JP6410122B2 - ボックス型空気清浄用具 - Google Patents
ボックス型空気清浄用具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6410122B2 JP6410122B2 JP2013118073A JP2013118073A JP6410122B2 JP 6410122 B2 JP6410122 B2 JP 6410122B2 JP 2013118073 A JP2013118073 A JP 2013118073A JP 2013118073 A JP2013118073 A JP 2013118073A JP 6410122 B2 JP6410122 B2 JP 6410122B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaning
- box
- container
- cleaning tool
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
特に、二酸化塩素で飲料水を処理して除菌する試みも既になされ、浄水処理にも使用することが試みられている。
しかし、この空気浄化用具は、二酸化塩素発生粉末を収納する収容体が、強固なケースではなく、収容する二酸化塩素発生粉末を外圧に対して安定的に保護する対策が無いことや、定常に放散する規格の開口部や切り欠き部が無く、放散が不安定であり、また、取り付け位置が襟とか、ポケットのような、呼吸器部分に隣接するという課題がなく、その効能を安定的に維持する上で、取り扱いが不便である。また、ネームプレートのような紐状のもので首にかける構造は、オフィス、学校以外の場所においては、首掛は、特に子供が、自転車走行や、遊園地の滑り台や、遊具においては非常に危険であることが想定される。また、空気より重い二酸化塩素を所定の位置で、安定的に発生させるにおいて、調節に若干の不自由さがある。
しかしながら、収納体ケースは、取り扱い上不便であり、ガス発生体が通気性袋に収納されたものにあっては便利であるが、ガス発生体が粉末のような場合には、分量が厄介である。また、ネームカードケースのような紐状のもので首にかける構造は、活動に不便であるばかりでなく、子供が、自転車走行や、遊園地の滑り台や、遊具等で活動する際に、非常に危険である。
特定の二酸化塩素発生物質、およびこれを収納するポリエチレンテレフタレートフイルム、アルミニウム箔およびポリエチレンフイルムの積層体からなる容器(特許文献4)が知られている。
しかし、立体的な構造の面から工夫をした、二酸化塩素発生物質を安全に、安定的に収納して、しかも所定の濃度でコンスタントに放散するような空気清浄用具が求められる。
本発明の第3の特徴点は、立体収容体を形成する立体周枠が四方形、菱形、三角形、楕円形または丸形であることを特徴とするボックス型の空気清浄用具、とすることにより達成することができたものである。
本発明の第4の特徴点は、立体収容体の一方の開放面が空気清浄化気体を放散可能な複数の開口部を備えた上蓋により、他方の開放面が開口部を有しない下蓋により閉じられていることを特徴とするボックス型の空気清浄用具、とすることにより達成することができたものである。
本発明の第6の特徴点は、立体周枠により形成される立体収容体の内部に形成されている小室が、格子構造、ハニカム構造、菱形構造または楕円構造の形状になるように隔壁により区切られていることを特徴とするボックス型の空気清浄用具、とすることにより達成することができるものである。
しかも、立体収容体の小室の1個の容積が1.5〜2.5cm3で、その配置されている小室の数は25〜65個であることを特徴とするボックス型の空気清浄用具である。
本発明の第9の特徴点は、収納体、上蓋、下蓋、係止具および保持具が、プラスチック材料製、アルミニウム、マグネシウムのような軽金属又は銅、鉄のような各種金属材料製であることを特徴とするボックス型の空気清浄用具、とすることにより達成することができるものである。
この二つの開放面(1A)の一つが、または二つが、多数の隔壁(21、31)により区分された多数の開口部(25、35)を有する上蓋(表蓋)(2)および下蓋(裏蓋)(3)により閉じられている構造の立体構造のボックス型の空気清浄用具(5)である。収容体を構成する立体周枠(14)の長さ、厚さおよび高さの大きさは、空気清浄用具(5)の規模を構成する収容体の大きさ、変形防止や強度の面から、および物質(M)に対する強化および安全面から、隔壁(11)により厚くなるように設計することが好ましい。この収容体(1)は、射出成形のような一体成形により製作する。
この収容体(1)の両面に形成される二つの開放面(上側面、下側面)を蓋部により閉じる為に、一方の上側開放面(1A)が、(図2(a)、図2(b))に示すような、立体周枠(14)の内部が隔壁(11)により区切られることにより形成された多数の独立した小室(15)状の模様又は形状と一致するような、隔壁(21)(リブ)により形成された多数の開口部(25)を有する上蓋(2)が、不織布のような通気性のシート(4)を介して閉じられている。他方の下側開放面(1B)が開口部を有しない非通気性の下蓋(3)(裏蓋)により、通気性のシート(4)を介してまたは介せずに閉じられている、いわゆる一面が開口されている状態のボックス型の空気清浄用具(5)である。このような構造のボックス型(箱型)の場合に、専ら開口部が形成されている表面側から、内蔵されている、空気清浄化気体を発生する物質(M)を表側から揮散を容易に促進することができる。
