JP3235348B2 - 無人搬送車システムにおける待機制御装置 - Google Patents

無人搬送車システムにおける待機制御装置

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JP3235348B2 JP14892794A JP14892794A JP3235348B2 JP 3235348 B2 JP3235348 B2 JP 3235348B2 JP 14892794 A JP14892794 A JP 14892794A JP 14892794 A JP14892794 A JP 14892794A JP 3235348 B2 JP3235348 B2 JP 3235348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無人搬送車システムにお
ける待機制御装置に関し、特に複数台の無人搬送車を、
分岐点を有する誘導路に沿い走行させるシステムに適用
して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】現在、工場等の流通システムの無人化、
省力化に寄与すべく無人搬送車が開発され、製品化され
ている。この種の無人搬送車を走行させるシステムの一
種として誘導方式がある。この誘導方式は、例えば床面
に敷設した電線である誘導路に電流を流すことによりそ
の周囲に磁界を形成する一方、無人搬送車には、前記磁
界を検知するピックアップコイル等のセンサを備えるこ
とによりこのセンサで磁界を検知し乍ら無人搬送車を誘
導路に沿い走行させるように構成してある。
【0003】図3は従来技術に係る誘導方式の無人搬送
車システムを概念的に示す説明図である。同図中、
-1,1-2は無人搬送車、2は誘導路、3は地上セン
サ、4は地上制御盤である。無人搬送車1-1,1-2は、
誘導路2の周囲に形成される磁界を検出するセンサであ
るピックアップコイルとともに、無人搬送車1-1,1-2
の通過に伴ない地上センサ3を動作させる被検出体及び
光受信機を搭載している。このときの地上センサ3は、
例えばリードスイッチで、また被検出体はマグネットで
それぞれ好適に構成し得る。地上制御盤4は光通信機を
内蔵しており、この光通信機による光通信により無人搬
送車1-1,1-2に対してそれぞれが走行すべきルートN
o. を指示するとともに、無人搬送車1-1,1-2の待機
制御を行なうように構成してある。すなわち、前記無人
搬送車システムでは、図4に示すように、分岐した直後
の停車ステーション5a,5bに停車する無人搬送車が
ある場合を考慮してカーブでの無人搬送車の衝突を防ぐ
ため待機エリア6を設けてある。
【0004】地上制御盤4は、地上センサ7a,7b,
7cの出力信号を入力しており、地上センサ7cの動作
により地上センサ7cの位置での通過が検知された無人
搬送車1-1,1-2の数と、地上センサ7a,7bの動作
によりこれら地上センサ7a,7bの位置での通過が検
知された無人搬送車1-1,1-2の数とが等しくなった
後、後続の無人搬送車1-3の分岐路2a,2bへの進入
を許容する。
【0005】すなわち、図4に示すように、誘導路2が
分岐路2a,2bに分岐している場合には、地上センサ
3が2台の無人搬送車1-1,1-2の通過を検知した状態
で、3台目の無人搬送車1-3が待機エリア6に進入した
とき、この無人搬送車1-3を待機エリア6に待機させる
制御が行なわれる。これは次の理由による。
【0006】すなわち、図4に示すように、無人搬送車
-1が停車ステーション5aで停車しており、後続の無
人搬送車1-2が無人搬送車1-1の後方に続いた場合、無
人搬送車1-2はその前部に搭載する衝害物センサである
レーダ発受信機8-2の動作により無人搬送車1-1との間
の距離が所定値になった時点で地上センサ7aを動作さ
せることなく自動的に停車する。このとき、地上センサ
7aは無人搬送車1-2の通過は検知していないので、地
上制御盤4は無人搬送車1-2の位置を認識できない。し
たがって、この状態で無人搬送車1-3が分岐路2bの停
車ステーション5bに行く場合には問題はないのである
が、分岐路2aの停車ステーション5aに行く場合に
は、無人搬送車1-3のレーダ発受信機8-3がカーブでは
衝害物センサとして機能しないことに基因し、図4に二
点鎖線で示すように無人搬送車1-3が無人搬送車1-2
後部に衝突してしまう。そこで、停車ステーション5b
は空いているにもかかわらず、すなわち無人搬送車1-3
の進入が許容されるにもかかわらず、安全性を考慮して
無人搬送車1-3の行先に関係なく、この無人搬送車1 -3
