JP3241281B2 - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物

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JP3241281B2
JP3241281B2 JP32318296A JP32318296A JP3241281B2 JP 3241281 B2 JP3241281 B2 JP 3241281B2 JP 32318296 A JP32318296 A JP 32318296A JP 32318296 A JP32318296 A JP 32318296A JP 3241281 B2 JP3241281 B2 JP 3241281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐衝撃性、剛性に優
れ、自動車部品などの素材として好適なポリプロピレン
系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の内外装用部品などの立体成型物
用材料としては、耐衝撃性や剛性に優れたポリプロピレ
ン系樹脂組成物が従来から用いられている。このような
ポリプロピレン系樹脂組成物としては、ポリプロピレン
単独重合体、プロピレンブロック共重合体、プロピレン
ランダム共重合体などのポリプロピレンとエチレン−プ
ロピレンゴムとのブレンドや、ポリプロピレンとエチレ
ン−プロピレンゴムとエチレン−ブテンゴムとのブレン
ドポリマーなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車のインストルメ
ンタルパネルおよびドアトリム、ピラー等の内装部品に
は、優れた剛性、耐衝撃性、引張り伸び等の機械的特性
が要求される。また、これら内装部品には、表面外観が
良好となるようにシボ形成する場合があるので、シボ転
写性のよい材料が望まれている。また、自動車のサイド
モール等の外装部品には寒冷地での使用にも耐え得るよ
うな優れた低温耐衝撃性が求められている。しかし、ポ
リプロピレンとエチレン−プロピレンゴムとのブレンド
ポリマーからなる材料では、耐衝撃性は十分なものの伸
びや剛性が十分ではないという欠点を有していた。一
方、ポリプロピレンとエチレン−プロピレンゴムとエチ
レン−ブテンゴムとのブレンドポリマーから成る材料で
は、伸び及び剛性に関しては改良されているものの、低
温時の耐衝撃性が低いという欠点を有していた。従っ
て、剛性、耐衝撃性、引張り伸び等の機械的特性および
シボ転写性に優れ、自動車の内外装用部品材料として十
分な性能を有するプロピレン系樹脂組成物が強く求めら
れていた。
【0004】本発明は、こうした課題を解決するために
なされたもので、高い剛性を有し、かつ優れた耐衝撃性
と伸びを有し、物性バランスに優れ、成形性が良好で、
しかも表面外観が美麗である成形品の材料として好適な
ポリプロピレン系樹脂組成物の提供を課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、(A)ポリ
プロピレンと、(B)スチレン含有量が15〜40重量
%のポリスチレン−エチレン/プロピレン−ポリスチレ
ントリブロック共重合体と、(C)スチレン含有量が1
5〜40重量%のポリスチレン−エチレン/ブテン−ポ
リスチレントリブロック共重合体と、(D)タルクと
らなるポリプロピレン系樹脂組成物でありポリプロピ
レン系樹脂組成物に占める前記(A)成分の割合が50
〜70重量%、前記(B)成分の割合が3〜15重量
%、前記(C)成分の割合が3〜15重量%、前記
(D)成分の割合が10〜30重量%であり、前記ポリ
スチレン−エチレン/プロピレン−ポリスチレントリブ
ロック共重合体成分(B)と前記ポリスチレン−エチレ
ン/ブテン−ポリスチレントリブロック共重合体成分
(C)の合計量に対するポリスチレン−エチレン/プロ
ピレン−ポリスチレントリブロック共重合体成分(B)
の割合が20〜80重量%であることを特徴とするポリ
プロピレン系樹脂組成物によって解決できる。
【0006】上記ポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリ
プロピレン系樹脂組成物に占める割合が1〜5重量%で
ある(E)ポリエチレン−エチレン/ブテン−ポリエチ
レントリブロック共重合体を含んでもよい。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。 (A)ポリプロピレン 本発明において使用されるポリプロピレンとしては、プ
ロピレンの単独重合体(ホモポリプロピレン)、ブロッ
ク共重合体、ランダム共重合体のいずれか、あるいはこ
れらの2種以上を組み合わせて使用することができる。
ブロック共重合体またはランダム共重合体のコモノマー
としては、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1等のプロピレン以外のα−オレフィン類が用い
られるが、なかでもエチレンが特に好ましい。これらの
共重合体中のプロピレン含量は60〜100モル%が好
ましく、80〜99モル%が特に好ましい。α−オレフ
ィンとしてエチレンを用いたブロック共重合体にあって
は、分子内のエチレン−プロピレンブロックがホモポリ
プロピレンブロックに分散してゴム弾性を示し、ゴム成
分として機能する。このゴム成分の含量としては、ブロ
ック共重合体の10〜25重量%が好ましい。より好ま
しくは、ブロック共重合体の10〜20重量%である。
【0008】ポリプロピレンのメルトフローレート(J
IS K6758により測定され、以下、MFRという
こともある)は、230℃、荷重2.16kgで測定した
値で5〜500g/10分が好ましい。このMFRが5g/10
分未満では、得られる樹脂組成物の流動性が劣り、成形
性が悪化する。このMFRが500g/10分を超えると樹
脂組成物の耐衝撃性が劣る。これらのポリプロピレン
は、MFRが低いものを有機過酸化物とともに混練して
ビスブレイクし、MFRを上記範囲内としたものであっ
てもよい。また、流動性の異なる2種類以上のポリプロ
ピレンを混合し、MFRを上記範囲内としたものであっ
てもよい。
【0009】(B)ポリスチレン−エチレン/プロピレ
ン−ポリスチレントリブロック共重合体(以下、「SE
PS」と称することもある) 本発明において使用されるポリスチレン−エチレン/プ
ロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体は、分子
の中央部分にエチレン/プロピレンの交互共重合体のブ
ロックが位置し、その両側にポリスチレンブロックが位
置するものである。このSEPS中のポリスチレンブロ
ックの含有量は15〜40重量%であることが好まし
い。ポリスチレンブロックの含有量が15重量%未満で
あると、得られるポリプロピレン系樹脂組成物の剛性お
よび表面硬度が低下し、40重量%を超えるとポリプロ
ピレン系樹脂組成物の低温耐衝撃性が低下する。
【0010】SEPSの流動性は230℃、荷重2.1
6kgでのMFRで0.5〜70g/10分のものが好まし
い。MFRが0.5g/10分未満では、分散不良を起こし
低温耐衝撃性の低下を招き、MFRが70g/10分を超え
ると弾性率および伸びの低下が起こるからである。この
230℃、荷重2.16kgでのMFRは5g/10分より大
きく、40g/10分以下であればより好ましい。あるい
は、200℃、荷重5kgでのMFRが2g/10分より大き
く、40g/10分以下であることが好ましい。このMFR
が2g/10分以下であるならば、成形品のシボ転写性が悪
くなる傾向があり、用途によっては(例えば、自動車の
内装材料として塗装をせずに使用するときに)不都合を
生じる場合がある。
【0011】SEPSは、スチレンとイソプレンの共重
合体を水添することによって製造可能である。これに
は、逐次的にスチレン、イソプレン、スチレンを重合し
た後に水添する方法と、スチレン−イソプレンのジブロ
ック共重合体を始めに製造し、カップリング剤を用いて
トリブロック共重合体にした後に、水添する方法と、2
官能性の開始剤を用いてトリブロック共重合体を直接重
合した後に水添する方法がある。いずれの場合にも、ジ
ブロック共重合体を生成することになるが、この割合
は、全体の40重量%未満とすることが好ましい。40
重量%を超えると、剛性および表面硬度が低下するから
である。
【0012】(C)ポリスチレン−エチレン/ブテン−
ポリスチレントリブロック共重合体(以下、「SEB
S」と称することもある) 本発明で使用されるポリスチレン−エチレン/ブテン−
ポリスチレントリブロック共重合体は、分子の中央部分
にエチレン/ブテンの交互共重合体のブロックが位置
し、その両側にポリスチレンブロックが位置するもので
ある。SEBS中のポリスチレンブロックの含有量は1
5〜40重量%であることが好ましい。ポリスチレンブ
ロックの含有量が15重量%未満であると、得られるポ
リプロピレン系樹脂組成物の剛性および表面硬度が低下
し、40重量%を超えるとポリプロピレン系樹脂組成物
の低温耐衝撃性が低下する。また、SEBSの流動性
は、230℃、荷重2.16kgでのMFRで0.5〜70
g/10分のものが好ましい。MFRが0.5g/10分未満で
は、分散不良を起こし低温耐衝撃性の低下を招き、MF
Rが70g/10分を超えると弾性率および伸びの低下が起
こるからである。この230℃、荷重2.16kgでのM
FRが5g/10分より大きく、40g/10分以下であること
がさらに好ましい。あるいは、200℃、荷重5kgでの
MFRが2g/10分より大きく、40g/10分以下であるこ
とが好ましい。このMFRが2g/10分以下であるなら
ば、成形品のシボ転写性が悪くなる傾向があり、用途に
よっては(例えば、自動車の内装材料として塗装をせず
に使用するときに)不都合を生じる場合がある。
【0013】SEBSは、スチレンとブタジエンのトリ
ブロック共重合体を水添することによって製造可能であ
る。これには、逐次的にスチレン、ブタジエン、スチレ
ンを重合した後に水添する方法と、スチレン−ブタジエ
ンのジブロック共重合体を始めに製造し、カップリング
剤を用いてトリブロック共重合体にした後に、水添する
方法と、2官能性の開始剤を用いてトリブロック共重合
体を直接重合した後に水添する方法がある。いずれの場
合にも、ジブロック共重合体を生成することになるが、
この割合は、全体の40重量%未満とすることが好まし
い。40重量%を超えると、剛性および表面硬度が低下
するからである。
【0014】(D)タルク 本発明において使用されるタルクは、その平均粒径が
0.3〜3.5μmであることが好ましい。0.5〜2.5
μmであればさらに好ましい。また、0.5以上1μm
未満であれば、好適である。平均粒径が0.3μm未満
であると、タルクが凝集し易く、剛性、耐衝撃性の低下
が起こり好ましくない。また、粒径が3.5μmよりも
大きいと、剛性、耐衝撃性の低下が起こり好ましくな
い。さらに本発明で使用されるタルクのアスペクト比
(タルクの板状粒子の最長部分とその厚みの比で定義さ
れる)は5以上であることが望まれる。さらに7以上で
あればより好適である。タルクのアスペクト比が5未満
であるならば、剛性が発現しにくくなる。また、その使
用にあたっては、タルクの表面処理あるいは分散剤等を
用いてタルクの分散性を改善してもよい。
【0015】(E)ポリエチレン−エチレン/ブテン−
ポリエチレントリブロック共重合体(以下、「CEB
C」と称することもある) 本発明で使用されるポリエチレン−エチレン/ブテン−
ポリエチレントリブロック共重合体は、分子の中央部分
にエチレン/ブテンの交互共重合体のブロックが位置
し、その両側に結晶性のポリエチレンブロックが位置す
るものである。CEBC中のポリエチレンブロックの含
有量は15〜40重量%であることが好ましい。ポリエ
チレンブロックの含有量が15重量%未満であると、得
られるポリプロピレン系樹脂組成物の剛性、耐熱性およ
び表面硬度が低下し、40重量%を超えるとポリプロピ
レン系樹脂組成物の低温耐衝撃性が低下する。
【0016】また、CEBCの流動性は、230℃、荷
重2.16kgでのMFRで0.5〜70g/10分のものが好
ましい。さらには0.5〜10g/10分であることが好ま
しい。また、1〜5g/10分であることがより好ましい。
MFRが0.5g/10分未満では、分散不良を起こし低温
耐衝撃性の低下を招き、MFRが70g/10分を超えると
弾性率および伸びの低下が起こるからである。
【0017】CEBCは、1,4重合のポリブタジエン
と1,2重合のポリブタジエンのトリブロック共重合体
を水添することによって製造可能である。これには、ブ
タジエンのジブロック共重合体を始めに製造し、カップ
リング剤を用いてトリブロック共重合体にした後に水添
する方法がある。この場合には、ジブロック共重合体を
生成することになるが、この割合は、全体の40重量%
未満とすることが好ましい。40重量%を超えると、ポ
リプロピレン中に溶解し、剛性および表面硬度が低下す
るからである。
【0018】(組成割合)本発明のポリプロピレン系樹
脂組成物中に占める上記(A)成分の割合は50〜70
重量%である。(A)成分の割合が50重量%未満では
耐熱性が低下し、70重量%を超えると耐衝撃性が低下
する。一方、本発明のポリプロピレン系樹脂組成物中に
占める(B)成分の割合は3〜15重量%である。該樹
脂組成物中に占める(B)成分の組成割合が3重量%未
満では得られるポリプロピレン系樹脂組成物の低温耐衝
撃性および表面硬度が低下し、15重量%を超えると伸
びが低下する。同様に、本発明のポリプロピレン系樹脂
組成物中に占める(C)成分の割合は3〜15重量%で
ある。該樹脂組成物中に占める(C)成分の組成割合が
3重量%未満では得られるポリプロピレン系樹脂組成物
の伸びが低下し、15重量%を超えると低温耐衝撃性お
よび伸びが低下する。
【0019】さらに、(A)成分、(B)成分、および
(C)成分の合計量中に占める(B)成分と(C)成分
の合計量の割合は8重量%以上25重量%未満であるこ
とが好ましい。(B)成分と(C)成分の合計量の割合
が8重量%未満であるならば、得られる組成物の耐衝撃
性が劣り、25重量%以上であるならば、表面硬度が低
下する傾向があり、用途が狭まる。
【0020】さらに、本発明のポリプロピレン系樹脂組
成物中に占めるタルク(D)成分の割合は10〜30重
量%である。この範囲よりも少ないと、所望の剛性、耐
熱性を得ることができず、30重量%よりも多いと、比
重が重くなり、また硬度が低下する。
【0021】さらに、(E)成分を併用する場合、本発
明のポリプロピレン系樹脂組成物中に占める(E)成分
の割合は1〜5重量%である。該樹脂組成物中に占める
(E)成分の組成割合が1重量%未満では得られるポリ
プロピレン系樹脂組成物の引張り伸びの改善効果が小さ
く、5重量%を超えると剛性および表面硬度が低下す
る。
【0022】さらに、(B)成分と(C)成分の合計量
