JP3226393U - かつらスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて簡単な構造で組立て及び分解が容易で、且つ耐久性に優れるとともに携帯性及び保管性に優れ、安価に生産可能なかつらスタンドを提供する。【解決手段】支柱状の本体10と、本体10の上部に設けられかつらが載置されるかつら受け部12と、本体10の下部に設けられた脚部14とから構成されるものであって、吸湿機能及び脱臭機能を有するシリカゲルカートリッジ500を着脱自在となるよう設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、かつらに付着した臭気や湿気を解消するかつらスタンド、特に簡単な構造で取扱い性に優れた乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドに関する。
従来、かつらを長時間装着して使用していると、人体からの汗や脂分或いは外部環境の影響により湿気や臭気を帯び、悪臭を発生することがあった。また、かつらの劣化の要因にもなっていた。
下記特許文献1には、フェルト状に形成した繊維状活性炭を内包するかつら用脱臭具が開示されている。このものにあっては、かつらの内面に取り付けてかつらを装着することで、汗や脂による臭気を吸着し異臭の発散防止を図るものである。
下記特許文献2には、かつら等の脱臭・除菌対象物を載置する載置台と、空気中の酸素からオゾンを生成するオゾン生成手段と、このオゾン生成手段により生成されたオゾンを含んだ空気を載置台に開設された吹出口から吹き出させる送風手段である送風ファンとを備えて、載置台は略半球状に形成されているかつら等の脱臭・除菌装置が開示されている。このものにあっては、このように構成することで、かつら等の脱臭・除菌対象物の脱臭・除菌を簡単に効果的に行うようにしたものである。
下記特許文献3には、かつらを収納して運搬または保管するためのかつら収納ケースに於いて、内部を消臭する手段が設けられたかつら収納ケースが開示されている。このものにあっては、消臭手段として内面に付着した細粒のトルマリンを用いて、収納されるかつらに付着した汗等の臭いを除去し、常に悪臭のしない清潔な状態を保持することができるので、使用者はかつら及びケースを快適に使用することができるようにしたものである。
下記特許文献4には、平面形状が正方形である通気性不織布で作られるベースと、ベース上に接着シールされる複数のポケットを有するプラスチックフィルムを有し、各ポケットは乾燥剤が充填される乾燥剤収納部と、脱臭剤が充填される脱臭剤収納部とを形成し、隣接する乾燥剤収納部と脱臭剤収納部の間に設けられる折り曲げ用のスリットと、ベースの四隅近傍に設けられる差し込み用のスリットを備えるかつら用脱臭乾燥用具が開示されている。このものにあっては、このように構成することで、装着時の発汗等で発生する蒸れや臭気に対して内側から脱臭と乾燥を行い、かつらを常時良好な状態に維持するようにしたものである。
下記特許文献5には、処理容器上部よりかつらを洗浄するためのオゾン温水をシャワー化して注ぎ、かつらを洗浄殺菌消臭する装置であって、オゾン発生部と水循環器からのオゾンを含んだ温水により洗浄殺菌消臭し、洗浄に使用した水はパイプを通じて処理槽内に送り出す水循環器により再利用し、さらに洗浄後はオゾンを含んだ空気と加熱部を通した温風により乾燥ができるような機能を設けたかつら洗浄殺菌消臭乾燥装置が開示されている。このものにあっては、かつら等を利用者が使用しないときに、かつらを洗浄して殺菌乾燥させることができるだけではなく、かつら使用後に水洗浄をしなくてもかつらを収容してスイッチを押せば、翌朝かつらの使用時にはオゾン含有の送風のみでも清潔になったかつら等を利用できるというものである。
実開昭54−13957号公報 実用新案登録第3067653号公報 特開2001−3218号公報 特許第3813899号公報 特開2007−16360号公報
上述したように、かつらを長時間装着して使用していると、湿気や臭気を帯び、悪臭を発生することがあった。また、劣化の要因にもなっていた。
特許文献1に開示されたかつらかつら用脱臭具は、かつらの内面に取り付けてかつらを装着することになり、装着者は違和感や不快感を覚える可能性が高く、また装着時のかつらの形状のみならず耐久性にも悪影響を及ぼす虞があるものである。さらに、このものにあっては、湿気対策は考慮されてないものである。
特許文献2に開示されたかつら等の脱臭・除菌装置は、比較的大掛かりで複雑な構造を呈し、取り扱い性の面や経済性の面で難があるものである。また、このものにあっては、湿気対策を考慮してないものである。
特許文献3に開示されたかつら収納ケースは、トルマリンをケースの内面に付着させる必要がある。また、消臭機能の経年劣化もある。さらに、このものにあっては、湿気対策を考慮してないものである。
特許文献4に開示されたかつら用脱臭乾燥用具は、特殊な構造を呈し、取り扱い性の面や経済性の面で難があり、実用的なものとは言い難いものである。
特許文献5に開示されたかつら洗浄殺菌消臭乾燥装置は、汚れたかつらを簡単に洗浄殺菌消臭乾燥させるためのものであるが、比較的大掛かりで複雑な構造を呈し、取り扱い性の面や経済性の面で難があるものである。
近時、簡単な構造で且つ軽くて取扱い性に優れるとともに、携帯性及び保管性に優れるコンパクトなかつらスタンドの提供が要望され続けている。しかしながら、その要望を充分満たすようなものは試行錯誤の状況であるのが実情である。特に、コンパクトで乾燥除湿機能及び脱臭機能を兼ね備えたものが存在しないのが実情である。
本考案は上記事情を考慮してなされたもので、上述不具合を解消し、簡単な構造で取扱い性に優れ、携帯性及び保管性にも優れた乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供することを目的とする。
また、本考案は、経済性の面でも優れ、安価に生産することが可能な実用的な乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために以下の通りの構成とすることを特徴とする。
(1) 支柱状の本体と、この本体の上部に設けられかつらが載置されるかつら受け部と、上記本体の下部に設けられた脚部とから構成されるものであって、吸湿機能及び脱臭機能を有する吸湿脱臭カートリッジを着脱自在となるよう設けた構成としたことを特徴とする。
(2) 上記(1)の構成にあって、上記吸湿脱臭カートリッジは、上記かつら受け部に着脱自在に設けた構成としたことを特徴とする。
(3) 上記(1)または(2)の構成にあって、上記吸湿脱臭カートリッジは複数個設けられ、その内少なくとも一つは載置される上記かつらの後頭部側に位置するよう上記かつら受け部に設けた構成としたことを特徴とする。
(4) 上記(1)、(2)または(3)の構成にあって、上記吸湿脱臭カートリッジは、吸湿機能及び脱臭機能を有するシリカゲルを内包する袋体を着脱自在に装着する構成としたことを特徴とする。
(5) 上記(1)、(2)、(3)または(4)の構成にあって、上記吸湿脱臭カートリッジは、その表面部と裏面部を貫通する通気口部が穿設された構成としたことを特徴とする。
(6) 上記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)の構成にあって、上記吸湿脱臭カートリッジは、上記かつら受け部に吊架するよう設けた構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、シンプルな構造で取扱い性に優れ、携帯性及び保管性にも優れた乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供することができるものである。
また、上記構成によれば、シンプルな構造ゆえ経済性にも優れ、安価に生産することが可能な乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供することができるものである。
さらに、上記構成によれば、かつらの形態に影響を及ぼすことなく安定してかつらを載置できるとともに、通気性もよく衛生面でも優れるものである。加えて、実用的で有用なものである。
本考案によれば、簡単な構造で取扱い性に優れ、携帯性及び保管性にも優れた乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供できるという実用的に優れた効果を奏する。
また、本考案によれば、安価に生産することが可能な乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンドを提供できるという経済面及び生産面でも有用で優れた効果を奏する。
本考案の一実施形態に係わるかつらスタンドを台座に装着した状態で全体の概略構成を示す斜視図である。 同実施形態に係わり、かつらスタンドの支柱の組立て前の分解状態の支柱片の平面図である。 同実施形態に係わり、かつらスタンドの支柱の組立て前の分解状態の安定部材の平面図であり、(a)は第一の安定部材の平面図であり、(b)は第二の安定部材の平面図である。 同実施形態に係わり、シリカゲルカートリッジの全体の概略構成を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、シリカゲルカートリッジの展開図である。 同実施形態に係わり、組立て後のかつらスタンド(但し、第一及び第二の安定部材は省略してある)の上部にシリカゲルカートリッジを取付ける様子を模式的に示す図である。 同実施形態に係わり、かつらスタンドが装着される台座及びかつらスタンドを収容するケース体を模式的に示す図である。
以下本考案の一実施形態につき、図を参照して説明する。
