JP3224242U - 包装箱 - Google Patents

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智昭 赤井
智昭 赤井
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【課題】蓋部を開封する操作が容易で、廃棄する時、蓋部材を薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができる包装箱を提供する。【解決手段】筒体12の開封用破断線80は、第二の側面板24の内側を、第二折罫線66と対向するように横切る第一破断部80aと、第三の側面板22の内側に配置され、第一破断部80aの一端と第一折罫線50の一端とを斜めに結ぶ第二破断部80bと、第四の側面板の内側26に配置され、第一破断部80aの他端と第一折罫線50の他端とを斜めに結ぶ第三破断部80cとで構成される。第一の解体用折罫線82は、第三の側面板22の内側に、第二折罫線66の一端と第二破断部80bの途中位置とを結ぶように配置され、第二の解体用折罫線84は、第四の側面板26の内側に、第二折罫線66の他端と第三破断部80cの途中位置とを結ぶように配置される。【選択図】図2

Description

本考案は、シールエンド型の蓋部を備えた包装箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、前パネル、後パネル、2つの側パネルで成る筒体と、筒体の一端部を閉鎖する天パネルとを備え、前パネル及び2つの側パネルに、所定の力により切断される切断線が連続形成され、切断線が切り離されて開封されると、後パネルの内側に設けた折罫線がヒンジになって蓋部材(筒体から分離した部分と天パネルとが一体になった部材)が回動可能になる易開封性カートンがあった。この易開封性カートンは、天パネルにカバーパネルが連設され、カバーパネルの先端辺を前パネルの切断線よりも下方に位置するように設けられ、開封後に再封可能になっている。
特開2002−166929号公報
例えば、医薬品用の包装箱は、病院や調剤薬局等の医療機関で使用された後、多量に廃棄されることになるので、コンパクトに廃棄できることが求められる。しかし、特許文献1の易開封性カートンは、開封後の蓋部材が有底筒状の立体構造になるので、廃棄する時、薄く折り畳んでコンパクトな状態にするのが難しい。
また、医療機関では、医薬品が、包装箱に入った状態で種類ごとに保管棚に並べて保管されることが多く、薬剤師等の管理担当者は、開封済みの医薬品が無くなってから、次の新しい箱(未開封の箱)を開封しなければならない。したがって、開封済みの箱が残っているのに新しい箱を開封してしまうミスを防止するため、医薬品用の包装箱は、開封済みかどうかを一目で正確に判別できることが求められる。しかし、特許文献1の易開封性カートンは、再封した状態と開封前の状態とを比較すると、カバーパネルの先端部が前パネルの外側にあるか内側に差し込まれているかという違いがあるものの、外観的に大きな差がなく、開封済みの包装箱かどうかを一目で正確に判別することは難しい。
この考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、蓋部を開封する操作が容易で、廃棄する時、蓋部材を薄く折り畳んでコンパクトに廃棄することができる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、四角形の筒体を形成する4つの側面板を有し、前記4つの側面板は、互いに対向する第一及び第二の側面板と、前記第一及び第二の側面板と交差する位置で互いに対向する第三及び第四の側面板とで構成され、前記第一の側面板の端辺に、第一の蓋片が第一折罫線を介して延設され、前記第二の側面板の端辺に、第二の蓋片が第二折罫線を介して延設され、開封前の組み立て状態で、前記第一の蓋片と前記第二の蓋片とが重なってシールエンド型の蓋部が形成される包装箱であって、
