JP3238334B2 - 時計計時用単位時間信号生成装置 - Google Patents

時計計時用単位時間信号生成装置

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JP3238334B2
JP3238334B2 JP27689096A JP27689096A JP3238334B2 JP 3238334 B2 JP3238334 B2 JP 3238334B2 JP 27689096 A JP27689096 A JP 27689096A JP 27689096 A JP27689096 A JP 27689096A JP 3238334 B2 JP3238334 B2 JP 3238334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源周波同期
単位時間信号と、水晶発振クロック同期単位時間信号の
一方から他方に、またはその逆に、時計計時用単位時間
信号を乗り換える時計計時用単位時間信号生成装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、時計機能を具備し、商用電源によ
り動作する機器(例えば電子式電力量計)において、時
計計時は、通常は商用電源周波(50Hzもしくは60
Hz)の信号を用いて行い、停電時等にはバックアップ
電源により動作する水晶発振装置からの水晶発振クロッ
クに乗り換えて行うものが存在する。
【0003】上記の様に、通常商用電源周波信号にて時
計計時を行う構成にしているのは、水晶発振クロック同
期(以下、単に水晶同期とも記す)による時計計時は水
晶発振クロックによって計時誤差が重畳されるが、商用
電源周波信号(以下、商用周波とも記す)は常に電力会
社によって管理されており、水晶同期による時計計時よ
りも正確なことからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、商用周
波同期1秒信号と水晶同期1秒信号の乗り換えは、商用
電源印加の有無および商用周波同期1秒信号の同期を確
認する事で行うが、商用周波同期の時計計時用1秒信号
と水晶同期の時計計時用1秒信号は独立に生成されてお
り、それぞれが独立した1秒信号であることからタイミ
ングが合わず、最大1秒の乗り換え誤差を生じるといっ
た問題点があった。
【0005】(発明の目的)本発明の目的は、商用周波
同期単位時間信号と水晶同期単位時間信号の乗り換えに
よる時計計時誤差を最少化することのできる時計計時用
単位時間信号生成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1記載の本発明は、商用電源周波同期単
位時間信号と水晶発振クロック同期単位時間信号のうち
の時計計時用として使用されている同期単位時間信号の
1周期の開始位置に、他方の同期単位時間信号の1周期
の開始位置を合わせるように制御する第1の制御手段
と、商用電源周波数の変動許容範囲に応じて定められた
乗換禁止区間以外で、前記商用電源周波同期単位時間信
号と前記水晶発振クロック同期単位時間信号の一方から
他方への、またはその逆への乗り換えを行わせる第2の
制御手段とを設けた構成にしている。
【0007】 同じく上記の目的を達成するために、請
求項2記載の本発明は、商用電源周波同期単位時間信号
と水晶発振クロック同期単位時間信号のうちの時計計時
用として使用されている同期単位時間信号の1周期の開
始位置に、他方の同期単位時間信号の1周期の開始位置
を合わせるように制御する第1の制御手段と、前記商用
電源周波同期単位時間信号と前記水晶発振クロック同期
単位時間信号の一方から他方への、またはその逆への乗
り換えに際して、前記2つの同期単位時間信号のレベル
を検出して、同一のレベルの時に前記乗り換えを行わせ
る第2の制御手段とを設けた構成にしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の実施の第1の形態に関わる
時計計時用1秒信号生成装置の構成を示すブロック図で
あり、図2は商用電源印加時および商用電源印加中にお
ける図1の各回路の出力波形を示すタイミングチャー
ト、図3は商用電源印加中および停電中における図1の
各回路の出力波形を示すタイミングチャートである。
【0010】図1において、1は水晶発振回路であり、
図2及び図3に示す水晶発振クロックaを生成する。2
は前記水晶発振クロックaと後述の水晶同期1秒制御信
号e(図2,図3参照)を入力とする水晶同期1秒信号
生成回路であり、前記各信号に基づいて図2,図3に示
す水晶同期1秒信号gや乗換タイミング用クロックbを
生成する。3は商用周波同期信号,図2及び図3に示す
停電信号c,後述の商用周波同期1秒制御信号d(図
2,図3参照)を入力とする商用周波同期1秒信号生成
回路であり、前記各信号に基づいて図2に示す商用周波
同期1秒信号fを生成する。4はスイッチ,セレクタ,
3ステートバッファ等から構成される時計計時用1秒信
号乗換回路であり、後述の乗換タイミング信号生成回路
7からの乗換タイミング信号に基づいて、前記商用周波
同期1秒信号fから水晶同期1秒信号gへ、あるいは、
水晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号fへ、時
計計時用1秒信号の乗り換え(選択)を行う。
【0011】5は水晶同期1秒制御信号出力回路であ
り、前記時計計時用1秒信号乗換回路4より時計計時用
1秒信号として商用周波同期1秒信号fが選択されてい
る旨の信号が入力されている場合に、その商用周波同期
1秒信号fの立ち上がりエッジ(図2,図3の該信号f
の時点)で常に水晶同期1秒信号gをリセット(時
点で水晶同期1秒信号が既にHiに立ち上がっていて
も、そこから信号gの1周期を計時する)すると共にこ
の時点より1秒計時をスタートさせる(図2,図3の該
信号gのの時点)働きを持つ。6は商用周波同期1秒
制御信号出力回路であり、前記時計計時用1秒信号乗換
回路4より時計計時用1秒信号として水晶同期1秒信号
gが選択されている旨の信号が入力されている場合に、
その水晶同期1秒信号gの立ち上がりエッジ(図2,図
3の該信号gのの時点)で常に商用周波同期1秒信号
fをリセットすると共にこの時点より1秒計時をスター
トさせる(図2,図3の該信号fのの時点)働きを持
つ。
【0012】 7は乗換タイミング信号生成回路であ
り、前記乗換タイミング用クロックbと後述の周波数判
別回路8からの信号に基づいて乗換タイミング信号を生
成し、前記時計計時用1秒信号乗換回路4へ出力する。
8は商用周波同期信号と停電信号cを入力とする周波数
判別回路であり、商用電源が停電中か否か、商用電源が
印加中であっても商用周波数が変動許容範囲内にあるか
否かに基づいて、前述の乗換タイミング信号生成回路7
に商用周波同期1秒信号fと水晶同期1秒信号gの乗換
えの有無を知らせる。
【0013】ここで、前記商用周波数の変動許容範囲
は、『水晶同期1秒信号g→商用周波同期1秒信号f』
の場合、50Hz,60Hzともに±10%であり、
『商用周波同期1秒信号f→水晶同期1秒信号g』の場
合、50Hz,60Hzともに±15%である。
【0014】乗換タイミング用クロックbは、図2及び
図3に示されるように、乗換禁止区間T1 及びT2 では
休止している。乗換禁止区間T1 は水晶同期1秒信号g
の立ち下がりの前後に商用周波数の変動許容範囲に対応
した長さを有し、乗換禁止区間T2 は水晶同期1秒信号
gの立ち上がりの前後に商用周波数の変動許容範囲に対
応した長さを有する。なお、図2,図3における水晶発
信クロックa及び乗換タイミング用クロックbは拡大し
て示されており、実際はもっと細かいものとなる。
【0015】次に、図2のタイミングチャートに従っ
て、商用電源印加時および商用電源印加中における動作
説明を行う。
【0016】停電信号cがHi(ハイレベルを意味す
る)の停電中においては、時計計時用1秒信号として、
水晶同期1秒信号gが選択されている。その後、停電信
号cがLow(ローレベルを意味する)になり、商用電
源が印加されるようになると、周波数判別回路7にて水
晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号fへ時計計
時用1秒信号も乗り換える為に商用周波数が変動許容範
囲内(例えば50Hz±10%内)であるか等の判別が
為されるが、この判別が為される間、つまり水晶同期1
秒信号gが選択されている間は、商用周波同期1秒制御
信号出力回路6の働きにより、図2に示す様に、選択さ
れている水晶同期1秒信号gの立ち上がりエッジ毎に、
商用周波同期1秒信号fをリセットし且つこの時点より
1秒計時を常にスタートさせるようにしている(図2の
水晶同期1秒信号gのと商用周波同期1秒信号fの
参照)。
【0017】その後、周波数判別回路8によって、商用
周波数が変動許容範囲内(例えば50Hz±10%内)
であってこの状態が1秒以上経過したことを判別される
と、乗換タイミング信号生成回路7より、水晶同期1秒
信号gから商用周波同期1秒信号fへの時計計時用1秒
信号の乗換タイミング信号が出力される(乗換タイミン
グ用クロックbに従って、即ち乗換禁止区間T1 ,T2
以外で出力される)。これにより、時計計時用1秒信号
乗換回路4から時計計時用1秒信号として、商用周波同
期1秒信号fが選択出力されるようになる。
【0018】なお、乗換禁止区間T1 ,T2 で乗換禁止
とした理由は、商用周波同期1秒信号fの立ち下がりが
水晶同期1秒信号gの立ち下がりに対して商用周波数の
変動によりずれるが、その変動が変動許容範囲の場合に
はそのずれが乗換禁止区間T1 の範囲内におさまり、こ
の区間T1 の前後では商用周波1秒信号fのレベルと水
晶同期1秒信号gのレベルが一致して、乗り換え時に時
計計時用1秒信号に余分な信号(或いは2信号が連続す
る長目の信号)が発生する事が無いのに対し、例えば区
間T1 における乗り換えの時点で水晶同期1秒信号fが
既に立ち下がった状態で、その後に商用周波同期1秒信
号gが立ち下がる場合には、時計計時用1秒信号hには
余分な信号が1つ生成されてしまうからである。
【0019】商用周波同期1秒信号fの半周期は商用周
波同期信号を25個(又は30個)計数することにより
形成されるが、乗換タイミング信号により乗り換えが行
われる際に、乗換タイミング信号が発生した時の商用周
波同期信号の1周波は計数されないので、乗り換え時に
発生する最大誤差は商用周波の1周期となる。即ち、水
晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号fへの乗り
換えは、従来は最大で1秒の時計計時誤差を生じていた
ものが、本実施の形態によれば、商用周波数1周期分の
時計計時誤差内で行うことが可能になる。
【0020】上記の様にして、商用周波同期1秒信号f
が選択されている間は水晶同期1秒制御信号出力回路5
の働きにより、図2に示す様に、選択されている商用周
波同期1秒信号fの立ち上がりエッジ毎に、水晶同期1
秒信号gをリセットし且つこの時点より1秒計時を常に
スタートさせるようにしている(図2の商用周波同期1
秒信号fのと水晶同期1秒信号gの参照)。これ
も、現在選択している商用周波同期1秒信号fから水晶
同期1秒信号gへ時計計時用1秒信号の乗り換えを行っ
ても、その乗り換え時の時計計時誤差が水晶発振クロッ
クの1周期分で済むようにする為である。即ち、水晶同
期1秒信号の半周期は水晶発振クロックを所定数計数す
ることにより形成されるが、乗換タイミング信号が発生
した時点の水晶発振クロックの1周波は計数されないの
で、乗り換え時に発生する最大誤差は水晶発振クロック
の1周期となる。
【0021】また、上記の様に商用周波同期1秒信号f
が時計計時用1秒信号として選択されている際に、周波
数判別回路8によって商用周波数が変動許容範囲外であ
る事(例えば50Hz±15%を越えた事)が判別され
た場合は、乗換タイミング信号生成回路7より、商用周
波同期1秒信号fから水晶同期1秒信号gへ時計計時用
1秒信号の乗り換えタイミング信号が直ちに出力される
(なお、この場合も乗換タイミング用クロックbに従っ
て、即ち乗換禁止区間T1 及びT2 以外で出力され
る)。これにより、時計計時用1秒信号乗換回路4から
時計計時用1秒信号として、水晶同期1秒信号gが選択
出力されるようになる。
【0022】この乗り換え時においても、前述の様に商
用周波同期1秒信号fの立ち上がりエッジ毎に、水晶同
期1秒信号gをリセットし且つこの時点より1秒計時を
常にスタートさせるようにしている為に、水晶発振クロ
ック1周期分の時計計時誤差で乗り換えを行うことが可
能になる。
【0023】次に、図3にタイミングチャート従って、
商用電源印加中および停電中における動作説明を行う。
【0024】商用電源が印加され、且つ、商用周波数が
変動許容範囲内にある事が周波数判別回路7にて判別さ
れている場合は、時計計時用1秒信号乗換回路4は、図
3に示す様に、商用周波同期1秒信号fを時計計時用1
秒信号として選択出力している。そして、この間は水晶
同期1秒制御信号出力回路5の働きにより、選択されて
いる商用周波同期1秒信号fの立ち上がりエッジ毎に、
水晶同期1秒信号gをリセットし且つこの時点より1秒
計時を常にスタートさせるようにしている(図3の商用
周波同期1秒信号fのと水晶同期1秒信号gの参
照)。これは前述した様に、現在選択している商用周波
同期1秒信号fから水晶同期1秒信号gへ時計計時用1
秒信号の乗り換えを行っても、その乗り換え時の時計計
時誤差が水晶発振クロックの最大で1周期分で済むよう
にする為である。
【0025】その後、停電信号cがLowからHiに反
転すると、周波数判別回路8は商用電源が停電になった
事を判別し、乗換タイミング信号生成回路7を介して時
計計時用1秒信号乗換回路4に商用周波同期1秒信号f
から水晶同期1秒信号gへ直ちに時計計時用1秒信号を
乗り換えるように指示する。これにより、時計計時用1
秒信号乗換回路4から時計計時用1秒信号として、水晶
同期1秒信号gが選択出力されるようになる。
【0026】この乗り換え時においても、前述の様に商
用周波同期1秒信号fの立ち上がりエッジ毎に、水晶同
期1秒信号gをリセットし且つこの時点より1秒計時を
常にスタートさせるようにしている為に、水晶発振クロ
ック1周期分の時計計時誤差内で乗り換えを行うことが
可能になる。
【0027】 以後は商用電源が印加される様になるま
で、時計計時用1秒信号乗換回路4から、図3に示す様
に、水晶同期1秒信号gが時計計時用1秒信号として選
択出力される。そして、この間は商用周波同期1秒制御
信号出力回路6の働きにより、選択されている水晶同期
1秒信号gの立ち上がりエッジ毎に、商用周波同期1秒
信号fをリセットし且つこの時点より1秒計時を常にス
タートさせるようにしている(図3の水晶同期1秒信号
gのと商用周波同期1秒信号fの参照)。これも、
現在選択している水晶同期1秒信号gから商用周波同期
1秒信号fへ時計計時用1秒信号の乗り換えを行って
も、その乗り換え時の時計計時誤差が商用周波数の1周
期分で済むようにする為である。
【0028】なお、図4に示す様に、商用周波同期1秒
信号および水晶同期1秒信号をワンショット出力波形と
し、この信号に基づいて乗り換えを行う様にしても、同
様に時計計時誤差は最小化することができる。
【0029】 上記の実施の第1の形態によれば、商用
周波同期1秒信号fと水晶同期1秒信号gのうち、選択
されている時計計時用1秒信号の立ち上がりエッジ(立
ち下がりエッジでもよい)で、選択されていない1秒信
号生成回路を常にリセット・スタートさせると共に、余
分な信号或は2信号が連続した長目の信号が発生しない
ところで、即ち乗換禁止区間T1 及びT2 以外のところ
で、時計計時用1秒信号の乗り換えを行うようにしてい
る。又水晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号f
への乗り換えは、商用周波の変動を判別しつつ行うよう
にしている。
【0030】従って、商用周波同期1秒信号fから水晶
同期1秒信号gへの乗り換え時においては、時計計時誤
差を水晶発振クロックの1周期分に最少化することがで
き、又水晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号f
への乗り換え時において、時計計時誤差を商用周波の1
周期分に最少化することができる。
【0031】(実施の第2の形態)図5は本発明の実施
の第2の形態に係る時計計時用1秒信号生成装置の構成
を示すブロック図であり、上記図1と同一の機能を持つ
部分は同一符号を付し、その詳細は説明する。
【0032】 図5において、21は水晶発振回路1か
らの水晶発振クロックaを入力とする水晶同期1秒信号
生成回路であり、前記水晶発振クロックaに基づいて図
2,図3に示した様な水晶同期1秒信号gを生成する。
22は停電信号c,前記水晶発振クロックa、及び、商
用周波同期1秒信号f,水晶同期1秒信号gをそれぞれ
入力とする乗換タイミング信号生成回路であり、これら
の信号に基づいて乗換タイミング信号を生成し、時計計
時用1秒信号乗換回路4へ出力する。
【0033】上記の構成において、停電信号がHiから
Lowに反転、つまり停電状態から商用電源が印加され
るようになった場合は、乗換タイミング信号生成回路2
2は、前記停電信号cの反転時の水晶同期1秒信号gが
HiであるかLowであるかを判別し、例えばHiであ
った場合には、乗り換え先の商用周波同期1秒信号fが
Hiの時に、水晶発振クロックaに基づいて、水晶同期
1秒信号gから商用周波同期1秒信号fへ時計計時用1
秒信号を乗り換えるべき乗換タイミング信号を生成し、
この信号を時計計時用1秒信号乗換回路4へ出力する。
これにより、時計計時用1秒信号乗換回路4から時計計
時用1秒信号として、商用周波同期1秒信号fが選択出
力されるようになる。
【0034】この乗り換え時においても、前述の実施の
第1の形態と同様、商用周波同期1秒制御信号出力回路
6が、水晶同期1秒信号gの立ち上がりエッジ毎に、商
用周波同期1秒信号fをリセットし且つこの時点より1
秒計時を常にスタートさせるようにしている為に、商用
周波の1周期分の時計計時誤差内で乗り換えを行うこと
が可能になる。
【0035】また、停電信号がLowからHiに反転、
つまり商用電源印加状態から停電状態になった場合は、
乗換タイミング信号生成回路22は、前記停電信号cの
反転時の商用周波同期1秒信号fがHiであるかLow
であるかを判別し、例えばLowであった場合には、乗
り換え先の水晶同期1秒信号gがLowの時に、水晶発
振クロックaに基づいて、商用周波同期1秒信号fから
水晶同期1秒信号gへ時計計時用1秒信号を乗り換える
べき乗換タイミング信号を生成し、この信号を時計計時
用1秒信号乗換回路4へ出力する。これにより、時計計
時用1秒信号乗換回路4から時計計時用1秒信号とし
て、水晶同期1秒信号gが選択出力されるようになる。
【0036】この乗り換え時においても、前述の実施の
第1の形態と同様、水晶同期1秒制御信号出力回路5
が、商用周波同期1秒信号fの立ち上がりエッジ毎に、
水晶同期1秒信号gをリセットし且つこの時点より1秒
計時を常にスタートさせるようにしている為に、水晶発
振クロックの1周期分の時計計時誤差内で乗り換えを行
うことが可能になる。
【0037】上記の実施の第2の形態によれば、商用周
波同期1秒信号fと水晶同期1秒信号gのうち、選択さ
れている時計計時用1秒信号の立ち上がりエッジ(立ち
下がりエッジでもよい)で、選択されていない1秒信号
生成回路を常にリセット・スタートさせると共に、商用
電源の状態から乗り換えの必要がある場合は、乗り換え
前の1秒信号のレベルと乗り換え先の1秒信号のレベル
が一致した時点で、時計計時用1秒信号の乗り換えを行
うようにしている。
【0038】従って、商用周波同期1秒信号fから水晶
同期1秒信号gへの乗り換え時においては、時計計時誤
差を水晶発振クロックの1周期分に最少化することがで
き、又水晶同期1秒信号gから商用周波同期1秒信号f
への乗り換え時においても、時計計時誤差を商用周波の
1周期分に最少化することができる。
【0039】なお、上記実施の各形態における時計計時
用1秒信号生成装置は、時計機能を具備し、商用電源に
より動作する例えば電子式電力量計や、各種の家電機
器、例えばステレオ,ビデオレコーダー,テレビ、電子
レンジ、炊飯器等に適用できるものである。
【0040】また、上述の実施の形態では時計計時用単
位時間信号を1秒信号としたが、0.1 秒信号や0.01秒信
号などとすることができる。
【0041】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、商用電源周波同期単位時間信号と水晶発振クロック
同期単位時間信号のうちの時計計時用として使用されて
いる同期単位時間信号の1周期の開始位置に、他方の同
期単位時間信号の1周期の開始位置を合わせるように制
御すると共に、商用電源周波数の変動許容範囲に応じて
定められた乗換禁止区間以外で、前記商用電源周波同期
単位時間信号と前記水晶発振クロック同期単位時間信号
の一方から他方への、またはその逆への乗り換えを行わ
せるようにしたり、或いは、商用電源周波同期単位時間
信号と水晶発振クロック同期単位時間信号の一方から他
方への、またはその逆への乗り換えに際して、前記2つ
の同期単位時間信号のレベルを検出して、同一のレベル
の時に乗り換えを行わせるようにしている。
【0042】よって、商用周波同期単位時間信号と水晶
同期単位時間信号の乗り換えによる時計計時誤差を最少
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に関わる時計計時用
1秒信号生成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】商用電源印加時および商用電源印加中における
図1の各回路の出力波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】商用電源印加中および停電中における図1の各
回路の出力波形を示すタイミングチャートである。
【図4】図2及び図3に示す商用周波同期1秒信号fと
水晶同期1秒信号gをワンショット出力波形とした場合
のタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る時計計時用1
秒信号生成装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 水晶発振回路 2 水晶同期1秒信号生成回路 3 商用周波同期1秒信号生成回路 4 時計計時用1秒信号乗換回路 5 水晶同期1秒制御信号出力回路 6 商用周波同期1秒制御信号出力回路 7 乗換タイミング信号生成回路 8 周波数判別回路 21 水晶同期1秒信号生成回路 22 乗換タイミング信号生成回路 a 水晶発振クロック b 乗換タイミング用クロック c 停電信号 d 商用周波同期1秒制御信号 e 水晶同期1秒制御信号 f 商用周波同期1秒信号 g 水晶同期1秒信号 h 時計計時用1秒信号 T1 ,T2 乗換禁止区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源周波に同期した商用電源周波同
    期単位時間信号を生成する第1の単位時間信号生成手段
    と、水晶発振クロックに同期した水晶発振クロック同期
    単位時間信号を生成する第2の単位時間信号生成手段と
    を備え、前記商用電源周波同期単位時間信号と前記水晶
    発振クロック同期単位時間信号の一方から他方へ、また
    はその逆に、乗り換えることにより、時計計時用単位時
    間信号を生成するようにした時計計時用単位時間信号生
    成装置において、 前記商用電源周波同期単位時間信号と前記水晶発振クロ
    ック同期単位時間信号のうちの時計計時用として使用さ
    れている同期単位時間信号の1周期の開始位置に、他方
    の同期単位時間信号の1周期の開始位置合わせるよう
    に制御する第1の制御手段と、商用電源周波数の変動許
    容範囲に応じて定められた乗換禁止区間以外で、前記商
    用電源周波同期単位時間信号と前記水晶発振クロック同
    期単位時間信号の一方から他方への、またはその逆への
    乗り換えを行わせる第2の制御手段とを設けたことを特
    徴とする時計計時用単位時間信号生成装置。
  2. 【請求項2】 商用電源周波に同期した商用電源周波同
    期単位時間信号を生成する第1の単位時間信号生成手段
    と、水晶発振クロックに同期した水晶発振クロック同期
    単位時間信号を生成する第2の単位時間信号生成手段と
    を備え、前記商用電源周波同期単位時間信号と前記水晶
    発振クロック同期単位時間信号の一方から他方へ、また
    はその逆に、乗り換えることにより、時計計時用単位時
    間信号を生成するようにした時計計時用単位時間信号生
    成装置において、 前記商用電源周波同期単位時間信号と前記水晶発振クロ
    ック同期単位時間信号のうちの時計計時用として使用さ
    れている同期単位時間信号の1周期の開始位置に、他方
    の同期単位時間信号の1周期の開始位置合わせるよう
    に制御する第1の制御手段と、前記商用電源周波同期単
    位時間信号と前記水晶発振クロック同期単位時間信号の
    一方から他方への、またはその逆への乗り換えに際し
    て、前記2つの同期単位時間信号のレベルを検出して、
    同一のレベルの時に前記乗り換えを行わせる第2の制御
    手段とを設けたことを特徴とする時計計時用単位時間信
    号生成装置。
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