JP3241521B2 - 流動性充填物用のパック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置 - Google Patents

流動性充填物用のパック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置

Info

Publication number
JP3241521B2
JP3241521B2 JP02844894A JP2844894A JP3241521B2 JP 3241521 B2 JP3241521 B2 JP 3241521B2 JP 02844894 A JP02844894 A JP 02844894A JP 2844894 A JP2844894 A JP 2844894A JP 3241521 B2 JP3241521 B2 JP 3241521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
collar
edge
seam
sealing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02844894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06339983A (ja
Inventor
ライル ヴイルヘルム
ブーブ ヘイコ
コーラス ベルンハルト
プッシュ ゴットフリート
Original Assignee
テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ filed Critical テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
Publication of JPH06339983A publication Critical patent/JPH06339983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3241521B2 publication Critical patent/JP3241521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/266Auxiliary operations after the thermoforming operation
    • B29C51/267Two sheets being thermoformed in separate mould parts and joined together while still in the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/08Deep drawing or matched-mould forming, i.e. using mechanical means only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/02Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material of curved cross-section
    • B65D11/04Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures designed for pouring contents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C65/00Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor

Landscapes

  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深絞り加工可能なプラ
スチック材から成る筒状の側壁部、底壁部及び頂壁部を
有し、頂壁部がキャップにより封口可能な注出口部と直
立状のつば部を有しており、容器の長手方向中心軸心に
平行な面内で容器の全周に継ぎ目部が頂壁部の部位で注
出口部より中断されると共に容器の直径方向両側端部に
おいて、ほぼ、つば部の上方自由端の縁部の部位まで突
出するよう形成された流動性充填物用のパック容器に関
するものである。
【0002】本発明は、また、上記と同様な構成を有す
る液体用パック容器の製造方法及びプラスチックのパネ
ル材から折半殻(シェル)体を深絞り加工形成するため
の装置にも関するものである。
【0003】
【従来の技術】冒頭に記述した種類のパック容器が公知
であり、それらは価格の安いプラスチック材から深絞り
加工により、無駄をほとんど生ぜずに製造されている。
これらの容器は積み重ねに良く適しておりまた液体に対
し問題のない密封性を有している。充填及び充填物排出
の目的のため、公知パック容器の頂部には直立状のつば
部によりかこまれた穴が形成されており、2個の部品か
ら成る注出口部材がつば部内に配されて、ホットメルト
或いはその他の密閉法によりつば部(内)に固定されて
いる。注出口部材の開閉可能なふた部は底部から引き上
げ可能となっており、それを引き上げることにより底部
が開口状態となり、充填物の排出が行えるようになって
いる。
【0004】直立状のつば部を有する穴部の製造時に、
ひとつにはつば部の上端縁部において、他には継ぎ目部
の部位において、材料が変形することにより密封に関し
問題が発生しており、深絞り加工により、つば部の壁が
完全に好ましい状態には形成されないことが判明してい
る。深絞り加工の後に注出口部材を密封装置するなら
ば、多くのパック容器の場合密封構成を改善することが
出来る。しかし、容器の使用時に充分な注意を払って開
閉が行われないならば、注出口部材の開閉が繰り返され
ると注出口部材がつば部からゆるみ、洩れの問題が発生
する。
【0005】特に2個の折半殻(シェル)体を継ぎ目部
により溶接合体させて穴部においてのみ開口したパック
容器を製造する場合について、つば部を形成するための
装置についても検討がなされて来ている。これに関し、
くぼみ部の部位の加熱板が、特にネック部位における変
形の発生するくぼみ部の部位において、加熱及び深絞り
加工すべきプラスチックのパネル材と充分な加熱接触を
していないことが判明している。このような加熱不足の
問題により、材料の伸びが不均一になるという問題があ
った。
【0006】従って、改善の行われた装置においては、
種々の方向に駆動可能な金型部材が、深絞り加工具に対
し対面設置の控え加圧板の表面の穴部の内側に設けら
れ、この金型部材が、控え加工板の接触表面の内側でそ
れと同一面となるよう後退し得ると共にその第2の運動
位置、即ち密封作業位置で深絞り加工具縁部のくぼみ部
内に突出し得るようになっている。この構成により、加
熱すべきプラスチックパネル材を実質的に改善された加
熱接触に付すことが可能となった。しかし、このような
製造装置又は加工具は構造が複雑であり、原価の抑制さ
れた製造を可能とするためにはなお改善を要するもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、冒頭に記載のパック容器であって、最終製品の形に
おいて開封口が容易に行う得ると共に密封状の封口が出
来かつ経済的に製造可能な容器を冒頭に記載の製造方法
を採用して製造することである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の作用効果】本発
明に従い、上記課題は、つば部を継ぎ目部により相互に
継ぎ合わされた2個の折半部分にて形成し、このつば部
にねじ手段を形成し、対応ねじ部と密封表面の形成され
たねじギャップが容器にねじ嵌めし得る構成とすること
及びつば部の上方又は外方の自由端の縁部にねじ部の密
封表面に係合する環状の密封表面を形成することにより
解決される。本発明によるパック容器の新規な点はねじ
式封口手段にある。実験を行った際に、消費者から、パ
ック容器がねじキャップ(又はねじ蓋)により封口出来
またそれを開けて排出が出来ればという要望の声がしば
しば発せられた。ねじ蓋又はキャップであれば、特に消
費者は締め具合を検知することが出来るので正確な密封
が可能となることから、蓋又はキャップをねじ式のもの
にすることは消費者の要望に容易に応じ得るひとつの可
能な方法である。
【0009】ねじ歯の形成された直立状のつば部とねじ
キャップを備えた容器そのものが公知であることは論を
またない。しかし、このような容器は、冒頭に記述した
構成の容器、特に容器の全周におよびまたほぼつば部の
上方自由端の縁部にまで突出する継ぎ目を有する種類の
容器ではなく、通常それらとは異なる容器である。本発
明の発明者は、継ぎ目部があるにも拘らずつば部にねじ
手段を設け、それに対応するねじ部を有するキャップ又
は蓋をねじ嵌めするという全く予期し得ない手段をとっ
た。これに加えて、つば部の上方自由端の縁部の密封表
面に係合させる密封表面をねじキャップに設けた。通
常、つば部は平面図において環状であり、特に円形であ
り得るので、つば部及びねじキャップの密封表面も環状
又は円形である。
【0010】本発明の好ましい一実施例において、ねじ
部又はねじ歯がつば部に配設形成される。当業者には、
深絞り加工により実に複雑な構造を付形形成し得ること
が知られている。種々の公知加工品において、ねじ部が
通常深絞り加工法により形成されている。本発明の発明
者は、この技術を、いわばつば部の折半部材のひとつに
1/2のねじ部又はねじ歯を形成し、つば部の他の折半
部分にそのねじ又はねじ歯に合致する形状のねじ部又は
ねじ歯を形成するのに利用した。この点についての問題
点は、ねじキャップを正しくねじ嵌めし得るように、全
体として一連のねじ山を形成するということである。
【0011】本発明の他の設計例においては、ねじ歯を
継ぎ目部に形成することが行われている。継ぎ目部は、
パック容器の少なくもある表面部において種々の高さで
容器外に突出しているのみならずこの例においては平滑
であって、ねじ手段の形成されないものであり得るつば
部からも突出している。この例においては、ねじ手段
は、継ぎ目部により全的に構成されるものである。この
ため、注出口部から半径方向外方に突出するつば部の部
位の継ぎ目部の縁部は、つば部が事実上平滑なものであ
るのだがあたかもそれにねじ部が形成されているかのよ
うにねじキャップのねじ山ピッチが合致するように外郭
付形されている。つば部の直径方向両側端部において、
継ぎ目部はつば部の上方端縁部に達するよう突出してお
り、相互に直径方向反対端にある、つば部部位の継ぎ目
部が上記のように適当な付形形成されるならば、容器に
ねじ嵌めされるねじキャップのための充分な把持力が得
られ、従ってねじキャップを軸方向下方につば部に対し
支障なくねじ込むことが可能となり、ねじキャップの密
封表面とつば部のそれとを係合させることが出来ると共
に望ましい密封のための充分な加圧力を得ることが出来
る。
【0012】上述2種の解決策を組合わせることも考え
得る。即ち、つば部にねじ部又はねじ歯を形成すること
に代えて、上記のように適宜付形加工を行うことにより
