JP3102252B2 - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置Info
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- JP3102252B2 JP3102252B2 JP06037577A JP3757794A JP3102252B2 JP 3102252 B2 JP3102252 B2 JP 3102252B2 JP 06037577 A JP06037577 A JP 06037577A JP 3757794 A JP3757794 A JP 3757794A JP 3102252 B2 JP3102252 B2 JP 3102252B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサ等に用
いられる画像読取り装置に係り、詳細には、イメージセ
ンサの駆動回路において２値の読み出し信号のしきい値
電圧を自動発生可能な画像読取り装置に関する。
いられる画像読取り装置に係り、詳細には、イメージセ
ンサの駆動回路において２値の読み出し信号のしきい値
電圧を自動発生可能な画像読取り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】イメージセンサは、高速性、信頼性、経
済性に優れ、光電変換材料と走査回路構成の組み合わせ
により各種方式が開発されている。このうち、ファクシ
ミリやその他の光学機器の固体撮像デバイスとして密着
型イメージセンサが実用化されている。
済性に優れ、光電変換材料と走査回路構成の組み合わせ
により各種方式が開発されている。このうち、ファクシ
ミリやその他の光学機器の固体撮像デバイスとして密着
型イメージセンサが実用化されている。
【０００３】図２は従来の一次元密着型センサとその駆
動回路を示す図である。
動回路を示す図である。
【０００４】図２において、密着型センサの駆動回路
は、密着センサアレイ１、バッファアンプ２、アナログ
スイッチ３、シフトレジスタ４から構成される。
は、密着センサアレイ１、バッファアンプ２、アナログ
スイッチ３、シフトレジスタ４から構成される。
【０００５】密着センサアレイ１は、複数のフォトダイ
オード１Ａ〜１Ｎを並べたフォトダイオードアレイから
なり、像を検出する受光部を構成する。また、フォトダ
イオード１Ａ〜１Ｎには電源電圧ＶBBが供給される。
オード１Ａ〜１Ｎを並べたフォトダイオードアレイから
なり、像を検出する受光部を構成する。また、フォトダ
イオード１Ａ〜１Ｎには電源電圧ＶBBが供給される。
【０００６】バッファアンプ２は、フォトダイオード１
Ａ〜１Ｎで検出された一次元の像を増幅してアナログス
イッチ３を介してセンサ出力５として出力する。
Ａ〜１Ｎで検出された一次元の像を増幅してアナログス
イッチ３を介してセンサ出力５として出力する。
【０００７】アナログスイッチ３は、シフトレジスタ４
からの出力に従ってオン／オフし、フォトダイオード１
Ａ〜１Ｎで検出された一次元の像を順次直列に出力する
ように切り換える。
からの出力に従ってオン／オフし、フォトダイオード１
Ａ〜１Ｎで検出された一次元の像を順次直列に出力する
ように切り換える。
【０００８】シフトレジスタ４は、アナログスイッチ３
を順次オンさせる信号を発生し、アナログスイッチ３を
順次オンしてフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された
一次元の像を直列に出力させる。
を順次オンさせる信号を発生し、アナログスイッチ３を
順次オンしてフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された
一次元の像を直列に出力させる。
【０００９】上記構成において、密着型センサの駆動回
路は、一次元の像をフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出
し、その出力をアナログスイッチ３を介してセンサ出力
５として直列に出力する。
路は、一次元の像をフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出
し、その出力をアナログスイッチ３を介してセンサ出力
５として直列に出力する。
【００１０】なお、この方式で二次元の画素を検出する
には、密着センサアレイ１と垂直方向に像を移動させる
ことによって行なう。
には、密着センサアレイ１と垂直方向に像を移動させる
ことによって行なう。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の密着型センサの駆動回路にあっては、しきい
値が一定のフォトダイオードによって像を受光していた
ため、読取り装置自体に所定の発光手段を持っているも
のでないと光量の変動に対応しきれないという問題があ
