JP3227699B2 - チャージポンプ回路及びそれを備えたpll回路 - Google Patents

チャージポンプ回路及びそれを備えたpll回路

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JP3227699B2
JP3227699B2 JP21435298A JP21435298A JP3227699B2 JP 3227699 B2 JP3227699 B2 JP 3227699B2 JP 21435298 A JP21435298 A JP 21435298A JP 21435298 A JP21435298 A JP 21435298A JP 3227699 B2 JP3227699 B2 JP 3227699B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はMOS型トランジス
タで設計される半導体装置で特にPLL(PhaseLocked
Loop)回路に使用されるチャージポンプ回路に関し、特
に、パーソナルコンピュータなどに搭載されているCD
−ROMドライブにおいてデータを高速に読ませる技術
であるCAV(Constant Argument Velocity:線速度一
定)制御に必要なPLL回路及び記録媒体ドライバに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROMやDVD等の記録媒
体をドライブするプレーヤの開発が盛んになり、各規格
の読み出し速度に対して4倍速や16倍速の読み出し速
度を達成する製品も販売されている。このようなCD−
ROMやDVDプレーヤにおいて、記録媒体のディスク
の内周読み出しと外周読み出しで、読み出し速度を一定
とするため、CAV記録ディスクに対応するCAV制御
が行われている。このCAV制御中のPLL回路は、時
間の経過とともに同期状態におけるPLL回路の読み出
しクロックの周波数が上昇方向に変化する。
【0003】CD−ROM等のメディアは線速度一定で
データが書き込まれている。CAV(Constant Argumen
t Velocity)制御は、言葉のとおりCD−ROMのメデ
ィアをスピンドルモータで一定回転で制御しながらデー
タを読ませる制御である。例えばCD−ROMのメディ
アに書き込まれたデータをCAV制御させた場合、メデ
ィアの外周側に行くにつれて、1ビットあたりのデータ
幅が狭まりスピードが上昇する。CD−ROMの読み取
りに使われるPLL回路の役割は、メディアに記録され
たデータを受け取り、それに同期した読みとりクロック
を抽出する事にある。その意味でPLL(Phase Locked
Loop)という言葉は、入力されるデータ(CD−RO
Mの場合、EFM(Eight-to-Fourteen Modulation:8-14
変調)信号)に、読み出しクロックの位相(Phase)を同期
(Lock)させる帰還回路(Loop)を意味する。
【0004】PLL回路10は、図2に示すように、抵
抗・コンデンサを含む一次又は二次ループフィルタ1
2、VCO(電圧制御型発振器)13、分周回路14、
周波数・位相検出回路15、チャージポンプ11などか
らなる。ループフィルタ12はローパスフィルタとして
動作し、コンデンサC0の端子電圧を制御電圧として生
成する。分周回路14はVCO13の発振信号を分周比
に基づいて分周し、分周した信号を出力信号として生成
する。周波数・位相比較器15は入力データと表記する
入力信号とVCO13を分周回路14で分周した信号と
の周波数及び位相誤差を検出し、誤差に応じた上昇指示
信号(以下、UP信号とする)及び下降指示信号(以
下、DOWN信号とする)を生成する。チャージポンプ
回路11はUP信号に応答して、電源VDDからループフ
ィルタ12へ向かって一定電流を注入し、コンデンサC
0に電荷を蓄える。また、チャージポンプ回路11はD
OWN信号に応答してループフィルタ12から一定電流
を放出し、コンデンサC0に蓄えられた電荷を放出して
チャージポンプ回路11に注入する。
【0005】この一連の動作により、PLL回路10
は、入力信号と出力信号の位相と周波数成分が一致す
る。この一致した状態を同期状態とよぶ。
【0006】ここで、データの読みとりスピードが上昇
するというのは、PLL回路10の同期状態において、
VCO13のコントロール電圧が上昇する事を意味す
る。VCO13のコントロール電圧はチャージポンプ回
路11とループフィルタ12で作り出すので、コントロ
ール電圧の上昇は、チャージポンプ回路11の出力電圧
が上昇する事をさしている。この様に、データの読みと
りスピードが上昇すると、チャージポンプ回路11の出
力電圧が上昇し、その分ドライブ力は増加しなければな
らない。ドライブ力は、電源電圧ばかりでなく、チャー
ジポンプ回路11の出力段の電力増幅力の増加又はファ
ンアウトを大きくする必要がある。
【0007】次に図3を参照して、従来のチャージポン
プ回路について説明する。図示のチャージポンプ回路は
定電流源回路I、第四のカレントミラー回路、第五のカ
レントミラー回路、第六のカレントミラー回路、第三の
スイッチ回路、第四のスイッチ回路からなる。
【0008】定電流源Iは直流電流Iを放出する源であ
り、電源VDDに接続され、第四のカレントミラーに供給
している。
【0009】第四のカレントミラー回路は、DOWN信
号がON(論理レベル、High)の時、N20のゲー
ト端子、つまり接点2がN10のドレイン端子に接続さ
れ、ゲート幅の比がN20:N22=N10:N12と
なる関係をみたし、N20のドレインとN22のドレイ
