JP2004229961A - 空気清浄装置 - Google Patents

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Shinya Kawamura
真也 河村
Takeshi Mizunara
健 水楢
Koji Takei
康治 武井
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Abstract

【課題】送風能力の大きなファン装置を用いずに十分な空気清浄効能を安定して得ることができる空気清浄装置とする。
【解決手段】ファン装置1と、中空部2aと環状室2bを有する通気性の筒状である容器2と、この環状室2b内に収納した粒状の空気清浄剤3を備え、ファン装置1を駆動することで中空部2aから空気を吸い込むようにした空気清浄装置であり、この空気清浄装置によれば、環状室2bの外周から内周に空気が流通し、その空気流通経路が短かいので、流通する空気の勢いがあまり弱められることがなく、送風能力の大きなファン装置1を用いずに十分な空気清浄効能を安定して得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として室内空間の空気を清浄化する空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1、特許文献2、特許文献3に空気清浄装置が開示されている。
これらの空気清浄装置は、粒状固形物の脱臭剤を収納した容器と、ファン装置を備え、そのファン装置を駆動することで室内等の空気を容器内の脱臭剤を通して流通させ、その空気に含有された臭気を脱臭剤で吸着して臭気を含まない清浄な空気として再び室内に放出するものである。
【0003】
【特許文献1】
実開昭61−110078号公報
【特許文献2】
実開平4−33921号公報
【特許文献3】
実開平6−7744号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した各空気清浄装置は、容器内を流通する空気が脱臭剤に触れることで空気中の臭気が脱臭剤により吸着され、その容器内を流通する空気の勢い(流通速度)が強いほど臭気吸着効能が良いし、安定して吸着される。
しかしながら、前述した各空気清浄装置は、脱臭剤を収納した容器の1つの面から空気が容器内に流入し、粒状固形物の脱臭剤間を通りながらその容器内全域を流通した後に他の面から流出する。
このために、容器内を流通する空気は脱臭剤間を通る際に勢い(流通速度)が弱められると共に、その空気の流通経路(流通距離)が長く、その流通空気は多数の脱臭剤間を通るので、その空気の勢いが大きく弱められてしまい、脱臭剤の臭気吸着効能が低下したり、不安定となるから、十分な脱臭ができなかったり、確実に脱臭できない恐れがある。
【0005】
このことを解消するには送風能力の大きなファン装置、例えば送風力の強いファン装置、送風量の大きいファン装置を用いれば良いが、送風能力の大きなファン装置は高価であるし、消費電力が大きく、空気清浄装置が高価となるし、稼動コストが高くなり、特に乾電池を用いてファン装置を駆動する場合には稼動時間が短かくなる。
【0006】
特に、食堂、病院、倉庫、旅館などの大きな室内空間で使用する場合、又は非常に汚染された室内空間で使用する場合、又は長期にわたって継続使用する場合には、前述のことが著しい。
つまり、前述の場合には使用する脱臭剤の量が多く、大きな容器内に多量の脱臭剤を収納するので、前述の空気の流通経路がより長くなるから、流通空気の勢いがより一層弱められてしまう。
また、大きな容器内に多量の脱臭剤を収納すると、容器内において脱臭剤自体の重さで押しつまって脱臭剤間の隙間が小さく、著しい場合には隙間がなくなって密に近い状態となるので、前述の流通空気の勢いがより一層弱められる。
【0007】
本発明は前述の課題に鑑みなされたものであって、その目的は、送風能力の大きなファン装置を用いずに十分な空気清浄効能を安定して得られるようにした空気清浄装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ファン装置1と、中空部2aと環状室2bを有する筒形状で通気性を有する容器2と、この環状室2bに収納した粒状の空気清浄剤3を備え、前記ファン装置1を駆動することで環状室2bの外周と内周とに亘って空気が流通するようにしたことを特徴とする空気清浄装置である。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において複数の容器2を、その中空部2aを連通して軸方向に連結し、その各容器2の環状室2bに空気清浄剤3と揮散性薬剤4を選択的に収納した空気清浄装置である。
