JP3234174U - ラップラウンド型包装箱 - Google Patents

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智昭 赤井
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Abstract

【課題】使用後、立体的な箱体をほぼ1アクションで簡単に解体することができ、薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができるラップラウンド型包装箱を提供する。【解決手段】周方向に連接されて筒体の4つの面となる前板18、底板20、後板22及び天板24を備える。前板18の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された前フラップ36(1)、36(2)を備える。底板20の2つの側端辺に各々延設された底フラップ40(1)、40(2)を備える。後板22の2つの側端辺に各々延設された後フラップ44(1)、44(2)を備える。天板24の2つの側端辺に開封用破断線50(1)、50(2)を介して各々延設された天フラップ48(1)、48(2)を備える。底フラップ40(1)、40(2)は、内側を幅方向に横切る解体用破断線52(1)、52(2)によって、底板20に連続する本体領域40a(1)、40a(2)と、底板20に連続しない分離領域40b(1)、40b(2)とに区切られる。【選択図】図2

Description

本考案は、四角形の筒体の両端が2つの側壁部で閉鎖されたラップラウンド型包装箱に関する。
例えば、医薬品用の包装箱は、病院や調剤薬局等の医療機関で使用された後、大量に廃棄されることになるので、箱体を薄く折り畳んでコンパクトに廃棄できることが求められる。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、底板及、天板及び2つの側板(前板、後板)で四角形の筒体を形成し、各板の側端辺に各々延設したフラップを重ねて糊付けして成る側壁部で筒体の両端を閉鎖したラップラウンド型の包装箱があった。
この包装箱は、天板の2つの側端辺に開封用破断線が設けられ、開封用破断線を破断させて開封すると、天板を開放させることができる。そして、破棄する時に箱体を解体しやすくするため、側壁部のほぼ中央にツマミ部(22)を設け、ツマミ部(22)より上方に向かって破断線(21)を設け、ツマミ部(22)の下方に、破断線(18a)で囲まれた切り裂き開口部(19a)を設けている。したがって、解体する時は、まず、ツマミ部(22)を引っ張って破断線(18a)を破断させ、切り裂き開口部(19a)を倒し、側壁部の底板に近い部分を分割する。その後、破断線(21)を破断させて、側壁部の天板に近い部分を分割する。これで、箱体を平坦に折り畳むことが可能になり、コンパクトに廃棄することができる。
実開昭62−194529号公報
特許文献1の包装箱は、解体動作が1つの側壁部に対して2アクションになり、2つの側壁部を別々に解体しなければならないので、解体するのに手間が掛かる。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、使用後、立体的な箱体をほぼ1アクションで簡単に解体することができ、薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができるラップラウンド型包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、四角形の筒体の両端が側壁部で各々閉鎖されたラップラウンド型包装箱であって、
周方向に連接されて前記筒体の4つの面となる前板、底板、後板及び天板と、前記前板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の前フラップと、前記底板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の底フラップと、前記後板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の後フラップと、前記天板の2つの側端辺に開封用破断線を介して各々延設された一対の天フラップとを備え、
前記前フラップ及び前記後フラップの延出長さは、前記天板及び前記底板の連接方向の長さの半分以下に設定され、前記底フラップ及び前記天フラップの延出長さの合計は、前記前板及び後板の連接方向の長さ以下に設定され、前記底フラップは、内側を幅方向に横切る解体用破断線によって、前記底板に連続する本体領域と、前記底板に連続しない分離領域とに区切られており、
