JP2008183054A - 棚付ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、吸湿・吸臭効果に優れた棚付ベッドを提供するものである。
【解決手段】本発明に係る棚付ベッドAは、寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、該凹部周囲の側壁に枠体13,13’を形成し、凹部内方に支持柱14を立設して該枠体13,13’と支持柱14とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台20を設け、該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底12を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドAにおいて、寝具に接触する部分は、臭いの発生が少ない丈夫な木材を使用し、その他の部分は、芳香の優れた木材を使用してなり、前記棚に、木材チップにベントナイトを混練・焼成したセラミック炭32を使用してなる吸湿・吸臭体30を収納してなることを特徴とするものである。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係る棚付ベッドAは、寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、該凹部周囲の側壁に枠体13,13’を形成し、凹部内方に支持柱14を立設して該枠体13,13’と支持柱14とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台20を設け、該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底12を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドAにおいて、寝具に接触する部分は、臭いの発生が少ない丈夫な木材を使用し、その他の部分は、芳香の優れた木材を使用してなり、前記棚に、木材チップにベントナイトを混練・焼成したセラミック炭32を使用してなる吸湿・吸臭体30を収納してなることを特徴とするものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ベッドに関し、特に吸湿・吸臭効果に優れたベッドに関する。
従来から、公知文献1及び2に示されるように、ベッドパットやベッドマット等の寝具について吸湿・吸臭効果を有する製品が数多く開発されている。しかし、吸湿・吸収材と寝具とを一体にすると、寝具のもつクッション性を吸湿・吸収材が損ねて異物感を感じさせるという欠点があり、また、寝具全体が重量物となって取扱が不便になるばかりでなく、吸湿・吸収材だけを径便に取り替えたり、寝具を洗濯することができなくなる。また、公知文献3及び4に示されるように、ベッドに吸湿・吸臭効果をもたせたものも開発されている。
特開2000−51039号
特開2004−208982号
特開2002−28055号
特開2002−272559号
上記公知文献3には、エア放出手段、エア供給手段、エア回収手段、臭気除去手段を備えた消臭機能付エアマットを備えたベッドが示されており、このベッドは構造が複雑で大袈裟なものであり、実用に適するものではない。
また、上記公知文献4には、長短各2本の自然木丸太を組み合わせた矩形の枠部に、自然木丸太からなる脚部を取り付けてベッド枠を形成し、そのベッド枠に、天然ムク板を使用して二重底状の中空通気構造とした畳台を着脱自在に組み込み、その畳台の中空部にパック状にした木炭を詰め替え可能に装入する構成するとともに、組み込んだ畳台の上に畳をはめ込むように構成した畳ベッドが示されており、自然木の香りが与える精神的な安らぎと、畳の、吸放湿機能、空気浄化作用、保温作用等の効果と、同じく畳の香りによる精神的な安らぎの効果と、木炭が有する消臭、調湿、防虫、除菌、温熱、空気浄化等の効果と、また、それら自然木、畳、木炭に共通するマイナスイオン効果との複合的な効果により、新陳代謝が促進され、熟睡でき、疲れが早くとれる就床空間が得られる畳ベッドが示されている。
しかしながら、上記公知文献4の畳ベッドは、自然木の香りが畳に移って自然木の香りと畳の香りとが混合した異様な香りを発するおそれがあり、また、木炭は寝具が吸収する湿気や異臭に対して吸湿・吸臭効果が十分でなく、かつ、可燃性であるため安全性が懸念されるという欠点がある。
本発明は、上記した現状に鑑み、睡眠中に芳香を感じ取ることができ、寝具には芳香が付着せず、逆に寝具に付着した体臭等の臭いを吸臭すると共に、寝具に含まれる湿気を吸湿することに優れた棚付ベッドを開発するものである。
本発明に係る棚付ベッドは、寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、該凹部周囲の側壁に枠体を形成し、凹部内方に支持柱を立設して該枠体と支持柱とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台を設け、該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドにおいて、寝具に接触する部分は、臭いの発生が少ない丈夫な木材を使用し、その他の部分は、芳香の優れた木材を使用してなることを特徴とするものである。このように構成したことにより、寝具に対して木材の臭いが染みこまないので、人体から発する臭いと木材の臭いとの混合がなく、ベッドの周りから芳香が漂うので、安眠を誘う効果がある。
また、本発明に係る棚付ベッドは、寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、該凹部周囲の側壁に枠体を形成し、凹部内方に支持柱を立設して該枠体と支持柱とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台を設け、該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドにおいて、前記棚に、木材チップにベントナイトを混練・焼成したセラミック炭を使用してなる吸湿・吸臭体を収納してなることを特徴とするものである。このように構成したことにより、寝具に対して吸湿・吸臭効果が発揮できる。
上記のように構成したことにより、構造が簡単でありながら、睡眠中に芳香を感じ取ることができ、寝具には芳香が付着せず、逆に寝具に付着した体臭等の臭いを吸臭すると共に、寝具に含まれる湿気を吸湿することに優れた棚付ベッドが得られる。また、寝具そのものに吸収材や芳香材を取り付けるものではないので、一般に市販されている通常の寝具を使用することができ、また、寝具の洗濯にも支障を来さない利点がある。
以下、本発明に係る棚付ベッドについて、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施例に係る棚付ベッドの斜視図であり、図2は本実施例に係る棚付ベッドの分解斜視図であり、図3は本実施例に係る棚付ベッドの概略断面図である。
各図に示されるように、本実施例に係る棚付ベッドAは、ベッドフレーム10とベッドフレーム10の寝具載置部に嵌め込まれる寝具受け台20と寝具受け台20の下方に収納される吸湿・吸臭体30とからなる。
ベッドフレーム10における寝具載置部には、寝具載置面の周囲枠11から約15cmの深さの位置に長板を間隔をあけて縦横に交差させた簀子状の板にて内底12を設けることにより凹部が形成され、該凹部の長手方向の側壁に枠体13,13’を設けると共に該枠体13,13’の頂面と長手方向に平行な支持柱14を凹部中央に設けてなり、該枠体13,13’の頂面と支持柱14の頂面とが一致するように構成してなるものである。なお、前記枠体13,13’及び支持柱14はそれぞれ2本の角棒を上下方向に重ねて蝶番15により連結してなるものであり、蝶番15を開閉することにより枠体13,13’及び支持柱14は2段階に高さが調節できるようになっている。
寝具受け台20は、長板を間隔をあけて縦横に交差させた簀子状をなすものであって、前記枠体13,13’及び支持柱14に支承されながらベッドフレーム10における寝具載置部の凹部に嵌め込まれる。なお、その際、枠体13,13’及び支持柱14は、その高さを寝具受け台20の厚みに応じて調節する。この寝具受け台20とベッドフレーム10の内底12との間に形成される空間が、内底12を棚とする収納部を形成し、この収納部は吸湿・吸臭体30を収納するためのものである。
なお、上記ベッドフレーム10における周囲枠11及び寝具受け台20は直接寝具に接する部分であるため、臭いの発生が少ない丈夫な木材、例えばアガチスや桐のような木材を使用する。その他の部分には、芳香の優れた檜のような木材を使用する。
吸湿・吸臭体30は、通気性のある袋31内に、木材チップにベントナイトを混練・焼成したセラミック炭32を封入したものを使用する。セラミック炭32は、檜や杉の間伐材を利用して作製した木材チップとベントナイトとを混練機で混練し、木材チップの表面にベントナイトを均一に被覆した後、ロータリーキルンで加熱及び焼成し、大気中にて放冷することにより作製され、通常は径が3〜10mm、長さが5〜30mmの粒状をなすものである。このセラミック炭32は、木炭や竹炭よりも吸湿・吸臭効果が50%以上優れている。例えば、アセトアルデヒドなどに起因する化学臭や汗などの成分であるアンモニアなどに起因する生活臭について高い吸臭効果を有すると共に臭いの成分に対する高い分解能力を併せ持ち、極めて高い消臭効果を有している。吸湿効果のみならず放湿効果にも優れていて、すぐに乾燥させることが可能であり、湿気の多い状況では吸湿効果を発揮し、乾燥状況では放湿効果を発揮するので、調湿効果にも優れている。しかも、ベントナイトをコーティングしているので難燃性であって安全性に優れるという効果を有している。また、シリカゲルに比較して約4分の1の重量というように極めて軽量であり、取り扱いやすいという利点を備えている。さらに、遠赤外線効果を有しているという利点がある。
A・・・棚付ベッド
10・・ベッドフレーム
11・・周囲枠
12・・内底
13,13’・・枠体
14・・支持柱
15・・蝶番
20・・寝具受け台
30・・吸湿・吸臭体
31・・袋
32・・セラミック炭
10・・ベッドフレーム
11・・周囲枠
12・・内底
13,13’・・枠体
14・・支持柱
15・・蝶番
20・・寝具受け台
30・・吸湿・吸臭体
31・・袋
32・・セラミック炭
Claims (2)
- 寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、
該凹部周囲の側壁に枠体を形成し、凹部内方に支持柱を立設して該枠体と支持柱とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台を設け、
該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドにおいて、
寝具に接触する部分は、臭いの発生が少ない丈夫な木材を使用し、その他の部分は、芳香の優れた木材を使用してなることを特徴とする棚付ベッド。 - 寝具載置部に、深さ10〜20cmの凹部を設け、
該凹部周囲の側壁に枠体を形成し、凹部内方に支持柱を立設して該枠体と支持柱とにより支承される寝具を載置するための寝具受け台を設け、
該寝具受け台の下方に形成される該凹部の内底を吸湿・吸臭体収納用の棚とした棚付ベッドにおいて、
前記棚に、木材チップにベントナイトを混練・焼成したセラミック炭を使用してなる吸湿・吸臭体を収納してなることを特徴とする棚付ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007017057A JP2008183054A (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 棚付ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007017057A JP2008183054A (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 棚付ベッド |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008183054A true JP2008183054A (ja) | 2008-08-14 |
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ID=39726490
Family Applications (1)
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JP2007017057A Pending JP2008183054A (ja) | 2007-01-26 | 2007-01-26 | 棚付ベッド |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015202298A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | シーホネンス株式会社 | ベッド |
JP2019162330A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | シモンズ株式会社 | ベッド用オプションユニット |
JP2021003304A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 出雲土建株式会社 | 寝台 |
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-
2007
- 2007-01-26 JP JP2007017057A patent/JP2008183054A/ja active Pending
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JP7011960B2 (ja) | 2018-03-20 | 2022-01-27 | シモンズ株式会社 | ベッド用オプションユニット |
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