なお、この空気清浄用具(5)に対して、係止具(6)または保持具(7)が任意に付帯している利便性を賦与している。
いずれにせよ、箱型の規模は、収納する物質(M)の放散量および放散時間のような性能、携帯型の利便性、美的またはデザイン的な要素も考慮して、箱の形状、縦横寸法、直径、および厚さを設計することができる。
収容体(1)内に、隔壁(11)により、例えば格子構造、ハニカム構造、菱形、長方形、楕円などのような各種の形状、模様状に形成により区切られて、多数の独立小室(セル)(15)が集合して収納容積部(C)を構成している。収納した二酸化塩素を発生する物質(M)をほぼ独立小室(セル)に均等に分散して収納することができるので、安定的に定量的に放散できるとともに、収納部(C)の補強効果を有するばかりでなく、空気清浄用具の傾きや、揺動、振動により、二酸化塩素を発生する物質(M)の飛散や、偏り、凝集などを防止することができる役割を果たす。
また、収納容積部(C)の容器のねじれや変形防止、収容体(1)の周壁部の強度を高める為に、隔壁(11)を設けるが、その配置は、格子状に、はすかいに、やや斜め向きという、任意の向きに適正な数を配置することができる。この仕切板(111)による仕切りは、セル(独立小室)に分散して収納した空気清浄化気体を発生する物質が、粒状、顆粒などの場合、或いは袋状の場合などにおいて、過度の振動や揺動により二酸化塩素を発生する物質の収納部の下側への一部に偏りや集中することを防止する機能を果たすので、空気清浄化気体の不安定な発生を防止することにより、コンスタントに持続する役割も果たす。
この独立小室(セル)(15)の数は、セルの大きさにより決まるが、図1(a)の標準仕様(6.5cm×7.5cm)の収容部(1)の場合には、完全な形状のハニカム、四辺形、菱形のような規格のセル、セルの半分の規格という一部の形状のものを含めて、セルの数は5〜80個、好ましくは25〜65個程度、標準的な製品は39個程度を設けることが適切である。
この立体周枠により形成されている枠内に隔壁により形成された独立の複数の収納用小室の大きさは、その小室(セル)の形状がハニカム、四方系、菱形、楕円の形状であるかにより若干容積が変わるが、寸法が縦内径1.8cm以内、横内径1.8cm以内、高さ2.5cm以内の範囲にすることが好ましい。小室の容積(cm3)では1〜6cm3、好ましくは1.5〜2.5cm3程度、図のような標準サイズでは、1.1cm×1.2cm×1.5cmの大きさの、容積が約2cm3程度であれば携帯型としての機能上および放散量の関係で好ましい。いずれにせよ、収納物(M)の性能や放散時間を考慮して決める値である。少ない場合には、小室(セル)の数は、2個以上、または3個以上、と任意に決める設計事項である。
さらに、挟持型(61)における弾性クリップ(61)を取り付けた全体図を「斜視図」(図4(e))として表すことができる。
次に推奨される係止具(6)が差込型の場合には、図3(d)に見るような、弾性の複数のピン(64)が取り付けられており、差込により容易に取り付けることができるタイプのものである。このピンを介して、エアコンルーバーへ差し込んで、固定するものである。そして、物質(M)の有効期限が徒過したり、詰め替えが必要な場合には、交換のために引き抜くだけで簡単に取り外しことができる。
本発明の係止具(6)は、上記のタイプに限定されるものではないが、最も典型的なタイプのものを例示して挙げたものである。
同様に、丸型の「置型(フィルター交換タイプ/丸型)(図5(b))の場合には、丸型の空気清浄用具(5)を保持できる程度に適度の弾性および形状を有する、外側フレームの役割を果たす、丸型の支持幹(721、722)を備えた、安定な脚部を有する丸型保持体(72)により挟持することにより取り付けることができる。これは図5(b)の黒矢印方向に押し込む。
勿論、これらの保持体は、固定および取り外しが比較的容易であり、しかも置型として、転倒などが比較的少ないという理由によるものであるが、本発明は、このタイプに限定されるようなものではない。
プラスチック材料だけでは、二酸化塩素のような薬剤に対する耐久性が不安な場合には、アルミノ蒸着、鍍金などのよる金属複合材料とすることにより、耐久性、安全性を向上させることができる。
空気清浄化気体を発生する物質を保管する収容体(1)の容器に対して、空気清浄化気体を放散可能な開口部の面積は、蓋表面積の約40〜95%、好ましくは45〜90%程度切り取ることにより形成される、開口部を備えた着脱自在な上蓋(2)により閉じるような構造は、通常の蓋付き容器といわれる、箱の構造を採用することができる。勿論、収容体(1)と上蓋(2)の勘合部には、接触面に出っ張り部分などを設けて、蓋の開閉を強固にすることにより、開閉を難しくして、子供の接触などに対する安全性対策を講じるとともに、内容物を保護することもできる。また、蓋部(2)が容易に脱落するのを防ぐ為に、ストッパー機構(図示省略)を敷設することにより、一旦、蓋を閉めると、ロック機構が作動して、容易に蓋が開かないようにすることが、子供が使用する場合の安全性を考慮すれば好ましい。さらに、例えば、突起と窪みを本体と蓋部の契合部分に夫々設けて契合を強固にすることや、収容体と蓋の勘合部の接触面にそれぞれねじ山を設けた構造にすることにより、勘合を容易にしかも強固にすることもできるが、これは設計変更の範囲内のことである。