前記筒体には、開封用破断線と第一及び第二の解体用折罫線とが設けられ、前記開封用破断線は、前記第二の側面板の内側を、前記第二折罫線と対向するように横切る第一破断部と、前記第三の側面板の内側に配置され、前記第一破断部の一端と前記第一折罫線の一端とを斜めに結ぶ第二破断部と、前記第四の側面板の内側に配置され、前記第一破断部の他端と前記第一折罫線の他端とを斜めに結ぶ第三破断部とで構成され、前記第一の解体用折罫線は、前記第三の側面板の内側に、前記第二折罫線の一端と第二破断部の途中位置とを結ぶように配置され、前記第二の解体用折罫線は、前記第四の側面板の内側に、前記第二折罫線の他端と第三破断部の途中位置とを結ぶように配置されている包装箱である。
前記第三及び第四の側面板の端辺に、サイドフラップが各々延設され、開封前の組み立て状態で、前記蓋部は、前記第一及び第二の蓋片の中の一方の蓋片と、前記第一及び第二の蓋片の中の他方の蓋片と、前記サイドフラップとが順に重なり、前記サイドフラップの特定部分が、前記一方の蓋片に対向し、前記一方の蓋片が、前記他方の蓋片及び前記サイドフラップの前記特定部分に糊付けされてシールエンド型に形成される構成にしてもよい。
前記筒体は、前記第二の側面板の内面に重なるように配置された補助内板を有し、前記補助内板の内側には、前記補助内板の蓋部側の端辺の途中の2箇所を内向きに切り込むことによって又は切り欠くことによって、2つの側壁部とその間に位置する舌部とで構成された再封機構が設けられ、開封された状態で、前記開封用破断線が切り離され、前記第二の側面板が蓋部側領域と筒体側領域とに分離し、再封された状態で、前記蓋部側領域が、前記舌部の内面と前記2つの側壁部の外面との間に差し込まれて係止され、前記蓋部が閉鎖状態に保持される構成にすることが好ましい。この場合、前記再封機構の前記舌部は、前記第二の側面板と異なる色に彩色されていることが好ましい。また、この包装箱は、一枚の箱体形成片を組み立てることによって形成される構成にすることが好ましい。
本考案の包装箱は、独特な開封用破断線と第一及び第二の解体用折罫線と備えているので、蓋部を開封する操作が容易で、廃棄する時も、蓋部材を簡単に薄く折り畳むことができ、コンパクトな状態で廃棄することができる。
また、独特な再封機構が形成された補助内板を設けることによって、シールエンド型の蓋部に再封機能を付与することができる。しかも、再封された状態と開封前の状態の外観の差が大きいので、開封済みの箱体かどうかを一目で容易に判別することができる。
本考案の包装箱の一実施形態の、開封前の組み立て状態を示す斜視図である。 この実施形態の包装箱を展開した箱体形成片を裏面側から見た平面図である。 この実施形態の包装箱の組み立て工程を順に示す平面図(a)、(b)、(c)である。 この実施形態の包装箱の蓋部を開封した状態を示す斜視図(a)、再封した状態を示す斜視図(b)である。 この実施形態の包装箱の蓋部材が廃棄するために折り畳まれた状態を示す斜視図である。
以下、本考案の包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の包装箱10は、図1に示すように、筒体12の両端がシールエンド型の蓋部14及び底部16で閉鎖された直方体形状の箱体であり、厚紙等で成る一枚の箱体形成片18を組み立てることによって形成される。
箱体形成片18は、図2に示すように、互いに平行に連接された4つの側面板20,22,24,26を有している。側面板20,22,24,26は、連接している幅方向の長さは同じであり、連接方向の長さは、側面板20,24が長くて互いにほぼ等しく、側面板22,26が短くて互いにほぼ等しい。4つの側面板20,22,24,26は、各々折罫線28,30,32で互いに区切られている。以下、側面板20を第一の側面板20と称し、側面板22を第三の側面板22と称し、側面板24を第二の側面板24と称し、側面板26を第四の側面板26と称する。
第一の側面板20の連接方向の端辺には、略四角形の第一の糊付け板34が延設され、折罫線36で第一の側面板20と区切られている。第一の糊付け板34の連接方向長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さとほぼ同じか僅かに短く、折罫線36から離れるほど幅が少し狭くなっている。