った。
うな従来の密着型センサの駆動回路にあっては、しきい
値が一定のフォトダイオードによって像を受光していた
ため、読取り装置自体に所定の発光手段を持っているも
のでないと光量の変動に対応しきれないという問題があ
った。
【００１２】すなわち、ＬＥＤ等の発光素子を用いて常
に光量を一定に保つようにしてセンサアレイの２値の出
力電圧レベルに十分なマージンを確保できればよいもの
の、光量が一定しない外部光（例えば、太陽光や蛍光
灯）を用いた場合には、上記マージンが小さくなり誤っ
た出力となってしまうという問題点があった。
に光量を一定に保つようにしてセンサアレイの２値の出
力電圧レベルに十分なマージンを確保できればよいもの
の、光量が一定しない外部光（例えば、太陽光や蛍光
灯）を用いた場合には、上記マージンが小さくなり誤っ
た出力となってしまうという問題点があった。
【００１３】そこで本発明は、複雑な信号処理を行なう
なく、マージンの小さくなった２値の出力電圧を正しく
読み出すことができる画像読取り装置を提供することを
目的としている。
なく、マージンの小さくなった２値の出力電圧を正しく
読み出すことができる画像読取り装置を提供することを
目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
上記目的達成のため、読み取り原稿に密着して該読み取
り原稿からの光を検出する光検出手段と、出力手段によ
り出力された少なくも２つの画素データの値が一致して
いることを判別する判別手段と、前記判別手段の出力に
より所定数以上の画素データの値が一致していることが
判別されると、基準電圧の電圧レベルを変える基準電圧
発生手段と、前記基準電圧発生手段により発生した基準
電圧に基づいて前記光検出手段により検出された光検出
信号を２値化して画素データとして出力する出力手段と
を備えている。
上記目的達成のため、読み取り原稿に密着して該読み取
り原稿からの光を検出する光検出手段と、出力手段によ
り出力された少なくも２つの画素データの値が一致して
いることを判別する判別手段と、前記判別手段の出力に
より所定数以上の画素データの値が一致していることが
判別されると、基準電圧の電圧レベルを変える基準電圧
発生手段と、前記基準電圧発生手段により発生した基準
電圧に基づいて前記光検出手段により検出された光検出
信号を２値化して画素データとして出力する出力手段と
を備えている。
【００１５】前記光検出手段は、例えば請求項２に記載
されているように、複数のフォトセルを並べたセンサア
レイから構成されるものであってもよい。
されているように、複数のフォトセルを並べたセンサア
レイから構成されるものであってもよい。
【００１６】前記判別手段は、例えば請求項３に記載さ
れているように、第１のフォトセルから読み込んだ画素
データの値を、該第１のフォトセル以外のフォトセルか
ら読み込んだ画素データの値と順次比較し、これら画素
データの値が一致していることを判別するようにしても
よい。
れているように、第１のフォトセルから読み込んだ画素
データの値を、該第１のフォトセル以外のフォトセルか
ら読み込んだ画素データの値と順次比較し、これら画素
データの値が一致していることを判別するようにしても
よい。
【００１７】前記基準電圧発生手段は、例えば請求項４
に記載されているように、前記判別手段の出力により所
定数以上の画素データの値が一致していることが判別さ
れると、基準電圧の電圧レベルを変えて供給し、所定数
以上の画素データの値が一致していないときは現時点の
電圧レベルの基準電圧を供給するようにしてもよい。
に記載されているように、前記判別手段の出力により所
定数以上の画素データの値が一致していることが判別さ
れると、基準電圧の電圧レベルを変えて供給し、所定数
以上の画素データの値が一致していないときは現時点の
電圧レベルの基準電圧を供給するようにしてもよい。
【００１８】前記出力手段は、例えば請求項５に記載さ
れているように、前記光検出手段により検出された光検
出信号と前記基準電圧発生手段により発生した基準電圧
とを比較して２値化するコンパレータから構成されるも
のであってもよい。
れているように、前記光検出手段により検出された光検
出信号と前記基準電圧発生手段により発生した基準電圧
とを比較して２値化するコンパレータから構成されるも
のであってもよい。
【００１９】
【作用】請求項１、２、３、４及び５の発明では、光検
出手段により検出された読み取り原稿からの光検出信号
は、出力手段に入力され、出力手段は供給された基準電
圧に基づいて検出された光検出信号を２値化して画素デ
ータとして出力する。
出手段により検出された読み取り原稿からの光検出信号
は、出力手段に入力され、出力手段は供給された基準電
圧に基づいて検出された光検出信号を２値化して画素デ
ータとして出力する。
【００２０】また、このとき出力手段から出力された画
素データは、判別手段に入力され、出力手段によって、
出力された画素データの少なくも２つの画素データの値
が一致しているか否かが判別される。この場合、第１の
フォトセルから読み込んだ画素データの値を、第１のフ
ォトセル以外のフォトセルから読み込んだ画素データの
値と順次比較して、画素データの値の一致を判別しても
よい。
素データは、判別手段に入力され、出力手段によって、
出力された画素データの少なくも２つの画素データの値
が一致しているか否かが判別される。この場合、第１の
フォトセルから読み込んだ画素データの値を、第１のフ
ォトセル以外のフォトセルから読み込んだ画素データの
値と順次比較して、画素データの値の一致を判別しても
よい。
【００２１】そして、判別手段の出力により所定数以上
の画素データの値が一致していることが判別されると、
基準電圧発生手段によって基準電圧の電圧レベルが変え
て出力手段に供給され、画素データの値が一致していな
いときは現時点の電圧レベルの基準電圧が出力手段に供
給される。
の画素データの値が一致していることが判別されると、
基準電圧発生手段によって基準電圧の電圧レベルが変え
て出力手段に供給され、画素データの値が一致していな
いときは現時点の電圧レベルの基準電圧が出力手段に供
給される。
【００２２】出力手段では、基準電圧発生手段から供給
された基準電圧に基づいて光検出手段により検出された
光検出信号が２値化され画素データとして出力される。
された基準電圧に基づいて光検出手段により検出された
光検出信号が２値化され画素データとして出力される。
【００２３】したがって、センサ出力の読み出しのしき
い値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信号処理
を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデータを読
み出すことができるようになる。
い値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信号処理
を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデータを読
み出すことができるようになる。
【００２４】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【００２５】図１は、本発明に係る画像読取り装置の一
実施例を示す図であり、本実施例は、フォトダイオード
アレイを用いたイメージセンサを有する画像読取り装置
に適用した例である。
実施例を示す図であり、本実施例は、フォトダイオード
アレイを用いたイメージセンサを有する画像読取り装置
に適用した例である。
【００２６】図１は、本発明の画像読取り装置を適用し
た密着型センサの駆動回路の回路図であり、図２に示し
た密着型センサの駆動回路と同一構成部には同一符号を
付している。
た密着型センサの駆動回路の回路図であり、図２に示し
た密着型センサの駆動回路と同一構成部には同一符号を
付している。
【００２７】図１において、密着型センサの駆動回路
は、密着センサアレイ１、コンパレータ１１、アナログ
スイッチ３，１２、シフトレジスタ４、フリップフロッ
プ１（ＦＦ１）１３、フリップフロップ２（ＦＦ２）１
４、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５、ＡＮＤゲート１６、カウ
ントアップ回路１７、基準電圧発生回路１８から構成さ
れる。
は、密着センサアレイ１、コンパレータ１１、アナログ
スイッチ３，１２、シフトレジスタ４、フリップフロッ
プ１（ＦＦ１）１３、フリップフロップ２（ＦＦ２）１
４、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５、ＡＮＤゲート１６、カウ
ントアップ回路１７、基準電圧発生回路１８から構成さ
れる。
【００２８】密着センサアレイ１は、複数のフォトダイ
オード１Ａ〜１Ｎ（フォトセル）を並べたフォトダイオ
ードアレイからなり、像を検出する受光部を構成する。
また、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎには電源電圧ＶBBが
供給される。
オード１Ａ〜１Ｎ（フォトセル）を並べたフォトダイオ
ードアレイからなり、像を検出する受光部を構成する。
また、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎには電源電圧ＶBBが
供給される。
【００２９】コンパレータ１１は、フォトダイオード１
Ａ〜１Ｎからの出力を入力する反転入力端子と、基準電
圧発生回路１８からの基準電圧を入力する非反転入力端
子を備え、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎからの出力を基
準電圧と比較して２値に分けて出力するものである。ま
た、コンパレータ１１は、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎ
で検出された一次元の像を増幅してアナログスイッチ３
を介してセンサ出力５として出力する。
Ａ〜１Ｎからの出力を入力する反転入力端子と、基準電
圧発生回路１８からの基準電圧を入力する非反転入力端
子を備え、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎからの出力を基
準電圧と比較して２値に分けて出力するものである。ま
た、コンパレータ１１は、フォトダイオード１Ａ〜１Ｎ
で検出された一次元の像を増幅してアナログスイッチ３
を介してセンサ出力５として出力する。
【００３０】アナログスイッチ３は、シフトレジスタ４
からの出力に従ってオンし、フォトダイオード１Ａ〜１
Ｎで検出された一次元の像を順次直列に出力するように
切り換える。
からの出力に従ってオンし、フォトダイオード１Ａ〜１
Ｎで検出された一次元の像を順次直列に出力するように
切り換える。
【００３１】シフトレジスタ４は、アナログスイッチ３
を順次オンさせる信号を発生し、アナログスイッチ３を
順次オンしてフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された
一次元の像を直列に出力させる。
を順次オンさせる信号を発生し、アナログスイッチ３を
順次オンしてフォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された
一次元の像を直列に出力させる。
【００３２】アナログスイッチ１２は、オン時にはフォ
トダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された画素データのフリ
ップフロップ１（ＦＦ１）１３への出力状態を切り換え
るスイッチである。
トダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された画素データのフリ
ップフロップ１（ＦＦ１）１３への出力状態を切り換え
るスイッチである。
【００３３】フリップフロップ１（ＦＦ１）１３は、フ
ォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された最初の１画素の
データを一時的にラッチするものである。
ォトダイオード１Ａ〜１Ｎで検出された最初の１画素の
データを一時的にラッチするものである。
【００３４】フリップフロップ２（ＦＦ２）１４は、フ
ォトダイオード１Ｂ〜１Ｎで検出された残りの画素のデ
ータを一時的にラッチするものである。
ォトダイオード１Ｂ〜１Ｎで検出された残りの画素のデ
ータを一時的にラッチするものである。
【００３５】ＥＸ−ＮＯＲゲート１５は、フリップフロ
ップ１（ＦＦ１）１３に記憶された画素データとフリッ
プフロップ２（ＦＦ２）１４に記憶された画素データの
ＥＸ−ＮＯＲ論理をとるものである。
ップ１（ＦＦ１）１３に記憶された画素データとフリッ
プフロップ２（ＦＦ２）１４に記憶された画素データの
ＥＸ−ＮＯＲ論理をとるものである。
【００３６】このＥＸ−ＮＯＲゲート１５は、一致回路
を構成し、最初の１画素のデータと残りの画素のデータ
が一致しているときはＨレベルを出力する。ＡＮＤゲー
ト１６は、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５出力とカウントクロ
ックＣＫとのＡＮＤ論理をとるものであり、ＥＸ−ＮＯ
Ｒゲート１５出力がＨレベルのときのみカウントクロッ
クＣＫをカウントアップ回路１７に出力するものであ
る。
を構成し、最初の１画素のデータと残りの画素のデータ
が一致しているときはＨレベルを出力する。ＡＮＤゲー
ト１６は、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５出力とカウントクロ
ックＣＫとのＡＮＤ論理をとるものであり、ＥＸ−ＮＯ
Ｒゲート１５出力がＨレベルのときのみカウントクロッ
クＣＫをカウントアップ回路１７に出力するものであ
る。
【００３７】カウントアップ回路１７は、ＡＮＤゲート
１６出力を計数し、所定数以上の画素データが一致した
場合にその結果を基準電圧発生回路１８に出力するもの
である。
１６出力を計数し、所定数以上の画素データが一致した
場合にその結果を基準電圧発生回路１８に出力するもの
である。
【００３８】基準電圧発生回路１８は、所定の基準電圧
を発生してコンパレータ１１に出力するとともに、所定
数以上の画素データが一致した場合のみ基準電圧を変え
てコンパレータ１１に出力する。
を発生してコンパレータ１１に出力するとともに、所定
数以上の画素データが一致した場合のみ基準電圧を変え
てコンパレータ１１に出力する。
【００３９】次に、本実施例の動作を説明する。
【００４０】フォトダイオード１Ａ〜１Ｎを並べた密着
センサアレイ１の出力は、コンパレータ１１の反転入力
端子に出力され、コンパレータ１１は、この密着センサ
アレイ１の出力を非反転入力端子に入力された基準電圧
発生回路１８からの基準電圧と比較し、密着センサアレ
イ１の出力が基準電圧より高ければＨレベルの信号を、
また密着センサアレイ１の出力が基準電圧より低ければ
Ｌレベルの信号をそれぞれ出力する。
センサアレイ１の出力は、コンパレータ１１の反転入力
端子に出力され、コンパレータ１１は、この密着センサ
アレイ１の出力を非反転入力端子に入力された基準電圧
発生回路１８からの基準電圧と比較し、密着センサアレ
イ１の出力が基準電圧より高ければＨレベルの信号を、
また密着センサアレイ１の出力が基準電圧より低ければ
Ｌレベルの信号をそれぞれ出力する。
【００４１】コンパレータ１１からの出力は、シフトレ
ジスタ４からの出力に従ってオン／オフされるアナログ
スイッチ３によりセンサ出力５として順次出力される。
ジスタ４からの出力に従ってオン／オフされるアナログ
スイッチ３によりセンサ出力５として順次出力される。
【００４２】ここで、コンパレータ１１の基準電圧の生
成方法について説明する。
成方法について説明する。
【００４３】まず、アナログスイッチ１２をオンするこ
とによってセンサ出力５の最初の１画素のデータをフリ
ップフロップ１（ＦＦ１）１３に取り込んでラッチす
る。
とによってセンサ出力５の最初の１画素のデータをフリ
ップフロップ１（ＦＦ１）１３に取り込んでラッチす
る。
【００４４】次に、アナログスイッチ１２をオフするこ
とによってフリップフロップ１（ＦＦ１）１３最初の１
画素のデータをラッチしておくとともに、フリップフロ
ップ２（ＦＦ２）１４に残りの画素のデータをフリップ
フロップ１（ＦＦ１）１３に次々に取り込む。
とによってフリップフロップ１（ＦＦ１）１３最初の１
画素のデータをラッチしておくとともに、フリップフロ
ップ２（ＦＦ２）１４に残りの画素のデータをフリップ
フロップ１（ＦＦ１）１３に次々に取り込む。
【００４５】フリップフロップ１（ＦＦ１）１３に取り
込まれた最初の１画素のデータ出力とフリップフロップ
２（ＦＦ２）１４に取り込まれた画素のデータは、ＥＸ
−ＮＯＲゲート１５に出力され、ＥＸ−ＮＯＲゲート１
５は、フリップフロップ１（ＦＦ１）１３に記憶された
最初の１画素のデータとフリップフロップ２（ＦＦ２）
１４に記憶された画素データのＥＸ−ＮＯＲ論理をと
る。
込まれた最初の１画素のデータ出力とフリップフロップ
２（ＦＦ２）１４に取り込まれた画素のデータは、ＥＸ
−ＮＯＲゲート１５に出力され、ＥＸ−ＮＯＲゲート１
５は、フリップフロップ１（ＦＦ１）１３に記憶された
最初の１画素のデータとフリップフロップ２（ＦＦ２）
１４に記憶された画素データのＥＸ−ＮＯＲ論理をと
る。
【００４６】このＥＸ−ＮＯＲゲート１５は、一致回路
であるから、もし最初の１画素のデータと残りの画素の
データが同じであればその出力はＨレベルになったまま
である。
であるから、もし最初の１画素のデータと残りの画素の
データが同じであればその出力はＨレベルになったまま
である。
【００４７】すなわち、センサ出力５は、すべて同一出
力値となり、コンパレータ１１に供給される基準電圧を
変える必要がある。ここでは、最初は最も高い電圧レベ
ルとなるよう設定しておき、順次電圧レベルを下げてい
くこととする。
力値となり、コンパレータ１１に供給される基準電圧を
変える必要がある。ここでは、最初は最も高い電圧レベ
ルとなるよう設定しておき、順次電圧レベルを下げてい
くこととする。
【００４８】上記一致回路を構成するＥＸ−ＮＯＲゲー
ト１５の出力はＡＮＤゲート１６に入力され、ＡＮＤゲ
ート１６は、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５の出力とカウント
クロックＣＫのＡＮＤ論理をとりカウントアップ回路１
７に印加する。すなわち、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５の出
力がＨレベルのときにカウントクロックＣＫがカウント
アップ回路１７に印加される。
ト１５の出力はＡＮＤゲート１６に入力され、ＡＮＤゲ
ート１６は、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５の出力とカウント
クロックＣＫのＡＮＤ論理をとりカウントアップ回路１
７に印加する。すなわち、ＥＸ−ＮＯＲゲート１５の出
力がＨレベルのときにカウントクロックＣＫがカウント
アップ回路１７に印加される。
【００４９】カウントアップ回路１７は、ＡＮＤゲート
１６からの出力によりカウントアップし、その出力を基
準電圧発生回路１８に入力する。
１６からの出力によりカウントアップし、その出力を基
準電圧発生回路１８に入力する。
【００５０】基準電圧発生回路１８では、最初の基準電
圧より下げた電圧を発生し、コンパレータ１１に入力す
る。
圧より下げた電圧を発生し、コンパレータ１１に入力す
る。
【００５１】コンパレータ１１は、密着センサアレイ１
の出力と基準電圧発生回路１８からの基準電圧とを比較
し、密着センサアレイ１の出力が基準電圧より高ければ
Ｈレベルの信号を、また密着センサアレイ１の出力が基
準電圧より低ければＬレベルの信号をそれぞれ出力す
る。
の出力と基準電圧発生回路１８からの基準電圧とを比較
し、密着センサアレイ１の出力が基準電圧より高ければ
Ｈレベルの信号を、また密着センサアレイ１の出力が基
準電圧より低ければＬレベルの信号をそれぞれ出力す
る。
【００５２】以上の動作を最初に読み出した画素のデー
タと残りの画素のデータのうち１つでも異なる値になる
まで繰り返し、コンパレータ１１に供給する基準電圧を
求める。この間のセンサ出力５は無効とし、基準電圧が
求まった後有効出力とする。
タと残りの画素のデータのうち１つでも異なる値になる
まで繰り返し、コンパレータ１１に供給する基準電圧を
求める。この間のセンサ出力５は無効とし、基準電圧が
求まった後有効出力とする。
【００５３】上記密着型センサの駆動回路の具体的な動
作についてさらに詳しく説明する。密着センサアレイ１
は、読み取り原稿を検出しており、少なくとも１つのフ
ォトセルは他のフォトセルとは異なる明るさの表示に対
応しているものとする。
作についてさらに詳しく説明する。密着センサアレイ１
は、読み取り原稿を検出しており、少なくとも１つのフ
ォトセルは他のフォトセルとは異なる明るさの表示に対
応しているものとする。
【００５４】先ず、フリップフロップ１（ＦＦ１）１３
に最初の１画素のデータとなるフォトセル１Ａのデータ
白（黒）を取り込む。
に最初の１画素のデータとなるフォトセル１Ａのデータ
白（黒）を取り込む。
【００５５】次いで、フリップフロップ２（ＦＦ２）１
４に残りの画素のデータとなるフォトセル１Ｂ〜１Ｎの
データ白（黒）を取り込む。
４に残りの画素のデータとなるフォトセル１Ｂ〜１Ｎの
データ白（黒）を取り込む。
【００５６】ＥＸ−ＮＯＲゲート１５では、フリップフ
ロップ１（ＦＦ１）１３とフリップフロップ２（ＦＦ
２）１４に取り込まれたフォトセル１Ａのデータとフォ
トセル１Ｂ〜１ＮのデータのＥＸ−ＮＯＲをとり、フォ
トセルＡのデータとフォトセルＢ〜Ｎのデータがすべて
一致したときはデータの白と黒が識別できていないと判
断して、カウントアップ回路１７出力により基準電圧発
生回路１８から出力される基準電圧を下げる。
ロップ１（ＦＦ１）１３とフリップフロップ２（ＦＦ
２）１４に取り込まれたフォトセル１Ａのデータとフォ
トセル１Ｂ〜１ＮのデータのＥＸ−ＮＯＲをとり、フォ
トセルＡのデータとフォトセルＢ〜Ｎのデータがすべて
一致したときはデータの白と黒が識別できていないと判
断して、カウントアップ回路１７出力により基準電圧発
生回路１８から出力される基準電圧を下げる。
【００５７】この動作を繰り返していくとどこかで必ず
白黒が判別できるようになり、このときの基準電圧が固
定される。
白黒が判別できるようになり、このときの基準電圧が固
定される。
【００５８】すなわち、例えば電源電圧が低く照明が暗
いとすると、白黒が判別できていないはずであるからフ
ォトセル１Ａのデータとフォトセル１Ｂ〜１Ｎのデータ
がすべて一致するはずである。
いとすると、白黒が判別できていないはずであるからフ
ォトセル１Ａのデータとフォトセル１Ｂ〜１Ｎのデータ
がすべて一致するはずである。
【００５９】フォトセル１Ａのデータとフォトセル１Ｂ
〜１Ｎのデータが一致しているときは、カウントアップ
回路１７出力により基準電圧発生回路１８から出力され
る基準電圧が変えられるので、例えば基準電圧が変えら
れることにより照明が徐々に明るくなるように変化する
と何れかの時点で白黒が判別できる状態になる。
〜１Ｎのデータが一致しているときは、カウントアップ
回路１７出力により基準電圧発生回路１８から出力され
る基準電圧が変えられるので、例えば基準電圧が変えら
れることにより照明が徐々に明るくなるように変化する
と何れかの時点で白黒が判別できる状態になる。
【００６０】白黒が判別できる状態になると、フォトセ
ルＡのデータとフォトセルＢ〜Ｎのデータがどこかで必
ず不一致になるようになる。
ルＡのデータとフォトセルＢ〜Ｎのデータがどこかで必
ず不一致になるようになる。
【００６１】データの不一致が検出された瞬間に、カウ
ントアップ回路１７によるカウントを停止して基準電圧
発生回路１８から出力される基準電圧を固定する。
ントアップ回路１７によるカウントを停止して基準電圧
発生回路１８から出力される基準電圧を固定する。
【００６２】そして、この状態になったときの基準電圧
をもとに読み出された画素データをセンサ出力として取
り出すようにする。
をもとに読み出された画素データをセンサ出力として取
り出すようにする。
【００６３】また、光源の明るさによる補正と同時に読
み取り原稿の白黒の明度差も補正される。
み取り原稿の白黒の明度差も補正される。
【００６４】以上説明したように、本実施例の密着型セ
ンサの駆動回路は、密着センサアレイ１と、密着センサ
アレイ１出力と基準電圧とを比較し、密着センサアレイ
１の出力が基準電圧より高ければＨレベルの信号を、ま
た密着センサアレイ１の出力が基準電圧より低ければＬ
レベルの信号をそれぞれ出力するコンパレータ１１と、
アナログスイッチ３，１２と、シフトレジスタ４と、最
初の１画素のデータ（フォトセル１Ａのデータ）を一時
的にラッチするフリップフロップ１（ＦＦ１）１３と、
残りの画素のデータ（フォトセル１Ｂ〜１Ｎのデータ）
を一時的にラッチするフリップフロップ２（ＦＦ２）１
４と、最初の１画素のデータと残りの画素のデータが一
致しているときはＨレベルを出力するＥＸ−ＮＯＲゲー
ト１５と、ＡＮＤゲート１６と、カウントアップ回路１
７と、所定数以上の画素データが一致した場合のみ基準
電圧を変えて出力する基準電圧発生回路１８とを備え、
ＥＸ−ＮＯＲゲート１５によって、出力された画素デー
タの少なくも２つの画素データの値が一致しているか否
かを判別し、画素データの値が一致していることを判別
すると、カウントアップ回路１７でカウントアップを行
ない、所定数以上のカウント値があると基準電圧発生回
路１８によって基準電圧の電圧レベルを変えてコンパレ
ータ１１に供給し、画素データの値が一致していないと
きは現時点の電圧レベルの基準電圧をコンパレータ１１
に供給するようにしているので、センサ出力の読み出し
のしきい値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信
号処理を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデー
タを読み出すことができる。
ンサの駆動回路は、密着センサアレイ１と、密着センサ
アレイ１出力と基準電圧とを比較し、密着センサアレイ
１の出力が基準電圧より高ければＨレベルの信号を、ま
た密着センサアレイ１の出力が基準電圧より低ければＬ
レベルの信号をそれぞれ出力するコンパレータ１１と、
アナログスイッチ３，１２と、シフトレジスタ４と、最
初の１画素のデータ（フォトセル１Ａのデータ）を一時
的にラッチするフリップフロップ１（ＦＦ１）１３と、
残りの画素のデータ（フォトセル１Ｂ〜１Ｎのデータ）
を一時的にラッチするフリップフロップ２（ＦＦ２）１
４と、最初の１画素のデータと残りの画素のデータが一
致しているときはＨレベルを出力するＥＸ−ＮＯＲゲー
ト１５と、ＡＮＤゲート１６と、カウントアップ回路１
７と、所定数以上の画素データが一致した場合のみ基準
電圧を変えて出力する基準電圧発生回路１８とを備え、
ＥＸ−ＮＯＲゲート１５によって、出力された画素デー
タの少なくも２つの画素データの値が一致しているか否
かを判別し、画素データの値が一致していることを判別
すると、カウントアップ回路１７でカウントアップを行
ない、所定数以上のカウント値があると基準電圧発生回
路１８によって基準電圧の電圧レベルを変えてコンパレ
ータ１１に供給し、画素データの値が一致していないと
きは現時点の電圧レベルの基準電圧をコンパレータ１１
に供給するようにしているので、センサ出力の読み出し
のしきい値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信
号処理を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデー
タを読み出すことができる。
【００６５】なお、画像読取り装置を構成する回路やマ
トリクス、ゲート数、その種類などは前述した実施例に
限られないことは言うまでもない。
トリクス、ゲート数、その種類などは前述した実施例に
限られないことは言うまでもない。
【００６６】
【発明の効果】請求項１、２、３、４及び５の発明によ
れば、出力手段により出力された少なくも２つの画素デ
ータの値が一致していることを判別する判別手段と、所
定数以上の画素データの値が一致していることが判別さ
れると、基準電圧の電圧レベルを変える基準電圧発生手
段と、基準電圧に基づいて光検出手段により検出された
光検出信号を２値化して画素データとして出力する出力
手段とを備えているので、センサ出力の読み出しのしき
い値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信号処理
を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデータを読
み出すことができる。特に、マージンの小さくなった２
値の出力電圧を正しく読み出すことができる画像読取り
装置が実現できる。
れば、出力手段により出力された少なくも２つの画素デ
ータの値が一致していることを判別する判別手段と、所
定数以上の画素データの値が一致していることが判別さ
れると、基準電圧の電圧レベルを変える基準電圧発生手
段と、基準電圧に基づいて光検出手段により検出された
光検出信号を２値化して画素データとして出力する出力
手段とを備えているので、センサ出力の読み出しのしき
い値電圧を自動的に変えることができ、複雑な信号処理
を行なうなく、入射光の強弱によらず正しいデータを読
み出すことができる。特に、マージンの小さくなった２
値の出力電圧を正しく読み出すことができる画像読取り
装置が実現できる。
【図１】本発明に係る画像読取り装置の一実施例の構成
図である。
図である。
【図２】従来の画像読取り装置の構成図である。
１ 密着センサアレイ １Ａ〜１Ｎ フォトダイオード（フォトセル） ３，１２ アナログスイッチ ４ シフトレジスタ １３ フリップフロップ１（ＦＦ１） １４ フリップフロップ２（ＦＦ２） １５ ＥＸ−ＮＯＲゲート １６ ＡＮＤゲート １７ カウントアップ回路 １８ 基準電圧発生回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/403 G06T 1/00
Claims (5)
- 【請求項１】 読み取り原稿に密着して該読み取り原稿
からの光を検出する光検出手段と、 出力手段により出力された少なくも２つの画素データの
値が一致していることを判別する判別手段と、 前記判別手段の出力により所定数以上の画素データの値
が一致していることが判別されると、基準電圧の電圧レ
ベルを変える基準電圧発生手段と、 前記基準電圧発生手段により発生した基準電圧に基づい
て前記光検出手段により検出された光検出信号を２値化
して画素データとして出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項２】 前記光検出手段は、複数のフォトセルを
並べたセンサアレイからなることを特徴とする請求項１
記載の画像読取り装置。 - 【請求項３】 前記判別手段は、第１のフォトセルから
読み込んだ画素データの値を、該第１のフォトセル以外
のフォトセルから読み込んだ画素データの値と順次比較
し、これら画素データの値が一致していることを判別す
るようにしたことを特徴とする請求項１記載の画像読取
り装置。 - 【請求項４】 前記基準電圧発生手段は、前記判別手段
の出力により所定数以上の画素データの値が一致してい
ることが判別されると、基準電圧の電圧レベルを変えて
供給し、所定数以上の画素データの値が一致していない
ときは現時点の電圧レベルの基準電圧を供給するように
したことを特徴とする請求項１記載の画像読取り装置。 - 【請求項５】 前記出力手段は、前記光検出手段により
検出された光検出信号と前記基準電圧発生手段により発
生した基準電圧とを比較して２値化するコンパレータか
らなることを特徴とする請求項１記載の画像読取り装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06037577A JP3102252B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 画像読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06037577A JP3102252B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 画像読取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226830A JPH07226830A (ja) | 1995-08-22 |
| JP3102252B2 true JP3102252B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=12501398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06037577A Expired - Fee Related JP3102252B2 (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 画像読取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3102252B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP06037577A patent/JP3102252B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07226830A (ja) | 1995-08-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |