JP7277745B2 - 冷却機構、観察装置および観察方法 - Google Patents

冷却機構、観察装置および観察方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7277745B2
JP7277745B2 JP2019127568A JP2019127568A JP7277745B2 JP 7277745 B2 JP7277745 B2 JP 7277745B2 JP 2019127568 A JP2019127568 A JP 2019127568A JP 2019127568 A JP2019127568 A JP 2019127568A JP 7277745 B2 JP7277745 B2 JP 7277745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
casing
pipes
observation device
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019127568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021011997A (ja
Inventor
翔生 宮本
倫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2019127568A priority Critical patent/JP7277745B2/ja
Publication of JP2021011997A publication Critical patent/JP2021011997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7277745B2 publication Critical patent/JP7277745B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

本発明は、密閉型の加熱炉内に装入される装置に設けられる冷却機構、この冷却機構を備える観察装置、この観察装置を使用した観察方法に関する。
密閉型の加熱炉(以下、「雰囲気炉」と記載する。)内に装入される装置として、例えば、熱風炉等の窯炉設備において、高温雰囲気中で窯炉設備に内張りされた耐火物の観察を行う観察装置がある。雰囲気炉内に装入される観察装置は、高温雰囲気中に曝されることから、撮像装置や光源等の観察機器を窯炉設備内の熱から保護するために、冷却機構が設けられる。
このような冷却機構として、例えば、特許文献1および2には、撮像装置等を内蔵した箱体内に冷却ガスを流すとともに、箱体に設けられた水冷ジャケットにより冷却する構造が開示されている。この構造では、外部から冷却水を水冷ジャケットに注水し、外部に冷却水を排水することができるように構成されている。
また、例えば、特許文献3には、撮像装置等を内蔵した箱体内に冷却ガスを流すとともに、箱体を、その外周壁内に冷却水が流れる水冷筒とすることが開示されている。
さらに、例えば、特許文献4には、二重管の内管の内側に観察機器を内封するとともに冷却気体を導入し、かつ、内管と外管の間に冷却水を導入する冷却機構が開示されている。
特開2010-133950号公報 特開2011-112306号公報 特開2012-230047号公報 特開2007-278627号公報
しかしながら、上記特許文献1および2のように、水冷ジャケットを設置した構造、あるいは、上記特許文献3および4のように、二重管構造(または水冷筒)とし、内管と外管の間(または水冷筒の外周壁内)を冷却水が循環する構造では、観察装置が大型化し、重量が増加する。そのため、観察装置を人手で運搬し、観察箇所に設置および操作することなどができず、重機が必要となるなど、簡便な取り回しが不可能となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、冷却機構の軽量化を図ることにより、密閉型の加熱炉内に装入される装置の簡便な取り回しを可能とする冷却機構、この冷却機構を備える観察装置、この観察装置を使用した観察方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、密閉型の加熱炉内に装入される装置に設けられる冷却機構であって、前記装置のケーシングの外部に配置され、液体の冷媒が供給される冷却管と、前記ケーシングの外周面および前記冷却管を被覆する耐火繊維からなる断熱材と、を備え、前記冷却管は、前記断熱材の層内に配置された前記冷媒の吐出口を有することを特徴としている。
本発明によれば、液体の冷媒の供給をケーシングの外部に設けた単管構造の冷却管を通じて行い、その外側を軽量な耐火繊維からなる断熱材で覆うことにより、人手で簡便な取り回しが可能となる程まで、密閉型の加熱炉内に装入される装置の大幅な軽量化を実現できる。また、冷媒の吐出口が、断熱材の層内に配置されることで、冷却管に設けられた吐出口から断熱材中に浸み出した冷媒は、断熱材中で拡散し、断熱材の層全体に行き渡る。断熱材の層全体に行き渡った冷媒は、高温雰囲気内で気化し、その気化熱により観察装置を効果的に冷却することができる。
前記冷却機構は、前記ケーシングの内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備え、前記冷却ガス供給手段から供給された冷却ガスは、前記ケーシングの内部を通過しながら前記ケーシングの内部空間および前記ケーシングの内部に設置された機器を冷却し、前記ケーシングの外部へ排出されるようにしてもよい。
前記冷媒は、前記冷却管に連続的に供給されてもよい。
前記冷媒は、水であることが好ましい。
前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、前記吐出口は、前記冷却管の先端に設けられてもよい。
また、前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられてもよい。
前記冷却管の側面に前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、前記冷却管の長さ方向に均等に配置されてもよい。
あるいは、前記冷却管の側面に前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。
直管の前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向に均等に配置されるように、前記冷却管が配置されてもよい。
あるいは、直管の前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されるように、前記冷却管が配置されてもよい。
直管の前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管が前記ケーシングの外周方向に均等に配置されてもよい。
あるいは、直管の前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管が前記ケーシングの外周方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。
また、前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って螺旋状に巻き付くように配置された曲管であり、前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられてもよい。
曲管の前記冷却管の側面に前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向に均等に配置されてもよい。
あるいは、曲管の前記冷却管の側面に前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。
