JP2003019079A - 調理用油引き具 - Google Patents

調理用油引き具

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JP2003019079A JP2001208486A JP2001208486A JP2003019079A JP 2003019079 A JP2003019079 A JP 2003019079A JP 2001208486 A JP2001208486 A JP 2001208486A JP 2001208486 A JP2001208486 A JP 2001208486A JP 2003019079 A JP2003019079 A JP 2003019079A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油の塗布部に適当量の食用油を保持させてお
くことができ、油が滴り落ちて油受け皿やその周囲等が
油で汚されようなことが少なく、長期間衛生的に油を保
持させておくことができ経済性に優れ、適正量の油を鉄
板等に塗布して一定の調理を行うことができ、油の滴等
が直接手に付着せず塗布し易い利便性を有し、塗布部が
汚れても簡単に交換できる調理用油引き具を提供する。 【解決手段】 食用油を収納する油収納部11と、油収
納部11の端部側に着脱自在もしくは一体に形成された
保持部12と、略棒状に形成され保持部12の開口から
その前部側が突出し後部側が油収納部11の中に向けて
固定された油塗布部13とを備えて調理用油引き具10
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肉や野菜等の食材を
加熱した鉄板等で調理する際に、食材を載せる鉄板面等
に食用油を塗布するための調理用油引き具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼肉やお好み焼き等の調理の際に
用いられる調理用油引き具として、繊維を束ねて形成し
た塗布部を棒状柄部の先部に設けたものが知られてい
る。このような調理用油引き具を使用する場合は、油の
塗布部を食用油を満たした油受け皿に浸して食用油を吸
着させた後、調理用油引き具の柄部を掴んで鉄板の表面
に食用油を塗りつける方法が一般的であり、これに用い
る油引き具として、例えば以下のようなものが開示され
ている。特開平10−127505号公報(以下イ号公
報という)には、油引き具の塗布部に布を被せて覆い、
布の基端側を輪ゴムで油引き具の柄部に固定して布等を
使い捨てにしたタコ焼き用の油引き具が提案されてい
る。特開平08−056860号公報(以下ロ号公報と
いう)には、耐熱性の樹脂製ヘラと該ヘラを挟んで対向
するように設けた一対の挟持片とを有し、浸油性の紙製
又は布製の包材を前記ヘラに被せた後、布の基端部を挟
持片で挟んで固定した油引き具が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の調理用油引き具においては、以下のような課題を有
していた。 (1)前記イ号公報、ロ号公報に記載の油引き具では、
油の塗布部に適当量の食用油を保持させておくことが困
難であるために、常時、油受け部の油に塗布部を浸して
から鉄板に塗り付ける必要がある。このため、塗布部に
過剰の油が付着し易く、油受け皿から移動する際に塗布
部から油が滴り落ちて油受け皿やその周囲等が油で汚さ
れ、不快な気分を与えたり、この油が衣服の袖等に付着
して洗濯が必要になったりするという課題があった。 (2)油受け皿は調理中や食事中に油を切らさないため
に、必要以上の油を保持させておく必要があり、あまっ
た油は廃棄しなければならず経済性に欠けるという課題
があった。 (3)塗布部の先端に食材の焦げた滓が付着して、油受
け皿に先端を浸す度に油受け皿の油まで汚れてしまい見
栄えも悪く不衛生になるという課題があった。 (4)塗布部に保持される食用油の量が油受け皿に浸す
時の条件でその都度変動するために適正量の油を鉄板等
に塗布しずらく、一定の調理を行うことが困難であると
いう課題があった。 (5)食用油が油受け皿に満たした状態で置かれるの
で、周囲のタバコ等の煙や埃が付着吸着され、不衛生で
あると共に、見た目にも印象が悪くなるという課題があ
った。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、油の塗布部に適当量の食用油を保持させておくこと
ができ、油が滴り落ちて油受け皿やその周囲等が油で汚
されようなことが少なく、長期間衛生的に油を保持させ
ておくことができ経済性に優れ、適正量の油を鉄板等に
塗布して一定の調理を行うことができ、油の滴等が直接
手に付着せず塗布し易い利便性を有し、塗布部が汚れて
も簡単に交換できる調理用油引き具を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有している。請求項1に記載の
調理用油引き具は、食用油を収納する油収納部と、前記
油収納部の端部側に着脱自在もしくは一体に形成された
保持部と、略棒状に形成され前記保持部の開口からその