ねじ歯形成と同様な作用が得られるので、つば部周囲の
少なくも主部分、好ましくは全周部分にねじキャップの
ねじ部に対応する歯が得られることになる。ねじ手段が
継ぎ目部により全的に構成される上述例の場合、ねじ歯
は外方ねじ又はおねじであるが、本発明はこの例のみに
限定されるものではない。
【0013】試験及び新規な形状形成の結果、注出口部
のつば部のねじ歯が閉環状の好ましくは内方歯又はめね
じであり、ねじキャップが逆U字形断面形状であって、
その密封表面に密封肉(マス)部が形成されていること
を特徴とするパック容器を構成することが出来た。この
実施例においては、継ぎ目に関する一切の問題が解決さ
れる。この内方歯は、パック容器に関してもまた深絞り
加工具に関しても、比較的容器に形成し得ることが必要
であり、また2個の折半殻体が合体された場合閉環状の
内方歯となる。ねじキャップの頂部につまみタブ、条片
又は半径方向に配された横断壁部を設けこのキャップが
つば部の内方歯に確実にねじ込み可能となるように設計
することは可能である。しかし、消費者は、外側からね
じキャップをつまみ、通常の方法で変りなく一層容易に
ねじキャップをねじ込みまたは外すことが可能であるこ
とを好むため、ねじキャップの外側部又はその周囲部位
は既述のように断面U字形とする。ねじキャップ周囲の
U字形状により形成された切頭円錐表面又は溝内に密封
肉(マス)を配することが可能であり、この構成によれ
ばねじキャップを嵌め込み、締め付けるとこのねじキャ
ップの密封表面とつば部のそれとが正しく強固に係合
し、パック容器が好ましい構成で密閉される。
【0014】ブロー成形法により、ねじ式封口手段を備
えた他の種類のパック容器が製造可能であり、またそれ
ら容器に高度な封口手段を一層容器に形成し得るが、本
発明による封口手段の密封手段は一般的に壁厚が一層薄
い深絞り加工製品に関するものである。外方ではねじキ
ャップのU字形設計また内方では閉環状の、つば部の内
方歯又はめねじのため及びつば部の密封表面とねじキャ
ップの密封肉部のため、ねじキャップを嵌めると、安定
した密封係合面が形成され、従ってねじキャップのねじ
嵌め、外しは一切の問題なしに行い得る。2個の折半殻
体部から全周にわたり継ぎ目部を有するパック容器を特
殊な仕様で製造する場合にも、継ぎ目部は補強の役目を
果して有利でありまたつば部の部位ではごくわずかな空
間部が形成されるに過ぎず、従って密封の行われない部
位の生じる恐れは全くない。これは、上記のわずかな空
間部は弾性的な密封肉部により埋めつくされるからであ
る。ねじキャップがねじ嵌めされると、例えばゴムであ
ってよい密封肉部は、つば部の上方端縁部の密封表面に
重ねられ、継ぎ目部の部位に生じるかも知れない小さな
みぞ内に入り込み、従って申し分のない密封を構成す
る。
【0015】この点に関し、つば部の密封表面とねじキ
ャップのそれとを本発明に従い切頭円錐形状に形成する
ことが有益である。ねじキャップがつば部にねじ込まれ
る時に、軸方向の圧縮力及び引張力が密封に寄与し、更
に半径半向の力も生じるので密封のための力の最高度の
利用がなし得る。しかし、もうひとつの解決策は、継ぎ
目部に関し既に記述したように外方歯又はおねじの形成
である。この例においては、パック容器は、注出口部近
傍のつば部のねじ手段が外方歯又はおねじであり、密封
表面が環状でかつつば部の外方の自由端の縁部から注出
口部の中心に向い展開していることを特徴とするもので
ある。継ぎ目部についての問題点は、既述のようにつば
部の部位の継ぎ目部の外側縁部を適宜に外郭付形加工す
ることにより克服し得る。上記のように、また以下に記
述の方策も必要に応じ組合わせて、予想されるところは
逆に、外方歯又はおねじを形成された本発明によるパッ
ク容器のつば部を形成することが出来る。外方歯の形成
は密封表面に関して有利性を有する。それは、つば部内
側の注出口部の寸法を若干減少させることにはなるが密
封表面を注出口部の中心に向け内方に展開させて形成出
来るからである。内方歯又はめねじを形成する前述の実
施例においては、密封表面は好ましくは外方に傾斜状に
展開しており、注出口部は上方部で外方に拡開してい
る。「注出口部の中心に向い」という表現は、円形の密
封表面と外方歯の間の方向において、円形の密封表面が
つば部の外方の自由縁部で始まり中心に向い全周部分を
半径方向に展開すること、即ち円形の密封表面に等しい
幅だけ展開することを意味する。この円形の密封表面の
ため、円形の注出口部は若干せばめられる。円形の密封
表面の半径方向の展開に関し、その「半径方向の幅」と
は、好ましい実施例において、少なくも1ミリメート
ル、好ましくは2から3ミリメートルである。
【0016】本発明に従い、円形の密封表面に溶接可能
な覆いフィルムを密着させ、これにより光及び/又は気
体に対する障壁を設ける構成とすることも有利である。
この覆いフィルムに用いるプラスチック材は、密封表
面、従ってまたつば部の密封表面にも溶接又は密封取付
けが可能なものであるべきであることは理解されよう。
パック容器及びつば部の壁厚は比較的大であるが、これ
に比べ溶接可能な覆いフィルムは少なくも1段厚みの小
さいプラスチック層であってよい。この覆いフィルム
は、外方歯又はおねじを形成する実施例の場合にのみ取
付け可能であることは明らかである。これ以外の場合に
は、この覆いフィルムを破壊せずにねじキャップをねじ
込むことは不可能である。外方歯の形成された実施例の
場合には、覆いフィルムが、パック容器が開けられては
いないことを示す役割りを果す。更に、このフィルムが
パック容器を確実に密封し、容器密封の必要性の問題は
次にねじキャップとつば部縁部の間の密封表面へと移る
ことになる。
【0017】プラスチック材を適宜に混合して利用する
こと或いは複数の材料を積層して用いることにより、覆
いフィルムを気体の侵入及び逃げを防止する障壁として
また光に対する保護手段としても利用することが出来
る。つば部に外方歯を形成したパック容器の実施例の場
合、本発明に従い、注出口部のつば部が直径方向両側端
部の継ぎ目部の部位で内方に平らに形成され、これによ
り継ぎ目部にねじ手段の形成されない平らなつば部分が
形成されており、また継ぎ目部の外方縁部がつば部の円
形外郭形状外に突出していない構成とすることも特に有
利である。このように、つば部を横方向で平らに形成す
ることにより、おどろくべきことに、外方歯に対する継
ぎ目部の干渉に関する全ての問題点が解消される。継ぎ
目部の縁部を適宜の外郭付形により形成するという前述
の実施例を放棄することが出来、例えば加工具の簡易化
をはかることが出来る。パック容器の基本構成には何ら
の変更も要さない。即ち、継ぎ目部は、側壁部から、頂
壁部外方に突出するつば部に及ぶまで頂壁部全体に及
び、更にほぼ少なくもつば部の頂縁にまでおよぶもので
ある。継ぎ目部がつば部の頂縁にまでおよぶものであっ
ても、何ら支障はない。つば部が横方向継ぎ目部の部位
で円形でなく平らにされていることにより、つば部に、
ねじ手段の形成されないわずかな部分が形成されること
は事実である。しかし、つば部周囲の全ての残りの部分
においてねじ手段が形成されており、これによりねじキ
ャップと従ってまた密封表面に充分に強力な引張り力が
生じるので、問題は全く無いということが判明してい
る。つば部を上記のように横方向で平らにしても、つば
部に形成する外方歯を、それにより継ぎ目部を包囲する
のに充分な大きさのものとし得ることは当業者には自明
のことである。必要な場合には、平らにする部分を、継
ぎ目部を切込む深さを減少させること、即ち継ぎ目部が
つば部から半径方向外方に突出する高さ又は幅を減少さ
せることにより形成することも可能である。上記の構成
が行われたならば、ここに記載する実施例は上述の効果
を有するので、つば部の部位における継ぎ目部の外方の
縁部に適宜の外郭形状又はくぼみを形成し、この継ぎ目
部もまたねじキャップのねじ歯に支持部を与えるように
することが可能である。
【0018】従って、本発明に従い、外方歯を形成する
実施例に組合わせて、つば部外に突出する継ぎ目部の部
分に外方歯の連続部分として外郭形状を形成することも
有利である。内方歯を形成する実施例と外方歯を形成す
る実施例の両者の場合に、本発明に従いねじ手段として
少なくも2個の歯部を設けることが有利である。ねじ手
段が2個の歯部を有する場合には、これらの歯部が相互
に重なり合う部分を有するということは当業者は熟知し
ている。ねじ手段が、例えば4個の歯部から成る場合、
4個のねじ歯部が形成され、それぞれが周方向90°よ
り大きい角範囲におよぶように構成する。このことは、
ねじキャップをねじ嵌めすると、それが全周部分におい
てつば部に保持されることを意味する。ねじ嵌めされた
キャップは、次いで全周360°にわたり充分な力でパ
ック容器のつば部に対し締付けられる。
【0019】ねじ手段を全周におよぶものに設計するこ
とは、工具を容易に被加工物から外し得ること、即ち深
絞り加工製品を全型から容易に外し得ることを意味する
ので、これも有利である。ねじ手段を円形のものと設計
することにより、深絞り加工材を一層容易に変形或いは
付形加工することが出来た他の組合わせ部品に一層よく
適合させることが出来る。この場合にはつば部及びねじ
ギャップのねじ手段の誤差許容範囲を一層広範なものと
選定設定することが出来る。このようなねじ手段が一層
安定度の高いものであることも判明している。公知のよ
うに、ねじ込み操作の際に、締付け力の生じることが必
要であるが、この力は全周状のねじ手段の場合に一層よ
く発揮される。正確な締付け又は閉じ力を得るために
は、ねじ手段のピッチもまた正確に設定せねばならな
い。ねじキャップをねじ嵌めする際に、前述した覆いフ
ィルムが何らの損傷なしにねじの山谷(ピッチ)に圧入
されるような寸法にねじ手段を形成することも有利であ
る。誤差の許容範囲に関しては、パック容器のつば部の
ねじ手段に関し、ねじ手段は約1/10ミリメートルの
遊び又は隙間を有するものとする。
【0020】本発明の好ましい他の実施例において、つ
ば部頂縁部の環状の密封表面が、実質的に円錐形状で尖
り縁と称し得る鋭い縁部に先細り形成(テーパ)されて
いる。換言すれば、環状の密封表面の材料強度が半径方
向に外方から内方に向い、即ちつば部の上方外方の縁部
から内方に中心部に向い減少されていて、その中心部に
おいて尖鋭端縁と称し得る縁部が配されている。つば部
の頂縁部における環状の密封縁部が実質的に円錐形状で
鋭い端縁を形成するよう先細り形状となっていることは
有利である。もし、例えば注出口部の中心を通る長手方
向の中心線を想像し、また注出口部を横断する面を注出
口部を通して配した状態を想像すると、環状の密封表面
の傾斜角は約−10°であるが、この寸法を代えたこれ
以外の実施例も可能なことは明らかである。この点に関
し、ねじキャップの密封表面がパック容器の内方に向い
−10°の傾斜角を有する若干切頭の行われた円錐形状
のねじキャップの実施例も有利である。
【0021】覆いフィルムの材料を薄いものとしたとい
う事実も環状の密封表面へのその固定を容易なものとす
るという利点がある。以下に行う方法に関する記載から
明らかとなるように、本発明の製造方法に関する効果の
主たるものも密封表面が実質的に円錐形状に、内方に先