また、前記の目的を達成するため、本発明は、密閉型の加熱炉内の観察装置であって、筒状のケーシングと、前記ケーシングの内部に設置され、撮像装置、光源および検出器からなる群より選択される少なくとも1種の機器と、上述した冷却機構と、を備え、前記ケーシングには、窓部が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、液体の冷媒の供給をケーシングの外部に設けた単管構造の冷却管を通じて行い、その外側を軽量な耐火繊維からなる断熱材で覆うことにより、人手で簡便な取り回しが可能となる程まで、密閉型の加熱炉内に装入される装置の大幅な軽量化を実現できる。また、冷媒の吐出口が、断熱材の層内に配置されることで、冷却管に設けられた吐出口から断熱材中に浸み出した冷媒は、断熱材中で拡散し、断熱材の層全体に行き渡る。断熱材の層全体に行き渡った冷媒は、高温雰囲気内で気化し、その気化熱により観察装置を効果的に冷却することができる。
前記観察装置において、前記ケーシングは、金属管であり、前記ケーシングの内部には、前記撮像装置または前記光源が設置され、前記窓部は、前記金属管の先端に設けられてもよい。
前記観察装置において、前記ケーシングは、金属管であり、前記ケーシングの内部には、前記撮像装置および前記光源が設置され、前記窓部は、前記金属管の側面に設けられてもよい。
また、前記の目的を達成するため、本発明は、上述した観察装置を使用した密閉型の加熱炉内の観察方法であって、前記窓部を通して、前記光源が前記加熱炉内を照明し、前記窓部を通して、前記撮像装置が前記加熱炉内を撮像することを特徴としている。
本発明によれば、軽量な耐火繊維からなる断熱材によりケーシングの外周面および冷却管を被覆し、かつ、液体の冷媒の吐出口を軽量な耐火繊維からなる断熱材の層内に配置することにより、人手で簡便な取り回しが可能となる程まで、密閉型の加熱炉内に装入される装置の大幅な軽量化を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る観察装置の全体構成を示す部分断面図である。 同実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。 同実施形態に係る観察装置の変更例の全体構成を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。 実施例2で使用した熱風炉および観察装置の概略構成を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[第1の実施形態]
まず、図1および図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る密閉型の加熱炉(以下、密閉型の加熱炉を「雰囲気炉」と記載する。)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図1は、本実施形態に係る観察装置100の全体構成を示す部分断面図である。図2は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図2には、説明の便宜のため、観察装置100の構成のうちケーシング1および冷却管110を示し、他の構成については図示を省略している。
(観察装置100の構成)
図1に示すように、本実施形態に係る観察装置100は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。観察装置100としては、例えば、熱風炉等の窯炉設備において、高温雰囲気中で窯炉設備に内張りされた耐火物の観察を行う観察装置がある。雰囲気炉内に装入される観察装置は、高温雰囲気中に曝されることから、撮像装置や光源等の観察機器を窯炉設備内の熱から保護するために、冷却機構が設けられる。
なお、本明細書でいう「高温雰囲気」とは、雰囲気温度が100℃以上の雰囲気のことをいい、例えば、観察装置100を熱風炉内に内張りされた耐火物の観察に用いる場合には、熱風炉内の雰囲気温度は、1200℃前後となる。
また、本実施形態に係る観察装置100を装入する雰囲気炉の例としては、熱風炉、コークス炉、高炉(炉頂部)、電気炉、均熱炉、焼鈍炉、連続焼鈍炉、焼準炉等の密閉型の加熱炉であれば、特に制限されない。
<ケーシング1>
ケーシング1の内部には、カメラ2等の撮像装置、ライト等の光源、レーザ変位計等の検出器(センサ)などが設置される。ケーシング1の形状は、筒状であれば特に制限されず、例えば、円筒状でもよく、角筒状でもよい。ケーシング1の材質は、高温雰囲気に装入しても溶融しない程度の耐熱性を有していれば問題ないが、ケーシング1の素材としては、例えば、ステンレス鋼(SUS304、SUS316等)、鋼、アルミナなどが挙げられる。図1には、ケーシング1が金属管(例えば、SUS管)である例が示されている。
ここで、ケーシング1の先端は開放されており、その開放された先端には、窓部9が設けられている。図1に示した観察装置100では、窓部9を通してカメラ2が雰囲気炉内を撮像する。また、ケーシング1内にキセノンライト等の光源(図示せず。)が設けられている場合には、窓部9を通して光源が雰囲気炉内を照明する。
窓部9の材質としては、透明な材質であれば特に制限はされないが、窓部9の素材として、例えば、耐熱性に優れた石英ガラス等が用いられる。また、窓部9の内側には、フィルタ8が設けられていてもよい。フィルタ8を使用することで、カメラ2により可視光波長内での観察を行うことが可能となる。なお、フィルタ8としては、例えば、IR(近赤外線)カットフィルタ、UVカットフィルタ、バンドパスフィルタ等が挙げられ、これらのフィルタを1枚または複数枚組み合わせて使用することができる。
また、ケーシング1の先端部は、図1に示すように、外管部1aと内管部1bとからなる二重管構造となっており、内管部1bには、ケーシング1の周方向に貫通する1または2以上の貫通孔1cが設けられている。
<観察機器>
本実施形態に係るケーシング1の内部に設置される機器としては、例えば、カメラ2等の撮像装置、キセノンライト等の光源、レーザ変位計(レーザー測距器)の検出器等の観察機器のうちの1種を単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。これらの観察機器以外にも、ケーシング1の内部に設置される機器としては、各種観察(観測)装置、検査(検出)装置、測定(計測)装置、分析装置、試験装置等が挙げられる。
図1に示した例では、ケーシング1の内部には、カメラ2が設置されている。カメラ2は、例えば、直視型の円筒形マイクロカメラであり、カメラ本体21と、カメラ本体21の先端に取り付けられたレンズ22と、カメラ本体21の後端に接続されたケーブル23とを有する。カメラ本体21内には、CCD等の撮像素子が内蔵されている。また、レンズ22には、レンズ22の焦点距離を伸ばすため、テレコンバータ(図示せず。)が取り付けられていてもよい。さらに、カメラ本体21は、ケーブル23によりカメラコントールユニット(図示せず。)に接続される。なお、カメラ2のような円筒形マイクロカメラの代わりに、例えば、ファイバースコープや、ファイバースコープの先端にCCDを配置したビデオスコープ等を用いてもよい。観察装置100の軽量化を図る観点からは、可能な限り小型の撮像装置等の機器を使用することが好ましい。
また、カメラ本体21は、例えば、ケーシング1の内周面に固定された支持板24にネジ等により固定および支持されている。支持板24には、ケーシング1の軸方向に貫通する1または2以上の貫通孔24aが設けられている。
<冷却機構>
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図2に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管110と、断熱材120とを有する。