【0010】
第3の発明は、第1又は2の発明において容器本体30のファン装置収納室34にファン装置1を設け、その容器本体30の容器収納室35に容器2を設け、前記容器本体30にファン装置1の吐出部14に連結した吹出し口36と、容器収納室35に連通した吸込み口37をそれぞれ形成し、
前記ファン装置1の吸込部13と容器2の中空部2aを連通した空気清浄装置である。
【0011】
第4の発明は、第3の発明において容器本体30の下部寄りに吸込み口37が形成され、上部寄りに吹出し口36が形成され、この吸込み口37と吹出し口36は容器本体30の長手方向に離隔している空気清浄装置である。
【0012】
第5の発明は、第1の発明においてファン装置1の上部に容器2が取付けられ、この容器2の外面はほぼ半球形状で、その容器2の外面に防塵カバーが取付けてある空気清浄装置である。
【0013】
【作 用】
第1の発明によれば、ファン装置1を駆動することで容器2の環状室2bに空気が流通し、その空気が空気清浄剤3に触れて清浄化されるので、空気を清浄化することができる。
また、環状室2bの外周と内周とに亘って空気が流通するから、その流通経路が短かく、環状室2bを流通する空気の勢いがあまり弱められることがないので、送風能力の大きなファン装置を用いずに十分な空気清浄効能を安定して得ることができる。
【0014】
第2の発明によれば、いくつかの容器2の環状室2bに空気清浄剤3を収納し、別の容器2の環状室2bに揮散性薬剤4を収納することで、空気を清浄化できると共に、その清浄化した空気とともに揮散性薬剤4の薬効成分を放出できる。
【0015】
第3の発明によれば、ファン装置1、容器2が容器本体30内に設けられて外部から見えないから、見栄えが良い。
【0016】
第4の発明によれば、吸込み口37と吹出し口36が上下方向、長手方向に離れているから、清浄化した空気は吸い込む部分と離れた位置に放出される。
よって、清浄化した空気を直ちに吸い込むことがないから、室内空間の空気を効率良く清浄化することができる。
【0017】
第5の発明によれば、容器2の外観が見栄え良いし、その容器2がファン装置1の上部に設けてあるから、全体としての外観が見栄え良い。
よって、机や家庭のテーブルの上に置くことが可能である。
また、容器2の外面に防塵カバーが取付けてあるから、ファン装置1が停止している時にゴミ、ホコリ等が容器2内に入り込むことがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、ファン装置1と、容器2と、その容器2内に収納した粒状の空気清浄剤3で空気清浄装置を形成している。
前記ファン装置1は、図1と図2に示すようにファンケース10内にファン11を回転自在に設けると共に、ファンケース10にモータ12を設け、そのモータ12でファン11を回転駆動するものである。この実施の形態ではシロッコファンであるが、これに限ることはなくプロペラファンなどでも良い。
前記ファンケース10は吸込部13と吐出部14を有し、ファン11を回転することで吸込部13から空気を吸い込んで吐出部14から吐出する。
【0019】
前記容器2は中空部2aと環状空間2bを有する筒形状で、その環状空間2bは外周と内周(中空部2a)に亘って空気が流通する。つまり、通気性を有する。前記容器2は外径よりも軸方向長さが長いことが好ましい。
例えば、容器2は、内側筒体20と外側筒体21と一端板22と他端板23を備え、内側筒体20、外側筒体21は径よりも長い。前記内側筒体20が中空部2aを形成し、内側筒体20と外側筒体21で環状空間2bを形成している。
前記一端板22に孔24が形成され、この孔24が前記ファン装置1の吸込部13に連通する。
前記内側筒体20と外側筒体21には長手方向全長に亘って複数の通気部、例えば通気孔25が間隔を置いてそれぞれ形成されている。なお、内側筒体20、外側筒体21を網状体で形成しても良い。
前記他端板23は内側筒体20、外側筒体21に着脱自在で、この他端板23を外すことで環状空間2bに空気清浄剤3を収納し取り替えることができる。なお、他端板23を固定しても良い。
前記ファンケース10の吸込部13と連続して筒状の突起15が一体的に設けてあり、その筒状の突起15を一端板22の孔24に嵌合して容器2とファンケース10が連結される。前記容器2の一端板22とファンケース10との間にスポンジ、ゴム等のパッキン16が介在され、ファンケース10と容器2の連結部から空気が流入したり、流出しないようにしてある。
【0020】
