JP4959214B2 - 高温炉内観察装置 - Google Patents

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本発明は、例えば熱風炉のような高温炉における炉内耐火物の損傷状況を観察するための高温炉内観察装置に関するものである。
熱風炉のような高温炉は、約20年にも及ぶ長期間使用されるものであるので、定期的に炉内耐火物の損傷状況を観察することが必要である。熱風炉においては、特に蓄熱炉と燃焼室とをつなぐドーム連絡管の付け根部(以下、ドーム口巻き部という)が、高温に晒されて損傷の度合いが大きく、熱風炉の寿命を左右するため重要な観察対象部分である。
高温炉内の観察装置として、例えば特開平8−145577号公報に開示されたものがある。この観察装置は、ケーシング内を冷却水が導入される外側室と冷却エアが導入される内側室とに画成し、内側室内に監視カメラと、この監視カメラに入射する光線の入射角を調整可能な反射鏡とを設けたうえに、ケーシングの先端にライトを突設したものである。
ところで高温炉内の観察は、通常高炉休風時という限られた時間内で行うために、できるだけ高温で行うことが望まれているが、上記した観察装置は、ライトから放射する全光速が不足してSN比の関係から1150℃での観察が限界であった。例えば1200℃という高温で観察を行うにはライトの全光束を大きくして観察の支障となる光ノイズを打ち消す必要がある。しかしながら、高温で使用することとなると、単にライトの全光束を大きくするのみならず、高温で長時間使用できるための耐熱性が要求されるが、従来の高温炉内観察装置においては耐熱対策が十分でなかったので、1200℃という高温での耐久性に劣るという問題があった。
特開平8−145577号公報 (図1)
本発明は、上記した問題点に鑑み、1200℃という高温でも観察可能に耐熱性を高めた高温炉内観察装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明の高温炉内観察装置は、
冷却用水が導入される外側室と冷却用気体が導入される内側室とに区画された筒状のケーシングと、内側室内に配設された監視カメラと、ケーシングの先端に円筒状の取付基台を介して突設されたライトとを備え、高温炉内に差し込まれて炉内耐火物の損傷状況を観察する高温炉内観察装置であって、
前記取付基台を、ケーシングの先端の内側室に外側室から離間させて装着して、取付基台の外周に内側室と連通する通気間隙を設けるとともに、
取付基台の中心には、内側室と連通する気体吐出孔を設けて、
前記取付基台の前記通気間隙と前記気体吐出孔とに挟まれた端面位置に、複数本のライトを等間隔に突設し、各ライトの側面が前記通気間隙を通過した冷却用気体と、前記気体吐出孔を通過した冷却用気体とにより冷却される構造としたことを特徴とするものである。
本発明は、ケーシングの先端に突設したライトの側面を、通気間隙と気体吐出孔とから吐出された冷却用気体を通過させて冷却するので、ライトを高温の熱から保護することができる。
以下に、本発明を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る高温炉内観察装置を示す図、図2、3は、当該観察装置に用いるライト部を拡大して示す図である。図において、1はケーシングであって、このケーシング1は内側管2によって外側室3と内側室4とに区画されている。ケーシング1の外側室3には給水管31が配設されていて、外側室3は水冷されている。内側室4には、空気や窒素などの冷却用気体が導入される気体供給管41が差し込まれている。内側管2の先端にはその後方よりも拡径された拡径部21が設けられていて、拡径部21の内部はライトの装着空間42となしてある。
内側室4の中央付近には、観察窓32からの入射光を反射する反射板5と、この反射板5からの光が入射されるCCDカメラ、ビジコンカメラなどの監視カメラ6が設置されている。そして、ケーシング1の先端には、観察対象部を照明するライト7が装備されている。
ライト7は取付基台8に突設されているが、この取付基台8は、内側管2の拡径部21よりも細径に形成されている。また、取付基台8の側面には係止溝81が形成されている(図2、3)。ライトの装着空間42には、取付レール43が敷設されているので、この取付レール43に係止溝81をケーシング1の先端側から差し込むことによって、ライト7をケーシング1の先端に装着することができる。取付基台8は、外側室3から離間して内側室4の装着空間42に装着されているので、取付基台8の外周には冷却用気体の通気間隙44が形成されている。
Figure 0004959214
また、取付基台8の中心には、内側室4と連通する気体吐出孔82が設けられていて、この取付基台8は、厚肉の円筒状に形成されている。そして、取付基台8に、3本のライト7が相互に離間されて等間隔に突設されている。以上のようにして、ライト7をケーシング1の先端に配設したので、各ライト7の側面を通気間隙44を通過した冷却用気体と、気体吐出孔82を通過した冷却用気体とで冷却することができる。よって、従来よりもライト7の耐熱性を向上させることができる。
