JP3222146U - 健康まくら - Google Patents

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Abstract

【課題】まくらの内部に良い香りのする木材チップや炭を納めることにより、良い香りのするまくらや炭による空気清浄作用が期待できるまくらとすることができ、まくらの使用者に心地よい睡眠を提供する。【解決手段】まくら本体10と、額を支持するうつ伏せ用まくら30と、前記まくら本体と前記うつ伏せ用まくらが固定される器具本体20とを有した健康まくらであって、器具本体は、まくら本体が載置される板状のまくら乗せ部21と、載置されたまくら本体を保持するまくら保持部22と、器具本体の傾斜角度を変更する角度変更部24とを備えており、まくら保持部は、まくら乗せ部の表側の左右両端において、まくら乗せ部と略90度の角度を保つようまくら乗せ部の内側へ向かって付勢して取り付けてあり、角度変更部はまくら保持部の外側に回転自在となるように取り付けてある。【選択図】図1

Description

本考案は、良い香りのするまくらに関するものである。
アロマやお香による香りは気持ちを落ち着かせることができ、その香りの種類によって得られる効果もさまざまである。また、就寝時にアロマやお香の良い香りを嗅ぐことで、より良い眠りを得ることもできる。
また、微細孔を多く持つ多孔質物質である活性炭は、その性質から物質の浄化や精製、脱臭、毒物中毒における毒の吸着などに幅広く用いられている。脱臭や物質の浄化作用に有効であることから、まくらのクッション材の素材に含まれることも多い。
そこで、睡眠時でも良い香りが嗅げるよう、まくらに香りを染み込ませたり、まくらのクッション材としてヒノキ等の香りが良い木材チップを用いたりするものが提供されている。しかし、これらの方法で香りづけすると一定の期間で匂いが薄れてしまって効果が長続きしない上、クッション材にチップが用いられている場合は取替が困難である。
本考案は上記事情に鑑み、取替自在な香りの素をクッション材の内部に備えることができるまくらを提供することを目的とする。
まくら本体と、額を支持するうつ伏せ用まくらと、前記まくら本体と前記うつ伏せ用まくらが固定される器具本体と、を有した健康まくらであって、器具本体は、まくら本体が載置される板状のまくら乗せ部と、載置されたまくら本体を保持するまくら保持部と、器具本体の傾斜角度を変更する角度変更部とを備えており、まくら保持部は、まくら乗せ部の表側の左右両端において、まくら乗せ部と略90度の角度を保つようまくら乗せ部の内側へ向かって付勢して取り付けてあり、角度変更部は、まくら保持部の外側に回転自在となるように取り付けてあることを特徴とする。
貫通孔を備えたまくらスポンジと、皿置き孔を備えたまくら台と、前記皿置き孔に嵌脱自在な皿と、前記まくらスポンジと前記まくら台とを覆うまくらカバーと、を有した前記まくら本体において、前記貫通孔と前記皿置き孔は連設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、まくら本体はまくら保持部で挟扼することで固定されているため、まくら保持部を外すだけでまくら本体を移動することができる。これにより、使用者に合わせたうつ伏せ用まくらとの距離の変更が簡便になり、使用者にフィットしたまくらを提供することができる。
また、左右のまくら保持部に取り付けられた角度変更部のどちらか一方を回動させることで、本考案の健康まくらを左右どちらかに傾動させることができ、横向きに寝ている使用者の下顎を押し付けるような構成となるため、睡眠時に口が開かないようにすることが可能となる。
請求項2に記載の考案によれば、まくら本体の内部に納めてある皿に良い香りがする木材チップや炭を載置することができ、その香りが皿置き孔と連設された貫通孔を通じでまくら本体の外側に到達し、使用者は睡眠中であっても良い香りを嗅ぐことが可能となる。
本考案の健康まくらの斜視図である。 横向きに寝る際における本考案の健康まくらにおける使用方法を図示した概略図である。 (a)はまくら本体を構成する各部材の斜視図であり、(b)はまくら本体の断面を示した概略図である。
本考案の健康まくらは、図1に示されるように、まくら本体10と、前記まくら本体10を載置する器具本体20及び器具本体20の後側に取付けられるうつ伏せ用まくら30とを有する。なお、ここで言う前後とは、図1にて示した方向を言う。
