JP3240750B2 - 二値化回路及び固体撮像装置 - Google Patents

二値化回路及び固体撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空間的に離れた撮像信
号を二値化信号として出力する二値化回路と、この二値
化回路を具備した固体撮像装置に関し、特に、媒体に付
されたバーコード等のマークを読み取って二値化信号に
変換するバーコード読み取り装置に用いて好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、バーコードは、製造業者名や商
品名などの情報を、太さの異なる線の組み合せで媒体な
どに表示したものであり、光学的な検知手段により読み
取ることにより商品の売り上げ集計、流通の分析などに
利用されている。
【0003】バーコードを光学的な検知方法で読み取る
装置としては、CCDイメージセンサが主に用いられ、
このCCDイメージセンサによって検出された信号を二
値化回路に供給して太さの異なる線の組み合せを二値化
情報として取り出し、この取り出した二値化情報をバー
コード情報として検出するようにしている。この場合、
コンパレータにて撮像信号の電圧レベルをスレッショル
ド電圧と比較しながら二値化情報を得る方法が一般的で
ある。
【0004】CCDイメージセンサからの出力を二値化
する際、バーコードが印刷されている媒体の面の凹凸
や、外来光の影響により、バーコードの印刷面の反射が
均一でないため、スレッショルド電圧を一定に保って2
値化することがは困難である。そこで、直前の撮像信号
からある一定の絶対値以上、信号レベルが変化した場合
に反転させる回路を、CCDイメージセンサの外部に設
けている。
【0005】ここで、従来のバーコード読み取り装置
を、図30に基づいて説明すると、まず、CCDイメー
ジセンサは、入射光の光量に応じた信号電荷量に変換す
る受光部101が多数配列された撮像領域102と、こ
の撮像領域102からの信号電荷を一方向に転送するC
CDによる電荷転送段103とを有する。CCDイメー
ジセンサの上記電荷転送段103における最終段近傍に
形成された例えばフローティング・ゲートからなる電荷
電圧変換部104の後段には、この電圧変換部104か
らの撮像信号Vaを電流増幅する例えばソースフォロア
回路からなるアンプ105が同一基板上に形成されてい
る。
【0006】このアンプ105から外部に導出された外
部端子φに、アンプ105にて電流増幅された撮像信号
Vaをレベル増幅する増幅器106と、直前の撮像信号
からある一定の絶対値以上信号レベルが変化した場合に
反転させる二値化回路107を接続してバーコード読み
取り装置を構成するようにしている。
【0007】このバーコード読み取り装置は、図30に
示すように、外部の増幅器106に増幅度の高いものが
選定され、外部に接続される二値化回路107としてダ
イオードD1及びD2を用いた論理回路を使用してい
る。この二値化回路107の入出力特性は、図31に示
すように、入力電圧Vinが例えば0Vのとき出力電圧
Voutが電源電圧である例えば5Vであったとき、入
力電圧Vinが0VからダイオードD1及びD2の電圧
降下レベルである0.8Vほど高くなったときに出力電
圧Voutが0Vに反転し、逆に入力電圧Vinが例え
ば5Vのとき出力電圧Voutが0Vであったとき、入
力電圧Vinが5VからダイオードD1及びD2の電圧
降下レベルである0.8Vほど低くなったときに出力電
圧Voutが5Vに反転するというヒステリシス特性を
有する。
【0008】今回の撮像信号Vaの信号レベルが、前回
の撮像信号Vaの信号レベルよりも±0.8V以上変化
したときに、出力が反転することになり、この反転出力
を二値化情報として取り出すことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記バーコード
読み取り装置に用いられる二値化回路107は、増幅度
の高い増幅器106やダイオードD1及びD2を用いた
論理回路が必要であるため、回路構成が複雑になり、C
CDイメージセンサ内に作製すること、即ちオンチップ
することが困難であり、特に、電源電圧3Vなどの低電
圧駆動のCCDイメージセンサにオンチップすることは
一層困難である。
【0010】すなわち、ダイオードD1及びD2を用い
た論理回路を使用した場合、ダイオードD1及びD2の
電圧降下レベルVBEに相当する0.8V程度がヒステリ
シス特性上の不感帯になるためである。従って、CCD
イメージセンサ内部の信号振幅として0.8V以上の2
V〜3Vより大きな電圧が必要となり、このような大き
な信号振幅を3V電源のCCDイメージセンサで取り扱
うことは極めて困難である。
【0011】この二値化回路107にて高精度に二値化
情報を得るには、図30で示す回路構成では不十分であ
り、増幅器106と二値化回路107間にオフセット回
路を挿入し、二値化回路107からの出力を外部に接続
したマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)に
供給し、このマイコンにて上記オフセット回路をフィー
ドバック制御し、更に増幅器106のゲインを制御する
ことが必要となることもある。
【0012】このように、従来のバーコード読み取り装
置にて使用される二値化回路107は、回路構成が非常
に複雑であり、しかも部品点数が多く、CCDイメージ
センサへのオンチップ化を行うことが困難であり、バー
コード読み取り装置自体のサイズの小型化に限界が生じ
る。また、消費電力も大きくなり、電源電圧の一層の低
レベル化を図る頃が困難である。
【0013】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、空間的に離れた撮像信
号の二値化情報を簡単な回路構成で高精度に実現し、部
品点数の削減、低消費電力化を達成させることができる
二値化回路を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、CCDイメー
ジセンサからの撮像信号の二値化情報を簡単な回路構成
で高精度に実現し、CCDイメージセンサへのオンチッ
プ化を実現させることができる二値化回路を提供するこ
とにある。
【0015】また、他の発明の目的は、撮像信号の二値
化情報を簡単な回路構成で高精度に実現し、部品点数の
削減、低消費電力化を図ることができる固体撮像装置を
提供することにある。
【0016】また、他の発明の目的は、撮像信号の二値
化情報を簡単な回路構成で高精度に実現できる二値化回
路をオンチップ化した固体撮像装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る二値化回路
は、ヒステリシス特性を有し空間的に離れた複数の撮像
信号がCCDの電荷転送段の複数の読出し電極より入力
され、これら撮像信号のレベル比較を行う比較手段と、
比較手段からの出力信号のレベル変化点を検出して二値
化信号を作成する検出手段とを有する。
【0018】この場合、比較手段は、一方の入力に等価
的にオフセット電位を加算して、撮像信号のレベル比較
を行う第1の比較回路と、一方の入力に等価的にオフセ
ット電位を減算して撮像信号のレベル比較を行う第2の