細り形状となっていることに起因する。
【0022】本発明の製造方法は、深絞り加工可能なプ
ラスチック材から成る筒状の側壁部、底壁部及び頂壁部
を有し、頂壁部がキャップにより封口可能な注出口部と
直立状のつば部を有しており、容器の長手方向は中心軸
心に平行な面内で容器の全周におよぶ継ぎ目部が頂壁部
の部位で注出口部により中断されると共に容器の直径方
向両側端部において、ほぼ、つば部の上方自由端の縁部
の部位まで突出するよう形成された流動性充填物用のパ
ック容器の製造のためのものである。
【0023】この種の容器は、パネル状のプラスチック
材から深絞り加工により製造されるのであるが、これは
2個の、1側部の開いた形の殻体(シェル)、即ち折半
殻体を深絞り加工により製造し、それらの全周におよぶ
外側縁部を対設又は対面状に配して1体に溶接合体させ
て流動性充填物のための中空のパック容器とすることか
ら成る。充填及び封口のため、各プラスチックの折半殻
体の縁部に、半円形のケース状のつば部を有する首部が
形成され、2個の折半殻体部が合体又は継ぎ合わされる
と、頂壁部の開閉可能な注出口部が形成される。
【0024】公知パック容器に関し既述のように、折半
殻体の縁部の首部に開口部を形成することにより、加熱
に関し問題が発生し、その結果局部的に加熱が不充分と
なるという問題がある。この点に関し、各折半殻体はそ
の端部を首部に有している。従って、首部の開口部は
(製品となった時の)折半殻体の端縁部の部位である。
プラスチックの折半殻体の端縁部は全体として閉鎖環状
であるが、一平面内においてのみ首部の外側に位置して
いる。開口部周囲の首部において、端縁部は、上記の平
面から外方に出てまたその平面に戻る鋭角表面の形とな
っている。従来、開口部の形成は加熱が充分に行われな
いということを意味した。深絞り加工時、被加工材料が
移動を起し、首部、特にパック容器製品となった時の頂
壁の注出口部の直立状のつば部に変形が生じる。従来の
製造方法に従い、プラスチックの折半殻体の開口部の部
位に過熱を与えまたゴムの密封部材を追加することによ
っても、画期的かつ完全な問題の解決はなされておら
ず、従って製造方法に更に改善を行い、それを簡易化す
ることが必要なのである。
【0025】特に、一層経済的で一層簡単な製造方法に
関して先に記述した問題点を解決するため、本発明によ
れば、平らな、深絞り加工可能なプラスチック材から、
中心部において半円形の連結チャネルにより相互に合体
される少なくも1対の折半殻体を同時に深絞り加工形成
することから成り、折半殻体の形の容器形成部分を、そ
れぞれの共通の面内にあって容器の全周におよぶ閉鎖環
状の継ぎ目部内に規定して形成し、この容器形成部分
を、深絞り加工作業の後に、継ぎ目部を継ぎ合わせるこ
とにより他の容器形成部分と合体させて少なくも1対の
容器を形成し、次いで円形の連結チャネルの中心部位で
分断又は分離を行って1端部で開口していてつば部を有
する少なくも1個のパック容器を形成する製造方法が提
案される。この新規な製造方法によれば、折半殻体が深
絞り加工形成され、特別な相互位置関係に配される。即
ち、折半殻体は半円形の連結チャネルにより合体される
のであるが、このチャネルの直径は好ましくは殻体の主
体部のそれよりも小である。換言すれば、折半殻体の主
体部の横断面は、半円形の連結チャネルのそれよりも大
きな面積を有する。本発明によれば、1対の折半殻体間
の分離又は分断作業が次に行われ、パック容器のつば部
が円形の連結チャネルの部分に形成され、或いは半円形
の連結チャネルに関してはつば部の1/2部分が形成さ
れる。比較的小容積の連結チャネルを中心としてその両
外方側方に比較的大容積の2個の主体部が形成されたな
らば、これらの第1の対の折半殻体は、それらと同様に
形成された第2の対の折半殻体に合体され、これにより
1対のパック容器が形成される。複数対の折半殻体が同
時に形成されるならば、上記と同様にして複数の容器が
同時に製造されるが、この場合継ぎ目部は既述の面内で
2個のつば部の部位の全体におよんでいる。1対の容器
は、いわば開口部と開口部或いはつば部とつば部を突き
合わせた形に形成され、それらは、或いは複数対の容器
は上述のように円形の連結チャネルの中心部でそれぞれ
に分離又は分断される。この分離又は分断により、例え
ばこの引き又は切断作業により、当初1体的に形成され
た1対の容器が、それぞれの1端部が開口した2個の容
器となる。
【0026】上記の方法に関し、本発明に従い、深絞り
加工からの残熱又は余熱により、折半殻体の形の容器形
成体を合体させて、1対の容器を形成することが有利で
ある。深絞り加工可能なプラスチック材から成る筒状の
側壁部、底壁部及び頂壁部を有し、頂壁部がキャップに
より開閉可能な注出口部と直立状のつば部を有してお
り、長手方向の中心軸心に平行な面内で容器の全周にお
よぶ継ぎ目部が注出口部により中断されると共に直径方
向両側端部において、ほぼ、つば部の上方の自由端部に
まで突出するよう形成された流動性充填物用のパック容
器を製造するため、本発明によれば、平らな、深絞り加
工可能なプラスチック材から、少なくも1対即ち2個の
折半殻体を、それらのつば部が対設状に配される相互位
置関係に同時に深絞り加工形成することから成り、折半
殻体の形の1個の容器形成部分を、それぞれに共通の面
内にある円形の閉鎖環状の継ぎ目部内に規定して形成
し、この容器形成部分を、深絞り加工作業の後に、この
深絞り加工からの残熱又は余熱を利用して継ぎ目部同志
を継ぎ合わせることにより他の容器形成部分と合体させ
て少なくも1個の容器を形成し、次いで、つば部同志の
間で分断又は分離を行って1端部で開口としている少な
くも1個のパック容器を形成する方法が提供される。
【0027】この方法により果される効果のひとつは、
周囲に継ぎ目部を有する前述の種類のパック容器を製造
する方法であって無駄を発生させることの全く無い有利
な方法が実現されるということにある。第2のそして主
たる効果は、開口部の部位に関する問題が全くなしに、
或いは公知方法の場合につき既に指摘した問題が全くな
しに、開口部を有するパック容器が容易に製造し得ると
いうことにある。この新規な方法は、後に相互に合体さ
れる深絞り加工形成折半殻体を利用することに相違はな
いが、公知の方法と異なり、折半殻体の外方部分周囲に
縁部が形成され、それが、2個の折半殻体部分が合体さ
れるまで保持され、パック容器の頂壁の開口部のための
くぼみ部を保持し、それを特別な、部分的に複雑な手段
で密封する必要が無くなるという大きな効果が得られ
る。深絞り加工工程の間殻体状の深絞り加工製品の縁部
周囲に形成され縁部は後に、溶接工程の際にひとつの面
内に配されるので、取扱いに最適な条件が得られる。こ
の主たる効果は、各折半殻体が特別な相互位置関係で同
時に2個の折半殻体部分を有するという事実により得ら
れるものである。この位置関係というのは、製品即ちパ
ック容器のつば部同志が対設又は対面状に配されるとい
う前述の位置関係である。つば部は、最終製品、即ちパ
ック容器の開口部をめぐるものであるから、深絞り加工
工程におけるそれらの位置関係は救命法の「口移し」呼
吸を行う時の姿勢になぞらえることが出来る。換言すれ
ば、パック容器は開口部同志を突き合わせた姿勢で深絞
り加工形成されるのである。
【0028】各折半殻体が深絞り加工により形成され、
最終製品、即ちパック容器は、既述のように2個の折半
殻体から形成される。しかし、前述した個々の折半殻体
の新規な位置関係は開口部同志の突き合わせ関係であ
る。今、片側、即ち所望の縁部により閉鎖状にかこまれ
た完全な1個の折半殻体を検討してみると、開口部に開
口部を突き合わせた上記の新規な位置関係のため、1個
の折半殻体の半円形のつば部が他の折半殻体のそれと正
確に突き合わせ状態となり、それらを深絞り加工により
一工程で形成することが出来る。適当な寸法でおそらく
は細長い四角形のプラスチック材パネルを用いるなら
ば、多数の折半殻体を同時に一工程で製造することが容
易であり、一枚のプラスチックパネル材から複数の、場
合によっては10個の折半殻体を同時形成し得ることは
理解されよう。「1個の折半殻体」或いは複数の折半殻
体を対称構造を有する深絞り加工機の片側部で付形加工
し、それと同時に、加工機の反対側部で同様な製品を製
造することが出来る。従って、2個又は複数個の折半殻
体を同時に製造することが出来、また深絞り加工からの
残熱又は余熱を利用して継ぎ目部同志の継ぎ合わせを行
い、溶接により全周部が完全に閉ざされた形に全体を合
体させることが出来る。
【0029】本発明による課題解決に関し、1対の「折
半殻体」の同時深絞り加工に言及する場合、加工機又は
加工具の片側部における折半殻体を意味するものであ
る。これは、一枚の平らなパネル状のプラスチック板又
は粗材から深絞り加工形成される折半殻体を指す。深絞
り加工技術により、加工機の片側部で複数の、例えば8
或いは12個の完全な折半殻体が同時に製造されるとい
う事実は上記記述と矛盾するものではない。本発明によ
る課題解決に関し記載される「折半殻体」とは、金型か
ら出されたパック容器の1/2部分に相当する1個の折
半殻体(部分)である。完全な折半殻体部は1対の折半
殻体(部分)から成る。従って、特別な相互位置関係に
おいて「1対の折半殻体」を深絞り加工形成するとの記
載は、金型から取り出して、2個の連続パック容器の折
半殻体が深絞り加工形成されるということである。「少
なくも」1対の折半殻体とは、少なくも1個の完全な折
半殻体が深絞り加工形成されることを意味するが、深絞
り加工具の片側部で8,10,12又はその他の数の完
全な折半殻体を同時に製造することが可能である。記述
を簡明なものとするため、以下においては、1対の折半
殻体について記載する。換言すれば、つば部とつば部を
突き合わせた形の2個の折半殻体である。これは、加工
機の片側部についてのことであり、またこれと同様に加
工機の反対側部についてのことである。これは、深絞り
加工形成された折半殻体同志を合体させることによって
のみ、2個の容器を溶接することにより閉鎖された中空
体を形成し得るからである。
【0030】従って、ここで取扱うのは1対の折半殻体
(部分)、即ちつば部とつば部の突き合わされた2個の
折半殻体部分であり、これらが1個の折半殻体を形成す
る。本発明は、1対の折半殻体部分、換言すれば1個の
完全な折半殻体を、これらの折半殻体部分が外側の全周
におよぶものであって後にパック容器の継ぎ目部となる
閉鎖縁部を形成するように深絞り加工形成することを教
示するものである。
【0031】以上に明確に記載した1対の折半殻体部分
を金型から取出した後、2対の折半殻体部分を、端縁部
同志或いはつば部同志を突き合わせ状に配し、縁部同志
を圧接させると、これによりパック容器の継ぎ目部又は
溶接継ぎ目部が形成され、従って2個のパック容器が同
時にユニットとして形成される。このユニットは外方で
閉鎖状となっている。
【0032】従って、深絞り加工及び溶接により形成さ
れた上記のユニットから、合体の後に「つば部間」で分
離又は分断を行うことにより、1対のパック容器を形成
することが出来る。この分離又は分断は、パック容器に
充填を行う直前に容易に行うことが出来る。この分離又