図1及び図3に示すように、まくら本体10は略直方体状のまくらであって、使用者の頭部を乗せるまくらスポンジ14と、まくらスポンジ14を載置したまくら台18と、これらを覆うまくらカバー13で構成されており、まくら本体10の中央には略円形状に窪んだ凹部11と、凹部11の前側に設けられた開口部12とを備えている。
まくら本体10に設けられた凹部11は、図3(b)に示すように、まくらスポンジ14の中央に設けた略円錐状の貫通孔15を上からまくらカバー13で覆うことで、まくらスポンジ14の貫通孔15内にまくらカバー13が落ち込んで形成されている。
まくらスポンジ14を下方から支持するまくら台18は、まくらスポンジ14の底面と同等の大きさ及び形状を有した板状の部材であり、中心部には前記貫通孔15と連通するような略円形の皿置き孔19が設けられている。本考案の健康まくらは、該皿置き孔19に嵌め込むことができる大きさの皿16に、ヒノキ等の良い香りのする木材チップ17を載置することで、木材チップ17から発せられる香りが貫通孔15を通してまくらカバー13越しに香るため、就寝中であっても良い香りを嗅ぐことができる。なお、皿16はまくら台18から容易に外すことができる上、まくらカバー13も外せるため、新しい木材チップ17への交換は容易に行うことができる。また、まくら本体10の内部が木材チップ17の欠片等で汚れないように、洗濯ネットのようなメッシュ状の袋で包めば、良い香りを通して且つ、汚れがまくら本体10内部につかない構成とすることができる。
まくら本体10に設けられた開口部12は、まくらスポンジ14の上部を一部切断した切片Pをまくらの本体10の外側に曲折すると、図3(a)に示すような貫通孔15と連通した溝となり、その溝がまくらカバー13に覆われることで形成される。該切片Pは、まくらスポンジ14を上面から下面に向かって略垂直に、まくらスポンジ14の厚さに対しておおよそ半分の深さの切り込みを入れて、切り込みを入れた部分を外側に折りたたむことで形成されている。この時切片Pは、外側に折りたたまれた状態が維持できるように切片Pとまくらスポンジ14の間にマジックテープ(登録商標)等を装着することで固定しても良い。
うつ伏せ用まくら30は、図1に示すような略直方体状の額用まくらであり、うつ伏せ用カバー31とその内部に収納されている図示しない緩衝材で構成されている。うつ伏せ用カバー31の両端は長く帯状になった固定ベルト32、32を有しており、その末端にはそれぞれ固着具33、33が備えられている。
器具本体20は、図1に示すように矩形板状のまくら乗せ部21と、前記まくら乗せ部21の左右両側に取付けられたまくら保持部22、22と、まくら保持部22の側面に取付けられた角度変更部24、24とを有し、まくら乗せ部21の上面にまくら本体10を着脱自在に載置できるようになっている。
まくら乗せ部21の後側には前述したうつ伏せ用まくら30が取付けられており、固定ベルト32、32をまくら乗せ部21に巻着させることで、まくら乗せ部21の底面側で固定ベルト32、32の末端に設けられた固着具33、33が接触し、固定ベルト32、32同士が接合される。この固定ベルト32が巻着しているまくら乗せ部21の後端には、切欠き部25、25が設けられている。該切欠き部25は、固定ベルト32を巻着すると完全に覆われるため、固定ベルト32の繊維が切欠き部25、25の凹凸に引っ掛かり、うつ伏せ用まくら30が簡単には動かないよう固定することができる。
まくら保持部22は、外形が略半円板形の部材であり、二つのまくら保持部22、22がまくら乗せ部21の対向する縁部に取付けてある。詳しくは、蝶番とバネで構成された付勢部材23を用いて、まくら乗せ部21に対して回動可能に取付けられており、まくら乗せ部21に対して略直角となるようまくら乗せ部21の内側へ向かって付勢されている。まくら本体10は、付勢部材23によるまくら乗せ部21の内側へ向かって付勢する力によってまくら保持部22、22間で挟持されており一定の力で固定されているが、まくら本体10と接する面にマジックテープ(登録商標)のA面(フック)等を装着すれば、まくら本体10とまくら保持部22の間の摩擦力が高まり、よりまくら本体10がずれにくくなる。