ン端子、つまり接点1と接点9の上にN10とN12の
トランジスタが、共通のゲートで、定電圧NBIASに接続
されている。N10とN12の働きで、接点1と接点9
の電位が等しくなる。結果N20とN22それぞれのド
レイン、ゲート、ソースが等しくなり、定電流源Iから
もらった電流を、N20はN20とN22のゲート幅の
比で決まる電流をN22に流す。以下、ゲート幅の比を
ここでは1:1に定めて説明を行う。したがってN20
に流れる電流IはそのままN22にIDOWNとして流れ
る。ここではN20からN22のように同等の電流が流
れる回路をカレントミラー回路とよび、以降、特にN2
0を囲む点線とN22を囲む点線を第四のカレントミラ
ー回路とする。
【0010】第五のカレントミラー回路は、N20のゲ
ート端子つまり接点2がN10のドレイン端子に接続さ
れ、ゲート幅の比がN20:N21=N10:N11な
る関係をみたし、N20のドレインとN21のドレイン
端子つまり接点1と接点3の上にN10とN11のトラ
ンジスタが、共通のゲートNBIASに接続されている。N
10とN11の働きで接点1と接点3の電位が等しくな
る。その結果N20とN21それぞれのドレイン、ゲー
ト、ソースが等しくなり、定電流源Iからもらった電流
を、N20はN20とN21のゲート幅の比で決まる電
流をN21に流す。ゲート幅の比をここでは1:1に定
めて説明をすすめる。したがってN20に流れる電流は
そのままN21にIUP0として流れる。以降、N20を
囲む点線とN21を囲む点線を第五のカレントミラー回
路とする。
【0011】第六のカレントミラー回路は、UP信号が
ON(論理レベルHigh)の時、P10のゲート端子
つまり接点5がP20のドレイン端子に接続され、ゲー
ト幅の比がP10:P11=P20:P21なる関係を
みたし、P10のドレインとP11のドレイン端子つま
り接点4と接点6の下に、P20とP21のトランジス
タのゲートが、共通のPBIASに接続されている。P20
とP21の働きで接点4と接点6の電位が等しくなる。
結果P10とP11それぞれのドレイン、ゲート、ソー
スが等しくなりIUP0として供給される電流をP10は
P10とP11のゲート幅の比で決まる電流をP11に
流す。ゲート幅の比をここでは1:1に定めて説明をす
すめる。したがってP10に流れる電流はそのままP1
1にIUPとして流れる。以降、P10を囲む点線とP
11を囲む点線を第六のカレントミラー回路とする。
【0012】第三のスイッチ回路は、DOWN信号が論
理的にHIGHの間、定電流源の電流Iが第四のカレン
トミラーの働きにより、ループフィルタのコンデンサか
らグランドに向かってIDOWNを流す。
【0013】第四のスイッチ回路は、UP信号が論理的
にHIGHの間、定電流源の電流Iが前記の第五のカレ
ントミラーと第六のカレントミラーの働きにより、VDD
からループフィルタのコンデンサに向かってIUPを流
す。
【0014】前記のCAV制御にてVOUTが上昇したと
き、カレントミラーの折り返しによる相対精度がIUP=
IUP0である為の条件は、接点7の電位が接点5の電位
を越えない範囲となる。接点5の電位V5は以下の数式
(1)で導出される。 V5=VDD−(I/((1/2)×(W/L)×β))1/2−|Vtp|……(1) ここで、Wはゲート幅、Lはゲート長、βは電流増幅
度、VtpはPMOSトランジスタP10のスレッショル
ド電圧である。一例として、I=10μA、W/L=1
0/0.5、β=2.5×105、とするとVOUT=VDD
−|Vtp|−0.2となる。従ってVDD−|Vtp|近傍
まで、カレントミラー回路の相対比はゲート長が等しい
条件では、P10とP11のゲート幅の比で決まり1:
1となる。流入/停止の機能をになうDOWN信号から
生成されるIDOWNについては、GND側に出力がよると
相対比が取りづらくなる。N型MOSトランジスタの場
合でも数式1とおなじ考えを適応できるので、スレッシ
ュルド電圧Vtn近傍までカレントミラー回路の相対比
は、ゲート長が等しい条件ではゲート幅の比で決まり
1:1となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チャージポンプには以下のような欠点がある。すなわ
ち、UP信号を切り替えた瞬間に、定電流Iに比べて非
常に大きいスパイク上の電流がVOUT以降に接続される
ループフィルターに供給される。図示の通り、これは接
点7とVDDの間に着く寄生の容量Cによって発生する。
容量Cの存在によってUP信号がHIGHとなった瞬
間、VDDにあった接点7がVOUT付近に達するまで瞬間
的に電荷が充電され、スパイク上の電流となる。DOW
N信号を切り替えた瞬間にも同様の事が言え、この場合
図示の通り接点8とグランドに対して容量Cがつき、切
り替え時にグランド方向にスパイク電流を発生する。ス
パイク電流が発生すると、後段のローパスフィルタのキ
ャパシタへの電荷の注入、引き出しと、VCOへの瞬時
的インパルス変動のために高速安定を得られないという
問題に発展する。
【0016】従って、本発明の課題は、CAV制御のよ
うにチャージポンプ回路の出力電圧が上昇したような場
合や、逆に出力が下降した場合でも、カレントミラーの
相対比をスレッショルド電圧近傍まで確保し、さらにス
パイク状の電流が発生しないチャージポンプ回路の実現
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるチャージポ
ンプ回路はPLL回路に使用されるチャージポンプ回路
であって、定電流源から発生した電流を、常にONした
