JP3230107B2 - 建築型枠用の合成樹脂製単位枠 - Google Patents

建築型枠用の合成樹脂製単位枠

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JP3230107B2
JP3230107B2 JP02467993A JP2467993A JP3230107B2 JP 3230107 B2 JP3230107 B2 JP 3230107B2 JP 02467993 A JP02467993 A JP 02467993A JP 2467993 A JP2467993 A JP 2467993A JP 3230107 B2 JP3230107 B2 JP 3230107B2
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G2009/028Forming boards or similar elements with reinforcing ribs on the underside

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設工事
等において使用される建築用型枠(土木工事用型枠を含
む)の構成ユニットとなる合成樹脂製単位枠に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の型枠として汎用されている
ものは、硬質かつ厚手の木質合板もしくは鋼板を面板と
し、その周縁部等からフランジ(角材を含む)やリブ
(角材を含む)を立設した構造である。
【0003】したがって従来の型枠は、一般に重量が相
当に大で取扱が必ずしも楽でなく、木製のものにあって
は特に吸水による重量増加と、吸水・乾燥の反復による
早期劣化など、耐久性にも問題があった。しかも硬化し
たコンクリートの表層部が鋼板や木板に付着するから型
枠撤去後のコンクリート表面には不規則な凹凸を生じる
のみならず、該型枠表面に付着したコンクリートを次回
使用の前に取り除かねばならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、軽量化を意
図してアルミニウム材を押出し又は引抜き法により断面
「ハーモニカ」形のものとする試みも一部ではなされて
いるが、型枠のような大寸の異形構造材を押出し又は引
抜くことは決して容易でなく、敢えてこれを実施すれば
製造コストの高騰を招くことになる。更に、アルミニウ
ムは鋼や木材同様、コンクリートに対し親和性があるか
ら硬化したコンクリートがアルミ製型枠の表面に付着す
る、という問題は未解決のまま残る。
【0005】そこで本発明は、軽量で十分な強度をも
ち、且つ型枠の長辺寸法の整数分の1のサイズを有する
単位枠を合成樹脂材によって一体成形し、使用時にこれ
を連結することによって容易に定形寸法の型枠を組み立
てることができる単位枠を提供することにより従来の諸
問題を一挙に解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にあっては、合成樹脂による一体成型品であって、長
辺が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の
整数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって
構成され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成
され、裏面(1b)が側板(2)、(2)、(3)、(3)と凸状リブ(4)…
とによって補強されており、更に面板(1)の短辺側に位
置する側板(3)、(3)の面板(1)に接する端部には外方に向
かって張り出した角材載置用の鍔状部(5)が設けられ、
且つ該側板(3)、(3)の面板(1)とは反対側の端縁にクギ打
ち用の切開部(10)…が設けられている構造としたもので
ある。
【0007】
【作用】上記のごとく構成された単位枠(A)は、その短
辺寸法が、汎用されている型枠の慣用寸法、例えば60
0mm×1800mmサイズ並びに600mm×1500mmサ
イズの長辺寸法の整数分の一で形成されているから、上
記何れのサイズの型枠も組成することができる。また合
成樹脂製の面板はコンクリートの離型性がよいため美麗
なコンクリート面を形成できると共に、付着コンクリー
トを剥がすという従来の余分な作業も不要となる。特に
重要な利点は、例えば縦600mm×横1800mmといっ
た大寸の型枠を一体ものとして射出成形する場合に比
べ、その数分の一のサイズの金型でよいから製作容易で
あり、かつ軽量でコンパクトであるから搬送、組立て並
びに分解が容易である。また、短辺側の側板(3)、(3)に
設けられたクギ打ち用の穴(10)を上方に開口した切開部
とすることによってクギ打ちが容易にできると共に、型
枠を分解するときには型枠と角材(15)との分離は下方か
らのクギ(7)を引き抜くだけでよいから容易である。
【0008】
【実施例】以下、横1800mm×縦600mmの長方形を
なす定形型枠(B)を作成するための単位枠(A)の一実施例
について、図面に基づき説明する。図1乃至図5におい
て、この単位枠(A)はポリプロピレン樹脂を溶融押出成
形してなる面板(1)を含む。この面板(1)の厚さは一例と
して4mmで形成されているが、これより薄く、又は厚く
てもよい。
【0009】この単位枠(A)は、その長辺が一般に使用
されている型枠の短辺の長さと同じ長さの600mmで形
成され、その短辺が型枠長辺の長さ1800mmの6分の
1である300mmで形成されている。
【0010】各単位枠(A)の面板(1)の表面(1a)は、実質
的にコンクリート打設面であってフラットな面で形成さ
れており、裏面(1b)(図面では上面となっている)は側
板(2)、(2)、(3)、(3)と凸条リブ(4)…とによって補強され
ている。この側板(2)、(3)は、中間部分の凸条リブ(4)
…より高く形成されている。尚、その寸法は側板の高さ
が50mmで、凸条リブ(4)…が12mmが好ましい。
【0011】面板(1)の短辺部分の側板(3)、(3)の面板
(1)に接する端部には木質角材載置用の鍔状部(5)、(5)が
外方向に張り出して形成されている。そしてこの鍔状部
(5)、(5)には図5並びに図6で示すように木質角材(15)
が載置され、鍔状部(5)にあけたクギ穴(6)からクギ(7)
でクギ止めされて図2で示すような6個の単位枠が連結
された型枠(B)が組み立てられる。そして建築現場にお
いて図11に示すように、側板(3)、(3)の内方から長尺
のクギ(9)が打ち込まれて隣接する型枠同士(B)、(B)が連
結される。
【0012】このクギ(9)の打ち込みを容易にするため
に、図に示す実施例では、側板(3)、(3)の面板(1)とは反
対側の端縁に切開部(10)が設けられている。このように
クギ打ち用の穴を上方に開口した切開部とすることによ
ってクギ打ちが容易にできると共に型枠を分解するとき
には型枠と角材(15)との分離は下方からのクギ(7)を引
き抜くだけでよいから容易である。又、樹脂成形も上下
の割型ですむからコスト安となる。
【0013】更に、本実施例では、単位枠(A)同士を連
結するための手段として、長辺側の側板(2)、(2)にキー
溝(11)が設けられており、このキー溝(11)に図2及び図
3で示すような中央が縊れたキー(12)を挿入することに
よって相互の単位枠が連結できるように形成されてい
る。
【0014】又、面板(1)の裏面中間部分にはセパレー
ター端部挿通用の穴を貫設できるような、例えば30mm
φの凸台(13)が形成されている。この凸台(13)の高さは
凸条リブ(4)の高さと同じ12mmとしてある。
【0015】また、単位枠の強度を一層高めるために、
中間の低い凸条リブのうち、その一部を図9に示すよう
に同心的な複数の環状リブ(4a)で形成しておくのもよ
い。
【0016】単位枠(A)の材料としての合成樹脂は、離
型性かつ耐久性にすぐれた適宜のもの、例えば、ポリプ
ロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂あ
るいはFRPなどの中から選択すればよい。
【0017】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば、前記クギ打ち
用の切開部(10)は図7に示すようなU形や図8のような
上向きコの字形等種々の形態で形成することが可能であ
ろう。その他本発明ではその構成要件を備え、かつ本発
明の目的を達成し、下記の効果を奏する範囲内において
適宜改変して実施できるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る合成樹脂製単位枠は、長辺
が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の整
数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって構
成いるから、この単位枠を組み合わせることによって汎
用されている型枠の慣用寸法、例えば600mm×180
0mmサイズ並びに600mm×1500mmサイズの何れに
も組成することができる。また合成樹脂製の面板はコン
クリートの離型性がよいため美麗なコンクリート面を形
成できると共に、付着コンクリートを剥がすという従来
の余分な作業も不要となる。特に重要な利点は、例えば
縦600mm×横1800mmといった大寸の型枠を一体も
のとして射出成形する場合に比べ、その数分の一のサイ
ズの金型でよいから製作容易であり、かつ軽量でコンパ
クトであるから搬送、組立て並びに分解が容易である。
【0019】特に本発明では、短辺側の側板に設けられ
たクギ打ち用の穴を上方に開口した切開部とすることに
よってクギ打ちが容易にできると共に、型枠を分解する
ときには型枠と角材との分離は下方からのクギを引き抜
くだけでよいから容易である。又、樹脂成形も上下の割
型ですむからコスト安となる。更に加えて、通常の型枠
は反復使用によって両端部分、特にコーナー部分に損傷
が生じ易く、このような場合、型枠全体を廃棄しなけれ
ば成らないが、本発明のように単位枠を組み合わせて型
枠を形成した場合は、損傷した部分の単位枠を交換する
だけでよいから経済的であり、また連結される単位枠の
数によって型枠寸法の調節が可能であるから作業性がよ
い等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単位枠の一実施例を示す平面図。
【図2】上記単位枠を複数個連結する状態を示す斜視
図。
【図3】上記単位枠の一部の拡大斜視図。
【図4】図1におけるIーI線に沿った断面図。
【図5】上記の単位枠に角材を載せた状態を示す側面
図。
【図6】単位枠によって組成された型枠同士を連結した
ときの状態を示す要部の断面図。
【図7】クギ打ち用の開口部の他の実施例を示す断面
図。
【図8】クギ打ち用の開口部の更に他の実施例を示す断
面図。
【図9】本発明に係る単位枠の他の実施例を示す図3同
様の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 面板 (1a) 表面 (1b) 裏面 (2) 長辺側の側板 (3) 短辺側の側板 (4) 凸条リブ (5) 鍔状部 (6) 切開部 (A) 単位枠 (B) 型枠

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂による一体成型品であって、長
    辺が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の
    整数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって
    構成され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成
    され、裏面(1b)が側板(2)、(2)、(3)、(3)と凸状リブ(4)…
    とによって補強されており、更に面板(1)の短辺側に位
    置する側板(3)、(3)の面板(1)に接する端部には外方に向
    かって張り出した角材載置用の鍔状部(5)が設けられ、
    且つ該側板(3)、(3)の面板(1)とは反対側の端縁にクギ打
    ち用の切開部(10)…が設けられている建築型枠用の合成
    樹脂製単位枠。
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US10920433B2 (en) * 2018-06-13 2021-02-16 Wilian Holding Co. Heavy duty spanning forms and related systems and methods
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