JP3453896B2 - 2値化回路、これを有する固体撮像装置及びこれを用いたバーコード読取り装置 - Google Patents

2値化回路、これを有する固体撮像装置及びこれを用いたバーコード読取り装置

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JP3453896B2 JP02000795A JP2000795A JP3453896B2 JP 3453896 B2 JP3453896 B2 JP 3453896B2 JP 02000795 A JP02000795 A JP 02000795A JP 2000795 A JP2000795 A JP 2000795A JP 3453896 B2 JP3453896 B2 JP 3453896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値化回路、これを有
する固体撮像装置及びこれを用いたバーコード読取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードは、一般に、商品コードなど
の情報を太さの異なる線の組合せで表示されたものであ
り、物流やPOS(Point Of Sales)などにおいて、光学
的に読み取られることによって商品の売上げ集計や物流
の分析などに利用されている。このバーコードを光学的
に読み取る手段としては、CCDリニアセンサが主に用
いられている。このCCDリニアセンサを用いたバーコ
ード読取り装置においては、CCDリニアセンサの出力
を2値化回路に供給し、太さの異なる線の組合せを2値
化情報として取り出し、この2値化情報をバーコード情
報としてデコードするようにしている。この2値化処理
の場合、コンパレータにて撮像信号のレベルを基準電圧
と比較しつつ2値化情報を得る方法が一般的に採られ
る。
【0003】しかしながら、CCDリニアセンサからの
撮像信号を2値化する際に、バーコードが印刷されてい
る媒体面の色や凹凸、あるいは外来光の影響などによ
り、バーコードの印刷面での反射が均一でないために、
コンパレータの基準電圧を一定に保って2値化処理を行
うことは困難である。そのため、従来のバーコード読取
り装置では、直前の撮像信号からある一定の絶対値以
上、信号レベルが変化した場合にコンパレータを反転動
作させる回路を、CCDリニアセンサのチップ外に作製
して用いていた。
【0004】ここで、バーコード読取り装置に適用され
る従来の2値化回路を用いたCCD固体撮像装置につい
て図12に基づいて説明する。先ず、CCDリニアセン
サ100は、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電
荷に変換して蓄積する受光部101が一列に多数(例え
ば、2000画素分)配列されてなるセンサ列102
と、このセンサ列102の各受光部101から読出しゲ
ート103によって読み出された信号電荷を一方向に転
送するCCDからなる電荷転送レジスタ104とを有す
る構成となっている。電荷転送レジスタ104の最終段
には、転送されてきた信号電荷を検出して電圧に変換す
る例えばフローティング・ディフュージョンからなる電
荷電圧変換部105が形成されている。
【0005】電荷電圧変換部105の後段には、この電
荷電圧変換部105の出力を電流増幅する例えばソース
フォロワ回路からなるバッファ106が設けられてい
る。このバッファ106は、センサ列102、読出しゲ
ート103及び電荷転送レジスタ104と同一基板(チ
ップ)上に形成されている。そして、バッファ106の
出力信号は、外部端子107を介してCCD出力信号
(撮像信号)として外部に導出され、アンプ108でレ
ベル増幅された後2値化回路109に供給される。2値
化回路としては、ダイオードを用いた浮動2値化回路な
どが用いられる。
【0006】この浮動2値化回路の基本的な回路構成
は、コンパレータ110と、このコンパレータ110の
2つの入力間に互いに逆極性で並列に接続されたダイオ
ードD1,D2とを備え、直前の撮像信号がある一定の
絶対値以上、信号レベルが変化した場合にコンパレータ
110を反転させる構成となっている。この2値化回路
109の入出力特性は、図13に示すように、入力電圧
Vinが例えば0Vのときに出力電圧Voutが例えば
5V(電源電圧)である場合において、入力電圧Vin
が0Vから0.7V(ダイオードの順方向ターンオン電
圧)程度高くなったときに出力電圧Voutが0Vに反
転し、逆に入力電圧Vinが5Vから0.7V程度低く