は分断を行って始めて、1対の容器から成るユニット
は、1端部で開口した1個の容器とそれに隣接したもう
1個の容器の形となる。
【0033】この方法によれば、つば部にねじ手段を形
成することがおどろくほど容易に行い得ることが判明し
た。折半殻体を対状に深絞り加工形成するこの新規な方
法により、注出口部を備えた従来技術における問題部位
が深絞り加工製品の端縁部の外側部分に最早無くなった
ことになり、それが内方に移されたこととなった。深絞
り加工工程の際の把持力の作用部位が、外方に、全周が
閉ざされた端縁部内に完全に移された形となり、端縁部
の外側部分が破壊されることは無くなった。このため、
ほぼ任意に構成可能で直立状のつば部を有する注出口部
の形成されたパック容器を2個の折半殻体部から製造す
るという事実にもかかわらず、従来公知の深絞り加工技
術により容器の製造が可能となった。これは、本発明に
従えば、外方で閉鎖された中間体製品、外方で閉じられ
た中空体が製造されるからであり、この中間体製品又は
中空体は、好ましくは充填作業の直前に2個のパック容
器となるように分離又は分断される。従って、各パック
容器の内部は相当程度にきれいる保たれる。つば部に加
え、平らな或いは平滑な継ぎ目部にも何らかの(機能)
部分をスタンプ形成し得ることが理解されよう。また、
つば部又はその部位に外方歯(又はおねじ)又は内方歯
(又はめねじ)を形成することが可能なことも理解され
よう。また、つば部の上方の自由端の縁部に密封表面を
形成することも、何らの問題なしに行い得る。
【0034】この点に関し、本発明に従い、つば部同志
の間で分離又は分断を行った後に容器外方に突出する切
頭円錐形状の密封表面を形成し、それを好ましくは充填
の後にパック容器の内方に突出する円錐形状に変形させ
る構成とすることが有利である。既述のように、垂直方
向に注出口部から突出する長手方向の中心線を想像する
と、分離又は分断を行う前の密封表面の円錐形を下方に
容器内方に向い拡開する円錐形の横断面形状となし得る
ことが理解されよう。換言すれば、横断面において、こ
の切頭円錐形の密封表面の縁部は、上記の長手方向中心
線に向い頂面で例えば+10°の角度で傾斜している。
これは、1対の折半殻体、換言すれば2個の折半殻体部
分又は1個の完全な折半殻体が形成された時の状態であ
る。次いで、それらが合体されて、密封表面同志及びつ
ば部同志が突き合わせ状の1対のパック容器が製造され
る。2対のパック容器の占める総面積が分断されるが、
この理由のため分断によって、1対の容器からなるユニ
ットから1端部の開口した2個のパック容器が分離製造
される。分離された後のパック容器において、切頭円錐
形の密封表面は容器の外方に高く突出している。前述の
ようにして、この密封表面を後に容器内方に変形させ
て、横断面視において密封表面の端縁部が下方になるよ
うにまた長手方向中心線に関し例えば約−10°の角度
で内方に傾斜した形とすることも有利である。
【0035】本発明に従い、1端部で開口している容器
の上方の自由端部を加熱の効果により分離又は分断線に
沿って平滑化することも有利である。必要な熱は、工具
例えば熱成形ダイにより別途供給する。密封表面が付形
されているか否かにかかわらず、それが切頭円錐又は台
形であるか或1平面内に配されるものであるか否かにか
かわらず、或いは円錐の頂部が内方及び外方のいずれか
に向けられているにかかわらず、成形ダイを上方の自由
端縁部の平滑化に利用することが可能である。
【0036】上方縁部の環状の密封表面に別のフィルム
を密着させて設けることもまた有利であり、この場合上
述した平滑化作業を、フィルムを密封表面に直接密着さ
せるように行うことが可能である。この密封表面へのフ
ィルムの密着取付けを、密着表面が切頭円錐形で上方及
び外方に先細りとなっており、従ってその縁部が横断面
において長手方向中心線に対し+10°である状態時に
行うことも可能である。別の覆いフィルムを密封表面に
密着取付ける際に、或いはこの作業により、外方に先細
り形状の環状の密封表面を内方下方に折り曲げることが
可能であり、横断面視において、密封表面の縁部の傾斜
を+10°から−10へと変わるように姿勢を変えさせ
得ることが判明している。
【0037】このようにしてパック容器の注出口部の密
封構成を行うことにより、容器からの充填物の排出を始
めて行うにはフィルム又はホイルを破らなければならな
いのであるから、消費者に対し容器が開口されたことは
ないという保証も同時に与えられることになる。この点
に関し、覆いフィルム又はホイルが注出口部の少なくも
ひとつの角部から外方に突出しているようにして、これ
により、いわばつまみタブが形成されるように構成され
ることも有利である。
【0038】本発明による、プラスチックパネル材から
折半殻体を深絞り加工形成するための装置は、鏡像形状
の2個の金型部のそれぞれがつば形成部を有し、これら
のつば形成部が対設状に配されていること及びこれらの
金型部がつば形成部の部位でV字形横断面形状の、それ
らに共通の隆起縁部により合体されていることを特徴と
するものである。折半殻体の対状の製造のための方法に
関し、既述したところと同様に、深絞り加工具、即ち本
発明による装置は、2個の金型部、換言すれば1対の金
型部を有している。これら2個の金型部がユニットを形
成する。これらの金型部は外方で実質的に平らな継ぎ目
形成域によりかこまれていると共に、中心域に前述した
2個の並設状のつば形成部を有している。この構成によ
り、鏡像形状或いは鏡像関係に配設された2個の金型部
が得られ、いわば頭部と頭部が突き合わされ、基部は外
方に隔離された構造となっている。これらの金型部は個
々の折半金型部であって、これらは中心部で共通の隆起
縁部を有しており、この隆起縁部に関し相互に鏡像の関
係に設計されている。完全な金型部からなるユニット
が、実質的にひとつの面内に配された外方に連続状の縁
部を有する深絞り加工具をなしている。つば形成部は、
この縁部の内部、即ち1対の金型部の中心域に配されて
いる。2個のつば形成部の間の隆起縁部は、ほぼ完全に
つば形成部の半円形のくぼみ内に配されている。この構
成は、それぞれのつば形成部に、少なくも2個の歯部を
有するねじ手段の形成部が配される本発明による他の実
質例に支障を来たすものではない。
【0039】上方から垂直方向に2個の金型部から成る
ユニットのキャビティを見る方向に、V字形断面形状の
縁部を見ると、V字の鋭い縁部が観察出来る、即ち、こ
のV字は紙面から離れる方向、即ち下方又は金型部の外
側壁に向い拡開するものである。深絞り加工装置は、特
別な実施例において好ましくは、冒頭に記述のパック容
器が製造し得るように、或いは上述の製造方法がこの装
置により実施し得るように上記以外の構成特徴を有する
ように設計される。これらは、特に好ましい深絞り加工
装置の実施例である。
【0040】しかし、そのような構成特徴の組み合わせ
とは別に、本発明に従い、V字形横断面形状の延長部
で、つば形成部に隣接する縁部に幅が約1ミリメートル
で隆起しており、対設された2個の金型部に共通の溝部
を設けることが有利である。全周におよぶと共に横断面
が箱形状又はU字形状のこの溝は継ぎ目部又は溶接継ぎ
目部の部位或いは金型部の、つば形成部外側の前述した
隆起縁部の設けられている縁部部位に厚みを減少させた
部位を形成するので有利である。この構成によれば、分
離又は分断作業が大幅に簡易化される。例えば、準備の
出来た製品のつば部の間の厚みを減少させた継ぎ目線に
沿って分断又は分離工具を案内することが出来、また材
料の厚みが減ぜられていることのため、分断又は分離作
業そのものが容易化される。更に、分断作業の正確さも
高められる。
【0041】本発明に従い、V字形横断面形状の隆起縁
部の部位に、この隆起部内に突出する少なくも1個のほ
ぼ針形状の隆起を設けることも有利である。被加工材料
に深絞り加工が行われると、製品に寸法が針先き程度の
穴が生じる。これにより、溶接継ぎ目に沿って合体され
た2個の金型部内の閉鎖内部空間のための通気が可能と
なる。深絞り加工具及び溶接工具は、被加工物の壁部の
みならずこれら工具内の空気をも加熱する。製造工程の
終了後、この空気は冷却し、その体積を減少させること
は容易に理解出来る。空気の冷却のため加工製品が破壊
しないように、これら製品のつば部の外方上方の縁部に
針先き状の穴を形成することにより通気を行うのであ
る。隆起部又は突起部の針先き形状部により形成され穴
の寸法は好ましくは1/10ミリメートル程度であり、
更に好ましくは1/10ないし9/10ミリメートル程
度である。密封表面により密封が行われても、この穴は
破壊されない。
【0042】本発明によれば、2個の金型部を共に乱れ
なく平行に案内し、また内部におかれた折半殻体を溶接
合体させるための鏡像配設された金型部の全周を閉ざす
縁部を共に案内するための手段が設けられた装置もまた
提供される。金型部を保持するこれらの手段は、回転又
は並進運動が可能なように設計可能であり、またその運
動が並進と回転を共に含む形で行われるように構成する
ことも出来る。ただし、これは、2個の金型部を共に案
内し得るものであって、運動の結果これら金型部が共に
平行状態となり、継ぎ目形成部同志を突き合わせ状態と
し得るものであることを条件とする。この構成によれ
ば、金型部内の折半殻体が共に案内され、全周部分が閉
ざされると共に深絞り加工からの残熱又は余熱で未だ熱
せられた状態にある縁部同志を突き合わせ状態とし、溶
接工程により共に加圧することが出来る。このようにし
て、加工機の片側の折半殻体に他側の折半殻体が合体さ
れ、それらから2個の容器が形成される。これらの容器
は、それらの分離が行われるまでは、外側で針先き穴の
部位まで閉ざされている。上記のようにして、上記の装
置により、深絞り加工により折半殻体が形成され、それ
らは次いで溶接合体される。折半殻体が金型から取り出
されて頭部同志また開口部同志が突き合わせ状で、中空
で外方が実質的に閉ざされた形の、既述の2個の容器の
ユニットとなり、それらは充填作業の行われる前に個々
の容器に分離又は分断される。
【0043】容器が全く口開けされていなことの保証を
容易に提供するものであるので、密封又は覆いフィルム
又はホイルを設ける実施例に関し、この構成は他の実施
例においてもキッャプを利用して行うことが可能であ
る。キャッフをパック容器に取付ける前、或いはねじキ
ャップをねじ嵌めするまで、これらのキャップはロール
としてストックされているものである。ロールから個々
のキャップを引き出し、切断分離して、容器頂壁のつば
部に取付けるのである。ロール中の隣接2個のキャップ
の間には連結片がある。この連結片の1個のキャップか
ら切り離すがもうひとつのキャップには連結したままの
状態とするならば、この連結片を密封又は覆いフィルム
又はホイルと同様な溶接翼として利用出来、これを容器
の注出口部又はつば部にキャップを取付けた際に容器壁
部に密着させることが出来る。本発明によるパック容器
のキャップは、この接着又は溶接翼をゆるめ或いは引き
裂かずに取外すことは出来ない。これは、容器がまだ開
口されていないことの保証を提供する実際的な方法又は
手段である。本発明の上記以外の構成特徴、作用効果及
び可能な利用の態様は、添付図面を参照して以下に行う