を待機エリア6で待機させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
おいては、進入可能な分岐路2bに無人搬送車1-3が進
入する場合でも、地上センサ7cにより2台の無人搬送
車1-1,1-2の通過が検知されない限り、すなわち地上
センサ7cにより通過が検知された無人搬送車1 -1,1
-2の数と、地上センサ7a,7bにより通過が検知され
た無人搬送車1-1の数とが同数でない場合には、無人搬
送車1-2が地上センサ7cと地上センサ7a若しくは地
上センサ7bとの間に存在するので、地上制御盤4は分
岐路2a,2bの何れかに進入する無人搬送車1-3に通
過(進入)指令を出すことができず、不合理な待機指令
を出さざるを得ないという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
誘導路の分岐点の直前での合理的な無人搬送車の待機制
御を実現し得る無人搬送車システムにおける待機制御装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明の構成は、地上制御盤から送出する光信号を受信
し、指定された誘導路に沿い走行するとともに、誘導路
の分岐点の直前での待機制御が行なわれる複数台の無人
搬送車を有する無人搬送車システムにおける待機制御装
置において、前記分岐点の直前の誘導路の近傍に配設し
たn(nは2以上の自然数)bitセンサと、各無人搬
送車に搭載され、各無人搬送車が前記nbitセンサに
近接した際に、このnbitセンサ通過後に分岐する予
め設定された誘導路の各分岐路に固有の状態に対応する
ようnbitセンサを動作させる被検出体と、前記nb
itセンサの出力信号を処理して分岐後の各分岐路に対
する無人搬送車の進入状況を把握しておき、分岐後に進
入する分岐路に他の無人搬送車が存在しない場合には進
入を許容し、分岐後に進入する分岐路に他の無人搬送車
が存在する場合には分岐点直前で待機するよう指示する
地上制御盤とを有することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成の本発明によれば、nbitセンサの
出力信号を処理することにより、地上制御盤は、無人搬
送車が進入しようとする分岐路がどの分岐路であるかを
判別し、この結果各分岐路の状態、すなわち満車である
か否かを判定して待機制御を行なう。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0012】図1は図4と同様の2本の分岐路2a,2
bを有する誘導路2を有する無人搬送車システムにおけ
る本実施例に係る待機制御装置を示す説明図である。同
図中、図4と同一部分には同一番号を付し重複する説明
は省略する。
【0013】図1に示すように、地上センサ9は2bi
tのセンサで、誘導路2の分岐点2cの直前の待機エリ
ア6に隣接して配設してあり、「00」、「01」、
「10」、「11」の4種類の状態を表わす2値信号を
地上制御盤10に送出するようになっている。
【0014】無人搬送車1-1,1-2,1-3は待機エリア
6に進入した際、地上センサ9を動作させる被検出体を
搭載している。この被検出体は、各無人搬送車1-1〜1
-3が待機エリア6に進入した際に、各無人搬送車1-1
-3が待機エリア6を通過した後に進入する分岐路2
a,2bにそれぞれ固有の2値コードに対応する状態に
前記地上センサ9を動作させる。このとき、分岐路2
a,2bにそれぞれ固有の2値のコードは、無人搬送車
-1〜1-3がそれぞれ搭載する制御部のプログラムに予
め設定されている。
【0015】本実施例では、「01」を分岐路2aに、
また「10」を分岐路2bにそれぞれ対応させている。
かくして、地上センサ9は、分岐路2aに進入する無人
搬送車1-1〜1-3を検知した場合には「01」、分岐路
2bに進入する無人搬送車1 -1〜1-3を検知した場合に
は「10」の2値信号を地上制御盤10に送出する。地
上制御盤10は、地上センサ9の出力信号を処理するこ
とによりこの地上センサ9を通過した無人搬送車1-1
-3が分岐路2a,2bの何れに進入したかを判定する
とともに、待機エリア6に進入してきた無人搬送車1-1
〜1-3が分岐路2a,2bの何れに進入しようとするの
かを判定し、進入しようとする分岐路2a,2bが進入
可能な状態である場合には無人搬送車1-1〜1-3に対し
待機エリア6の通過指令を送出する。図1に示すような
状態のときには、無人搬送車1-3が、分岐路2bに進入
することが検知されている場合に待機エリア6の通過指
令を送出する。
【0016】次に上記実施例の作用を、その具体的な待
機制御の態様とともに図2のフローチャートに基づき説
明する。
【0017】無人搬送車1-1〜1-3が待機エリア6に進
入したときには地上センサ9が動作するので、先ず地上
センサ9の動作状態を検知する(判定ブロック11参
照)。
【0018】地上センサ9がON状態になったことが検
知されたとき、分岐路2a,2bが満車であるか否かを
検知する(判定ブロック12参照)。
【0019】本実施例の場合、これは地上センサ9で検
知した無人搬送車1-1〜1-3の数と、地上センサ7a,
7bで検知した無人搬送車1-1〜1-3の数とを比較し、
地上センサ7a,7bの位置を通過していない無人搬送
車1-1〜1-3が2台、すなわち分岐路2a,2bの数と
同数であるとき満車であると判定する。
【0020】満車の場合には、待機エリア6における待
機指令を送出する(処理ブロック13参照)。一方、満
車でない場合には、地上センサ9で検知した無人搬送車
-1〜1-3が分岐路2aへ進入するものであるか否かを
検知する(判定ブロック14参照)。これは無人搬送車
-1〜1-3の被検出体により動作される地上センサ9の
出力信号である2値信号の状態を判定することにより検
知する。
【0021】分岐路2aへの進入であることが検知され
た場合には、分岐路2aへ2台進入したか否かを検知す
る(判定ブロック15参照)とともに、分岐路2bへの
進入であることが検知された場合には、分岐路2bへ2
台進入したか否かを検知する(判定ブロック16参
照)。
【0022】これから進入しようとする各分岐路2a,
2b毎の満車が検知された場合には、待機エリア6にお
ける待機指令を送出する(処理ブロック13参照)。
【0023】一方、これから進入しようとする分岐路2
a,2bが満車でない場合には、待機エリア6の通過指
令を送出する(処理ブロック17参照)。
【0024】上記実施例では、地上センサ9が2bit
で、分岐路2a,2bが2本の場合であるが、これは一
般的にはn(nは2以上の自然数)bitセンサとする
ことができる。すなわち、2bitセンサの場合には、
無人搬送車1-1〜1-3を検知しない場合に割当てる1つ
の状態を除き、無人搬送車1-1〜1-3の接近に対応して
3種類の2値状態を形成し得るので、3本迄の分岐路に
適用でき、一般的にはnbitの場合、(2n −1)本
迄の分岐路の待機制御に適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、複数の分岐路における無人搬送
車の進入状態を把握して満車でない分岐路に進入する無
人搬送車は、これを進入させることができるので、待ち
時間が最小の合理的な待機制御を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を概念的に示す説明図である。
【図2】前記実施例の作用を示すフローチャートであ
る。
【図3】無人搬送車システムを概念的に示す説明図であ
る。
【図4】従来技術を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
-1,1-2,1-3 無人搬送車 2 誘導路 2a,2b 分岐路 6 待機エリア 9 地上センサ(nbitセンサ) 10 地上制御盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上制御盤から送出する光信号を受信
    し、指定された誘導路に沿い走行するとともに、誘導路
    の分岐点の直前での待機制御が行なわれる複数台の無人
    搬送車を有する無人搬送車システムにおける待機制御装
    置において、 前記分岐点の直前の誘導路の近傍に配設したn(nは2
    以上の自然数)bitセンサと、 各無人搬送車に搭載され、各無人搬送車が前記nbit
    センサに近接した際に、このnbitセンサ通過後に分
    岐する予め設定された誘導路の各分岐路に固有の状態に
    対応するようnbitセンサを動作させる被検出体と、 前記nbitセンサの出力信号を処理して分岐後の各分
    岐路に対する無人搬送車の進入状況を把握しておき、
    岐後に進入する分岐路に他の無人搬送車が存在しない場
    合には進入を許容し、分岐後に進入する分岐路に他の無
    人搬送車が存在する場合には分岐点直前で待機するよう
    指示する地上制御盤とを有することを特徴とする無人搬
    送車システムにおける待機制御装置。
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