冷却管110は、ケーシング1の外部に配置され、液体の冷媒が外部から供給される。冷却管110は、例えば、冷却管固定部材111等により、ケーシング1の外周面に固定されるとともに、連結チューブ(図示せず。)等により、冷却水等の冷媒を供給する冷媒供給ポンプ(図示せず。)等に接続される。本実施形態では、冷却管110として、複数(図2に示した例では、4本)の直管110A、110B、110C、110Dが金属管であるケーシング1の外周に沿って配置されている。また、冷却管110の先端は開口となっており、この開口が、外部から供給された冷媒の吐出口110aとなっている。なお、冷却管110の材質としては、例えば、熱伝導性に優れる鋼、銅、アルミニウム等が用いられる。
断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管110を被覆するように配置される。断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管110のうち、少なくとも雰囲気炉内に装入される部分に被覆されていればよいが、ケーシング1の外周面および冷却管110の全部に被覆されていても差し支えない。断熱材120としては、例えば、セラミックファイバー等の耐火繊維のブランケットが用いられる。
本実施形態に係る冷却機構においては、冷媒の吐出口110aは、断熱材120の層内に配置される。したがって、冷却管110に供給された液体の冷媒(例えば、冷却水)は、冷却管110の先端の開口である吐出口110aから断熱材120層内に吐出され、断熱材120中に浸み出す。このようにして断熱材120中に浸み出した冷媒は、図1の矢印Dに示すように、毛細管現象等により断熱材120中で拡散し、断熱材120の層全体に行き渡る。断熱材120の層全体に行き渡った冷媒は、高温雰囲気内で気化し、その気化熱により観察装置100のケーシング1を冷却する。詳細には、断熱材120中に存在する冷媒が気化する際に、ケーシング1から気化熱に相当する熱を奪うことにより、ケーシング1が冷却される。以上のように、冷却管110の吐出口110aが断熱材120の層内に配置されることで、断熱材120の層全体に行き渡った冷媒が気化し、ケーシング1の全体(少なくとも、断熱材120により被覆されている部分)を効果的に冷却することができる。
冷媒としては、水が最適である。水は、潜熱(気化熱)が大きいことから、冷媒として水(冷却水)を使用することにより、冷却能力が高まるためである。また、水は、表面張力が高いことから、冷媒として水を使用すると、毛細管現象により断熱材120中に拡散しやすいためである。ただし、水以外の冷媒であっても、上述したように断熱材120の層全体に拡散可能であり、気化熱によりケーシング1を冷却可能な液体であれば、本実施形態における冷媒として使用可能である。
また、冷媒を冷却管110に連続的に供給することで、断熱材120中に常に冷媒を存在させておくことができるようになるため、観察装置100における観察の間、ケーシング1に対する冷却能力を維持することができる。
ここで、冷却管110の本数は、1本以上であることが必須である。ただし、冷却管110が1本のみであると、冷却管110に供給される冷却水等の冷媒の流量にもよるが、断熱材120の層全体に冷媒を拡散させて行き渡らせる(断熱材120の全面に冷媒を浸み出させる)ことが困難となる恐れがある。冷媒を確実に断熱材120の層全体に拡散させて行き渡らせるためには、冷却管110の本数は、3本以上であることが好ましく、4本以上であることがより好ましい。
また、冷却管110が2本以上配置されている場合に、冷却管110の先端の吐出口110aの位置が冷却管110の長さ方向に均等に配置されるように、冷却管110が配置されてもよい。このように配置するためには、例えば、冷却管110A、110B、110C、110Dの順に、冷却管110の長さが長くなるようにし、かつ、冷却管110Aと冷却管110Bの長さの差と、冷却管110Bと冷却管110Cの長さの差と、冷却管110Cと冷却管110Dの長さの差とが等しくなるようにすればよい。このように、吐出口110aの位置が均等に配置されることにより、ケーシング1の長さ方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、冷却管110が2本以上配置されている場合に、冷却管110の先端の吐出口110aの位置が冷却管110の長さ方向において特定の位置に偏って配置されるように、冷却管110が配置されてもよい。このように、吐出口110aの位置が特定の位置に偏ってランダムに配置されることにより、カメラ2等の撮像装置、ライト等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
また、冷却管110が2本以上配置されている場合に、冷却管110がケーシング1の外周(ケーシング1が円筒形の場合には円周)方向に均等に配置されてもよい。このように冷却管110が均等に配置されることにより、ケーシング1の外周方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、冷却管110が2本以上配置されている場合に、冷却管110がケーシング1の外周方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。このように冷却管110がランダムに配置されることにより、カメラ2等の撮像装置、ライト等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
また、冷却管110が2本以上(例えば、図2に示すように4本)配置されている場合に、各冷却管110A、110B、110C、110Dに供給する冷媒の流量を変えてもよい。例えば、ケーシング1の先端部に設置されているカメラ2の近傍の冷却能力を高めることで、カメラ2を熱による損傷から保護したいような場合には、吐出口110aがケーシング1の先端まで延びている冷却管110D、110C等に供給する冷媒の流量を増加させてもよい。また、例えば、観察装置100を熱風炉、高炉等の炉頂から装入したような場合、炉内の上方の輻射熱が高くなることから、ケーシング1の後端側の温度が上昇しやすい。そこで、吐出口110aが輻射熱の大きなケーシング1の後端側に位置する冷却管110A、110B等に供給する冷媒の流量を増加させてもよい。
また、観察装置100は、冷却機構として、ケーシング1の内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備えていてもよい。冷却ガス供給手段としては、例えば、ケーシング1の外部に設置されたエアクーラー(図示せず。)等が使用できる。このエアクーラー等の冷却ガス供給手段から、ケーシング1の内部と連通する配管(図示せず。)を介して、ケーシング1の内部に後端側から先端側に向けてエア等の冷却ガスが流される。冷却ガスは、ケーシング1の内部を通過しながらケーシング1の内部空間およびケーシング1の内部に設置されたカメラ2等の機器を冷却し、ケーシング1の外部へ排出される。また、冷却ガスは、ケーシング1に設けられた窓部9からの輻射熱からカメラ2等の観察機器を保護するために用いられる。
より詳細には、冷却ガス供給手段から供給された冷却ガスは、ケーシング1の後端側から、支持板24に設けられた貫通孔24aを通過し、内管部1bに設けられた貫通孔1cから、外管部1aと内管部1bとの間の空間である冷却ガス流路1dを通過し、ケーシング1の先端部からケーシング1の外部に排出される。このように、貫通孔1cは、冷却ガスをケーシング1の外部に排出するためのガス抜き孔となっている。なお、通常、冷却ガスとしてはエアが用いられるが、エア以外にも、窒素、アルゴン等の不活性ガスも冷却ガスとして用いることが可能である。
(観察装置100Vの構成)
次に、図3を参照しながら、本実施形態の変更例に係る観察装置100Vの構成を述べる。図3は、本実施形態に係る観察装置100Vの変更例の全体構成を示す部分断面図である。観察装置100Vは、ケーシング1Vが金属管であることは、上述した観察装置100と同様であるが、ケーシング1Vの内部には、撮像装置としてのカメラ2および光源としてのライト3の両方が設置され、窓部9A、9Bが、ケーシング1Vの側面に設けられている点で、観察装置100と相違する例である。
<ケーシング1V>
