JPH06212792A - 建築型枠用の合成樹脂製単位枠 - Google Patents
建築型枠用の合成樹脂製単位枠Info
- Publication number
- JPH06212792A JPH06212792A JP2467893A JP2467893A JPH06212792A JP H06212792 A JPH06212792 A JP H06212792A JP 2467893 A JP2467893 A JP 2467893A JP 2467893 A JP2467893 A JP 2467893A JP H06212792 A JPH06212792 A JP H06212792A
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- Japan
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- long side
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- face plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で十分な強度と通気、通水性をもち、且
つ型枠の長辺寸法の整数分の1のサイズを有する単位枠
を合成樹脂材によって一体成形し、使用時にこれを連結
することによって容易に定形寸法の型枠を組み立てるこ
とができる単位枠を提供する。 【構成】 合成樹脂による一体成型品であって、長辺が
型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の整数
分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって構成
され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成さ
れ、裏面(1b)が凹凸リブ又は隔壁を隔てた多数の凹穴に
よって補強されており、更に少なくとも面板(1)の長辺
側の端面に上下に貫通する多数の微細な溝(6)…が形成
されている構造。
つ型枠の長辺寸法の整数分の1のサイズを有する単位枠
を合成樹脂材によって一体成形し、使用時にこれを連結
することによって容易に定形寸法の型枠を組み立てるこ
とができる単位枠を提供する。 【構成】 合成樹脂による一体成型品であって、長辺が
型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の整数
分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって構成
され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成さ
れ、裏面(1b)が凹凸リブ又は隔壁を隔てた多数の凹穴に
よって補強されており、更に少なくとも面板(1)の長辺
側の端面に上下に貫通する多数の微細な溝(6)…が形成
されている構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設工事
等において使用される建築用型枠(土木工事用型枠を含
む)の構成ユニットとなる合成樹脂製単位枠に関するも
のである。
等において使用される建築用型枠(土木工事用型枠を含
む)の構成ユニットとなる合成樹脂製単位枠に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の型枠として汎用されている
ものは、硬質かつ厚手の木質合板もしくは鋼板を面板と
し、その周縁部等からフランジ(角材を含む)やリブ
(角材を含む)を立設した構造である。
ものは、硬質かつ厚手の木質合板もしくは鋼板を面板と
し、その周縁部等からフランジ(角材を含む)やリブ
(角材を含む)を立設した構造である。
【0003】したがって従来の型枠は、一般に重量が相
当に大で取扱が必ずしも楽でなく、木製のものにあって
は特に吸水による重量増加と、吸水・乾燥の反復による
早期劣化など、耐久性にも問題があった。しかも硬化し
たコンクリートの表層部が鋼板や木板に付着するから型
枠撤去後のコンクリート表面には不規則な凹凸を生じる
のみならず、該型枠表面に付着したコンクリートを次回
使用の前に取り除かねばならない。
当に大で取扱が必ずしも楽でなく、木製のものにあって
は特に吸水による重量増加と、吸水・乾燥の反復による
早期劣化など、耐久性にも問題があった。しかも硬化し
たコンクリートの表層部が鋼板や木板に付着するから型
枠撤去後のコンクリート表面には不規則な凹凸を生じる
のみならず、該型枠表面に付着したコンクリートを次回
使用の前に取り除かねばならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、軽量化を意
図してアルミニウム材を押出し又は引抜き法により断面
「ハーモニカ」形のものとする試みも一部ではなされて
いるが、型枠のような大寸の異形構造材を押出し又は引
抜くことは決して容易でなく、敢えてこれを実施すれば
製造コストの高騰を招くことになる。更に、アルミニウ
ムは鋼や木材同様、コンクリートに対し親和性があるか
ら硬化したコンクリートがアルミ製型枠の表面に付着す
る、という問題は未解決のまま残る。
図してアルミニウム材を押出し又は引抜き法により断面
「ハーモニカ」形のものとする試みも一部ではなされて
いるが、型枠のような大寸の異形構造材を押出し又は引
抜くことは決して容易でなく、敢えてこれを実施すれば
製造コストの高騰を招くことになる。更に、アルミニウ
ムは鋼や木材同様、コンクリートに対し親和性があるか
ら硬化したコンクリートがアルミ製型枠の表面に付着す
る、という問題は未解決のまま残る。
【0005】そこで本発明は、軽量で十分な強度をも
ち、且つ型枠の長辺寸法の整数分の1のサイズを有する
単位枠を合成樹脂材によって一体成形し、使用時にこれ
を連結することによって容易に定形寸法の型枠を組み立
てることができる単位枠を提供することにより従来の諸
問題を一挙に解消しようとするものである。
ち、且つ型枠の長辺寸法の整数分の1のサイズを有する
単位枠を合成樹脂材によって一体成形し、使用時にこれ
を連結することによって容易に定形寸法の型枠を組み立
てることができる単位枠を提供することにより従来の諸
問題を一挙に解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にあっては、合成樹脂による一体成型品であって、長
辺が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の
整数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって
構成され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成
され、裏面(1b)が凹凸リブ又は隔壁を隔てた多数の凹穴
によって補強されており、更に少なくとも面板(1)の長
辺側の端面に上下に貫通する多数の微細な溝(6)…が形
成されている構造としたものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にあっては、合成樹脂による一体成型品であって、長
辺が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の
整数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって
構成され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成
され、裏面(1b)が凹凸リブ又は隔壁を隔てた多数の凹穴
によって補強されており、更に少なくとも面板(1)の長
辺側の端面に上下に貫通する多数の微細な溝(6)…が形
成されている構造としたものである。
【0007】
【作用】上記のごとく構成された単位枠(A)は、その短
辺寸法が、汎用されている型枠の慣用寸法、即ち600
mm×1800mmサイズ並びに600mm×1500mmサイ
ズの長辺寸法の整数分の一で形成されているから、上記
何れのサイズの型枠も組成することができる。また合成
樹脂製の面板はコンクリートの離型性がよいため美麗な
コンクリート面を形成できると共に、付着コンクリート
を剥がすという従来の余分な作業も不要となる。特に重
要な利点は、例えば縦600mm×横1800mmといった
大寸の型枠を一体ものとして射出成形する場合に比べ、
その数分の一のサイズの金型でよいから製作容易であ
り、かつ軽量でコンパクトであるから搬送、組立て並び
に分解が容易である。
辺寸法が、汎用されている型枠の慣用寸法、即ち600
mm×1800mmサイズ並びに600mm×1500mmサイ
ズの長辺寸法の整数分の一で形成されているから、上記
何れのサイズの型枠も組成することができる。また合成
樹脂製の面板はコンクリートの離型性がよいため美麗な
コンクリート面を形成できると共に、付着コンクリート
を剥がすという従来の余分な作業も不要となる。特に重
要な利点は、例えば縦600mm×横1800mmといった
大寸の型枠を一体ものとして射出成形する場合に比べ、
その数分の一のサイズの金型でよいから製作容易であ
り、かつ軽量でコンパクトであるから搬送、組立て並び
に分解が容易である。
【0008】
【実施例】以下、横1800mm×縦600mmの長方形を
なす定形型枠(B)を作成するための単位枠(A)の一実施例
について、図面に基づき説明する。図1乃至図5におい
て、この単位枠(A)はポリプロピレン樹脂を溶融押出成
形してなる面板(1)を含む。この面板(1)の厚さは一例と
して12mmで形成されているが、これより薄く、又は厚
くてもよい。
なす定形型枠(B)を作成するための単位枠(A)の一実施例
について、図面に基づき説明する。図1乃至図5におい
て、この単位枠(A)はポリプロピレン樹脂を溶融押出成
形してなる面板(1)を含む。この面板(1)の厚さは一例と
して12mmで形成されているが、これより薄く、又は厚
くてもよい。
【0009】この単位枠(A)は、その長辺が一般に使用
されている型枠の短辺の長さと同じ長さの600mmで形
成され、その短辺が型枠長辺の長さ1800mmの6分の
1である300mmで形成されている。
されている型枠の短辺の長さと同じ長さの600mmで形
成され、その短辺が型枠長辺の長さ1800mmの6分の
1である300mmで形成されている。
【0010】各単位枠(A)の面板(1)の表面(1a)は、実質
的にコンクリート打設面であってフラットな面で形成さ
れており、裏面(1b)(図面では上面となっている)は隔
壁を隔てた多数の平面視六角形の凹穴(2)…によって形
成されるハニカム構造で構成されている。
的にコンクリート打設面であってフラットな面で形成さ
れており、裏面(1b)(図面では上面となっている)は隔
壁を隔てた多数の平面視六角形の凹穴(2)…によって形
成されるハニカム構造で構成されている。
【0011】この凹穴(2)の孔径は図5に示すように、
現場で型枠を組み立てる時に使用されるホームタイ(5)
が陥没しない程度の穴径で形成することが必要である。
そのために該孔径は一般的なホームタイの座径23〜4
0mmより小さい20mm以下で形成される。また凹穴(2)
の底厚はコンクリート打設時の圧力に十分耐えるような
厚みで構成することが必要であり、例えば3mm程度が好
ましい。又、凹穴(2)の底角部は図5に示すように丸み
を持たせて形成するのがよい。これにより、凹穴部の洗
浄が容易となる。
現場で型枠を組み立てる時に使用されるホームタイ(5)
が陥没しない程度の穴径で形成することが必要である。
そのために該孔径は一般的なホームタイの座径23〜4
0mmより小さい20mm以下で形成される。また凹穴(2)
の底厚はコンクリート打設時の圧力に十分耐えるような
厚みで構成することが必要であり、例えば3mm程度が好
ましい。又、凹穴(2)の底角部は図5に示すように丸み
を持たせて形成するのがよい。これにより、凹穴部の洗
浄が容易となる。
【0012】前記面板(1)の長辺側の端面には上下に通
じる多数の微細な溝(6)…が形成されている。この溝(6)
…は互いに面板(1)同士を長辺側端面で接合したとき
に、通気性、通水性は保持されるが打設される生コンク
リートが溝に流入しない程度の寸法が要求される。これ
により打設コンクリートの乾燥硬化を促進することがで
きる。尚、この微細な溝(6)…は図4に示すように短辺
側の端面に設けてもよいことは勿論である。
じる多数の微細な溝(6)…が形成されている。この溝(6)
…は互いに面板(1)同士を長辺側端面で接合したとき
に、通気性、通水性は保持されるが打設される生コンク
リートが溝に流入しない程度の寸法が要求される。これ
により打設コンクリートの乾燥硬化を促進することがで
きる。尚、この微細な溝(6)…は図4に示すように短辺
側の端面に設けてもよいことは勿論である。
【0013】単位枠(A)の材料としての合成樹脂は、離
型性かつ耐久性にすぐれた適宜のもの、例えば、ポリプ
ロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂あ
るいはFRPなどの中から選択すればよい。
型性かつ耐久性にすぐれた適宜のもの、例えば、ポリプ
ロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂あ
るいはFRPなどの中から選択すればよい。
【0014】上記の単位枠(A)は複数個、例えば6個を
互いに長辺側の側端縁を隣接させた状態で連結して60
0mm×1800mmの寸法を持つ一つの型枠(B)を形成す
る。前記6個に代えて5個連結すれば600mm×150
0mmサイズの型枠が形成される。この連結には図2で示
すような長短の木質角材(3)、(4)が用いられる。この木
質角材(3)、(4)は組成される型枠の凹穴面の端縁部に載
置されクギ打ち等の手段で結合される。このように単位
枠(A)は、その短辺寸法が、前記したように汎用されて
いる型枠の慣用寸法、即ち600mm×1800mmサイズ
並びに600mm×1500mmサイズの長辺寸法の最大公
約数である300mmで形成されているから、上記何れの
サイズの型枠も組成することができる。また、一般に土
木工事等においては300mmの倍数の寸法が用いられる
ことが多いので、工事途中での寸法変更も同様に300
mm単位で行わうことができて便利である。
互いに長辺側の側端縁を隣接させた状態で連結して60
0mm×1800mmの寸法を持つ一つの型枠(B)を形成す
る。前記6個に代えて5個連結すれば600mm×150
0mmサイズの型枠が形成される。この連結には図2で示
すような長短の木質角材(3)、(4)が用いられる。この木
質角材(3)、(4)は組成される型枠の凹穴面の端縁部に載
置されクギ打ち等の手段で結合される。このように単位
枠(A)は、その短辺寸法が、前記したように汎用されて
いる型枠の慣用寸法、即ち600mm×1800mmサイズ
並びに600mm×1500mmサイズの長辺寸法の最大公
約数である300mmで形成されているから、上記何れの
サイズの型枠も組成することができる。また、一般に土
木工事等においては300mmの倍数の寸法が用いられる
ことが多いので、工事途中での寸法変更も同様に300
mm単位で行わうことができて便利である。
【0015】上記実施例では、面板(1)の裏面(1b)が隔
壁を隔てた多数の平面視六角形の凹穴(2)…によって形
成されるハニカム構造で構成された例を示したが、三角
形や四角形等の多角形、又は円形の凹穴によるハニカム
類似構造で構成することも可能である。
壁を隔てた多数の平面視六角形の凹穴(2)…によって形
成されるハニカム構造で構成された例を示したが、三角
形や四角形等の多角形、又は円形の凹穴によるハニカム
類似構造で構成することも可能である。
【0016】図6〜図11は本発明にかかる単位枠(A)
の他の実施例を示すものであって、面板(1)の裏面(1b)
は前記凹穴(2)…に代えて多数の凸条リブ(7)、(8)、(9)に
よって補強されている。前記凸条リブのうち、(8)、(9)
は実質的に単位枠(A)の長辺側板並びに短辺側板を形成
し、中間部分の凸条リブ(7)…より高く形成されてい
