JP3325838B2 - 低光沢ポリプロピレン系樹脂組成物、低光沢成形物および自動車部品用材料 - Google Patents

低光沢ポリプロピレン系樹脂組成物、低光沢成形物および自動車部品用材料

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JP3325838B2
JP3325838B2 JP26064798A JP26064798A JP3325838B2 JP 3325838 B2 JP3325838 B2 JP 3325838B2 JP 26064798 A JP26064798 A JP 26064798A JP 26064798 A JP26064798 A JP 26064798A JP 3325838 B2 JP3325838 B2 JP 3325838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低光沢で剛性およ
び耐衝撃性、耐傷付き性に優れるとともに、射出成形に
よっても外観が良好な成形物、特に自動車部品用材料に
好適なポリプロピレン系樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂組成物はその優れ
た機械的強度、成形性及び経済性を活かして、バンパ
ー、インスツルメントパネル、グローブボックス等の自
動車部品等に多量に供されている。具体的には、ポリプ
ロピレンにエチレン−プロピレンゴム(EPR)や、エ
チレン−ブテンゴム(EBR)、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体の水添物(SBR)、ポリスチレン−
エチレン/ブテン−ポリスチレントリブロック共重合体
(SEBS)等のゴム成分の添加により衝撃性が改善さ
れたブレンドポリマーなどが用いられている。又、ゴム
成分の配合により低下する剛性を補うために、ポリプロ
ピレンに、ゴム成分と共に無機充填材、例えばタルクを
添加したブレンドポリマーなども用いられている(参
照:特開平9−59451号、特開平9−124736
号、特開平9−137035号、特開平9−17640
6号、特開平9−183876号、特開平9−1946
46号、特開平9−216975号各公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、自
動車内装部品等においては、耐衝撃性、剛性といった機
械的強度が優れているばかりではなく、意匠性の面よ
り、フローマークが表れず、傷が付きにくく、外観が良
好なものが求められている。特に、低光沢なものが製品
品質を向上させるものとして望まれる。しかしながら、
このような低光沢性等を十分に満たしたポリプロピレン
製成形物は得られていないのが現状である。
【0004】例えば、特開平9−194646号、特開
平9−176406号や特開平9−124736号各公
報に開示されている特定のポロプロピレン共重合体、エ
チレン・α―オレフィン共重合ゴム、タルクを組み合わ
せたポリプロピレン系樹脂組成物は、フローマークにつ
いては改善されるものであるものの、光沢についてはな
んら改善されるものではない。特開平9−216975
号公報や特開平9−59451号公報に開示されている
ポリプロピレン、ポリスチレン−エチレン−/プロピレ
ン−ポリスチレントリブロック共重合体、ポリスチレン
−エチレン−/ブテン−ポリスチレントリブロック共重
合体、タルクを組み合わせたポリプロピレン系樹脂組成
物は、剛性や耐衝撃強度等が改善されるものであるが、
フローマークや光沢を抑えるものではない。特開平9−
137035号公報に開示されているプロピレン・エチ
レンブロック共重合体、エチレン・ブテンランダム共重
合体樹脂、エチレン・ブテンランダム共重合体ゴム、ブ
ロック構造を有するエラストマーを組み合わせたポリプ
ロピレン系樹脂組成物も、剛性や耐衝撃強度等が改善さ
れるが、フローマークや光沢を抑えるものではない。ま
た、特開平9−183876号公報に記載されているプ
ロピレン系樹脂組成物では、光沢を低減させることを目
的としたものではあるが、フローマークの低減効果は必
ずしも十分とはいえなかった。
【0005】一般に、ポリプロピレンに、EPRやEB
R、SEBSといったゴム成分と共に無機充填材、例え
ばタルクを添加したブレンドポリマーは、ゴム成分やタ
ルク等の添加量に対しての光沢低減効果が小さい。その
ため、低光沢にするにはそれらを多量に添加する必要が
あるが、それらの成分を多量に添加すると、機械的強度
のバランスが損なわれるれるばかりでなく、フローマー
ク等の外観不良が発生し、商品性が低下してしまう問題
があり、これらの諸要件を満たすことは容易ではない。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、低
光沢で剛性および耐衝撃性、耐傷付き性に優れるととも