図3に示すように、ケーシング1Vの内部には、カメラ2およびライト3が設置される。ケーシング1Vの形状は、筒状であれば特に制限されず、例えば、円筒状でもよく、角筒状でもよい。ケーシング1Vの材質は、ケーシング1と同様である。図3には、ケーシング1Vが金属管(例えば、SUS管)である例が示されている。
ここで、ケーシング1Vの先端は閉塞された平坦面1Vaとなっており、ケーシング1Vの側面には、2つの窓部9A、9Bが設けられている。図3に示した観察装置100Vでは、窓部9Aを通してカメラ2が雰囲気炉内を撮像でき、窓部9Bを通してライト3が雰囲気炉内を照明できるように、窓部9Aはカメラ2の近傍に、窓部9Bはライト3の近傍に、それぞれ配置されている。
窓部9A、9Bの材質は、観察装置100における窓部9と同様である。また、窓部9A、9Bの内側には、それぞれ、フィルタ8A、8Bが設けられていてもよいことは、観察装置100と同様である。なお、フィルタ8A、8Bとしては、第1の実施形態に係るフィルタ8と同様のフィルタを用いることができる。
<観察機器>
本変更例に係るケーシング1Vの内部に設置される機器としては、例えば、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、レーザ変位計(レーザー測距器)の検出器等の観察機器のうちの1種を単独で使用してもよく、または2種以上を併用してもよい。これらの観察機器以外にも、ケーシング1の内部に設置される機器としては、各種観察(観測)装置、検査(検出)装置、測定(計測)装置、分析装置、試験装置等が挙げられる。
図3に示した例では、ケーシング1Vの内部には、カメラ2およびライト3が設置されている。カメラ2は、上述したように、直視型の円筒形マイクロカメラである。カメラ2は、支持棒25によりケーシング1Vの内部に固定される。
ライト3は、例えば、光源が設けられる本体部31と、本体部31を支持する支持部32と、ライト3を外部電源と接続する配線33とからなり、ケーシング1Vの中心軸方向に配光するライトである。このようなライトとしては、例えば、キセノンライト、発光ダイオード(LED)等を使用できる。ライト3は、支持棒34によりケーシング1V内に固定される。
以上のように、カメラ2が直視型のカメラであり、ライト3がケーシング1Vの中心軸方向に配光するライトであるような場合には、ケーシング1Vの側面に設けられた窓部9A、9Bからは、撮像や照明ができない。そこで、本変更例に係る観察装置100Vは、反射鏡4および反射鏡6が設けられている。反射鏡4、6は、それぞれ、回転軸4a、6aを中心に回動可能に設置されており、カメラ2に入射する光の角度、ライト3から出射された光の反射光の角度を変更できるように構成されている。なお、反射鏡4、6の回動は、それぞれ、モータ5、7の動力により行われる。また、モータ5、7は、それぞれ、ケーシング1の内周面に固定された支持板51、71にネジ等により固定および支持されている。支持板71には、ケーシング1Vの軸方向に貫通する1または2以上の貫通孔71aが設けられている。
以上のような構成により、カメラ2は、雰囲気炉内から窓部9Aおよびフィルタ8Aを通過して入射した光が反射鏡4により反射され、その反射光がレンズ22に入射することにより、雰囲気炉内の耐火物等を撮像する。また、ライト3は、本体部31の光源から出射された光が反射鏡6により反射され、その反射光がフィルタ8Bおよび窓部9Bを通過することで、雰囲気炉内の耐火物等を照明する。
なお、観察装置100Vの軽量化を図る観点からは、可能な限り小型の撮像装置、光源等の機器を使用することが好ましい点は、観察装置100の場合と同様である。
<冷却機構>
観察装置100Vに設けられる冷却機構は、図3に示すように、観察装置100と同様に、冷却管110と、断熱材120とを有する。冷却管110および断熱材120は、観察装置100に設けられているものと同様であるので、詳細な説明を省略する。
なお、本変更例に係る観察装置100Vのように、窓部9A、9Bがケーシング1の側面に設けられた側面視の観察装置を雰囲気炉に装入した場合、窓部9A、9Bの周辺の輻射熱が大きくなる傾向にある。このような場合には、窓部9A、9Bの周辺の冷却能力を特に高めることが好ましい。そこで、窓部9A、9Bの上部(後端側)に、複数の冷却管110の吐出口110aが配置されるように、吐出口110aの位置が、窓部9A、9Bの周辺に偏って配置されるようにしてもよい。ただし、この際、吐出口110aから吐出された冷媒が窓部9A、9Bを濡らし、その冷媒が気化する際に窓部9A、9Bが曇らないようにすることに留意することが好ましい。
また、観察装置100Vは、冷却機構として、ケーシング1Vの内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備えていてもよい。冷却ガス供給手段としては、例えば、ケーシング1Vの外部に設置されたエアクーラー(図示せず。)等が使用できる。このエアクーラー等の冷却ガス供給手段から、ケーシング1Vの内部と連通する配管(図示せず。)を介して、ケーシング1Vの内部に後端側から先端側に向けてエア等の冷却ガスが流される。冷却ガスは、ケーシング1Vの内部を通過しながらケーシング1Vの内部空間およびケーシング1Vの内部に設置されたカメラ2、ライト3等の機器を冷却し、ケーシング1Vの外部へ排出される。
また、観察装置100Vでは、上述したように、ケーシング1Vの先端は閉塞された平坦面1Vaとなっており、図3に示すように、支持板51およびケーシング1Vの先端の平坦面1Vaを貫通するように、冷却ガス流路130が設けられている。冷却ガス流路130の両端は開放されており、それぞれ、冷却ガスの流入口130aおよび排出口130bとなっている。
より詳細には、図3に示すように、冷却ガス供給手段から供給された冷却ガスは、ケーシング1Vの後端側から、支持板71に設けられた貫通孔71aを通過し、ケーシング1V内を先端側に向かって流れる。さらに、冷却ガスは、流入口130aから冷却ガス流路130に進入し、冷却ガス流路130を流れた後に、窓部9A、9Bの周縁部に設けられた貫通孔(図示せず。)または排出口130bからケーシング1Vの外部に排出される。このように、冷却ガス流路130の流入口130aおよび排出口130bは、冷却ガスをケーシング1Vの外部に排出するためのガス抜き孔となっている。なお、使用可能な冷却ガスの種類は、観察装置100の場合と同様である。
(観察装置100、100Vの作用効果)
以上のように、本実施形態に係る観察装置100およびその変更例に係る観察装置100Vによれば、液体の冷媒の供給をケーシング1の外部に設けた単管構造の冷却管110を通じて行い、その外側を軽量な耐火繊維からなる断熱材120で覆うことにより、大幅な軽量化を図ることができる。
また、断熱材120に連続的に冷媒を供給可能な冷却機構の構造とすることで、液体の冷媒(例えば、水)の気化熱を利用した連続的な冷却が可能となる。さらに、冷却管110に供給する水量を調整することで、冷却能力を調整可能である。以上の構成により、従来の冷却水が循環する構造の冷却機構を有する観察装置に比べてさらなる軽量化を図ることができる。その結果、観察装置を取り扱う際に、重機を使用する必要がなくなり、人手で簡易に取り回しが可能となる。
(観察装置100、100Vを使用した観察方法)
次に、上述した観察装置100、100Vを使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
観察装置100を使用した雰囲気炉内の観察方法においては、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、カメラ2が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物の状態)を撮像する。この際、ケーシング1の内部にライト3等の光源が設置された装置を観察装置100と共に雰囲気炉内に装入し、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、ライト3等の光源が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物)を照明するようにしてもよい。
