JP4873990B2 - コークス炉燃焼室観察装置 - Google Patents
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Description
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、コークス炉の炉壁を容易に観察できるようにすることを目的とする。
また、本発明の他の特徴によれば、内管の外周面の少なくとも一部に第1の断熱部材を設けると共に、外管の外周面の少なくとも一部に第2の断熱部材を設けるようにしたので、単管に厚い断熱材を施した場合に比べて、断熱材における蓄熱量を小さくすることができる。これにより、コークス炉の燃焼室から装置を引き抜いた後、第1及び第2の断熱材を早く冷ます(抜熱する)ことができる。従って、複数の燃焼室の炉壁を続けて診断することができ、燃焼室の炉壁の診断を効率よく診断することができる。
図1は、コークス炉燃焼室観察装置の構成の一例を示す図である。尚、図1では、コークス炉20全体のうち、観察対象の燃焼室付近のみを示している。
図1に示すように、コークス炉20は、炉壁20aを介して炭化室22a、22bと燃焼室21a、21bとが交互に配置されている。前述したように、炭化室22a、22bには、石炭が装入される。装入された石炭は、ガス燃焼を行う燃焼室21a、21bから加熱されて乾留し、コークスとなる。
炉壁20aは、例えば耐火レンガで形成されている。この炉壁20aは、操業中は1000℃以上の高温になっており、燃焼室21a、21b内の雰囲気温度も高温(例えば1200℃程度)になっている。
尚、石炭を装入する時以外は炭化室22a、22bの開口部は蓋23a、23bで塞がれている。また、燃焼室21a、21bの開口部24a、24bも内部を覗いて観察する時(通常は作業者が燃焼室内部の温度測定を行う)以外は蓋がしてある。
このような燃焼室21a、21bの炉壁20aを観察するためのコークス炉燃焼室観察装置10は、ランス11と、ガス供給配管12と、ガスボンベ13と、信号ケーブル14と、ビデオレコーダ15とを有している。
また、図3に示すように、ランス11全体としての外径は65mmである。
CCDカメラ23は、耐熱ガラス25を透過した光に基づく動画像(燃焼室21a、21bの炉壁20aの動画像等)を撮像するためのものである。このCCDカメラ23は、内管11a内の先端側に配置されており、その撮像面が内管11aの先端方向を向くような状態になっている。
以上のようにしてCCDカメラ23、ミラー24、及び耐熱ガラス25を搭載した本実施形態のランス11の重量は、約30kgである。
以上のような構成のコークス炉燃焼室観察装置10を用いて、コークス炉20の燃焼室21a、21bの炉壁20aを観察する場合、作業者は、CCDカメラ23により観察される方向(即ち耐熱ガラス25)を、検査すべき炉壁20aに向けた状態で、燃焼室21a、21bの開口部24a、24bから、ランス11を徐序に挿入する。尚、図1では、ランス11を燃焼室21bに挿入している場合を例に挙げて示している。
尚、このようにして炉壁20aの動画像を撮像するに際し、作業者がある深さの所でランス11を回したり、ランス11を回しながら挿入したりすることによって、炉壁20aの深さ方向だけでなく、内周方向の動画像を得ることもできる。
図4は、本実施形態のランス11と耐熱性能を比較する2種類のランスの構成を示した図である。尚、以下の説明では、本実施形態のランス11と耐熱性能を比較する2種類のランスを第1及び第2の比較用ランスと称する。
また、管41aの外径は24mmであり、断熱部材42の厚さは20mmである。尚、管41aの材料と厚さは、本実施形態のランス11を構成する内管11a及び外管11bと同じである。また、断熱部材42の材料は、本実施形態の断熱部材29、30と同じである。
このように、第1の比較用ランス41は、断熱部材42を厚くすることによって断熱効果が得られるか否かを確認することを狙ったものである。
また、管51aの外径は49mmであり、断熱部材52の厚さは8mmである。尚、管51aの材料と厚さは、本実施形態のランス11を構成する内管11a及び外管11bと同じである。また、断熱部材52の材料は、本実施形態の断熱部材29、30と同じである。
このように、第2の比較用ランス51は、管51aの内径を大きくすることによって(冷却ガスの流量を大きくすることによって)、管51a内の温度上昇を低減させることが可能か否かを確認することを狙ったものである。
また、ランス11の寸法は、図3に示した値に限定されない。
また、本実施形態では、CCDカメラ23で撮像した画像をビデオレコーダ15に記録するようにしたが、ビデオレコーダ15に記憶する代わりに又はビデオレコーダ15に記録することに加え、CCDカメラ23で撮像した画像を作業中に表示装置に表示するようにしてもよい。このようにする場合には、例えばノート型のパソコンを用いるようにすればよい。
更に、内管11a内を照明する照明装置を、内管11a内に設けるようにしてもよい。
11 ランス
11a 内管
11b 外管
12 ガス供給配管
13 ガスボンベ
14 信号ケーブル
15 ビデオレコーダ
20 コークス炉
21 燃焼室
22 炭化室
23 CCDカメラ
24 ミラー
25 耐熱ガラス
26 圧縮空気
27 開口部(隙間)
28 開口部(隙間)
30 断熱部材
Claims (4)
- 内管と、
前記内管の外側に設けられた外管と、
前記内管内の先端側に設けられた撮像装置と、
前記内管及び前記外管の間と、前記内管内に、それぞれ基端側から先端側に向けて別々に冷却ガスを流すガス供給手段と、
前記内管の外周面の少なくとも一部に設けられた第1の断熱部材と、
前記外管の外周面の少なくとも一部に設けられた第2の断熱部材とを有し、
前記ガス供給手段により流された冷却ガスは、前記外管の先端側と、前記内管の先端側から外部に流出されることを特徴とするコークス炉燃焼室観察装置。 - 前記ガス供給手段により、前記内管及び前記外管の間に流された冷却ガスは、前記外管の先端側から流出され、前記ガス供給手段により、前記内管内に流された冷却ガスは、前記撮像装置の周囲を流れた後に、前記内管の先端側から外部に流出されることを特徴とする請求項1に記載のコークス炉燃焼室観察装置。
- 前記内管の先端は、前記外管の先端よりも突出しており、
前記内管の内径は、前記外管の先端より突出していない部分よりも、前記外管の先端より突出している部分の方が大きく、
前記撮像装置は、前記内管内の先端側の位置であって、前記外管の先端よりも突出している位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコークス炉燃焼室観察装置。 - 前記内管と前記外管は、同軸に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のコークス炉燃焼室観察装置。
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