組み立て状態で、前記前板、底板、後板及び天板によって立体的な前記筒体が形成され、前記前フラップ及び後フラップが倒れた外面に前記底フラップ及び前記天フラップが倒れて重なり、前記前記天フラップが前記前フラップ及び前記後フラップに糊付けされ、前記底フラップの前記分離領域が前記前フラップ及び前記後フラップに糊付けされることによって、前記側壁部が形成されており、
前記開封用破断線を破断させることを含む開封作業が行われた後、前記天板の全領域が開放された状態で、前記前板及び前記後板の、前記側壁部に近い端部同士を近づける解体作業が行われると、前記底板が前記連接方向の中央部で折れ曲がり、前記解体用破断線が自動的に破断して前記底フラップが前記本体領域と前記切離領域とに分離し、前記天フラップ、前記本体領域及び前記切離領域が幅方向の中央部で各々折れ曲がり、全体が平坦な折り畳み状態になるラップラウンド型包装箱である。
前記底板の、前記解体が行われた時に折れ曲がる前記中央部に、当該折れ曲がる動作を円滑にするための解体用折罫線が設けることができる。また、前記底フラップ及び前記天フラップの、前記解体が行われた時に折れ曲がる前記中央部に、当該折れ曲がる動作を円滑にするための解体用折罫線が設けることができる。
前記解体用破断線は、前記底フラップを円弧状の軌跡で横切るように設けられていることが好ましい。また、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、前記前板、底板、後板及び天板が順に連接され、端に位置する前記天板の連接方向の端辺に差し込み片が延設されている構成にしてもよい。
本考案のラップラウンド型包装箱は、独特な構造の解体用破断線を備えているので、廃棄する時、2つの側壁部を各々1アクションで簡単に解体することができ、両手を使えば、2つの側壁部をほぼ同時に解体することができる。また、所定の解体用折罫線を付加することによって、解体の動作をより円滑にすることができる。したがって、大量の箱体を廃棄する時でも、個々の箱体を効率よく解体し、薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができる。
また、組み立て状態で、解体用破断線が箱体の稜線部分や底板の内側に配置されないので、解体用破断線を設けたことによる箱体の強度の低下は最小限に抑えられる。
本考案のラップラウンド型包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す斜視図(a)、別の角度から見た斜視図(b)である。 この実施形態のラップラウンド型包装箱を展開した箱体形成片を表面側から見た平面図である。 この実施形態のラップラウンド型包装箱が開封され天板が開放された状態を示す斜視図(a)、別の角度から見た斜視図(b)である。 この実施形態のラップラウンド型包装箱の解体した後の折り畳み状態を前板の側から見た図(a)、後板の側から見た図(b)である。
以下、本考案のラップラウンド型包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態のラップラウンド型包装箱10は、図1(a)、(b)に示すように、横向きになった筒体12の両端を、2つの側壁部14(1),14(2)で各々閉鎖した直方体形状の箱体である。
ラップラウンド型包装箱10は、厚紙や段ボール紙等で成る一枚の箱体形成片16を組み立てることによって形成される。箱体形成片16は、図2(a)に示すように、順に一列に連接された前板18、底板20、後板22及び天板24を有し、折罫線26,28,30で各々区切られている。前板18、底板20、後板22及び天板24は、連接している幅方向の長さが同じで、連接方向の長さは、前板18及び後板22が少し長くて互いにほぼ等しく、底板20及び天板24が少し短くて互いにほぼ等しい。そして、天板24の連接方向の端辺に台形状の差し込み片32が短く延設され、折罫線34で天板24と区切られている。
前板18,底板20、後板22及び天板24の、図2における右側の端辺には、側壁部14(1)を形成するためのフラップが各々延設され、左側の端辺には、側壁部14(2)を形成するためのフラップが各々延設されている。
前板18の右側の端辺には、台形状の前フラップ36(1)が延設され、折罫線38(1)で前板18と区切られている。同様に、左側の端辺には、台形状の前フラップ36(2)が延設され、折罫線38(2)で前板18と区切られている。前フラップ36(1)と36(2)の延出長さはほぼ同じで、底板20及び天板24の連接方向長さの1/2よりも僅かに短い。
底板20の右側の端辺には、台形状の底フラップ40(1)が延設され、折罫線42(1)で底板20と区切られている。同様に、左側の端辺には、台形状の底フラップ40(2)が延設され、折罫線42(2)で底板20と区切られている。底フラップ40(1)と40(2)の延出長さはほぼ同じで、前板18及び後板22の連接方向長さの1/2よりも僅かに短い。
