JP3225978B2 - 便座・便蓋自動開閉装置 - Google Patents

便座・便蓋自動開閉装置

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JP3225978B2 JP26030192A JP26030192A JP3225978B2 JP 3225978 B2 JP3225978 B2 JP 3225978B2 JP 26030192 A JP26030192 A JP 26030192A JP 26030192 A JP26030192 A JP 26030192A JP 3225978 B2 JP3225978 B2 JP 3225978B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便座及び便蓋の自動開
閉装置に関するものであり、詳しくは便座及び便蓋をよ
りソフトに開かせるようにした自動開閉装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、手動による開閉操作を無く
し、モータによって自動で便座及び便蓋を開閉する自動
開閉装置が知られている。自動開閉装置では、便座及び
便蓋が開位置あるいは閉位置に達したときにはモータの
駆動を停止させる必要がある。このため、自動開閉装置
には、便座及び便蓋の開位置及び閉位置を検知する位置
検知センサーが配設されている。
【0003】例えば、図8に示す位置検知センサーで
は、便座の回動軸61に固定された出力ギヤ63に配設
され回動軸61とともに回動する永久磁石62と、出力
ギヤ63に近接して配設されるホールIC64、65が
備えられている。ホールIC64とホールIC65は1
10度の間隔を開けて取付けられており、この110度
の間隔は、便座の閉位置から開位置にかけての動作角度
範囲と同じである。
【0004】こうして、制御装置はホールIC64が永
久磁石62を検知しているときは便座の位置を閉位置、
ホールIC65が検知したときは開位置であると認識す
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した自動開閉装置
は、便座及び便蓋の載置される便器の上面が、水平に形
成されていることが前提となっている。しかしながら、
図9に示すように、便器によっては便座66の載置され
る便器面67が前方に向かって下がっているものがあ
る。便器面67が前に傾斜すれば、開位置を検知するホ
ールIC65も便器面67と同じ角度だけ前に傾斜し、
傾斜した位置が閉位置(0度の位置)であると判断され
ていしまう。このため、便座の開位置は実際に便座66
が安定して位置する開位置Aよりも手前の位置Bで開位
置に達したと誤認されてしまい、モータへの通電が停止
されて開ききらない。
【0006】また、逆に図10に示すように便器の上面
が上に傾いている場合には、開動作の動作角が設定され
る角度より小さくなるために、便座66が開位置Dに達
してもホールIC65が永久磁石62を検知できない。
従って、便座66が開ききっていないと誤認されてモー
タへの通電が続けられ、便座66は便器後方の本体ユニ
ットのケースにぶつかって大きな衝撃音がするととも
に、便座も破損するといった不具合がある。特に、この
衝撃音については、便器面67が水平になっている状態
でも生じるため、問題となっている。
【0007】そこで、本発明は便座及び便蓋の開動作に
おいて、便器の上面が傾斜していても、便座及び便蓋を
完全に開位置まで到達させるとともに、衝突音の発生す
ることなく便座及び便蓋が開かれるようにした自動開閉
装置を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において講じた技術的解決手段は、便座及び便
蓋を開閉駆動する駆動モータと、前記便座及び便蓋に前
記駆動モータの動力を伝達する動力伝達手段と、前記便
座及び便蓋の開位置と閉位置の間に設定された所定位置
を検知する位置検出手段と、前記駆動モータの出力軸か
ら動力伝達手段を介して前記便座及び便蓋までの経路の
いずれかに構成され、前記駆動モータの回転運動の有無
を検出する回転動検出手段と、前記便座及び便蓋の開動
作において、前記駆動モータの出力を前記便座及び便蓋
が回転して前記所定角度に達したときは低くし、前記所
定角度を越えると経過時間毎に出力を高くするととも
に、前記回転動検出手段からの検出情報が回転運動のな
い状態を示すとき前記駆動モータを停止させる制御手段
を備えたことを特徴とする便座・便蓋自動開閉装置であ
る。
【0010】便座及び便蓋の開位置と閉位置の間の所定