に、射出成形時の外観が良好な成形物およびその為のポ
リプロピレン系樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、種々の研究を重ねた結果、特定のポ
リプロピレン系樹脂組成物が低光沢で剛性および耐衝撃
性、耐傷付き性に優れるとともに、射出成形時の外観が
良好な優れた射出成形品を製造することができることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(A)〜(F)成分を含有するものである。 (A)成分:140℃のO−ジクロロベンゼン中でのG
PCによる分子量測定法にて測定した分子量分布(Mw
/Mn)が4〜8であるポリプロピレンを30〜70重
量%。 (B)成分:同分子量測定法にて測定した分子量分布
(Mw/Mn)が15〜23であるポリプロピレンを5
〜25重量%。 (C)成分:スチレン含有量が15〜40重量%、メル
トフローレート(JIS K6758、測定温度:230℃、測定
荷重:2.16kgにより測定)が0.2g/10分以下で
あるポリスチレン−エチレン/プロピレン−ポリスチレ
ントリブロック共重合体を2.0〜10重量%。 (D)成分:オクテン−1の含有量が10〜80重量%
であるエチレン−オクテン共重合体を5〜20重量%。 (E)成分:平均粒径が5μm以下であるタルクを15
〜25重量%。 (F)成分:平均粒径が5μm以下である粒状炭酸カル
シウムを2〜10重量%。 ここで、(A)成分と(B)成分の合計量に対する
(B)成分の割合が10〜50重量%であり、全組成物
中に占める(E)成分と(F)成分の合計の割合が18
〜30重量%である。
【0007】さらに、(A)成分のポリプロピレンの配
合量は45〜69重量%であることが望ましい。この本
発明のポリプロピレン系樹脂組成物は特に自動車部品用
材料として好適である。本発明のポリプロピレン系樹脂
組成物を用いて成形してなる成形物は上記課題を解決し
た優れたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)成分:ポリプロピレン 本発明において(A)成分として使用するポリプロピレ
ンは、プロピレンの単独重合体(ホモポリプロピレ
ン)、ブロック共重合体(ブロックタイプポリプロピレ
ン)及びランダム共重合体(ランダムタイプポリプロピ
レン)のいずれか、あるいはこれらの2種以上を組み合
わせて使用することができる。ブロック及びランダム共
重合体のコモノマーとしては、エチレン、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1等のプロピレン以外のα−
オレフィン類が用いられるが、なかでもエチレンが特に
好ましい。これらの共重合体中のプロピレン含量は60
〜100モル%が好ましく、80〜100モル%が特に
好ましい。α−オレフィンとしてエチレンを用いたブロ
ックタイプポリプロピレンにあっては、分子内のエチレ
ン−プロピレンブロックがホモポリプロピレンブロック
に分散してゴム弾性を示し、ゴム成分として機能する。
このゴム成分の含量としては、ブロック共重合体の10
〜30重量%が好ましい。この(A)成分のポリプロピ
レンの分子量分布(Mw/Mn)は4〜8が好ましい。
Mw/Mnが4未満では得られる成形物の外観が良くな
い。一方、Mw/Mnが8を超えると引張り伸び率が低
下し良くない。尚、本発明で、分子量分布(Mw/M
n)は、140℃のO−ジクロロベンゼン中でのゲルパ
ーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を求
め、それらの比Mw/Mnによって算出されるものであ
る。この(A)成分のポリプロピレンのメルトフローレ
ート(JIS K6758に基づき、測定温度230℃、測定荷
重2.16kgにより測定する。MFRとも略称する)
は、5〜100g/10分が好ましい。MFRが5g/10
分未満では、得られる樹脂組成物の流動性が劣り、成形
性が悪化する。MFRが100g/10分を超えると樹脂
組成物の耐衝撃性が劣る。これらのポリプロピレンは、
MFRが低いものを有機過酸化物とともに混練してビス
ブレイクし、MFRを上記範囲内としたものであっても
よい。
【0009】(B)成分:ポリプロピレン 本発明において(B)成分として使用するポリプロピレ
ンは、プロピレンの単独重合体(ホモポリプロピレン)
であり、分子量分布(Mw/Mn)は15〜23が好ま
しい。Mw/Mnが15未満では得られる成形物の外観
が良くない。一方、Mw/Mnが23を超えると引張り
伸び率が低下し良くない。ポリプロピレン(B)成分の
メルトフローレート(MFR)は、1〜50g/10分が
好ましい。MFRが1g/10分未満では、得られる樹脂
組成物の流動性が劣り、成形性が悪化する。MFRが5
0g/10分を超えると樹脂組成物の耐衝撃性が劣る。こ