比較回路とで構成することができる。
【0019】また、上記比較手段は、空間的に離れた撮
像信号が入力される2つの入力端子が電位的に不均一に
設定され、2つの入力端子に同電位の信号が入力された
とき高レベルの信号を出力する第1の比較回路と、空間
的に離れた撮像信号が入力される2つの入力端子が電位
的に不均一に設定され、2つの入力端子に同電位の信号
が入力されたとき低レベルの信号を出力する第2の比較
回路とで構成され、上記検出手段は、第1の比較回路か
らの低レベルの信号の入力に基づいてレベル変化し、第
2の比較回路からの高レベルの信号の入力に基づいてレ
ベル復帰するフリップフロップ回路にて構成される。
【0020】また、CCDイメージセンサにおける二値
化回路として機能させる場合、上記空間的に離れた撮像
信号としては、CCDによる電荷転送段における互いに
遅延量の異なる信号である。
【0021】また、本発明に係る固体撮像装置は、入射
光の光量に応じた信号電荷量に変換する受光部が多数配
列された撮像領域と、撮像領域からの信号電荷を一方向
に転送するCCDによる電荷転送段と、ヒステリシス特
性を有し、電荷転送段の複数の読出し電極より入力され
る電荷転送段における互いに遅延量の異なる撮像信号の
レベル比較を行う比較手段と、この比較手段からの出力
信号のレベル変化点を検出して二値化信号を作成する検
出手段を具備した二値化回路とを有する。
【0022】この場合、比較手段は、一方の入力に等価
的にオフセット電位を加算して撮像信号のレベル比較を
行う第1の比較回路と、一方の入力に等価的にオフセッ
ト電位を減算して撮像信号のレベル比較を行う第2の比
較回路とから構成される。
【0023】また、上記比較手段は、互いに遅延量の異
なる撮像信号が入力される2つの入力端子が電位的に不
均一に設定され、2つの入力端子に同電位の信号が入力
されたとき高レベルの信号を出力する第1の比較回路
と、互いに隣接する転送電極からの撮像信号が入力され
る2つの入力端子が電位的に不均一に設定され2つの入
力端子に同電位の信号が入力されたとき、低レベルの信
号を出力する第2の比較回路とで構成され、上記検出手
段は、第1の比較回路からの低レベルの信号の入力に基
づいてレベル変化し、第2の比較回路からの高レベルの
信号の入力に基づいてレベル復帰するフリップフロップ
回路にて構成される。
【0024】
【作用】本発明に係る二値化回路は、まず、空間的に離
れた複数の撮像信号がCCDの電荷転送段の複数の読出
し電極より比較手段に入力される。この比較手段は、ヒ
ステリシス特性を有することから、入力された各サンプ
リング信号間のレベル変化がある一定レベル以上になる
とその出力が変化することになる。
【0025】具体的には、比較手段を構成する第1の比
較回路にて、空間的に離れた複数の撮像信号のうち、一
方の入力に供給される撮像信号に等価的にオフセット電
位を加算して、入力される各撮像信号のレベル比較を行
い、比較手段を構成する第2の比較回路にて、空間的に
離れた複数の撮像信号のうち一方の入力に供給される撮
像信号に等価的にオフセット電位を減算して入力される
各撮像信号のレベル比較を行う。これにより、比較手段
にヒステリシス特性が等価的に付加される。
【0026】他の構成の比較手段においては、第1の比
較回路が2つの入力端子に同電位の信号が入力された場
合、高レベルの信号を出力するように各入力端子が電位
的に不均一に設定され、第2の比較回路が2つの入力端
子に同電位の信号が入力されたとき、低レベルの信号を
出力するように各入力端子が電位的に不均一に設定され
ていることから、これらの比較回路にて構成される比較
手段は、ヒステリシス特性を有することになる。
【0027】検出手段は、比較手段からの出力信号のレ
ベル変化点を検出して二値化信号を作成する。具体的に
は、第1の比較回路からの低レベルの信号の入力に基づ
いてレベル変化し、第2の比較回路からの高レベルの信
号の入力に基づいてレベル復帰するフリップフロップ回
路にて構成され、比較手段からの出力信号のレベル変化
点に基づいて二値化信号が作成されて出力される。
【0028】このように、本発明に係る二値化回路は、
比較手段と検出手段のみで構成することができることか
ら、二値化回路の回路構成が簡単になる。しかも高精度
に二値化情報を得ることができる。
【0029】特に、空間的に離れた複数の撮像信号とし
てCCDイメージセンサの電荷転送段における互いに隣
接する読出し電極からの出力とした場合、CCDイメー
ジセンサからの撮像信号の二値化情報を簡単な回路構成
で高精度に得ることができ、CCDイメージセンサへの
オンチップ化を実現することができる。
【0030】また、本発明に係る固体撮像装置において
は、上述のような構成の二値化回路を有することから、
まず、電荷転送段における互いに隣接する読出し電極か
らの撮像信号が比較手段に入力される。この比較手段
は、ヒステリシス特性を有することから、入力された各
撮像信号間のレベル変化がある一定レベル以上になると
その出力が変化することになる。
【0031】具体的には、比較手段を構成する第1の比
較回路にて、互いに隣接する読出し電極からの撮像信号
のうち一方の入力に供給される撮像信号に等価的にオフ
セット電位を加算して入力される各撮像信号のレベル比
較を行い、比較手段を構成する第2の比較回路にて、互
いに隣接する読出し電極からの撮像信号のうち一方の入
力に供給される撮像信号に等価的にオフセット電位を減
算して入力される各撮像信号のレベル比較を行うことに
より、比較手段にヒステリシス特性が等価的に付加され
る。
【0032】他の構成の比較手段においては、第1の比
較回路が、2つの入力端子に同電位の信号が入力された
場合、高レベルの信号を出力するように各入力端子が電
位的に不均一に設定され、第2の比較回路が、2つの入
力端子に同電位の信号が入力されたときに低レベルの信
号を出力するように各入力端子が電位的に不均一に設定
されていることから、これらの比較回路にて構成される
比較手段はヒステリシス特性を有することになる。
【0033】検出手段は、比較手段からの出力信号のレ
ベル変化点を検出して二値化信号を作成する。具体的に
は、第1の比較回路からの低レベルの信号の入力に基づ
いてレベル変化し、第2の比較回路からの高レベルの信
号の入力に基づいてレベル復帰するフリップフロップ回
路にて構成され、比較手段からの出力信号のレベル変化
点に基づいて二値化信号が作成されて出力されることに
なる。
【0034】このように、本発明に係る固体撮像装置
は、CCDによる電荷転送段の後段に接続される二値化
回路を比較手段と検出手段のみで構成することができる
ことから、その二値化回路の回路構成が簡単になり、し
かも高精度に二値化情報を得ることができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明に係る二値化回路及びこの二値
化回路を用いた固体撮像装置を、バーコード読み取り装
置の二値化回路及びCCDイメージセンサに適用した例
を図1〜図29を参照して説明する。
【0036】ここに示すイメージセンサは、図1に示す
ように、入射光の光量に応じた電荷量の信号電荷に変換
して蓄積する受光部(画素)1が一列に配列された撮像
領域2と、転送クロック信号Pcの印加によって、撮像
領域2からの信号電荷を一方向に転送するCCDによる
電荷転送段3と、読出しパルスPrの印加によって撮像
領域2の各画素1に蓄積されている信号電荷を電荷転送
段3に転送する読出しゲート4とを有する。
【0037】電荷転送段3における最終段の互いに隣接
する2つの転送電極5a及び5bは、それぞれフローテ
ィング・ゲートからなる電荷電圧変換部を構成してお
り、それぞれ前段の転送電極から転送されてきた信号電
荷を撮像信号Va及びVbとして取り出す読出し電極と
して機能している。以下の説明では、電荷電圧変換部を
構成する互いに隣接する2つの転送電極5a及び5bを
それぞれ第1の読出し電極5a及び第2の読出し電極5
bとして記載する。
【0038】この場合、第1及び第2の読出し電極5a
及び5bからの第1及び第2の撮像信号Va及びVb
中、第2の読出し電極5bからの第2の撮像信号Vb
は、第1の読出し電極5aからの第1の撮像信号Vaを
1ビット分、即ち、1転送クロック分遅延した撮像信号
となる。なお、第2の撮像信号Vbは、第1の撮像信号
Vaを2ビット遅延させた撮像信号としてもよい。
【0039】本実施例のイメージセンサは、第1及び第
2の読出し電極5a及び5bの後段に、本発明に係る二
値化回路が接続されている。
【0040】この実施例に係る二値化回路は、2つの第
1の比較回路11a及び第2の比較回路11bと1つの
フリップフロップ回路12とから構成されている。第1
及び第2の比較回路11a及び11bとも、第1の読出
し電極5aからの第1の撮像信号Vaが+側入力端子に
入力され、第2の読出し電極5bからの第2の撮像信号
Vbが−側入力端子に入力されるように配線されてい
る。
【0041】フリップフロップ回路12は、この例で
は、クロック端子CLに転送クロック信号Pcが供給さ
れるJKフリップフロップ回路にて構成され、第1の比
較回路11aからの第1の出力信号S1がJ端子に入力
され、第2の比較回路11bからの第2の出力信号S2
がK端子に入力されるように配線されている。この二値
化回路の出力信号Sは、JKフリップフロップ回路12
のQ端子より取り出される。このJKフリップフロップ
回路12は、例えばCMOSトランジスタを主体として
構成することが可能であり、イメージセンサの撮像領域
2及び電荷転送段3と同時に同一基板上に形成すること
ができる。
【0042】この実施例において、第1の比較回路11
aは、第1の撮像信号Vaが第2の撮像信号Vbよりも
電位的に下がったときに出力を得ることを目的として構
成され、第2の比較回路11bは、第1の撮像信号Va
が第2の撮像信号Vbよりも電位的に上がったときに出
力を得ることを目的として構成されている。
【0043】第1の比較回路11aは、+側入力端子及
び−側入力端子に同電位の信号が入力した場合に、高レ
ベルの出力信号が出力されるように+側入力端子の電位
が−側入力端子の電位よりも電圧V1だけ高くなるよう
に設定されている。この電圧V1は、必ずしも電源を接
続する必要はなく、一定電位である必要はない。従っ
て、第1の比較回路11aの+側入力端子及び−側入力
端子をアンバランスに設計することで実現することがで
きる。
【0044】なお、第1の比較回路11aは、第1の撮
像信号Vaの信号レベルがVs−V1で、第2の撮像信
号Vbの信号レベルがVsのときには出力は不定とな
る。ここで、Vsは、撮像信号の信号レベルを示す。
【0045】次に、第1の比較回路11aにおける具体
的回路構成のいくつかを図2〜図12に基づいて説明す
る。
【0046】第1の例は、図2に示すように、ドレイン
端子を共通とする2つのnチャネル形MOSFET(以
下、単に第1及び第2のトランジスタTr1及びTr2
と記す)と、各トランジスタTr1及びTr2とそれぞ
れ直列に接続された2つのnチャネル形MOSFET
(以下、単に第3及び第4のトランジスタTr3及びT
r4と記す)とを有し、第1及び第3のトランジスタT
r1及びTr3の共通接点a1が、Q端子として導出さ
れると共に、第4のトランジスタTr4のゲート電極に
接続され、第2及び第4のトランジスタTr2及びTr
4の共通接点a2が、反転Q端子として導出されると共
に、第3のトランジスタTr3のゲート電極に接続され
て構成されたRSフリップフロップ回路を主体として構
成されている。
【0047】この例では、第1及び第2のトランジスタ
Tr1及びTr2における共通のドレイン端子に転送ク
ロック発生源13が接続され、第1のトランジスタTr
1のゲート電極と+側入力端子φ(+) の間に電圧V1の
電源14がゲート電極に対して正電圧が印加されるよう
に接続されて第1の比較回路11aを構成している。こ
の場合、第2のトランジスタTr2のゲート電極が−側
入力端子φ(-) として導出されており、第3及び第4の
ソース端子は接地されている。
【0048】この第1の比較回路11aは、第2及び第
4のトランジスタTr2及びTr4における共通接点a
2から導出された反転Q端子から出力を取り出すように
している。この例では、+側入力端子φ(+) に電源14
が接続されることにより、+側入力端子φ(-) に入力さ
れる信号のレベルに等価的に電源電圧V1が加算され
る。
【0049】次に、第1の比較回路11aの第2の例
は、図3に示すように、図2で示す第1の例とほぼ同じ
構成を有するが、+側入力端子φ(+) と第1のトランジ
スタTr1のゲート電極の間に挿入されていた電源14
に代えて、第2及び第4のトランジスタTr2及びTr
4の共通接点a2と反転Q端子間における出力ラインと
接地間にコンデンサCを接続している。この例では、第
2のトランジスタTr2の閾値電圧が、コンデンサCに
蓄積された電荷によって高くなる。即ち、第1の撮像信
号Vaが入力される第1のトランジスタTr1と第2の
撮像信号Vbが入力される第2のトランジスタTr2の
各閾値電圧がアンバランスになり、+側入力端子φ(+)
に入力される信号のレベルに第2のトランジスタTr2
に付加された閾値電圧に相当する電源電圧V1が等価的
に加算されることになる。
【0050】この第2の例の変形例としては、図4に示
すように、複数個のそれぞれ容量値の異なるコンデンサ
1及びC2を形成し、各コンデンサC1及びC2の出力ラ
イン側端子と出力ラインとをスイッチング回路21にて
選択的に接続するように構成してもよい。この場合のス
イッチング回路21としては、等価的に例えば各コンデ
ンサC1及びC2の出力ライン側端子を固定接点とし、出
力ラインを可動接点としたスイッチにて構成することが
できる。そして、スイッチング回路21をイメージセン
サと共に同一基板上に形成する場合には、例えば複数個
のnチャネル形MOSFETにて簡単に形成することが
できる。
【0051】次に、第1の比較回路11aの第3の例
は、図5に示すように、図2で示す第1の例とほぼ同じ
構成を有するが、+側入力端子φ(+) と第1のトランジ
スタTr1のゲート電極の間に挿入されていた電源14
を除き、代わりに第2及び第4のトランジスタTr2及
びTr4の共通接点a2と第2のトランジスタTr2の
間に抵抗Rを挿入したものである。
【0052】この例においても、第1の撮像信号Vaが
入力される第1のトランジスタTr1と第2の撮像信号