位置とは、便座及び便蓋の開動作において、駆動モータ
の出力を低くしても惰性で90度を越える位置まで回動
できる位置が好ましく、例えば80〜90度とすること
ができる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、便座及び便蓋は、駆動モー
タが作動し、駆動モータの動力を動力伝達手段が便座及
び便蓋に伝えることによって開閉される。開動作におい
て、便座及び便蓋が所定位置まで達すると、位置検出手
段はこれを検知して制御手段に信号を送信する。制御手
段はこれを受けて駆動モータの出力を低くするため、便
座及び便蓋の回転速度は遅くなる。そして所定位置を越
えると経過時間毎に出力を高くし、回転動検出手段から
の検出情報が回転運動のない状態を示すと、制御手段は
駆動モータを停止させ、便座及び便蓋の開動作を終了さ
せる。
【0012】開位置と閉位置の間に設定される所定位置
は、便座・便蓋自動開閉装置の配設された便器の上面が
前方に傾斜している場合(図9)でも、後方に傾斜して
いる場合(図10)でも、ともに開位置より手前に設定
されている。そして、便座及び便蓋の開速度は、所定位
置で一旦遅くなるため、開位置では強く衝突せず、衝突
音も発生しない。また、回転動検出手段からの検出情報
が回転運動のない状態を示さなければ、制御手段は駆動
モータを停止させないため、確実に最後まで開ききる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図6に基づいて
説明する。図1は、本実施例の便座・便蓋自動開閉装置
1の外観を示す。便座・便蓋自動開閉装置1の本体ユニ
ット2は便器9の後方上面に固定されており、この本体
ユニット2には、便蓋3、便座4の後端部が回動可能に
配設されている。また、本体ユニット2内には、本発明
の特徴である自動開閉ユニット5(図2)の他、温風乾
燥ユニット、洗浄ノズルユニット(共に図示せず)が内
蔵されている。温風乾燥ユニット、洗浄ノズルユニット
の操作については、トイレ室内の壁部に固定される操作
ボックス6上のスイッチ6a、あるいは本体ユニット2
に設けられた操作パネル7上のスイッチ7bを押すこと
によって行われる。また、自動開閉ユニット5の操作に
ついては、操作ボックス6の蓋6b内に設けられたスイ
ッチ(図示せず)によって行われるが、本実施例では、
操作パネル7に近接して設けられた人検知センサー8に
よる検知によっても行われる。例えば、人検知センサー
8がトイレ室内の使用者を検知すると、制御手段として
のマイコン30に信号が送信され、自動的に便蓋3が開
くよう自動開閉ユニット5に指示されるようになってい
る。
【0014】また、本体ユニット2には、着座センサー
2aが配設されている。着座センサー2aは、人検知セ
ンサー8とは異なり便座4上に使用者が着座しているか
否かを検知するセンサーである。本実施例では、マイコ
ン30は便蓋3・便座4の自動開閉を指示するスイッチ
や、人検知センサーからの信号よりも、着座センサー2
aからの信号を優先させるようになっている。即ち、マ
イコン30は着座センサー2aから着座中であることを
示す信号が送信されると、前述の自動開閉ユニット5を
作動させないため、着座中に誤って使用者が自動開閉指
示のスイッチを押したり、人検知センサー8に検知され
ない位置にいたとしても、便蓋3が閉じて使用者に当た
ったり、便座4が開こうとして駆動モータに過負荷がか
かったりしないようになっている。
【0015】次に、自動開閉ユニット5について説明す
る。図2及び図3に示すように、自動開閉ユニット5の
ケーシング5a内には、便蓋3を自動開閉するための便
蓋自動開閉ユニット10と、便座4を自動開閉するため
の便座自動開閉ユニット20が内蔵されている。
【0016】便蓋自動開閉ユニット10は、駆動モータ
11と、駆動モータ11の出力軸11a(図3)に結合
した出力ギヤ12と、出力ギヤ12に順次結合したウォ
ームと平ギヤによる第1減速手段13、第2減速手段1
4、第3減速手段15からなる動力伝達手段と、第3減
速手段15のウォームに結合し、便蓋3の回転軸19に
支持された出力ギヤ16とを主要構成要素とするもので
ある。回転軸19は、便蓋3に結合され便蓋3とともに
回動するようになっている。
【0017】駆動モータ11の出力軸11aの先端部に
は、回転動検出センサー17が配設されている。回転動
検出センサー17は、出力軸11a側に配設される非検
知体としての永久磁石17aと、ケーシング5a側に配
設される検知体としてのホールIC17bより構成され
ている。永久磁石17aは、出力軸11aの先端部に出