この物質(M)に対して、例えば、バラの芳香剤、植物の芳香剤のような、天然の、または合成の各種芳香剤を5〜50wt%ブレンドすれば、薬効および精神的なセラピーとしての効用も期待される。
収容体(1)に入れる二酸化塩素発生物質の収納量は、その物質の性能により若干変動するが、収容体(1)内に形成されている、セル(独立小室)(15)の総容量に対して、二酸化塩素発生物質を40〜100容量%、好ましくは、60〜80容量%装填すれば、ボックス型の空気清浄用具の振動、揺動のような動きが有っても、常に一定量の二酸化塩素の放散が可能である。装填量が、例えば5容量%と過度に少ないと、収納量が少なく関係で、発生物質の動きが自由になり、不安定な放散をすることになる。二酸化塩素発生物質の装填量および状態は、各セル(独立小室)がほぼ等量になるように分散して、収納するようにすることが好ましい。
外出時などには図4に示す要領で、常に携帯することが好ましいが、特に、本考案の空気清浄用具は、列車、自動車、航空機などの人の出入りの多い、密閉な場所や、食堂、飲食店、喫茶室、カラオケ室のような雑踏、繁華街といった場所、トイレ、下駄箱、冷蔵庫、浴室、生ごみバケツ、ごみ箱のような臭気、排出を伴う場所の消毒、脱臭のために携帯することが好ましい。また、食品加工、農場、農作物の生産販売などをする場所では、作業者が本発明の空気清浄用器具を携帯して作業すると、伝染の予防効果や、保管庫に置くだけで、水産品、果物の保存期間や鮮度を高めることも期待される。
勿論、この空気清浄用器具の基本的な形状は、図1のような四方形をしているが、丸型、ひし形のような各種形状や、これに、花弁をつけた、いわゆるひまわりといった花のような装飾、絵や、彫刻、各種のアニメのキャラクター、美術装飾のような各種装飾をして、取り付け型または置型の空気清浄用具として機能および効果を高めることができる。
本考案の空気清浄用具を構成する、特に図1に示す略寸法の空気清浄化気体を発生する物質(M)を保管する、内部に図1のようなハニカム構造の隔壁により形成されるハニカムの隔壁の面間隔が1.1cmのセル(独立小室)を39個有する外径が、縦6.0cm、横7.0cmの収容体(1)と、空気清浄化気体を放散可能な収納部のハニカム構造と一致する大きさの開口部を備えた上蓋(表蓋)と、開口部のない下蓋(裏蓋)を着脱自在できる構造を有する収容体(1)を射出成形する。
容易に開閉しないように、使用時には完全にきつく嵌合固着されるような構造の上蓋(2)部であり、縦64.72cm、横75.72cmの寸法のもの、蓋の厚さは、0.2cm、ハニカム構造の辺の間隔は約1.1cm、仕切りリブの厚み0.15cmの蓋である。これらの収容体部および蓋部は、加圧成形、または射出成形などにより、プラスチック材料として、ポリエチレン強化樹脂を使用して、別々の部品として別体成形をする。同様に、クリップ片も加工して、これに開口部を有しない下蓋(3)部の外側面に予め形成されている、対の逆L字型の突起に、クリップ辺の一端部をはめ込み、係止具を備えた蓋を作成する。
次に、収容体(1)の容器内に、多孔質担体に亜塩素酸塩およびアルカリ剤を含浸させ乾燥させることによる、平均粒径0.1〜2mm程度の、二酸化塩素の発生物質を3〜10g程度を使用して、ハニカム構造のセル(独立小室)にほぼ均等量分配して収納して、セル空間の約60容量%程度になるように装填する。次で蓋部のハニカム構造の開口部の裏面に、強化ポリエチレン製の細目のネット(4)を貼り付けた上蓋(2)により閉じることにより、空気清浄用具(5)を完成する。
この空気清浄用具(5)をポリエチレン袋のようなものに収納して、包装体(パック)として、保管または流通させることができ、使用時には、包装体(パック)を開封することにより使用できる。勿論、必要によっては、蓋部の開口部の表面に、弱粘着性の剥離シートを貼着しておき、必要時にその剥離シートを剥ぎ取る手法も任意に実施可能である。
この空気清浄用具は、非常にコンパクトで、軽量で、しかもハニカム構造などはデザイン的にも優れた、長時間にわたり二酸化塩素を安定の均一に放散することができるボックス型の製品である。一回の二酸化塩素を発生する物質を空気清浄用具に装填すれば、その濃度、装填量、性質にもよるが、約20日以上、約3月程度まで有効に放散が持続可能とするような仕様が実用的である。さらには、二酸化塩素を発生する物質の徐放化、持続化の加工手段により、例えば、マイクロカクセル化したりして調節することにより、長期間使用可能にすることも出来る。
平成25年に「衛生微生物研究センター」で実施した、「試験検査報告書」に準拠した試験およびデーターに基づいて除菌・消臭試験を示す。
検体として本発明の実施例で作成した「空気清浄用器具(5)」を設置場所に使用したものを「実施例」として、使用しないものを「比較例」と表示する。