Vbが入力される第2のトランジスタTr2の各閾値電
圧がアンバランスになり、+側入力端子φ(+) に入力さ
れる信号のレベルに、第2のトランジスタTr2に付加
された閾値電圧に相当する電源電圧V1が等価的に加算
されることになる。
【0053】この第3の例の変形例としては、図6に示
すように、抵抗として例えばnチャネル形MOSFET
からなるトランジスタTrを挿入し、このトランジスタ
Trのゲート電極に複数のそれぞれ電圧レベルが異なる
電源VA ,VB 及びVC をスイッチング回路22を介し
て選択的に接続するように構成してもよい。この場合の
スイッチング回路22としては、等価的に例えば各電源
A ,VB 及びVC の出力端子を固定接点とし、ゲート
電極を可動接点としたスイッチにて構成することができ
る。そして、スイッチング回路22をイメージセンサと
共に同一基板上に形成する場合は、例えば複数個のnチ
ャネル形MOSFETにて簡単に形成することができ
る。
【0054】次に、第1の比較回路の第4の例は、図7
に示すように、図5で示す第3の例とほぼ同じ構成を有
するが、第2のトランジスタTr2のドレイン側に抵抗
Rを挿入した点で異なる。この例においても、結果的に
第1の撮像信号Vaが入力される第1のトランジスタT
r1と第2の撮像信号Vbが入力される第2のトランジ
スタTr2の各閾値電圧がアンバランスになり、+側入
力端子φ(+) に入力される信号のレベルに、第2のトラ
ンジスタTr2に付加された閾値電圧に相当する電源電
圧V1が等価的に加算されることになる。
【0055】この第4の例の変形例としては、図8に示
すように、図6で示す第3の例の変形例と同様に、抵抗
Rとして例えばnチャネル形MOSFETからなるトラ
ンジスタTrを挿入し、このトランジスタTrのゲート
電極に複数のそれぞれ電圧レベルが異なる電源VA ,V
B 及びVC をスイッチング回路22を介して選択的に接
続するように構成してもよい。
【0056】次に、第1の比較回路の第5の例は、図9
に示すように、図2で示す第1の例とほぼ同じ構成を有
するが、+側入力端子φ(+) と第1のトランジスタTr
1のゲート電極の間に挿入されていた電源14を除去
し、代わりに第1のトランジスタTr1におけるチャネ
ル幅W1とチャネル長L1の比W1/L1と、第2のトラン
ジスタTr2におけるチャネル幅W2とチャネル長L2
比W2/L2をずらして、第1の撮像信号Vaが入力され
る第1のトランジスタTr1と第2の撮像信号Vbが入
力される第2のトランジスタTr2の各閾値電圧をアン
バランスにしたものである。この例においても、結果的
に、+側入力端子φ(+) に入力される信号のレベルに、
第2のトランジスタTr2に付加された閾値電圧に相当
する電源電圧V1が等価的に加算されることになる。
【0057】この第5の例の変形例としては、図10に
示すように、第2のトランジスタTr2の代わりに、そ
れぞれチャネル幅Wとチャネル長Lの比W/Lを異に
し、ドレイン端子及びソース端子がそれぞれ共通とされ
た複数個のトランジスタ(いずれもnチャネル形MOS
FETにて構成される)Tra,Trb及びTrcを形
成し、各トランジスタTra,Trb及びTrcのゲー
ト電極と−側入力端子φ(-) とをスイッチング回路23
にて選択的に接続するように構成してもよい。
【0058】この場合のスイッチング回路23として
は、等価的に例えば各トランジスタTra,Trb及び
Trcのゲート電極を可動接点とし、−側入力端子φ
(-) から各可動接点側に共通接点aを介して延び、その
延長端をそれぞれ第1の固定接点とし、接地ラインから
各可動接点側に延び、その延長端を第2の固定接点とし
た複数のスイッチにて構成することができる。そして、
スイッチング回路23をイメージセンサと共に同一基板
上に形成する場合は、例えば複数個のnチャネル形MO
SFETにて簡単に形成することができる。
【0059】次に、第1の比較回路の第6の例は、図1
1に示すように、図2で示す第1の例とほぼ同じ構成を
有するが、+側入力端子φ(+) と第1のトランジスタT
r1のゲート電極の間に挿入されていた電源14を除去
し、代わりに第3のトランジスタTr3におけるチャネ
ル幅W3とチャネル長L3の比W3/L3と、第4のトラン
ジスタTr4におけるチャネル幅W4とチャネル長L4
比W4/L4をずらして、第1の撮像信号Vaが入力され
る第1のトランジスタTr1と第2の撮像信号Vbが入
力される第2のトランジスタTr2の各閾値電圧をアン
バランスにしたものである。この例においても、結果的
に、+側入力端子φ(+) に入力される信号のレベルに、
第2のトランジスタTr2に付加された閾値電圧に相当
する電源電圧V1が等価的に加算されることになる。
【0060】この第6の例の変形例としては、図12に
示すように、第4のトランジスタTr4の代わりに、そ
れぞれチャネル幅Wとチャネル長Lの比W/Lを異に
し、ドレイン端子及びソース端子がそれぞれ共通とされ
た複数個のトランジスタ(いずれもnチャネル形MOS
FETにて構成される)Tra,Trb及びTrcを形
成し、各トランジスタTra,Trb及びTrcのゲー
ト電極と−側入力端子φ(-) とをスイッチング回路24
にて選択的に接続するように構成してもよい。
【0061】この場合のスイッチング回路24として
は、等価的に例えば各トランジスタTra,Trb及び
Trcのゲート電極を可動接点とし、第1及び第3のト
ランジスタTr1及びTr3間の共通接点a1から各可
動接点側に共通接点aを介して延び、その延長端をそれ
ぞれ第1の固定接点とし、接地ラインから各可動接点側
に延び、その延長端を第2の固定接点とした複数のスイ
ッチにて構成することができる。そして、スイッチング
回路24をイメージセンサと共に同一基板上に形成する
場合は、例えば複数個のnチャネル形MOSFETにて
簡単に形成することができる。
【0062】一方、第2の比較回路11bは、図1に示
すように、+側入力端子φ(+) 及び−側入力端子φ(-)
に同電位の信号が入力した場合に、低レベルの出力信号
が出力されるように+側入力端子φ(+) の電位が−側入
力端子φ(-) の電位よりも電圧V2だけ低くなるように
設定されている。この場合も、第1の比較回路11aと
同様に、上記電圧V2は、必ずしも電源を接続する必要
はなく、一定電位である必要はない。従って、第2の比
較回路11bの+側入力端子φ(+) 及び−側入力端子φ
(-) を故意にアンバランスに設計することで実現するこ
とができる。なお、この第2の比較回路11bにおいて
は、第1の撮像信号Vaの信号レベルがVs+V2で、
第2の撮像信号Vbの信号レベルがVsのときには出力
は不定となる。
【0063】この第2の比較回路11bにおける具体的
回路構成のいくつかの例を図13〜図23に基づいて説
明すると、まず、第1の例は、図13に示すように、図
2で示す第1の比較回路11aにおける第1の例とほぼ
同じ構成を有するが、第1のトランジスタTr1のゲー
ト電極と+側入力端子φ(+) の間に電圧V2の電源31
が、ゲート電極に対して負電圧が印加されるように接続
されて第2の比較回路11bが構成されている点で異な
る。この第2の比較回路11bは、第1及び第3のトラ
ンジスタTr1及びTr3における共通接点a1から導
出されたQ端子から出力を取り出すようにしている。こ
の例では、+側入力端子φ(+) に負電源31が接続され
ることにより、+側入力端子φ(+) に入力される信号の
レベルに等価的に電源電圧V2が減算されることにな
る。
【0064】次に、第2の比較回路11bの第2の例
は、図14に示すように、図3で示す第1の比較回路1
1aの第2の例とほぼ同じ構成を有するが、第1及び第
3のトランジスタTr1及びTr3の共通接点a1とQ
端子の間における出力ラインと接地間にコンデンサCを
接続した点で異なる。この例では、第1のトランジスタ
Tr1の閾値がコンデンサCに蓄積された電荷によって
高くなる。即ち、第1の撮像信号Vaが入力される第1
のトランジスタTr1と第2の撮像信号Vbが入力され
る第2のトランジスタTr2の各閾値電圧がアンバラン
スになり、+側入力端子φ(+) に入力される信号のレベ
ルに、第1のトランジスタTr1に付加された閾値電圧
に相当する電源電圧V2が等価的に減算されることにな
る。
【0065】この第2の例の変形例としては、図15に
示すように、図4で示す第1の比較回路11aにおける
第2の例の変形例と同様に、複数個のそれぞれ容量値の
異なるコンデンサC1及びC2を形成し、各コンデンサC
1及びC2の出力ライン側端子と出力ラインとをスイッチ
ング回路21にて選択的に接続するように構成してもよ
い。
【0066】次に、第2の比較回路の第3の例は、図1
6に示すように、図5で示す第1の比較回路11aにお
ける第3の例とほぼ同じ構成を有するが、第1及び第3
のトランジスタTr1及びTr3の共通接点a1と第1
のトランジスタTr1の間に抵抗Rを挿入した点で異な
る。この例においても、第1のトランジスタTr1と第
2のトランジスタTr2の各閾値電圧がアンバランスに
なり、+側入力端子φ(+) に入力される信号のレベル
に、第1のトランジスタTr1に付加された閾値電圧に
相当する電源電圧V2が等価的に減算されることにな
る。
【0067】この第3の例の変形例としては、図17に
示すように、図6で示す第1の比較回路11aにおける
第3の例の変形例と同様に、抵抗Rとして例えばnチャ
ネル形MOSFETからなるトランジスタTrを挿入
し、このトランジスタTrのゲート電極に複数のそれぞ
れ電圧レベルが異なる電源VA ,VB 及びVC をスイッ
チング回路22を介して選択的に接続するように構成し
てもよい。
【0068】次に、第2の比較回路11bの第4の例
は、図18に示すように、図7で示す第1の比較回路1
1aにおける第3の例とほぼ同じ構成を有するが、第1
のトランジスタTr1のドレイン側に抵抗Rを挿入した
点で異なる。この例においても、第1のトランジスタT
r1と第2のトランジスタTr2の各閾値電圧がアンバ
ランスになり、+側入力端子φ(+) に入力される信号の
レベルに、第1のトランジスタTr1に付加された閾値
電圧に相当する電源電圧V2が等価的に減算されること
になる。
【0069】この第4の例の変形例としては、図19に
示すように、図8で示す第1の比較回路11aにおける
第4の例の変形例と同様に、抵抗Rとして例えばnチャ
ネル形MOSFETからなるトランジスタTrを挿入
し、このトランジスタTrのゲート電極に複数のそれぞ
れ電圧レベルが異なる電源VA ,VB 及びVC をスイッ
チング回路22を介して選択的に接続するように構成し
てもよい。
【0071】次に、上記第2の比較回路11bの第5の
例は、図20に示すように、上記図9で示す第1の比較
回路における第5の例とほぼ同じ構成を有するが、第1
のトランジスタTr1におけるチャネル幅W1とチャネ
ル長L1の比W1/L1と、第2のトランジスタTr2に
おけるチャネル幅W2とチャネル長L2の比W2/L2を故
意にずらして、+側入力端子φ(+) に入力される信号の
レベルに、第1のトランジスタTr1に付加された閾値
電圧に相当する電源電圧V2が等価的に減算されるよう
に構成した点で異なる。
【0070】この第5の例の変形例としては、図21に
示すように、図10で示す第1の比較回路11aにおけ
る第5の例の変形例と同様に、第1のトランジスタTr
1の代わりに、それぞれチャネル幅Wとチャネル長Lの
比W/Lが異なり、ドレイン端子及びソース端子がそれ
ぞれ共通とされた複数個のトランジスタ(いずれもnチ
ャネル形MOSFETにて構成される)Tra,Trb
及びTrcを形成し、各トランジスタTra,Trb及
びTrcのゲート電極と−側入力端子φ(-) とをスイッ
チング回路23にて選択的に接続するように構成しても
よい。
【0071】次に、第2の比較回路の第6の例は、図2
2に示すように、図11で示す第1の比較回路11aに
おける第6の例とほぼ同じ構成を有するが、第3のトラ
ンジスタTr3におけるチャネル幅W3とチャネル長L3
の比W3/L3と、第4のトランジスタTr4におけるチ
ャネル幅W4とチャネル長L4の比W4/L4をずらして、
+側入力端子φ(+) に入力される信号のレベルに、第1
のトランジスタTr1に付加された閾値電圧に相当する
電源電圧V2が等価的に減算されるように構成した点で
異なる。
【0072】この第6の例の変形例としては、図23に
示すように、図12で示す第1の比較回路11aにおけ
る第6の例の変形例と同様に、第3のトランジスタTr
3の代わりに、それぞれチャネル幅Wとチャネル長Lの
比W/Lが異なり、ドレイン端子及びソース端子がそれ
ぞれ共通とされた複数個のトランジスタ(いずれもnチ
ャネル形MOSFETにて構成される)Tra,Trb
及びTrcを形成し、各トランジスタTra,Trb及
びTrcのゲート電極と−側入力端子φ(-) とをスイッ
チング回路24にて選択的に接続するように構成しても
よい。
【0073】次に、上記実施例の二値化回路の信号処理
動作を図24のタイミングチャートを参照しながら説明
する。
【0074】まず、図1において、第2の読出し電極5
bから出力される第2の撮像信号Vbの信号波形は、そ
の前段に隣接する第1の読出し電極5aから出力される
第1の撮像信号Vaの信号波形に対して1ビット(即
ち、1転送クロック)分遅延した信号波形となってい
る。これらの撮像信号Va及びVbにおいて、区間Tb
が黒情報を示し、区間Twが白情報を示す。
【0075】そして、第1の比較回路11aから出力さ
れる第1の出力信号(第1の比較回路11aの反転Q端
子からの出力信号)S1の波形は、第1の撮像信号Va
の信号レベルが第2の撮像信号Vbの信号レベルに対し
て電圧V1以上に降下したときに高レベルとなり、それ
以外はすべて低レベルとなる。
【0076】一方、第2の比較回路11bから出力され
る第2の出力信号(第2の比較回路11bのQ端子から
の出力信号)S2の波形は、第2の撮像信号Vbの信号
レベルが第1の撮像信号Vaの信号レベルに対して電圧
V2以上に上昇したときに高レベルとなり、それ以外は
すべて低レベルとなる。
【0077】JKフリップフロップ回路12からの出力
信号Sは、第1の比較回路11aからの出力信号S1が
高レベルとなり、更に転送クロック信号Pcが立ち下が
った時点で立ち上がり、第2の比較回路11bからの出
力信号S2が高レベルとなり、更に転送クロック信号P
cが立ち下がった時点で立ち下がるという信号波形とな
る。即ち、転送クロック信号Pcの立ち下がり時のJ端
子及びK端子に入力される信号S1及びS2のレベル状
態で、このJKフリップフロップ回路12の出力が決定
される。このJKフリップフロップ回路12から出力さ
れる出力信号Sの信号波形と、第1及び第2の撮像信号
Va及びVbの信号波形から、イメージセンサの撮像領
域2にて読み取った情報に相当する白黒が高精度に判別
できていることがわかる。
【0078】また、バーコードが印刷された媒体(原稿
等)の表面の凹凸や、光源の影響などで、イメージセン
サにて読み取った情報が大きくレベル変動した場合にお
いても、図25のタイミングチャートに示すように、白
情報として読み取った区間Twにおいて、JKフリップ
フロップ回路12からの出力信号Sが高レベルとなり、
黒情報として読み取った区間Tbにおいて、JKフリッ
プフロップ回路12からの出力信号Sが低レベルとな
り、イメージセンサの撮像領域2にて読み取った情報に
相当する白黒が高精度に判別できていることがわかる。
【0079】次に、上記実施例に係るイメージセンサ並
びに二値化回路のいくつかの変形例を図26〜図28に
基づいて説明する。なお、図1と対応するものについて
は同符号を記す。
【0080】図26は、第1の変形例に係るイメージセ
ンサ及び二値化回路を示すもので、上記図1で示す実施
例に係るイメージセンサ及び二値化回路とほぼ同じ構成
を有するが、以下の点で異なる。即ち、イメージセンサ
の電荷転送段3における最終段に形成される互いに隣接
する読出し電極を、それぞれ隣接する4つの読出し電極
(以下、便宜的に、前段から第1,第2,第3及び第4
の読出し電極5a,5b,5c及び5dとして記す)と
した点と、第1の比較回路11aの+側入力端子に第1
の読出し電極5aからの第1の撮像信号Vaを入力さ
せ、−側入力端子に第2の読出し電極5bからの第2の
撮像信号Vbを入力させた点と、第2の比較回路11b
の+側入力端子に第3の読出し電極5cからの第3の撮
像信号Vcを入力させ、−側入力端子に第4の読出し電
極5dからの第4の撮像信号Vdを入力させた点と、第
1の比較回路11aの反転Q端子とJKフリップフロッ
プ回路12のJ端子間に2転送クロック分遅延させる遅
延回路41を挿入した点で異なる。この遅延回路41
は、第1の比較回路11aからの出力信号S1と第2の
比較回路11bからの出力信号S2との同時化を図った
ものである。
【0081】この第1の変形例においても、上記実施例
と同様に、第1の比較回路11aにおける+側入力端子
の電位が−側入力端子の電位よりも電圧V1だけ高くな
るように設定され、第2の比較回路11bにおける+側
入力端子の電位が−側入力端子の電位よりも電圧V2だ
け低くなるように設定されている。
【0082】そして、第1及び第2の撮像信号Va及び
Vbのペアが第1の比較回路11aに入力され、また、
第3及び第4の撮像信号Vc及びVdのペアが第2の比
較回路11bに入力され、更に、第1の比較回路11a
の後段に接続された遅延回路41にて第1の比較回路1
1aからの出力信号S1と第2の比較回路11bからの
出力信号S2の同時化が図られて、それぞれJKフリッ
プフロップ回路12のJ端子及びK端子に供給される。
【0083】この第1の変形例における遅延回路41か
らの出力信号dS1及び第2の比較回路11bからの出
力信号S2は、図24及び図25のタイミングチャート
における出力信号S1及びS2にそれぞれ対応し、JK
フリップフロップ回路12のQ端子からの出力信号S
は、図24及び図25のタイミングチャートにおける出
力信号Sに対応することになる。
【0084】この第1の変形例においても、上記実施例
と同様に、イメージセンサの撮像領域2にて読み取った
情報に相当する白黒が高精度に判別することができる。
特に、この第1の変形例においては、第1〜第4の読出
し電極5a〜5dからの各撮像信号Va〜Vdが個別の
入力端子に供給されることから、上記実施例と比して、
各撮像信号Va〜Vdの負荷が減少し精度が向上する。
【0085】次に、図27は、第2の変形例に係るイメ
ージセンサ並びに二値化回路を示すもので、上記図1で
示す実施例に係るイメージセンサ及び二値化回路とほぼ
同じ構成を有するが、第1及び第2の読出し電極5a及
び5bの直後に、それぞれ第1及び第2の撮像信号Va
及びVbを電流増幅する例えばソースフォロア回路から
なるアンプ42a及び42bを接続している点で異な
る。
【0086】この第2の変形例における信号処理動作
は、実施例と同様に、図24及び図25のタイミングチ
ャートで示す信号処理動作と同じになる。
【0087】この第2の変形例においても、上記実施例
と同様に、イメージセンサの撮像領域2にて読み取った
情報に相当する白黒が高精度に判別することができる。
特に、この第2の変形例においては、第1及び第2の読
出し電極5a及び5bからの各撮像信号Va及びVbが
それぞれアンプ42a及び42bにて電流増幅されるこ
とから、上記実施例と比して、各撮像信号Va及びVb
の負荷が減少し、精度が向上する。
【0088】次に、図28は、第3の変形例に係るイメ
ージセンサ並びに二値化回路を示すもので、上記図1で
示す実施例に係るイメージセンサ及び二値化回路とほぼ
同じ構成を有するが、第1の読出し電極5aの直後に、
2つの例えばソースフォロア回路からなるアンプ(以
下、便宜的に、第1及び第2のアンプ43a及び43b
と記す)を接続し、第2の読出し電極5bの直後に、2
つの例えばソースフォロア回路からなるアンプ(以下、
便宜的に、第3及び第4のアンプ43c及び43dと記
す)を接続し、更に、第1のアンプ43aからの出力信
号Va1を第1の比較回路11aの+側入力端子に入力
させ、第2のアンプ43bからの出力信号Va2を第2
の比較回路11bの+側入力端子に入力させ、第3のア
ンプ43cからの出力信号Vb1を第1の比較回路11
aの−側入力端子に入力させ、第4のアンプ43dから
の出力信号Vb2を第2の比較回路11bの−側入力端
子に入力させた点で異なる。
【0089】この第3の変形例における信号処理動作
も、上記実施例と同様に、上記図24及び図25のタイ
ミングチャートで示す信号処理動作と同じになる。
【0090】この第3の変形例においても、上記実施例
と同様に、イメージセンサの撮像領域2にて読み取った
情報に相当する白黒が高精度に判別することができる。
この場合も、第1及び第2の読出し電極5a及び5bか
らの各撮像信号Va及びVbが第1〜第4のアンプ43
a〜43dにてそれぞれ個別に電流増幅されることか
ら、上記実施例と比して、各撮像信号Va及びVbの負
荷が減少し、精度が向上する。特に、この第3の変形例
においては、第1及び第2の読出し電極5a及び5bか
らの第1及び第2の撮像信号Va及びVbを、第1の比
較回路11a及び第2の比較回路11bにてそれぞれ独
立に比較させることができ、第1及び第2の比較回路1
1a及び11bの相互作用による誤動作を防止すること
ができる。
【0091】このように、上記実施例及び各種変形例に
係る二値化回路においては、バーコードのように、スレ
ッショルド電圧を画素毎に変えていく必要のある情報を
イメージセンサで読み取った場合に、その読み取った情