本実施形態に係わるかつらスタンド10(本体)は、支柱を構成する2枚の支柱片100,200と、この支柱片100,200が組合されたときにその上部が第一の安定部材300及び第二の安定部材400とともにかつらが載置されるかつら受け部12として機能構成されるものであって、吸湿機能及び脱臭機能を有するシリカ袋(袋体)600を装着する吸湿脱臭カートリッジたるシリカゲルカートリッジ500をかつら受け部12に着脱自在に設けた構成としたことを特徴とするものである。また、かつらスタンド10の下部(底辺部)には、脚片部110,110,210,210から成る脚部14が設けられている。
即ち、かつらスタンド10は、図1、図2、図3及び図6に示すように、例えば厚さ0.4mm〜0.6mm程度の反発性を有し折り曲げると強度が増す性質を有するポリプロピレン(PP)製の高さH(Hは底辺部100a,200aから垂直方向へ最上端部までの高さ)の2枚の支柱片100,200同士を組合せることにより、組立てられるものである。本実施形態では、支柱片100,200並びに第一の安定部材300及び第二の安定部材400の厚さを0.4mm〜0.6mm程度にしてあるが、これに限定されることなく厚さを0.3mm、0.8mm或いは1.2mm程度といったように適宜変更してもよいことは勿論である。
支柱片(第一の支柱片)100は中心線A−Aに対して線対称の形状であり、その上部100b側は緩やかな湾曲状(略半円形状または半楕円状)に形成され、中央部100cの近傍は他の部位に比べて幅が狭くくびれ状に形成され、底辺部100aには外方へ指向する脚部14たる脚片部110,110が形成されている。また、支柱片100の上部中央部位には左右対称形状のカートリッジ用切欠き部120が形成されている。
さらに、支柱片100の中央部位(図2中、中心線A−A上)の上部から垂直に下方(高さ0.5H程度の部位)にかけて第一の切込み部130が形成されている。また、第一の切込み部130の下方には、第一の係合片受け部140及び第二の係合片受け部150が支柱片100の中央部位(図2中、中心線A−A上)から垂直に下方に夫々形成されている。
而して第一の切込み部130には、係合片132,134が設けられている。図2中、中心線A−Aに対して係合片132は左方向へ指向するように、係合片134は右方向へ指向するように設けられている。
また、支柱片100のカートリッジ用切欠き部120の下方近傍には、切欠き状の第一の安定部材受け部160,160が形成されている。即ち、支柱片左部100e側に一つの第一の安定部材受け部160が、支柱片右部100f側に他の一つの第一の安定部材受け部160が形成されている。
さらに、安定部材受け部160,160の上方部位でカートリッジ用切欠き部120の上方近傍には、切欠き状の第二の安定部材受け部170,170が形成されている。即ち、支柱片左部100e側に一つの第二の安定部材受け部170が、支柱片右部100f側に他の一つの第二の安定部材受け部170が形成されている。
脚片部110,110には、その上部110a,110aから内方へ指向する切欠き状の切欠き部112,112が形成されている。
他方の支柱片(第二の支柱片)200はその外周形状及び大きさは支柱片100と略同じであり、中心線B−Bに対して線対称の形状で、その上部200b側は緩やかな湾曲状(略半円形状または半楕円状)に形成され、中央部200cの近傍は他の部位に比べて幅が狭くくびれ状に形成され、底辺部200aには外方へ指向する脚部12たる脚片部210,210が形成されている。また、支柱片200の上部中央部位には左右対称形状のカートリッジ用切欠き部220が形成されている。
さらに、支柱片200の中央部位(図2中、中心線B−B上)の上部でカートリッジ用切欠き部220の下方近傍に垂直方向に下方へ向けて支柱片100,200の組立て時に係合片132が着脱自在に係合される第三の係合片受け部230が支柱片200の中央部位(図2中、中心線B−B上)に垂直方向に形成されている。また、第三の係合片受け部230の下方には、支柱片100,200の組立て時に係合片134が着脱自在に係合される第四の係合片受け部240が支柱片200の中央部位(図2中、中心線B−B上)に垂直方向に形成されている。
そして、第四の係合片受け部240の下方には、支柱片200の中央部位(図2中、中心線B−B上)の下部から垂直に上方(高さ0.5H程度の部位)にかけて第二の切込み部250が形成されている。
而して第二の切込み部250には、係合片262,264が設けられている。図2中、中心線B−Bに対して係合片262は右方向へ指向するように、係合片264は左方向へ指向するように設けられている。ここで、係合片262は、支柱片100,200の組立て時は第一の係合片受け部140に着脱自在に係合されるものである。また、係合片264は、支柱片100,200の組立て時は第二の係合片受け部150に着脱自在に係合されるものである。