なお、ライト7として、従来よりも全光束を大きくした高輝度ライトを用いることができる。この高輝度ライトの性能を、従来のライト(定格電力5kwのハロゲン集魚灯)と比較して表1に示す。この高輝度ライトはライト1本あたりの全光速は従来のものよりも小さいが、3本合計の全光束が従来の2倍以上あるので、1200℃の炉壁からの光ノイズを打ち消して炉壁を観察することができる。
図4は、光ノイズと、ライトによって与えられる明るさとの関係を示す概念図であるが、1200℃炉壁の放つ光放射は約14000lxであるのに対し、3m離れた位置において従来ライトは8300lx程度の明るさしか付与することができず光ノイズの明るさを下回っていたので、1200℃の炉壁を観察することはできなかった。これに対し、上記高輝度ライトは、光ノイズを上回る約20000lxの明るさを付与することができるので、1200℃という高温炉壁を観察することができる。また、当該高輝度ライトは、色温度が3200Kと従来ライトの2800Kよりも高いので、従来よりも解像度を高めて炉内耐火物の損傷を詳細に観察することができる。
図5〜7に上記とは別の形態のライト部を示す。この形態においては、取付基台8がケーシング先端の断熱材12に螺着されている。取付基台8の中央にはライトの装着部83が設けられ、この装着部83に輝度を高めたライト7の基端が差し込まれ、ネジ84により固定されている。取付基台8には、前記した内側室4に連通させて気体吐出孔82を設けてある。この気体吐出孔82から冷却用気体を吐出させることにより、ライト7の外周面に沿って冷却用気体を通過させることができるので、ライト7を高温の熱から保護することができる。
ライト7の一側には、照明光反射板9が立設されている。この照明光反射板9は、凹面91を設けたステンレスなどの金属製のものを用いることができる。凹面91には光沢加工を施してある。そして、照明光反射板9には、取付基台8を貫通し内側室4に連通させて通風孔92が設けてある。この通風孔92に冷却用気体を通過させることによって、照明光反射板9から冷却用気体が熱を奪うので、照明光反射板9を冷却することができる。 なお、この形態のライト部においても、取付基台8を外側室3から離間させてケーシング7の先端に装着することによって、取付基台8の外周に冷却用気体の通気間隙44を設けることができる。
以上のように構成された観察装置は、例えば図8に示すようにして用いることができる。図において、51は熱風炉のドーム、52はドーム連絡管であって、53はドーム口巻き部である。ドーム51の上方にはやぐら54が組まれ、このやぐら54に、ケーシング1の先端にライト7を備えた観察装置50が昇降可能に垂設されている。ドーム54の頂部には点検孔55が設けられ、この点検孔55から観察装置50が炉内に装入されている。ライト7は炉壁からの光ノイズを打ち消して炉内を明るく照明しているので、ケーシング2内に内蔵されている監視カメラが、観察窓32からドーム口巻き部53を観察することができる。なお、56は、放射温度計である。
以上に説明したように、本発明に係る観察装置は、ライトや照明光反射板を内側室から吐出される冷却用気体によって冷却するようにしたので、従来のものよりも耐熱性を向上させて高温の炉内を監視することができる。
高温炉内観察装置の概略構造を示す断面図である。 ライト部の正面図である。 ライト部の側面図である。 光ノイズと、ライトによって与えられる明るさとの関係を示す概念図である。 別の形態のライト部の正面図である。 取付基台の断面構造を示す図5のライト部の正面図である。 図5のライト部の側面図である。 観察装置を備えた熱風炉上部の概略構成図である。
符号の説明
1 ケーシング、3 外側室、4 内側室、6 監視カメラ、7 ライト、8 取付基台、44 通気間隙、82 気体吐出孔、

Claims (1)

  1. 冷却用水が導入される外側室と冷却用気体が導入される内側室とに区画された筒状のケーシングと、内側室内に配設された監視カメラと、ケーシングの先端に円筒状の取付基台を介して突設されたライトとを備え、高温炉内に差し込まれて炉内耐火物の損傷状況を観察する高温炉内観察装置であって、
    前記取付基台を、ケーシングの先端の内側室に外側室から離間させて装着して、取付基台の外周に内側室と連通する通気間隙を設けるとともに、
    取付基台の中心には、内側室と連通する気体吐出孔を設けて、
    前記取付基台の前記通気間隙と前記気体吐出孔とに挟まれた端面位置に、複数本のライトを等間隔に突設し、各ライトの側面が前記通気間隙を通過した冷却用気体と、前記気体吐出孔を通過した冷却用気体とにより冷却される構造としたことを特徴とする高温炉内観察装置。
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