報を二値化(ディジタル化)して出力することが可能と
なる。
【0092】また、イメージセンサの特長を活かした方
式、即ち、ある撮像信号Vaと、このある撮像信号Va
を1転送クロック分遅延させた撮像信号Vbとの差を検
出し、更にその差の検出において、ヒステリシス特性を
もたせて二値化するようにしたので情報に対する二値化
の精度を向上させることができる。
【0093】また、第1及び第2の比較回路11a及び
11bとJKフリップフロップ回路12のみで構成する
ことができることから、二値化回路の回路構成が簡単に
なり、しかも高精度に二値化情報を得ることができる。
従って、部品点数の削減化、低消費電力化を達成させる
ことができると共に、二値化回路としての高信頼性を実
現させることができる。
【0094】また、第1及び第2の比較回路11a及び
11bを4つのnチャネル形MOSFET(第1〜第4
のトランジスタTr1〜Tr4)にて構成されたRSフ
リップフロップ回路を主体とした回路構成としているた
め、第1及び第2の比較回路11a及び11bのイメー
ジセンサへのオンチップ化が実現できる。JKフリップ
フロップ回路12を、例えばCMOSトランジスタを主
体とする回路構成とすることにより、第1及び第2の比
較回路11a及び11bからJKフリップフロップ回路
12を含めた二値化回路のイメージセンサへのオンチッ
プ化を実現させることができる。
【0095】この実施例に係る二値化回路を有するイメ
ージセンサを例えばバーコード読み取り装置等に利用し
た場合に、このバーコード読み取り装置の小型化及び信
頼性を向上させることが可能となる。
【0096】上記例では、イメージセンサからの撮像情
報を二値化する例について説明したが、その他、通常の
信号処理において、シリーズに供給される入力信号を二
値化する場合にも適用させることができる。
【0097】具体的には、図29に示すように、入力端
子φinの後段に接点aを介して例えば1クロック分の
遅延を行う遅延回路51を接続し、入力端子φinから
の入力信号Vinを第1及び第2の比較回路11a及び
11bの各+側入力端子に入力させ、遅延回路51から
の遅延信号dVinを第1及び第2の比較回路11a及
び11bの各−側入力端子に入力させ、更に第1の比較
回路11aの反転Q端子からの出力信号S1をJKフリ
ップフロップ回路12のJ端子に入力させ、第2の比較
回路11bのQ端子からの出力信号S2をJKフリップ
フロップ回路12のK端子に入力させて構成させるよう
にしてもよい。
【0098】この場合においても、上記実施例と同様
に、第1の比較回路11aにおける+側入力端子の電位
が−側入力端子の電位よりも電圧V1だけ高くなるよう
に設定され、第2の比較回路11bにおける+側入力端
子の電位が−側入力端子の電位よりも電圧V2だけ低く
なるように設定される。
【0099】この図29で示す二値化回路においては、
上記実施例と同様に、入力信号Vinを高精度に二値化
(ディジタル化)することができ、例えば円盤状記録媒
体としての光ディスクからピット情報を読み取る再生系
の復調回路に組み込まれる二値化回路に適用させた場
合、ピット情報を高精度に二値化することができ、光デ
ィスクの再生特性を向上させることが可能となる。
【0100】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る二値化回路
は、ヒステリシス特性を有し、空間的に離間した撮像信
号がCCDの電荷転送段の複数の読出し電極より入力さ
れ、これら撮像信号のレベル比較を行う比較手段と、こ
の比較手段からの出力信号のレベル変化点を検出して二
値化信号を作成する検出手段とを設けるようにしたの
で、空間的に離間した撮像信号の二値化情報を簡単な回
路構成で高精度に得ることができ、部品点数の削減化、
低消費電力を図ることができる。特に、CCDイメージ
センサにおける二値化回路として機能させた場合、CC
Dイメージセンサからの撮像信号の二値化情報を簡単な
回路構成で高精度に得ることができ、CCDイメージセ
ンサへのオンチップ化を実現することができる。
【0101】また、本発明に係るCCD固体撮像装置
は、入射光の光量に応じた信号電荷量に変換する受光部
が多数配列された撮像領域と、撮像領域からの信号電荷
を一方向に転送するCCDによる電荷転送段と、ヒステ
リシス特性を有し、電荷転送段の複数の読出し電極より
入力される電荷転送段における互いに遅延量の異なる撮
像信号のレベル比較を行う比較手段とこの比較手段から
の出力信号のレベル変化点を検出して二値化信号を作成
する検出手段を具備した二値化回路とを設けるようにし
たので、撮像信号の二値化情報を簡単な回路構成で高精
度に得ることができ、部品点数の削減化、低消費電力化
を達成させることができる二値化回路をオンチップ化す
ることが可能となり、装置自体の小型化及び高信頼性を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二値化回路及びこの二値化回路を
用いた固体撮像装置をバーコード読み取り装置の二値化
回路及びCCDイメージセンサに適用した例を示すブロ
ック回路図である。
【図2】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第1の例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第2の例を示す回路図である。
【図4】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第2の例の変形例を示す回路図である。
【図5】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第3の例を示す回路図である。
【図6】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第3の例の変形例を示す回路図である。
【図7】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第4の例を示す回路図である。
【図8】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第4の例の変形例を示す回路図である。
【図9】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比較
回路の第5の例を示す回路図である。
【図10】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比
較回路の第5の例の変形例を示す回路図である。
【図11】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比
較回路の第6の例を示す回路図である。
【図12】本発明に係る二値化回路を構成する第1の比
較回路の第6の例の変形例を示す回路図である。
【図13】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第1の例を示す回路図である。
【図14】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第2の例を示す回路図である。