前記中空部2aはファン装置1の吸込部13と連通し、ファン装置1を駆動することで環状空間2bに空気が流通するようにしてある。好ましくは長手方向全長において外周と内周に亘って空気がほぼ均等に流通する。
例えば、環状空間2bの外周側、環状空間2b内、環状空間2の内周側(中空部2a)、吸込部13、吐出部14と空気が流通するようにしてある。
【0021】
前記粒状の空気清浄剤3は空気と触れることで、その空気を清浄化するもので、脱臭剤、吸着剤、殺菌剤、除湿剤、イオン発生剤などが挙げられる。例えば、活性炭、シリカゲル、活性白土、ゼオライト、骨炭等の物理的吸着系脱臭剤、酸化剤、還元剤、中和剤等の化学反応系脱臭剤、添着活性炭、イオン交換樹脂酸化鉄等の化学吸着系脱臭剤など、シリカゲル、活性炭、ホワイトカーボン、吸水性ポリマー等の除湿剤、トルマリン、竜王石、麦飯石等天然磁性体鉱物、備長炭、合成ゼオライト、炭化ジルコニウム等人工磁性体鉱物、放射線を出すデービド鉱、プランネル石、バストネス石、ニンギョウ石等天然放射性鉱物、竹炭、医王石、黒曜石等のマイナスイオン発生剤などが例示できる。その他、抗菌処理、光触媒処理などをした固形物も使用できる。
【0022】
このようであるから、ファン装置1を駆動することで環状空間2bの外周(例えば、外側筒体21)から内周(例えば、内側筒体20)に空気が流通し、その流通経路は容器2の径に比べて短かい。つまり、外周(例えば、外側筒体21)から一端面(例えば、一端板22)まで流通する場合に比べて流通経路が短かい。
特に、容器2の軸方向の長さ(例えば、内側筒体20と外側筒体21の長さ)が外径よりも長く、環状室2bの容積が大きい場合でも流通経路の長さは同一で短かい。
よって、多量の空気清浄剤3を収納した容器2であっても、その空気の流通経路を短かくできる。
【0023】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図3に示すように容器2を他端空間2cを有する形状としたことが第1の実施の形態と相違し、他の構成は同様である。
このようにすることで、他端空間2cにも空気清浄剤3を収納でき、容器2を大きくせずにより多量の空気清浄剤3を収納することができる。
【0024】
例えば、内側筒体20の他端部に亘って内側他端板23aを取付け、外側筒体21の他端部に亘って外側他端板23bを取付け、この内側他端板23aと外側他端板23bを軸方向(長手方向)に離隔して両者の間に他端空間2cを形成する。
前記内側他端板23a、内側他端板23bに通気部、例えば通気孔25をそれぞれ形成して他端空間2cを通気性を有するものとする。
前記他端空間2cの内側他端板23aと外側他端板23bとの軸方向の間隔は、外側筒体21と内側筒体20との径方向の間隔と極端に違うことなくほぼ同じであることが好ましい。
【0025】
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図4に示すように、複数の容器2を軸方向に重ね合せて各中空部2aを連通したことが第1の実施の形態と相違し、他は同様である。
このようにすることで、複数の容器2のいずれかの容器2の環状空間2bに空気清浄剤3を収納し、他の容器2の環状空間2bに粒状の揮散性薬剤4、例えば害虫防除剤を収納することができる。
よって、空気清浄すると同時に揮散性薬剤4の薬効成分、例えば害虫防除成分を放出することができるから、例えば、室内空間の害虫防除ができる。
【0026】
前記揮散性薬剤4としては、消臭剤、香料、害虫防除剤、害虫成長制御剤、害虫忌避剤、防菌防黴剤などが挙げられ、これらの揮散性薬剤を、例えば、パルプなどセルロース、ゼオライトなど無機鉱物、樹脂などに担時して使用する。
例えば、消臭剤としては、シトロネラ油、レモングラス油、ボルニルアセテート、安息香酸メチル、安息香酸エチル、フェニル酢酸エチル等。
【0027】
香料としては、動物性、植物性の天然香料、或いは炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、ラクトン、オキシド、エステル類等の人工香料。
【0028】
害虫防除剤としては、ピレスロイド系殺虫剤:アレスリン、dl・d−T80−アレスリン、dl・d−T−アレスリン、d・d−T−アレスリン、d・d−T80−プラレトリン、レスメトリン、dl・d−T80−レスメトリン、エンペントリン、テラレスリン、トランスフルスリン、フラメトリン、フェノトリン、エトフェンプロックス、テフルスリン、フェンフルスリン等。
【0029】