後板22の右側の端辺には、台形状の後フラップ44(1)が延設され、折罫線46(1)で後板22と区切られている。同様に、左側の端辺には、台形状の後フラップ44(2)が延設され、折罫線46(2)で後板22と区切られている。後フラップ44(1)と44(2)の延出長さはほぼ同じで、底板20及び天板24の連接方向長さの1/2よりも僅かに短い。
天板24の右側の端辺には、台形状の天フラップ48(1)が延設され、開封用破断線50(1)で天板24と区切られている。同様に、左側の端辺には、台形状の天フラップ48(2)が延設され、開封用破断線50(2)で天板24と区切られている。天フラップ48(1)と48(2)の延出長さはほぼ同じで、前板18及び後板22の連接方向長さの1/2よりも僅かに短い。
底フラップ40(1)は、内側を円弧状の軌跡で幅方向に横切る解体用破断線52(1)によって、底板20に連続する本体領域40a(1)と、底板20に連続しない分離領域40b(1)とに区切られている。同様に、底フラップ40(2)は、内側を円弧状の軌跡で幅方向に横切る解体用破断線52(2)によって、底板20に連続する本体領域40a(2)と、底板20に連続しない分離領域40b(2)とに区切られている。
その他、底板20の内側には、中央部を折罫線26,28と略平行に横切る解体用折罫線54が設けられている。また、底フラップ40(1)の内側の幅方向の中央部の、解体用破断線54の一端を延長した位置に、解体用折罫線56(1)が設けられ、底フラップ40(2)の内側の幅方向の中央部の、解体用破断線54の他端を延長した位置に、解体用折罫線56(2)が設けられている。さらに、天フラップ40(1)の内側の幅方向の中央部に、開封用破断線50(1)と交差する解体用折罫線58(1)が設けられ、天フラップ40(2)の内側の幅方向の中央部に、開封用破断線50(2)と交差する解体用折罫線58(2)が設けられている。また、前板18の連接方向の端辺の中央部には、半円形の切り欠き60が設けられている。
次に、ラップラウンド型包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここでは、図2に示す箱体形成片18の各折罫線及び破断線の折り曲げ方について、表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、箱体形成片18を、表面側を下にして作業台に置き、底板20の裏面に収容物を載置する。その後、折罫線26,28,30,34を各々90度に正折りして前板18,底板20、後板22及び天板24で収容物を包み、差し込み片32を前板18の内面に重ねて四角形の筒体12を形成する。
次に、筒体12の一端を閉鎖する側壁部14(1)を形成するため、前フラップ36(1)を折罫線38(1)で90度に正折りし、後フラップ44(1)を折罫線46(1)で90度に正折りする。その後、底フラップ40(1)の分離領域44b(1)の裏面の、解体用破断線56(1)を間に挟む両側の2箇所に糊を塗布した後、底フラップ40(1)を折罫線42(1)で90度に正折りし、分離領域44b(1)を前フラップ36(1)及び後フラップ44(1)の下半分の外面に重ねて糊付けする。
なお、折罫線42(1)の近くに解体用破断線52(1)があるため、底フラップ40(1)を折罫線42(1)で倒した時、解体用破断線52(1)も一緒に折れて底フラップ40(1)が途中で曲がってしまう恐れがある。しかし、解体用破断線52(1)は、折れ難いように直線ではなく円弧状に形成されているので、折罫線42(1)とともに折れることがない。これについては、解体用破断線52(2)も同様である。
さらに、天フラップ48(1)の裏面の、解体用破断線58(1)を間に挟む両側の2箇所に糊を塗布した後、天フラップ48(1)を開封用破断線50(1)で90度に正折りし、天フラップ48(1)を前フラップ36(1)及び後フラップ44(1)の上半分の外面に重ねて糊付けする。これで、側壁部14(1)が形成され、筒体12の一端が閉鎖される。
次に、筒体12の他端を閉鎖する側壁部14(2)を形成するため、前フラップ36(2)を折罫線38(2)で90度に正折りし、後フラップ44(2)を折罫線46(2)で90度に正折りする。その後、底フラップ40(2)の分離領域44b(2)の裏面の、解体用破断線56(2)を間に挟む両側2箇所に糊を塗布した後、底フラップ40(2)を折罫線42(2)で90度に正折りし、分離領域44b(2)を前フラップ36(2)及び後フラップ44(2)の下半分の外面に重ねて糊付けする。
さらに、天フラップ48(2)の裏面の、解体用破断線58(2)を間に挟む両側の2箇所に糊を塗布した後、天フラップ48(2)を開封用破断線50(2)で90度に正折りし、天フラップ48(2)を前フラップ36(2)及び後フラップ44(2)の上半分の外面に重ねて糊付けする。これで、側壁部14(2)が形成され、筒体12の他端が閉鎖される。これで組み立て作業が終わり、図1(a)、(b)に示す組み立て状態のラップラウンド型包装箱10が形成される。