なったときに出力電圧Voutが5Vに反転する、とい
うヒステリシス特性を有する。
【0007】したがって、今回の撮像信号の信号レベル
が、前回の撮像信号の信号レベルよりも±0.7V以上
変化したときに2値化回路109の出力が反転するよう
になり、この反転信号を2値化情報として取り出すこと
ができる。この浮動2値化回路の特徴は、信号の変化を
捕らえて2値化を行う点にあり、よってバーコードの如
き相対的な明暗を2値化できるのである。図14に、従
来の2値化回路のより詳細な回路構成を示す。
【0008】図14において、コンパレータ110の非
反転(+)入力端には抵抗R1及び抵抗R2の各一端が
接続され、抵抗R1の他端はコンパレータ110の出力
端に接続されている。また、入力信号Vinが印加され
るコンパレータ110の反転入力(−)端には、ダイオ
ードD1のカソード及びダイオードD2のアノードがそ
れぞれ接続されている。このダイオードD1のアノード
及びダイオードD2のカソードは共通に接続され、その
共通接続点には抵抗R2の他端が接続されている。さら
に、その共通接続点とグランド(接地)との間には、抵
抗R3及びコンデンサCが並列に接続されている。
【0009】この浮動2値化回路において、抵抗R1,
R2及びコンデンサCは、入力信号Vinを増幅すると
ともに、この入力信号Vinに対する比較のための基準
電圧を、ダイオードD1,D2及び抵抗R3と共に生成
する作用をなす。この基準電圧は、入力信号Vinに対
して抵抗R1,R2及びコンデンサC等によって決まる
時定数分だけ信号遅れが生じ、その遅れた基準電圧と入
力信号Vinとの電位差がダイオードD1,D2の順方
向のターンオン電圧を越えると、コンパレータ110の
出力が反転する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の2値化回路では、ノイズ対策のためにその前
段のアンプ108(図12参照)として増幅度の高いア
ンプを用いる必要があるとともに、CCDリニアセンサ
100と同一基板上に作製する、即ちオンチップ化する
に当たっては、CCDリニアセンサ100の動作電源電
圧の低電圧化(例えば、3V)が進む現状を考えた場
合、通常の接合型ダイオードでは順方向ターンオン電圧
に相当する0.7V程度がヒステリシス特性上の不感帯
になるため、センサ内部の信号振幅として0.7V以上
の2〜3Vより大きな電圧が必要となり、このような大
きな信号振幅を3V電源のCCDリニアセンサで取り扱
うことは困難である。
【0011】また、被写体となるバーコードのかすれな
どによって白黒の境界をCCDリニアセンサ100で明
確に読み取れないときは、当該センサからの画像信号は
複数画素に跨がって緩やかに白から黒、あるいは黒から
白へ変化する波形となる。このように、センサ出力波形
の変化が緩やかなときは、通常の2値化回路の時定数
(応答速度)設定では、センサ出力がダイオードD1,
D2の順方向のターンオン電圧を越えない場合が出てき
て、結局2値化できないことになる。そのような場合、
2値化回路の時定数を大きく設定すると2値化可能にな
るが、逆に白黒の境界を明確に読み取れた場合の急峻な
センサ出力波形に対して応答できないことになってしま
う。
【0012】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、波形変化が緩やかな
入力信号に対しても確実に2値化でき、しかもセンサチ
ップにオンチップ化した場合であってもセンサの動作電
源電圧の低電圧化に対応可能な2値化回路を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による2値化回路
は、互いに時間差を持つ少なくとも2つの信号を入力と
て第1のコンパレータの正側入力端子及び第2のコン
パレータの負側入力端子にそれぞれ供給すると共に、前
記2つの信号を前記第2のコンパレータの正側入力端子
と前記第1のコンパレータの負側入力端子に同一極性の
オフセット電圧を与えつつそれぞれ供給し、前記第2の
コンパレータの出力をインバータを介してフリップフロ
ップの第1の入力端子に供給すると共に前記第1のコン
パレータの出力をフリップフロップの第2の入力端子に
供給することにより前記2つの信号のレベル比較を行う
比較手段を備え、前記比較手段の出力信号のレベル変化
点を検出して2値化信号を生成すると共に、前記オフセ
ット電圧可変するようにした構成となっている。
【0014】
【作用】上記構成の2値化回路において、先ず、互いに
時間差を持つ少なくとも2つの信号が比較手段に入力さ