害虫成長制御剤としてピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルプ等が、また、害虫忌避剤としてディート、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、p−ジクロルベンゼン、カプリン酸ジエチルアミド、カンファー等。
【0030】
防菌防黴剤として、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、フェノール、チモール、o−フェニルフェノール、ヒノキチアゾール等。
【0031】
また、空気清浄剤3と揮散性薬剤4を別々の容器2に収納したので、空気清浄剤3による空気清浄効果が揮散性薬剤4で阻害されることがない。
例えば、活性炭などの脱臭剤と香料、消臭剤を1つの容器2に収納すると、その脱臭剤は容器2内で吸油性であり香料、消臭剤を吸収してしまい脱臭効果が発揮されない。
また、空気清浄剤3と揮散性薬剤4が混合して経時的分解、変質することがなく、しかも空気清浄剤3と揮散性薬剤4が混合して揮散性薬剤4の放出量がバラツクことがなく、揮散性薬剤を定量的に放出することができる。
【0032】
図4に示す実施の形態では、複数の容器2を着脱自在に連結して任意の数の容器2を選択的に連結できるようにしてある。
具体的には、容器2の他端板23は孔26と、この孔26の周縁に一体的に設けた筒体27を備え、この筒体27が一端板22の孔24に嵌合するようにしてある。
また、ファン装置2と最も離れた容器2の他端板23の筒体27に閉塞板28が着脱自在に取付けてある。この閉塞板28は固定であっても良い。
【0033】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図5〜図9に示すように、ファン装置1、容器2を容器本体30内に設けて見栄えを良くしたことが第1の実施の形態と相違し、他の構成はほぼ同一である。
例えば、容器本体30はベース体31とカバー体32と仕切板33でファン装置収納室34と容器収納室35を有し、そのファン装置収納室34にファン装置1が設けられ、容器収納室35に容器2が設けてある。
前記容器本体30はファン装置収納室34に開口した吹出し口36と容器収納室35に開口した吸込み口37を有する。
【0034】
このようであるから、ファン装置1を駆動することで吸込み口37から容器収納室35内に外気が吸い込みされ、ファン装置1の吐出空気がファン装置収納室34から吹出し口36を経て外部に放出されるので、前述の第1の実施の形態と同様にして空気を清浄することができる。
【0035】
次に、各部材の具体形状の一例を説明する。
前記ベース体31は底面板40と周面板41で上面が開口した矩形箱形状で、その長手方向中間部に仕切板33が設けてある。前記底面板40、周面板41の長手方向他端寄り部分にスリット状の穴40a,41aを形成して前述の吸込み口37としてある。
前記カバー体32は上面板42と、この上面板42と連続した一対の側面板43と、一端板44と、他端板45で下面が開口した箱形状で、その上面板42の一方の側面板43寄り部分に前述の吹出し口36が形成してある。この実施の形態では上面板20と一対の側面板21が断面ほぼ半円形状としてあるが、これに限ることはない。
前記ベース体31とカバー体32は着脱自在に連結されている。
例えば、ベース体31の周面板41の他端部に設けた立上り片41bとカバー体32の他端板45の下部がボルト46で固着され、ベース体31の周面板41の突起41cにカバー体32の下端面32aが接している。
【0036】
前述のように、ベース体31とカバー体32を連結することで、仕切板33がカバー体32の上面板42の内面、一対の側面板43の内面に接して容器本体30内をファン装置収納空間34と容器収納空間35に区画している。
前記仕切板33にはファン装置収納空間34と容器収納空間35を連通する孔47を有する。
この仕切板33はカバー体32に取付けても良い。
【0037】
前記容器2は仕切板33に着脱自在に取付けてある。
例えば、図6と図9に示すように仕切板33の孔47の周縁に、断面鉤形の受け片48をリング状に設け、このリング状の受け片48の一部分を不連続とする。
前記容器2の一端板22の孔24の周縁にリング状突片49を設け、このリング状突片49に複数の係止片50を外周に向けて設ける。
この係止片50は、前記リング状の受け片48の不連続部48aに嵌まり合うと共に、受け片48に係合する。
このようであるから、係止片50を不連続部48aに嵌め合せ、容器2を若干の角度回転することで、係止片50がリング状突片49に係合して取付けられる。
前述と反対の操作することで容器2を取り外しできる。
【0038】