角度変更部24は、本考案の健康まくらの傾斜角度の調節に用いられるものであり、図1に示されるようにまくら保持部22の側面に取付けられている。該角度変更部24は横向きに寝る際に本考案の健康まくらを傾斜させるために使用するものであって、図2のように左右どちらか一方の角度変更部24を回動させることにより健康まくらの片側が持ち上がるように構成されている。横向きに寝る使用者は、左右どちらかに傾斜している健康まくらに頭部を乗せると、下顎が健康まくらごと傾斜したまくら本体10に押圧され口が開きにくくなり、睡眠時の口呼吸も抑えることが期待できる(図2参照)。なお、角度変更部24を回動させずに傾斜をつけない状態で本考案の健康まくらを使用しても良い。
次に、本考案の健康まくらの具体的な使用方法について説明する。
まず、横を向いて寝る際に使用する場合は、図2のように頭部をまくら本体10に置き、耳介が凹部11にすっぽりと納まるように頭部の位置を調節する。なお、横向きで寝る場合において、うつ伏せ用まくら30は使用しない。
この時、まくら本体10には使用者の側頭部が接し、凹部11に耳介が納められているが、頭部がまくら本体10からずり落ちてしまうと、耳介が凹部11から外れてしまい、まくら本体10と頭部の間で押しつぶされてしまう虞がある。その場合、押しつぶされた耳介が睡眠中に痛み出し安眠を妨害してしまうが、開口部12が開いていることにより、頭部と共にずり落ちてきた耳介がまくら本体10に挟まれず、心地よい睡眠を持続することができる。
この時、まくら本体10内部に納めた木材チップ17から発せられた香りをまくらカバー13越しに嗅ぐことができるため、良い香りで心を落ち着かせ質の良い睡眠を使用者にもたらすことが期待できる。
また、うつ伏せで寝る際に使用する場合は使用者の眉、眼、鼻、口及び顎がうつ伏せ用まくら30とまくら本体10の間に納まるように、まくら本体10の位置を調節する。位置が調節されるとうつ伏せ用まくら30及びまくら本体10にはそれぞれ使用者の額と胸部が乗るため、使用者の鼻や口はうつ伏せ用まくら30とまくら本体10の間に納まるような構成となり、うつ伏せで寝る際においても呼吸が苦しくならないようにすることができる。
この時、木材チップ17を封入した通気性の良い器をうつ伏せ用まくら30とまくら本体10の間に載置すれば、横向きに比べてまくら本体10が使用者の鼻から遠い位置にあったとしても同様の効果を得ることができる。
本考案において、良い香りを発する物品としてヒノキなどの木材チップを使用しているが、木材チップだけでなくおがくずや、消臭効果を有している炭であっても良い。多孔質な炭は前述した消臭作用のほか、有害な物質の吸着などにも効果を発揮するため、空気清浄作用の効果を有したまくらとすることも可能である。
10 まくら本体
13 まくらカバー
14 まくらスポンジ
15 貫通孔
16 皿
18 まくら台
19 皿置き孔
20 器具本体
21 まくら乗せ部
22 まくら保持部
24 角度変更部
30 うつ伏せ用まくら

Claims (2)

  1. まくら本体と、額を支持するうつ伏せ用まくらと、前記まくら本体と前記うつ伏せ用まくらが固定される器具本体と、を有した健康まくらであって、
    器具本体は、まくら本体が載置される板状のまくら乗せ部と、載置されたまくら本体を保持するまくら保持部と、器具本体の傾斜角度を変更する角度変更部と、を備えており、
    まくら保持部は、まくら乗せ部の表側の左右両端において、まくら乗せ部と略90度の角度を保つようまくら乗せ部の内側へ向かって付勢して取り付けてあり、
    角度変更部は、まくら保持部の外側に回転自在となるように取り付けてあることを特徴とする健康まくら。
  2. 貫通孔を備えたまくらスポンジと、皿置き孔を備えたまくら台と、前記皿置き孔に嵌脱自在な皿と、前記まくらスポンジと前記まくら台とを覆うまくらカバーと、を有した前記まくら本体において、前記貫通孔と前記皿置き孔は連設されていることを特徴とする請求項1に記載の健康まくら。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023010007A (ja) * 2021-07-08 2023-01-20 信義 金子 炭入り健康まくら

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