前部側が突出し後部側が前記油収納部の中に向けて配置
された油塗布部とを備えて構成されている。この構成に
よって以下の作用が得られる。 (a)調理用油引き具が保持部の開口から前部が突出し
後部が油収納部側に向けて固定される略棒状に形成され
た油塗布部を備えているので、油塗布部の先端を下方に
向けて調理用油引き具の全体を倒立させることにより、
油収納部内の食用油を油塗布部に含浸させた状態でその
適当量の食用油を保持させておくことができる。これに
よって、所定量の食用油が保持されるので、余った食用
油を廃棄するようなことがなく経済的に使用できる。 (b)食用油を収納した油収納部の開口部に嵌合して脱
着され、又は油収納部に一体に形成された保持部を備え
ているので、油収納部内の食用油が、タバコの煙や外部
の埃などで直接的に汚染されるようなことがなく、常時
衛生的に食用油を保持させることができる。 (c)食用油が滴り落ちてテーブルやその周囲等が油で
汚されるようなことがなく、また油の滴が直接手に付着
せず不快感を与えるようなことがないので、調理におけ
る取り扱いを容易にして利便性に優れている。 (d)所定面積に形成できる油塗布部を有しているの
で、適正量の油を鉄板等に容易に塗布して一定の調理を
行うことができる。 (e)油塗布部を保持部から着脱自在に取り付けること
もできるので、油塗布部が汚れても簡単に交換すること
ができ、経済性にも優れている。
【0006】ここで、油収納部は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系合成樹
脂、又はウレタン系、フェノール系、ポリエステル系、
アイオノマー系等の合成樹脂や、ガラス、アルミ等の素
材で形成された底付きの容器であり、保持部が嵌合され
る開口部にネジやテーパ、段差などを有した嵌合部が形
成されている。なお、合成樹脂で油収納部を形成する場
合には、ブロー成形や、射出成形などを用いて大量かつ
経済的に製造できると共に、容器自体が適度の可撓性を
有するので、油収納部を外部から押圧して収納した食用
油に圧力を付加して食用油を調理用油引き具から容易に
流出させることができる。油収納部は円筒状や角筒状等
に形成されており、この胴体部分を掴んで調理用油引き
具を保持させて、先端の油塗布部を鉄板等に押し付け食
用油を塗布して用いる。従って、その胴部に表面が凹凸
状等に形成された把持部を形成して、鉄板等に食用油を
塗る際に手先が滑るのを防止して、操作性を高めること
ができる。また、油収納部を合成樹脂で形成させる場
合、凹凸を有する金型を用いて射出成形やブロー成形で
大量に製造できるので、経済性にも優れる。保持部は前
記油収納部と同様の素材で作成することができるが、異
なる素材を用いることもできる。
【0007】油塗布部は、吸油性の素材からなり食用油
を吸収して保持できると共に、所定の形状保持性を有す
る略棒状に形成された部材であり、その断面を円形、楕
円形、四角形、細長の矩形等に形成されている。この油
塗布部は、羊毛などからなるフェルトや耐熱性の高い合
成繊維からなるフェルト、繊維質の糸状体を多数束ねて
形成したもの等が相当する。油塗布部はその先端を平坦
に形成して塗布面とし、この塗布面を鉄板面に押圧して
摺動させることで所定量の油の塗布を円滑に行うことが
できる。なお、フェルトは適度の硬さを有していてカッ
ター等を用いてその形の形成が容易にできるので、前記
平坦に形成された塗布面の周囲側面に90度より角度の
大きくなる傾斜部を設けておき、塗布の際における先端
部の形崩れを防止して鉄板面への食用油の塗布性を良好
に維持させることもできる。
【0008】請求項2に記載の調理用油引き具は、請求
項1に記載の発明において、前記油塗布部が略筒状に形
成された前記油収納部の両端側にそれぞれ前記保持部を
介して配置されて構成されている。この構成によって、
請求項1の作用の他、以下の作用が得られる。 (1)調理用油引き具がその両側に油塗布部を有するの
で、調理用油引き具を置く際にその上下方向を気にする
ことなく、いつでも効率的に食用油を塗ることができ
る。 (2)油塗布部の形状をそれぞれ異ならせて配置するこ
とができ、使用目的や使用対象に応じて使い分けること
ができる。例えば、油塗布部の断面形状を丸型と四角型
にして、四角い鉄板の場合に四角型を、丸い鉄板の場合
に丸型のものを用いて、調理器具の隅々まで油を効率的
にゆきわたらせることができる。
【0009】請求項3に記載の調理用油引き具は、請求
項1に記載の発明において、前記保持部が前記油収納部
の一端側に形成され、前記油収納部の他端側の開口部に
螺子部や嵌合部を介して着脱自在に取り付けられた蓋部
を有して構成されている。この構成によって、請求項1
の作用の他、以下の作用が得られる。 (a)油収納部の一端側に設けられた蓋部を外して、こ
こから食用油を補給できるので、油塗布部に触れること
なく比較的衛生的に補給を行うことができる。
【0010】請求項4に記載の調理用油引き具は、請求
項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明において、前
記油塗布部が、獣毛繊維や合成繊維を縮絨させ布帛状に
固着させてなるフェルト材で形成されて構成されてい