れる。この比較手段では、一方の入力に対してオフセッ
ト電圧が与えられていることから、2つの信号間のレベ
ル差がそのオフセット電圧を越えると、その出力が変化
することになる。また、オフセット電圧を変えること
で、出力が変化するタイミングが変わる。すなわち、比
較手段の感度が変わる。そして、比較手段の出力信号の
レベル変化を検出することで2値化信号を生成する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
ブロック図である。本実施例に係る2値化回路は、基本
的に、ある入力信号V1及びこの入力信号V1に対して
時間的に遅れた入力信号V2をそれぞれ2入力とする2
つのコンパレータ11,12と、コンパレータ12の出
力VJを反転するインバータ13と、このインバータ1
3で反転されたコンパレータ12の出力VJをJ入力と
し、コンパレータ11の出力VKをK入力とするJKフ
リップフロップ14とから構成されている。JKフリッ
プフロップ14は、コンパレータ11,12の出力電圧
VK,VJのレベル変化点を検出する手段として機能
し、その反転出力XQが2値化出力Voutとして導出
されるようになっている。
【0016】ここで、コンパレータ11では、(+)側
入力端子と(−)側入力端子とに同電位の信号が入力さ
れたときにその出力VKがLoレベルとなり、コンパレ
ータ12では、(+)側入力端子と(−)側入力端子と
に同電位の信号が入力されたときにその出力VJがHi
レベルとなるヒステリシス特性を持つように、コンパレ
ータ11の(+)側入力端子にオフセット電圧OV1が
与えられ、コンパレータ12の(−)入力端子にオフセ
ット電圧OV2が与えられることで、重み付けがなされ
ている。このオフセット電圧OV1,OV2は、従来の
2値化回路(図12参照)での反転しきい値(ダイオー
ドD1,D2のターンオン電圧)に相当するものであ
り、本実施例では可変となっている。
【0017】コンパレータ11,12に対する重み付け
は、2値化の際のノイズマージンとして作用する。すな
わち、コンパレータ11においては、入力信号V1が入
力信号V2よりもオフセット電圧OV1分だけ上がった
ときにのみ出力電圧VKがHiレベルとなり、コンパレ
ータ12においては、入力信号V1が入力信号V2より
もオフセット電圧OF2分だけ下がったときにのみ出力
電圧VJがLoレベルとなるように、重み(オフセット
電圧OV1,OV2)を設定しておけば、そのオフセッ
ト電圧OV1,OV2以内の変化(ノイズによる微少変
動)でコンパレータ11,12は反応せず、各出力状態
を維持できることになる。
【0018】次に、上記構成の2値化回路における信号
処理動作について、図2の信号波形図を参照しつつ説明
する。なお、図2には、入力信号V1,V2、コンパレ
ータ11,12の各出力電圧VK,VJ及び2値化出力
Voutの各信号波形が示されており、入力信号V2は
入力信号V1に対して2クロック分だけ時間的に遅れた
信号波形となっている。
【0019】時間差を持った2つの入力信号V1,V2
がコンパレータ11,12に入力されると、先ずコンパ
レータ12では、(−)側入力端子にオフセット電圧O
V2が与えられていることから、入力信号V1の信号レ
ベルが入力信号V2の信号レベルに対してオフセット電
圧OV2を越えて降下したときにのみその出力電圧VJ
がLoレベルとなり、同レベルもしくはそれ以上のとき
はHiレベルとなる。この出力電圧VJは、インバータ
13で反転されてJKフリップフロップ回路14のJ端
子に入力される。一方、コンパレータ11では、(+)
側入力端子にオフセット電圧OV1が与えられているこ
とから、入力信号V1の信号レベルが入力信号V2の信
号レベルに対してオフセット電圧OV1を越えて上昇し
たときのみにその出力電圧VKがHiレベルとなり、同
レベルもしくはそれ以下のときはLoレベルとなる。こ
の出力電圧VKは、JKフリップフロップ回路14のJ
端子に入力される。
【0020】そして、JKフリップフロップ回路14の
反転出力XQは、コンパレータ12の出力電圧VJがH
iレベル、即ちJ入力がLoレベルの状態において、コ
ンパレータ11の出力電圧VKがHiレベルに立ち上が
った時点でHiレベルに遷移し、さらにコンパレータ1
2の出力電圧VJがLoレベルに立ち下がり、J入力が
Hiレベルに立ち上がった時点でLoレベルに遷移する
信号波形となる。その結果、このJKフリップフロップ
回路14の反転出力XQである2値化出力Voutは、
図2の入力信号V1の波形と入力信号V2の波形との対
比から明らかなように、入力信号V1が2値化された信