アナログスイッチを通して、カレントミラー回路で折り
返し、周波数・位相比較器から供給されるUP信号に応
答して、アナログスイッチを含むスイッチ回路がON/
OFFしカレントミラーにて写された定電流を後段のル
ープフィルタに向かって流出/停止し、同じくDOWN
信号に応答して、アナログスイッチを含むスイッチ回路
がON/OFFしカレントミラーにて写された定電流を
後段のループフィルタにから流入/停止することを特徴
とする。
【0018】また、本発明は、入力信号の位相にロック
するPLL(Phase Locked Loop)回路の周波数・位相
比較器から供給される下降指示信号及び上昇指示信号に
対応しループフィルタを介して可変周波数制御発振器を
ドライブするMOS型トランジスタで構成されるチャー
ジポンプ回路において、前記周波数・位相比較器から供
給される前記下降指示信号に応答して第一のスイッチ回
、定電流源から発生した電流を、常にONした第二
のアナログスイッチと前記周波数・位相比較器から供給
される前記下降指示信号に応答してON/OFFする第
一のアナログスイッチとを通して前記第二及び第一のア
ナログスイッチに各ゲートを接続されたMOSトランジ
スタにより構成された第一のカレントミラー回路で折り
返し、後段のループフィルタから電流IDOWNを入力し、
前記周波数・位相比較器から供給される前記上昇指示信
号に応答して第二のスイッチ回路は、定電流源から発生
した電流を、前記常にONした第二のアナログスイッチ
と常にONした第四のアナログスイッチを通して前記第
二及び第四のアナログスイッチに各ゲートを接続された
MOSトランジスタにより構成された第二のカレントミ
ラー回路で折り返し、前記折り返した電流をIUP0とす
るとき、この電流IUP0が前記周波数・位相比較器から
供給される上昇指示信号に応答して、常にONした第五
のアナログスイッチと前記周波数・位相比較器から供給
される前記上昇指示信号に応答してON/OFFする第
三のアナログスイッチを通して前記第五及び第三のアナ
ログスイッチに各ゲートを接続されたMOSトランジス
タにより構成された第三のカレントミラー回路で折り返
し、後段のループフィルタに向かって電流IUPを出力す
ることを特徴とする。
【0019】また、上記チャージポンプ回路において、
前記第一のカレントミラー回路は、N型MOSトランジ
スタN23とN型MOSトランジスタN25の各ドレイ
ン側端子の上に、ゲート幅の比がN23:N25と同じ
でかつ各ゲートに共通のゲートバイアスがかかるように
定直流電圧NBIAS17に接続されたN型MOSトラ
ンジスタN13とN型MOSトランジスタN15が接続
され、前記N型MOSトランジスタN23のゲートに常
にONした前記第二のアナログスイッチが接続されその
先に前記下降指示信号でON/OFFする前記第一のア
ナログスイッチが接続され、前記第一と前記第二のアナ
ログスイッチのつなぎを接点3とする時、接点3が前記
N型MOSトランジスタN13のドレインに接続され、
前記N型MOSトランジスタN13とN15のゲート長
が等しく、かつ前記N23とN25のゲート長が等し
、前記N型MOSトランジスタN23とN25のそれ
ぞれのドレイン、ソース、ゲートがそれぞれ等しい電位
となり、前記N型MOSトランジスタN23とN25の
ゲート幅の比で前記定電流源の電流が前記第一のスイッ
チ回路がON時に前記N型MOSトランジスタN25に
写ることを特徴とする。
【0020】また、上記チャージポンプ回路において、
前記第二のカレントミラー回路は、前記N型MOSトラ
ンジスタN23とN型MOSトランジスタN24のドレ
イン側端子の上に、ゲート幅の比が前記N23:N24
と同じでかつ共通のゲートバイアスがかかるように定電
圧NBIASに接続されたN型MOSトランジスタN1
3とN型MOSトランジスタN14が接続され、前記N
型MOSトランジスタN23のゲートに常にONした前
記第二のアナログスイッチが接続され、その第二のアナ
ログスイッチの他端が前記N型MOSトランジスタN1
3のドレインに接続されると共に常にONした前記第四
のアナログスイッチに接続され、その第四のアナログス
イッチの他端が前記N型MOSトランジスタN24のゲ
ートに接続され、前記N型MOSトランジスタN13と
N14のゲート長が等しく、かつ前記N23とN24の
ゲート長が等しく、前記N型MOSトランジスタN23
とN24のそれぞれのドレイン、ソース、ゲートが等し
い電位となり、前記N型MOSトランジスタN23とN
24のゲート幅の比で前記定電流源の電流が前記電流I
UP0として前記N型MOSトランジスタN24に写るこ
特徴とする。
【0021】また、上記チャージポンプ回路において、
前記第三のカレントミラー回路は、P型MOSトランジ
スタP13とP型MOSトランジスタP14のドレイン
側端子の下に、ゲート幅の比がP13:P14と同じで
かつ共通のゲートバイアスがかかるように直流電源16
からの定電圧PBIASに接続されたP型MOSトラン
ジスタP20とP型MOSトランジスタP21が接続さ
れ、前記P型MOSトランジスタP13のゲートに常に
ONした前記第五のアナログスイッチが接続されその先
に前記上昇指示信号でON/OFFする前記第三のアナ
ログスイッチが接続され、前記第五と前記第三のアナロ
グスイッチのつなぎを接点7とする時、前記接点7が前
記P型MOSトランジスタP20のドレインに接続さ
れ、前記P型MOSトランジスタP13とP14のゲー
ト長が等しく、かつ前記P20とP21のゲート長が等
しく、前記P型MOSトランジスタP13とP14のそ