の(B)成分は主として成形品の外観、特にフローマー
クを改善させる。
【0010】(C)成分:ポリスチレン−エチレン/プ
ロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体 本発明において(C)成分として使用するポリスチレン
−エチレン/プロピレン−ポリスチレントリブロック共
重合体(以下、SEPSということもある)は、分子の
中央部分にエチレン/プロピレンの交互共重合体のブロ
ックが位置し、その両側にポリスチレンブロックが位置
するものである。この(C)成分は、成形物の表面光沢
を抑え、低温耐衝撃性を改善する。SEPS中のポリス
チレンブロックの含有量は15〜40重量%である。ポ
リスチレンブロックの含有量が15重量%未満であると
得られるプロピレン系樹脂組成物の剛性及び傷付き性が
低下する。また40重量%を超えるとプロピレン系樹脂
組成物の低温耐衝撃性が低下する。さらに本発明におい
て使用されるSEPSのMFRは0.2g/10分以下で
ある。MFRが0.2g/10分よりも大きい場合は光沢
の低減効果が低く良くない。 SEPSはスチレンとイ
ソプレンの共重合体を水添することによって製造可能で
ある。これには、逐次的にスチレン、イソプレン、スチ
レンを重合した後に水添する方法と、スチレン−イソプ
レンのジブロック共重合を始めに製造し、カップリング
剤を用いてトリブロック共重合体にした後に水添する方
法と、2官能性の開始剤を用いてトリブロック共重合体
を直接重合した後に、水添する方法がある。いずれの場
合においてもジブロック共重合体が生成することになる
が、この割合は全体の40重量%未満が好ましい。40
重量%を越えるならば剛性及び傷付き性が低下する。
【0011】(D)成分:エチレン−オクテン共重合体 エチレン−オクテン共重合体は、一般的には、エチレン
とオクテン−1のモノマーを共重合することにより得ら
れる。エチレン−オクテン共重合体の構造には、ランダ
ム構造のもの及びブロック構造のものが存在するが、ラ
ンダム構造のものが好ましい。この(D)成分は、主と
して成形物の耐衝撃性を改善する。本発明において使用
されるエチレン−オクテン共重合体は、オクテン−1含
有量が10〜80重量%であり、好ましくは20〜50
重量%である。オクテン−1含量が10重量%未満の場
合または80重量%よりも多い場合には、得られる樹脂
組成物の低温耐衝撃性が低下する。さらに本発明におい
て使用される(D)成分のMFRは、0.5〜100g
/10分が好ましく、1〜50g/10分が特に好ましい。
MFRが0.5g/10分未満の場合、あるいは100g
/10分を超える場合には、得られる樹脂組成物の低温耐
衝撃性が低下する。
【0012】(E)成分:タルク 本発明で使用されるタルクの平均粒径は5μm以下であ
ることが好ましい。平均粒径が5μmを超えるならば、
耐衝撃性、引張り伸び等が低下するという問題がある。
【0013】(F)成分:粒状炭酸カルシウム 本発明で使用される粒状炭酸カルシウムの平均粒径は5
μm以下であることが好ましい。平均粒径が5μmを超
えるならば、耐衝撃性、引張り伸び等が低下するという
問題がある。 本発明では、この粒状炭酸カルシウムをタルクと併用す
ることが重要である。タルクと共に、この粒状炭酸カル
シウムを併用することによって、フローマークの発生を
顕著に抑制することができる。
【0014】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物中に
占める(A)成分の割合は30〜70重量%である。
(A)成分の割合が30重量%未満では耐熱性が低下
し、70重量%を超えると耐衝撃性が低下する。45〜
69重量%であればより望ましい。本発明のポリプロピ
レン系樹脂組成物中に占める(B)成分の割合は5〜2
5重量%である。該樹脂組成物中に占める(B)成分の
組成割合が5重量%未満では、射出成形により得られる
成形品の外観、特にフローマークの改善効果がない。2
5重量%を超えると伸びが低下する。また、本発明のポ
リプロピレン系樹脂組成物中に占める(C)成分の割合
は2〜10重量%である。樹脂組成物中に占める(C)
成分の組成割合が2.0重量%未満では射出成形により
得られる成形品の表面光沢が高くなり、10重量%を超
えると伸びが低下する。また該樹脂組成物中に占める
(D)成分の割合は5〜20重量%である。5重量%未
満では得られるポリプロピレン系樹脂組成物の耐衝撃性
が良くない。20重量%を越えるならば剛性及び耐傷付
き性が低下する。(E)成分の割合は15〜25重量%
である。15重量%未満では得られるポリプロピレン系
樹脂組成物の曲げ弾性率が不足し、25重量%を越える
ならば耐衝撃性が低下するのみならず、重量が重くなる
ので好ましくない。また、フローマークも生じやすくな
ってしまう。(F)成分の割合は2〜10重量%であ
