JP3236321B2 - 断熱吸音材の製造装置 - Google Patents
断熱吸音材の製造装置Info
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- JP3236321B2 JP3236321B2 JP24038391A JP24038391A JP3236321B2 JP 3236321 B2 JP3236321 B2 JP 3236321B2 JP 24038391 A JP24038391 A JP 24038391A JP 24038391 A JP24038391 A JP 24038391A JP 3236321 B2 JP3236321 B2 JP 3236321B2
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- Japan
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- heat
- trimming
- sound absorbing
- insulating sound
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両や建築資材、ある
いは音響用資材として使用される断熱吸音材の製造装置
に関する。
いは音響用資材として使用される断熱吸音材の製造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両や建築資材、あるいは音響用資材と
して、従来より断熱性と吸音性とを合せ持つ断熱吸音材
が使用されている。ところで、断熱吸音性を有する材料
としては、例えばガラス繊維等の無機質繊維や、落綿、
反毛等の動植物性繊維や、合成樹脂発泡材が従来より知
られているが、繊維の飛散を防止して取扱い作業性を向
上させる目的や、水濡れに対する撥水性付与の目的で、
ポリオレフィン系シート等の熱融着性を有するシート材
で被覆し、熱融着により被覆した状態にて使用する場合
が多い。
して、従来より断熱性と吸音性とを合せ持つ断熱吸音材
が使用されている。ところで、断熱吸音性を有する材料
としては、例えばガラス繊維等の無機質繊維や、落綿、
反毛等の動植物性繊維や、合成樹脂発泡材が従来より知
られているが、繊維の飛散を防止して取扱い作業性を向
上させる目的や、水濡れに対する撥水性付与の目的で、
ポリオレフィン系シート等の熱融着性を有するシート材
で被覆し、熱融着により被覆した状態にて使用する場合
が多い。
【0003】この様に熱融着性シートで断熱吸音性を有
する材料を被覆する場合には、まず、所望する凹形状の
下型の内方から該下型の周縁にまで至るように熱融着性
シートをセットし、次に下型内に断熱吸音性を有する部
材を載置し、更に該部材と該下型の周縁とを覆うように
熱融着性シートを載せる。そして、上方から上型を下ろ
し、該上型と上記下型との周縁でこの2枚の熱融着性シ
ートを挟みつけ、加熱することにより両者を熱融着し、
熱融着工程を終了する。次に、この様に熱融着されたも
のを型から取り出し、熱融着部より外側の不要部分を切
り取るトリミング工程を別工程として行う。
する材料を被覆する場合には、まず、所望する凹形状の
下型の内方から該下型の周縁にまで至るように熱融着性
シートをセットし、次に下型内に断熱吸音性を有する部
材を載置し、更に該部材と該下型の周縁とを覆うように
熱融着性シートを載せる。そして、上方から上型を下ろ
し、該上型と上記下型との周縁でこの2枚の熱融着性シ
ートを挟みつけ、加熱することにより両者を熱融着し、
熱融着工程を終了する。次に、この様に熱融着されたも
のを型から取り出し、熱融着部より外側の不要部分を切
り取るトリミング工程を別工程として行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造工程で
は熱融着とトリミング工程とが別個に行われるので、作
業工数が増加すると共に、熱融着部分とトリミング部分
とが位置ずれするという不具合が生じる。そこで本発明
は、上記の問題点に鑑み、作業工数を削減することがで
きると共に、熱融着部分とトリミング部分とが位置ずれ
することのない断熱吸音材の製造装置を提供することを
目的とする。
は熱融着とトリミング工程とが別個に行われるので、作
業工数が増加すると共に、熱融着部分とトリミング部分
とが位置ずれするという不具合が生じる。そこで本発明
は、上記の問題点に鑑み、作業工数を削減することがで
きると共に、熱融着部分とトリミング部分とが位置ずれ
することのない断熱吸音材の製造装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、断熱吸音部材を包んだ熱融着性シートを熱
融着し該断熱吸音部材を被覆する断熱吸音材の製造装置
において、有底筒状体の開口部周縁にて上記熱融着を行
う熱融着型を、周縁にトリミング刃を周設した、トリミ
ング型に開設したシリンダ部内に摺動自在に保持せしめ
ると共に、該熱融着型を該シリンダ部開口側へ付勢する
付勢手段を設け、該付勢手段による付勢力に抗して該熱
融着型をシリンダ部内方向に、上記熱融着を行う第1位
置と、該第1位置を越えて上記トリミング刃にてトリミ
ングを行う第2位置へと摺動せしめる押し型を設けたこ
とを特徴とする。
に本発明は、断熱吸音部材を包んだ熱融着性シートを熱
融着し該断熱吸音部材を被覆する断熱吸音材の製造装置
において、有底筒状体の開口部周縁にて上記熱融着を行
う熱融着型を、周縁にトリミング刃を周設した、トリミ
ング型に開設したシリンダ部内に摺動自在に保持せしめ
ると共に、該熱融着型を該シリンダ部開口側へ付勢する
付勢手段を設け、該付勢手段による付勢力に抗して該熱
融着型をシリンダ部内方向に、上記熱融着を行う第1位
置と、該第1位置を越えて上記トリミング刃にてトリミ
ングを行う第2位置へと摺動せしめる押し型を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】押し型による熱融着型の第1位置への摺動によ
り熱融着性シートを熱融着して断熱吸音部材を被覆し、
該熱融着型をシリンダ部内方向へと更に第2位置へ摺動
させ、トリミング型に開設したシリンダ部周縁のトリミ
ング刃で熱融着性シートの不要部分を切断しトリミング
する。
り熱融着性シートを熱融着して断熱吸音部材を被覆し、
該熱融着型をシリンダ部内方向へと更に第2位置へ摺動
させ、トリミング型に開設したシリンダ部周縁のトリミ
ング刃で熱融着性シートの不要部分を切断しトリミング
する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例について、以下に図を用い
て説明する。1は熱融着型であり、該熱融着型1は固定
のトリミング型2の中央に設けられたシリンダ部21内
に上下方向に摺動自在に配設され、かつ、該熱融着型1
の下側に配されたスプリング22により上方向に付勢さ
れ、所定の上端位置にて保持されている。そして、該熱
融着型1の縁部11には所定の加熱手段が内蔵され、上
記シリンダ部21の周縁部にはトリミング刃23が周設
され、該熱融着型1及びトリミング型2の上方には、内
部に加熱手段を内蔵し、上下方向に可動自在の押し型3
が配置されている。
て説明する。1は熱融着型であり、該熱融着型1は固定
のトリミング型2の中央に設けられたシリンダ部21内
に上下方向に摺動自在に配設され、かつ、該熱融着型1
の下側に配されたスプリング22により上方向に付勢さ
れ、所定の上端位置にて保持されている。そして、該熱
融着型1の縁部11には所定の加熱手段が内蔵され、上
記シリンダ部21の周縁部にはトリミング刃23が周設
され、該熱融着型1及びトリミング型2の上方には、内
部に加熱手段を内蔵し、上下方向に可動自在の押し型3
が配置されている。
【0008】上記構成によれば、まず、押し型3が上昇
端に位置する状態で、熱融着型1内に、熱融着性シート
4aを該熱融着型1の縁部11をも覆うようにセット
し、該熱融着性シート4aの上に該熱融着型1の内部に
位置するように断熱吸音部材5をセットする。そして、
更にその上から熱融着性シート4bを上記縁部11と断
熱吸音部材5とを覆うようにセットする。この状態で、
押し型3を上記トリミング刃23と熱融着性シート4a
とが接触する直前の第1位置まで降下させ、該押し型3
と上記縁部11とで2枚の熱融着性シート4a・4bを
互いに熱融着し、上記断熱吸音部材5を両シート4a・
4bにて被覆する。この熱融着工程が完了すると、上記
押し型3をスプリング22の付勢力に抗して更に第2位
置まで下降させ、該押し型3と上記トリミング刃23と
で2枚の熱融着性シート4a・4bを挟み、トリミング
を行う。
端に位置する状態で、熱融着型1内に、熱融着性シート
4aを該熱融着型1の縁部11をも覆うようにセット
し、該熱融着性シート4aの上に該熱融着型1の内部に
位置するように断熱吸音部材5をセットする。そして、
更にその上から熱融着性シート4bを上記縁部11と断
熱吸音部材5とを覆うようにセットする。この状態で、
押し型3を上記トリミング刃23と熱融着性シート4a
とが接触する直前の第1位置まで降下させ、該押し型3
と上記縁部11とで2枚の熱融着性シート4a・4bを
互いに熱融着し、上記断熱吸音部材5を両シート4a・
4bにて被覆する。この熱融着工程が完了すると、上記
押し型3をスプリング22の付勢力に抗して更に第2位
置まで下降させ、該押し型3と上記トリミング刃23と
で2枚の熱融着性シート4a・4bを挟み、トリミング
を行う。
【0009】以上の工程により、熱融着工程とトリミン
グ工程とを1個の装置にて連続して行うことができるの
で、工数を削減することができると共に、熱融着を行う
縁部とトリミングを行うトリミング刃とが相互に位置決
めされているので熱融着部とトリミング部とが位置ずれ
することがない。
グ工程とを1個の装置にて連続して行うことができるの
で、工数を削減することができると共に、熱融着を行う
縁部とトリミングを行うトリミング刃とが相互に位置決
めされているので熱融着部とトリミング部とが位置ずれ
することがない。
【0010】ところで、上記熱融着性シート4a・4b
はポリウレタンシートやポリエステル不織布等の合成樹
脂シートからなり、断熱吸音部材はガラス繊維等の無機
質繊維や、落綿、反毛等の動植物性繊維や、ポリウレタ
ン等の合成樹脂発泡材からなる。また、上記実施例では
付勢手段としてスプリング21を用いたが、例えば流体
圧シリンダを用いる等、任意の付勢手段を用いてもよ
い。
はポリウレタンシートやポリエステル不織布等の合成樹
脂シートからなり、断熱吸音部材はガラス繊維等の無機
質繊維や、落綿、反毛等の動植物性繊維や、ポリウレタ
ン等の合成樹脂発泡材からなる。また、上記実施例では
付勢手段としてスプリング21を用いたが、例えば流体
圧シリンダを用いる等、任意の付勢手段を用いてもよ
い。
【0011】以上、本発明の実施例について詳細に説明
したが、本発明は上記特許請求の範囲に記載された事項
にのみ限定されるものであり、上記した特定の実施例に
限定されるものではない。
したが、本発明は上記特許請求の範囲に記載された事項
にのみ限定されるものであり、上記した特定の実施例に
限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、断熱吸音部材を熱融着性シートにて被覆する際に、
作業工数を削減することができると共に、熱融着部分
と、該熱融着工程に続いて行うトリミング部分とが位置
ずれすることがない。
は、断熱吸音部材を熱融着性シートにて被覆する際に、
作業工数を削減することができると共に、熱融着部分
と、該熱融着工程に続いて行うトリミング部分とが位置
ずれすることがない。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明線図であ
る。
る。
1 熱融着型 2 トリミング型 3 押し型 5断熱吸音部材 23 トリミング刃 4a・4b 熱融着性シー
ト
ト
Claims (1)
- 【請求項1】 断熱吸音部材を包んだ熱融着性シートを
熱融着し該断熱吸音部材を被覆する断熱吸音材の製造装
置において、有底筒状体の開口部周縁にて上記熱融着を
行う熱融着型を、周縁にトリミング刃を周設した、トリ
ミング型に開設したシリンダ部内に摺動自在に保持せし
めると共に、該熱融着型を該シリンダ部開口側へ付勢す
る付勢手段を設け、該付勢手段による付勢力に抗して該
熱融着型をシリンダ部内方向に、上記熱融着を行う第1
位置と、該第1位置を越えて上記トリミング刃にてトリ
ミングを行う第2位置へと摺動せしめる押し型を設けた
ことを特徴とする断熱吸音材の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24038391A JP3236321B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 断熱吸音材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24038391A JP3236321B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 断熱吸音材の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0550512A JPH0550512A (ja) | 1993-03-02 |
JP3236321B2 true JP3236321B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=17058674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24038391A Expired - Fee Related JP3236321B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 断熱吸音材の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236321B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005163981A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-23 | Kurabo Ind Ltd | 真空断熱材用芯材および該芯材を用いた真空断熱材 |
US10240286B2 (en) | 2017-05-26 | 2019-03-26 | Footprint International, LLC | Die press assembly for drying and cutting molded fiber parts |
US10377547B2 (en) | 2017-05-26 | 2019-08-13 | Footprint International, LLC | Methods and apparatus for in-line die cutting of vacuum formed molded pulp containers |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP24038391A patent/JP3236321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0550512A (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010911 |
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