【図15】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第2の例の変形例を示す回路図である。
【図16】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第3の例を示す回路図である。
【図17】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第3の例の変形例を示す回路図である。
【図18】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第4の例を示す回路図である。
【図19】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第4の例の変形例を示す回路図である。
【図20】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第5の例を示す回路図である。
【図21】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第5の例の変形例を示す回路図である。
【図22】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第6の例を示す回路図である。
【図23】本発明に係る二値化回路を構成する第2の比
較回路の第6の例の変形例を示す回路図である。
【図24】本発明に係る二値化回路の信号処理動作を示
すタイミングチャートである。
【図25】本発明に係るイメージセンサにて読み取った
情報が大きくレベル変動した場合における本発明に係る
二値化回路の信号処理動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図26】本発明に係るイメージセンサ並びに二値化回
路の第1の変形例を示す構成図である。
【図27】本発明に係るイメージセンサ並びに二値化回
路の第2の変形例を示す構成図である。
【図28】本発明に係るイメージセンサ並びに二値化回
路の第3の変形例を示す構成図である。
【図29】本発明に係る二値化回路を通常の信号処理に
おいて、シリーズに供給される入力信号を二値化する場
合に適用した回路構成を示す回路図である。
【図30】従来のイメージセンサ並びに二値化回路を示
す構成図である。
【図31】従来の二値化回路のヒステリシス特性を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 受光部(画素)、 2 撮像領域、 3 電荷転送
段、 4 読出しゲート、 5a,5b 第1及び第2
の読出し電極、 5c,5d 第3及び第4の読出し電
極、 11a,11b 第1及び第2の比較回路、 1
2 JKフリップフロップ回路、 13 転送クロック
発生源、 14,31 電源、 Tr1〜Tr4 第1
〜第4のトランジスタ、 C1,C2,C3 コンデン
サ、 R抵抗、 Tr,Tra,Trb,Trc トラ
ンジスタ、 21,22,23,24 スイッチング回
路。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒステリシス特性を有し空間的に離れた
    複数の撮像信号がCCDの電荷転送段の複数の読出し電
    極より入力され、これら撮像信号のレベル比較を行う比
    較手段と、 上記比較手段からの出力信号のレベル変化点を検出して
    二値化信号を作成する検出手段とを有する二値化回路。
  2. 【請求項2】 上記比較手段は、一方の入力に等価的に
    オフセット電位を加算して、上記撮像信号のレベル比較
    を行う第1の比較回路と、一方の入力に等価的にオフセ
    ット電位を減算して、上記撮像信号のレベル比較を行う
    第2の比較回路から構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の二値化回路。
  3. 【請求項3】 上記比較手段は、上記空間的に離れた撮
    像信号が入力される2つの入力端子が電位的に不均一に
    設定され、上記2つの入力端子に同電位の信号が入力さ
    れたときに高レベルの信号を出力する第1の比較回路
    と、上記空間的に離れた撮像信号が入力される2つの入
    力端子が電位的に不均一に設定され、上記2つの入力端
    子に同電位の信号が入力されたときに低レベルの信号を
    出力する第2の比較回路とで構成され、 上記検出手段は、上記第1の比較回路からの低レベルの
    信号の入力に基づいてレベル変化し、上記第2の比較回
    路からの高レベルの信号の入力に基づいてレベル復帰す
    るフリップフロップ回路にて構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の二値化回路。
  4. 【請求項4】 上記空間的に離れた撮像信号は、CCD
    による電荷転送段における互いに遅延量の異なる信号で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1記載の
    二値化回路。
  5. 【請求項5】 入射光の光量に応じた信号電荷量に変換
    する受光部が多数配列された撮像領域と、 上記撮像領域からの信号電荷を一方向に転送するCCD
    による電荷転送段と、 ヒステリシス特性を有し、上記電荷転送段の複数の読出
    し電極より入力される該電荷転送段における互いに遅延
    量の異なる撮像信号のレベル比較を行う比較手段と、こ
    の比較手段からの出力信号のレベル変化点を検出して二
    値化信号を作成する検出手段を具備した二値化回路とを
    有する固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記比較手段は、一方の入力に等価的に
    オフセット電位を加算して上記撮像信号のレベル比較を
    行う第1の比較回路と、一方の入力に等価的にオフセッ
    ト電位を減算して上記撮像信号のレベル比較を行う第2
    の比較回路から構成されていることを特徴とする請求項
    5記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記比較手段は、上記互いに遅延量の異
    なる撮像信号が入力される2つの入力端子が電位的に不
    均一に設定され、上記2つの入力端子に同電位の信号が
    入力されたときに高レベルの信号を出力する第1の比較
    回路と、上記互いに隣接する転送電極からの撮像信号が
    入力される2つの入力端子が電位的に不均一に設定さ
    れ、上記2つの入力端子に同電位の信号が入力されたと
    きに低レベルの信号を出力する第2の比較回路とで構成
    され、 上記検出手段は、上記第1の比較回路からの低レベルの
    信号の入力に基づいてレベル変化し、上記第2の比較回
    路からの高レベルの信号の入力に基づいてレベル復帰す
    るフリップフロップ回路にて構成されていることを特徴
    とする請求項5又は6記載の固体撮像装置。
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