に対する(B)成分の割合は20〜80重量%であるこ
とが必要である。より好ましくは、30〜70重量%で
ある。さらに好ましくは35〜65重量%である。本発
明では(B)成分と(C)成分とを上記の割合で併用す
ることによって、耐衝撃性の相乗的向上を図ることが可
能となることを見いだした。例えば、(B)成分の割合
が20重量%未満であるならば、(B)成分と(C)成
分との併用による相乗的な耐衝撃性の向上が望めないば
かりか、低温耐衝撃性の低下が起こる。一方、(B)成
分の割合が80重量%を超えるならば、先と同様に
(B)成分と(C)成分との併用による相乗的な耐衝撃
性の向上が望めないばかりか、引張り伸びが劣るという
問題がある。(B)成分と(C)成分の割合が上記の範
囲であっても、(B)成分が(C)成分に対し相対的に
多い場合は、低温耐衝撃性が優れる傾向にある。一方、
(C)成分が(B)成分に対し相対的に多い場合は、引
張り伸びが優れる傾向にある。また、(B)成分と
(C)成分とがほぼ等量の場合、室温での耐衝撃性が優
れる傾向にある。
【0023】また、(E)成分を併用する場合、(B)
成分と(C)成分と(E)成分の合計量に対する(E)
成分の割合は5〜25重量%であることが好ましい。さ
らには、7〜20重量%であることが好適である。この
ように(E)成分をさらに併用することによって、先に
述べた(B)成分と(C)成分との併用による相乗的な
耐衝撃性の向上をより効果的に発現することが可能とな
る。さらには、引張り伸びが(B)成分と(C)成分と
の併用系に比べて改善される。ここで、(E)成分の割
合が5重量%未満であるならば、その様な効果は発揮で
きない。また、(E)成分の割合が25重量%を超える
ならば、引張り伸びは改善されるものの、剛性、耐熱性
の低下が大きく問題となる。
【0024】(ポリプロピレン系樹脂組成物の製造方
法)本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を製造するに
あたり、合成樹脂および合成ゴムの分野において広く利
用されている熱、酸素および光に対する安定剤、難燃
剤、充填剤、着色剤、滑剤、可塑剤ならびに帯電防止剤
のごとき添加剤を使用目的に応じて本発明のポリプロピ
レン系樹脂組成物の特性を本質的に損なわない範囲で添
加してもよい。
【0025】例えば、酸化防止剤としては、以下のもの
が挙げられる。ジブチルヒドロキシトルエン、アルキル
化フェノール、4,4'-チオビス-(6-t-ブチル-3-メ
チルフェノール)、4,4'-ブチリデンビス-(6-t-ブチ
ル-3-メチルフェノール)、2,2'-メチレンビス-(4-
メチル-6-t-ブチルフェノール)、2,2'-メチレンビ
ス-(4-エチル-6-t-ブチルフェノール)、2,6-ジ-t
-ブチル-4-エチルフェノール、1,1,3-トリス(2-メ
チル-4-ヒドロキシ-5-t-ブチルフェニル)ブタン、n
-オクタデシル・3-(4-ヒドロキシ-3,5-ジ-t-ブチル
フェニル)プロピオネート、テトラキス〔メチレン-3-
(3,5-ジーt-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕メタン、ジラウリルチオジプロピオネート、
ジステアリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオ
プロピオネート。また、ヒンダードフェノール系のもの
としては、トリエチレングリコール-ビス〔3-(3-t-
ブチル-5-メチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕、1,6-ヘキサンジオール-ビス〔3-(3,5-ジ-
t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、
2,4-ビス-(n-オクチルチオ)-6-(4-ヒドロキシ-3,
5-ジ-t-ブチルアニリノ)-1,3,5-トリアジン、ペン
タエリスリトール-テトラキス〔3-(3,5-ジ-t-ブチ
ル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,2-
チオ-ジエチレンビス〔3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタデシル-3
-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート、N,N'-ヘキサメチレンビス(3,5-ジ-t-ブ
チル-4-ヒドロキシ-ヒドロシンナマミド)、3,5-ジ-
t-ブチル-4-ヒドロキシ-ベンジルフォスフォネート-
ジエチルエステル、1,3,5-トリメチル-2,4,6-ト
リス(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン、トリス-(3,5,-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベ
ンジル)-イソシアヌレイト、オクチル化ジフエニルアミ
