JP2791256B2 - 型枠部材及びコンクリート柱体の製造方法 - Google Patents

型枠部材及びコンクリート柱体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物を構築する際に
使用するコンクリート柱体の製造方法及びそれに使用さ
れる型枠部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、コンクリート柱体の製造方法
び型枠部材は、熱帯材であるベニア板を適宜な寸法に切
断して、型枠を製造してこの型枠にコンクリートを打設
し、コンクリートの硬化後、型枠を取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
従来の熱帯材ベニア板を型枠として使用したコンクリー
柱体の製造方法及び型枠部材では、以下のような欠点
が存在する。先ず、一度使用した型枠を再生して使用す
る回数は、平均3.7回(建築業協会調査)と少なく、
使用後は殆ど再生せずに焼却する事が多かった。これ
は、地球資源の有効利用を図ろうとする今日の趨勢に逆
行するものである。また、熱帯雨林は、一度破壊すると
再生が困難と言われており、ベニア板を使用する建設業
界による環境破壊が行われると言う欠点が存在した。更
に、ベニア板によりその都度型枠を作る事は作業性が悪
いと言う欠点が存在した。
【0004】本発明の目的は、従来のこのようなコンク
リート柱体の製造方法及び型枠部材の問題点に鑑み、何
回も再利用する事のできる型枠部材及びこれを使用した
コンクリート柱体の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の型枠部材は、端部に接合用の第1の凹溝を
備えた平板状の高強度押し出し成形型枠と、前記第1の
凹溝と嵌合可能な第1、第2の突起部が各々直角に配設
された出隅用ガスケットと、前記第1又は第2の突起部
と嵌合可能な第2の凹溝と、前記第1の凹溝と嵌合可能
な第3の突起部を有した幅調整用ガスケットと、前記高
強度押し出し成形型枠の下に配設された脱型用ガスケッ
トとから構成したことを特徴とする型枠部材
【0006】 上記目的を達成するために、本発明のコン
クリート柱体の製造方法は、端部に接合用の第1の凹溝
を備えた平板状の高強度押し出し成形型枠と、前記第1
の凹溝と嵌合可能な第1、第2の突起部が各々直角に配
設された出隅用ガスケットと、前記第1又は第2の突起
部と嵌合可能な第2の凹溝と、前記第1の凹溝と嵌合可
能な第3の突起部を有した幅調整用ガスケットと、前記
高強度押し出し成形型枠の下に配設された脱型用ガスケ
ットとを使用した型枠を設計寸法に合わせて組立てる工
程と、該型枠内にコンクリートを打設する工程と、硬化
したコンクリート柱体から型枠を前記脱型用ガスケット
に備えられたナット付き脱型用逆ネジボルトを回す事に
より取り外す工程とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るコンクリート柱体の製造方法及び
型枠部材では、何回も型枠を転用する事ができ、しかも
型枠の寸法調整が容易に出来るため、作業能率の向上を
図る事ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1は本発明のコンクリート柱体の製
造方法に使用される型枠部材の例を示す平面図、図2
は、本発明の型枠部材の使用状態を示す縦断面図であ
る。ここで、コンクリート柱体の製造方法に使用される
型枠部材は、端部に接合用の第1の凹溝10を備えた平
板状の高強度押し出し成形型枠11と、前記第1の凹溝
10と嵌合可能な第1、第2の突起部12,13が各々
直角に配設された出隅用ガスケット14と、前記第1又
は第2の突起部12,13と嵌合可能な第2の凹溝15
と、前記第1の凹溝10と嵌合可能な第3の突起部16
を有した幅調整用ガスケット17と、前記高強度押し出
し成形型枠11の下に配設された脱型用ガスケット18
とを有している。
【0009】 ここで、高強度押し出し成形型枠11は、
セメント系の高強度押し出し成形材であり、セメントに
石綿等の繊維材を混ぜて水練し、押し出し成形後、高温
養生したものである。幅、長さ、厚み等は、各々設計、
取り扱い、施工に適した寸法とする。また、軽量化を図
る為に中空部11aが形成されている。
【0010】 高強度押し出し成形型枠11の両端には、
接合用の第1の凹溝10が各々形成されている。また、
高強度押し出し成形型枠11の表面には、コンクリート
からの剥離を容易にするため、アクリル系の塗装を施
す。
【0011】 出隅用ガスケット14は、シリコーン系ゴ
ムから形成されており、高強度押し出し成形型枠11の
第1の凹溝10と嵌合可能な第1の突起部12及び第2
の突起部13が夫々直角に配設されている。また、図5
に示すように本体に切欠部14aを形成しても良い。こ
の様に、切欠部14aを形成した場合、高強度押し出し
成形型枠11との結合作業が容易となる。出隅用ガスケ
ット14は規格サイズとし、種々の寸法の高強度押し出
し成形型枠11と結合できる。
【0012】 幅調整用ガスケット17は、高強度押し出
し成形型枠11の第1の凹溝10と嵌合可能な第3の突
起部16と出隅用ガスケット14の第1の突起部12又
は第2の突起部13と嵌合可能な第2の凹溝15を有し
ている。また、幅調整用ガスケット17は、他の幅調整
用ガスケット17とも結合可能であり、所定の規格サイ
ズに構成される。
【0013】 図3,4に示すように、 脱型用ガスケット
18はスラブ上面で高強度押し出し成形型枠11の下に
配設され、ナット付き脱型用逆ネジボルト19と袋ナッ
ト20を備えている。ナット付き脱型用逆ネジボルト1
9を回すと、袋ナット20が引き寄せられて突張りがな
くなり、高強度押し出し成形型枠11は微少量ずり下げ
られ、コンクリート硬化後の脱型を容易にする。
【0014】 次に、以上の型枠部材を使用したコンクリ
ート柱体の製造方法について、説明する。先ず、図1に
示すように、鉄筋23である主筋23a及び帯筋23b
を組んだ後、上述した型枠部材を設計寸法に合わせて組
立てる。然る後、型枠内にコンクリートを打設する。図
2は、柱の幅を調整する場合を示すもので、柱の幅が高
強度押し出し成形型枠11の寸法では足らない時、幅調
整用ガスケット17を継ぎ足す。幅調整用ガスケット1
7は、設計寸法に合わせて何個でも継ぎ足す事ができ
る。
【0015】 コンクリートが硬化した後、図3,4に示
すように高強度押し出し成形型枠11の下に配置された
脱型用ガスケット18のナット付き脱型用逆ネジボルト
19を回す事により、高強度押し出し成形型枠11の脱
型を容易に行う事ができる。取り外した型枠部材は、再
度次のコンクリート柱体の製造時に使用する事が出来
る。
【0016】 図5は、コンクリート柱とPC梁24との
結合状態を示すもので、柱と同時に梁、及びコンクリー
トスラブの施工ができる。図6は、支保工なしで建物の
梁を打設する場合を示す実施例である。コンクリートス
ラブの隙間の梁を打設する部位に高強度押し出し成形型
枠11で3面を覆い、各高強度押し出し成形型枠11間
を出隅用ガスケット14で結合する事ができるが、本実
施例では、底部を厚みのある変形高強度押し出し成形型
枠11−1と幅調整用ガスケット17bとで構成してい
る。このように構成した場合、梁用の支保工なしの型枠
部材を構成する事ができる。
【0017】 尚、本発明のコンクリート柱体の製造方法
及び型枠部材は、以上の実施例に限る事なく、本発明の
技術思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート柱体の製造方法では、端部に接合用の第1の凹溝を
備えた平板状の高強度押し出し成形型枠と、前記第1の
凹溝と嵌合可能な第1、第2の突起部が各々直角に配設
された出隅用ガスケットと、前記第1又は第2の突起部
と嵌合可能な第2の凹溝と、前記第1の凹溝と嵌合可能
な第3の突起部を有した幅調整用ガスケットと、前記高
強度押し出し成形型枠の下に配設された脱型用ガスケッ
トとを使用した型枠を設計寸法に合わせて組立てる工程
と、該型枠内にコンクリートを打設する工程と、硬化し
たコンクリート柱体から前記脱型用ガスケットに備えら
れたナット付き脱型用逆ネジボルトを回す事により型枠
を取り外す工程とを備えたので、型枠ばらしが容易であ
と共に、作業能率の向上を図る事ができる
【0019】 また、本発明の型枠部材は、端部に接合用
の第1の凹溝を備えた平板状の高強 度押し出し成形型枠
と、前記第1の凹溝と嵌合可能な第1、第2の突起部が
各々直角に配設された出隅用ガスケットと、前記第1又
は第2の突起部と嵌合可能な第2の凹溝と、前記第1の
凹溝と嵌合可能な第3の突起部を有した幅調整用ガスケ
ットと、前記高強度押し出し成形型枠の下に配設された
ナット付き脱型用逆ネジボルトを有した脱型用ガスケッ
トとから構成したので、型枠ばらしが容易であると共
、型枠部材を何回も再使用する事ができ、資源の有効
活用を図る事ができる。
【0020】 また、型枠の接合部にゴムガスケットを使
用しているので、組立作業を容易に行う事ができる。更
に、高強度押し出し成形型枠は剛性を有しているため、
PC梁等を保持する事が出来る。また、部材を共通化す
る事により、コストダウンを図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリート柱体の製造方法に使用さ
れる型枠部材の例を示す平面図である。
【図2】本発明の型枠部材のコーナー部を示す要部拡大
平面図である。
【図3】本発明の型枠部材の使用状態を示す縦断面図で
ある。
【図4】本発明の型枠部材の脱型用ガスケットを示す要
部拡大断面図である。
【図5】本発明の型枠部材の使用状態を示す正面図であ
る。
【図6】本発明の型枠部材の使用状態を示す横断面図で
ある。
【符号の説明】
10 第1の凹溝 11 高強度押し出し成形型枠 12 第1の突起部 13 第2の突起部 14 出隅用ガスケット 15 第2の凹溝 16 第3の突起部 17 幅調整用ガスケット 18 脱型用ガスケット 19 ナット付き脱型用逆ネジボルト 20 袋ナット 21 横押え材 22 調整材 23a 主筋 23b 帯筋 24 PC梁 25 PC床

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に接合用の第1の凹溝を備えた平板
    状の高強度押し出し成形型枠と、前記第1の凹溝と嵌合
    可能な第1、第2の突起部が各々直角に配設された出隅
    用ガスケットと、前記第1又は第2の突起部と嵌合可能
    な第2の凹溝と、前記第1の凹溝と嵌合可能な第3の突
    起部を有した幅調整用ガスケットと、前記高強度押し出
    し成形型枠の下に配設されたナット付き脱型用逆ネジボ
    ルトを有した脱型用ガスケットとから構成したことを特
    徴とする型枠部材
  2. 【請求項2】 端部に接合用の第1の凹溝を備えた平板
    状の高強度押し出し成形型枠と、前記第1の凹溝と嵌合
    可能な第1、第2の突起部が各々直角に配設された出隅
    用ガスケットと、前記第1又は第2の突起部と嵌合可能
    な第2の凹溝と、前記第1の凹溝と嵌合可能な第3の突
    起部を有した幅調整用ガスケットと、前記高強度押し出
    し成形型枠の下に配設された脱型用ガスケットとを使用
    した型枠を設計寸法に合わせて組立てる工程と、該型枠
    内にコンクリートを打設する工程と、硬化したコンクリ
    ート柱体から前記脱型用ガスケットに備えられたナット
    付き脱型用逆ネジボルトを回す事により型枠を取り外す
    工程とを備えたことを特徴とするコンクリート柱体の製
    造方法。
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