また、支柱片200のカートリッジ用切欠き部220の下方近傍には、切欠き状の第一の安定部材受け部260,260が形成されている。即ち、支柱片左部200e側に一つの第一の安定部材受け部260が、支柱片右部200f側に他の一つの第一の安定部材受け部260が形成されている。
さらに、安定部材受け部260,260の上方部位でカートリッジ用切欠き部220の上方近傍には、切欠き状の第二の安定部材受け部270,270が形成されている。即ち、支柱片左部200e側に一つの第二の安定部材受け部270が、支柱片右部200f側に他の一つの第二の安定部材受け部270が形成されている。
脚片部210,210には、その上部210a,210aから内方へ指向する切欠き状の切欠き部212,212が形成されている。
さて、第一の安定部材300は、図3(a)に示すように内側に嵌合機構部320を形成した外観が円盤状のPP製の安定部材である。即ち、第一の安定部材300には十文字状の溝が穿設されており、その十文字上の頂点部分320a,320a,320a,320aが第一の安定部材受け部160,160,260,260に嵌合する嵌合機構部320を形成している。なお、第一の安定部材300の形状は円盤状に限らず他の形状、例えば外観が楕円形状であってもよい。
また、第一の安定部材300には、その外周縁部近傍にストッパー受け部340及びカートリッジ取付け部360が設けられている。
第二の安定部材400は、図3(b)に示すように内側に嵌合機構部420,420,420,420を形成した外観が円盤状のPP製の安定部材である。即ち、第二の安定部材400には四つの溝部が放射状に穿設されており、各溝部が第二の安定部材受け部170,170,270,270に嵌合する嵌合機構部420,420,420,420を形成している。なお、第二の安定部材400の形状は円盤状に限らず他の形状、例えば外観が楕円形状であってもよい。
また、第二の安定部材400には、その外周縁部近傍にストッパー受け部440が穿設されている。さらに、第二の安定部材400には、通気口部460が四つ形成されている。
シリカゲルカートリッジ500は反発性及び柔軟性を有するPP製で、吸湿機能及び脱臭機能を有するシリカゲルを内包するシリカ袋(袋体)600を内側に着脱自在に装着可能としたものである。図4及び図5に示すように、シリカゲルカートリッジ500は組立て時はシリカ袋600を内部に収容する空洞な略長方体状を呈し、長手方向の両側面が開放状態で、短手方向の一方の側面部500aには取付け片520が一体的に形成されている。
ここで、取付け片520は、側面部500a及び底面部500bの一部を切り込むことにより形成されおり、側面部500aに形成された回動部540を介して回動自在となるよう構成されている。なお、回動部540の短手方向の縁には、カートリッジ取付け部360に嵌め込まれて吊架状態になる窪み部540aが両側に形成されている。
なお、シリカゲルカートリッジ500の上面部500c及び底面部500bは、その四隅は角を丸くするR加工処理が施されている。また、上面部500c及び底面部500bの長辺の四隅周辺部分は、隅に向かって僅かに傾斜状を呈するよう形成されている。このように加工処理・形成されることにより、支柱片100,200の組立て時にカートリッジ用切欠き部120,220にて形成される空間内へのシリカゲルカートリッジ500の着脱操作、特にスライドさせて挿し込むことよる装着操作が円滑且つ確実に行えるものである。
また、取付け片520とは反対側の底面部500bの短手方向の他方の側面部500eには、側面形成用係合片560が一体的に形成されている。而して側面形成用係合片560は、上面部500c側に一体形成された側面部500eに設けられた係合片受け部580に着脱自在に係合されるものである。ここで、側面形成用係合片560と係合片受け部580が係合状態にあるときは、シリカ袋600が上面部500c、底面部500b及び側面部500a,500eにて収容されるようにしてシリカゲルカートリッジ500内に装着されることになる。
さらに、上面部500c及び底面部500bには、表面部側と裏面部側を貫通する角丸長方形状の通気口部590が複数穿設されている。通気口部590を角丸長方形状に形成することにより外部との接触抵抗を低減させられるので、前述同様カートリッジ用切欠き部120,220にて形成される空間内へのシリカゲルカートリッジ500の着脱操作やシリカ袋600の着脱操作が円滑且つ確実に行えるものである。なお、通気口部590の形状は角丸長方形に限らず、強度、通気性及び装着時の接触抵抗の低減を考慮し、他の種々の形状であってもよいことは勿論である。
続いて、かつらスタンド10が設置・収容される台座700及びケース800について、図7を参照して説明する。
