JP3239077B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP3239077B2
JP3239077B2 JP04063497A JP4063497A JP3239077B2 JP 3239077 B2 JP3239077 B2 JP 3239077B2 JP 04063497 A JP04063497 A JP 04063497A JP 4063497 A JP4063497 A JP 4063497A JP 3239077 B2 JP3239077 B2 JP 3239077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は発振回路に関し、特に
たとえば発振素子およびその発振素子の一方端を介して
接続された集積回路(IC)の回路要素によって形成さ
れた、発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】交流的に接地するように接続した水晶振
動子1によって発振する電圧制御発振回路(VCO回
路)2の一例が、図2に示される。IC3内部に構成さ
れる差動増幅器4は、抵抗r1 〜r3 とともに帰還回路
を形成し、差動増幅器4の出力電圧(発振周波数信号)
は色復調回路5に与えられる。
【0003】また、周知の通り水晶振動子1の等化回路
は図3で示され、その水晶振動子1の共振時には、水晶
振動子1のインピーダンスは、抵抗r1 に比べて十分小
さくなる。一方、共振時以外では、水晶振動子1のイン
ピーダンスは、抵抗r1 に比べて十分大きくなる。すな
わち、抵抗r2 およびr3 に流れる電流は共振時に最大
となり、その時の差動増幅器4の出力が色復調回路5の
処理に供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水晶振動子1
の共振時には、端子6は略接地状態であるため、VCO
回路2の出力を外部に取り出すことはできず、IC3の
外部に設けられた回路に同じ出力を与えるには、別のV
CO回路を新たに設ける必要があった。一方、VCO回
路2の出力を取り出すために、水晶振動子1と接地面と
の間に抵抗を設ける方法が考えられる。しかし、出力電
圧の利得を大きくするために抵抗値を大きくすると、共
振時にIC3の外付けの回路のインピーダンスが大きく
なり、差動増幅器4で得られる利得が減少するばかりで
なく、発振が止まってしまうおそれがある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、出
力をICの外部に適切に取り出すことのできる発振回路
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、集積回路の
内部に形成された帰還回路と集積回路の外部に形成され
かつ一方端が帰還回路に接続される発振素子とを備える
発振回路において、 ベースが発振素子の他方端に接続さ
れかつエミッタが第1電位点に接続される第1トランジ
スタ、第1トランジスタのベースとエミッタとの間に介
挿された第1抵抗、第1トランジスタのベースとコレク
タとの間に介挿された第2抵抗、第1電位点よりも高い
第2電位点と第1トランジスタのコレクタとの間に介挿
された第3抵抗、および第1トランジスタのコレクタ電
圧に対応する電圧を発生する出力端子を集積回路の外部
にさらに備え、共振時に発振素子の一方端から他方端に
流れる電流によって第1トランジスタを導通させるよう
にしたことを特徴とする、発振回路である。
【0007】
【作用】発振素子の他方端が第1トランジスタのベース
−エミッタ間電圧によってバイアスされ、かつその他方
端に定電流が流れる。このため、発振素子が交流的に接
地されるとともに、第1トランジスタのベースとコレク
タとの間の抵抗に、発振素子を流れる電流に比例する電
流が流れる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、発振素子が交流的に
接地されるため、ICの回路要素に悪影響を与えること
なく出力をICの外部に取り出せる。また、発振素子を
流れる電流に比例する電流が抵抗を流れるため、第1ト
ランジスタのコレクタから利得の大きい出力を得ること
ができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1を参照して、この実施例の電圧制御発振
回路10は、第1トランジスタとしてのトランジスタT
1 を含む。このトランジスタT1 のベースには、IC1
2に外付けされた水晶振動子16の他方端が接続され
る。トランジスタT1 のベースと水晶振動子16との接
続点Aは、抵抗R1 を介して接地される。接続点Aはま
た、抵抗R2 を介してトランジスタT1 のコレクタに接
続され、抵抗R2 とトランジスタT1 のコレクタの接続
点Bは、第2トランジスタとしてのトランジスタT2
ベースに接続される。また、その接続点Bは、抵抗R3
を介してトランジスタT2 のコレクタおよび電圧VCC
接続される。
【0011】トランジスタT1 のエミッタは直接接地さ
れ、トランジスタT2 のエミッタは、抵抗R4 を介して
接地される。トランジスタT2 のエミッタと抵抗R4
の接続点には、出力端子18が接続される。なお、IC
12,差動増幅器14と抵抗r1 〜r3 によって形成さ
れる帰還回路15および水晶振動子16は、従来の電圧
制御発振回路と同様であるため重複した説明を省略す
る。
【0012】水晶振動子16が共振すると、VCO回路
14から発振周波数信号が出力される。このとき、水晶
振動子を流れる電流I12が、トランジスタT1 のベース
に与えられ、トランジスタT1 が導通する。トランジス
タT1 が導通すると、VCO回路14の出力に対して位
相が反転した反転信号が接続点Bで得られる。この反転
信号が、トランジスタT2 で増幅され、出力端子18か
ら出力される。
【0013】すなわち、水晶振動子16が共振すること
によってトランジスタT1 が導通すると、抵抗R1 によ
り水晶振動子16が直流的にバイアスされ、抵抗R2
よりトランジスタT1 のβ(エミッタ電流増幅率)が決
定される。また、抵抗R1 を流れる電流I10は、トラン
ジスタT1 のベース−エミッタ間電圧Vbeによって数1
に示すように規定され、抵抗R2 に流れる電流I11は数
2で表される。
【0014】
【数1】I10=Vbe/R1
【0015】
【数2】I11=I10−I12ここで、色復調回路5への入
力電圧すなわち帰還回路15の出力電圧をVとすると、
発振時に水晶振動子16に流れる電流I12は、数3で表
される。
【0016】
【数3】I12=V/r1このため、数1と数3とを数2
に代入すると、数4が得られる。
【0017】
【数4】I11=Vbe/R1 −V/r1 トランジスタT1 が導通すると、帰還回路14の出力に
対し位相が反転した反転信号が接続点Bから得られる。
すなわち、トランジスタT1 の導通により生成される接
続点Bの出力電圧は、数5で表される。
【0018】
【数5】VB =Vbe+I11*R2 数5で得られた出力電圧が、トランジスタT2 を介して
出力端子18から出力される。すなわち、トランジスタ
2 は、エミッタが抵抗R4 を介して接地されているた
め、エミッタフォロワとして動作し、トランジスタT2
によって増幅された出力が、出力端子18から取り出さ
れる。このとき、トランジスタT2 によって出力インピ
ーダンスが小さくされる。また、トランジスタT2 での
増幅率は、略1であるため、出力端子18から取り出さ
れる出力電圧Vo は、接続点Bの電圧VB およびトラン
ジスタT1 のベース−コレクタ間電圧Vbeを用いて数6
で表される。
【0019】
【数6】Vo =VB −Vbe すなわち、出力端子18から取り出される出力電圧Vo
は、数6に数5および数4を代入すると数7で与えられ
る。
【0020】
【数7】Vo =(Vbe/R1 −V/r1 )*R2 したがって、出力端子18から取り出される出力電圧V
o は、抵抗R2 に比例する。この実施例によれば、水晶
振動子16の他方端がトランジスタT1 により交流的に
接地され、かつ水晶振動子16を流れる電流がトランジ
スタT1 によって増幅されるため、帰還回路15の出力
と同期したかつ利得の大きい出力電圧を得ることができ
る。また、接続点Bで得られた電圧VB をトランジスタ
2 のベースに入力することで、出力インピーダンスが
小さくなるので、IC12の内部に悪影響を与えること
なく、IC12の外部に出力を取り出すことができる。
なお、出力端子18からの出力は、たとえばY/C分離
回路の処理に使用される。また、出力端子18からの出
力レベルは、抵抗R2 によって調整できる。
【0021】なお、この実施例では発振素子として水晶
振動子を用いたが、セラミック素子等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1実施例の集積回路および発振回路を示す図
解図である。
【図3】水晶振動子の電気的な等化回路を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
10 …発振回路 12 …IC 14 …差動増幅器 15 …帰還回路 16 …水晶振動子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路の内部に形成された帰還回路と前
    記集積回路の外部に形成されかつ一方端が前記帰還回路
    に接続される発振素子とを備える発振回路において、 ベースが前記発振素子の他方端に接続されかつエミッタ
    が第1電位点に接続される第1トランジスタ、 前記第1トランジスタの前記ベースと前記エミッタとの
    間に介挿された第1抵抗、 前記第1トランジスタの前記ベースとコレクタとの間に
    介挿された第2抵抗、 前記第1電位点よりも高い第2電位点と前記第1トラン
    ジスタの前記コレクタとの間に介挿された第3抵抗、お
    よび 前記第1トランジスタのコレクタ電圧に対応する電
    圧を発生する出力端子を前記集積回路の外部にさらに備
    え、 共振時に前記発振素子の前記一方端から前記他方端に流
    れる電流によって前記第1トランジスタを導通させるよ
    うにしたことを特徴とする、 発振回路。
  2. 【請求項2】コレクタが前記第2電位点に接続され、ベ
    ースが前記第1トランジスタのコレクタに接続され、そ
    してエミッタが前記出力端子に接続された第2トランジ
    スタ、および 前記第2トランジスタのエミッタと前記第
    1電位点との間に介挿された第4抵抗を前記集積回路の
    外部にさらに備える、請求項1記載の発振回路。
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