JP2583824B2 - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JP2583824B2
JP2583824B2 JP6037736A JP3773694A JP2583824B2 JP 2583824 B2 JP2583824 B2 JP 2583824B2 JP 6037736 A JP6037736 A JP 6037736A JP 3773694 A JP3773694 A JP 3773694A JP 2583824 B2 JP2583824 B2 JP 2583824B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設工事
等においてコーナー部分に使用される建築用型枠(土木
工事用型枠を含む)に関するもので、殊に、合成樹脂に
よる一体成型品によって形成されたコンクリート型枠に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の型枠として汎用されている
ものは、硬質かつ厚手の木質合板もしくは鋼板を面板と
し、その周縁部に別個に作成された側板をクギ打ちして
立設させると共に、中間部分に適当な間隔をへだてて補
強リブを取り付けて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって型枠の構成
部材が多くてコストが高くつくと共に、重量が相当にお
もくなって取扱が必ずしも楽でなく、木製のものにあっ
ては特に吸水による重量増加と、吸水・乾燥の反復によ
る早期劣化など、耐久性にも問題があった。しかも硬化
したコンクリートの表層部が鋼板や木板に付着するから
型枠撤去後のコンクリート表面には不規則な凹凸を生じ
るのみならず、該型枠表面に付着したコンクリートを次
回使用の前に取り除かねばならない。また、軽量化を意
図してアルミニウム材を押出し又は引抜き法により断面
「ハーモニカ」形のものとする試みも一部ではなされて
いるが、型枠のような大寸の異形構造材を押出し又は引
抜くことは決して容易でなく、敢えてこれを実施すれば
製造コストの高騰を招くことになる。更に、アルミニウ
ムは鋼や木材同様、コンクリートに対し親和性があるか
ら硬化したコンクリートがアルミ製型枠の表面に付着す
る、という問題は未解決のまま残る。
【0004】そこで本発明は、軽量で十分な強度をも
ち、しかも取り扱いに便利なコンクリート型枠を側板と
共に合成樹脂材による一体成型品によって提供すること
により従来の諸問題を一挙に解消しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にあっては、合成樹脂による一体成型品であって、適
当な厚みを有する平面視長方形の面板(1)と、この面板
の少なくとも一対の側端縁でV字形の溝(2)、(2)を介し
て直角に折り曲げられる一対の側板(3)、(3)とからな
り、少なくとも前記面板(1)のV字形溝(2)を設けた側の
面には隔壁を隔てた多数の凹穴(4)…によって形成され
るハニカム構造又はその類似構造で形成されており、面
板(1)の反対側の面はフラットな面で形成されている構
造としたものである。
【0006】
【作用】上記のごとく構成されたコンクリート型枠は、
コンクリート施工時に図5で示すように、V字形溝(2)
を介して側板(3)、(3)を同方向に略直角に折り曲げて複
数の型枠を隣接させ、この隣接された型枠の側板同士を
適当な連結金具で結合すると共に、型枠外面からバタ材
を当てがって型枠を組成するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の構成を図に示した実施例に基
ずき説明する。図1乃至図5において、符号(1)で本発
明に係るコンクリート用型枠の面板を示す。本実施例で
はこの面板(1)は短辺300mm、長辺600mmの長方形
でその厚みが12mmで、ポリプロピレン樹脂等の合成樹
脂を溶融押出成形して形成されているが、その寸法や素
材は特定されない。例えば短辺300mmに対して長辺が
900mmまたは1200mmで形成してもよく、その他任
意の寸法で形成することが可能である。また素材として
の合成樹脂材は、離型性かつ耐久性にすぐれた適宜のも
の、例えば、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂あるいはFRPなどの中から選択すれ
ばよい。
【0008】面板(1)の外面(1a)は、実質的にコンクリ
ート打設面であってフラットな面で形成されており、内
面(1b)(図面では上面となっている)は隔壁を隔てた多
数の平面視六角形の凹穴(4)…によって形成されるハニ
カム構造で構成されている。
【0009】この凹穴(4)の孔径は、現場で型枠を組み
立てる時に使用されるホームタイの座金が陥没しない程
度の穴径で形成することが必要である。そのために該孔
径は一般的なホームタイの座径23〜40mmより小さい
20mm以下で形成される。また凹穴(4)の底厚はコンク
リート打設時の圧力に十分耐えるような厚みで構成する
ことが必要であり、例えば3mm程度が好ましい。又、凹
穴(4)の底角部は丸みを持たせて形成するのがよい。こ
