JPH01228100A - 信号制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、信号制御を行っている交差点及び横断歩道に
関し、特に緊急車両の円滑な通過と、早期の目的地到着
を実現する信号制御方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、緊急車両が信号制御を行っている交差点及び横断
歩道を通過する際でも、信号は通常のサイクルで動作し
ていた。従って、緊急車両は安全を期すために、スピー
カーによって注意を促すとともに、交差点に進入時に対
面する信号が赤ならば、速度を落とし、あるいは−呈上
まってから交差点に進入していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の方法では、緊急車両が信号設置箇所に進入する方
向の道路（主道路）の信号が赤のときは、第１に従道路
（主道路と交差する道路）が青になっているため、従道
路の車両が緊急車両に気付かずに交差点に進入してくる
ことも少なくなく、非常に危険である。

第２に緊急車両の運転手が、従道路の車に神経を使わな
ければならず、負担がかかる。

第３にたとえわずかながらでも、交差点通過の際の減速
、停止によって目的地到着が遅れ、緊急車両としての使
命が薄れてしまう。

第４に主道路が渋滞（あるいは信号による待ち行列が発
生）している場合には、進路を妨げることになる。

などの短所がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の緊急車両の交差点又は横断歩道通過に伴い信号
制御を実現するには、緊急車両の交差点進入、及び交差
点通過を感知する検出機能、及びこの機能から送られて
くる感知情報によって信号を制御する制御機能とからな
る。

検出機能は、緊急車両から発せられる電波などを感知す
ることにより、緊急車両の現在位置を確認し、制御機能
へ信号のコントロールを行うように指示を与える機能で
ある。また制御機能は、検出機能から送られた指示によ
り、緊急車両が交差点を円滑に通過できるような信号制
御を判断し、信号をコントロールする機能である。

例えば、検出機能が緊急車両の接近を感知した時、制御
機能は信号が従道路側が青になっていたならば、直ちに
従道路側の信号を青−黄→赤へと移行させ、この後主道
路側を赤→青に変える。この操作は、緊急車両が交差点
に進入するまでに完了していなければならない。また主
道路側が青ならば、信号はそのままでの状態を維持する
。そして、緊急車両が交差点などを通過したことを検出
機能が感知したならば、直ちに制御機能はもとのサイク
ルに戻るように信号を制御する。

〔実施例〕

第１図に本発明の一実施例を示す。

実施例では、緊急車両の交差点接近を感知する検出装置
１を信号の設置箇所から数百メートル手前の場所に設置
し、交差点通過の検出装置および信号制御装置は各信号
の信号制御ボックス２に組込む。

検出装置１の前を緊急車両が通過した際、検出装置１は
信号制御ボックス２に緊急車両接近の情報を送る。信号
制御ボックス２の制御装置は、信号が従道路側が青にな
っていたならば、直ちに従道路側の信号を青−黄→赤へ
と移行させ、この後主道路側の赤−青に変える動作を行
う。また主道路側が青ならば、信号はそのままでの状態
を維持する。ただし、歩行者用の信号は、緊急車両の円
滑な通過と歩行者の安全のために、全方同庁にする。

これらの操作は、緊急車両が交差点に進入するまでに完
了していなければならない為、検出装置１の設置箇所は
、本主道路の環境においての緊急車両の速度を考慮して
行わなければならない。

そして、緊急車両が信号設置箇所を通過する際、検出装
置と同様に緊急車両の通過を信号制御ボックス２で感知
することにより、信号制御をもとのサイクルに戻す。

ところで、近隣の信号とのタイミングを取っている場合
には、緊急車両が交差点を通過した後オフセットが狂っ
てしまう、したがって、制御装置は自身の信号のサイク
ルと近隣の信号とのオフセットを記憶しておき、緊急車
両が通過した後、もとのサイクルとオフセット戻す操作
をも行なう。

他の実施例として、第１図の検出装置１を緊急車両から
の信号（電波）を受信する装置として信号制御ボックス
２に納め、道路状況により緊急車両臼らの判断によって
信号制御をコントロールする方式も可能である。

〔発明の効果〕

以上に説明したように本発明によれば、従道路側には信
号による待ち行列が多少伸びる影響は出るものの、信号
制御を行っている交差点及び横断歩道を緊急車両が早く
、安全に、円滑に通過でき、また緊急車両が目的地へよ
り早く到着できる効果がある。また、従道路側の一般車
両にとっても信号制御を行っている交差点及び横断歩道
を安全に通過することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明において緊急車両接近時に主道路の信号
が赤の場合の実施例である。 １・・・・・・緊急車両接近感知する検出装置◎、２・
・・・・・信号制御及び緊急車両通過感知する制御装置
★、３・・・・・・緊急車両、４・・・・・・一般車両
、５・・・・・・主道路、６・・・・・・従道路、７・
・・・・・主道路用信号（車両用）、８・・・・・・従
道路用信号（車両用）。 代理人　弁理士　　内　原　　　音

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 信号制御を行っている交差点又は横断歩道において、緊
   急車両の交差点進入を感知する検出手段と、緊急車両が
   交差点又は横断歩道を通過したことを感知する検出手段
   を持ち、緊急車両の交差点接近から通過するまでの間、
   緊急車両の進行を容易せしめる様、交通信号を制御する
   ことを特徴とする信号制御方式。