る。この構成によって、請求項1乃至3の内いずれか1
項の作用の他、以下の作用が得られる。 (a)油塗布部がフェルト材からなるので、フェルト繊
維間の隙間を毛細管として油収納部内の食用油を吸い出
して移動させ、常時適量の食用油をフェルト材に保持さ
せることができる。 (b)フェルト材が吸油性と保油性に優れると共に、適
度の固さを持った保形性を有するので、鉄板に当接する
先端部分が容易に型くずれすることなく維持され、鉄板
への油塗りを容易に行える利便性を有する。 (c)フェルト材を保持部から容易に引き抜けるので、
汚れたり、変形したりした場合には、新品との交換が簡
単であり、これにより常時、調理用油引き具を清潔に維
持させることができる。 (d)フェルト材を用いるので、カッターや挟み等を用
いてバルク状や布状のフェルトの素材を裁断して、きわ
めて容易に所定の形状に形成させることができ、生産性
と経済性に優れる。 (e)獣毛繊維のフェルトを用いた場合には、熱した鉄
板に接触して過度に加熱されても有害な成分を生成する
ことが少ないので、これらの磨耗した一部が食品等に万
一混入してもその安全性が確保できる。
【0011】ここで、フェルト材は、羊毛やその他の獣
毛繊維、合成繊維等を絡み合わせて、繊維が互いに密に
からみ合い離れなくなるようにしたものであり、羊毛フ
ェルト、合成繊維を用いたフェルト等がある。羊毛やそ
の他の獣毛繊維の場合は、水や弱アルカリ性溶液を含ま
せたり、熱、圧力、振動などを加えることによりフェル
ト化(縮絨)させることができる。合成繊維の場合は、
本来フェルトを形成する性質はないので、例えば、繊維
をそろえて一様のパッドをつくり、このパッドを多くの
さかとげ針をもったニードルを上下を往復運動させてパ
ンチすることにより、これらの繊維を打綿の状態にして
互いにからみ合わせる。次に、からみ合った繊維を熱水
に浸すと、繊維は収縮し、打綿状態の繊維がフェルト化
して合成繊維からなるフェルト材が得られる。ポリエス
テル等の合成繊維からなるフェルトは、耐久性、寸法安
定性、生物的抵抗性や強度に特に優れた性質を有してい
る。
【0012】請求項5に記載の調理用油引き具は、請求
項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明において、前
記油塗布部を覆うキャップを有して構成されている。こ
の構成によって、請求項1乃至4の内いずれか1項の作
用の他、以下の作用が得られる。 (a)油塗布部の前部を覆うキャップを有しているの
で、調理室の埃や匂い、レストラン等でのタバコの煙等
が接触するのを防止して、衛生的に調理用油引き具を保
持できる。 (b)キャップを装着することにより、調理用油引き具
から食用油が漏れることがないので、持ち運びを容易に
して利便性に優れている。 (c)テーブルにおいても油塗布部がむき出しとなら
ず、キャップをデザインの一部として利用することもで
きるので、レストラン等の雰囲気にマッチさせて、美麗
な印象を付加できる。ここで、キャップとしては、油収
納部と同様の合成樹脂等の材質としたり、又は異なる材
質例えば、金属やガラス等のものを用いることもでき
る。
【0013】請求項6に記載の調理用油引き具は、請求
項1乃至5の内いずれか1項に記載の発明において、押
圧される前記油塗布部を前記油収納部の前記保持部に係
止させる段差やテーパを有した係止部が備えられて構成
されている。この構成によって、請求項1乃至5の内い
ずれか1項の作用の他、以下の作用が得られる。 (a)油塗布部を係止させる係止部を有するので、食用
油を塗る際にフェルト等で形成された油塗布部が油収納
部に押し込まれるようなことがなく、常時、一定の長さ
の油塗布部を保持部から突出させた状態で調理用油引き
具を用いることができ、鉄板に塗られる油量を容易に均
一化できる。 (b)段差やテーパを有した係止部を形成させるので、
結果として塗布面を広く形成させることができ、少ない
塗布操作で幅広の鉄板面に食用油を効率的に塗ることが
できる。ここで、係止部は、保持部の油塗布部が嵌合す
る嵌合部の形状に合わせて形成された、油塗布部の段差
やテーパ等の部分である。これによって、油塗布部の保
持部に対する位置を固定して、確実に保持させて使用時
における安定性を高めることができ、利便性に優れる。
【0014】請求項7に記載の調理用油引き具は、請求
項1乃至6の内いずれか1項に記載の発明において、前
記油塗布部が前記保持部に対して所定間隔で進退自在に
支持され前記油塗布部の前部が突出する方向に付勢する
バネ部材と、前記油塗布部の非押圧状態で前記油塗布部
の後部と前記油収納部内の食用油との接触を遮断する弁
機構とを有して構成されている。この構成によって、請
求項1乃至6の内いずれか1項の作用の他、以下の作用
が得られる。 (a)非押圧状態で油塗布部の後部と油収納部内の食用
油との接触を遮断する弁機構が設けられているので、食
用油が周囲の空気にさらされて酸化されることによる劣
化や周囲の匂い等を吸着して風味等が損なわれるのを確
実に防止でき、食用油を長期にわたり衛生的に保持させ
ることができる。 (b)油塗布部がバネ部材を介して保持部に摺動自在に
弾設されているので、簡単な構造の弁機構を容易に構成