〔抗菌試験〕
1.実施目的
検体の抗菌および抗カビ力を試験する。
2.試験菌
(1)Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
NBRC 13276
(2)Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)
NBRC 13277
3−1 試験菌液および胞子液作成
細菌は普通寒天培地(NA)に接種し、35℃、24時間培養後、生理食塩水を用いて、菌数が107/mLになるように作製する。
3−2 試験試料の作成
5cm×5cmに切り取った綿布を試験試料とする。
3−3 試験菌液および胞子液の接種および培養
試験菌液を接種し、密閉空間(L177.5cm×W80cm×H220.5cm)に吊り下げ、検体を設置後培養した。また、検体を設置していない条件をコントロールとして、同様の試験を行う。
3−4 生菌数測定
培養24時間後、試験試料をSCDLP培地で洗い出しものを試験液とし、試験液の10倍希釈液を作製した。これらの希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃で48時間培養後、生歯を換算する。
3−5 試験結果
( 試験期間 )
設置場所 初発菌数 1日目 2日目
実施例 3.3×107 1.0×105 3.7×104
比較例 3.3×107 1.5×106 1.1×106
表中数値は生菌数(cm2)
( 試験期間 )
設置場所 初発菌数 1日目 2日目
実施例 3.4×106 2.5×103 9.9×104
比較例 3.4×106 4.9×106 3.1×106
表中数値は生菌数(cm2)
1.実施目的
検体(本発明の「空気清浄用具(5)」)の消臭効果を調べる。
2.対象臭気
(1)アンモニア
(2)イソ吉草酸
3.試験方法
芳香臭気脱臭剤協議会 消臭試験法に基づいて実施する。対象臭気濃度を設定した45L蓋つき密閉容器に、検体を1個入れて、60分後および120分後に北川式試験管を用いて残留濃度を測定した。また。臭気のみをコントロールとして同様に試験をした。
本発明の「空気清浄用器具(5)」を使用した場合を「実施例」として、使用しない場合を「比較例」とする。
なお、消臭率は以下の算定式で算定した。
《消臭率(%)=コントロールの残留濃度−試験試料の残留濃度/コントロールの残留濃度 × 100》
( 測定時間 )
試験試料 初発濃度 60分後 120分後
実施例 200ppm 100ppm(50%) 10ppm(95%)
比較例 200ppm 200ppm 200ppm
表中数値は残留濃度(消臭率%)
( 測定時間 )
試験試料 初発濃度 60分後 120分後
実施例 20ppm 3ppm(85%) 3ppm(85%)
比較例 20ppm 20ppm 20ppm
表中数値は残留濃度(消臭率%)
以上の、表1及び表2の結果から、本発明の実施例、比較例に示すとおり、除菌、消臭試験に於いて、本発明の空気清浄用具は、抗菌試験、消臭試験においても有益な作用効果を奏することが容易に理解できる。
なお、この空気清浄用具は、反転や揺動を繰返しても安定な放散を維持できることを確認した。
また、飲食、カラオケ、厨房などにおける、客の消毒、衛生を保つ為に、その場所に置くだけで有益であり、調理人の衛生を保つことにも期待され、サービス業、食品業の分野でも有益である。
医療現場においても、看護、治療における病気の伝染や、予防にも期待されるので、特に、水害や天災の衛生事情が良くない地域に旅行、派遣される場合に、この空気清浄用器具の装着が有益であり、医療分野、産業にも有益である。それ以外にも、養殖、養豚、魚、うなぎ、すっぽん、鯉などの人工飼育現場という水産、動植物の伝染、その養殖に携わる業者は、病気、菌の伝染、増殖を防ぐ為に、装着することが期待される。
また、トマト、きゅうり、茄子、梨、ぶどうなどの比較的菌に感染しやすい農作物を栽培する場合に、ビニルハウス内や、手入れ作業の際には、空気清浄用器具を装着して、菌の繁殖や、衛生を保つことができるので、農水畜林産業上の分野で使用することも期待される。勿論、ハエや蚊を含む、農作物、人間に有害な、カビ菌、虫除け、忌避剤としての有用性が期待される。養鶏、養豚、酪農、農業用ビニルハウス内や、田畑の作業時に着用することが推奨される。
しかも、特に、機内、車内などに比較的安価に、簡易に、容易に安定的に供給できるものであり、日常の健康的な、清潔な生活に寄与するとともに、観光、旅行、生産、農水産業の発展および地域経済の活性化および発展に間接的に寄与することができる。
14.立体周枠 15.小室(セル)
1A.上側開放面 1B.下側開放面
2.上蓋(表蓋)
21.上蓋隔壁 25.上蓋開口部
3.下蓋(裏蓋)
31.下蓋隔壁 35.下蓋開口部
4.気体透過性シート
5.空気清浄用具
6.係止具
61.クリップ機構 62.突起
621.孔 63.吸盤
64.クリップ片
7.外側フレーム 71.角型保持体
711.支柱 712.支柱
715.脚部
72.丸型保持体 721.丸型支持幹
722.丸型支持幹 725.脚部
73.丸型保持体 74.器機または家具保持体
Claims (9)