る。2重量%未満では、射出成形により得られる成形品
の外観、特にフローマークの改善効果がない。一方、1
0重量%よりも多いと、充填量に応じたフローマークの
改善効果がないばかりではなく、組成物の比重が高くな
り良くない。
【0015】さらに、(A)成分と(B)成分の合計量
に対する(B)成分の割合が10〜50重量%であるこ
とが必要である。(A)成分と(B)成分の合計量に対
する(B)成分の割合が10重量%未満であるならば、
射出成形により得られる成形品の外観、特にフローマー
クの改善効果がない。一方、50重量%を超えると引張
り伸び率が低下し良くない。全組成物中に占める(E)
成分と(F)成分の合計の割合が18〜30重量%であ
ることが必要である。全組成物中に占める(E)成分と
(F)成分の合計の割合が18重量%未満であるなら
ば、弾性率、耐熱性を満足することが困難である。一
方、30重量%を超えると、重量が重くなるばかりでな
く、射出成形により得られる成形品の外観、特にフロー
マークの改善効果がない。
【0016】本発明のプロピレン系樹脂組成物を製造す
るにあたり、合成樹脂および合成ゴムの分野において広
く利用されている熱、酸素および光に対する安定剤、難
燃剤、充填剤、着色剤、滑剤、可塑剤ならびに帯電防止
剤のごとき添加剤を使用目的に応じて本発明のポリプロ
ピレン系樹脂組成物の特性を本質的に損なわない範囲で
添加してもよい。例えば、酸化防止剤としては、以下の
ものが挙げられる。ジブチルヒドロキシトルエン、アル
キル化フェノール、4,4’チオビス−(6−t−ブチ
ル−3−メチルフェノール)、4,4’ブチリデンビス
−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,
2’メチレンビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2,2’メチレンビス−(4−エチル−6−
t−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−4−エチル
フェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−
ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、n−オ
クタデシル・3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−
ブチルフェニル)プロピオネート、テトラキス[メチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]メタン、ジラウリルチオジプ
ロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、ジ
ミリスチリルチオプロピオネート。またヒンダードフェ
ノール系のものとしては、トリエチレングリコール−ビ
ス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオ
ール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビス−
(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、
ペンタエリスリル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’
−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、3,5−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルフォソフォネート−ジエチ
ルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−イソシアヌレート、オクチル化ジ
フェニルアミン、2,4−ビス[(オクチルチオ)メチ
ル]−o−クレゾールがある。またヒドラジン系として
は、N,N’−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンなど
がある。また他にも、フェノール系抗酸化剤、ホスファ
イト系抗酸化剤、チオエーテル系抗酸化剤、重金属不活
性化剤等が適用できる。
【0017】紫外線吸収剤としては、例えば、2(2’
−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’
−メチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾール、2
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)5−クロロベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ
−4−n−オクトキシベンゾフェノン、サリチル酸フェ
ニル、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3、5−ビ
ス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベン
ゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−
t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)5
−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−
ブチル−2−ヒドロキシフェニル)5−クロロベンゾト
リアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール誘導体な
どがある。または、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒド
ロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン重縮合物、ポリ{[6−(1,1,
3,3,−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリ
アジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミ
ノ]}、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン・2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−
6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、2,4−ジ−t
−ブチルフェニル−3,5−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾエート等がある。
【0018】また、難燃剤としては、例えば、ポリブロ
モジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェノール
A、臭素化エポキシヘキサブロモシクロドデカン、エチ
レンビステトラブロモフタルイミド、臭素化ポリスチレ
ンデクロラン、臭素化ポリカーボネート、ポリホスホナ
ート化合物、ハロゲン化ポリホスホナート、トリアジ
ン、赤リン、トリクレジルホスフェート、トリフェニル
ホスフェートクレジフェニルホスフェート、トリアリル
ホスフェート、トリキシリルホスフェート、トリアルキ
ルホスフェート、トリスクロロエチルホスフェート、ト
リスクロロプロピルホスフェート、トリス(ジクロロプ
ロピルホスフェート)、三酸化アンチモン、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム。または、シリコーンオ
イル、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン、シリカ、マイカ、モンモリロナイト
等が適用できる。。
【0019】これらの添加剤の他にも、無機充填剤を加
えてもよい。無機充填剤としては、チタン酸バリウムウ
ィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、硫酸マグネシウ
ムウィスカー、ボロン系ウィスカー、炭素繊維、ガラス
繊維等の繊維状物、あるいは、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム等の粒子状物が挙げられる。本発明のプロピ
レン系樹脂組成物は上述した(A)、(B)、(C)、
(D)(E)、(F)の各成分および添加剤を均一に配
合させることによって目的を達成することができる。そ
の配合方法(混合方法)については特に制限はなく、合
成樹脂の分野において一般に行われている方法を適用す
れば良い。混合方法としては、一般に行われているヘン
シェルミキサー、タンブラー及びリボンミキサーのごと
き混合機を使用してドライブレンドする方法ならびにオ
ープンロール、押出混合機、ニーダー及びバンバリーの
ごとき混合機を用いて溶融させながら混合させる方法が
挙げられる。これらの方法のうち、より均一な樹脂組成
物を得るにはこれらの混合方法を二種以上併用させると
よい。例えば、あらかじめドライブレンドさせた後、そ
の混合物を溶融混合させる。ドライブレンドを併用する
場合でも、溶融混合させる方法を一種または二種以上併
用する場合でも、後記の成形方法によって成形物を製造
するにあたり、ペレタイザーを使用してペレットに製造
して用いることが特に好ましい。以上の混合方法のう
ち、溶融混合させる場合でも、後記の成形方法によって
成形する場合でも、使用される樹脂が溶融する温度で実