好ましい実施例の記載から明らかとなるであろう。
【0044】
【実施例】図1は液体充填用のパック容器の最初の実施
例を示す側面図であるが、図示のようにこの容器は筒状
の側壁部1、底壁部2及び頂壁部3を有している。詳細
な図示を省略した、図1において水平方向におよぶ補強
ビートが側壁部1の周囲に等間隔で隔設形成されてお
り、この側壁部の上方後方部位には把手成形部4が形成
されている。パック容器の長手方向の中心軸心5aに平
行な長手方向の中心軸心5に平行な面内に溶接継ぎ目部
とも称される継ぎ目部6が配されている。この継ぎ目部
は、図3(A)、3(B)及び図5に示される実施例か
ら明らかなように容器をめぐるものであって、またそれ
を2個の折半部分に分割するものである。継ぎ目部6は
くぼみ部7に沿って底壁部2を通り、従って全体として
見て底壁部2は基本的に平らな面をなしており、各パン
ク容器の底部表面は、突起状の継ぎ目部6に損傷のおそ
れのないように主として平らな表面部から形成されてい
る。頂壁部3の部位において、継ぎ目部6は、外方に直
立状のつば部9を有する注出口部8により中断されてい
る。つば部9には、図1及び図2の実施例においては内
方歯又はめねじ10が、また図3(A)、3(B)ない
し図10(A)、10(B)の実施例においては外方歯
又はおねじ11が形成されている。
【0045】図1及び図2の実施例において、継ぎ目部
6は、つば部9の直径方向両端部で、このつば部9の上
方の自由端の縁部12におよぶように突出している。他
の図に示される実施例においては、継ぎ目部6は上記と
同様につば部9の端縁部12におよぶように突出する
が、その突出先端部13が半径方向内方にテーパ形状と
なっている。
【0046】図5において、継ぎ目部6が、実際には、
1対の折半成形部の縁部フランジ同志を溶接継ぎ合わせ
ることにより形成され、またこの理由のためこの継ぎ目
部6を溶接継ぎ目部とも称することが理解されよう。更
に図5において、つば部9を介し頭部又は頂部同志を突
き合わせた形で合体された2個の容器からなる、外方で
実質的に閉ざされた容器のユニットが理解されるであろ
う。これらの容器は、左側の1対の金型部及び右側の1
対の金型部のそれぞれで形成されるものである。個々の
容器への分断又は分離は、図5の矢印14にて示される
線に沿って行われる。この分離又は分断は、「対」状の
2個の容器を図1、3(A)、3(B)、4(A)、4
(B)に示されるような個々の容器とするものである。
内方歯又はめねじ10を有する図1及び図2に示される
実施例において、矢印14により示される分断線、即ち
分断線14は、頂壁部3の部位の頂縁部及びつば部9の
上方の自由端縁部12の部位にある。この結果、つば部
9は、更に詳細には図示しないが、2個の折半部から成
ることになる。
【0047】図2のみに示されているキャップ又はねじ
キャップ(又は蓋)15が注出口部8を封口するために
用いられる。このキャップ又は蓋15には、図1及び図
2の実施例の場合には適宜の内方歯又はめねじ、また他
の図に示される実施例の場合には適宜の外方歯又はおね
じが形成されている。図2は、ねじキャップ15が、そ
の周囲で、頂壁部3に向い下方に開口するU字形、即ち
逆U字形の断面形状を有していることを示している。図
2において、キャップ15は、その右方部分を1部破壊
して、断面図により示されている。この図2において、
つば部9の上方の自由端の縁部12が切頭円錐形状であ
って、キャップ15の密封表面に対面状に環状の密封表
面16を有していることも理解されよう。キャップ15
の密封表面に密封肉部(マス)17が形成されていて、
それが、キャップ15をねじ嵌めすると、つば部9の密
封表面16に圧接されるようになっている。図1及び図
2の実施例に関し、切頭円錐形の密封表面16が断面図
において、長手方向の中心軸心又は線に対し45°の線
部を有していることが理解されよう。
【0048】つば部9の内方歯10又は外方歯11に対
応するねじ手段を有するキャップ15は自明の方法によ
り製造可能であるから、このねじキャップ15のねじ手
段に関する詳細な説明は省略する。ねじキャップのねじ
に係合させるねじを形成するためのつば部9の部位にお
ける継ぎ目部6の外郭形状付形法については詳細な説明
を省略する。この方法自体は公知のものである。
【0049】図3(A)及びそれ以降の図面に示される
実施例につき詳細な検討を行うと、注出口部8に隣接す
る、つば部9の上方又は外方の自由端縁部12の円形又
は環形の密封表面16が端縁部12から注出口部8の中
心部に向い展開していることが理解されよう。この密封
表面16は例えば図4(B)から明瞭に理解出来る。図
4(B)は、外方歯又はおねじ11の形成されたパック
容器の平面図である。この図は、図4(B)の中心部に
点として示されている長手方向の中心軸心5の方向に見
た図である。注出口部8は、くさび形状に先細りの環状
の密封表面16の、尖り縁とも称し得る縁部18を示す
最内方の円(18)により形成されている。このよう
に、密封表面16は縁部18から半径方向に(中心軸心
5から外方)に、つば部9の上方の端縁部12を示す第
2の円(12)までおよぶものである。
【0050】図4(B)においては、また、つば部9
が、直径方向両側端部の継ぎ目部6の部位で内方、即ち
中心軸心5に向う方向に平らにされており、それぞれの
側の継ぎ目部6の部位にねじ歯の形成されない平らなつ
ば部分19が形成されていることも理解されよう。図4
(A)からは、符号20により示される、継ぎ目部6の
外方縁部が、つば部9の部位で、円形であるつば部9の
主又は基本外郭形の外方に突出していないことも理解さ
れよう。図4(B)においてつば部9をみると、その主
又は基本外郭形状が、外方歯11を含む、連続又は閉鎖
外方円の形状であることが理解されよう。
【0051】図3(A)、3(B)、4(A)及び4
(B)に示されるようなパック容器の、上述のように設
計製造されたつば部9にねじキャップ15をねじ嵌めす
ると、ねじキャップ15により外方縁部20が支障なく
覆われるようにつば部9の高さが制限されているので、
ねじキャップ15のねじ手段は、つば部19の部位の継
ぎ目部6もかこむ或いは覆うように係合することが出来
る。変形例として、1種の連続状の外方歯11が形成さ
れるように外方縁部20に適宜の外郭形状付形加工を行
い、ねじキャップ15が外方歯11の部位で継ぎ目部6
の外方縁部20の付形外郭形状部(図示せず)によって
保持されるように構成することもまた可能である。
【0052】図示の実施例において、ねじ手段(10,
11)は、4個の歯部10a,11aからなるが、これ
らの歯部10a,11aのそれぞれが円周上90°を超
える角範囲におよぶものであり、相互に重複部を有する
ことが理解されよう。上述したパック容器を製造するた
めの装置が、図7ないし図10(A)、10(B)に示
されている。これらの図に関し、図8及び図10
(A)、10(B)は、図7に示される部分の詳細を拡
大図により示すものであることに留意されたい。図7
は、3対の金型部を示すが、最下部の金型部の対は1部
を除去して示されている。完全な折半金型部はそれぞれ
2個の折半金型部分23から成るので、また完全な折半
金型部のそれぞれは基本的に同一の構成、構造のもので
あるから、以下においてはただ1個の完全な折半金型に
ついてのみ説明を記載するが、これはの完全な折半金型
は全て作用効果は同一のものである。上記のように、1
個の完全な折半金型部は2個の折半金型部分23から成
るが、これらの金型部分23は鏡像設計のものであっ
て、またそれらのつば形成部24同志が突き合わせ状と
なる相互位置関係で設けられている。従って、ふたつの
折半金型部分23はそれに共通の隆起縁部25を介して
合体されている。この構成は図8及び図10(A)、1
0(B)に一層詳細に示されている。ユニットを形成す
る金型部分23は、外方で、実質的にひとつの面内に配
されていてキャビティをかこみそれを閉鎖する縁部21
により合体されている。図7において上方から下方にお
よぶ右側及び左側の縁部の部位において、それぞれの縁
部21は、金型からの離脱を容易とするために運動可能
とする必要のある2部材からなる縁部成形工具22によ
り覆われている。図3(A)又は図5に示されるよう
に、継ぎ目部6はくぼみ部7内におよぶものでなければ
ならず、この理由で、縁部成形工具22は、金型からの
離脱が可能となるよう運動可能な2個の部材から構成す
る必要がある。
【0053】図7において、従来の深絞り加工工具と同
様に、相互に鏡像形状の、対設状に設けられた2個の折
半金型部分23が、平らな縁部21によりかこまれまた
閉鎖されていることが理解されよう。つば形成部24
は、中心又は中央部に設けられており、従って、所望に
より、例えば内方歯10又は外方歯11の形成される最
終形状に正確に構成することが可能である。
【0054】つば形成部24の近傍に、深絞り加工工程
の後に金型からの離脱を容易とするために利用される押
出し手段26を備えた縁部21が配されている。縁部2
1の、2個の隣接押出し手段26同志の間の部位に、幅
が約1ミリメートルの溝25aが設けられている。この
溝25aは、2個のつば形成部24の間のV字形横断面
形状の隆起縁部のいわば延長部の形で、隆起縁部25に
までおよぶものである。
【0055】図8には、その上方部分に2個の並設状つ
ば形成部24、その下方部分に押出し手段26を備えた
縁部21、更にその下方部分に2個のつば形成部24が
示されている。頂部から底部におよぶ分割又は分段線は
隆起したものであり、これは頂部及び底部ではV字形横
断面形状の隆起縁部25により、また2個のつば形成部
24の間では、それらの溝又は溝部25aにより形成さ
れるものである。
【0056】図10(B)は、図8において破線により
示された円Xb の部分を拡大して示す図であるが、この
他に、理解の助けとするため容器の壁部、即ち装置の両
側部の縁部21同志の間に継ぎ目部6も示している。各
縁部21が中央部に溝部25aを有しており、この溝部
又は溝形成部25aは容器材料、即ち容器の継ぎ目部6
の方に突起している。この溝部25aの幅は符号dで示
される矢印の間に破線により示されている。この幅は、
この実施例においては1ミリメートルである。このこと
より図10bが大きく拡大された図であることが示され
るが、この拡大は理解を容易とするためである。
【0057】図8において、破線で示される円Xb は、
つば形成部24の外方端部が配される工具の位置関係を
示すが、(製品、被加工品の)つば部9の上方の自由端
の縁部21に隣接して密封表面16の形成されることが
理解されよう。図10(A)において、2個の突き合わ
せ状のつば部は、破線により示されるように1部切除さ
れているが、くさび形状に先細りの尖鋭な縁部18が示
されている。工具の方から見ると、この縁部18は隆起
縁部25の方向におよぶものである。図10(A)に示
されるように、縁部18は、接続点として示され、ま
た、(上方に示される)溝形成部25aが、V字形横断
面形状の(下方に示される)隆起縁部25への移行部と
なっている。
【0058】深絞り加工により、プラスチックパネル材
を隆起縁部25上に配し、また密封表面16の縁部18
を形成するための材料を薄くするように引上げる方法は