また、観察装置100Vを使用した雰囲気炉内の観察方法においては、ケーシング1の側面に設けられた窓部9Bを通して、ライト3が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物)を照明する。また、ライト3から出射された光を利用して、ケーシング1の側面に設けられた窓部9Aを通して、カメラ2が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物の状態)を撮像する。
[第2の実施形態]
次に、図4を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図4は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図4には、説明の便宜のため、観察装置200の構成のうちケーシング1および冷却管210を示し、他の構成については図示を省略している。また、上述した第1実施形態と共通する説明は適宜省略する。
(観察装置200の構成)
本実施形態に係る観察装置200は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。
ケーシング1および雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器については、上述した第1の実施形態と同じものを用いることができ、具体的には、図1に示す観察装置100または図3に示す観察装置100Vと同じものを使用できる。言い換えると、本実施形態に係る冷却機構は、図1に示す観察装置100と同様のケーシング1または図3に示す観察装置100Vと同様のケーシング1Vのいずれに設けられてもよい。以下、本実施形態に係る冷却機構がケーシング1に設けられている場合を例に挙げて説明する。
<冷却機構>
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図4に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管210と、断熱材120とを有する。
冷却管210は、ケーシング1の外部に配置され、液体の冷媒が外部から供給される。本実施形態では、冷却管210として、複数(図4に示した例では、4本)の直管210A、210B、210C、210Dが金属管であるケーシング1の外周に沿って配置されている。また、冷却管210の先端は閉塞されており、外部から供給された冷媒の吐出口211は、冷却管210の側面に複数設けられている。このように、吐出口211が冷却管210の先端ではなく側面に設けられることにより、毛細管現象によらずとも、冷却管210に供給された冷媒が、ケーシング1を被覆する断熱材120の層全体に拡散して行き渡るようにすることが可能となる。
吐出口211は、1本の冷却管210に対して少なくとも1つ設けられていればよいが、本実施形態に係る冷却機構の冷却能力を高めるためには、1本の冷却管210に対して複数の吐出口211が設けられていることが好ましい。なお、冷却管210のその他の構成については、上述した冷却管110と同様である。
本実施形態では、断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管210を被覆するように配置される。断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管210のうち、少なくとも雰囲気炉内に装入される部分に被覆されていればよいが、ケーシング1の外周面および冷却管210の全部に被覆されていても差し支えない。
本実施形態に係る冷却機構においても、冷媒の吐出口211は、断熱材120の層内に配置される。したがって、冷却管210に供給された液体の冷媒(例えば、冷却水)は、冷却管210の側面に設けられた吐出口211から断熱材120層内に吐出され、断熱材120中に浸み出す。このようにして断熱材120中に浸み出した冷媒は、第1実施形態の場合と同様に、断熱材120中で拡散し、断熱材120の層全体に行き渡る。断熱材120の層全体に行き渡った冷媒は、高温雰囲気内で気化し、その気化熱により観察装置200のケーシング1を冷却する。以上のように、冷却管210の吐出口211が断熱材120の層内に配置されることで、断熱材120の層全体に行き渡った冷媒が気化し、ケーシング1の全体(少なくとも、断熱材120により被覆されている部分)を冷却することができる。
ここで、冷却管210の本数は、1本以上であることが必須であるが、冷媒を確実に断熱材120の層全体に拡散させて行き渡らせるためには、冷却管210の本数は、3本以上であることが好ましく、4本以上であることがより好ましい点は、冷却管110と同様である。
また、冷却管210が2本以上配置されている場合に、冷却管210の先端の到達位置が冷却管210の長さ方向に均等に配置されるように、冷却管210が配置されてもよい。このように配置するためには、例えば、冷却管210A、210B、210C、210Dの順に、冷却管210の長さが長くなるようにし、かつ、冷却管210Aと冷却管210Bの長さの差と、冷却管210Bと冷却管210Cの長さの差と、冷却管210Cと冷却管210Dの長さの差とが等しくなるようにすればよい。このように構成することで、吐出口211の位置がケーシング1の長さ方向に均等に配置されることになり、ケーシング1の長さ方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、冷却管210が2本以上配置されている場合に、冷却管210の先端の到達位置が冷却管210の長さ方向において特定の位置に偏って配置されるように、冷却管210が配置されてもよい。このように構成することで、吐出口211の位置がケーシング1の長さ方向において特定の位置に偏ってランダムに配置される。その結果、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
また、冷却管210が2本以上配置されている場合に、冷却管210がケーシング1の外周(ケーシング1が円筒形の場合には円周)方向に均等に配置されてもよい。このように冷却管210が均等に配置されることにより、ケーシング1の外周方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、冷却管210が2本以上配置されている場合に、冷却管210がケーシング1の外周方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。このように冷却管210がランダムに配置されることにより、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
また、各冷却管210の側面に、吐出口211が複数設けられている場合に、吐出口211が冷却管210の長さ方向に均等に配置されてもよい。このように、吐出口211が均等に配置されることにより、ケーシング1の長さ方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、各冷却管210の側面に、吐出口211が複数設けられている場合に、吐出口211が冷却管210の長さ方向において特定の位置に偏って配置されてもよい。このように、吐出口211が特定の位置に偏ってランダムに配置されることにより、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
なお、冷却管210が2本以上(例えば、図2に示すように4本)配置されている場合に、各冷却管210A、210B、210C、210Dに供給する冷媒の流量を変えてもよいことは、第1実施形態と同様である。
また、観察装置200も、観察装置100と同様に、冷却機構として、ケーシング1の内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備えていてもよい。冷却ガス供給手段の詳細は、第1実施形態で述べた通りである。
(観察装置200を使用した観察方法)
次に、上述した観察装置200を使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