- 立体周枠により形成されている枠内に隔壁により形成された独立の、1個の容積が1〜6cm3で、5〜80個の収納用小室が配置されている二つの開放面を有する立体収容体において、その収納部の開放面の一つが通気性シートを介して空気清浄化気体を放散可能な複数の開口部を備えた上蓋により、他の開放面が下蓋により閉じることにより形成された蓋付収容体に存在する複数の収納用小室内に空気清浄化気体を発生する物質が収納されていることを特徴とする空気清浄機能を有するボックス型の空気清浄用具。
- 空気清浄化気体を発生する物質が二酸化塩素を発生する物質であることを特徴とする請求項1に記載のボックス型の空気清浄用具。
- 立体収容体を形成する立体周枠が四方形、菱形、三角形、楕円形または丸形であることを特徴とする請求項1又は2に記載のボックス型の空気清浄用具。
- 立体収容体の一方の開放面が空気清浄化気体を放散可能な複数の開口部を備えた上蓋により、他方の開放面が開口部を有しない下蓋により閉じられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
- 立体収容体に形成される二つの開放面を有する収納部に於いて、その二つの開放面のいずれも空気清浄化気体を放散可能な複数の開口部を備えた上蓋と下蓋によりそれぞれ閉じられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
- 立体周枠により形成される立体収容体の内部に形成されている小室が、格子構造、ハニカム構造、菱形構造または楕円構造の形状になるように隔壁により区切られていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
- 上蓋又は下蓋の複数開口部の裏内面には、不織布、スポンジ、布またはネットから選択される通気性シートからなる仕切り膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
- 空気清浄用具が、ピン、ホック、クリップ、吸盤、紐またはファスナーからなる係止具により室内の壁、外壁、室内設置器物に着脱自在に取り付けることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
- 収納体、上蓋、下蓋、係止具および保持具が、プラスチック材料製、アルミニウム、マグネシウムのような軽金属又は銅、鉄のような各種金属材料製であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のボックス型の空気清浄用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013118073A JP6410122B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | ボックス型空気清浄用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013118073A JP6410122B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | ボックス型空気清浄用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014233544A JP2014233544A (ja) | 2014-12-15 |
JP6410122B2 true JP6410122B2 (ja) | 2018-10-24 |
Family
ID=52136695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013118073A Active JP6410122B2 (ja) | 2013-06-04 | 2013-06-04 | ボックス型空気清浄用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6410122B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5913457B2 (ja) * | 2014-07-08 | 2016-04-27 | 株式会社プロテックス | 空気清浄用具 |
KR200482618Y1 (ko) * | 2015-08-03 | 2017-02-15 | 황만수 | 바이러스 차단구 |
JP6606527B2 (ja) * | 2016-07-14 | 2019-11-13 | 花王株式会社 | 香り提示装置 |
KR102257702B1 (ko) * | 2020-02-21 | 2021-05-31 | 정현인 | 이산화염소 살균 시트 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5993435U (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-25 | 相田 彬充 | 芳香剤容器 |
JPS6099935U (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-08 | 矢後 直義 | 揮発性物質の収容容器 |