理解されよう。隆起縁部25に沿って、工具に、高さを
増大させた針先き状の部分を設ける。この部分は、小さ
な点として示されるが、添付図面には図示を省略してあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】注出口部に、内方歯の形成された直立状のつば
部を有し、容器の全周におよぶ継ぎ目部を有するパンク
容器の側面図である。
【図2】ねじキャップを取付けた状態の、図1に示され
るパック容器の注出口部の部分を1部断面図にて示す部
分図である。
【図3】(A)は外方歯が形成され、1端部で開口した
容器を示す側面図であり、(B)は図3(A)の底面図
である。
【図4】(A)は図3(A)の容器を例えば右側から左
側の方向に見た側面図であり、(B)は図3(A)及び
図4(A)の容器の側方部で平らにされたつば部を示す
平面図である。
【図5】頭部同志が突き合わせ状の2個の容器を溶接継
ぎ目に向って見た側面図である。
【図6】図5の容器を、溶接継ぎ目の面に垂直な方向、
例えば図5の右方から見た側面図である。
【図7】鏡像設計で、つば形成部同志が突き合わせ状に
設けられ、外方歯形成部が設けられた、3個の折半金型
部を、下方の1部を切除して示す、深絞り加工装置の平
面図である。
【図8】2対の折半金型部分の部位が4個のつば形成部
の間に示されていて、図7の装置の1部を拡大して示す
部分図である。
【図9】合体されたパック容器のユニットの1部を左方
向に1部切除して示す、拡大部分側面図である。
【図10】(A)は図8に破線により示される下方の円
Xa の部分の細部を拡大して示す部分詳細図であり、
(B)は図8に破線により示される円Xb の部分の細部
を拡大して示す部分詳細図である。
【符号の説明】
1 側壁部 2 底壁部 3 頂壁部 5 長手方向中心
軸心又は線 6 継ぎ目部又は溶接継ぎ目部 8 注出口部 9 つば部 10,11 ねじ手段(10:内方歯又はめねじ、1
1:外方歯又はおねじ) 12 (自由端)縁部 15 キャップ又
はねじキャップ 16 密封表面 17 密封肉(マ
ス)部 18 縁部 19 (平らな)
つば部分 20 外方縁部 21 縁部 23 (折半)金型部(分) 24 つば形成部 25 隆起縁部 25a 溝部又は
溝形成部
フロントページの続き (73)特許権者 391053799 Avenue General Gui san,70,CH−1009 Pully, Switzerland (72)発明者 ベルンハルト コーラス ドイツ連邦共和国、64289 ダルムシュ タット、エッセルボルンシュトラーセ、 2 (72)発明者 ゴットフリート プッシュ ドイツ連邦共和国、64319 プフンクシ ュタット、メールベルクシュトラーセ、 5 (56)参考文献 特開 昭54−117566(JP,A) 欧州特許出願公開428891(EP,A 1) 欧州特許出願公開343266(EP,A 1) 英国特許出願公開1129877(GB,A) 仏国特許出願公開1265926(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/08 B29C 51/30 B65D 8/00 B65D 41/04

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 深絞り加工可能なプラスチック材から成
    る筒状の側壁部(1)、底壁部(2)及び頂壁部(3)
    を有し、頂壁部(3)がキャップ(15)により封口可
    能な注出口部(8)と直立状のつば部(9)を有してお
    り、容器の長手方向中心軸心(5)に平行な面内で容器
    の全周におよぶ継ぎ目部(6)が頂壁部(3)の部位で
    注出口部(8)により中断されると共に容器の直径方向
    両側端部において、ほぼ、つば部(9)の上方自由端の
    縁部(12)の部位まで突出するよう形成された流動性
    充填物用のパック容器であって、つば部(9)が継ぎ目
    部(6)で相互に継ぎ合わされた2個の折半部分から成
    ると共にこのつば部(9)にねじ手段(10,11)が
    形成されていて、対応ねじ部と密封表面の形成されたね
    じキャップ(15)が容器にねじ嵌めし得るようになっ
    ていること及びつば部(9)の上方自由端の縁部(1
    2)が、ねじキャップの上記密封表面に係合する環状の
    密封表面(16)を有していることを特徴とするパック
    容器。
  2. 【請求項2】 つば部(9)のねじ手段(10,11)
    が、このつば部(9)に配設形成されたねじ部(10,
    11)であることを特徴とする請求項1のパック容器。
  3. 【請求項3】 ねじ手段(10,11)が継ぎ目部
    (6)に形成されていることを特徴とする請求項1のパ
    ック容器。
  4. 【請求項4】 注出口部(8)の部位のつば部(9)の
    ねじ手段(10)が好ましくは閉環状の内方歯又はめね
    じ(10)であり、ねじキャップ(15)が逆U字形断
    面形状を有していて、その密封表面に密封肉部(17)
    が形成されていることを特徴とする請求項1又は2のパ
    ック容器。
  5. 【請求項5】 つば部(9)の密封表面(16)及びね
    じキャップ(15)の密封表面が切頭円錐形状であるこ
    とを特徴とする請求項1,2及び4のいずれかのパック
    容器。
  6. 【請求項6】 注出口部(8)近傍のつば部(9)のね
    じ手段(11)が外方歯又はおねじ(11)であること
    及びつば部(9)の密封表面(16)が環状でありかつ
    つば部(9)の外方又は上方自由端の縁部(12)から
    注出口部(8)の中心に向い展開していることを特徴と
    する請求項1又は2のパック容器。
  7. 【請求項7】 環状の密封表面(16)に溶接可能な覆
    いフィルムが密着させてありこれにより光及び/又は気
    体に対するしゃ断構成が行われていることを特徴とする
    請求項1,2及び6のいずれかのパック容器。
  8. 【請求項8】 注出口部(8)のつば部(9)が、容器
    の直径方向両側端部の継ぎ目部(6)の部位で内方に平
    らに形成され、これにより継ぎ目部(6)にねじ手段の
    形成されない平らなつば部分(19)が形成されている
    こと及び継ぎ目部(6)の外方縁部(20)がつば部
    (9)の基本外郭形状外に突出していないことを特徴と
    する請求項1,2,6及び7のいずれかのパック容器。
  9. 【請求項9】 つば部(9)外に突出する継ぎ目部
    (6)部分の外側表面には外方歯又はおねじ(11)の
    連続部分を形成する付形加工が行われていることを特徴
    とする請求項1,2,6,7及び8のいずれかのパック
    容器。
  10. 【請求項10】 ねじ手段(10,11)が少なくも2
    個の歯部(10,10a;11,11a)を有すること
    を特徴とする請求項1,2及び4ないし9のいずれかの
    パック容器。
  11. 【請求項11】 つば部(9)の上方の縁部(12)の
    部位の環状の密封表面(16)が実質的に円錐形状の先
    細り形状となっていて、尖り縁と称し得る縁部(18)
    を形成していることを特徴とする請求項1,2及び4な
    いし9のいずれかのパック容器。
  12. 【請求項12】 深絞り加工可能なプラスチック材から
    成る筒状の側壁部(1)、底壁部(2)及び頂壁部
    (3)を有し、頂壁部(3)がキャップ(15)により
    封口可能な注出口部(8)と直立状のつば部(9)を有
    しており、容器の長手方向中心軸心(5)に平行な面内
    で容器の全周におよぶ継ぎ目部(6)が頂壁部(3)の
    部位で注出口部(8)により中断されると共に容器の直
    径方向両側端部において、ほぼ、つば部(9)の上方自
    由端の縁部(12)の部位まで突出するように形成され
    た流動性充填用物のパック容器を製造するための方法で
    あって、平らな、深絞り加工可能なプラスチック材か
    ら、半円形の連結部により中央部で相互に合体される少
    なくも1対の折半殻体を同時に深絞り加工形成すること
    から成り、折半殻体形状の1個の容器形成部分をそれぞ
    れに共通の面内にあって容器の全周におよぶ閉環状の継
    ぎ目部(6)内に規定して形成し、深絞り加工作業の後
    に継ぎ目部(6)を継ぎ合わせることにより他の容器形
    成部分と合体させて少なくも1対の容器を形成し、次い
    で、円形の連結部の中心部で分離作業を行って、1端部
    で開口していてつば部(9)を有する少なくも1個のパ
    ック容器を形成することを特徴とする製造方法。
  13. 【請求項13】 深絞り加工からの残熱により折半殻体
    形状の容器形成部分同志の合体を行い1対のパック容器
    を形成することを特徴とする請求項12の製造方法。
  14. 【請求項14】 深絞り加工可能なプラスチック材から
    成る筒状の側壁部(1)、底壁部(2)及び頂壁部
    (3)を有し、頂壁部(3)がキャップ(15)により
    封口可能な注出口部(8)と直立状のつば部(9)を有
    しており、容器の長手方向中心軸心(5)に平行な面内
    で容器の全周におよぶ継ぎ目部(6)が頂壁部(3)の
    部位で注出口部(8)により中断されると共に容器の直
    径方向両側端部において、ほぼ、つば部(9)の上方自
    由端の縁部(12)の部位まで突出するように形成され
    た流動性充填物用のパック容器を製造するための方法で
    あって、平らな、深絞り加工可能なプラスチック材か
    ら、少なくも1対の折半殻体を、それらのつば部(9)
    が対設状に配される相互位置関係に同時に深絞り加工形
    成することから成り、折半殻体形状の1個の容器形成部
    分を、それぞれに共通の面内にあって容器の全周におよ
    ぶ閉環状で円形の継ぎ目部(6)内に規定して形成し、
    この容器形成部分を、深絞り加工作業の後に、この深絞
    り加工からの残熱により継ぎ目部(6)を継ぎ合わせる
    ことにより他の容器形成部分と合体させて少なくも1対
    の容器を形成し、次いで、つば部(9)同志の間で分断
    作業を行って1端部で開口している少なくも1個のパッ
    ク容器を形成することを特徴とする製造方法。
  15. 【請求項15】 つば部(9)同志の間で分離又は分断
    作業を行うと容器から外方に突出する切頭円錐形の密封
    表面(16)が形成され、好ましくは容器内充填作業の
    後に、それを容器内方に突出する円錐形状に加工するこ
    とを特徴とする請求項12ないし14のいずれかの製造
    方法。
  16. 【請求項16】 容器の開口端部の上方自由端端部を加
    熱の効果により分離又は分断線(14)に沿い平滑化す
    ることを特徴とする請求項12ないし15のいずれかの
    製造方法。
  17. 【請求項17】 プラスチックのパネル材から折半殻体
