JPH0534080A - 熱風炉炉内観察装置 - Google Patents

熱風炉炉内観察装置

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JPH0534080A
JPH0534080A JP19298391A JP19298391A JPH0534080A JP H0534080 A JPH0534080 A JP H0534080A JP 19298391 A JP19298391 A JP 19298391A JP 19298391 A JP19298391 A JP 19298391A JP H0534080 A JPH0534080 A JP H0534080A
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cooling box
furnace
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Hidemi Watanabe
辺 秀 美 渡
Tadashi Sato
藤 正 佐
Yuji Sofue
父 江 勇 二 祖
Naoki Tsutsui
井 直 樹 筒
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Nippon Steel Corp
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製鉄用熱風炉の炉内耐火物の損傷状況を嫁働
状態に近以した条件下で観察するための装置を提供す
る。 【構成】 撮像管または撮像素子の前に光電子倍増管を
設け、該光電子倍増管の前にその分光感度に適した透過
度をもつレンズを有した遠隔操作可能なズ−ム装置を取
付け、該撮像装置全体を波長2μ以上の赤外線を反射す
る窓ガラスを有した冷却箱に内蔵した。また炉内観察装
置の操作杆に、冷却箱部全体を左右に揺動しうるハンド
ルおよび、冷却箱部を前後に傾動させる操作棒を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄用熱風炉の炉内耐
火物の損傷状況を嫁働状態に近似した条件下で観察する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱風炉は、大別すると内燃式と外燃式の
2つに分けられるが、いずれの構造の炉も、地上より約
50mの高さを有している。図5は、内燃式熱風炉の概
要を示しており、熱風炉1はバ−ナ2と熱風管3を備
え、耐火物でライニングした燃焼室4と仕切り壁5で区
切られ、チエッカ−レンガを積層した蓄熱室6と炉頂部
にド−ム7、炉下部に冷風管8を備えている。
【0003】この熱風炉1は、約20年にも及ぶ長期間
使用されるものであり、かつ大型設備のため建設期間も
約3年近くかかるため、1基でも使用不可能となれば長
期間の高炉減産操業につながる。このため、従来から長
期使用の熱風炉については、炉内診断の一貫として、炉
内耐火物の損傷状況観察が行われてきた。熱風炉の炉内
観察は、通常高炉休風時という限られた時間内に行われ
るため、通風冷却後実施されるが、それでもド−ム部の
温度は1000〜1200℃であり、また下部マンホ−
ル近傍でも800〜1000℃と高温炉内での撮影とな
る。
【0004】これまでの観察方法としては、小型水冷管
にCCDカメラを内装し数KWの強力な光源をあわせて
挿入し、炉内観察部に光源を照射しながらカメラで撮影
し、炉壁耐火物の亀裂,欠落等を観察する方法があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の撮影方法では、強力な光源を併設しても炉内全
体、特に高所の撮影に必要な照度を確保することは困難
であるため、熱風炉の高さ方向に撮影補助デッキ9を設
け、順次位置を移動して観察する必要があった。またカ
メラ内蔵水冷管と照明の両方を下部マンホ−ルから挿入
するため作業性が悪い。さらには照明設備が高温とな
り、また衝撃等で破損しやすい等の問題点があった。従
って、約50mの高さを有し、高温条件下の熱風炉の炉
内全体を地上マンホ−ル位置から一度に観察できれば極
めて効率的であり、観察のための休風時間が短縮でき
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像管または
撮像素子(10)の前に光電子倍増管(11)を設け、該光電子
倍増管(11)の前にその分光感度に適した透過度をもつレ
ンズ(12)を有した遠隔操作可能なズ−ム装置(13)を取付
け、該撮像装置(14:10〜13)全体を波長2μ以上の赤外
線を反射する窓ガラス(20)を有した冷却箱(16)に内蔵し
たこと、および、炉内観察装置の操作杆(17)に、冷却箱
部全体を左右に揺動しうるハンドル(18)および、冷却箱
部を前後に傾動させる操作棒(19)を設けたことを特徴と
する熱風炉炉内観察装置である。なお、カッコ内の記号
は、図面に示す実施例の対応要素を示す。
【0007】
【作用】撮像管または撮像素子(10)の前に光電子倍増管
(11)を設け、該光電子倍増管(11)の前にその分光感度に
適した透過度をもつレンズ(12)を有した遠隔操作可能な
ズ−ム装置(13)を取付け、該撮像装置(14:10〜13)全体
を波長2μ以上の赤外線を反射する窓ガラス(15)を有し
た冷却箱(16)に内蔵したので、過剰な赤外線を遮断した
状態で炉内耐火物壁面からの赤外線を光量として、別途
照明装置を設置することなく、また距離の遠近に影響さ
れずに観察することができる。
【0008】また、上記炉内観察装置(14:10〜13)の操
作杆(17)に、水冷箱(16)全体を左右に揺動しうるハンド
ル(18)および水冷箱(16)部を前後に傾動させる操作棒(1
9)を設けたので、熱風炉内側壁,炉内仕切壁,ド−ム構
成壁等の任意の部位を、炉外から選択して観察できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明装置を図に示す実施例にもとず
いて説明する。
【0010】図1は、本発明の装置における撮影部の基
本構成を示したものであり、特定波長の赤外線を反射す
る熱線カット用耐熱ガラス15、この耐熱ガラス15の
後方にはマルチコ−トレンズ使用の遠隔ズ−ム装置1
3、対物レンズ12、光電子倍増管11及び撮像管ある
いは撮像素子10、例えば小型CCDカメラ、を配置し
て撮影装置14が構成されており、この撮影装置14
は、図6に示すようにほぼ水平に配置される操作杆17
の先端部に可動自在に設置する冷却箱16内に収納され
ている。
【0011】図5に示す熱風炉1のド−ム部7は、炉内
観察を実施する休風時でも1000〜1200℃の高温
であり、図2に示すように種々な波長の可視光線および
赤外線を多く発している。本発明の観察装置は、上記耐
火物壁から放射されている電磁波を光源として観察する
ものであるが、過剰な赤外線入射軽減を図ることによっ
て撮影装置14への熱負荷を軽減するために、2μを超
える波長の赤外線を反射する熱線カット用耐熱ガラス1
5が、冷却箱16の撮影用窓20に装着されている。
【0012】また、図6に示すように、上記観察装置の
撮影装置14は、高温かつダストの飛散している雰囲気
内に挿入するので、冷却箱16の構成壁はジャケット構
造にして、操作杆17に沿って配置した冷却水供給管2
1からの冷却水が循環して冷却し、排出管22に到る。
また、撮影装置14で撮影された結果を炉外の記録器2
3、例えばVTRデッキとかモニタ−24に印加するリ
−ド線25あるいは遠隔ズ−ム装置13のコントロ−ラ
26のケ−ブル27を内装した操作杆17内には、窒素
ガス供給管28を配置し、その先端は遠隔ズ−ム装置1
3の前面部に臨ませてある。従って、窒素ガス供給管2
8を介して窒素ガスを供給するとズ−ム装置13のレン
ズ部分を洗浄し、冷却箱16内に充填する。この冷却箱
16内に充満した窒素ガスの一部は上記撮影用窓20の
周囲に所定間隔に穿設したスリット(図示せず)から流
出することによって、耐熱ガラス15の前面を洗浄する
ことに寄与する。また冷却箱16内の窒素ガスは、操作
杆17と冷却箱16との間の、可動部間隙を覆うジャバ
ラ(図示せず)部分から侵入するかも知れないダスト等
を排除する。
【0013】上記観察装置の撮影装置14は、数mから
約50mも先といった距離の炉壁を観察対象とするため
に2〜4倍の対物レンズ12と遠隔ズ−ム機構13を装
備している。また、熱風炉炉壁の地上近くにに設けられ
ているマンホ−ル29近傍でも数百度程度の表面温度が
あり、通常の撮影装置の場合には照明が必要であるが、
図3に示すような分光感度をもつ光電子倍増管11を採
用することにより外部照明を使用することなく、可視域
を超えた近赤外の光をも倍幅し、CCDカメラ10等に
よる撮像を可能とする。この光電子倍増管11は前述の
耐熱ガラス15によるフィルタリングによる入射光量の
減少に対する対策としても有効である。また、前記理由
より、遠隔ズ−ム機構13内のレンズは、光電子倍増管
11の分光感度に近い光透過特性をもつものが望まし
い。
【0014】光電子倍増管11の光増幅の原理は図4の
(a),(b)に示す通りであり、対物レンズ12をへ
て入射した光が光電面30で光電子に変換され、その光
電子が電子レンズ31をへてマルチチャンネルプレ−ト
32の、多数のチャンネル壁33のそれぞれのキャピラ
リ−(図示せず)内で衝突毎に2次電子を発生すること
により光電子量を増幅する(図4のb)。このキャピラ
リ−はマルチチャンネルプレ−ト32内に約200万個
あり、結果として入射した光は、光電子として数万倍に
増幅され、蛍光面34に衝突し光を発する。この光をC
CDカメラ10に取り込むことにより照明なしの撮影が
可能となる。
【0015】また、前記撮影装置14に加え、図6にあ
るような操作杆17に取付けたハンドル18及び冷却箱
16に係止した操作棒19による遠隔傾動機構により、
撮影装置14を任意の方向に傾動させたり、下向きにし
たりすることができるので、炉床部落下物及び地上レベ
ルから約50mレベルまでの内壁,仕切壁,ド−ム部の
耐火物の損傷状況を選択的にしかも短時間で観察するこ
とが可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の観察装置は嫁働
状態に近似した条件下の熱風炉を観測対象とし、しかも
別途照明装置を併用することがないので、取扱が簡単で
あり、短時間で撮影できるようになった。次の表1に本
発明(新法)と従来法の比較を示す。
【0017】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の、撮影装置の外観を示す
斜視図である。
【図2】 熱風炉の内壁面の放射電波波の波長特性を示
すグラフである。
【図3】 図1に示す光電子倍増管11の分光感度等を
示すグラフである。
【図4】 (a)は光電子倍増管11の内部構造の概要
を示す縦断面図であり、(b)は(a)に示すマルチチ
ャンネルプレ−ト32の、多数のチャンネル壁33の中
の1つの拡大縦断面図である。
【図5】 熱風炉の構造概要を示す断面図である。
【図6】 本発明の一実施例の全体概要を示すブロック
図である。
【図7】 (a)は図6に示す冷却箱16と操作杆17
の平面図、(b)は外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:熱風炉 2:バ−ナ 3:熱風管 4:燃焼室 5:仕切り壁 6:蓄熱室 7:ド−ム部 8:冷風管 9:撮影補助デッキ 10:撮像管あるいは撮
像素子 11:光電子倍増管 12:対物レンズ 13:遠隔ズ−ム装置 14:撮影装置 15:耐熱ガラス 16:冷却箱 17:操作杆 18:ハンドル 19:操作棒 20:撮影用窓 21:冷却水供給管 22:排水管 23:記録器 24:モニタ− 25:リ−ド線 26:コントロ−ラ 27:ケ−ブル 28:窒素ガス供給管 29:マンホ−ル 30:光電面 31:電子レンズ 32:マルチチャンネ
ルプレ−ト 33:チャンネル壁 34:蛍光面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒 井 直 樹 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像管または撮像素子の前に光電子倍増管
    を設け、該光電子倍増管の前にその分光感度に適した透
    過度をもつレンズを有した遠隔操作可能なズ−ム装置を
    取付け、該撮影装置全体を波長2μ以上の赤外線を反射
    する窓ガラスを有した冷却箱に内蔵したことを特徴とす
    る熱風炉炉内観察装置。
  2. 【請求項2】上記炉内観察装置の操作杆に、冷却箱部全
    体を左右に揺動しうるハンドルおよび、冷却箱部を前後
    に傾動させる操作棒を設けたことを特徴とする請求項1
    の熱風炉炉内観察装置。
JP19298391A 1991-08-01 1991-08-01 熱風炉炉内観察装置 Expired - Lifetime JPH0799312B2 (ja)

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JPH0534080A true JPH0534080A (ja) 1993-02-09
JPH0799312B2 JPH0799312B2 (ja) 1995-10-25

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157559A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ishikawajima Inspection & Instrumentation Co 高温炉壁撮像装置
KR101309649B1 (ko) * 2011-12-22 2013-09-17 재단법인 포항산업과학연구원 전로 출강구 슬리브의 내화물 손모량 측정장치 및 그 방법
KR101360389B1 (ko) * 2011-05-03 2014-02-07 예코텍(주) 고로 관측 장치

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KR101360389B1 (ko) * 2011-05-03 2014-02-07 예코텍(주) 고로 관측 장치
KR101309649B1 (ko) * 2011-12-22 2013-09-17 재단법인 포항산업과학연구원 전로 출강구 슬리브의 내화물 손모량 측정장치 및 그 방법

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Effective date: 19960514