観察装置200を使用した本実施形態に係る雰囲気炉内の観察方法においては、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、カメラ2が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物の状態)を撮像する。この際、ケーシング1の内部にライト3等の光源が設置された装置を観察装置200と共に雰囲気炉内に装入し、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、ライト3等の光源が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物)を照明するようにしてもよい。
[第3の実施形態]
次に、図5を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置の一例としての観察装置およびこの観察装置を使用した観察方法について説明する。図5は、本実施形態に係る冷却機構の構成の一例を示す斜視図である。なお、図5には、説明の便宜のため、観察装置300の構成のうちケーシング1および冷却管310を示し、他の構成については図示を省略している。また、上述した第1実施形態と共通する説明は適宜省略する。
(観察装置300の構成)
本実施形態に係る観察装置300は、高温雰囲気にある雰囲気炉内の観察装置であり、ケーシング1と、雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器(本実施形態では、観察機器)と、冷却機構とを備える。
ケーシング1および雰囲気炉内の観察に用いられる各種機器については、上述した第1の実施形態と同じものを用いることができ、具体的には、図1に示す観察装置100または図3に示す観察装置100Vと同じものを使用できる。言い換えると、本実施形態に係る冷却機構は、図1に示す観察装置100と同様のケーシング1または図3に示す観察装置100Vと同様のケーシング1Vのいずれに設けられてもよい。以下、本実施形態に係る冷却機構がケーシング1に設けられている場合を例に挙げて説明する。
<冷却機構>
本実施形態に係る冷却機構は、図1および図5に示すように、密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内に装入される装置である観察装置100に設けられ、冷却管310と、断熱材120とを有する。
冷却管310は、ケーシング1の外部に配置され、液体の冷媒が外部から供給される。本実施形態では、冷却管310として、1本の金属製の曲管がケーシング1の外周に沿って螺旋状に巻き付くように配置されている。また、冷却管310の先端は開口となっており、この開口が、外部から供給された冷媒の吐出口310aとなっている。また、冷却管310の側面にも、外部から供給された冷媒の吐出口311が複数設けられている。このように、吐出口311が冷却管310の先端ではなく側面に設けられることにより、毛細管現象によらずとも、冷却管310に供給された冷媒が、ケーシング1を被覆する断熱材120の層全体に拡散して行き渡るようにすることが可能となる。
吐出口311は、冷却管310に対して少なくとも1つ設けられていればよいが、本実施形態に係る冷却機構の冷却能力を高めるためには、冷却管310に対して複数の吐出口311が設けられていることが好ましい。なお、冷却管310のその他の構成については、上述した冷却管110と同様である。
本実施形態では、断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管310を被覆するように配置される。断熱材120は、ケーシング1の外周面および冷却管310のうち、少なくとも雰囲気炉内に装入される部分に被覆されていればよいが、ケーシング1の外周面および冷却管310の全部に被覆されていても差し支えない。
本実施形態に係る冷却機構においても、冷媒の吐出口311は、断熱材120の層内に配置される。したがって、冷却管310に供給された液体の冷媒(例えば、冷却水)は、冷却管310の側面に設けられた吐出口311から断熱材120層内に吐出され、断熱材120中に浸み出す。このようにして断熱材120中に浸み出した冷媒は、第1実施形態の場合と同様に、断熱材120中で拡散し、断熱材120の層全体に行き渡る。断熱材120の層全体に行き渡った冷媒は、高温雰囲気内で気化し、その気化熱により観察装置300のケーシング1を冷却する。以上のように、冷却管310の吐出口311が断熱材120の層内に配置されることで、断熱材120の層全体に行き渡った冷媒が気化し、ケーシング1の全体(少なくとも、断熱材120により被覆されている部分)を冷却することができる。
また、各冷却管310の側面に、吐出口311が複数設けられている場合に、吐出口311が螺旋状の冷却管310の長さ方向(言い換えると、ケーシング1の長さ方向および外周方向)に均等に配置されてもよい。このように、吐出口311が均等に配置されることにより、ケーシング1の長さ方向および外周方向全体を満遍なく均等に冷却することができる。
一方、各冷却管310の側面に、吐出口311が複数設けられている場合に、吐出口311が螺旋状の冷却管310の長さ方向(言い換えると、ケーシング1の長さ方向および外周方向)において特定の位置に偏って配置されてもよい。このように、吐出口311が特定の位置に偏ってランダムに配置されることにより、カメラ2等の撮像装置、ライト3等の光源、その他の観察機器の近傍など、冷却能力を強めたい部位を集中的に冷却することができる。
また、観察装置300も、観察装置100と同様に、冷却機構として、ケーシング1の内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備えていてもよい。冷却ガス供給手段の詳細は、第1実施形態で述べた通りである。
(観察装置300を使用した観察方法)
次に、上述した観察装置300を使用した本実施形態に係る密閉型の加熱炉(雰囲気炉)内の観察方法について説明する。
観察装置300を使用した本実施形態に係る雰囲気炉内の観察方法においては、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、カメラ2が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物の状態)を撮像する。この際、ケーシング1の内部にライト3等の光源が設置された装置を観察装置300と共に雰囲気炉内に装入し、ケーシング1の先端に設けられた窓部9を通して、ライト3等の光源が雰囲気炉(加熱炉)内(例えば、熱風炉等の窯炉設備に内張りされた耐火物)を照明するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上述した第1、第2および第3実施形態では、ケーシング1内に冷却ガスを供給していたが、このような場合に限られず、ケーシング1内に冷却ガスを必ずしも供給しなくてもよく、少なくとも液体の冷媒による冷却機構が設けられていればよい。
また、上述した第1、第2および第3実施形態では、ケーシング1内に撮像装置または光源が設置されるか、あるいは、ケーシング1V内に撮像装置および光源が設置される場合を例に挙げたが、このような場合に限られず、例えば、ケーシング1内にレーザ変位計(レーザ測距器)を設置し、雰囲気炉に内張りされた耐火れんがの損耗量をレーザ変位計により測定可能な観察装置であってもよい。
また、上述した第2の実施形態では、冷却管210の先端が閉塞されている場合を例に挙げて説明したが、このような場合に限られず、例えば、冷却管210の先端が開口となっており、この開口が、冷媒の吐出口となるように構成してもよい。
また、上述した第3の実施形態では、冷却管310の先端が開口となっており、この開口が、冷媒の吐出口310aとなっている場合を例に挙げて説明したが、このような場合に限られず、例えば、冷却管310の先端が閉塞されており、液体の冷媒の吐出口が、冷却管310の側面に設けられた吐出口311のみであってもよい。