でき、生産性に優れている。ここで、弁機構としては、
オーリングやこのオーリングに当接するシール材等の組
み合わせたものが該当し、これらの材料には金属やプラ
スチック、ゴム等を用いることができる。このバネ部材
を有する弁機構によりその調理用油引き具を使用しない
非押圧状態では、吸油性のある油塗布部の後部が油収納
部内の食用油と接触しないように保持させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は実施の形態1の調理用油
引き具の平面断面図であり、図1(b)はその正面断面
図であり、図2はその使用状態の説明図である。図1及
び図2において、10は実施の形態1の調理用油引き
具、11は食用油を収納する可撓性プラスチック(軟質
の合成樹脂)からなる油収納部、12は油収納部11の
開口部に嵌合して脱着されるPSやPP等の硬質の合成
樹脂からなる保持部、13は保持部12の開口からその
前部が突出し後部が油収納部側に向けて固定され断面が
円形の略棒状に形成されたフェルト材からなる油塗布
部、14は保持部12上に設けられた油塗布部13の前
部を覆うためのポリアクリレート等の合成樹脂からなる
キャップ、15は肉や野菜等を加熱調理するための鉄板
である。油収納部11は、MDPEやLDPE、PVD
C等の合成樹脂を素材として金型を用いた射出成形等で
製造される。この油収納部11は十分な可撓性を有する
ので、その胴部を押圧して密閉状態に保持された食用油
に圧力を加えることができる。このため、図2に示すよ
うに油塗布部13の保持部12から突出した前部を下方
の熱した鉄板15側に向けて転倒させることで、保持部
12に固定された油塗布部13の後部側から圧力の付加
された食用油を吸収させてその前部側に向かって食用油
を供給できる。油塗布部13は羊毛等を素材としたフェ
ルト材からなり、その全長が油収納部11の深さの約1
/5〜1/2の長さを有して円柱状に形成され、互いの
嵌め合いによる嵌合手段や接着剤を用いる接着手段、ネ
ジ絞め機構を有した螺着手段等を介してその前部が10
〜20mm突出するように保持部12の開口に固定され
ている。嵌合手段や螺着手段を用いる場合は、油塗布部
13の前部が磨耗変質したり、変形したりした際にその
交換を容易に行うことができる。油塗布部13を少し引
き出し頂部を切除して油膜塗布面を更新することができ
る。保持部12は、油収納部11より硬質の合成樹脂か
らなり略棒状に形成された油塗布部13を保持すると共
に、油収納部11内の食用油を密閉状態に保持して、外
部からの匂いや埃等で食用油が汚染されるのを防止す
る。キャップ14は、保持部12の上部に着脱自在に嵌
合又は螺着される開口部を有したポリエチレンやPET
等の合成樹脂製のものが用いられる。
【0016】実施の形態1の調理用油引き具10は以上
のように構成されているので、以下の作用を有する。 (1)調理用油引き具10が保持部12の開口に設けら
れた油塗布部13を備えているので、調理用油引き具1
0を倒立させ油収納部11内の食用油を油塗布部13に
適当量の食用油を保持させておくことができ、必要量だ
けの食用油が消費されるので、食用油を廃棄するような
ことがなく経済的に使用できる。 (2)食用油を収納した油収納部11の開口部に嵌合し
て脱着される保持部12やキャップ14を備えているの
で、油収納部11内の食用油や油塗布部13の先部が、
タバコの煙や外部の埃などで汚染されることがなく、調
理用油引き具10を衛生的に維持できる。 (3)油塗布部13がフェルト材からなるので、油収納
部11内の食用油を油塗布部13の後部に吸い出して移
動させ、常時適量の食用油をフェルト材に保持させるこ
とができる。 (4)油塗布部13が保形性と吸油性、保油性に優れた
所定の固さを有したフェルト材からなるので、鉄板15
に当接するその先端部分を滑らせることで鉄板15への
油塗りを容易に行うことができる。 (5)油塗布部13のフェルト材を保持部12から引き
抜けるので、汚れたり、変形したりした場合には、引き
出して油塗布面を切除して交換したり、新品との交換が
簡単であり、これにより常時、調理用油引き具10を清
潔に維持させることができる。 (6)食用油でテーブル等が汚されることがなく、また
油の滴が直接手に付着しないので、調理における取り扱
いを容易にできる。 (7)適度の固さの油塗布部13を有しているので、適
正量の油を鉄板15等に容易に塗布して一定の調理を行
うことができる。 (8)フェルト材は、カッターや挟み等を用いてバルク
状や布状のフェルトの素材を裁断して、きわめて容易に
所定の形状に加工でき、生産性に優れる。 (9)天然の素材からなるフェルトを油塗布部13に用
いているので、これらの磨耗した一部が食品に混入して
もその安全性が確保できる。 (10)油塗布部13の前部を覆うキャップ14を有し
ているので、調理室の埃や匂い、レストラン等でのタバ
コの煙等が接触するのを防止して、衛生的に調理用油引
き具10を保持できる。 (11)キャップ14を装着することで調理用油引き具
10から食用油が漏れることがないので、持ち運びを容
易にして利便性に優れている。 (12)調理用油引き具10をテーブルにおいてもキャ