施しなければならない。しかし、高い温度で実施すると
樹脂が熱分解や劣化を起こすため、一般には170〜3
50℃(好ましくは、180〜260℃)で実施され
る。本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を用いる成形
方法は特に限定されるものではなく、合成樹脂の分野で
一般に実施されている射出成形法、押出成形法、圧縮成
形法および中空成形法等を適用できる。また、押出成形
機を用いてシート状に成形した後、このシートを真空成
形法、圧空成形法などの二次加工方法によって所望の形
状に成形させてもよい。
【0020】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
低光沢で剛性および耐衝撃性、耐傷付き性に優れるとと
もに、射出成形時の外観が良好な成形物とすることがで
き、種々の成形物に適用できるが、中でも、自動車用の
樹脂部品、例えば、外装部品、内装部品、具体的には、
バンパー、インスツルメントパネル、グローブボック
ス、ドアライナー、ピラー等に特に好適である。
【0021】
【実施例】下記(A)〜(F)、その他の各成分を表3
〜5に示す割合で配合し、ヘンシェルミキサーにより5
分間ドライブレンドを行った。得られた混合物を180
℃に設定された同方向二軸押出機(スクリュー系30m
m)を用いて混練し、実施例1〜9、比較例1〜17の
組成のペレット状の樹脂組成物を製造した。
【0022】(A)成分(ポリプロピレン) PP−A1:Mw/Mnが4.8であり、MFR30g/
10分のホモタイプのポリプロピレン。 PP−A2:Mw/Mnが6.7であり、MFR16g/
10分、ゴム含量24重量%のブロックタイプのポリプロ
ピレン。 (B)成分(ポリプロピレン) PP−B1:Mw/Mnが18であり、MFR20g/1
0分のホモタイプのポリプロピレン。 PP−B2:Mw/Mnが12であり、MFR25g/1
0分のホモタイプのポリプロピレン。
【0023】(C)成分(ポリスチレン−エチレン/プ
ロピレン−ポリスチレントリブロック共重合体(SEP
S))
【表1】
【0024】(D)成分(エチレン−オクテン共重合体
(EOR))
【表2】 但し、いずれのエチレン−オクテンの構造はランダム構
造である。尚、エチレン−オクテン共重合体の代りに、
比較例16ではエチレン−プロピレン共重合体(EP
R:モノマー構成がエチレン64重量%、プロピレン3
6重量%のランダム共重合体であり、MFR3g/10
分)を、比較例17ではエチレン−ブテン共重合体(E
BR:モノマー構成がエチレン80重量%、ブテン−1
が20重量%のランダム共重合体であり、MFR8g/
10分)を用いた。
【0025】(E)成分(タルク) タルクA:平均粒径が2.0μmであり、且つアスペク
ト比が5.0 タルクB:平均粒径が5.6μmであり、且つアスペク
ト比が2.5 (F)成分(粒状炭酸カルシウム) 炭カルA:平均粒径が1.8μm 炭カルB:平均粒径が7.3μm
【0026】得られた各樹脂組成物のペレットを使用
し、MFR(JIS K6758に基づき測定温度230℃、測
定荷重2.16kgにより測定)を測定した。また、得
られた各樹脂組成物のペレットを用いて、射出成形機
(日本製鋼所(株)製「J100B−II」)により、シ
リンダー温度230℃、金型温度40℃において射出成
形を行い、各物性測定用の試験片作成し、比重、引張り
伸び率、曲げ弾性率、アイゾット衝撃強度、熱変形温度
(HDT)、光沢(Gloss)、傷付き性(Shear Resista
nce)、外観(フローマーク)を測定、評価した。
【0027】比重はASTM D792に基づき23℃の温度に
おいて測定した。引張り伸び率(%)はASTM D638に基
づき23℃の温度において測定した。曲げ弾性率(kgf/c
m2)はASTM D790に従い、23℃の温度において測定し
た。アイゾット衝撃強度(kgf-cm/cm)はASTM D265に準
じ、23℃においてノッチ付きで測定した。HDTはAS
TM D648に従い、4.6kgf/cm2の荷重下で測定し
た。光沢は、デジタル変角光沢計(スガ試験機(株)製
「UGV−4D」)を用い、入射角60°、反射角60
°での反射率(Gloss)を測定した。
【0028】傷付き性評価は次のようにして行なった。
まず、射出成形により成形した平板(縦240mm、横
80mm、厚さ3mm)から、100×80mm角の試
験片を切り取り、その中央部に直径約6mmの穴をあ
け、テーバー式スクラッチテスター((株)東洋精機製
作所製型式NO.499)のターンテーブルに固定し
た。そして、3N(300gf)の荷重で標準カッター
(タングステンカーバイト製、4.8×4.8×19m
m、刃先歯元半径25mm)を静かに試験片の表面に接
触するように置いてスイッチを入れ、試験片を0.5r
pmの回転数で回転させ、切削長さが少なくとも12.