力軸11aとともに回動可能に配設されており、90度
間隔で永久磁石のN極とS極とが交互に配設されてい
る。こうして、駆動モータ11が作動して出力軸11a
が回転すると、図5の(a)に示す連続したH、L、
H、Lの信号をホールIC17bが検知して、後述する
マイコン30に便蓋3が回転していることを知らせるよ
うになっている。
【0018】回転動検出センサー17は、便蓋3の開位
置付近に設定された所定角度位置を検知する位置検出手
段としても作用する。本実施例では、設定する所定角度
を110°とする。また、回転動検出センサー17が連
続して発信するパルス信号は、マイコン30でカウント
されており、これにより便蓋3の開角度を算出して認識
するようになっている。
【0019】マイコン30は、駆動モータ11に出力す
るパルス幅変調信号の周波数とパルス幅をコントロール
するようになっており、本実施例では、便蓋3が約50
°開いた角度位置、約90°開いた角度位置、約90°
開いた角度位置からx秒経過した位置、さらにy秒経過
した位置の4箇所で、駆動モータ11に出力する周波数
とパルス幅を変えて、便蓋3の回転速度をコントロール
するようになっている。尚、約90度開いた角度位置
は、特に駆動モータ11の出力が低くされるよう指示さ
れる位置(所定位置)である。また、出力の変化につい
ては、後述の本実施例の作用で詳述する。
【0020】便蓋3の回転軸19に固定される出力ギヤ
16には、便蓋3が閉位置にあって閉動作が可能な状態
にあるのか、開位置にあって開動作が可能な状態にある
のかを選定するためのモード検出センサー18が、出力
ギヤ16側に被検知体を、ケーシング5a側に検知体を
取付けて構成されている。被検知体は、N極の永久磁石
18NとS極の永久磁石18Sより構成される。また、
検知体はホールIC18aよりなり、出力ギヤ16の下
方側に固定されている。ホールIC18aは、便蓋3が
閉位置にあるときは、図2に示すように永久磁石18S
を検知してマイコン30に「H」の信号を発信し、便蓋
3が開位置にあるときは、永久磁石18Nを検知してマ
イコン30に「L」の信号を発信するようになってい
る。
【0021】以上、便蓋自動開閉ユニット10について
説明したが、便座自動開閉ユニット20についても略同
一の構成であり、駆動モータ21の出力軸11aには、
永久磁石27aとホールIC27bよりなる便座4の回
転動検出センサー27が配設され、便座4と一体回動す
る回転軸29には、永久磁石28S、28NとホールI
C28aよりなるモード検出センサー28が配設されて
いる。
【0022】尚、駆動モータ11、21には、駆動モー
タ11、21に閉ループを構成するためのリレー31、
32(図6)がそれぞれ接続されている。リレー31、
32は、便座4、便蓋3が所定角度閉じると接点を閉じ
て閉ループを構成し、便座4、便蓋3の閉動作に電磁ブ
レーキをかけるようになっている。これによって、便蓋
3及び便座4はソフトに閉められるが、この電磁ブレー
キをかけるための回路構成については、本発明の要旨か
ら離れるため説明を省略する。
【0023】次に本実施例の作用について説明する。以
下、便蓋3が人検知センサー8からの信号を受けて開閉
動する場合について説明するが、スイッチによる指示で
開閉動する場合についても略同一である。また、便座4
については、開動作がスイッチによる指示のみで行われ
る点が便蓋3とは異なるが、その他については略同一で
あるため、説明を省略する。
【0024】始めに、便蓋3が人検知センサー8からの
信号を受けて、閉状態から開状態に移行する開動作につ
いて、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0025】まず、ステップ41で便蓋3が閉位置にあ
るかどうかが判断される。便蓋3が閉状態にあると、図
2に示すようにホールIC18aが永久磁石18Sを検
知して「H」の信号を発信する。マイコン30はこれを
受けて、便蓋3が閉位置にあると判断する。
【0026】便蓋3が閉位置にある場合にはステップ4
2が実行され、人検知センサー8が使用者を検知したか
どうかが判断される。通常のトイレ室内に人がいない状
態では、マイコン30はこのステップ42で待機してい
る。こうして、使用者がトイレ室内に入ってきた場合に
は、人検知センサー8が使用者を検知してマイコン30
に信号を送り、マイコン30はこれを受けてステップ4
3を実行する。ステップ43では、駆動モータ11を開
方向に駆動させて便蓋3を開く。このとき、マイコン3
0は駆動モータ11へ周波数一定のパルス幅変調信号を
出力している。
【0027】従って、図7に示すように、便蓋3の開く