ップ14を有しているので、油塗布部13がむき出しと
ならず、レストラン等の雰囲気にマッチさせることがで
きる。
【0017】(実施の形態2)図3(a)は実施の形態
2の調理用油引き具の平面断面図であり、図3(b)は
その正面断面図である。図3において、20は実施の形
態2の調理用油引き具、21はPET等の合成樹脂から
なる油収納部、22は油収納部21の開口部に螺合して
脱着される硬質の合成樹脂からなる保持部、23は保持
部22の開口からその前部が突出し後部が油収納部側に
向けて固定され保持部22の段差部23aに嵌合するよ
うな係止部23a’が形成された断面が四角形のフェル
ト材からなる油塗布部、24は保持部22上に設けられ
た油塗布部23の前部を覆うための合成樹脂からなるキ
ャップ、25は油収納部21の胴部に設けられた滑り止
めのための凹凸状が表面に形成された把持部である。実
施の形態2の調理用油引き具20が実施の形態1の調理
用油引き具10と異なるのは、略棒状に形成された油塗
布部23がその側面に段差部23aを有した係止部23
a’を備え、油収納部21がその胴部に滑り止めの形成
された把持部25を有している点にある。これによっ
て、調理用油引き具20を用いて鉄板面に食用油を引く
際に、押圧される油塗布部23が所定位置で確実に保持
されると共に、手の滑りが防止され安定して食用油の鉄
板への塗布作業を行うことができる。なお、油塗布部2
3の先端が押圧される際に締まるように、段差部を設け
る代わりに油塗布部の抜け落ちを防止すると共に保持部
22との嵌合部に油収納部21の内側に拡径したテーパ
を形成してもよい。また、油収納部21、保持部22、
油塗布部23、キャップ24は、前記実施の形態1のも
のと同様の素材を用いて同様の手法で製造することがで
きる。油塗布部23はフェルト材を用いて円柱状に形成
され、その側面に保持部22、の段差部23aに嵌合す
る係止部23a’が形成されており、これによって保持
部22の開口に固定されている。従って、消耗した油塗
布部23を新品と交換する場合は、保持部22の外側か
ら油塗布部23の前部を掴んで引き出すか、又は油収納
部21から保持部22を取り外した状態で、保持部22
の内側から油塗布部23を外側に向けて押し出すこと
で、油塗布部23を保持部22から取り外しができる。
【0018】実施の形態2の調理用油引き具20は以上
のように構成されているので、実施の形態1の作用に加
えて、以下の作用を有する。 (1)油塗布部23を係止させる係止部23a’を有す
るので、食用油を塗る際にフェルト等で形成された油塗
布部23が油収納部21に押し込まれて、短くなるよう
なことがなく、一定の長さの油塗布部23を保持部22
から突出させた状態で調理用油引き具20を用いること
ができ、鉄板に塗られる油量を容易に均一化できる。 (2)段差を有した係止部23a’を形成させているの
で、塗布面を広く形成させて幅広の鉄板面に食用油を効
率的に塗ることができる。 (3)油収納部21がその胴部に凹凸状に形成された把
持部25を有するので、調理用油引き具20を掴んで鉄
板等に食用油を塗る際に手先が滑るのを防止して、操作
性に優れている。 (4)油収納部21を合成樹脂で形成させる場合、凹凸
を有する金型等を用いて射出成形で大量に製造でき、経
済性に優れる。 (5)油塗布部23のフェルト材が段差を有した係止部
23a’で係止され保持部22から容易に引き抜けるの
で新品との交換が簡単であり、調理用油引き具20を清
潔に維持できる。
【0019】(実施の形態3)図4は実施の形態3の調
理用油引き具の正面断面図であり、図5はその使用状態
を示す説明図である。図4において、30は実施の形態
3の調理用油引き具、31はPET等の合成樹脂からな
る油収納部、32は油収納部31の開口部に螺合して脱
着される保持部、33は保持部32の開口からその前部
が突出し後部が油収納部31側に向けて配設されて保持
部32に対して所定間隔で摺動自在にバネ部材33aを
介して弾設された油塗布部、33bは棒状又は板状に形
成され油塗布部33に貫通等して配設固定されバネ部材
33aを固定する固定部である。油塗布部33は、円柱
状に形成されたフェルト材からなり油収納部31内の食
用油に浸漬されるその後端部に吸油性のない合成樹脂製
等の板状物等で形成された弁部34が貼着又は螺着され
る。図4に示すように、油塗布部33の非押圧状態で
は、バネ部材33aの付勢力により弁部34が保持部3
2の当接面に押し付けられ、弁部34又は保持部32の
当接面に設けられたシール用のオーリング35により油
収納部31内の食用油と油塗布部33の後部が遮断され
る。弁機構は、これら保持部32の当接面、弁部34、
オーリング35などで構成されている。図5に示すよう
に、油塗布部33が鉄板36の面等に押圧されて、その
前部が後退すると、オーリング35の部分が保持部32
の内側面(当接面)から離れて、ここから油収納部31
内の食用油が油塗布部33の後部側に供給される。な
お、油収納部31、保持部32、油塗布部33等は、前
記実施の形態1のものと同様の素材を用いて同様の手法
で製造することができる。
【0020】実施の形態3の調理用油引き具30は以上