7mmになるまで回転させた。切削終了後、拡大鏡(×
7)で切削溝巾を計測し、以下の式によりShear Resist
anceを計算した。 Shear Resistance(units)=試験荷重(g)×標準溝巾/溝
巾の平均値(mils) 但し、1mil=0.001”、1mil=0.0254mmで
ある。
【0029】外観(フローマーク)は、射出成形された
平板(縦240mm、横80mm、厚さ3mm)の外観
を目視により、次の4段階に評価した。 ◎:フローマークなし ○:フローマーク目立ちにくい △:フローマーク多少目立つ ×:フローマーク目立つ 各測定、評価結果を表3〜5に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】表3〜5から、本実施例のポリプロピレン
系樹脂組成物は成形性が良好で、それを用いた成形物で
あると、軽量でありながら、強度、剛性および耐衝撃
性、耐熱性、耐傷付き性に優れ、しかも低光沢で、射出
成形時の外観が良好であることがわかる。対して、
(B)成分を含まない比較例1はフローマークが生じて
しまい、(B)成分の組成割合が過剰な比較例2では伸
びが悪い。また、(C)成分が少ない比較例3では光沢
が大きく、(C)成分が過剰な比較例4では伸びが悪
い。(B)成分の分子量分布の小さい比較例5ではフロ
ーマークが発生してしまっている。また、MFRの大き
いSEPSを用いた比較例6では光沢が大きく、スチレ
ン含有量が少ないSEPSを用いた比較例7では傷が付
きやすく、スチレン含有量が過剰なSEPSを用いた比
較例8では耐衝撃性が低い。また、オクテン含有量の少
ないEORを用いた比較例9及び含有量が過剰な比較例
10では耐衝撃性が低い。タルクの配合量の少ない比較
例11では剛性が小さく、粒径の大きなタルクを用いた
比較例12や、粒径の大きな炭酸カルシウムを用いた比
較例13では引張り伸びや耐衝撃性が低い。タルクの配
合量が多く、タルク及び炭酸カルシウムの総配合量が多
い比較例14では、重量が重くなるばかりでなく、フロ
ーマークも生じてしまっている。また、EORの配合量
の多い比較例15では剛性及び耐傷付き性が低い。
【0034】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は
下記の効果を発揮する。 (1)低光沢である。 (2)剛性が優れている。 (3)耐衝撃性が優れている。 (4)耐傷付き性が優れている。 (5)外観が優れている。 本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は上記のごとき効
果を発揮するために、種々の成形物に適しており、特に
自動車内外装部品の材料として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 一登 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 モンテル・ジェイピーオー株式会社 川崎研究所内 (72)発明者 小野 道雄 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 モンテル・ジェイピーオー株式会社 川崎研究所内 (72)発明者 門上 紀和 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 モンテル・ジェイピーオー株式会社 川崎研究所内 (72)発明者 片桐 章公 神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2 号 モンテル・ジェイピーオー株式会社 川崎研究所内 (72)発明者 山田 哲史 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 青木 修 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 小田 哲也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平9−59451(JP,A) 特開 平9−124736(JP,A) 特開 平9−137035(JP,A) 特開 平9−176406(JP,A) 特開 平9−183876(JP,A) 特開 平9−194646(JP,A) 特開 平9−216975(JP,A) 特開 平8−120129(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/10 - 23/14 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)140℃のO−ジクロロベンゼン
    中でのGPCによる分子量測定法にて測定した分子量分
    布(Mw/Mn)が4〜8であるポリプロピレンを30
    〜70重量%、 (B)同分子量測定法にて測定した分子量分布(Mw/
    Mn)が15〜23であるポリプロピレンを5〜25重
    量%、 (C)スチレン含有量が15〜40重量%、メルトフロ
    ーレート(JIS K6758、測定温度:230℃、測定荷重:
    2.16kgにより測定)が0.2g/10分以下であるポ
    リスチレン−エチレン/プロピレン−ポリスチレントリ
    ブロック共重合体を2.0〜10重量%、 (D)オクテン−1の含有量が10〜80重量%である
    エチレン−オクテン共重合体を5〜20重量%、 (E)平均粒径が5μm以下であるタルクを15〜25
    重量%、 (F)平均粒径が5μm以下である粒状炭酸カルシウム
    を2〜10重量%とを含有し、 前記(A)成分と(B)成分の合計量に対する(B)成
    分の割合が10〜50重量%であり、全組成物中に占め
    る(E)成分と(F)成分の合計の割合が18〜30重
    量%であることを特徴とするポリプロピレン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記(A)成分のポリプロピレンの配合
    量が45〜69重量%であることを特徴とする請求項1
    記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のポリプロピレン
    系樹脂組成物からなることを特徴とする自動車部品用材
    料。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のポリプロピレン
    系樹脂組成物を用いて成形してなることを特徴とする成
    形物。
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