組み立て状態のラップラウンド型包装箱10は、解体用破断線52(1),52(2)が箱体の稜線部分や底板20の内側に配置されないので、解体用破断線52(1),52(2)を設けたことによる箱体の強度の低下は最小限に抑えられる。なお、開封用破断線50(1),50(2)は箱体の稜線部分に配置されるが、底側ではなく蓋側の稜線部分なので、大きな問題にはならない。
ランプラウンド型包装箱10を開封する時は、前板18の端部に設けた切り欠き60から見えている差し込み片32及び天板24の境界部分に指を掛け、これを引き上げて開封用破断線50(1),50(2)を破断させる。開封用破断線50(1),50(2)が破断すると、天板24が側壁部14(1),14(2)から切り離されるので、図3(a)、(b)に示すように、天板24の大きく開くことができ、開放された部分から中の収容物を取り出すことができる。再封する時は、天板24を倒して開放した部分を塞ぎ、差し込み片32を前板18の内面側に差し込んで係止させる。これで、天板24が閉じた状態に保持される。
ラップラウンド型包装箱10を使用した後、廃棄する時は、立体的な箱体を解体して平坦な折り畳み状態にする。まず、図3(a)、(b)に示すように天板24を開いた状態にして、前板18及び後板22の、側壁部14(1),14(2)に近い端部同士を近づける。例えば、片方の手で筒体12の、側壁部14(1)に近い端部を掴み、折罫線38(1)と折罫線46(1)とを近づけると同時に、反対側の手で筒体12の、側壁部14(2)に近い端部を掴み、折罫線38(2)と折罫線46(2)とを近づける。すると、底板20が連接方向の中央部の解体用折罫線54で折れ曲がり、これに伴って解体用破断線52(1),52(2)が自動的に破断し、底フラップ40(1),40(2)が本体領域40a(1),40a(2)と分離領域40b(1),40b(2)とに切り離される。そして、本体領域40a(1),40a(2)が解体用折罫線56(1),56(2)で折れ曲がり、底板20の側方に配置される。また、分離領域40b(1),40b(2)が解体用破断線56(1),56(2)で折れ曲がり、天フラップ48(1),48(2)が解体用破断線58(1),58(2)で折れ曲がり、前フラップ36(1),36(2)及び後フラップ44(1),44(2)と重なって、前板18及び後板22の側方に配置される。これで、ラップラウンド型包装箱10は、図4(a)、(b)に示す平坦な折り畳み状態になる。
以上説明したように、ラップラウンド型包装箱10は、独特な構造の解体用破断線52(1),52(2)を備えているので、廃棄する時、側壁部14(1),14(2)を各々1アクションで簡単に解体することができ、両手を使えば、2つの側壁部14(1),14(2)をほぼ同時に解体することができる。また、解体用折罫線54,56(1),56(2),58(1),58(2)が付加されているので、非常に円滑に解体の動作が行われる。したがって、大量の箱体を廃棄する時でも、個々の箱体を効率よく解体し、薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができる。さらに、組み立て状態で、解体用破断線52(1),52(2)が箱体の稜線部分や底板20の内側に配置されないので、解体用破断線52(1),52(2)を設けたことによる箱体の強度の低下は最小限に抑えられる。
なお、本考案のラップラウンド型包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ラップラウンド型包装箱10は、底フラップ40(1)及び天フラップ48(1)に解体用折罫線56(1),58(1)を設け、側壁部14(1)が折り畳まれる動作を補助しているが、解体用折罫線56(1),58(1)は必要に応じて省くことができる。ラップラウンド型包装箱10の場合、側壁部14(1)は、前フラップ36(1)の延出方向の端辺と後フラップ44(1)の延出方向の端辺とが僅かな隙間を空けて対向し、この隙間の部分は、基材が重ならずに薄肉になる。つまり、この隙間の部分が自然に折罫線として機能するので、多くの場合、解体用折罫線56(1),58(1)は省くことができる。しかし、前フラップ36(1)の端辺と後フラップ44(1)の端辺とが隙間を広くする場合や、基材が折れにくい素材(例えば段ボール紙等)である場合等は、側壁部14(1)がスムーズに折り畳まれるように、解体用折罫線56(1),58(1)を設けることが好ましい。底フラップ40(2)の解体用折罫線56(2)及び天フラップ48(2)の解体用折罫線58(2)についても、解体用折罫線56(1)、58(1)と同様に、必要に応じて省くことができる。
ラップラウンド型包装箱10は、底板20に解体用折罫線54を設け、底板20が折り畳まれる動作を補助しているが、解体用折罫線54は、必要に応じて省くことができる。しかし、基材が折れにくい素材(例えば段ボール紙等)である場合等は、底板20がスムーズに折り畳まれるように、解体用折罫線54を設けることが好ましい。