速度は徐々に速くなっていく。
【0028】続いてステップ44で、便蓋3の角度位置
が50°に達したかどうかが判断される。達していない
場合にはステップ45に進み、駆動モータ11の回転が
有るか否かが判断される。便蓋3が障害物に当たるなど
して回転が止まった場合には、ステップ45よりステッ
プ54にスキップし、駆動モータ11を停止させて便蓋
3の回転動を停止させる。こうして、駆動モータ11に
過負荷がかからないようになっている。ステップ44
で、便蓋3の角度位置が50°に達した場合には、ステ
ップ46が実行される。ステップ46では、駆動モータ
11に出力されるパルス幅及び周波数が小さくなり、便
蓋3の回転速度が遅くされる。
【0029】ステップ47〜49ではステップ44〜4
6と略同様なルーチンが繰り返されるが、特に、ステッ
プ47で便蓋3の角度位置が90°に達すると、マイコ
ン30から駆動モータ11への出力が極力小さくなる
(図7)。このステップ47によって便蓋3の回転速度
は止まる寸前まで遅くなる。
【0030】次にステップ50では、便蓋3の角度位置
が90°に達してからx秒経過したかどうかが判断され
る。x秒とは便蓋3の回転速度が最も遅くなると推定さ
れる時間である。そして、x秒が経過するまではステッ
プ51に進み、x秒が経過するとステップ52を実行す
る。ステップ52では、再び駆動モータ11に出力され
るパルス幅及び周波数を大きくし、逆に便蓋3の回転速
度が速くされる。次に、ステップ53でさらにy秒が経
過した場合には、ステップ55で駆動モータ11の出力
が大きくなり、便蓋の回転がさらに速くなる。こうし
て、ステップ56で駆動モータ11の回転が検出されな
くなるまで便蓋3は回転し、開位置に達して駆動モータ
11の回転が止まったことを、回転動検出センサー17
からの送信される信号によって判断する。本実施例で
は、便蓋3は便器1の後方に配設されている本体ユニッ
ト2のケースに当接して、それ以上開かないようになっ
ており、ケースに当たって便蓋3の開動作が止まると、
回転動検出センサー17からは図5(b)に示されるパ
ルスのない信号がマイコン30に送信される。このパル
ス信号が無くなってからt秒経つと、マイコン30は駆
動モータ11の回転運動がなくなったと判断して、ステ
ップ57を実行し、駆動モータ11の作動を停止させ
る。こうして、便蓋3の開動作が終了する。
【0031】尚、上記した開動作では、ステップ49で
便蓋3の角度位置が90°に達したとき、マイコン30
から駆動モータ11への出力を極力小さくするようにし
たが、このステップ49で一旦駆動モータ11への出力
を止めてしまってもよい。この場合、駆動モータ11へ
の出力を止めても、回転の慣性により便蓋3は開方向に
回転する。駆動モータ17の作動が止まっても便蓋3が
慣性により回転すれば、回転動検出センサー17の永久
磁石17aは回転する。そして、x秒経過したら、再
び、駆動モータ11を便蓋3が完全に開位置に達して便
蓋3の開動作が止まるまで作動させるようにしてもよ
い。
【0032】このように、本実施例では、角度位置90
°で便蓋3の回転速度が遅くなり、その後、x秒経過後
まではゆっくりと回転する。従って、便器の上面が後方
に傾斜(図9)して、便蓋3の実際の開角度が設定され
た開角度110°よりも小さい場合でも、開動作の終わ
りに衝突がおきない。また逆に前方に傾斜(図10)し
て開角度110°より大きい場合でも、再び駆動モータ
11への出力が高められるため確実に開位置まで達し、
なおかつ、便蓋3の回転速度が速くなりかけたときであ
るため、やはり緩やかに開位置に達し衝突が起きない。
【0033】次に、便蓋3が人検知センサー8からの信
号を受けて、開状態から閉状態に移行する閉動作につい
て説明する。まず、ステップ41で便蓋3が閉位置にな
い場合、即ち、ホールIC18aが永久磁石18Nを検
知してマイコン30に「L」の信号が送信されている場
合には、便蓋3が開位置にあると判断され、ステップ5
2が実行される。
【0034】便蓋3が開位置にある場合にはステップ7
0が実行され、人検知センサー8が使用者を検知してい
るかどうかが判断される。このステップで使用者が検知
されない場合には使用者がトイレから立ち去ったと判断
され、ステップ71でt秒経過するのを待って、ステッ
プ72が実行される。
【0035】ステップ72では、駆動モータ11を閉方
向に逆転駆動させて便蓋3を閉じる。次に、閉動作の場
合にはステップ73で、回転動検出センサー17からの
信号を判断し、駆動モータ11の回転が検出されない場
合には、ステップ75にスキップする。また、回転動が
検出されている場合にはステップ74を実行する。マイ
コン30は回転動検出センサー17により発生するパル
ス数をカウントしているが、ステップ74で所定のパル
ス数がカウントされたことが確認されると、便蓋3が所
定角度閉じたと判断され、ステップ75が実行される。
ステップ75では駆動モータ11が停止され、続いてス
テップ76でリレー31の接点が閉じられて駆動モータ
11に閉ループが構成される。こうして、便蓋3はゆっ
くりと閉じられて、便蓋3の閉動作が終了する。
【0036】本実施例では閉動作においても、駆動モー
タ11に電磁ブレーキがかけられるために便蓋3は緩や
かに閉位置に達し、衝突が起きない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、便蓋(あるいは便座)
の開作動時において、便蓋(便座)は駆動モータの回転
動がなくなるまで開方向に作動する。このため、確実に
便蓋(便座)を開位置まで動作させることが可能とな
る。また、駆動モータの回転動が検出されないときは駆
動モータを停止させるため、駆動モータに過負荷がかか
らず、駆動モータが異常高温になったり耐久性が低下し
たりする不具合がない。
【0038】さらに、本発明では、便座及び便蓋の回転
速度は開位置付近においては緩やかであるため、自動開
閉装置の配設される便器上面が傾斜していて便座及び便
蓋の開角度が設定した角度と異なっていても、円滑な開
閉動作とすることができ、破損や故障事故を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による便座・便蓋開閉装置の外観斜視
図を示す。
【図2】便蓋及び便座の自動開閉ユニットの側面図を示
す。
【図3】便蓋の自動開閉ユニットの平面図を示す。
【図4】便蓋が開閉動作を示すフローチャートを示す。
【図5】(a)は連続的に便蓋が開閉しているときに回
転動検出センサーからマイコンに出力されるパルス信号
を示す。(b)は便蓋の開閉動作が妨げられたときに回
転動検出センサーからマイコンに出力されるパルス信号
を示す。
【図6】本実施例の制御手段、駆動モータ及び各検知手
段のブロック図を示す。
【図7】便蓋の開速度と便蓋駆動モータの出力の変化を
示す。
【図8】従来の位置検知センサーを示す。
【図9】従来の自動開閉装置が配設され前方に向かって
下降傾斜する便器の側面図を示す。
【図10】従来の自動開閉装置が配設され後方に向かっ
て下降傾斜する便器の側面図を示す。
【符号の説明】
1・・便座、便蓋自動開閉装置、3・・便蓋、4・・便
座、5・・自動開閉ユニット、10・・便蓋の自動開閉
ユニット、11・・便蓋の駆動モータ、13・・第1減
速手段(動力伝達手段)、14・・第2減速手段(動力
伝達手段)、15・・第3減速手段(動力伝達手段)、
17・・回転動検出センサー(回転動検出手段及び位置
検出手段)、17a・・永久磁石、17b・・ホールI
C、18・・モード検出センサー、20・・便座の自動
開閉ユニット、21・・便座の駆動モータ、27・・回
転動検出センサー(回転動検出手段及び位置検出手
段)、28・・モード検出センサー、30・・マイコン
(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 合 伸 治 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 審査官 横井 巨人 (56)参考文献 実開 平4−104995(JP,U) 実開 平4−104996(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座及び便蓋を開閉駆動する駆動モータ
    と、前記便座及び便蓋に前記駆動モータの動力を伝達す
    る動力伝達手段と、前記便座及び便蓋の開位置と閉位置
    の間に設定された所定位置を検知する位置検出手段と、
    前記駆動モータの出力軸から動力伝達手段を介して前記
    便座及び便蓋までの経路のいずれかに構成され、前記駆
    動モータの回転運動の有無を検出する回転動検出手段
    と、 前記便座及び便蓋の開動作において、前記駆動モータの
    出力を前記便座及び便蓋が回転して前記所定角度に達し
    たときは低くし、前記所定角度を越えると経過時間毎に
    出力を高くするとともに、前記回転動検出手段からの検
    出情報が回転運動のない状態を示すとき前記駆動モータ
    を停止させる制御手段を備えたことを特徴とする便座・
    便蓋自動開閉装置。
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