第一の糊付け板34の連接方向の端辺には、略四角形の補助内板38が延設され、折罫線40で第一の糊付け板34と区切られている。補助内板38の連接方向長さは、第一及び第二の側面板20,24の連接方向長さをほぼ同じか僅かに短く、折罫線40から離れるほど幅が狭くなっている。補助内板38の、連接方向に対して直角方向の一端辺は、コの字形に切り欠かれており、この切り欠かれた途中の2箇所を内向きに切り込むことによって、2つの側壁部42aとその間に位置する舌部42bとで構成される再封機構42が設けられている。なお、図2には示していないが、舌部42bの表面側は、第二の側面板24の表面と異なる色に彩色されている。
補助内板38の連接方向の端辺には、略長方形の第二の糊付け板44が延設され、折罫線46で補助内板38と区切られている。第二の糊付け板44の連接方向長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さをほぼ同じか僅かに短い。
各側面板の、図2における上側の端辺(再封機構42が設けられている側の端辺)には、蓋部14を形成するための部材が延設され、下側の端辺には、底部16を形成するための部材が延設されている。
第一の側面板20の上側の端辺には、第一の蓋片48が延設され、第一折罫線50で第一の側面板20と区切られている。第一の蓋片48の外形は略凸形で、先端両角部がほぼ直角に深く切り欠かれている。凸形の中央部の延出長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約3/4に設定されている。また、第一の側面板20の下側の端辺には、略長方形の第一の底片52が延設され、折罫線54で第一の側面板20と区切られている。第一の底片52の延出長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さの約3/4に設定されている。
第三の側面板22の上側の端辺には、台形状のサイドフラップ56が延設され、折罫線58で第三の側面板22と区切られている。サイドフラップ56は、延出長さが第一及び第二の側面板20,24の連接方向長さの1/2よりも少し短く、内側に、糊付け部56aが設けられている。糊付け部56aは、第一の蓋片48と反対側の側端部の略四角形の領域である。また、第三の側面板22の下側の端辺には、台形状のサイドフラップ60が延設され、折罫線62で第三の側面板22と区切られている。
第二の側面板24の上側の端辺には、略長方形の第二の蓋片64が延設され、第二折罫線66で第二の側面板24と区切られている。第二の蓋片64の延出長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さとほぼ同じか少し短い。また、第二の側面板24の下側の端辺には、略長方形の第二の底片68が延設され、折罫線70で第二の側面板24と区切られている。第二の底片68の延出長さは、第三及び第四の側面板22,26の連接方向長さとほぼ同じか少し短い。
第四の側面板26の上側の端辺には、台形状のサイドフラップ72が延設され、折罫線74で第四の側面板26と区切られている。サイドフラップ72は、延出長さが第一及び第二の側面板20,24の連接方向長さの1/2よりも少し短く、内側に、糊付け部72aが設けられている。糊付け部72aは、第二の蓋片64側の側端部の略四角形の領域である。また、第四の側面板26の下側の端辺には、台形状のサイドフラップ76が延設され、折罫線78で第四の側面板26と区切られている。
さらに、3つの側面板22,24,26の上側の端部には、開封用破断線80と第一及び第二の解体用折罫線82,84とが設けられている。
開封用破断線80は、第二の側面板24の内側を、第二折罫線66と対向するように横切る第一破断部80aと、第三の側面板22の内側に配置され、第一破断部80aの一端と第一折罫線50の一端とを斜めに結ぶ第二破断部80bと、第四の側面板26の内側に配置され、第一破断部80aの他端と折罫線74の一端(組み立て状態で第一折罫線50の他端とほぼ同じ位置に配置される一端)とを斜めに結ぶ第三破断部80cとで構成される。そして、第一破断部80aは、第二の側面板24を蓋部側領域24a及び筒部側域24bに区切り、第二破断部80bは、第三の側面板22を蓋部側領域22a及び筒部側領域22bに区切り、第三破断部80cは、第四の側面板26を蓋部側領域26a及び筒部側領域26bに区分っている。