ン、2,4-ビス[(オクチルチオ)メチル]-O-クレゾー
ルがある。また、ヒドラジン系としては、N,N'-ビス
〔3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プ
ロピオニル〕ヒドラジンなどがある。また他にも、フェ
ノール系抗酸化剤、ホスファイト系抗酸化剤、チオエー
テル系抗酸化剤、重金属不活性化剤などが適用できる。
【0026】紫外線吸収剤としては、例えば、2(2'-
ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-5'-メチルフェニー
ル)5クロロベンゾトリアゾール、2(2'-ヒドロキシ-
3',5-ジ-t-ブチルフェニル)5クロロベンゾトリアゾ
ール、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノ
ン、サリチル酸フェニル、2-(5-メチル-2-ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、2-〔2-ヒドロキシ-
3,5-ビス(α,α-ジメチルベンジル)フェニル〕-2H-
ベンゾトリアゾール、2-(3,5-ジ-t-ブチル-2-ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2-(3-t-ブチ
ル-5-メチル-2-ヒドロキシフェニル)-5-クロロベン
ゾトリアゾール、2-(3,5-ジ-t-ブチル-2-ヒドロキ
シフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール、2-(3,5
-ジ-t-アミル-2-ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、ヒドロキシフェニルベンゾトリア
ゾール誘導体などがある。または、コハク酸ジメチル・
1-(2-ヒドロキシエチル)-4-ヒドロキシ-2,2,6,6
-テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ〔{6-(1,
1,3,3-テトラメチルブチル)アミノ-1,3,5-トリア
ジン-2,4-ジイル}{(2,2,6,6-テトラメチル-4-
ヒペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6-テ
トラメチル-4-ピペリジル)イミノ}〕、N,N'-ビス
(3-アミノプロピル)エチレンジアミン・2,4-ビス
〔N-ブチル-N-(1,2,2,6,6-ペンタメチル-4ピペ
リジル)アミノ〕-6-クロロ-1,3,5-トリアジン縮合
物、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セ
バケート、2-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベン
ジル)-2-n-ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6-ペン
タメチル-4-ピペリジル)、2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル-3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシベンゾエートな
どがある。
【0027】また、難燃剤としては、例えば以下のもの
が適用できる。ポリブロモジフェニルオキサイド、テト
ラブロモビスフェノールA、臭素化エポキシヘキサブロ
モシクロドデカン、エチレンビステトラブリモフタルイ
ミド、臭素化ポリスチレンデクロラン、臭素化ポリカー
ボネート、ポリホスホナート化合物、ハロゲン化ポリホ
スホナート、トリアジン、赤りん、トリクレジルホスフ
ェート、トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニ
ルホスフェート、トリアリルホスフェート、トリキシリ
ルホスフェート、トリアルキルホスフェート、トリスク
ロロエチルホスフェート、トリスクロロプロピルホスフ
ェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、三
酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム。または、シリコーンオイル、ステアリン酸、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、カー
ボンブラック、二酸化チタン、シリカ、マイカ、モンモ
リロナイト等。
【0028】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は前
記の(A),(B),(C),(D)各成分および
(E)成分を併用する場合は(E)成分を、添加剤と共
に均一に配合させることによって製造され得る。その配
合方法(混合方法)については特に制限はなく、合成樹
脂の分野において一般に行われている方法を適用すれば
良い。混合方法としては、一般に行われているヘンシェ
ルミキサー、タンブラーおよびリボンミキサーのごとき
混合機を使用してドライブレンドする方法ならびにオー
プンロール、押出混合機、ニーダーおよびバンバリーの
ごとき混合機を用いて溶融させながら混合させる方法が
あげられる。これらの方法のうち、一層均一な樹脂組成
物を得るにはこれらの混合方法を二種以上併用させると
よい(例えば、あらかじめドライブレンドさせた後、そ
の混合物を溶融混合させる)。ドライブレンドを併用す
る場合でも、溶融混合させる方法を一種または二種以上
併用する場合でも、後記の成形方法によって成形物を製
造するにあたり、ペレタイザーを使用してペレットに製
造して用いることが特に好ましい。
【0029】以上の混合方法のうち、溶融混合させる場
合でも、後記の成形方法によって成形する場合でも、使
用される樹脂が溶融する温度で実施しなければならな
い。しかし、高い温度で実施すると樹脂が熱分解や劣化
を起こすため、一般には170〜350℃、好ましく
は、180〜260℃で実施される。
【0030】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物のM
FRは、成形法、成形体の物性等に応じて適宜設定可能
であるが、通常1〜100g/10分、好ましくは5〜60
g/10分、さらに好適には10〜40g/10分である。1g/
10分未満では作業性が劣り、100g/10分を越えると機
械的特性が劣る。
【0031】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は合
成樹脂の分野で一般に実施されている射出成形法、押出
成形法、圧縮成形法および中空成形法のごとき成形方法
を適用して所望の形状に成形させてもよい。また、押出
成形機を用いてシート状に成形した後、このシートを真
空成形法、圧空成形法などの二次加工方法によって所望
の形状に成形させてもよい。これらの成形法の中でも、
良好なシボ転写性を発揮させるためには、カレンダや押
出成形機から成形されたウエブを溶融状態にあるうちに
シボロールとゴムロールとの間を通す方法、断続的にプ
レスする方法、エンボスされたベルトの上に樹脂組成物
をキャスティングする方法が好適である。
【0032】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物から
なる成形体のアイゾッド衝撃強度は、通常5kgf・cm/cm
以上であり、好ましくは15kgf・cm/cm以上であり、さ
らに好適には18kgf・cm/cm以上である。5kgf・cm/cm未
満では材料の用途が制約される場合がある。
【0033】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物から
なる成形体の曲げ弾性率は、通常15000から400
00kgf/cm2、好ましくは18000から35000kgf
/cm2、さらに好適には20000から35000kgf/cm
2である。15000kgf/cm2未満では材料の用途が制約
される場合がある。
【0034】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物から
なる成形体の引張り伸びは、通常100%以上、好まし
くは200%以上、さらに好適には300%以上であ
る。100%未満では材料の用途が制約される場合があ
る。
【0035】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
特に自動車用部品などの立体成形物用材料として好適で
ある。例えば、優れた剛性、室温耐衝撃性、引張り伸び
およびシボ転写性を要求される自動車のインストルメン
タルパネルおよびドアトリム、ピラー等の内装材料とし
て好適である。また、低温耐衝撃性にも優れるために、
サイドモール等の外装材料としても好適である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例に基づいて
説明するが、それらの実施例が本発明を限定解釈するも
のでないことは勿論のことである。
【0037】
【実施例】以下に示す(A),(B),(C),
(D),(E)各成分からなるポリプロピレン系樹脂組
成物を用いた成形体について、諸特性を試験した。
【0038】(A)ポリプロピレン ポリプロピレンとしては、(PP−1)として、昭和電
工(株)製のMFRが35g/10分のホモタイプのポリプ
ロピレン「MA810B」、(PP−2)として、同社
製のMFRが45g/10分、ゴム含量10重量%のブロッ
クタイプのポリプロピレン「MK711H」を用いた。
【0039】(B)ポリスチレン−エチレン/プロピレ
ン−ポリスチレントリブロック共重合体(SEPS)は
表1に示す4種類を用いた。
【0040】
【表1】
【0041】(C)ポリスチレン−エチレン/ブテン−
ポリスチレントリブロック共重合体(SEBS)は表2
に示す3種類を用いた。
【0042】
【表2】
【0043】(D)タルクはレーザ沈降法で測定した粒
径が2.2μm、透過形電子顕微鏡で測定したアスペク
ト比が7のものを用いた。また、同粒径が0.7μmの
タルクで同アスペクト比が5.5のものも使用した。
【0044】(E)ポリエチレン−エチレン/ブテン−
ポリエチレントリブロック共重合体(CEBC)は表3
に示す2種類を用いた。
【0045】
【表3】
【0046】また、比較としてトリブロック共重合体
(TBC)に代えて、エチレン/プロピレンゴム(極限
粘度[η]=2.5dl/g、プロピレン含量25重量
%、以下EPRという)、エチレン/ブテンゴム(極限
粘度[η]=3.5dl/g、ブテン含量15重量%、
以下、EBRという)を用いた。さらに、ポリスチレン
−エチレン/プロピレンジブロック共重合体(SEPと
いう)も比較のために用いた。スチレン含有量は、37
重量%、MFR(230)=0.7g/10分、MFR(2
00)=0.6g/10分である。
【0047】これらの各成分を表4および表5に示す割
合(単位:重量%)で配合し、ヘンシェルミキサーによ
り5分間ドライブレンドを行った。得られた混合物を1
80℃に設定された同方向二軸押出機(径30mm)を
用いて混練してペレットを製造した。このペレットを2
00℃に設定された射出成形機を用いて射出成形を行
い、アイゾット衝撃試験、曲げ弾性率および引張り伸び
の測定用の試験片を作成し、試験した。また、シボ転写
性を評価した。
【0048】なお、以下に示す実施例および比較例にお
いて、各物性は次の方法により測定した。アイゾット衝
撃強度(単位kgf・cm/cm)はASTM D256に準
じ、室温および−30℃の温度においてノッチ付きで測
定した。曲げ弾性率(単位kgf/cm2)はASTM D7
90に従い、23℃の温度において測定した。引張り伸
び(%)は、ASTM D638に従い、23℃の温度
において測定した。また、(B)および(C)成分のM
FRは230℃、荷重2.16kgおよび200℃、荷重
5kgの条件で測定し、各々MFR(230)、MFR
(200)とする。シボ転写性は、シボ付きの平板を金
型温度40℃、シリンダー温度230℃で成形し、シボ
の転写性を目視で判定した。転写性が非常に良好なもの
を◎、良好なものを○、劣るものを△、悪いものを×と
して評価した。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】表6および表7から、実施例1〜25であ
ると、耐衝撃性、剛性、引張り伸び、シボ転写性の諸特
性が高次元でバランス良く発揮されることがわかる。特
に、CEBCを添加した実施例12〜25であると、引
張り伸びがさらに向上していることがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は
下記の効果を発揮する。 (1)耐衝撃性が優れている。 (2)伸びが優れている。 (3)剛性が高い。 (4)シボ転写性が優れている。
【0055】これらの効果から、本発明のポリプロピレ
ン系樹脂組成物は、特に自動車用部品などの立体成形物
用材料として好適である。例えば、優れた剛性、室温耐
衝撃性、引張り伸びおよびシボ転写性を要求される自動
車のインストルメンタルパネルおよびドアトリム、ピラ
ー等の内装材料として好適である。また、低温耐衝撃性
にも優れるために、サイドモール等の外装材料としても
好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹之内 浩 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 日本ポリオレフィン株式会社内 (72)発明者 別府 隆幸 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 日本ポリオレフィン株式会社内 (72)発明者 茂木 義博 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 日本ポリオレフィン株式会社内 (72)発明者 坂井 和彦 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 日本ポリオレフィン株式会社内 (72)発明者 蛇川 育稔 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 野村 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 西尾 武純 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 C08K 3/00 - 13/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリプロピレンと(B)スチレ
    ン含有量が15〜40重量%のポリスチレン−エチレン
    /プロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体と
    (C)スチレン含有量が15〜40重量%のポリスチレ
    ン−エチレン/ブテン−ポリスチレントリブロック共重
    体と(D)タルクとからなるポリプロピレン系樹脂
    組成物でありポリプロピレン系樹脂組成物に占める前記(A)成分の
    割合が50〜70重量%、前記(B)成分の割合が3〜
    15重量%、前記(C)成分の割合が3〜15重量%、
    前記(D)成分の割合が10〜30重量%であり、 前記(B)成分と前記(C)成分の合計量に対する
    (B)成分の割合が20〜80重量%であることを特徴
    とするポリプロピレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (E)ポリエチレン−エチレン/ブテン
    −ポリエチレントリブロック共重合体をさらに含み、ポ
    リプロピレン系樹脂組成物に占める前記(E)成分の割
    合が1〜5重量%であることを特徴とする請求項1に記
    載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記(E)ポリエチレン−エチレン/ブ
    テン−ポリエチレントリブロック共重合体は、その23
    0℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレートが0.
    5g/10分以上70g/10分以下であることを特徴とする請
    求項2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記(E)ポリエチレン−エチレン/ブ
    テン−ポリエチレントリブロック共重合体は、そのポリ
    エチレンブロックの含有量が15重量%以上40重量%
    以下であることを特徴とする、請求項2に記載のポリプ
    ロピレン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記(B)ポリスチレン−エチレン/プ
    ロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体は、その
    200℃、荷重5kgでのメルトフローレートが2g/10分
    より大きく40g/10分以下であることを特徴とする請求
    項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記(C)ポリスチレン−エチレン/ブ
    テン−ポリスチレントリブロック共重合体は、その20
    0℃、荷重5kgでのメルトフローレートが2g/10分より
    大きく40g/10分以下であることを特徴とする請求項1
    に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記(D)タルクは、その平均粒径が
    0.3μm以上3.5μm以下であることを特徴とする請
    求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記(D)タルクは、その平均粒径が
    0.5μm以上1μm未満であることを特徴とする請求
    項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記(A)ポリプロピレン、前記(B)
    ポリスチレン−エチレン/プロピレン−ポリスチレント
    リブロック共重合体、および前記(C)ポリスチレン−
    エチレン/ブテン−ポリスチレントリブロック共重合体
    の合計量中に占める前記(B)ポリスチレン−エチレン
    /プロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体およ
    び前記(C)ポリスチレン−エチレン/ブテン−ポリス
    チレントリブロック共重合体の合計量の割合が、8重量
    %以上25重量%未満であることを特徴とする請求項1
    に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 前記(B)ポリスチレン−エチレン/
    プロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体、前記
    (C)ポリスチレン−エチレン/ブテン−ポリスチレン
    トリブロック共重合体、および前記(E)ポリエチレン
    −エチレン/ブテン−ポリエチレントリブロック共重合
    体の合計量中に占める前記(E)ポリエチレン−エチレ
    ン/ブテン−ポリエチレントリブロック共重合体の含有
    割合が5重量%以上25重量%以下であることを特徴と
    する請求項2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
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