のように構成されているので、実施の形態1の作用に加
えて、以下の作用を有する。 (1)弁機構が設けられているので、非押圧状態では油
収納部31内の食用油が周囲の空気から遮断されて酸化
による食用油の劣化(酸敗)が抑制され、食用油の風味
を維持し、しかも衛生的に保持させることができる。 (2)油塗布部33がバネ部材33aを介して保持部3
2に摺動自在に弾設されているので、簡単な構造の弁機
構を容易に構成でき、生産性にも優れている。 (3)油塗布部33のフェルト材の後部を弁部34に螺
着させて取り付けた場合には、保持部32から弁部34
を取り外すことで、フェルト材の部分を容易に引き抜け
るので新品との交換が簡単であり、調理用油引き具30
を清潔に維持させることができる。
【0021】(実施の形態4)図6は実施の形態4の調
理用油引き具の断面図である。図6において、40は実
施の形態4の調理用油引き具、41は合成樹脂等からな
る油収納部、42は油収納部41の開口部に螺合して脱
着される硬質の合成樹脂からなる保持部、43は保持部
42に対して所定間隔で進退自在に支持された油塗布
部、44は保持部42に螺合され油塗布部43を覆うキ
ャップである保持部42は油収納部41と螺着される弁
座部42aと、弁座部42aに装設された弁部42b
と、弁部42bの基端部側に配設されたコイルバネ等の
弾性体からなり、油塗布部43の前部が突出する方向に
付勢するバネ部材42cと、弁部42bの弁頭部42d
を出入自在に保持する弁保持部42fと、弁保持部42
fが螺着され油塗布部43が装着される油塗布保持部4
2gとを有している。保持部42における弁座部42a
は、油収納部41の一開口部に螺着部41aで螺着され
油収納部41側に円錐台状の凹部の弁配置部42h、弁
部42bの弁軸部42mが挿通される弁軸挿通孔42e
とを備えている。弁保持部42fは、弁部42bが嵌合
して挿通される弁部挿通孔42iと、油塗布保持部42
gに螺着される螺着部42jとを備え、油塗布保持部4
2gの内壁に設けられた係止部42kにより係止されて
いる。弁部42bは弁頭部42dと弁頭部42dの基部
42lと基部42lの背面側の中央に形成された弁軸部
42mとを備えている。コイルバネ等からなるバネ部材
42cは弁軸部42mに外挿され弁配置部42hと基部
42lの背面で伸縮自在に保持されている。油収納部4
1は螺子部41bを介して脱着自在に取り付けられる蓋
部41cを有しており、油収納部41に収納される油を
交換したり、補給したりすることができる。油塗布部4
3の非押圧状態では、バネ部材42cの付勢力により弁
部42bが油塗布部43の後部に押し付けられ弁部42
bを支持する弁保持部42fに設けられた通油孔42n
が遮断されている。油塗布部43の押圧状態では、弁部
42bが押し下げられて通油孔42nが開いて弁配置部
42hに設けられた開口部42pを介して食用油が油塗
布部43の下端側に供給される。油塗布部43の非押圧
状態で油塗布部43の後部と油収納部41内の食用油と
の接触を遮断する弁機構は、これら弁保持部42fの弁
部42b、バネ部材42c、通油孔42nなどを有して
構成されている。なお、油塗布部43等は、前記実施の
形態1のものと同様の素材を用いて同様の手法で製造す
ることができる。
【0022】実施の形態4の調理用油引き具40は以上
のように構成されているので、実施の形態1の作用に加
えて、以下の作用を有する。 (1)油塗布部43が保持部42fに対して所定間隔で
進退自在に支持され油塗布部43の前部が突出する方向
に付勢するバネ部材42cと、油塗布部43の非押圧状
態で油塗布部43の後部と油収納部41内の食用油との
接触を遮断する弁機構とが設けられているので、非押圧
状態では油収納部41内の食用油が周囲の空気から遮断
されて酸化による劣化が抑制され、食用油の風味を維持
し、しかも衛生的に保持させることができる。 (2)油塗布部43がバネ部材42cを介して保持部4
2に摺動自在に弾設されているので、簡単な構造の弁機
構を容易に構成でき、生産性にも優れている。 (3)油収納部41の一端側に螺子部41bを介して取
り付けられた蓋部41cを外して、ここから食用油を補
給できるので、油塗布部43に直接手を触れることなく
比較的衛生的に食用油の補給を行うことができる。
【0023】(実施の形態5)図7(a)は実施の形態
5の調理用油引き具の正面断面図であり、図7(b)は
その左側面図であり、図7(c)はその右側面図であ
る。図7において、50は実施の形態5の調理用油引き
具、51は合成樹脂等からなる油収納部、52は油収納
部51の左側に形成された開口部に嵌合部51aや螺子
部等を介して脱着自在に装着される合成樹脂製の保持
部、52aは油収納部51の右側に油収納部51と一体
に形成された保持部、53は保持部52の開口部に装着
された断面が丸形の油塗布部、53aは保持部52aの
開口部に装着された断面が平たい矩形状に形成された油
塗布部、54、54aは左右の油塗布部53、53aに
それぞれ覆設されるキャップである。なお、油塗布部5
3、53a等は、実施の形態1のものと同様の素材を用
いて同様の手法で製造することができる。
【0024】実施の形態5の調理用油引き具50は以上