また、第一の解体用折罫線82は、第三の側面板22の蓋部側領域22aの内側に、第二折罫線66の一端と第二破断部80bの途中位置とを結ぶように配置され、第二の解体用折罫線84は、第四の側面板26の蓋部側領域26aの内側に、第二折罫線66の他端と第三破断部80cの途中位置とを結ぶように配置されている。
その他、第一の側面板26の下側の端部には、折罫線52の両端から内向きに各々所定長さに亘って解体用破断線86aが設けられ、第一の側面板20の内側に、解体用破断線86aの内側先端部を起点とする半円形の解体用破断線86bとが設けられている。そして、折罫線54の中央部と解体用破断線86bとで囲まれた部分が、包装箱10を解体する時に指で押し破られる開封部88となる。
次に、包装箱10の組み立て方法の一例を説明する。ここでは、図2に示す箱体形成片18の各折罫線及び破断線の折り曲げ方について、表面が凸になる折り方を正折り、裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3(a)に示すように、箱体形成片18の折罫線46を正折りして第二の糊付け板44を補助内板38に重ねる。そして、第二の糊付け板44の表面に糊92を塗布した後、図3(b)に示すように、折罫線36を正折りして第一及び第二の糊付け板34,44を第一及び第三の側面板20,22に重ね、第二の糊付け板44を第三の側面板22の筒体側領域22bの裏面に糊付けする。さらに、第一の糊付け板34の表面に糊94を塗布した後、図3(c)に示すように、折罫線30を正折りして第二及び第四の側面板24,26を補助内板38及び第一の糊付け板34に重ね、第一の糊付け板34を第四の側面板26の筒体側領域26bの裏面に糊付けする。なお、図3(b)で見える舌部42bの表面側に記したハッチングは、図3(c)で見える第二の側面板24の表面と色彩が異なることを示している。箱体形成片18はこの折り畳み状態で包装箱10の製造工場等から出荷される。
次に、収容物の包装を行う工場等において、箱体形成片18の折罫線28,30,32,36を各々90度に正折りし、4つの側面板20,22,24,26で成る四角形の筒体12を形成する。この操作を行うと、ほぼ同時に折罫線40,46が90度に正折りされ、補助内板38が第二の側面板24の内面に重なるように配置され、再封機構42(側壁部42a及び舌部42b)が蓋部側領域24aに対向する。
そして、シールエンド型の底部16を形成するため、折罫線62,78でサイドフラップ60,76を各々90度に正折りし、折罫線54で第一の底片52を90度に正折りし、第一の底片52の表面に糊を塗布した後、第二の底片68を90度に正折りして第一の底片52に重ね、第二の底片68の裏面を第一の底片52に糊付けする。これで、筒体12の一端部が底部16で閉鎖されたので、反対側の開放している端部から収容物を入れる。
収容物を入れると、次は、シールエンド型の蓋部14を形成する。まず、折罫線58,74でサイドフラップ56,72を各々90度に正折りし、第一折罫線50を90度に正折りして第一の蓋片48をサイドフラップ56,72に重ねる。この状態で、サイドフラップ56,72の糊付け部56a,72aが、第一の蓋片48の先端両角部の切り欠きから各々露出するので、第一の蓋片48及び糊付け部56a,72aの表面に1アクションで糊を塗布した後、第二折罫線66を90度に正折りして重ね、第二の蓋片64を糊付け部56a,72a及び第一の蓋片48に糊付けする。これで、筒体12の他端部も蓋部14で閉鎖され、図1に示す組み立て状態になる。
なお、筒体12の蓋部14と底部16の形成順を逆にして、先に蓋部14を形成した後、収容物を入れて、この後底部16を形成して包装してもよい。
包装箱10を開封する時は、第二の側面板24の蓋部側領域24aを軽く押し込んで開封用破断線80の第一破断部80aを破断させ、さらに蓋部側領域24aを少し引き上げて第二及び第三破断部80b,80cを破断させる操作を行う。すると、3つの側面板22,24,26から蓋部側領域22a,24a,26aが分離し、蓋部14と蓋部側領域22a,24a,26aとが一体になった立体的な蓋部材90が形成され、蓋部材90が、第一折罫線50を介して第一の側面板20に連続した状態になる。そして、第一折罫線50を逆折り方向に屈曲させて蓋部材90を引き起こすと、図4(a)に示すように、筒体12の一端部を閉鎖していた蓋部14が開放し、中の収容物を取り出すことができる。
なお、開封した後、蓋部材90の立体的形状が維持されるようにするためには、第一の蓋片48(内蓋片)、第二の蓋片64(外蓋片)及びサイドフラップ56,72を一体に固定する必要がある。包装箱10の場合、第二の蓋片64(外蓋片)の内面に、第一の蓋片48(内蓋片)の外面とサイドフラップ56,72の外面とを糊付けする構造とし、第一の蓋片48が独特な凸形状になっているので、糊の塗布を1アクションで行えるという特徴がある。しかし、糊の塗布が2アクションになってもよければ、第二の蓋片64(外蓋片)の内面に第一の蓋片48(内蓋片)の外面を糊付けし、第一の蓋片48(内蓋片)の内面にサイドフラップ56,72の外面を糊付けする構造にしてもよい。
包装箱10を開封した後、再封する時は、屈曲させた第一折罫線50を延ばすように蓋部材90を倒し、図4(b)に示すように、蓋部側領域24aを舌部42bの内面と2つの側壁部42aの外面との間に差し込む。これで、蓋部側領域24aが舌部42b及び2つの側壁部42aによって係止され、蓋部14が閉鎖状態に保持される。
再封された状態では、第二の側面板24の外側に、第二の側面板24と色彩が異なる舌部42bが配置されるので、第二の側面板24の側から見た時の外観が、開封前の状態(図1)とは大きく異なる。したがって、箱体を第二の側面板24の側から見ることによって、開封済みの箱体かどうかを一目で正確に判別することができる。
包装箱10を開封した後、廃棄する時は、まず蓋部材90を解体するため、図5に示すように、第一及び第二の解体用折罫線82,84を正折りして蓋部側領域22a,26aを各々折り重ね、第二折罫線66を正折りして蓋部側領域24aを蓋部14に重ねる操作を行う。これで、立体的な蓋部材90を平坦に折り畳むことができる。
次に、底部16を解体するため、第一の側面板20の押圧部88を軽く押し込んで解体用破断線86bを破断させ、さらに第一及び第二の底片52,68を少し引き上げて解体用破断線86aを破断させる操作を行う。これで、第一の底片52及び押圧部88が第一の側面板20から分離し、底部16が開閉可能になるので、第一及び第二の底片52,68及びサイドフラップ60,76を順に引き起こすと、四角形の筒体12を平坦に折り畳むことができる。このように、包装箱10は、蓋部材90及び筒体12を簡単に折り畳むことができ、コンパクトに廃棄することができる。
以上説明したように、包装箱10は、独特な開封用破断線80と第一及び第二の解体用折罫線82,84と備えているので、蓋部14を開封する操作が容易で、廃棄する時も、蓋部材90を簡単に薄く折り畳むことができ、コンパクトな状態で廃棄することができる。また、独特な再封機構42が形成された補助内板38が設けられ、シールエンド型の蓋部14に再封機能が付与されている。しかも、再封された状態と開封前の状態の外観の差が大きいので、開封済みの箱体かどうかを一目で容易に判別することができる。
なお、本考案の包装箱は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の包装箱10は、第一の蓋片48を内蓋片として使用し、第二の蓋片64を外蓋片として使用する構成であるが、第一の蓋片48を第二の蓋片64の形状に変更して外蓋片として使用し、第二の蓋片64を第一の蓋片48の形状に変更して内蓋片として使用する構成にしてもよく、同様の効果を得ることができる。