れにより、凹穴部の洗浄が容易となる。
【0010】更に本実施例では、前記面板(1)の短辺側
の端縁でV字形の溝(2)、(2)を介して凹穴(4)…を設けた
面に向かって直角に折り曲げられる一対の側板(3)、(3)
が一体的に連接されている。該V字形溝(2)、(2)は、そ
の溝壁がフラットな状態のままでもよいが、図1〜図5
に示すように溝壁の一部を切欠して実質的なリブ(2a)…
を形成するようにしてもよい。これにより材料の削減と
軽量化を助長する。
【0011】また、図7〜図10に示すように、前記V
字形溝(2)のリブ(2a)、(2a)の1部の間隙を狭めて差込み
部(2b)を形成し、この差込み部(2b)に相対する溝壁に嵌
合突部(2c)を設けて、側板(3)、(3)を直角に折り曲げた
時にこの嵌合突部(2c)が差込み部(2b)に密に嵌入して側
板の直角姿勢を仮保持できるようにしておくのがよい。
この場合、図8に示すように嵌合突部(2c)の左右側面に
凸部(2d)を設けておけば両者の嵌合強度をより高めるこ
とができよう。
【0012】上記実施例では、面板(1)の裏面(1b)が隔
壁を隔てた多数の平面視六角形の凹穴(4)…によって形
成されるハニカム構造で構成された例を示したが、三角
形や四角形等の多角形、又は円形の凹穴によるハニカム
類似構造で構成することも可能である。また側板(3)、
(3)の内面または外面の何れか一方に前記と同じ凹穴(4)
を形成しておくのがよい。
【0013】また、一般的な型枠の側板の厚みが30mm
であるので、本発明においても図6に示すように側板
(3)の厚みを30mmに設定しておくのが好ましい。これ
により型枠同士の接続を従来のUボルト等の連結具で行
うことができる。
【0014】上記実施例では、側板(3)、(3)を面板(1)の
短辺側縁部に形成したが、図11に示すように面板(1)
の長辺側縁部に設けてもよく、或いは図12に示すよう
に四方の縁部に設けることも可能である。
【0015】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施できるものである。
【0016】
【発明の効果】上記のごとく本発明のコンクリート型枠
の面板は、その一面がフラットな面で形成され、他面が
隔壁を隔てた多数の凹穴によって形成されるハニカム構
造又はその類似構造で形成されているから軽量であるに
も拘わらず強靭で長持ちし、コンクリート打設工事にお
ける型枠の搬送、組立て並びに分解が容易となる。しか
も、合成樹脂製の面板はコンクリートの離型性がよいた
め美麗なコンクリート面を形成できると共に、付着コン
クリートを剥がすという従来の余分な作業も不要とな
る。殊に本発明では、面板の少なくとも一対の端縁でV
字形の溝を介して凹穴を設けた面に向かって直角に折り
曲げられる少なくとも一対の側板が一体的に連接されて
いる構造としたから、従来のように別個に形成された側
板要素を連結固定する面倒な工程を排除して大幅にコス
トダウンすることができると共に、使用後はフラットな
姿勢に引き延ばしてコンパクトな状態で搬送、格納する
ことができて作業効率を高めることができるといった優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠の一実施例を示す1部切欠平
面図。
【図2】上記型枠の一部の斜視図。
【図3】図1におけるA−A線に沿った1部の拡大断面
図。
【図4】図1におけるB−B線に沿った1部の拡大断面
図。
【図5】上記型枠の側板を折り曲げた状態を示す断面
図。
【図6】上記型枠の側板部分の他の実施例を示す拡大断
面図。
【図7】本発明に係る型枠の第二実施例を示す図1同様
の斜視図。
【図8】上記第二実施例の1部の拡大平面図。
【図9】上記第二実施例の1部の拡大断面図。
【図10】上記第二実施例の作動を示す拡大断面図。
【図11】本発明の更に他の実施例を示す平面図。
【図12】本発明の更に別の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
(1) 面板 (2) V字形溝 (3) 側板 (4) 凹穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂による一体成型品であって、適
    当な厚みを有する平面視長方形の面板(1)と、この面板
    の少なくとも一対の側端縁でV字形の溝(2)、(2)を介し
    て直角に折り曲げられる一対の側板(3)、(3)とからな
    り、前記面板(1)のV字形溝(2)を設けた側の面には隔壁
    を隔てた多数の凹穴(4)…によって形成されるハニカム
    構造又はその類似構造で形成されており、面板(1)の反
    対側の面はフラットな面で形成されているコンクリート
    型枠。
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CN106917505B (zh) * 2017-03-30 2019-01-15 河北建筑工程学院 一种建筑用透明塑料模板及其制作方法

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