また、上述した実施形態では述べられていないが、例えば、ケーシング1の先端に温度センサ等を取り付け、この温度センサが、ケーシング1の温度が所定の閾値よりも高くなっていることを検知した場合には、液体の冷媒および/または冷却ガスの流量を増加させ、温度センサが、ケーシング1の温度が所定の閾値よりも低くなっていることを検知した場合には、液体の冷媒および/または冷却ガスの流量を減少させるように制御してもよい。
(実施例1:ラボ実験)
上述した本発明の実施の形態にかかる冷却機構の冷却能力を確認するため、以下のラボ実験を実施した。本実施例では、観察装置として、図1および図2に示す第1の実施形態に係る観察装置100を用いた。ケーシング1としては、円筒状のSUS管を用い、ケーシング1のサイズは、φ50mm×7mであった。
以上の観察装置100を用い、実験用小型炉に対して、ケーシング1の先端部分のみを装入し、冷却機構を機能させたときの温度を測定した。実験条件としては、観察装置100を装入した実験用小型炉内の雰囲気温度を1000℃とし、冷却ガスとして用いたエアの流量を550L/分とし、液体の冷媒として用いた冷却水の流量を70mL/分とした状態を約30分間維持した後、エアの流量を400L/分に低下させて約5分間維持したときの、内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)およびカメラ2の温度変化を観察した。その後、エアの流量を550L/分に戻し、定常状態となった後に、液体の冷媒として用いた冷却水の流量(4本の冷却管110に供給された冷却水の流量の合計)を70mL/分から40mL/分に低下させて約8分間維持したときの、内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)およびカメラ2の温度変化を観察した。
その結果、エアの流量を低下させたときは、内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)の温度が約23℃から約28℃に上昇し、カメラ2の温度が約23℃から約24℃に上昇した。なお、エアの流量の低下は約5分間のみ維持したが、エアの流量の低下状態を5分間を超えて維持した場合には、カメラ2、ライト3等の観察機器が故障する60℃~70℃程度まで内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)の温度が上昇することが予想された。また、冷却水の流量を低下させたときは、内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)の温度が約24℃でほとんど変化がなく、カメラ2の温度が約23℃から約24℃に上昇した。
以上の結果から、冷却ガスとして用いるエアの流量を550L/分に維持し、液体の冷媒として用いる冷却水の流量を70mL/分に維持することで、カメラ2の温度を約23℃~24℃に保持できることがわかった。
(実施例2:実機試験)
次に、実施例1のラボ実験の結果に基づき、上述した本発明の実施の形態にかかる冷却機構の冷却能力を確認するため、以下の実機試験を実施した。本実施例では、観察装置として、実施例1のラボ実験と同じ観察装置100を用いた。
この観察装置100を用い、図6に示すように、熱風炉(休風日に試験を実施)10に対して、ケーシング1の先端部分の断熱材120で被覆した部分を熱風炉10の側壁に設けられた貫通孔10aから装入し、冷却機構を機能させたときの温度を測定した。なお、本実施例では、熱風炉10の側壁に設けられた貫通孔10aから観察装置100を装入したが、図6に示すように、熱風炉10の頂部に設けられた貫通孔10bから観察装置100を装入してもよい。熱風炉10の外壁は鉄皮11からなり、鉄皮11に耐火物12が内張りされている。観察装置100を装入した熱風炉内の雰囲気温度は約1200℃であった。また、実施例1の実験結果に基づき、冷却ガスとして用いたエアを550L/分の流量でケーシング1の内部に連続的に供給し、液体の冷媒として用いた冷却水を70mL/分の流量で冷却管110に連続的に供給した。
この状態で、観察装置100を熱風炉10内に約6分間のみ装入したところ、内管部1bの外側(冷却ガス流路1d)の温度が約24℃から約38℃に上昇し、カメラ2の温度が約17℃から約38℃に上昇した。
以上の結果から、炉内の雰囲気温度が約1200℃の熱風炉10に観察装置100を用いて炉内の耐火物12の観察を実施する場合、冷却ガスとして用いるエアの流量を550L/分とし、液体の冷媒として用いる冷却水の流量を70mL/分とすることで、本実施例の条件では少なくとも約6分間であれば、カメラ2等の観察機器が故障しない程度に温度上昇を抑制する冷却能力があることがわかった。なお、通常、5分程度あれば、熱風炉10内の耐火物12の観察時間としては十分であるが、冷却ガスおよび冷却水の流量を調節することで、観察装置100の炉内への装入時間を必要に応じて延長することができる。
本発明は、密閉型の加熱炉内に装入される装置に設けられる冷却機構、この冷却機構を備える観察装置、この観察装置を使用した観察方法に有用である。
1、1V ケーシング
1a 外管部
1b 内管部
1c 貫通孔(ガス抜き孔)
1d 冷却ガス流路
1Va 平坦面
2 カメラ
3 ライト
4、6 反射鏡
4a、6a 回転軸
5、7 モータ
8、8A、8B フィルタ
9、9A、9B 窓部
10 熱風炉
10a 貫通孔
11 鉄皮
12 耐火物
21 カメラ本体
22 レンズ
23 ケーブル
24 支持板
24a 貫通孔
25 支持棒
31 本体部
32 支持部
33 配線
34 支持棒
51、71 支持板
71a 貫通孔
100、100V、200、300 観察装置
110、210、310 冷却管
110a、211、310a、311 吐出口
111 冷却管固定部材
120 断熱材
130 ガス流路(ガス抜き孔)
130a 流入口
130b 排出口

Claims (17)

  1. 密閉型の加熱炉内に装入される装置に設けられる冷却機構であって、
    前記装置のケーシングの外部に配置され、液体の冷媒が供給される冷却管と、
    前記ケーシングの外周面および前記冷却管を被覆する耐火繊維からなる断熱材と、
    を備え、
    前記冷却管は、前記断熱材の層内に配置された前記冷媒の吐出口を有することを特徴とする、冷却機構。
  2. 前記ケーシングの内部に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段をさらに備え、
    前記冷却ガス供給手段から供給された冷却ガスは、前記ケーシングの内部を通過しながら前記ケーシングの内部空間および前記ケーシングの内部に設置された機器を冷却し、前記ケーシングの外部へ排出されることを特徴とする、請求項1に記載の冷却機構。
  3. 前記冷媒は、前記冷却管に連続的に供給されることを特徴とする、請求項1または2に記載の冷却機構。
  4. 前記冷媒は、水であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の冷却機構。
  5. 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、
    前記吐出口は、前記冷却管の先端に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却機構。
  6. 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って配置された1本または2本以上の直管であり、
    前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の冷却機構。
  7. 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、前記冷却管の長さ方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の冷却機構。