再封機構42を構成する側壁部42a及び舌部42bの形状は一例であり、上記と同様の操作で再封可能であれば、自由に変更することができる。また、舌部42bの表面側を、第二の側面板24の表面側と異なる色に彩色することによって、開封済みの箱体かどうかを一目で容易に判別できるようにしているが、例えば、「開封済み」等の文字を表示して目立つようにしてもよく、同様の効果が得られる。また、補助内板38は、第一及び第二の糊付け板34,44によって筒体12内に支持されているが、別の方法で支持されるように変更してもよい。あるいは、再封機能が不要であれば、補助内板38自体を省略することも可能である。
その他、底部の構造は、上記の底部16の構造に限定されない。例えば、底部を蓋部と同じ構造にしてもよいし、シールエンド型以外の構造にしてもよい。
10 包装箱
12 筒体
14 蓋部
16 底部
18 箱体形成片
20 第一の側面板
22 第三の側面板
22a 蓋部側領域
22b 筒体側領域
24 第二の側面板
24a 蓋部側領域
24b 筒体側領域
26 第四の側面板
26a 蓋部側領域
26b 筒体側領域
38 補助内板
42 再封機構
42a 側壁部
42b 舌部
48 第一の蓋片
50 第一折罫線
56,72 サイドフラップ
56a,72a 糊付け部(特定部分)
64 第二の蓋片
66 第二折罫線
80 開封用破断線
80a 第一破断部
80b 第二破断部
80c 第三破断部
82 第一の解体用折罫線
84 第二の解体用折罫線

Claims (5)

  1. 四角形の筒体を形成する4つの側面板を有し、前記4つの側面板は、互いに対向する第一及び第二の側面板と、前記第一及び第二の側面板と交差する位置で互いに対向する第三及び第四の側面板とで構成され、前記第一の側面板の端辺に、第一の蓋片が第一折罫線を介して延設され、前記第二の側面板の端辺に、第二の蓋片が第二折罫線を介して延設され、開封前の組み立て状態で、前記第一の蓋片と前記第二の蓋片とが重なってシールエンド型の蓋部が形成される包装箱であって、
    前記筒体には、開封用破断線と第一及び第二の解体用折罫線とが設けられ、
    前記開封用破断線は、前記第二の側面板の内側を、前記第二折罫線と対向するように横切る第一破断部と、前記第三の側面板の内側に配置され、前記第一破断部の一端と前記第一折罫線の一端とを斜めに結ぶ第二破断部と、前記第四の側面板の内側に配置され、前記第一破断部の他端と前記第一折罫線の他端とを斜めに結ぶ第三破断部とで構成され、
    前記第一の解体用折罫線は、前記第三の側面板の内側に、前記第二折罫線の一端と第二破断部の途中位置とを結ぶように配置され、前記第二の解体用折罫線は、前記第四の側面板の内側に、前記第二折罫線の他端と第三破断部の途中位置とを結ぶように配置されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第三及び第四の側面板の端辺に、サイドフラップが各々延設され、
    開封前の組み立て状態で、前記蓋部は、前記第一及び第二の蓋片の中の一方の蓋片と、前記第一及び第二の蓋片の中の他方の蓋片と、前記サイドフラップとが順に重なり、前記サイドフラップの特定部分が、前記一方の蓋片に対向し、前記一方の蓋片が、前記他方の蓋片及び前記サイドフラップの前記特定部分に糊付けされてシールエンド型に形成される請求項1記載の包装箱。
  3. 前記筒体は、前記第二の側面板の内面に重なるように配置された補助内板を有し、前記補助内板の内側には、前記補助内板の蓋部側の端辺の途中の2箇所を内向きに切り込むことによって又は切り欠くことによって、2つの側壁部とその間に位置する舌部とで構成された再封機構が設けられ、
    開封された状態で、前記開封用破断線が切り離され、前記第二の側面板が蓋部側領域と筒体側領域とに分離し、再封された状態で、前記蓋部側領域が、前記舌部の内面と前記2つの側壁部の外面との間に差し込まれて係止され、前記蓋部が閉鎖状態に保持される請求項1又は2記載の包装箱。
  4. 前記再封機構の前記舌部は、前記第二の側面板と異なる色に彩色されている請求項3記載の包装箱。
  5. 一枚の箱体形成片によって形成された請求項1乃至4のいずれか記載の包装箱。
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