JP3227662B2 - 放電加工用ワーク及び電極の搬送装置 - Google Patents

放電加工用ワーク及び電極の搬送装置

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JP3227662B2 JP33644993A JP33644993A JP3227662B2 JP 3227662 B2 JP3227662 B2 JP 3227662B2 JP 33644993 A JP33644993 A JP 33644993A JP 33644993 A JP33644993 A JP 33644993A JP 3227662 B2 JP3227662 B2 JP 3227662B2
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明範 田岡
祥行 森
伸一郎 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工用のワーク及
び電極を保持し、放電加工装置に対して搬入及び払い出
しを行なうための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば金型のような大型で重量の重たい
ワークを放電加工する場合には、放電加工に用いる電極
も大型になり、このためワークと電極とをクレーン等を
用いて放電加工装置内に搬入し、所定位置に取り付ける
ようにしている。また、放電加工終了後においても同様
にクレーン等を用いてワークの払い出しや電極の交換を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ワークと電極とを別々に搬入や払い出しを行なうため、
これら搬入作業や払い出し作業に長時間を要するが、ワ
ークや電極の搬入及び払い出しの間は放電加工装置を停
止しなければならず、このため放電加工装置の稼働率が
低下するという不具合がある。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、放
電加工装置に対するワーク及び電極の搬入作業や払い出
し作業を短時間で行なえる搬送装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、放電加工装置内のワーク取付位置に取り付
けられるワークと、ワーク取付位置の上方に位置する昇
降自在の電極取付部の下面に取り付けられる電極とを搬
送する搬送装置において、下側にワークを保持するワー
ク保持部と上側に電極を保持する電極保持部とを上下2
段に備えた架台を設け、ワークを所定ストローク昇降さ
せるワーク昇降手段をワーク保持部に設けると共に、電
極を上方に付勢する付勢手段を電極保持部に設け、更
に、架台を放電加工装置内に進退自在にスライドさせる
スライド手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】放電加工装置内では電極がワークの上方に位置
するよう、両者は上下方向に間隔を存して取り付けられ
ている。従って、装置内で取り付けられる状態と同じ状
態になるようにワークと電極とを架台に上下2段に保持
させておけば、架台を装置内に進入させることによりワ
ークと電極とは装置内での取り付け完了時の状態で装置
内に搬入されることになる。そして、その状態で架台の
昇降手段によりワークを下降させることにより装置内の
ワーク取付位置にワークが載置され、また該ワーク取付
位置に載置されているワークを持ち上げてワークを架台
に保持させることができる。
【0007】一方、電極取付部を下降させてその下面を
電極上面に当接させた状態で電極を該下面にクランプさ
せるが、電極取付部をその下面が電極に当接する位置か
ら更に下降させて、電極保持部の付勢手段による付勢力
に抗して電極を押し下げるようにすることにより電極取
付部の下面と電極上面とが付勢手段の付勢力により密着
して確実に電極を電極取付部にクランプさせることがで
き、また、電極を取りはずす際にはクランプをはずして
も付勢力により電極が電極取付部に密着されたままにな
るので電極が架台の電極保持部に落下するおそれがな
い。
【0008】
【実施例】図1を参照して、1は放電加工装置内に設け
られたワーク取付部であり、ワークWを機外でセットし
た治具板2が載置される。また、3は昇降自在のコラム
であり、同じく機外で電極Dをセットした治具板4がコ
ラム3の下端に設けられた電極取付部であるフランジ3
1の下面に取り付けられる。ところで、これら治具板2
・4にはワークW及び電極Dをセットする際の基準が設
けられており、各基準を基にワークW及び電極Dは各治
具板2・4の所定位置に取りつけられる。このようにワ
ークW及び電極Dが各々取り付けられた治具板2・4
は、架台5に載置される。
【0009】該架台5は上下2段になっており、下側に
ワーク保持部6と上側に電極保持部7とが設けられ、図
2に示すように走行自在の台車8上に載置されている。
ワーク保持部6には左右1対のベース61が設けられて
おり、各ベース61に2個ずつ設けられたエアシリンダ
式のジャッキ62にワークWをセットした治具板2がそ
の両側に突設したフック21を介して支持される。ま
た、各ベース61には3個ずつ走行用のローラ63が設
けられ、台車8の上面に左右1対に取り付けられた前後
方向に長手のレール81上に載置されている。また、台
車8の前面には左右1対の位置決めブロック82が取り
付けられており、図3に示すように、放電加工装置側に
設けられたVブロック12に係合して放電加工装置に対
する台車8の位置決めを行なうように構成されている。
このように台車8の位置決めがされると、ワーク取付部
1の両側に設けられたレール11と台車のレール81と
が直線状に連結され、架台5はレール81からレール1
1へ移乗しながら放電加工装置内へ前進することができ
るようになる。
【0010】一方、電極保持部7には前方へ延びる左右
1対のアーム71が設けられており、両アーム71に2
個ずつ設けられた係合片72上に、電極Dをセットした
治具板4がその両側に突設したフック41を介して支持
される。該係合片72は、図4に示すように、アーム7
1を上下に貫通するシャフト73の下端に取り付けら
れ、シャフト73の上端とアーム71の上面との間に縮
設されたスプリング74により上方に付勢されている。
尚、治具板4を係合片72上に載せて保持させても図示
のごとく係合片72がアーム71の下面から離れないよ
うにスプリング74の付勢力を調節し、架台5を前後退
させる時に治具板4が上下に振動しないようにしてい
る。
【0011】放電加工装置にワークWと電極Dとを投入
する時は、まず台車8を上記のごとく放電加工装置に対
して位置決めし、次に、架台5をレール81上からレー
ル11上へと前進させ、治具板2をワーク取付部1の上
方に位置させると共に、治具板4をフランジ31の下方
に位置させる。この状態で、ジャッキ62により治具板
2を下げ、治具板2と共にワークWをワーク取付部1上
にセットする。尚、ワーク取付部1上には治具板2の上
下方向の位置決めを行なう3枚の基準プレート13が取
り付けられ、更に、該基準プレート13上には稜線が前
後方向に長手の山形ブロック14aと稜線が左右方向に
長手の山形ブロック14bとが取り付けられている。そ
して、治具板2の下面に設けられたVブロック(図示せ
ず)が各山形ブロック14a・14bに係合して治具板
2が位置決めされ、この状態で治具板2を基準プレート
13にクランプしてワークWの取り付けを完了する。
【0012】また、コラム3を下降させフランジ31の
下面を治具板4の上面に当接させ、更にその位置からコ
ラム3を若干下降させスプリング74の付勢力により治
具板4をフランジ31に密着させた状態でクランプ機構
32により治具板4をフランジ31に取り付ける。尚、
治具板4の上面には稜線が前後方向及び左右方向に長手
の山形ブロック42a・42bと基準座43とが設けら
れ、フランジ31の下面に設けられたVブロック及び基
準座(共に図示せず)との協働により治具板4が位置決
めされる。そして、両治具板2・4に対するクランプが
完了するとコラム3を上方に退避させた後架台5を放電
加工装置外へ後退させ、放電加工を行なう。また、ワー
クW及び電極Dを払い出す場合には、まず空の架台5を
放電加工装置内に進入させ、治具板2に対するクランプ
を解除した後ジャッキ62により治具板2を持ち上げる
と共に、コラム3を下降させ治具板4のフック41で係
合片72を押し下げた状態でクランプ機構32によるク
ランプを解除し、コラム3を上方に退避させ、その後架
台5を後退させるだけで、ワークWと電極Dとを払い出
すことができる。
【0013】ところで、上記実施例ではワークWと電極
Dとを同時に搬入し、また払い出す場合について説明し
たが、いずれか一方のみを搬入または払い出す場合に適
用することができる。また、上記実施例ではワークWを
治具板2に取り付けると共に、電極Dを治具板4に取り
付ける場合について説明したが、両治具板2・4を用い
ることなく直接ワークWと電極Dとを搬入または払い出
すようにしてもよい。尚、その場合にはワークWの下面
及び電極Dの上面にVブロック等の位置決め用の部材を
取り付けておく必要がある。
【0014】尚、上記実施例では、電極DやワークWに
対する配線及び噴流用の配管についての説明を省略した
が、通常の場合と同様にこれら配線及び配管を行なうも
のであり、周知の各種ジョイントを使用することによ
り、これら配線及び配管作業は短時間で行なえる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、放電加工装置に対するワーク及び電極の搬入及び払
い出しを短時間で行なえるので、これら作業による放電
加工装置の停止時間を短くすることができ、放電加工装
置の稼働率を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図
【図2】 架台の詳細を示す側面図
【図3】 III−III断面図
【図4】 IV−IV断面図
【符号の説明】
1 電極取付部 2 (ワーク用の)治具板 3 コラム 4 (電極用の)治具板 5 架台 6 ワーク保持部 7 電極保持部 8 台車 62 ジャッキ 63 ローラ 72 係合片 74 スプリング 81 レール W ワーク D 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 伸一郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−60922(JP,A) 特開 昭59−209723(JP,A) 特開 昭56−139835(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/00 B23H 7/26 B23H 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電加工装置内のワーク取付位置に取り
    付けられるワークと、ワーク取付位置の上方に位置する
    昇降自在の電極取付部の下面に取り付けられる電極とを
    搬送する搬送装置において、下側にワークを保持するワ
    ーク保持部と上側に電極を保持する電極保持部とを上下
    2段に備えた架台を設け、ワークを所定ストローク昇降
    させるワーク昇降手段をワーク保持部に設けると共に、
    電極を上方に付勢する付勢手段を電極保持部に設け、更
    に、架台を放電加工装置内に進退自在にスライドさせる
    スライド手段を設けたことを特徴とする放電加工用ワー
    ク及び電極の搬送装置。
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