前記ファン装置1は、そのファンケース10がベース体31に設けた支持片51に載置するようにして取付けられ、その吐出部14は図7に示すように吹出し口36と連続し、吸込部13は図6に示すように仕切板33の孔47、一端板22の孔24を経て容器2の中空部2aに連通している。
【0039】
前記容器本体30は脚を有し、設置面と底面との間に隙間が形成されるようにしてある。例えば、ベース体31の底面に脚52が取付けてある。
前記ファン装置収納室34内には電池ボックス53が取付けてあり、その電池ボックス53に電池54が設けてある。
この電池54でモータ12が駆動される。
【0040】
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
この実施の形態は図10、図11に示すように、カバー体32の幅を長手方向に亘って同一とし、ベース体31のファン装置収納室34を形成する長手方向一端部31a(仕切板33よりも長手方向一端寄り部分)の幅を大きく、容器収納空間35を形成する長手方向他端部31b(仕切板33よりも長手方向他端寄り部分)の幅を小さくし、その長手方向他端部31bの幅方向両側面55とカバー体32の内面56との間に隙間を形成して吸込み口37としたことが第4の実施の形態と異なり、他の構成は同様である。
【0041】
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、図12、図13に示すようにベース体31の幅を長手方向に亘って同一とし、カバー体32のファン装置収納室34を形成する長手方向一端部32b(仕切板33よりも長手方向一端寄り部分)の幅と高さを小さく(カバー体32と同一幅)、容器収納空間35を形成する長手方向他端部32c(仕切板33よりも長手方向他端寄り部分)の幅と高さを大きくすることで、ベース体31の長手方向他端部31bの幅方向両側面55とカバー体32の内面56との間に隙間を形成して吸込み口37を形成したことが第4の実施の形態と相違し、他の構成はほぼ同一である。
【0042】
このようにすることで、容器本体30の縦断面積がファン装置収納空間34よりも容器収納空間35が大きいから、容器本体30の容器収納空間35の単位長さ当りの容積がファン装置収納空間34の単位長さ当り容積よりも大きい。
これによって、容器収納空間35を形成する部分(ベース体31の長手方向他端部31b、カバー体32の長手方向他端部32c)の長さを第4の実施の形態に比べて短かくして容器収納空間35の容積(長さ×縦断面積)を同一にできる。
したがって、容器収納空間35に収納する容器2の断面積を第4の実施の形態よりも大きくできるので、第4の実施の形態と同一の容量の空気清浄剤3を収納できると共に、容器本体30の全長を第4の実施の形態と比べて短かくできる。つまり、この実施の形態によれば本体容器30の全長を短かくして多量の空気清浄剤3を収納できる。
【0043】
前述の第4〜第6の実施の形態においては、吸込み口37が容器本体30の長手方向他端寄りでかつ下方であり、吹出し口36が長手方向一端寄りでかつ上方であるから、吸込み口37と吹出し口36が上下方向及び長手方向に離隔し、吹き出した清浄化した空気を直ちに吸い込むことがない。
【0044】
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、ファン装置1の上に容器2を設け、この容器2の外面に通気性を有する防塵カバー、例えばフィルター60を取付けてゴミ、ホコリ等が容器2の内部に入り込むことを防止するようにしたもので、ファン装置1、容器2の基本構成は前述の各実施の形態と同様である。
【0045】
例えば、容器本体30を上面が開口した筒形状でファン装置収納空間34のみを有する形状で、ファンケース10の吐出部14と連通する吹き出し口36を有する。
この容器本体30のファン装置収納空間34の下部に電池ボックス53を取付け、この電池ボックス53の上にファン装置1を取付ける。
容器2の外側筒体21と他端板23はほぼ半球面形状で、その外側筒体21、他端板23の外面にフィルター60が取付けてある。
【0046】
このようにすることで、外観の見栄えが良いから机や家庭用テーブルの上に置くことが可能な空気清浄装置である。
【0047】
前述の各実施の形態では容器2の中空部2aをファン装置1の吸込み部13に連通して外周から中空部2aに空気が流通するようにしたが、容器2の中空部2aをファン装置1の吐出部14に連通して中空部2aから外周に向けて空気が流通するようにしても良い。
また、容器2は断面円形の筒形状としたが、断面楕円形、矩形、五角形、六角形などの多角形断面形状でも良い。