台座700は、例えば厚さ1.0mm程度の1枚のPP製の樹脂板から形成されており、スタンド受け機構部720が形成された六角形状の上面部700aは脚部14の高さより数mm程度低い高さ(短辺部分)の六つの側面部700b及びケース取付け用ホック部740が設けられた底面部700cとから構成されている。ここで、台座700の高さを脚部14の高さよりも数mm程度低くしているのは、かつらスタンド10を台座700に装着した際、台座700の上面部700aが少し盛り上がり、かつらスタンド10を押さえつける力が発生することにより、かつらスタンド10の安定載置の向上を意図して構成したものである。
ケース800は1枚のPP製の樹脂板から形成されており、六角形状の上蓋810及び下蓋820並びに長方形状の六つの側面部830とから構成されている。なお、下蓋820には持ち運び用のハンドル840が設けられている。また、側面部830には、ケース取付け用ホック740が嵌め込まれるホック受け部850が設けられている。
上記構成につき、その作用を以下に説明する。
かつらスタンド10の組立ては、先ず、支柱片100と支柱片200をクロスさせるように組合せる。
即ち、支柱片100の第一の切込み部130に対して支柱片200の第二の切込み部250を上方から下方に向けて十文字状にクロスするようにして降下させて、第一の切込み部130の最下端部と第二の切込み部250の最上端部とを当接させる。この後、係合片132を第三の係合片受け部230に、係合片134を第四の係合片受け部240に、係合片262を第一の係合片受け部140に、そして係合片264を第二の係合片受け部150に嵌め込んで係合状態にする。
次に、第一の安定部材300を支柱片100,200の上方から下方へ降下させて嵌合機構部320の十文字上の頂点部分320aを支柱片100の第一の安定部材受け部160,160及び支柱片200の第一の安定部材受け部260,260に嵌め込む。続いて、第二の安定部材400を支柱片100,200の上方から下方へ降下させて、各嵌合機構部420を支柱片100の第二の安定部材受け部170,170及び支柱片200の第二の安定部材受け部270,270に夫々嵌め込む。
而して組立てられたかつらスタンド10にシリカ袋600を内包する二つのシリカゲルカートリッジ500を取り付けるには、一方のシリカゲルカートリッジ500の取付け片520を第一の安定部材300のカートリッジ取付け部360に嵌め込むと、シリカゲルカートリッジ500は第一の安定部材300に吊架状態に装着されることになる。また、他方のシリカゲルカートリッジ500をカートリッジ用切欠き部120,220にて形成される空間内に挿し込むと(図6中矢印D方向、即ち後方から手前方向)、シリカゲルカートリッジ500はカートリッジ用切欠き部120,220にて挟持固定されるようにして装着されることになる。
斯様にして組立てられてシリカゲルカートリッジ500,500を装着したかつらスタンド10にかつらを載置するには、例えばかつらの後頭部側が第一の安定部材300のカートリッジ取付け部360に吊架状態に装着されたシリカゲルカートリッジ500側に位置するよう載置すればよい。これにより、かつらに付着した脂分や汗或いは外部環境等による臭気や湿気は、吊架状態に装着されたシリカゲルカートリッジ500及びカートリッジ用切欠き部120,220に装着されたシリカゲルカートリッジ500の乾燥除湿機能及び脱臭機能により、解消されることになる。
しかも、第二の安定部材400には通気口部460が形成されているので、載置されたかつらの内側であっても良好な通気性を得られ、効率的な乾燥除湿及び脱臭が期待できるものである。また、一方のシリカゲルカートリッジ500は吊架状態にあるので、シリカ袋600の表面積全体での効率的な乾燥除湿及び脱臭が期待できるものである。
さて、シリカ袋600に内包されるシリカゲルには、吸着能力及び吸湿能力に限界があるので、乾燥除湿機能及び脱臭機能を維持するためには、定期的或いは状況をみてあらたなシリカ袋に交換する必要がある。この場合、かつらスタンド10に装着されたシリカゲルカートリッジ500をカートリッジ取付け部360やカートリッジ用切欠き部120,220から取り外し、係合片受け部580と側面形成用係合片560との係合状態を解いてあらたなシリカ袋に交換すればよいものである。或いは、係合状態を解かず、開放状態の長手方向の側面からシリカ袋600を取り出してあらたなものと交換してもよい。即ち、図4中、矢印C方向へあらたなシリカ袋を挿入すればよい。
なお、かつらが載置されたかつらスタンド10を保管したり携帯する場合、台座700にかつらスタンド10を設置してケース800を被せればよい。即ち、脚片部110,110,120,120を台座700のスタンド受け機構部720に挿し込めばかつらスタンド10は台座700に装着されることになる。そして、ケース800を上方から下方に降下させ台座700の側面外周に当接させて、台座700の各ケース取付け用ホック部740をケース800の各ホック受け部850に留めれば、かつらスタンド10が収容され保管できるものである。また、携帯する場合は、ハンドル840を把持して持ち運べばよいものである。