れぞれのドレイン、ソース、ゲートが等しい電位とな
り、前記P型MOSトランジスタP13とP14のゲー
ト幅の比で、前記電流IUP0が前記第三のアナログスイ
ッチON時に前記P型MOSトランジスタP14に写る
ことを特徴とする。
【0022】また、上記チャージポンプ回路において、
前記第一のスイッチ回路は、前記下降指示信号がHIG
Hの時、前記下降指示信号を入力とする論理否定素子I
NV3が論理を反転しLOWを出力し、この出力が前記
第一のアナログスイッチに含まれるP型MOSトランジ
スタPDNのゲート端子に接続され前記第一のアナログ
スイッチを構成するP型MOSトランジスタPDNとN
型MOSトランジスタNDNのうち前記PDNをON状
態とし、前記論理否定素子INV3の出力は論理否定素
子INV2の入力に接続され論理を反転しその出力を前
記第一のアナログスイッチに含まれるN型MOSトラン
ジスタNDNのゲート端子に接続し前記第一のアナログ
スイッチを構成する素子のうち前記N型MOSトランジ
スタNDNをONとし、前記下降指示信号がLOWの
時、前記論理否定素子INV3にて論理否定しHIGH
を出力させ、前記第一のアナログスイッチを構成する素
子のうちP型MOSトランジスタPDNをOFF状態と
し、前記論理否定素子INV3の出力にて前記論理否定
素子INV2を論理否定させ前記第一のアナログスイッ
チを構成する素子のうち前記N型MOSトランジスタN
DNをOFFとし、前記論理否定素子INV3の出力を
ゲート端子とし前記N型MOSトランジスタNDNのド
レインとソースの間の電圧をゼロにすることを特徴とす
る。
【0023】また、上記チャージポンプ回路において、
前記第二のスイッチ回路は、前記上昇指示信号がHIG
Hの時、前記上昇指示信号を入力とする論理否定素子I
NV1が論理を反転しLOWを出力し、この出力が前記
第三のアナログスイッチに含まれるP型MOSトランジ
スタPUPのゲート端子に接続され前記第三のアナログ
スイッチを構成するP型MOSトランジスタPUPとN
型MOSトランジスタNUPのうちP型MOSトランジ
スタPUPをON状態とし、前記上昇指示信号を入力と
する前記第三のアナログスイッチに含まれる前記N型M
OSトランジスタNUPのゲート端子は前記上昇指示信
号がHIGHの時、前記第三のアナログスイッチを構成
する素子のうち前記N型MOSトランジスタNUPをO
Nとし、前記上昇指示信号がLOWの時、論理否定素子
INV1が論理を反転しHIGHを出力し、前記第三の
アナログスイッチを構成する素子のうちP型MOSトラ
ンジスタPUPをOFF状態とし、前記上昇指示信号を
入力とする前記第三のアナログスイッチに含まれる前記
N型MOSトランジスタNUPのゲート端子は前記上昇
指示信号がLOWの時、前記第三のアナログスイッチを
構成する素子のうち前記N型MOSトランジスタNUP
をOFFとし、前記上昇指示信号をゲート端子とし前記
P型MOSトランジスタPUPは前記上昇指示信号がL
OWの時前記P型MOSトランジスタPUPのドレイン
とソースの間の電圧をゼロにすることを特徴とする。
【0024】また、本発明は、入力信号の位相にロック
するPLL(Phase Locked Loop)回路の周波数・位相
比較器から供給される下降指示信号及び上昇指示信号に
対応しループフィルタを介して可変周波数制御発振器
(VCO)をドライブするMOS型トランジスタで構成
されるチャージポンプ回路において、前記上昇指示信号
により常にON状態の第三のアナログスイッチと、前記
上昇指示信号をベースに接続し電源と前記第三のアナロ
グスイッチの一端間に接続されたP型MOSトランジス
タを有する第二のスイッチ回路と、前記第三のアナログ
スイッチの他端と接続された第五のアナログスイッチ
と、前記第五のアナログスイッチの他端にゲートを接続
され前記電源にソースを接続され前記第五のアナログス
イッチの一端にドレインを接続されたP型MOSトラン
ジスタと前記第三のアナログスイッチの一端にゲートを
接続され前記電源にソースを接続されたP型MOSトラ
ンジスタとで構成された第三のカレントミラーと、前記
下降指示信号の反転信号により常にON状態の第一のア
ナログスイッチと、前記下降指示信号の反転信号をベー
スに接続し基準電位と前記第一のアナログスイッチの一
端間に接続されたN型MOSトランジスタを有する第一
のスイッチ回路と、前記第一のアナログスイッチの他端
と接続された第二のアナログスイッチと、前記第二のア
ナログスイッチの他端にゲートを接続され前記基準電位
にソースを接続され前記第二のアナログスイッチの一端
にドレインを接続されたN型MOSトランジスタと前記
第一のアナログスイッチの一端にゲートを接続され前記
基準電位にソースを接続されたN型MOSトランジスタ
とで構成された第一のカレントミラーと、前記前記第二
のアナログスイッチの一端に一端を接続した第四のアナ
ログスイッチと、前記第一のアナログスイッチの一端に
ゲートを接続され前記基準電位にソースを接続されたN
型MOSトランジスタと前記第四のアナログスイッチの
他端にゲートを接続され前記基準電位にソースを接続さ
れ前記第三のカレントミラーの一端にドレインを接続し
たN型MOSトランジスタとで構成された第二のカレン
トミラーと、前記第三のカレントミラーと前記第一のカ
レントミラーとの出力を結合して出力としたことを特徴
とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1を参照して詳細に説明する。図示のチャージポンプ
回路は、定電流源回路、第一のカレントミラー回路、第
二のカレントミラー回路、第三のカレントミラー回路、
第一のスイッチ回路、第二のスイッチ回路からなる。
【0026】定電流源は一定の直流電流Iを放出する源
である。
【0027】第一のカレントミラー回路は、DOWN信
号がON(論理レベルHigh)の時、接点2は常にO
Nした第二のアナログスイッチを通って接点3と接続さ
れ、これがN13のドレイン端子に接続され、同じく接
点3はON抵抗が第二アナログスイッチと同じで、かつ
DOWN信号によりONした第一のアナログスイッチを
通って接点9に接続され、第一と第二のアナログスイッ
チのON抵抗が等しいという条件から、接点2と接点9
の電位が等しくなる事を第一の特徴とし、さらに接点1
と接点11の上にN13とN15の各ゲートが共通のゲ
ート直流電源17からのNBIASに接続され、これら
のN13とN15のトランジスタが、ゲート幅の比でN
23:N25=N13:N15なる関係をみたし、接点
1と接点11の電位が等しくなる事を第二の特徴とする
カレントミラー回路である。
【0028】以上のことから、N23とN25それぞれ
のドレイン、ゲート、ソースの各電位が等しくなり、定
電流源Iからもらった電流IをN23はN23とN25
のゲート幅の比で決まる電流としてN25に流す。ここ
ではN23:N25のゲート幅の比を1:1に、またゲ
ート長についてはN13=N15、N23=N25でゲ
ート幅/ゲート長=NY1=NDN、かつゲート幅/ゲ
ート長=PY1=PDNの関係をみたすものとする。
【0029】したがって、N23に流れる電流Iは、そ
のままN25にIDOWNとして流れる。これは図3の従来
例で示したN20トランジスタとN22トランジスタで
成立した第四のカレントミラーの関係に等しいことがわ
かる。
【0030】第二のカレントミラー回路は、接点2は常
にONした第二のアナログスイッチを通って接点3と接
続され、これがN13のドレイン端子に接続され、同じ
く接点3はON抵抗が第二アナログスイッチと同じで、か
つ常にONした第四のアナログスイッチを通って接点4
に接続され、第と第四のアナログスイッチのON抵抗
が等しいという条件から、接点2と接点4の電位が等し
くなる事を第一の特徴とし、さらに接点1と接点4の上
にN13とN14の各ゲートが共通のゲートNBIAS
に接続され、これらのトランジスタが、ゲート幅の比で
N23:N24=N13:N14なる関係をみたし、接
点1と接点4の電位が等しくなる事を第二の特徴とする
カレントミラー回路である。
【0031】以上のことからN23とN24それぞれの
ドレイン、ゲート、ソースが等しくなり定電流源からも
らった電流をN23はN23とN24のゲート幅の比で
決まる電流としてN24に流す。ここではN23:N2
5のゲート幅の比を1:1に、またゲート長については
N13=N14、N23=N24でゲート幅/ゲート長
=NY1=NY2かつゲート幅/ゲート長=PY1=P
Y2の関係をみたすものとする。したがってN23に流
れる電流IはそのままN24にIUP0として流れる。こ
れは図3の従来例でしめした、N20トランジスタとN
21トランジスタで成立した第五のカレントミラーの関
係にひとしい事がわかる。
【0032】第三のカレントミラー回路は、UP信号が
ON(論理レベルHigh)の時、接点8は常にONし
た第五のアナログスイッチを通って接点7と接続され、
これがP20のドレイン端子に接続され、同じく接点7
はON抵抗が第五のアナログスイッチと同じで、かつU
P信号によりONした第三アナログスイッチを通って接
点8に接続され、第五と第三のアナログスイッチのON
抵抗が等しいという条件から、接点8と接点12の電位
が等しくなる事を第一の特徴とし、さらに接点6と接点
10の下にP20とP21が直流電源16からの共通の
ゲートPBIASに接続され、これらのトランジスタ
が、ゲート幅の比でP13:P14=P20:P21な
る関係をみたし、接点6と接点10の電位が等しくなる
事を第二の特徴とするカレントミラー回路である。
【0033】以上のことからP13とP14それぞれの
ドレイン、ゲート、ソースが等しくなり、N24からも
らった電流IUP0をP23はP13とP14のゲート幅
の比で決まる電流としてP45に流す。ここではP1
3:P14のゲート幅の比を1:1に、またゲート長に
ついてはP13=P14、P20=P21でゲート幅/
ゲート長=NY3=NUPかつゲート幅/ゲート長=P
Y3=PUPの関係をみたすものとする。したがってP
13に流れる電流IUP0はそのままP14にIUPとして
流れる。これは図3の従来例で示したP10トランジス
タとP11トランジスタで成立した第六のカレントミラ
ーの関係にひとしい事がわかる。
【0034】第一のスイッチ回路は、DOWN信号がH
IGHの間、定電流源の電流Iが前記の第一のカレント
ミラーの働きにより、ループフィルタのコンデンサから
グランドに向かってIDOWNを流す。
【0035】第二のスイッチ回路は、UP信号が論理的
にHIGHの間、定電流源の電流Iが前記の第二のカレ
ントミラーと第三のカレントミラーの働きにより、VDD
からループフィルタのコンデンサに向かってIUPを流
す。
【0036】前記のCAV制御にてVOUTが上昇したと
きカレントミラーの折り返しによる相対精度がIUP=I
UP0である為の条件は、VOUTの電位が接点7の電位を越
えない範囲となる。VOUTは以下の式2で導出される。 VOUT=VDD−(I/((1/2)×(W/L)×β))1/2−|Vtp|…(2) ここで、Wはゲート幅、Lはゲート長、βは電流増幅
度、Vtpはスレッショルド電圧である。一例としてI=
10μA、W/L=10/0.5、β=2.5×1
5、とするとVOUT=VDD−|Vtp|−0.2となる。
従って、VDD−|Vtp|近傍まで、カレントミラー回
路の相対比はゲート長が等しい条件ではP13とP14
のゲート幅の比となる。流入/停止の機能をになうDO
WN信号から生成されるIDOWNについては、GND側に
出力がよると相対比が取りづらくなる。N型MOSトラ
ンジスタの場合でも数式1とおなじ考えを適応できるの
でスレッシュルド電圧Vtn近傍までカレントミラー回路
の相対比はゲート長が等しい条件ではN23とN25の
ゲート幅の比(1:1で定義)となる。以上の事から、
カレントミラーの相対精度は従来例と変わらない特性を
示している。
【0037】次に、UP信号及びDOWN信号の切り替
え時のIUP及びIDOWN電流について述べる。
【0038】UP信号切り替え時においては、UP信号
がOFFの時(論理レベル=LOWの時)は、トランジ
スタPOFFのドレイン端子である接点8はVDDとな
る。UP信号切り替えによって、ONした時(論理レベ
ル=HIGHの時)、接点8は接点7に近づく。図示の
通り、接点8には寄生の容量CがVDDに対して存在して
いる。これをチャージする電荷の移動はVDDを基点に
GND方向にむかっておきる。GND方向にはN14と
N24が直列に接続されておりこれらを通って電荷の移
動が行われる。N24に流れる電流は前述の説明からN
23に流れる電流を1:1でカレントミラーしたもので
電流Iに等しい。従って、接点8とVDDの間につく寄生
のCの電荷移動は電流Iで制約されている。これは電流
Iより大きなスパイク電流は流れない事を示している。
【0039】また、DOWN信号切り替え時においては
本質的にUP信号切り替え時と同じで、DOWN信号が
OFFの時(論理レベル=LOWの時)は、トランジス
タNOFFのドレイン端子である接点9はGNDとな
る。DOWN信号切り替えによって、ONした時(論理
レベル=HIGHの時)、接点9は接点3に近づく。図
示の通り、接点9には寄生の容量CがGNDに対して存
在している。これをチャージする電荷の移動はGNDを
基点にVDD方向にむかっておきる。VDD方向には定電流
源が接続されており、これらを通って電荷の移動が行わ
れる。従って接点9とGNDの間につく容量Cの電荷移
動は電流Iで制約されている。
【0040】従って、チャージポンプ回路の出力VOUT
が切り替わるときのスパーク電圧の発生が抑えられ、チ
ャージポンプ回路の後段のVCO回路への衝撃的な変動
を抑制し、所定の発振周波数を即座に安定して発振する
ことができる。
【0041】上記実施形態では、主にPLL回路に用い
るチャージポンプ回路について説明したが、かかるチャ
ージポンプ回路のより次段のVCOの安定動作と高速な
同期追従性と目的周波数発生に貢献し、このPLL回路
をCAV制御を必須とする記録媒体のCD−ROMやD
VDのドライバやプレーヤに用いることにより、4倍速
の読み出しは勿論、16倍速の読み出しに効果的であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のチャージポンプ回路では、常にONしたアナログスイ
ッチをカレントミラー回路の中に含む事により電流相対
精度を従来と同じにした構成となっている。つまりカレ
ントミラー回路中の一方ではONのままでアナログスイ
ッチを接続し、一方でON/OFFするスイッチとして
使用する事で、ONした時にゲートにかかるバイアスを
等しくしている。ドレインに関しては、従来と同じくP
BIAS、NBIASのバイアスとドレイン上のトラン
ジスタによって同電位となる仕組みが施されており、電
流相対精度は従来と同じである。
【0043】従って、CAV制御下のPLL回路に用い
るチャージポンプの出力電圧の上昇や反対に下降に対し
ても従来と同じスレッショルド電圧近傍までカレントミ
ラー回路を実現している。また、UP及びDOWN信号
切り替え時においては、ドレインにつく寄生容量の効果
をフィルターに出力させないように、寄生容量の充電に
電流I以上の電流経路を設けない工夫をスイッチ回路の
位置をカレントミラー回路の一部として取り込む事で、
切り替え時のスパイク電流を押さえる構造としている。
【0044】また、上記チャージポンプ回路をPLL回
路に用いることで、高速安定発振周波数信号をえるとと
もに、このPLL回路を線速度一定のCAV制御に用い
ることで、複数倍速の高速読み出しを可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャージポンプ回路である。
【図2】PLL回路の構成を示すブロック図である。
【図3】従来のチャージポンプである。
【符号の説明】
10 PLL回路 11 チャージポンプ回路 12 ループフィルタ 13 VCO(周波数可変制御発振回路) 14 分周回路(プログラマブルディバイダー) 15 周波数・位相比較器 16,17 直流電源 I 直流電流 NBIAS 直流電圧源 PBIAS 直流電圧源 UP 上昇指示信号 DOWN 下降指示信号 I 定電流 IUP 上昇指示時の定電流 IDOWN 下降指示時の定電流 INV0 インバータ INV1 インバータ INV2 インバータ VOUT チャージポンプ出力電圧 R 抵抗 C0 コンデンサ C1 コンデンサ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の位相にロックするPLL(Ph
    ase Locked Loop)回路の周波数・位相比較器から供給
    される下降指示信号及び上昇指示信号に対応しループフ
    ィルタを介して可変周波数制御発振器をドライブするM
    OS型トランジスタで構成されるチャージポンプ回路に
    おいて、 前記周波数・位相比較器から供給される前記下降指示信
    号に応答して第一のスイッチ回路、定電流源から発生
    した電流を、常にONした第二のアナログスイッチと前
    記周波数・位相比較器から供給される前記下降指示信号
    に応答してON/OFFする第一のアナログスイッチと
    を通して前記第二及び第一のアナログスイッチに各ゲー
    トを接続されたMOSトランジスタにより構成された第
    一のカレントミラー回路で折り返し、後段のループフィ
    ルタから電流IDOWNを入力し、前記周波数・位相比較器から供給される前記上昇指示信
    号に応答して第二のスイッチ回路は、定電流源から発生
    した電流を、 前記常にONした第二のアナログスイッチ
    と常にONした第四のアナログスイッチを通して前記第
    二及び第四のアナログスイッチに各ゲートを接続された
    MOSトランジスタにより構成された第二のカレントミ
    ラー回路で折り返し、前記折り返した電流をIUP0とす
    るとき、この電流IUP0が前記周波数・位相比較器から
    供給される上昇指示信号に応答して、常にONした第五
    のアナログスイッチと前記周波数・位相比較器から供給
    される前記上昇指示信号に応答してON/OFFする第
    三のアナログスイッチを通して前記第五及び第三のアナ
    ログスイッチに各ゲートを接続されたMOSトランジス
    タにより構成された第三のカレントミラー回路で折り返
    し、後段のループフィルタに向かって電流IUPを出力す
    ることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、前記第一のカレントミラー回路は、N型MOS
    トランジスタN23とN型MOSトランジスタN25の
    各ドレイン側端子の上に、ゲート幅の比がN23:N2
    5と同じでかつ各ゲートに共通のゲートバイアスがかか
    るように定電圧NBIASに接続されたN型MOSトラ
    ンジスタN13とN型MOSトランジスタN15が接続
    され、前記N型MOSトランジスタN23のゲートに常
    にONした前記第二のアナログスイッチが接続されその
    先に前記下降指示信号でON/OFFする前記第一のア
    ナログスイッチが接続され、前記第一と前記第二のアナ
    ログスイッチのつなぎを接点3とする時、接点3が前記
    N型MOSトランジスタN13のドレインに接続され、
    前記N型MOSトランジスタN13とN15のゲート長
    が等しく、かつ前記N23とN25のゲート長が等し
    、前記N型MOSトランジスタN23とN25のそれ
    ぞれのドレイン、ソース、ゲートがそれぞれ等しい電位
    となり、前記N型MOSトランジスタN23とN25の
    ゲート幅の比で前記定電流源の電流が前記第一のスイッ
    チ回路がON時に前記N型MOSトランジスタN25に
    写ることを特徴とするチャージポンプ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、前記第二のカレントミラー回路は、前記N型M
    OSトランジスタN23とN型MOSトランジスタN2
    4のドレイン側端子の上に、ゲート幅の比が前記N2
    3:N24と同じでかつ共通のゲートバイアスがかかる
    ように定電圧NBIASに接続されたN型MOSトラン
    ジスタN13とN型MOSトランジスタN14が接続さ
    れ、 前記N型MOSトランジスタN23のゲートに常にON
    した前記第二のアナログスイッチが接続され、その第二
    のアナログスイッチの他端が前記N型MOSトランジス
    タN13のドレインに接続されると共に常にONした前
    記第四のアナログスイッチに接続され、その第四のアナ
    ログスイッチの他端が前記N型MOSトランジスタN2
    4のゲートに接続され、前記N型MOSトランジスタN13とN14のゲート長
    が等しく、かつ前記N23とN24のゲート長が等し
    、 前記N型MOSトランジスタN23とN24のそれぞれ
    のドレイン、ソース、ゲートが等しい電位となり、前記
    N型MOSトランジスタN23とN24のゲート幅の比
    で前記定電流源の電流が前記電流IUP0として前記N型
    MOSトランジスタN24に写ること特徴とするチャー
    ジポンプ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第三のカレントミラー回路は、P型MOSトランジ
    スタP13とP型MOSトランジスタP14のドレイン
    側端子の下に、ゲート幅の比がP13:P14と同じで
    かつ共通のゲートバイアスがかかるように定電圧PBI
    ASに接続されたP型MOSトランジスタP20とP型
    MOSトランジスタP21が接続され、前記P型MOS
    トランジスタP13のゲートに常にONした前記第五の
    アナログスイッチが接続されその先に前記上昇指示信号
    でON/OFFする前記第三のアナログスイッチが接続
    され、前記第五と前記第三のアナログスイッチのつなぎ
    を接点7とする時、前記接点7が前記P型MOSトラン
    ジスタP20のドレインに接続され、前記P型MOSトランジスタP13とP14のゲート長
    が等しく、かつ前記P20とP21のゲート長が等し
    、 前記P型MOSトランジスタP13とP14のそれぞれ
    のドレイン、ソース、ゲートが等しい電位となり、前記
    P型MOSトランジスタP13とP14のゲート幅の比
    で、前記電流IUP0が前記第三のアナログスイッチON
    時に前記P型MOSトランジスタP14に写ることを特
    徴とするチャージポンプ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第一のアナログスイッチは前記下降指示信号でON
    の時、前記第一のアナログスイッチ間に発生するON抵
    抗が、常にONした前記第二のアナログスイッチの間に
    発生するON抵抗と等しいことを特徴とするチャージポ
    ンプ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第三のアナログスイッチは、前記上昇指示信号でO
    Nの時、前記第三のアナログスイッチの間に発生するO
    N抵抗が、常にONした前記第五のアナログスイッチの
    間に発生するON抵抗と等しいことを特徴とするチャー
    ジポンプ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第四のアナログスイッチは、常にONした状態で接
    続されており、前記第四のアナログスイッチの間に発生
    するON抵抗が、常にONした前記第二のアナログスイ
    ッチの間に発生するON抵抗と等しいことを特徴とする
    チャージポンプ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第一のスイッチ回路は、前記下降指示信号がHIG
    Hの時、前記下降指示信号を入力とする論理否定素子I
    NV3が論理を反転しLOWを出力し、この出力が前記
    第一のアナログスイッチに含まれるP型MOSトランジ
    スタPDNのゲート端子に接続され前記第一のアナログ
    スイッチを構成するP型MOSトランジスタPDNとN
    型MOSトランジスタNDNのうち前記PDNをON状
    態とし、 前記論理否定素子INV3の出力は論理否定素子INV
    2の入力に接続され論理を反転しその出力を前記第一の
    アナログスイッチに含まれるN型MOSトランジスタN
    DNのゲート端子に接続し前記第一のアナログスイッチ
    を構成する素子のうち前記N型MOSトランジスタND
    NをONとし、 前記下降指示信号がLOWの時、前記論理否定素子IN
    V3にて論理否定しHIGHを出力させ、前記第一のア
    ナログスイッチを構成する素子のうちP型MOSトラン
    ジスタPDNをOFF状態とし、 前記論理否定素子INV3の出力にて前記論理否定素子
    INV2を論理否定させ前記第一のアナログスイッチを
    構成する素子のうち前記N型MOSトランジスタNDN
    をOFFとし、 前記論理否定素子INV3の出力をゲート端子とし前記
    N型MOSトランジスタNDNのドレインとソースの間
    の電圧をゼロにすることを特徴とするチャージポンプ回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のチャージポンプ回路に
    おいて、 前記第二のスイッチ回路は、前記上昇指示信号がHIG
    Hの時、前記上昇指示信号を入力とする論理否定素子I
    NV1が論理を反転しLOWを出力し、この出力が前記
    第三のアナログスイッチに含まれるP型MOSトランジ
    スタPUPのゲート端子に接続され前記第三のアナログ
    スイッチを構成するP型MOSトランジスタPUPとN
    型MOSトランジスタNUPのうちP型MOSトランジ
    スタPUPをON状態とし、 前記上昇指示信号を入力とする前記第三のアナログスイ
    ッチに含まれる前記N型MOSトランジスタNUPのゲ
    ート端子は前記上昇指示信号がHIGHの時、前記第三
    のアナログスイッチを構成する素子のうち前記N型MO
    SトランジスタNUPをONとし、 前記上昇指示信号がLOWの時、論理否定素子INV1
    が論理を反転しHIGHを出力し、前記第三のアナログ
    スイッチを構成する素子のうちP型MOSトランジスタ
    PUPをOFF状態とし、 前記上昇指示信号を入力とする前記第三のアナログスイ
    ッチに含まれる前記N型MOSトランジスタNUPのゲ
    ート端子は前記上昇指示信号がLOWの時、前記第三の
    アナログスイッチを構成する素子のうち前記N型MOS
    トランジスタNUPをOFFとし、 前記上昇指示信号をゲート端子とし前記P型MOSトラ
    ンジスタPUPは前記上昇指示信号がLOWの時前記P
    型MOSトランジスタPUPのドレインとソースの間の
    電圧をゼロにすることを特徴とするチャージポンプ回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のチ
    ャージポンプ回路を用いたことを特徴とするPLL回
    路。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のPLL回路をCA
    V(Constant Argument Velocity:線速度一定)制御に
    用いたことを特徴とする記録媒体ドライバ。
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