    を深絞り加工形成するための装置であって、鏡像形状の
    2個の金型部(23)のそれぞれがつば形成部(24)
    を有し、これらのつば形成部(24)が対設状に設計さ
    れていること及びこれらの金型部(23)がつば形成部
    (24)の部位でV字形横断面形状の、それらに共通の
    隆起縁部(25)により合体されていることを特徴とす
    る装置。
  18. 【請求項18】 つば形成部(24)の部位に、少なく
    も2個のねじ歯部を有するねじ手段(10,11)形成
    部が配設されていることを特徴とする請求項17の装
    置。
  19. 【請求項19】 V字形横断面形状の隆起縁部(25)
    の延長部に相当する、つば形成部(24)近傍の各縁部
    (21)の部位に、幅が1ミリメートルで、2個の対設
    金型部(23)に共通の、溝部(25a)が設けられて
    いることを特徴とする請求項17又は18の装置。
  20. 【請求項20】 V字形横断面形状の隆起縁部(25)
    の部位に、この隆起縁部(25)内に突出する、少なく
    も1個の、実質的に針形状の突起部位が設けられている
    ことを特徴とする請求項17ないし19のいずれかの装
    置。
  21. 【請求項21】 少なくも2個の金型部(23)を共に
    乱れなく平行に案内する装置及び内部に配された折半殻
    体を溶接合体させる金型部(23)の全周を閉ざす縁部
    (21)を案内する装置が設けられていることを特徴と
    する請求項17ないし20のいずれかの装置。
JP02844894A 1993-02-26 1994-02-25 流動性充填物用のパック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置 Expired - Fee Related JP3241521B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4305913A DE4305913A1 (de) 1993-02-26 1993-02-26 Verpackung für Fließmittel, Verfahren zur Herstellung einer solchen Packung und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE43059139 1993-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06339983A JPH06339983A (ja) 1994-12-13
JP3241521B2 true JP3241521B2 (ja) 2001-12-25

Family

ID=6481369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02844894A Expired - Fee Related JP3241521B2 (ja) 1993-02-26 1994-02-25 流動性充填物用のパック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置

Country Status (13)

Country Link
US (2) US5477974A (ja)
EP (1) EP0612664B1 (ja)
JP (1) JP3241521B2 (ja)
KR (1) KR940019567A (ja)
AT (1) ATE155420T1 (ja)
AU (1) AU676245B2 (ja)
BR (1) BR9400679A (ja)
CA (1) CA2116417A1 (ja)
DE (2) DE4305913A1 (ja)
ES (1) ES2105372T3 (ja)
NO (1) NO940671L (ja)
TW (1) TW247893B (ja)
ZA (1) ZA941329B (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4412485A1 (de) * 1994-04-12 1995-10-19 Tetra Laval Holdings & Finance Verpackung für Fließmittel, Verfahren zur Herstellung derselben und Vorrichtung
USD384882S (en) * 1994-05-07 1997-10-14 Unifill S.P.A. Container for fluid, powder or granulated products
JPH11503989A (ja) * 1995-01-31 1999-04-06 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション 複数の劃室を有するドラムかん
EP0827911A1 (de) * 1996-08-15 1998-03-11 Tetra Laval Holdings & Finance SA Gebinde aus Packungspaaren und Fliessmittelpackung
US6116440A (en) * 1996-11-01 2000-09-12 Colgate - Palmolive Company Resealable thermoformed container
DE19645265A1 (de) * 1996-11-02 1998-05-07 Tetra Laval Holdings & Finance Vorrichtung zum mechanischen Trennen von längs miteinander verbundenen Werkstücken
DE19745444A1 (de) * 1997-10-15 1999-04-22 Tetra Laval Holdings & Finance Gebinde aus Halbschalen, Verfahren zur Herstellung einer Verpackung aus einem solchen Gebinde und Vorrichtung zur Herstellung des Gebindes
DE10230001A1 (de) * 2002-07-03 2004-01-22 Sig Technology Ltd. Deckel für Getränkekartonverbundpackungen sowie Werkzeuge und Verfahren zur Herstellung eines solchen Deckels sowie damit versehene Getränkekartonverbundpackungen
US7297308B2 (en) * 2004-09-29 2007-11-20 Liquid Container L.P. Molded, plastic container and a method for making the same
US20070181573A1 (en) * 2006-02-08 2007-08-09 Dawson Kevin W Protective container
WO2013036695A1 (en) 2011-09-09 2013-03-14 Eco. Logic Brands Containers for holding materials
EP2641847B1 (en) * 2008-09-12 2014-10-29 Eco.logic Brands Inc. Containers for holding materials
US20100133729A1 (en) * 2008-12-01 2010-06-03 Graham Packaging Company, L.P. Method and Apparatus for Manufacturing Wide Mouth Containers
US8602237B2 (en) * 2009-10-06 2013-12-10 Graham Packaging Company, L.P. Pasteurizable and hot-fillable blow molded plastic container
US8662332B2 (en) * 2009-10-06 2014-03-04 Graham Packaging Company, L.P. Pasteurizable and hot-fillable plastic container
KR20130004500A (ko) 2010-03-10 2013-01-10 에코 로직 브랜드 인크 재료를 보관하기 위한 컨테이너
US8631963B2 (en) 2010-07-20 2014-01-21 Amcor Limited Side action insert/skeletal stiffening ribs
US8663419B2 (en) 2010-11-30 2014-03-04 Ecologic Manual container assembly and liner integration fixture for pulp-molded shell with polymer liner container systems
DE102012100075A1 (de) * 2012-01-05 2013-07-11 Mht Mold & Hotrunner Technology Ag Behältnis mit Gewinde sowie Formwerkzeug zur Herstellung eines solchen
USD720227S1 (en) 2012-09-06 2014-12-30 Eco.Logic Brands Inc. Container for holding materials
WO2015051107A1 (en) 2013-10-02 2015-04-09 Eco.Logic Brands Inc. Containers for particulate materials
USD929474S1 (en) * 2019-10-14 2021-08-31 Icebreaker Nordic Aps Ice cube device

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE7141805U (de) * 1972-02-10 Beier & Boettcher Gmbh & Co Kg KunststofT-Kanisterschraubverschluß
US2991500A (en) * 1954-06-14 1961-07-11 Hagen Norbert Method and apparatus for making plastic containers
NL90430C (ja) * 1954-06-14
FR1265926A (fr) * 1960-05-24 1961-07-07 Récipient perfectionné
US3082927A (en) * 1960-07-26 1963-03-26 Hedwin Corp Lined container