号波形となる。
【0021】図3に、コンパレータ11の具体的な回路
構成の一例を示す。図4は、その等価回路図である。図
3において、ドレインが共通接続されたMOSトランジ
スタQ1,Q2が設けられ、そのドレイン共通接続点と
グランドとの間にはクロック発生器31が接続されてい
る。MOSトランジスタQ1のソースには、MOSトラ
ンジスタQ3のドレイン及びMOSトランジスタQ4の
ゲートがそれぞれ接続されている。MOSトランジスタ
Q2のソースには、MOSトランジスタQ4のドレイン
及びMOSトランジスタQ3のゲートがそれぞれ接続さ
れている。MOSトランジスタQ3,Q4の各ソースは
グランドに接続されている。
【0022】以上により、クロック発生器31から与え
られるクロックCKによって動作するクロックドコンパ
レータが構成されている。このクロックドコンパレータ
において、MOSトランジスタQ1のゲートが(+)入
力端子32に、MOSトランジスタQ2のゲートが
(−)入力端子33にそれぞれ接続されている。また、
MOSトランジスタQ1のソース、MOSトランジスタ
Q3のドレイン及びMOSトランジスタQ4のゲートの
共通接続点が正相出力Qの出力端子34に、MOSトラ
ンジスタQ2のソース、MOSトランジスタQ4のドレ
イン及びMOSトランジスタQ3のゲートの共通接続点
が逆相出力XQの出力端子35にそれぞれ接続されてい
る。
【0023】また、正相出力Q側の出力端子34とグラ
ンドとの間には、スイッチS1を介してコンデンサC1
が、さらにスイッチS2を介してコンデンサC2がそれ
ぞれ接続されている。コンデンサC1,C2としては、
例えば同一の容量値のものが用いられる。コンデンサC
1,C2が正相出力Q側の出力端子34に選択的に接続
されると、これらコンデンサC1,C2に蓄えられた電
荷によってMOSトランジスタQ1のしきい値電圧が高
くなるため、入力信号V1を入力とするMOSトランジ
スタQ1と入力信号V2を入力とするMOSトランジス
タQ2の各しきい値電圧がアンバランスになる。このし
きい値電圧の差分が、先述したコンパレータ11に与え
られるオフセット電圧OV1となる。
【0024】すなわち、スイッチS1,S2及びコンデ
ンサC1,C2は、MOSトランジスタQ1,Q2の各
しきい値電圧をアンバランスにすることにより、図4の
等価回路において、(+)側の入力に対してオフセット
電圧OV1を与え、かつその電圧値がスイッチS1,S
2によって可変な可変オフセット電源36を構成してい
る。このように、コンパレータ11の出力Q,XQの少
なくとも一方に容量を付加することにより、コンパレー
タ11のアンバランスな特性を実現し、又その付加する
容量値をスイッチS1,S2によって切り替えることに
より、特性のアンバランスさの程度を切り替えるように
なっている。スイッチS1,S2は、MOSトランジス
タを用いて実現可能である。
【0025】以上がコンパレータ11についての具体的
な回路構成であるが、コンパレータ12についても、基
本的には、同じ構成となっている。違うのは、可変オフ
セット電源36を構成するスイッチS1,S2及びコン
デンサC1,C2が、コンパレータ11の場合には正相
出力Q側の出力端子34に接続されているのに対し、コ
ンパレータ12の場合には逆相出力XQ側の出力端子3
5に接続される点だけである。ここで、可変オフセット
電源36の作用について、図5の入出力特性を参照しつ
つ説明する。なお、この入出力特性は、図3の回路にお
いて、入力信号V2の電圧を固定とした場合における入
力信号V1の入出力特性を仮想的に表したものである。
【0026】図5の入出力特性において、実線がスイッ
チS1,S2が共にオフの場合、即ち正相出力Q側の出
力端子34に対してコンデンサC1,C2が共に接続さ
れない場合の特性であり、入力信号V2の電圧を境にQ
出力電圧がHi/Loに切り替わる。また、破線はスイ
ッチS1がオン、スイッチS2がオフの場合、即ち出力
端子34に対してコンデンサC1のみが接続された場合
の特性であり、一点鎖線はスイッチS1,S2が共にオ
ンの場合、即ち出力端子34に対してコンデンサC1,
C2が共に接続された場合の特性である。
【0027】図6は、実動作状態での一例の出力波形図
である。この出力波形において、下の3つの波形(b)
〜(d)は、図5におけるスイッチS1,S2のオン/
オフの3つの態様、即ちS1,S2オフ(実線)、S1
オン、S2オフ(破線)、S1,S2オン(一点鎖線)
にそれぞれ対応する波形である。なお、図6の出力波形
図において、横軸が時間軸であり、縦軸が電圧軸であ
る。以上の説明から明らかなように、可変オフセット電
源36によってコンパレータ11(12)に与えるオフ
セット電圧を変えることにより、コンパレータ11(1
2)、ひいては2値化回路の感度を切り替えることがで
きるのである。
【0028】なお、本例では、容量値が同じ2つのコン
デンサC1,C2を用いてスイッチS1,S2によって
感度を3段階に変える構成としたが、コンデンサC1,
C2として異なる容量値のものを用いることで、感度を
4段階に切り替えることも可能であり、またスイッチ及
びコンデンサの数を増やすことでさらに多段階に感度を
切り替えるように構成することも可能である。
【0029】図7及び図8は、コンパレータ11(1
2)の他の例を示す回路図であり、図中、図3と同等部
分には同一符号を付して示してある。先ず、図7に示す
コンパレータ11の回路例の場合には、MOSトランジ
スタQ2のソースとMOSトランジスタQ4のドレイン
との間に、スイッチS1を介して抵抗R1が、さらにス
イッチS2を介して抵抗R2がそれぞれ接続された構成
となっている。この回路例においても、スイッチS1,
S2によって抵抗R1,R2又はその両方がMOSトラ
ンジスタQ2のソース側に選択的に挿入接続されること
で、その挿入抵抗での電圧降下によって結果的に、入力
信号V1を入力とするMOSトランジスタQ1と入力信
号V2を入力とするMOSトランジスタQ2の各しきい
値がアンバランスになる。
【0030】これにより、図3の回路例の場合と同様
に、(+)側の入力に対してオフセット電圧OV1を与
えることができ、しかもスイッチS1,S2によってそ
のオフセット電圧OV1を段階的に切り替えることがで
きることになる。なお、図示しないが、コンパレータ1
2の場合は、MOSトランジスタQ1のソースとMOS
トランジスタQ3のドレインとの間に、スイッチS1,
S2と抵抗R1,R2とを挿入接続することにより、コ
ンパレータ11の場合と同様の動作原理により、(−)
側の入力に対してオフセット電圧OV2を与えることが
でき、しかもスイッチS1,S2によってそのオフセッ
ト電圧OV2を段階的に切り替えることができることに
なる。
【0031】次に、図8に示すコンパレータ11の回路
例の場合には、MOSトランジスタQ2のドレインとク
ロック発生器31との間に、スイッチS1を介して抵抗
R1が、さらにスイッチS2を介して抵抗R2がそれぞ
れ接続された構成となっている。この回路例において
も、スイッチS1,S2によって抵抗R1,R2又はそ
の両方がMOSトランジスタQ2のドレイン側に選択的
に挿入接続され、その挿入抵抗で電圧降下が生ずること
により、結果的に、入力信号V1を入力とするMOSト
ランジスタQ1と入力信号V2を入力とするMOSトラ
ンジスタQ2の各しきい値がアンバランスになる。
【0032】これにより、図3の回路例の場合と同様
に、(+)側の入力に対してオフセット電圧OV1を与
えることができ、しかもスイッチS1,S2によってそ
のオフセット電圧OV1を段階的に切り替えることがで
きることになる。なお、図示しないが、コンパレータ1
2の場合は、MOSトランジスタQ1のドレイン側に抵
抗R1,R2又はその両方を挿入接続することで、コン
パレータ11の場合と同様の動作原理により、(−)側
の入力に対してオフセット電圧OV2を与えることがで
き、しかもスイッチS1,S2によってそのオフセット
電圧OV2を段階的に切り替えることができることにな
る。
【0033】図9は、本発明に係る2値化回路を有する
CCD固体撮像装置の一例を示す構成図であり、イメー
ジセンサとしてCCDリニアセンサを用いた場合を示
す。図9において、CCDリニアセンサ51は、入射光
をその光量に応じた電荷量の信号電荷に変換して蓄積す
る受光部(画素)52が一列に多数(例えば、2000
画素分)配列されてなるセンサ列53と、読出しパルス
φROGが印加されることによってセンサ列53の各受
光部52に蓄積されている信号電荷を読み出す読出しゲ
ート54と、この読出しゲート54によってセンサ列5
3から読み出された信号電荷を一方向(本例では、図の
右方向)に転送するCCDからなる電荷転送レジスタ5
5とを有する構成となっている。
【0034】電荷転送レジスタ55は、センサ列53か
ら読み出された信号電荷をそのまま画素単位で転送する
共通転送部56と、電荷転送レジスタ55の出力側にお
いて例えば2本に分岐されて同一画素の信号電荷を2系
統に振り分けて転送する2つの出力側転送部57,58
とからなり、例えば転送クロックφH1,φH2によっ
て2相駆動される構成となっている。2つの出力側転送
部57,58は各々の転送段数が異なる構成となってお
り、転送クロックφH1,φH2が印加されることによ
って互いに同期して同一画素の信号電荷を転送する。本
例の場合には、出力側転送部58の転送段数が、出力側
転送部57のそれよりも例えば2段分(2ビット分)だ
け多くなるように設定されている。
【0035】これにより、出力側転送部57,58にて
転送された同一画素の信号電荷は、最終段で互いに2ビ
ット相当の時間差を持つことになる。出力側転送部5
7,58の各最終段には、転送されてきた信号電荷を検
出して電圧に変換する電荷電圧変換部59,60が設け
られている。この電荷電圧変換部59,60として、本
例では、フローティング・ディフュージョン構成のもの
を用いているが、これに限定されるものではなく、フロ
ーティング・ゲートや増幅検出等の構成のものであって
も良く、要は、信号電荷を検出して電圧に変換できる構
成のものであれば良い。
【0036】電荷電圧変換部59,60の各出力電圧
は、バッファ61,62を経て第1,第2の撮像信号V
1,V2として導出される。ここで、第2の撮像信号V
2は、出力側転送部58の転送段数が出力側転送部57
のそれよりも2段分(2ビット分)だけ多く設定されて
いることから、第1の撮像信号V1に対して2ビット分
だけ、即ち2転送クロック分相当の時間だけ遅延された
信号となる。この互いに時間差を持った第1,第2の撮
像信号V1,V2は、2値化回路10に入力信号V1,
V2として供給される。
【0037】2値化回路10は、図1において説明した
構成を採っている。なお、本例の如くCCDリニアセン
サ51の撮像信号を2値化するのに適用される2値化回
路10において、2つのコンパレータ11,12は、各
画素信号の信号区間にのみ働き、リセット期間は反応し
ないように構成されるものとする。このように、本発明
に係る2値化回路10をCCDリニアセンサ51の撮像
信号の2値化に適用することにより、2値化回路10の
コンパレータ11,12は先述した如くMOSトランジ
スタを主体に構成され、さらにJKフリップフロップ1
4に関しても例えばCMOSトランジスタを主体として
構成することが可能であることから、CCDリニアセン
サ51におけるセンサ列53、読出しゲート54及び電
荷転送レジスタ55と共に、同一基板上に形成(オンチ
ップ)することができる。
【0038】また、2値化回路10ではコンパレータ1
1,12に与えるオフセット電圧OV1,OV2が可変
であり、2値化の感度が調整可能であることから、この
2値化回路10を撮像信号の2値化回路として用いた本
発明に係るCCD固体撮像装置においては、その撮像感
度を任意に設定可能となる。これにより、被写体からの
入射光の状態に応じて最適な撮像感度を設定することで
良好な撮像信号を2値化(デジタル化)情報として得る
ことができる。かかる構成の本発明に係るCCD固体撮
像装置を、例えば、商品等に付されたバーコード情報を
読み取って2値化情報として出力するバーコード読取り
装置に適用し、コンパレータ11,12のオフセット電
圧OV1,OV2を変えることによって最適な撮像感度
を設定することにより、バーコードを良好に読み取るこ
とができる。
【0039】すなわち、かすれ等によるバーコードの表
面状態によってバーコードの白黒の境界をCCDリニア
センサ51で明確に読み取れないときは、当該センサか
らの画像信号は複数画素跨がって緩やかに白から黒、
あるいは黒から白へ変化する波形となる。このような緩
やかな波形入力であっても、本発明に係る2値化回路1
0において、コンパレータ11,12のオフセット電圧
OV1,OV2を変えることによって2値化の感度を変
えることができるので、バーコードの表面状態に関係な
くバーコードを良好に読み取ることができる。
【0040】図10に、本発明に係るCCD固体撮像装
置を用いたバーコード読取り装置の一例を示す概略構成
図である。図10において、媒体71に付されたバーコ
ード(図示せず)は、光源72によって照射され、その
反射光がレンズ等の光学系73を介してCCDリニアセ
ンサ51に入射することによって読み取られる。CCD
リニアセンサ51としては、例えば、図9に示した構成
のものが用いられる。すなわち、センサ部(センサ列5
3)の同一の受光部(画素)52に蓄えられた信号電荷
を、少なくとも2系統の信号電荷として各系統間で異な
る転送段数にて転送することによって同一画素の信号電
荷間に時間差を持たせ、その少なくとも2系統の信号電
荷を電圧に変換して出力する構成のものである。このイ
メージセンサ51は、センサ駆動回路74によって駆動
制御される。
【0041】このCCDリニアセンサ51の少なくとも
2系統の出力電圧は、2値化回路10に供給されて2値
化される。この2値化回路10としては、本発明に係る
構成のものが用いられる。すなわち、CCDリニアセン
サ51からの各出力電圧のレベル比較を行う比較部(コ
ンパレータ11,12及びインバータ13)と、各比較
出力VK,VJのレベル変化点を検出して2値化信号を
生成する検出部(JKフリップフロップ14)とからな
る構成のものである。この2値化信号は、デコーダ75
でデコードされて最終的な読取り情報として出力され
る。なお、2値化回路10でのコンパレータ11,12
のオフセット電圧OV1,OV2については、最適な感
度となるように手動で設定しても良く、又オフセット電
圧設定回路76を設けて自動的に設定することも可能で
ある。
【0042】ここで、自動的に設定する場合の設定の仕
方について説明する。その一例としては、バーコード読
取り装置内にモニターセンサを内蔵し、そのモニターセ
ンサによって被写体からの反射光の強度をモニターし、
その光強度に応じてオフセット電圧設定回路76によっ
てオフセット電圧OV1,OV2を切り替える方法が考
えられる。また、他の方法としては、バーコードには規
格上その端部にダミーのバー(白又は黒)が設けられて
いることから、2値化回路のオフセット電圧OV1,O
V2によって設定される異なる感度にて複数回読取り動
作を行い、本来のバーコードに先立って読み取られるダ
ミーのバー情報に基づいて最適な感度を選択し、その感
度に対応するオフセット電圧OV1,OV2を最終的に
オフセット電圧設定回路76によって設定する方法が考
えられる。
【0043】このように、感度が多段階に切り替え可能
なバーコード読取り装置において、各々の感度にてバー
コードの読取りを行い、その読取り結果に基づいて最適
な感度を自動的に設定する構成とすることにより、バー
コードの表面状態(かすれなど)に関係なく、バーコー
ドを正確に読み取ることができることになる。
【0044】なお、上記実施例では、CCDリニアセン
サの撮像信号の2値化に適用した場合について説明した
が、本発明の特徴とするところは2値化回路についての
ものであるため、CCDリニアセンサの撮像信号に限ら
ず、CCDエリアセンサの撮像信号やCCD遅延素子の
出力信号の2値化、さらにはCCDに限らず電荷転送素
子の出力信号の2値化にも適用し得るものである。
【0045】また、電荷転送素子の出力信号の2値化に
限らず、通常の信号処理において、シリーズに供給され
る入力信号を2値化する場合にも適用可能である。具体
的には、図11に示すように、入力端子81からの入力
信号Vinに対して所定の時間だけ遅延を与える遅延回
路82を設け、入力信号Vinを一方の入力信号V1と
してコンパレータ11,12の(+)側入力端子に供給
し、遅延回路82の出力信号を他方の入力信号V2とし
てコンパレータ11,12の(−)側入力端子に供給す
る。
【0046】コンパレータ11の(+)入力にはオフセ
ット電圧OV1が与えられ、コンパレータ12の(−)
入力にはオフセット電圧OV2が与えられる。また、こ
のオフセット電圧OV1,OV2は可変である。そし
て、コンパレータ11の出力電圧VKをJKフリップフ
ロップ14のK入力とし、コンパレータ12の出力電圧
VJをインバータ13で反転させてJKフリップフロッ
プ14のJ入力とし、JKフリップフロップ14の反転
出力XQを2値化出力Voutとして導出する構成とす
る。
【0047】このように、本発明に係る2値化回路を通
常の信号処理に適用し、オフセット電圧OV1,OV2
を変えることによって2値化の感度を最適に設定するこ
とにより、入力信号Vinを高精度に2値化(デジタル
化)することができるので、例えば、円盤状記録媒体と
しての光ディスクからピット情報を読み取る再生系の復
調回路に組み込まれる2値化回路に適用させた場合、ピ
ット情報を高精度に2値化することができ、光ディスク
の再生特性を向上させることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに時間差を持つ少なくとも2つの信号を入力として
レベル比較を行う比較手段を備えた2値化回路におい
て、2つの信号の一方に対してオフセット電圧を与える
とともに、そのオフセット電圧を可変としたことによ
り、オフセット電圧を変えることによって2値化の感度
を変えることができるので、波形変化が緩やかな入力信
号に対しても確実に2値化できることになる。
【0049】また、本発明による2値化回路は、MOS
トランジスタを用いて構成できることから、例えば固体
撮像装置に用いた場合にセンサと同一基板へのオンチッ
プ化が実現でき、しかもダイオードを用いなくてもオフ
セット電圧を与えていることでノイズに対しても十分に
強い回路構成であるため、センサの動作電源電圧の低電
圧化に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の各部の信号波形図である。
【図3】コンパレータの一例を示す回路図である。
【図4】図3の等価回路図である。
【図5】コンパレータの仮想的な入出力特性図である。
【図6】実動作状態での出力波形図である。
【図7】コンパレータの他の例を示す回路図である。
【図8】コンパレータの更に他の例を示す回路図であ
る。
【図9】本発明に係る2値化回路を有する固体撮像装置
の一例を示す構成図である。
【図10】バーコード読取り装置の一例を示す概略構成
図である。
【図11】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】従来例を示す構成図である。
【図13】従来例に係るヒステリシス特性図である。
【図14】従来の2値化回路の具体例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
11,12 コンパレータ 13 インバータ 14 JKフリップフロップ 31 クロック発生器 36 可変オフセット電源 51 CCDリニアセンサ 53 センサ列 55 電荷転送レジスタ 59,60 電荷電圧変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/00 G06K 7/10 H04N 1/403

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに時間差を持つ少なくとも2つの信
    号を入力として第1のコンパレータの正側入力端子及び
    第2のコンパレータの負側入力端子にそれぞれ供給する
    と共に、前記2つの信号を前記第2のコンパレータの正
    側入力端子と前記第1のコンパレータの負側入力端子に
    同一極性のオフセット電圧を与えつつそれぞれ供給し、
    前記第2のコンパレータの出力をインバータを介してフ
    リップフロップの第1の入力端子に供給すると共に前記
    第1のコンパレータの出力をフリップフロップの第2の
    入力端子に供給することにより前記2つの信号のレベル
    比較を行う比較手段を備え、 前記比較手段の出力信号のレベル変化点を検出して2値
    化信号を生成すると共に、前記オフセット電圧可変
    るようにしたことを特徴とする2値化回路。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2のコンパレータは、その
    負荷容量又は抵抗配線を変えることによってオフセット
    電圧が可変であることを特徴とする請求項記載の2値
    化回路。
  3. 【請求項3】 入射光をその光量に応じた電荷量の信号
    電荷に変換して蓄積する受光部が多数配列されてなるセ
    ンサ部と、 前記センサ部の同一受光部に蓄えられた信号電荷を少な
    くとも2系統の信号電荷として各系統間で異なる転送段
    数にて転送する電荷転送部と、 前記電荷転送部によって転送された少なくとも2系統の
    信号電荷を各々検出して電圧に変換する少なくとも2つ
    の電荷電圧変換部と、 前記少なくとも2つの電荷電圧変換部の各出力を入力と
    して2値化を行う請求項1記載の2値化回路とを有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の固体撮像装置と、 バーコードが付された被写体に光を照射する光源と、 前記光源からの照射光に基づく前記被写体からの反射光
    を前記固体撮像装置に導く光学系と、 前記固体撮像装置から出力される2値化信号をデコード
    するデコーダとを備えたことを特徴とするバーコード読
    取り装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2種類の感度を有し、各々の
    感度にてバーコードの読取りを行い、その読取り結果に
    基づいて最適な感度を設定するようにしたことを特徴と
    する請求項4記載のバーコード読取り装置。
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