のように構成されているので、実施の形態1の作用に加
えて、以下の作用を有する。 (1)調理用油引き具50がその両側に油塗布部53、
53aを有するので、調理用油引き具50を置く際にそ
の上下方向を気にすることなく、いつでも効率的に食用
油を塗ることができる。 (2)油塗布部53、53aの形状をそれぞれ異ならせ
て配置しているので、使用目的や使用対象に応じて使い
分けることができる。 (3)油収納部53の一端側に嵌合部51aを有して油
塗布部53が係合されているので、ここを外して食用油
の入れ換えや補給を適宜行うことができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の調理用油引き具によれ
ば以下の効果を有する。 (a)調理用油引き具が保持部の開口から前部が突出し
後部が油収納部側に向けて固定される略棒状に形成され
た油塗布部を備えているので、油塗布部の先端を下方に
向けて調理用油引き具の全体を倒立させることにより、
油収納部内の食用油を油塗布部に含浸させた状態でその
適当量の食用油を保持させておくことができる。これに
よって、所定量の食用油が保持されるので、余った食用
油を廃棄するようなことがなく経済的に使用できる。 (b)食用油を収納した油収納部の開口部に嵌合して脱
着され、又は油収納部に一体に形成された保持部を備え
ているので、油収納部内の食用油が、タバコの煙や外部
の埃などで直接的に汚染されるようなことがなく、常時
衛生的に食用油を保持させることができる。 (c)食用油が滴り落ちてテーブルやその周囲等が油で
汚されるようなことがなく、また油の滴が直接手に付着
せず不快感を与えるようなことがないので、調理におけ
る取り扱いを容易にして利便性に優れている。 (d)所定面積に形成できる油塗布部を有しているの
で、適正量の油を鉄板等に容易に塗布して一定の調理を
行うことができる。 (e)油塗布部を保持部から着脱自在に取り付けること
もできるので、油塗布部が汚れても簡単に交換すること
ができ、経済性にも優れている。
【0026】請求項2に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1の効果の他、以下の効果が得られる。 (1)調理用油引き具がその両側に油塗布部を有するの
で、調理用油引き具を置く際にその上下方向を気にする
ことなく、いつでも効率的に食用油を塗ることができ
る。 (2)油塗布部の形状をそれぞれ異ならせて配置するこ
とができ、使用目的や使用対象に応じて使い分けること
ができる。例えば、油塗布部の断面形状を丸型と四角型
にして、四角い鉄板の場合に四角型を、丸い鉄板の場合
に丸型のものを用いて、調理器具の隅々まで油を効率的
にゆきわたらせることができる。
【0027】請求項3に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1の効果の他、以下の効果が得られる。 (a)油収納部の一端側に設けられた蓋部を外して、こ
こから食用油を補給できるので、油塗布部に触れること
なく比較的衛生的に補給を行うことができる。
【0028】請求項4に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果の他、以下
の効果が得られる。 (a)油塗布部がフェルト材からなるので、フェルト繊
維間の隙間を毛細管として油収納部内の食用油を吸い出
して移動させ、常時適量の食用油をフェルト材に保持さ
せることができる。 (b)フェルト材が吸油性と保油性に優れると共に、適
度の固さを持った保形性を有するので、鉄板に当接する
先端部分が容易に型くずれすることなく維持され、鉄板
への油塗りを容易に行える利便性を有する。 (c)フェルト材を保持部から容易に引き抜けるので、
汚れたり、変形したりした場合には、新品との交換が簡
単であり、常時、調理用油引き具を清潔に維持させるこ
とができる。 (d)フェルト材を用いるので、カッターや挟み等を用
いてバルク状や布状のフェルトの素材を裁断して、きわ
めて容易に所定の形状に形成させることができ、生産性
と経済性に優れる。 (e)獣毛繊維のフェルトを用いた場合には、熱した鉄
板に接触して過度に加熱されても有害な成分を生成する
ことが少ないので、これらの磨耗した一部が食品等に万
一混入してもその安全性が確保できる。
【0029】請求項5に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1乃至4の内いずれか1項の効果の他、以下
の効果が得られる。 (a)油塗布部の前部を覆うキャップを有しているの
で、調理室の埃や匂い、レストラン等でのタバコの煙等
が接触するのを防止して、衛生的に調理用油引き具を保
持できる。 (b)キャップを装着することにより、調理用油引き具
から食用油が漏れることがないので、持ち運びを容易に
して利便性に優れている。 (c)テーブルにおいても油塗布部がむき出しとなら
ず、キャップをデザインの一部として利用することもで
きるので、レストラン等の雰囲気にマッチさせて、美麗
な印象を付加できる。
