繊維からなる断熱材と、
を備え、
前記冷却管は、前記断熱材の層内に配置された前記冷媒の吐出口を有することを特徴とする、冷却機構。 - 前記ケーシングの内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備え、
前記冷却ガス供給手段から供給された冷却ガスは、前記ケーシングの内部を通過しながら前記ケーシングの内部空間および前記ケーシングの内部に設置された機器を冷却し、前記ケーシングの外部へ排出されることを特徴とする、請求項1に記載の冷却機構。 - 前記冷媒は、前記冷却管に連続的に供給されることを特徴とする、請求項1または2に記載の冷却機構。
- 前記冷媒は、水であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の冷却機構。
- 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、
前記吐出口は、前記冷却管の先端に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却機構。 - 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、
前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の冷却機構。 - 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、前記冷却管の長さ方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の冷却機構。
- 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向に均等に配置されるように、前記冷却管が配置されることを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の冷却機構。
- 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されるように、前記冷却管が配置されることを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の冷却機構。
- 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管が前記ケーシングの外周方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項5~9のいずれか一項に記載の冷却機構。
- 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って螺旋状に巻き付くように配置された曲管であり、
前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却機構。 - 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項11に記載の冷却機構。
- 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されることを特徴とする、請求項11に記載の冷却機構。
- 密閉型の加熱炉内の観察装置であって、
筒状のケーシングと、
前記ケーシングの内部に設置され、撮像装置、光源および検出器からなる群より選択される少なくとも1種の機器と、
請求項1~13のいずれか一項に記載の冷却機構と、
を備え、
前記ケーシングには、窓部が設けられていることを特徴とする、観察装置。 - 前記ケーシングは、金属管であり、
前記ケーシングの内部には、前記撮像装置または前記光源が設置され、
前記窓部は、前記金属管の先端に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の観察装置。 - 前記ケーシングは、金属管であり、
前記ケーシングの内部には、前記撮像装置および前記光源が設置され、
前記窓部は、前記金属管の側面に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の観察装置。 - 請求項14~16のいずれか一項に記載の観察装置を使用した密閉型の加熱炉内の観察方法であって、
前記窓部を通して、前記光源が前記加熱炉内を照明し、
前記窓部を通して、前記撮像装置が前記加熱炉内を撮像することを特徴とする、観察方法。
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JPS5146419Y2 (ja) * | 1973-09-14 | 1976-11-10 | ||
JPH0217000U (ja) * | 1988-07-14 | 1990-02-02 |
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