る。尚、前記側板となる凸条リブ(8)、(9)の高さは50m
mで、中間の凸条リブ(7)…は12mmが好ましい。
の他の実施例を示すものであって、面板(1)の裏面(1b)
は前記凹穴(2)…に代えて多数の凸条リブ(7)、(8)、(9)に
よって補強されている。前記凸条リブのうち、(8)、(9)
は実質的に単位枠(A)の長辺側板並びに短辺側板を形成
し、中間部分の凸条リブ(7)…より高く形成されてい
る。尚、前記側板となる凸条リブ(8)、(9)の高さは50m
mで、中間の凸条リブ(7)…は12mmが好ましい。
【0017】短辺側板となる凸条リブ(9)、(9)の下端部
分には木質角材載置用の鍔状部(10)、(10)が外方向に張
り出して形成されている。そしてこの鍔状部(10)、(10)
には図10並びに図11で示すように木質角材(11)が載
置され、鍔状部(10)にあけたクギ穴(12)から(13)でクギ
止めされて図8で示すような6個の単位枠が連結された
型枠(B)が組み立てられる。そして建築現場において図
11に示すように、側板となる凸条リブ(9)、(9)の内方
から長尺のクギ(14)が打ち込まれて隣接する型枠同士
(B)、(B)が連結される。
分には木質角材載置用の鍔状部(10)、(10)が外方向に張
り出して形成されている。そしてこの鍔状部(10)、(10)
には図10並びに図11で示すように木質角材(11)が載
置され、鍔状部(10)にあけたクギ穴(12)から(13)でクギ
止めされて図8で示すような6個の単位枠が連結された
型枠(B)が組み立てられる。そして建築現場において図
11に示すように、側板となる凸条リブ(9)、(9)の内方
から長尺のクギ(14)が打ち込まれて隣接する型枠同士
(B)、(B)が連結される。
【0018】このクギ(14)の打ち込みを容易にするため
に、図に示す実施例では、側板となる凸条リブ(9)、(9)に
は上方に開口した切開部(15)が設けられている。
に、図に示す実施例では、側板となる凸条リブ(9)、(9)に
は上方に開口した切開部(15)が設けられている。
【0019】更に、本実施例では、単位枠(A)同士を連
結するための手段として、長辺側の側板となる凸条リブ
(8)、(8)にキー溝(16)が設けられており、このキー溝(1
6)に図8及び図9で示すような中央が縊れたキー(17)を
挿入することによって相互の単位枠が連結できるように
形成されている。
結するための手段として、長辺側の側板となる凸条リブ
(8)、(8)にキー溝(16)が設けられており、このキー溝(1
6)に図8及び図9で示すような中央が縊れたキー(17)を
挿入することによって相互の単位枠が連結できるように
形成されている。
【0020】又、面板(1)の裏面中間部分にはセパレー
ター端部挿通用の穴を貫設できるような、例えば30mm
φの凸台(18)が形成されている。この凸台(18)の高さは
中間凸条リブ(7)も高さと同じ12mmとしてある。
ター端部挿通用の穴を貫設できるような、例えば30mm
φの凸台(18)が形成されている。この凸台(18)の高さは
中間凸条リブ(7)も高さと同じ12mmとしてある。
【0021】この実施例においても、図9に示すよう
に、単位枠(A)の長辺側の端面に通水用の微細な溝(6)…
を形成しておくのがよい。この溝(6)…は図12で示す
ように短辺側の端面に形成してもよいことは勿論であ
る。
に、単位枠(A)の長辺側の端面に通水用の微細な溝(6)…
を形成しておくのがよい。この溝(6)…は図12で示す
ように短辺側の端面に形成してもよいことは勿論であ
る。
【0022】また、単位枠の強度を一層高めるために、
中間の低い凸条リブのうち、その一部を図13に示すよ
うに同心的な複数の環状リブ(7a)で形成しておくのもよ
い。
中間の低い凸条リブのうち、その一部を図13に示すよ
うに同心的な複数の環状リブ(7a)で形成しておくのもよ
い。
【0023】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施できるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施できるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る合成樹脂製単位枠は、長辺
が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の整
数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって構
成いるから、この単位枠を組み合わせることによって汎
用されている型枠の慣用寸法、即ち600mm×1800
mmサイズ並びに600mm×1500mmサイズの何れにも
組成することができる。また合成樹脂製の面板はコンク
リートの離型性がよいため美麗なコンクリート面を形成
できると共に、付着コンクリートを剥がすという従来の
余分な作業も不要となる。特に重要な利点は、例えば縦
600mm×横1800mmといった大寸の型枠を一体もの
として射出成形する場合に比べ、その数分の一のサイズ
の金型でよいから製作容易であり、かつ軽量でコンパク
トであるから搬送、組立て並びに分解が容易である。
が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の整
数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって構
成いるから、この単位枠を組み合わせることによって汎
用されている型枠の慣用寸法、即ち600mm×1800
mmサイズ並びに600mm×1500mmサイズの何れにも
組成することができる。また合成樹脂製の面板はコンク
リートの離型性がよいため美麗なコンクリート面を形成
できると共に、付着コンクリートを剥がすという従来の
余分な作業も不要となる。特に重要な利点は、例えば縦
600mm×横1800mmといった大寸の型枠を一体もの
として射出成形する場合に比べ、その数分の一のサイズ
の金型でよいから製作容易であり、かつ軽量でコンパク
トであるから搬送、組立て並びに分解が容易である。
【0025】特に本発明では、単位枠を形成する面板
(1)の少なくとも長辺側の端面には上下に通じる多数の
微細な溝(6)…が形成されているので、コンクリート打
設時に、通気性、通水性は保持されてコンクリートの乾
燥硬化を促進することができる。更に加えて、通常の型
枠は反復使用によって両端部分、特にコーナー部分に損
傷が生じ易く、このような場合、型枠全体を廃棄しなけ
れば成らないが、本発明のように単位枠を組み合わせて
型枠を形成した場合は、損傷した部分の単位枠を交換す
るだけでよいから経済的であり、また連結される単位枠
の数によって型枠寸法の調節が可能であるから作業性が
よい等の効果がある。
(1)の少なくとも長辺側の端面には上下に通じる多数の
微細な溝(6)…が形成されているので、コンクリート打
設時に、通気性、通水性は保持されてコンクリートの乾
燥硬化を促進することができる。更に加えて、通常の型
枠は反復使用によって両端部分、特にコーナー部分に損
傷が生じ易く、このような場合、型枠全体を廃棄しなけ
れば成らないが、本発明のように単位枠を組み合わせて
型枠を形成した場合は、損傷した部分の単位枠を交換す
るだけでよいから経済的であり、また連結される単位枠
の数によって型枠寸法の調節が可能であるから作業性が
よい等の効果がある。
【図1】本発明に係る単位枠の一実施例を示す全体斜視
図。
図。
【図2】上記単位枠を複数個連結する状態を示す斜視
図。
図。
【図3】上記単位枠の一部の拡大斜視図。
【図4】上記単位枠に若干の修正を加えた図3同様の斜
視図。
視図。
【図5】上記単位枠とホームタイとの関係を示す断面
図。
図。
【図6】本発明に係る単位枠の他の実施例を示す平面
図。
図。
【図7】図6におけるIーI線に沿った断面図。
【図8】上記の単位枠を連結した状態を示す平面図。
【図9】上記の単位枠の一部の拡大斜視図。
【図10】上記の単位枠に角材を載せた状態を示す側面
図。
図。
【図11】単位枠によって組成された型枠同士を連結し
たときの状態を示す要部の断面図。
たときの状態を示す要部の断面図。
【図12】本発明に係る単位枠の他の実施例を示す図9
同様の平面図。
同様の平面図。
【図13】本発明に係る単位枠の更に他の実施例を示す
図9同様の斜視図である。
図9同様の斜視図である。
(1) 面板 (1a) 表面 (1b) 裏面 (6) 微細な溝 (A) 単位枠 (B) 型枠
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂による一体成型品であって、長
辺が型枠の短辺と同じ寸法であり、短辺が型枠の長辺の
整数分の一の寸法を有する長方形状の面板(1)によって
構成され、該面板(1)の表面(1a)がフラットな面で形成
され、裏面(1b)が凹凸リブ又は隔壁を隔てた多数の凹穴
によって補強されており、更に少なくとも面板(1)の長
辺側の端面に上下に貫通する多数の微細な溝(6)…が形
成されている建築型枠用の合成樹脂製単位枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2467893A JPH06212792A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 建築型枠用の合成樹脂製単位枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2467893A JPH06212792A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 建築型枠用の合成樹脂製単位枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06212792A true JPH06212792A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=12144810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2467893A Pending JPH06212792A (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | 建築型枠用の合成樹脂製単位枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06212792A (ja) |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP2467893A patent/JPH06212792A/ja active Pending
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