【0030】請求項6に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1乃至5の内いずれか1項の効果の他、以下
の効果が得られる。 (a)油塗布部を係止させる係止部を有するので、食用
油を塗る際にフェルト等で形成された油塗布部が油収納
部に押し込まれるようなことがなく、常時、一定の長さ
の油塗布部を保持部から突出させた状態で調理用油引き
具を用いることができ、鉄板に塗られる油量を容易に均
一化できる。 (b)段差やテーパを有した係止部を形成させるので、
結果として塗布面を広く形成させることができ、少ない
塗布操作で幅広の鉄板面に食用油を効率的に塗ることが
できる。
【0031】請求項7に記載の調理用油引き具によれ
ば、請求項1乃至6の内いずれか1項の効果の他、以下
の効果が得られる。 (a)非押圧状態で油塗布部の後部と油収納部内の食用
油との接触を遮断する弁機構が設けられているので、食
用油が周囲の空気にさらされて酸化されることによる劣
化や周囲の匂い等を吸着して風味等が損なわれるのを確
実に防止でき、食用油を長期にわたり衛生的に保持させ
ることができる。 (b)油塗布部がバネ部材を介して保持部に摺動自在に
弾設されているので、簡単な構造の弁機構を容易に構成
でき、生産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施の形態1の調理用油引き具の平面断
面図 (b)その正面断面図
【図2】実施の形態1の調理用油引き具の使用状態の説
明図
【図3】(a)実施の形態2の調理用油引き具の平面断
面図 (b)その正面断面図
【図4】実施の形態3の調理用油引き具の正面断面図
【図5】実施の形態3の使用状態を示す説明図
【図6】実施の形態4の調理用油引き具の断面図
【図7】(a)実施の形態5の調理用油引き具の正面断
面図 (b)その左側面図 (c)その右側面図
【符号の説明】
10 調理用油引き具 11 油収納部 12 保持部 13 油塗布部 14 キャップ 15 鉄板 20 調理用油引き具 21 油収納部 22 保持部 23 油塗布部 23a 段差部 23a’ 係止部 24 キャップ 25 把持部 30 調理用油引き具 31 油収納部 32 保持部 33 油塗布部 33a バネ部材 33b 固定部 34 弁部 35 オーリング 36 鉄板 40 調理用油引き具 41 油収納部 41a 螺着部 41b 螺子部 41c 蓋部 42 保持部 42a 弁座部 42b 弁部 42c バネ部材 42d 弁頭部 42e 弁軸挿通孔 42f 弁保持部 42g 油塗布保持部 42h 弁配置部 42i 弁部挿通孔 42j 螺着部 42k 係止部 42l 基部 42m 弁軸部 42n 通油孔 42p 開口部 43 油塗布部 44 キャップ 50 調理用油引き具 51 油収納部 51a 嵌合部 52 保持部 52a 保持部 53 油塗布部 53a 油塗布部 54 キャップ 54a キャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食用油を収納する油収納部と、前記油収納
    部の端部側に着脱自在もしくは一体に形成された保持部
    と、略棒状に形成され前記保持部の開口からその前部側
    が突出し後部側が前記油収納部の中に向けて配置された
    油塗布部とを備えたことを特徴とする調理用油引き具。
  2. 【請求項2】前記油塗布部が略筒状に形成された前記油
    収納部の両端側にそれぞれ前記保持部を介して配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の調理用油引き
    具。
  3. 【請求項3】前記保持部が前記油収納部の一端側に形成
    され、前記油収納部の他端側の開口部に螺子部や嵌合部
    を介して着脱自在に取り付けられた蓋部を有することを
    特徴とする請求項1に記載の調理用油引き具。
  4. 【請求項4】前記油塗布部が、獣毛繊維や合成繊維を縮
    絨させ布帛状に固着させてなるフェルト材で形成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項
    に記載の調理用油引き具。
  5. 【請求項5】前記油塗布部を覆うキャップを有すること
    を特徴とする請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の
    調理用油引き具。
  6. 【請求項6】押圧される前記油塗布部を前記油収納部の
    前記保持部に係止させる段差やテーパを有した係止部が
    備えられていることを特徴とする請求項1乃至5の内い
    ずれか1項に記載の調理用油引き具。
  7. 【請求項7】前記油塗布部が前記保持部に対して所定間
    隔で進退自在に支持され前記油塗布部の前部が突出する
    方向に付勢するバネ部材と、前記油塗布部の非押圧状態
    で前記油塗布部の後部と前記油収納部内の食用油との接
    触を遮断する弁機構とを有することを特徴とする請求項
    1乃至6の内いずれか1項に記載の調理用油引き具。
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