JP3242940U - 屋根材 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置強度を高めることができる、屋根材を提供することを目的とする。【解決手段】屋根材1Aは、長尺状の本体1aと、本体の長手方向に沿って、一方の側端に形成された第1の嵌合部2aと、第1の嵌合部の側端縁に配置された取付部3aと、本体の長手方向に沿って、他方の側端に形成された第2の嵌合部4aとを有する。そして、第1の嵌合部と第2の嵌合部との間の距離である働き幅ΔLが303mm(一尺)である、ことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、長尺状の複数の屋根材を嵌合して順次連接し、屋根を葺く嵌合式の屋根材に関するものである。
従来、例えば特許文献1には、嵌合式の屋根板材を用いて屋根を葺く技術が開示されている。この特許文献1では、隣り合う一方の屋根板材の嵌め合い雄部を構成する頭部が、他方の屋根板材の嵌め合い雌部を構成する受け入れ溝部内に入り込むように重ね載せ、受け入れ溝部の溝口を撓み広げ、受け入れ溝部の内奥側に当該頭部を入り込ませて掛合させて連接している。
そして、撓み広げられた受け入れ溝部の溝口が戻ることで、頭部の顎部と受け入れ溝部の段部とが掛合して、隣り合う屋根板材相互をワンタッチで連接できるようになっている。また、この屋根板材相互の掛合部が毛細管現象を防ぐことで、雨水の浸入を阻止して防水性を高めている。
特開平11-210177号公報
ところで、上述したような屋根材は、屋根の斜面に沿って縦方向に取り付けられた垂木の上に野地板を貼り、野地板の上にルーフィングを介してビス(または釘)で固定している。
この際、「たてぶき」の嵌合式屋根材では、働き幅(ΔL)を333mmにするのが一般的である。これは、慣行で建築資材が「尺」を基準にしてサイズを決めているためである。
しかしながら、垂木を1尺(303mm)または1尺5寸(455mm)の幅で配置すると、屋根材の辺縁部に打つビスや釘を、コンパネなどの野地板にしか打つことができない。通常、野地板は12mm程度の厚さしかないため、屋根材の設置強度が弱く、屋根の強度も低くなる。
そこで、本考案は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、設置強度を高めることができる屋根材を提供することを目的とする。
本考案の屋根材は、長尺状の本体と、前記本体の長手方向に沿って、一方の側端に形成された第1の嵌合部と、前記第1の嵌合部の側端縁に配置された取付部と、前記本体の長手方向に沿って、他方の側端に形成された第2の嵌合部とを具備し、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部との間の距離である働き幅が303mm(一尺)であることで、上述した課題を解決した。
また、本考案の屋根材において、前記第1の嵌合部は、雄部を構成する頭部を有し、前記第2の嵌合部は、雌部を構成する受け入れ溝部を有し、前記第2の嵌合部の前記本体表面からの高さ(山高)は、少なくとも30mmであることで、同じく、上述した課題を解決した。
更に、本考案の屋根材は、屋根の斜面に沿って縦方向に所定間隔で取り付けられた複数の垂木の上に野地板が貼られ、当該野地板の上にルーフィングを介して複数の前記屋根材が順次連接してビスまたは釘で固定され、前記垂木の間隔は303mm(一尺)であり、前記複数の屋根材はそれぞれ、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィング及び前記野地板を介して前記垂木に打ち込まれて固定されることで、同じく、上述した課題を解決した。
また、本考案の屋根材は、屋根の斜面に沿って縦方向に所定間隔で取り付けられた複数の垂木の上に野地板が貼られ、この野地板の上にルーフィングを介して複数の前記屋根材が順次連接してビスまたは釘で固定され、前記垂木の間隔は455mm(一尺5寸)であり、前記複数の屋根材は、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィング及び前記野地板を介して前記垂木に達するまで打ち込まれて固定される屋根材と、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィングを介して前記野地板に打ち込まれて固定される屋根材が、順次1対2の割合で配置されることで、同じく、上述した課題を解決した。
上記のような構成の屋根材によれば、屋根材の働き幅を303mm(一尺)にしたことで、垂木の間隔が一尺(303mm)や1尺5寸(455mm)で配置されている場合に、ビスや釘を垂木に達するように打つことができるので設置強度を向上できる。
また、隣り合う屋根材の第1の嵌合部と第2の嵌合部を重ね載せて踏み込むことで、ワンタッチで連接することができる。
更に、第2の嵌合部の本体表面からの高さ(山高)を、一般的な25mmより高い30mmにすることで毛細管現象を軽減することができ、防水性を向上させることができる。
垂木が一尺(303mm)の間隔で配置されている場合には、屋根材毎に垂木に達するようにビスや釘を打つことができる。
また、垂木が1尺5寸(455mm)の間隔で配置されている場合には、連接される3枚の屋根材に対して1枚の屋根材が垂木に達するようにビスや釘を打つことができる。
従って、本考案によれば、設置強度を高めることができる屋根材を提供することができる。
本考案の実施形態に係る屋根材の斜視図である。 図1に示した屋根材の平面図、正面図及び側面図である。 図1に示した屋根材を連接して屋根を葺く方法について説明するための斜視図、及び連接部の拡大斜視図である。 図1に示した屋根材を用いて屋根を葺いた状態を示す断面図である。 従来の屋根材を用いて屋根を葺いた状態を示す断面図である。 図1に示した屋根材を用いて屋根を葺いた場合の他の例を示す断面図である。
以下に、図面を参照して、本考案の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本考案に係る屋根材(金属製)1Aの本体1aは、長尺状になっている。
この本体1aの長手方向に沿って一方の側端に第1の嵌合部2aが形成され、当該第1の嵌合部2aの側端縁にビスや釘を打ち込むための取付部3aが配置されている。本体1aの長手方向に沿う他方の側端には、第2の嵌合部4aが形成されている。この第2の嵌合部4aの端部は、屋根材1Aの端部になっている。
第1の嵌合部2aは、雄部を構成する頭部を有し、第2の嵌合部4aは、雌部を構成する受け入れ溝部を有する。ここで、第1の嵌合部2aと第2の嵌合部4aとの間の距離である働き幅ΔLは、一尺(303mm)である。また、第2の嵌合部4aの本体表面からの高さ(山高)ΔHは、毛細管現象で水の吸い上げが軽減できるように、少なくとも30mmである(30mmより高い)。
屋根材1Aの第1の嵌合部2aは、雄部を構成する頭部を有し、第2の嵌合部4aは、雌部を構成する受け入れ溝部を有する。第1の嵌合部2aは、雄部を構成する頭部の断面が溝部に対応する台形状になっている。第2の嵌合部4aは、雌部を構成する受け入れ溝部の断面が台形状になっている。また、取付部3aは、本体1aの長手方向に沿って側端縁が上側に折り返した構造になっている。
次に、上述したような屋根材を連接して屋根を葺く方法について、図3及び図4により説明する。
図3は屋根材の斜視図及び連接部の拡大斜視図であり、図4は屋根材、ルーフィング(図示せず)、野地板及び垂木の断面図であり、垂木の間隔ΔW1が働き幅ΔLと同じく一尺(303mm)で設置されている場合の例を示している。
屋根材1A,1B,1C,…の順に屋根を葺くものとすると、まず、屋根材1Aの一方の側端の取付部3aにビス5をねじ込み(または釘を打ち込み)、屋根材1Aの一方の側端縁をルーフィングと野地板8を介して垂木9Aに固定する。
次に、隣接する屋根材1Bを位置合わせして、屋根材1Bの一方の側端の取付部3aにビス5をねじ込み(または釘を打ち込み)、屋根材1Bの一方の側端縁をルーフィングと野地板8を介して垂木9Bに固定する。
続いて、屋根材1Aの第2の嵌合部4aの溝部に、屋根材1Bの第1の嵌合部2aの頭部を重ね載せて踏みつけ、嵌合させて屋根材1Aと屋根材1Bを連接する。
次に、隣接する屋根材1Cを位置合わせして、屋根材1Cの一方の側端の取付部3aにビス5をねじ込み(または釘を打ち込み)、屋根材1Cの一方の側端縁をルーフィングと野地板8を介して垂木9Cに固定する。
その後、屋根材1Bの第2の嵌合部4aの溝部に、屋根材1Cの第1の嵌合部2aの頭部を重ね載せて踏みつけ、屋根材1Bと屋根材1Cを嵌合させて連接する。同様な手順で、屋根材1D,1E,…を順次連接して取り付けることで屋根を葺く。
従来の一般的な屋根材では、働き幅(ΔL)が333mmであるので、図5に示すように、垂木の間隔ΔW1が一尺(303mm)で設置されていると、屋根材の辺縁部に打つビス5(または釘)を、最初の1枚目(屋根材1A)を除いてコンパネなどの野地板8にしか打つことができない。ねじ径が5.1mmのビスを、コンパネの野地板8にねじ込んだ場合の引抜保持力の平均値は、0.99kN程度である。
これに対し、垂木9A,9B,9C,…それぞれにビス5をねじ込むことで、ねじ径が5.1mmのビスの引抜保持力の平均値は、杉材の垂木に20mmねじ込んだ場合には1.7kN程度、杉材の垂木に35mmねじ込んだ場合には3.41kN程度となり、引抜保持力を向上できる。従って、屋根材1A,1B,1C,…の設置強度を高めることができる。
尚、第2の嵌合部4aの本体1a表面からの高さを30mmより高くすることで、一般的な25mmの高さに比べて毛細管現象による水の浸入を抑制できるが、嵌合部における頭部と溝部の間に止水材を介在させることで更に防水性を高めることができる。この止水材としては、例えば、ホットメルトと呼ばれる高弾性合成ゴムを用いることができる。
また、ルーフィングに用いる防水下地としては、アスファルトルーフィングなどを用いることができ、野地板8としてはコンパネなどを用いることができる。
このように、1尺毎に垂木9A,9B,9C,…を配置した場合には、全ての垂木9A,9B,9C,…にビス5をねじ込む(または釘を打ち込む)ことができるため、屋根材1A,1B,1C,…の設置強度をより一層向上させることができ、葺いた屋根そのもの、並びに軒先の強度の向上も図れる。
図6は、図1に示した屋根材を用いて屋根を葺いた場合の他の例を示す断面図である。本例では、垂木9A,9B,9C,…の間隔ΔW2が1尺5寸(455mm)で配置されている。この場合には、屋根材1A,1D,…に垂木9A,9C,9E,…に達するようにビス5をねじ込み(または釘を打ち込み)、屋根材1B,1C,1E,1F,…は野地板8にビス5をねじ込む(または釘を打ち込む)。
すなわち、垂木9A,9C,9E,…に達するようにビス5や釘を打ち込んだ屋根材1A,1D,…と、野地板8にビス5や釘を打ち込んだ屋根材1B,1C,1E,1F,…が、順次1対2の割合で配置されることになる。
従って、本考案によれば、屋根材1A,1B,1C,…の働き幅ΔLが1尺(303mm)であることで、垂木の間隔ΔW1が1尺(303mm)の場合には、ビス5や釘をルーフィングと野地板8を介して垂木9A,9B,9C,…に達するように打ち込むことができ、屋根材1A,1B,1C,…の設置強度を向上できる。
また、垂木の間隔ΔW2が1尺5寸(455mm)の場合には、屋根材1A,1B,1C,…の3枚に1枚の割合で垂木に達するようにビス5や釘を打ち込むことができるので、図5に示した構成に比べて屋根材1A,1B,1C,…の設置強度を向上できる。
尚、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
本考案は、屋根を葺く建築資材として有用である。
1A~1F…屋根材
1a…本体
2a…第1の嵌合部
3a…取付部
4a…第2の嵌合部
5…ビス
8…野地板
9A~9G…垂木
ΔL…働き幅
ΔW1,ΔW2…垂木の間隔
ΔH…第2の嵌合部の高さ

Claims (4)

  1. 長尺状の本体と、
    前記本体の長手方向に沿って、一方の側端に形成された第1の嵌合部と、
    前記第1の嵌合部の側端縁に配置された取付部と、
    前記本体の長手方向に沿って、他方の側端に形成された第2の嵌合部とを具備し、
    前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部との間の距離である働き幅が303mmである、ことを特徴とする屋根材。
  2. 前記第1の嵌合部は、雄部を構成する頭部を有し、前記第2の嵌合部は、雌部を構成する受け入れ溝部を有し、前記第2の嵌合部の前記本体表面からの高さは、少なくとも30mmである、ことを特徴とする請求項1に記載の屋根材。
  3. 屋根の斜面に沿って縦方向に所定間隔で取り付けられた複数の垂木の上に野地板が貼られ、当該野地板の上にルーフィングを介して複数の前記屋根材が順次連接してビスまたは釘で固定され、
    前記垂木の間隔は303mmであり、
    前記複数の屋根材はそれぞれ、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィング及び前記野地板を介して前記垂木に打ち込まれて固定される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根材。
  4. 屋根の斜面に沿って縦方向に所定間隔で取り付けられた複数の垂木の上に野地板が貼られ、この野地板の上にルーフィングを介して複数の前記屋根材が順次連接してビスまたは釘で固定され、
    前記垂木の間隔は455mmであり、
    前記複数の屋根材は、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィング及び前記野地板を介して前記垂木に達するまで打ち込まれて固定される屋根材と、前記ビスまたは釘が前記取付部から前記ルーフィングを介して前記野地板に打ち込まれて固定される屋根材が、順次1対2の割合で配置される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根材。
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