  8. 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向に均等に配置されるように、前記冷却管が配置されることを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の冷却機構。
  9. 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管の先端の位置が前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されるように、前記冷却管が配置されることを特徴とする、請求項5~7のいずれか一項に記載の冷却機構。
  10. 前記冷却管が2本以上配置されている場合に、前記冷却管が前記ケーシングの外周方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項5~9のいずれか一項に記載の冷却機構。
  11. 前記冷却管は、前記ケーシングの外周に沿って螺旋状に巻き付くように配置された曲管であり、
    前記吐出口は、前記冷却管の側面に設けられることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却機構。
  12. 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向に均等に配置されることを特徴とする、請求項11に記載の冷却機構。
  13. 前記吐出口が複数設けられている場合に、前記吐出口は、螺旋状の前記冷却管の長さ方向において特定の位置に偏って配置されることを特徴とする、請求項11に記載の冷却機構。
  14. 密閉型の加熱炉内の観察装置であって、
    筒状のケーシングと、
    前記ケーシングの内部に設置され、撮像装置、光源および検出器からなる群より選択される少なくとも1種の機器と、
    請求項1~13のいずれか一項に記載の冷却機構と、
    を備え、
    前記ケーシングには、窓部が設けられていることを特徴とする、観察装置。
  15. 前記ケーシングは、金属管であり、
    前記ケーシングの内部には、前記撮像装置または前記光源が設置され、
    前記窓部は、前記金属管の先端に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の観察装置。
  16. 前記ケーシングは、金属管であり、
    前記ケーシングの内部には、前記撮像装置および前記光源が設置され、
    前記窓部は、前記金属管の側面に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の観察装置。
  17. 請求項14~16のいずれか一項に記載の観察装置を使用した密閉型の加熱炉内の観察方法であって、
    前記窓部を通して、前記光源が前記加熱炉内を照明し、
    前記窓部を通して、前記撮像装置が前記加熱炉内を撮像することを特徴とする、観察方法。
JP2019127568A 2019-07-09 2019-07-09 冷却機構、観察装置および観察方法 Active JP7277745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127568A JP7277745B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 冷却機構、観察装置および観察方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019127568A JP7277745B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 冷却機構、観察装置および観察方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021011997A JP2021011997A (ja) 2021-02-04
JP7277745B2 true JP7277745B2 (ja) 2023-05-19

Family

ID=74227511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019127568A Active JP7277745B2 (ja) 2019-07-09 2019-07-09 冷却機構、観察装置および観察方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7277745B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130961A (ja) 1998-10-27 2000-05-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 炉内計測方法及び装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146419Y2 (ja) * 1973-09-14 1976-11-10
JPH0217000U (ja) * 1988-07-14 1990-02-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000130961A (ja) 1998-10-27 2000-05-12 Sumitomo Metal Ind Ltd 炉内計測方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021011997A (ja) 2021-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873962B2 (ja) 炉内観察装置およびそれを備えた押出ラム
US11435653B2 (en) High temperature camera probe
FI90469C (fi) Sovitelma tulipesäkamerassa
JP5781888B2 (ja) 高温雰囲気炉内観察装置
JP7277745B2 (ja) 冷却機構、観察装置および観察方法
KR970074944A (ko) 고온상태 용광로 내부 관찰장치
JP6490750B2 (ja) 観察装置、及び冷却機構
US6022112A (en) Endoscopic inspection sensor for coke oven batteries
EP1043559B1 (en) Furnace observation apparatus
JP4711856B2 (ja) 炉幅測定装置およびそれを備えた押出ラム
JP3243265B2 (ja) フィルタ付炉内観察装置
CN109115345A (zh) 一种红外线测温装置以及热处理设备
JP7438721B2 (ja) 炉内監視装置
RU180587U1 (ru) Телевизионный эндоскоп
RU2457521C2 (ru) Телевизионный эндоскоп
JP4959214B2 (ja) 高温炉内観察装置
JP2003286486A (ja) コークス炉の溶射補修装置
JP4032498B2 (ja) 監視装置およびその使用方法
JP3781800B2 (ja) 熱風炉内の点検装置
CN107747866B (zh) 一种可视的真空气氛烧结炉
JP4431260B2 (ja) 低温槽内観察装置用照明装置
JPH08145577A (ja) 高温密閉炉内観察装置
CN117631191A (zh) 用于在高温环境中使用的移动式图像采集装置
JPS6125598Y2 (ja)
SU911113A1 (ru) Печной ролик

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230417

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7277745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151