台座700及びケース800内に収容されたかつらスタンド10は、密閉空間に存することになるので、シリカゲルカートリッジ500によるさらなる乾燥除湿効果及び脱臭効果を期待できるものである。
上記実施形態によれば、極めてシンプルな構造で取扱い性に優れ、携帯性及び保管性にも優れた乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンド10を提供することができるものである。
また、上記実施形態によれば、シンプルな構造ゆえ経済性にも優れ、安価に乾燥除湿機能及び脱臭機能を備えたかつらスタンド10を生産することができるものである。
さらに、上記実施形態によれば、かつらの形状に影響を及ぼすことなく安定してかつらを載置できるとともに、通気性もよく衛生面でも優れ、実用的で有用なものである。
シリカゲルカートリッジ500のシリカ袋600は安価で環境負荷がなく、適切に交換しさえすれば、安定した乾燥除湿効果及び脱臭効果を維持できるので、極めて有用なものである。
本考案は上記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば、かつらスタンドの形状は他の形状、例えば下記特許文献に開示されるかつらスタンドのような形状でもよく、勿論その他の形状であってもよい。また、吸湿機能及び脱臭機能を有する吸湿脱臭カートリッジは、シリカゲルに限らず他のものであってもよいことは勿論である。さらには、吸湿脱臭カートリッジの装着方法も上記実施形態に限定されず、かつらスタンドの他の部位に装着するようにしてもよく、また台座に嵌め込んだりケースに取り付けるようにしてもよいし、既存のかつらスタンドにも適用できるものである。
特許第5835605号公報
実用新案登録第3182151号公報
実用新案登録第3187224号公報
実用新案登録第3196973号公報
実用新案登録第3205753号公報
実用新案登録第3209117号公報
特開2018−99286号公報
実用新案登録第3225365号公報
本考案のかつらスタンドは、従来に比べて著しくシンプルな構造で乾燥除湿機能及び脱臭機能を有するコンパクトなスタンドを実現することができ、しかも、組立て分解性及び携帯性に優れ且つ製造コストを低減することができるので、かつらや帽子などの変形し易い物だけでなく、様々な対象物のスタンドとして使用することができるため、ますます市場の拡大が期待できるものである。
10 …かつらスタンド(本体)
12 …かつら受け部
14 …脚部
100 …支柱片(第一の支柱片)
110,210 …脚片部
120,220 …カートリッジ用切欠き部
200 …支柱片(第二の支柱片)
300 …第一の安定部材
360 …カートリッジ取付け部
400 …第二の安定部材
460 …通気口部
500 …シリカゲルカートリッジ
520 …取付け片
560 …側面形成用係合片
580 …係合片受け部
590 …通気口部
600 …シリカ袋(袋体)
700 …台座
800 …ケース

Claims (6)

  1. 支柱状の本体と、
    この本体の上部に設けられかつらが載置されるかつら受け部と、
    上記本体の下部に設けられた脚部とから構成されるものであって、
    吸湿機能及び脱臭機能を有する吸湿脱臭カートリッジを着脱自在となるよう設けたことを特徴とするかつらスタンド。
  2. 上記吸湿脱臭カートリッジは、上記かつら受け部に着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のかつらスタンド。
  3. 上記吸湿脱臭カートリッジは複数個設けられ、その内少なくとも一つは載置される上記かつらの後頭部側に位置するよう上記かつら受け部に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のかつらスタンド。
  4. 上記吸湿脱臭カートリッジは、吸湿機能及び脱臭機能を有するシリカゲルを内包する袋体を着脱自在に装着することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のかつらスタンド。
  5. 上記吸湿脱臭カートリッジには、その表面部と裏面部を貫通する通気口部が穿設されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載のかつらスタンド。
  6. 上記吸湿脱臭カートリッジは、上記かつら受け部に吊架するよう設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載のかつらスタンド。

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