JPH0238759Y2 (ja) * | 1985-10-28 | 1990-10-18 | ||
JPH01138445U (ja) * | 1988-03-17 | 1989-09-21 | ||
GB9501065D0 (en) * | 1995-01-18 | 1995-03-08 | Kennedy Eng Holding David | Air freshener unit and cartridge therefor and method of dispensing air freshening vapour |
US5845847A (en) * | 1996-05-14 | 1998-12-08 | S. C. Johnson & Son, Inc. | Air freshener dispenser device |
JP2003310740A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-05 | Denso Corp | 香り発生装置 |
JP2003310128A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-05 | Fumakilla Ltd | 薬剤保持体及びその薬剤保持体を用いた送風式薬剤放散装置 |
JP4364738B2 (ja) * | 2004-07-14 | 2009-11-18 | ユニオンタイヤコード株式会社 | 薬剤担持体 |
JP3179685U (ja) * | 2012-08-21 | 2012-11-15 | 新光株式会社 | ブローチ型空気清浄器具 |
JP3184180U (ja) * | 2013-04-05 | 2013-06-13 | 株式会社 プライス | 空気浄化用具 |
-
2013
- 2013-06-04 JP JP2013118073A patent/JP6410122B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014233544A (ja) | 2014-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6410122B2 (ja) | ボックス型空気清浄用具 | |
KR101224786B1 (ko) | 피톤치드가 발산되는 항균 마스크 | |
JP2004524055A (ja) | 周囲の空気中の殺菌、防黴、ウイルス及び害虫の駆除を行う処理方法 | |
JP3179685U (ja) | ブローチ型空気清浄器具 | |
JP2874749B2 (ja) | 空気清浄機 | |
US5224975A (en) | Litter box deodorizer | |
CN212854145U (zh) | 一种二氧化氯凝胶透气盒及多功能消毒盒 | |
JP2021176344A (ja) | 可撓性分割シート仕切り構造 | |
JP5801267B2 (ja) | 携帯型空気清浄用具 | |
JP2004229961A (ja) | 空気清浄装置 | |
WO2007055430A1 (en) | Air purifier with sterilization, deodorization and absorbing toxic materials | |
KR100748584B1 (ko) | 항균, 탈취 기능을 갖는 다용도 용기 | |
JP3208912U (ja) | 消臭剤 | |
JP2021167710A (ja) | 空気浄化ユニットとその構成部材 | |
CN201076623Y (zh) | 一种触媒竹炭除臭保鲜盒 | |
JP3208911U (ja) | 消臭剤 | |
JP3226393U (ja) | かつらスタンド | |
CN210612576U (zh) | 一种消毒件 | |
JP2015073773A (ja) | 消臭除菌ペンダント | |
JPH0970427A (ja) | 臭い取り器 | |
KR200394637Y1 (ko) | 가습형 공기 청정기 | |
JP3112632U (ja) | 消臭用カード | |
CN2671579Y (zh) | 室内空气净化剂 | |
JP2014188227A (ja) | 携帯型空気清浄具 | |
JP3208910U (ja) | 消臭剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170317 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170808 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170822 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20170922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6410122 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |