JP3131467U - 反復使用可能な簡易設置型脱臭用品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脱臭用品は、活性炭から成るハニカム構造体と、このハニカム構造体の表面にコーティングされた光触媒と、から成る脱臭用材1が設置手段2を備えて成ることを特徴とする。ハニカム構造体は、活性炭と親水性バインダーから成る混合物を押出成形して構成されている。
【選択図】図1
Description
ところで、近年、繊維状の活性炭に光触媒を担持せしめて成る脱臭剤が市場に出回っているが、かかる繊維状の活性炭を使用したものは概して吸着性能を高めるために活性炭を担持した繊維を増して加工され、そのために繊維密度が高く、繊維間の通気性が劣り、脱臭速度が遅く、また、光に曝しても担持体内部まで光が届かず、活性炭の吸着能力回復効率が低い欠点がある
[実施例1]
本実施例の脱臭用品は、図1Aに正面図を示すように、プレート形状のハニカム構造体の表面に二酸化チタンをコーティングして成る脱臭用材1と、設置手段2としての、メッシュ状のポリプロピレン製の袋体3およびその開口閉じ具4と、から成る。脱臭用材1は、図1BおよびCに示すように、縦(L)11cm×横(W)10cm×厚さ(T)2cmのプレート形状を有し、プレートの面に対して略直交する方向に貫通する略四角柱形状のハニカム孔5であって、縦(L')2.5mm×横(W')2mmの長方形の開孔を有するものが1mmの間隔で並設されて成る。袋体3は、脱臭用材1を囲覆可能なサイズを有し、開口を有する。開口閉め具4は、袋体3の横幅よりやや広い横幅の長方形の厚紙から成り、その両端を重ねるように二つ折りにすることで対合する厚紙端部の間に袋体3の開口を挟み、当該厚紙両端部をホッチキス止めすることにより袋体3の開口を閉じ得るものであり、折り線に関して対称箇所に一対の係止孔6を有する。
まず、水蒸気賦活化した石炭由来の活性炭粉末とメチルセルロースを97:3の重量比で混合し、水で湿らせて混練し、粘土状の混合物を得た。この混合物を押出成形機(自製)に充填して350kg/cm2の圧力を加えて押し出し、複数の正四角柱形状のハニカム孔が実質的に1mmの間隔を空けて内部を貫通している四角柱形状の成形体を得、この成形体を2cmの厚みを有するプレートへと切断した。得られたプレートを乾燥機中で50℃で乾燥し、プレート状のハニカム構造体(硬度9N)を得た。別途、500gのTiO2粉末、8Lのイソプロピルアルコール、2Lの水、75mLのHClおよび300mLのオルト珪酸テトラエチルから成るTiO2分散液を作製し、これにハニカム構造体を5秒間浸漬し、引き上げて50℃で48時間以上乾燥し、脱臭用材1を得た。
本実施例の脱臭用品は、設置手段として図2Aに正面図を示す麻素材の袋体3'を用いたことを除いて実施例1の脱臭用品と同様の構成から成る。袋体3'は、脱臭用材1を収容可能なサイズを有し、開口付近に、袋体前方部と後方部の各々に、一対の孔8であって、袋体前方部と後方部を重ねることにより前方部の孔と後方部の孔が重なるように形成されたものを有する。
本実施例の脱臭用品は、例えば、図2Bに示すように、袋体3'に脱臭用材1を収容後、袋体3'の開口部を折り返した状態で、折り返し部を下にして、第二の設置手段としての目の粗い籠9の中に入れて飾り置いて使用できる。また、例えば、図2Cに示すように、袋体3'に脱臭用材1を収容後、一本の紐10の両端を孔8に、袋体後方から前方へと貫通し、前方で結ぶことにより、紐10を係止部として所望の箇所に掛けて使用できる。袋体3'はカントリー調のデザインであり、インテリアとしても十分機能する。
この脱臭用品は、一定時間使用後、そのまま光に曝してもよいが、脱臭用材1を袋体3'から取り出して光に曝すことで、より迅速に脱臭用材1の脱臭能力を実質的に使用前のレベルにまで回復させることができる。
本実施例に示す脱臭用品は、図3Aに示すように、実施例1および実施例2に示すものと同じプレート形状の脱臭用材1と、設置手段としての、脱臭用材を立てた状態で支持可能な支持部材2'と、から成る。詳しくは、支持部材2'はステンレス製で、板状の基台部11の上部に凹状の嵌合部12(深さ1.5cm)が突設されて成り、脱臭用材1の一端の中央部を、水平箇所に載置された支持部材2'の嵌合部12に嵌合することで、脱臭用材1を立てた状態で安定に支持できる。本実施例に示す脱臭用品は、一定時間使用後、そのまま、ないし支持部材2'と切り離して光に曝して脱臭用材1の脱臭能力を回復させることができる。
本実施例に示す脱臭用品は、図4に示すように、縦(L")10cm×横(W")6cm×厚さ(T")3cmの直方体形の脱臭用材1'から成り、ハニカム構造体の表面に光触媒(二酸化チタン)がコーティングされて成る。この脱臭用材1'は、10cmの辺と6cmの辺に囲まれる面Sに対して略直交する方向に貫通する円柱形状のハニカム孔5'が並設されて成る。面Sとその背面を除く面は全て平坦に形成されており、これら面のいずれかを底にして水平箇所に脱臭用材1'を自立させることができる。即ち、本実施例に示す脱臭用品では、面Sとその背面を除く面が全て設置手段である。脱臭用材1'は、実施例1に示す脱臭用材1と同様の方法により作製された。本実施例に示す脱臭用品は、一定時間使用後、そのまま光に曝して脱臭用材1'の脱臭能力を回復させることができる。
2 設置手段
2' 支持部材
3、3' 袋体
4 開口閉じ具
5、5' ハニカム孔
6 係止孔
7 弾性材
8 孔
9 籠
10 紐
11 基台部
12 嵌合部
S 面
L、L'、L" 縦
W、W'、W" 横
T、T" 厚さ
Claims (5)
- 活性炭から成るハニカム構造体と、このハニカム構造体の表面にコーティングされた光触媒と、から成る脱臭用材が設置手段を備えて成る反復使用可能な脱臭用品。
- 前記ハニカム構造体が、活性炭と親水性バインダーから成る混合物を押出成形して構成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の脱臭用品。
- 前記設置手段が、前記脱臭用材を収容する通気性のある袋体または容器から成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱臭用品。
- 前記脱臭用材がプレート形状を有し、前記設置手段が、前記脱臭用材を収容するメッシュ状の袋体であって、係止部を有するものであり、かつ、
前記脱臭用材の周縁と前記袋体との間に弾性材を充填配置して成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱臭用品。 - 前記脱臭用材が縦5〜15cm、横5〜15cm、厚さ1〜3cmのプレートであって、ハニカム孔が、このプレートの面に対して略直交する方向に貫通しており、このハニカム孔が略四角柱形状であり、このハニカム孔の開孔が一辺0.8〜3mmの略四角形形状を有し、かつ隣り合う前記ハニカム孔間の間隔が0.4〜1.5mmに形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱臭用品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001050U JP3131467U (ja) | 2007-02-21 | 2007-02-21 | 反復使用可能な簡易設置型脱臭用品 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007001050U JP3131467U (ja) | 2007-02-21 | 2007-02-21 | 反復使用可能な簡易設置型脱臭用品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3131467U true JP3131467U (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=43282247
Family Applications (1)
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JP2007001050U Expired - Lifetime JP3131467U (ja) | 2007-02-21 | 2007-02-21 | 反復使用可能な簡易設置型脱臭用品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3131467U (ja) |
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2007
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