JP3225162B2 - 穀物搬送昇降機 - Google Patents

穀物搬送昇降機

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JP3225162B2
JP3225162B2 JP13656994A JP13656994A JP3225162B2 JP 3225162 B2 JP3225162 B2 JP 3225162B2 JP 13656994 A JP13656994 A JP 13656994A JP 13656994 A JP13656994 A JP 13656994A JP 3225162 B2 JP3225162 B2 JP 3225162B2
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常雄 金子
宏之 三ツ木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤーモータの起動時
に発生する衝撃負荷を、ギヤーモータ自体の回動作用に
より吸収緩和しながら円滑に穀物を搬送せしめることが
できる穀物搬送昇降機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降機本体の上位側にモータベー
スを固着し、該モータベース上には多数のバケットを装
着したベルトを一方に向け回転させるためのモーターを
不回動状態のもとに固定して搬送物の搬送作業を円滑に
達成させるようにした昇降機は、本出願前例えば実公昭
45−27377号公報および実公昭46−5870号
公報にそれぞれ記載されて公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種昇降機においては、ベルトを回転させるためのモータ
は、固定状に装着されたモータベース2上に固定状に設
置されていたので、モータの回転動力を伝動ベルトやチ
ェーン等に伝達して、多数のバケットを装着したベルト
を一方に向け回転させようとした場合、モータの起動力
が直接伝動ベルトやチェーンに対し一度に加えられるた
め、その衝撃負荷作用で伝動ベルトやチェーン等が延び
て所定量の搬送物を正確に搬送することができないばか
りか、モータの起動時における衝撃負荷で伝動ベルトや
チェーンあるいはベルトやバケット等が破損されるは勿
論のこと、モータ自体も過負荷状態となって故障を起こ
すという現象が発生する。
【0004】そして、この現象は搬送量が多い大型にな
るに従い比較的多く発生し、長期に亘り能率的な搬送作
業を継続させることができないという問題点があった。
【0005】本発明は、ギヤーモータの起動時に発生し
た衝撃負荷を、ギヤーモータ自体の回動作動と弾機の付
勢弾力とにより吸収緩和して各部材の破損発生を未然に
防止すると同時に、ギヤーモータが所定の許容回転範囲
を超えて回動された際には、速やかに穀物搬送作業の運
転が停止されるようにした穀物搬送昇降機を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る穀物搬送昇降機において
は、昇降機本体の頭部に回転自在に軸架した水平駆動プ
ーリー軸の端部側に、モータベースを備えたギヤーモー
タの中空軸を嵌入連結して、前記ギヤーモータを水平駆
動プーリ軸へ宙吊り状に吊り下げて、ギヤーモータが起
動時の衝撃負荷で自由に回動できるよう構成せしめると
ともに、モータベースの下部両側と昇降機本体とは、前
記宙吊り状態のギヤーモータが起動時の衝撃負荷による
反動に対して所定許容範囲以上に回動されるのを圧縮弾
力と牽引弾力により規制せしめる一対の弾機を介し連結
したものである。
【0007】また、本発明の請求項2に係る穀物搬送昇
降機は、請求項1の構成において、モータベースには、
ギヤーモータの運転および停止を行わせるリミットスイ
ッチを設けるとともに、前記リミットスイッチはギヤー
モータが所定の許容回転範囲を超えて回動した時には、
閉路状態より開路状態となってギヤーモータの運転を停
止せしめものである。
【0008】
【作用】穀物搬送作業の開始に際し、水平駆動プーリー
軸の端部側に宙吊り状に吊り下げられたギヤーモータを
始動する。
【0009】さすれば、フリー状態のもとに吊り下げら
れたギヤーモータの駆動力により水平駆動プーリー軸は
矢印方向に向け回転されようとする。
【0010】ところが、前記水平駆動プーリー軸に直結
された上部プーリーと下部プーリーとには、多数のバケ
ットを装着した搬送ベルトが懸回されているので、ギヤ
ーモータの起動時に際しては、大きな衝撃負荷が一度に
搬送ベルトに与えられるため、固定することなく宙吊り
状に吊り下げられていたギヤーモータは、その衝撃負荷
による反動で水平駆動プーリー軸の回転方向と反対方向
に向け回動し、ギヤーモータの起動時に発生した衝撃負
荷をギヤーモータ自体の回動により吸収緩和される。
【0011】そして、衝撃負荷により水平駆動プーリー
軸と反対方向に向け回動されたギヤーモータは、前記ギ
ヤーモータが装着されていたモータベースの下部両側と
昇降機本体とは弾機を介し連結されているので、衝撃負
荷による反動で必要以上に回動されようとしたギヤーモ
ータは一対の弾機の牽引弾力あるいは圧縮弾力で受け止
められ、その回動範囲が規制された状態のもとでギヤー
モータにより水平駆動プーリ軸を円滑に回転せしめ、穀
物を能率よく搬送せしめる。
【0012】また、図5に示すように、モータベースの
上部にギヤーモータの運転、停止を行わせるリミットス
イッチを設けた場合には、ギヤーモータが起動時におけ
る衝撃負荷あるいは搬送作業中における穀物の詰まり現
象による過負荷等によって所定の設定回動範囲を超えて
ギヤーモータが時計方向あるいは反時計方向に向け回動
した場合には、前記リミットスイッチを閉路状態より開
路状態としてギヤーモータの運転を直ちに停止せしめる
か、あるいは僅かな時間差をおいて停止せしめ、ギヤー
モータが破損されるのを未然に防止せしめる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0014】図1ないし図4において、1は、穀物を下
部より上部に向けて搬送した後、搬出樋2より適宜の場
所に向け排出させることができる昇降機本体であって、
該昇降機本体1内部の頭部側には上部プーリー4を直結
した水平駆動プーリー軸3を回転自在に軸架するととも
に、下部側には下部プーリー5が回転自在に軸架されて
おり、前記上部プーリー4と下部プーリー5とには表面
に多数のバケット7を略等間隔をおいて装着した無端状
の搬送ベルト6を懸回して、矢印方向に向けて回転する
搬送ベルト6により供給された穀物を下部側より上部側
に向けて搬送できるように構成されている。
【0015】そして、昇降機本体1外に延出した水平駆
動プーリー軸3の端部にはギヤーモータ8の中空軸9を
嵌入連結して、前記ギヤーモータ8を宙吊り状に吊り下
げるように設けるとともに、ギヤーモータ8の背面側に
は、ギヤーモータ8を装着したモータベース10が竪長
方向に設けられている。したがって、前記モータベース
10は固定されることなくギヤーモータ8とともに水平
駆動プーリー軸3を軸として時計方向あるいは反時計方
向に向け回動できるように構成されている。
【0016】11,11′はモータベース10の下部両
側と昇降機本体1の適所に突設した係止部材12,1
2′とを連結するための一対からなるスプリング式の弾
機であって、該弾機11,11′は、ギヤーモータ8が
図2において、反時計方向に向け回動した際には一方の
弾機11は牽引式弾機となり、他方の弾機11′は圧縮
式弾機となってギヤーモータ8が所定許容範囲以上に回
動されるのを規制せしめる。また、前記と逆にギヤーモ
ータ8が図2において時計方向に回動した際には、一方
の弾機11は圧縮弾機に、また、他方の弾機11′は牽
引式弾機となるものである。
【0017】そして、図5に示した実施例にあっては、
モータベース10の上部に、ギヤーモータ8の運転およ
び停止を行わせるリミットスイッチ13が設けられてお
り、前記リミットスイッチ13の作動杆14は、ギヤー
モータ8の回動許容範囲長さを有する当接板15と当接
している間はギヤーモータ8への通電を可能にして搬送
作業を続行させ、また、作動杆14が当接板15より離
脱するようギヤーモータ8が左右方向に大きく回動した
際には、ギヤーモータ8への通電を断って搬送作業を直
ちに停止せしめるように構成されている。
【0018】なお、ギヤーモータ8の起動時における衝
撃により閉路状態のリミットスイッチ13が開路状態に
なる可能性もあるため、図6に示されたギヤーモータ駆
動制御回路16を用いてギヤーモータ8の起動時にリミ
ットスイッチ13を無視してギヤーモータ8が数秒間運
転できるようにする。
【0019】前記ギヤーモータ駆動制御回路16は、次
のように作動する。すなわち、図6において、起動釦S
TをONすると、停止釦STPはON状態であるから、
リレーXが作動(励磁)し、同時にタイマTIMが作動
する。
【0020】リレーXが作動すると、リレーXの接点X
−1がONし、起動釦STが自己保持される。また、リ
レーXの接点X−2がONし、タイマTIMの接点TI
MもONしているから、ギヤーモータMが起動する。こ
の起動時において、衝撃負荷等によりリミットスイッチ
14がたとえOFFとなっていても、タイマTIMの接
点TIMがタイマに規定されている時間(数秒間)中は
ONし続けるので、ギヤーモータMは起動される。
【0021】ギヤーモータMの起動後においてタイマT
IMの規定時間が経過した以後は、過負荷状態に陥る等
によりリミットスイッチがOFFすると、ギヤーモータ
Mは停止する。
【0022】起動後、正常な作動状態において停止釦S
TPを押すと、リレーXは解放(解磁)されるので、リ
レー接点X−2がOFFしてギヤーモータMは停止す
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】請求項1に記載された発明によれば、ギヤ
ーモータの起動時に発生した衝撃負荷を水平駆動プーリ
ー軸の端部に宙吊り状に吊り下げたギヤーモータの単な
る回動により吸収緩和して搬送ベルトやバケットおよび
ギヤーモータの損傷発生を未然に防止し、長期に亘り能
率的な穀物搬送作業を確実に遂行させることができると
ともに、部品点数を極力減少せしめ安価な製品を提供す
ることができるばかりか、ギヤーモータを装着したモー
タベースは弾機を介し昇降機本体に連結したので、ギヤ
ーモータの回動範囲を簡単に規制せしめることができる
は勿論のこと、水平駆動プーリー軸の上下移動調節も容
易に行って、搬送ベルトを緊張調節することができる。
【0025】請求項2に記載された発明によれば、ギヤ
ーモータの起動時に発生した衝撃負荷あるいは搬送作業
中における穀物の詰まり現象による過負荷によって、ギ
ヤーモータが許容回動範囲を超えて左右方向に向け回動
した際にはリミットスイッチの作動によりギヤーモータ
の運転を直ちに停止せしめ、穀物搬送作業を安全に達成
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物搬送昇降機の一部を切欠し、
かつ要部を破断した正面図である。
【図2】本発明に係る穀物搬送昇降機の一部を切欠した
要部の拡大正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】モータベースにリミットスイッチを設けた穀物
搬送昇降機の一部切欠した正面図である。
【図6】ギヤーモータの駆動制御回路図である。
【符号の説明】
1 昇降機本体 3 水平駆動プーリー軸 8 ギヤーモータ 9 ギヤーモータの中空軸 10 モータベース 11,11′ 一対の弾機 13 リミットスイッチ 16 ギヤーモータの駆動制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降機本体の頭部に回転自在に軸架した
    水平駆動プーリー軸の端部側に、モータベースを備えた
    ギヤーモータの中空軸を嵌入連結して、前記ギヤーモー
    タを水平駆動プーリ軸へ宙吊り状に吊り下げて、ギヤー
    モータが起動時の衝撃負荷で自由に回動できるよう構成
    せしめるとともに、モータベースの下部両側と昇降機本
    体とは、前記宙吊り状態のギヤーモータが起動時の衝撃
    負荷による反動に対して所定許容範囲以上に回動される
    のを圧縮弾力と牽引弾力により規制せしめる一対の弾機
    を介し連結したことを特徴とする穀物搬送昇降機。
  2. 【請求項2】 モータベースには、ギヤーモータの運転
    および停止を行わせるリミットスイッチを設けるととも
    に、前記リミットスイッチはギヤーモータが所定の許容
    回転範囲を超えて回動した時には、閉路状態より開路状
    態となってギヤーモータの運転を停止せしめことを特
    徴とする請求項1記載の穀物搬送昇降機。
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