上記の天フラップ48(1)と底フラップ40(1)の延出長さは、互いに同じ長さに設定してある。しかし、天フラップと底フラップの延出長さは、各延出長さの合計が前板及び後板の連接方向の長さ以下であればよく、互いに異なる長さに設定してもよい。
ラップラウンド型包装箱10は、再封機能を付加するため、天板24の端辺に差し込み片32を設けているが、再封する部分の構造は、上述した解体の動作が可能な範囲で自由に変更することができる。また、再封機能が不要であれば、例えば、差し込み片32を、前板18に糊付けされる糊付け片32とし、折罫線34を、開封時に前板18を糊付け片32から切り離すための補助的な開封用破断線34に変更することができる。このように変更しても、開封によって天板の全領域を開放することができ、上述した解体の動作を支障なく行うことができる。
本考案のラップラウンド型包装箱の収容物は、医薬品に限定されず、医薬品以外の様々な物品を包装対象にできる。箱体の大きさ(高さ、幅、奥行き)は、収容物の大きさに合わせて適宜変更することができる。
10 ラップラウンド型包装箱
12 筒体
14(1),14(2) 側壁部
16 箱体形成片
18 前板
20 底板
22 後板
24 天板
32 差し込み片
36(1),36(2) 前フラップ
40(1),40(2) 底フラップ
40a(1),40a(2) 本体領域
40b(1),40b(2) 分離領域
44(1),44(2) 後フラップ
48(1),48(2) 天フラップ
50(1),50(2) 開封用破断線
52(1),52(2) 解体用破断線
54,56(1),56(2),58(1),58(2) 解体用折罫線

Claims (5)

  1. 四角形の筒体の両端が側壁部で各々閉鎖されたラップラウンド型包装箱であって、
    周方向に連接されて前記筒体の4つの面となる前板、底板、後板及び天板と、前記前板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の前フラップと、前記底板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の底フラップと、前記後板の2つの側端辺に折罫線を介して各々延設された一対の後フラップと、前記天板の2つの側端辺に開封用破断線を介して各々延設された一対の天フラップとを備え、
    前記前フラップ及び前記後フラップの延出長さは、前記天板及び前記底板の連接方向の長さの半分以下に設定され、前記底フラップ及び前記天フラップの延出長さの合計は、前記前板及び後板の連接方向の長さ以下に設定され、前記底フラップは、内側を幅方向に横切る解体用破断線によって、前記底板に連続する本体領域と、前記底板に連続しない分離領域とに区切られており、
    組み立て状態で、前記前板、底板、後板及び天板によって立体的な前記筒体が形成され、前記前フラップ及び後フラップが倒れた外面に前記底フラップ及び前記天フラップが倒れて重なり、前記前記天フラップが前記前フラップ及び前記後フラップに糊付けされ、前記底フラップの前記分離領域が前記前フラップ及び前記後フラップに糊付けされることによって、前記側壁部が形成されており、
    前記開封用破断線を破断させることを含む開封作業の後、前記天板の全領域が開放された状態で、前記前板及び前記後板の、前記側壁部に近い端部同士を近づける解体作業が行われると、前記底板が前記連接方向の中央部で折れ曲がり、前記解体用破断線が自動的に破断して前記底フラップが前記本体領域と前記切離領域とに分離し、前記天フラップ、前記本体領域及び前記切離領域が幅方向の中央部で各々折れ曲がり、全体が平坦な折り畳み状態になることを特徴とするラップラウンド型包装箱。
  2. 前記底板の、前記解体が行われた時に折れ曲がる前記中央部に、当該折れ曲がる動作を円滑にするための解体用折罫線が設けられている請求項1記載のラップラウンド型包装箱。
  3. 前記底フラップ及び前記天フラップの、前記解体が行われた時に折れ曲がる前記中央部に、当該折れ曲がる動作を円滑にするための解体用折罫線が設けられている請求項1又は2記載のラップラウンド型包装箱。
  4. 前記解体用破断線は、前記底フラップを円弧状の軌跡で横切るように設けられている請求項1乃至3のいずれか2記載のラップラウンド型包装箱。
  5. 一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片は、前記前板、底板、後板及び天板が順に連接され、端に位置する前記天板の連接方向の端辺に差し込み片が延設されている請求項1乃至4のいずれか記載のラップラウンド型包装箱。
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