また、空気清浄剤、揮散性薬剤の担持物の粒形状は、顆粒状、大粒状、球状などが挙げられ、その大きさは、直径2〜15mmが好ましく、より好ましくは3〜10mmである。2mmより小さいと通気孔25より抜け落ちてしまう恐れがある他、細密充填されると通気性が悪くなる。15mmより大きいと、容器2への充填効率が悪くなる他、比表面積が小さくなり、脱臭剤などの吸着効率や揮散性薬剤の放出効率が悪くなる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、ファン装置1を駆動することで容器2の環状室2bに空気が流通し、その空気が空気清浄剤3に触れて清浄化されるので、空気を清浄化することができる。
また、環状室2bの外周と内周とに亘って空気が流通するから、その流通経路が短かく、環状室2bを流通する空気の勢いがあまり弱められることがないので、送風能力の大きなファン装置を用いずに十分な空気清浄効能を安定して得ることができる。
【0049】
請求項2に係る発明によれば、いくつかの容器2の環状室2bに空気清浄剤3を収納し、別の容器2の環状室2bに揮散性薬剤4を収納することで、空気を清浄化できると共に、その清浄化した空気とともに揮散性薬剤4の薬効成分を放出できる。
【0050】
請求項3に係る発明によれば、ファン装置1、容器2が容器本体30内に設けられて外部から見えないから、見栄えが良い。
【0051】
請求項4に係る発明によれば、吸込み口37と吹出し口36が上下方向、長手方向に離れているから、清浄化した空気は吸い込む部分と離れた位置に放出される。
よって、清浄化した空気を直ちに吸い込むことがないから、室内空間の空気を効率良く清浄化することができる。
【0052】
請求項5に係る発明によれば、容器2の外観が見栄え良いし、その容器2がファン装置1の上部に設けてあるから、全体としての外観が見栄え良い。
よって、机や家庭のテーブルの上に置くことが可能である。
また、容器2の外面に防塵カバーが取付けてあるから、ファン装置1が停止している時にゴミ、ホコリ等が容器2内に入り込むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】図6のC−C断面図である。
【図9】図6のD−D断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す底面側から見た斜視図である。
【図11】図10の底面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す底面側から見た斜視図である。
【図13】図12の底面図である。
【図14】
本発明の第7の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ファン装置、2…容器、2a…中空部、2b…環状室、3…空気清浄剤、4…揮散性薬剤、13…吸込部、14…吐出部、20…内側筒体、21…外側筒体、25…通気孔、30…容器本体、31…ベース体、32…カバー体、33…仕切板、34…ファン装置収納空間、35…容器収納空間、36…吹出し口、37…吸込み口、60…フィルター(防塵カバー)。

Claims (5)

  1. ファン装置1と、中空部2aと環状室2bを有する筒形状で通気性を有する容器2と、この環状室2bに収納した粒状の空気清浄剤3を備え、
    前記ファン装置1を駆動することで環状室2bの外周と内周とに亘って空気が流通するようにしたことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 複数の容器2を、その中空部2aを連通して軸方向に連結し、その各容器2の環状室2bに空気清浄剤3、揮散性薬剤4を選択的に収納した請求項1記載の空気清浄装置。
  3. 容器本体30のファン装置収納室34にファン装置1を設け、その容器本体30の容器収納室35に容器2を設け、
    前記容器本体30にファン装置1の吐出部14に連結した吹出し口36と、容器収納室35に連通した吸込み口37をそれぞれ形成し、
    前記ファン装置1の吸込部13と容器2の中空部2aを連通した請求項1又は2記載の空気清浄装置。
  4. 容器本体30の下部寄りに吸込み口37が形成され、上部寄りに吹出し口36が形成され、この吸込み口37と吹出し口36は容器本体30の長手方向に離隔している請求項3記載の空気清浄装置。
  5. ファン装置1の上部に容器2が取付けられ、この容器2の外面はほぼ半球形状で、その容器2の外面に防塵カバーが取付けてある請求項1記載の空気清浄装置。
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