CH444025A (de) * 1965-12-22 1967-09-15 Seiler Bernhard Kunststoffbehälter mit Hals
US3366290A (en) * 1966-09-08 1968-01-30 Mojonnier Inc Plastic container with integral handle
US3548043A (en) * 1967-03-13 1970-12-15 Phillips Petroleum Co Method for vacuum forming hollow articles from two sheets of thermoplastic material
US3491907A (en) * 1968-08-12 1970-01-27 Herman H Eelkema Break-away container
DE1805443A1 (de) * 1968-10-26 1970-05-14 Siemag Siegener Maschb Gmbh Spritzgiessverfahren zum Herstellen von Formteilen aus mindestens poroese Zonen aufweisenden Thermoplasten und Einrichtung zur Durchfuehrung des Verfahrens
DE7017988U (de) * 1970-05-14 1970-08-20 Kaiser Gmbh F Behaelter in kannenform.
US3837517A (en) * 1970-11-18 1974-09-24 Phillips Petroleum Co Molecularly oriented hollow article, such as a bottle
CH522540A (de) * 1971-03-23 1972-06-30 Alusuisse Tube
US4241843A (en) * 1979-06-08 1980-12-30 Amtrol Inc. Lined metal tank with heat shield and method of making same
DE3126671C2 (de) * 1980-08-21 1985-10-24 Cito-Pac Verpackungsgesellschaft mbH, 6365 Rosbach Blisterverpackungsstreifen
DE3139780A1 (de) * 1981-10-07 1983-04-28 Altstädter Verpackungsvertriebs GmbH, 2000 Hamburg Packung fuer fliessfaehige fuellgueter mit kunststoffdeckel
DE8230246U1 (de) * 1982-10-28 1982-12-23 Klocke, Hartmut, 7500 Karlsruhe Tiefziehverpackung
DE3510618A1 (de) * 1984-04-06 1985-10-17 Bellino & Cie. Emaillier-, Stanz- und Metallwerke, 7320 Göppingen Kraftstoffkanister
US4696636A (en) * 1985-03-22 1987-09-29 Ball Corporation Thermoplastic container forming apparatus
DE8600892U1 (de) * 1986-01-16 1986-02-27 Rhein-Conti Kunststoff-Technik Gmbh, 6900 Heidelberg Einfüllstutzen mit Deckel mit einrotierter, eingegossener, eingepreßter oder eingespritzter Hülse für Kunststofftankbehälter
DE3643030A1 (de) * 1986-12-17 1988-06-30 Unionpack Ind Lohnverpackungs Verfahren zum herstellen eines folienbehaelters, nach dem verfahren hergestellter folienbehaelter und tiefziehform fuer die durchfuehrung des verfahrens
US4890757A (en) * 1987-02-11 1990-01-02 Robbins Edward S Iii Ribbed container with closure
US4804083A (en) * 1987-06-10 1989-02-14 Weeks Philip A Combination water/ice cube bottle
US5058772A (en) * 1989-11-13 1991-10-22 Phoenix Closures, Inc. Dispenser closure with drain back feature
DE3938873A1 (de) * 1989-11-24 1991-05-29 Tetra Pak Gmbh Packung fuer fliessfaehiges fuellgut, deren teile aus kunststoff bestehen
DE3939970A1 (de) * 1989-12-02 1991-06-06 Tetra Pak Gmbh Packung fuer fliessfaehiges fuellgut mit umlaufender naht
DE9002211U1 (de) * 1990-02-24 1990-05-17 Veitshöchheimer Fleischvertriebs GmbH Mehlig & Heller, 8707 Veitshöchheim Behältnis mit einem Verschlußdeckel

Also Published As

Publication number Publication date
BR9400679A (pt) 1994-10-04
AU676245B2 (en) 1997-03-06
EP0612664A3 (de) 1995-11-15
DE59403335D1 (de) 1997-08-21
KR940019567A (ko) 1994-09-14
JPH06339983A (ja) 1994-12-13
ZA941329B (en) 1994-09-23
US5477974A (en) 1995-12-26
TW247893B (ja) 1995-05-21
ATE155420T1 (de) 1997-08-15
EP0612664B1 (de) 1997-07-16
ES2105372T3 (es) 1997-10-16
US5804129A (en) 1998-09-08
DE4305913A1 (de) 1994-09-01
AU5632194A (en) 1994-09-01
CA2116417A1 (en) 1994-08-27
NO940671D0 (no) 1994-02-25
NO940671L (no) 1994-08-29
EP0612664A2 (de) 1994-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3241521B2 (ja) 流動性充填物用のパック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置
US4954191A (en) Pack comprising a tube, a screw cap and a cover to weld over the neck of the tube, and a method of sealing said tube
US3862684A (en) Aseptic packing container and method of making and filling it
CA1171387A (en) Pack for fluid filling materials with reclosable opening device
US4384440A (en) Method for the continuous manufacture of packing containers
JP2633731B2 (ja) 熱成形及びヒートシール可能材料容器、及びその製造方法
US3782066A (en) Method of making and filling an aseptic packing container
JPS5822436B2 (ja) ホウソウヨウキ
US4606954A (en) Arrangement for the manufacture of packing containers
CA1221319A (en) Packing container for pressurized contents and a method for manufacturing the same
US3599837A (en) Plastic dispensing container and closure therefor
JPS5822434B2 (ja) 押潰し可能な押出し容器およびその製造方法
US20010002677A1 (en) Can and facilities for its production, filling, and sealed closure
US4898708A (en) Method for shaping closed bottom of tubular container
US3354603A (en) Method of manufacturing a plastic container
JPH04215976A (ja) 剥離しうる蓋シール
JPH07148832A (ja) 熱成形装置
JP2024508984A (ja) 開封挙動が改良された注ぎ口要素および積層包装体
JPS5845031A (ja) プラスチツク材料の包装容器及びその製造方法
JPS6234614B2 (ja)
US20090100805A1 (en) Sealed plastic closure and method for making the same
GB1598267A (en) Collapsible container structure and method of making same
JP4128569B2 (ja) パッケージ及びパッケージ製造方法
EP0244256B1 (en) Method for producing tubular plastic containers
JPH11171241A (ja) 円柱状包装体とその製造方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010911

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees