JPH0332088Y2 - - Google Patents

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JPH0332088Y2
JPH0332088Y2 JP1984015292U JP1529284U JPH0332088Y2 JP H0332088 Y2 JPH0332088 Y2 JP H0332088Y2 JP 1984015292 U JP1984015292 U JP 1984015292U JP 1529284 U JP1529284 U JP 1529284U JP H0332088 Y2 JPH0332088 Y2 JP H0332088Y2
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transistor
oscillation
transistors
circuit
emitter
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JP1984015292U
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は発振強度の安定な発振器回路に関する
ものである。
(従来技術) 従来の発振器は、第1図に示すように、差動対
を構成するトランジスタ1,2の一方に受動負荷
となるコンデンサ8、コイル9との共振回路を挿
入し、この一方のトランジスタ2のコレクタを他
方のトランジスタ1のベースにまた他方のトラン
ジスタ1のコレクタを一方のトランジスタ2のベ
ースに接続していた。Aは電源端子、Bは出力端
子である。さらに、差動対トランジスタ1,2で
形成される差動対増幅器に加える動作電流はトラ
ンジスタ3,4および抵抗5,6,7で構成され
る定電流回路で一定電流を形成して供給されてい
る。
トランジスタ1,2は正帰還の差動対増幅器を
構成しているので発振し、その発振周波数rはコ
ンデンサ8の容量をC1、コイル9のインダクタ
ンスをL1とすると となる。さらに、この正帰還増幅器の共振強度
VOSCは、トランジスタ1,2の共通エミツタに接
続している定電流回路の電流値をIOとし、共振の
鋭さをQLとすると発振強度VOSCは電流値IOと共振
の鋭さQLとの積に比例するので VOSC∝IOQL …(2) となる。
次に共振回路を構成しているコンデンサ8、コ
イル9には共振回路からトランジスタ2のコレク
タ側をみた抵抗1/hpe2およびトランジスタ1のベ ース側をみた抵抗Rio1の抵抗は、これらを等価的
に示すと第2図のように、共振回路に抵抗10が
並列に接続しているように表わされる。この時の
共振回路に並列に接続している等価抵抗10の抵
抗値をgLとすると QL=2πrC1/gL …(3) となる。(1)式、(2)式、(3)式より発振強度VOSCで示される。
ここで、電流値IOは抵抗5,6,7の相対比お
よびトランジスタ3,4のベース・エミツタ間電
圧VBEの相対比のばらつきによつて変化するので
(4)式から発振強度VOSCも変化してしまう。
さらに、この発振回路をAMチユーナの検波回
路に使用する際にはチユーナのアンテナで受信し
た周波数に同調させるためにコイル9のインダク
タンスL1およびコンデンサ8の容量C1を変化さ
せて発振周波数をかえなければならないが、その
時に、インダクタンスL1および容量C1の変化に
よつて(4)式より発振強度VOSCも変化してしまう不
具合が生じる。即ち受信感度の変化となる。
(考案の目的) 本願考案の目的は発振強度が所定値に一定な発
振回路を得ることにある。
(考案の構成) 本考案によれば、差動対増幅器を正帰還させた
発振部と、この発振部に駆動電流を供給する電流
供給部と、発振部の出力を所定値と比較する比較
部と、比較部の出力を電流供給部に供給して駆動
電流を発振部の発振出力が一定となるように調節
する出力伝達部とを含む発振回路を得る。
(実施例) 以下、図面を参照して本願考案をより詳細に説
明する。
本考案の一実施例を示す第3図において第1図
の従来例と同じ部分には同じ参照番号を用いてい
る。トランジスタ1,2は正帰還増幅器となる差
動対トランジスタでコイル9とコンデンサ8とで
トランジスタ2の負荷となる共振回路を構成して
いる。トランジスタ11,12およびコンデンサ
31は整流回路を構成しトランジスタ3,4,1
3,14,15,16,17,18および抵抗1
9,20,21,22,6,7で定電流を差動対
トランジスタ1,2に供給する回路を構成してい
る。また抵抗19,20で電源端子Aを抵抗分割
してトランジスタ17,18にバイアス電圧を供
給している。
次に第3図の実施例の動作原理を説明する。ト
ランジスタ1,2は正帰還の差動増幅器を構成し
ているので、従来例と同様に発振し、その発振強
度は差動増幅器に接続している定電流回路の定電
流値をIO′および共振回路のコンデンサ8の容量
をC2のコイル9のインダクタンスをL2とすると
(4)式と同様に発振強度V′OSCは定電流値IO′、容量
C2に比例する。最初に発振周波数が一定の時に
は、トランジスタ11,12,13とトランジス
タ14,15,16のエミツタ面積比に応じて定
電流値IO′を供給して発振強度は一定となる。例
えばトランジスタ11,16、トランジスタ1
2,15、トランジスタ13,14のエミツタ面
積比が1:3、トランジスタ18のエミツタ電流
をIO″、トランジスタ3、トランジスタ4のエミ
ツタ面積比を1:1、抵抗6,7の抵抗比を1:
1とするとトランジスタ17およびトランジスタ
18のコレクタ電流はそれぞれIO″、3IO″となる
ので、トランジスタ4に流れる電流IC4は IC4=3IO″−IO″=2IO″ …(5) となり、トランジスタ3,4のエミツタ面積比が
1:1で、抵抗6,7の抵抗比が1:1であれば IO′=2IO″ …(6) となる。
次に、発振周波数をインダクタンスL2、容量
C2を変化させて大きくしたときは、(2)式より発
振強度は△VOSCだけ大きくなりその△VOSCの増加
することでトランジスタ11とコンデンサ31の
半波整流回路によつてトランジスタ12の直流電
位を△VBEQ12だけもち上げる。従つて、トランジ
スタ13および14のベース電位も△VBEQ20だけ
高くなる。
これを図で説明すると第4図はインダクタンス
L2と容量C2との共振回路の発振周波数が一定の
場合で、トランジスタ11のベースに振幅V3
発振強度の発振信号が入力した場合(入力波形は
破線)トランジスタ11のエミツタ波形は実線で
示されトランジスタ12のベースの直流電位が
V2となる。尚V1はトランジスタ11のベース直
流電位である。このとき放電の時定数rはコンデ
ンサ31の容量をC3、トランジスタ12のベー
スからみたインピーダンスをZioとすると τ=C3・Zio …(7) となる。従つて、Zioを大きくする事が放電の時
定数を大きく取れ回路動作上好ましくする。この
高インピーダンスはトランジスタ11によつて高
入力インピーダンスとすることにより達成する。
次にインダクタンスL2、容量C2の共振回路の
発振周波数を高くした時は、トランジスタ11の
ベースに入力される発振強度はV4となり V4−V3=△VOSC …(8) となる。このときトランジスタ12のベースの直
流電位はV5となつて V5−V2=△VBEQ20 …(9) だけトランジスタ12のベース電位は増加する。
従つてトランジスタ13のベース電位も △VBEQ20だけ大きくなるので、トランジスタ1
4のコレクタ電流は発振周波数の一定の時に比べ
トランジスタ13のベース電位が△VBEQ20増加し
た分だけ減少し、結局差動対トランジスタ1,2
に接続している定電流源の電流値IO′も減少する。
よつて、発振周波数が高くなつた時は発振強度が
△VOSCだけ増加する分に応じて、差動対トランジ
スタ1,2に供給する定電流値IO′を減少させて
(4)式より発振強度V′OSCを一定にさせる。
同様にして、インダクタンスL2、容量C2の共
振回路の発振周波数を低くした時は、トランジス
タ11のベースに入力される発振強度はV6とな
り V6−V3=−△VOSC′ …(10) となる。このときトランジスタ12のベース直流
電位はV7となつて V7−V2=−△VBEQ20 …(11) だけトランジスタ12のベース電位は減少するこ
とで、その減少分に応じて差動対トランジスタ
1,2の定電流値を増加させ、発振強度V′OSC
一定に保つようにする。しかしながらコンデンサ
ー13が整流したレベルを確実にトランジスタ1
3に導入する為にトランジスタ12が、高入力イ
ンピーダンスを実現し損失を少くしている。
このように、本願考案によれば、発振周波数に
依存せず発振強度を一定に保つ事ができる。
トランジスタ11,16,12,15,13,
14のエミツタ面積比が1:1以上であつて差動
定電流を供給出来ることであればかまわないの
で、エミツタ・面積比設定の自由度は大きく、
IC化する事で上記トランジスタのVBE・オフセツ
ト及び素子数増加の点は引いても余りある発振レ
ベル安定化された発振器が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す回路図、第2図は第1図
の共振回路の等価回路図である。第3図は本願考
案の一実施例の回路図である。さらに第4図、第
5図、第6図は本願考案の一実施例の動作原理を
説明する図である。 1〜4,11〜18……トランジスタ、5〜
7,10,19〜22……抵抗、8……コンデン
サ、9……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共振回路で発振周波数が決定されるトランジス
    タ発振部と、互いに異なるエミツタ面積を有して
    カレントミラー形式に接続された第1および第2
    のトランジスタと、前記トランジスタ発振部から
    の発振信号の振幅に応じた電圧を前記第1のトラ
    ンジスタのエミツタに供給する手段と、前記第2
    のトランジスタのエミツタに所定のバイアス電圧
    を印加する手段と、前記第1および第2のトラン
    ジスタのコレクタ電流の差電流を取り出す回路手
    段と、取り出された差電流に応じた電流を動作電
    流として前記トランジスタ発振部に供給する手段
    とを備えることを特徴とする発振回路。
JP1529284U 1984-02-06 1984-02-06 発振回路 Granted JPS60129710U (ja)

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JPS60129710U JPS60129710U (ja) 1985-08-30
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JPH0695607B2 (ja) * 1988-02-17 1994-11-24 日本電気株式会社 発振回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5180750A (ja) * 1975-01-10 1976-07-14 Nippon Electric Co Hatsushinkairo
JPS56114404A (en) * 1980-02-14 1981-09-09 Sony Corp Oscillator

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