JPH09227082A - 電動式巻上機 - Google Patents

電動式巻上機

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JPH09227082A
JPH09227082A JP3763296A JP3763296A JPH09227082A JP H09227082 A JPH09227082 A JP H09227082A JP 3763296 A JP3763296 A JP 3763296A JP 3763296 A JP3763296 A JP 3763296A JP H09227082 A JPH09227082 A JP H09227082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻上機本体側と吊下具3との間に付与される
荷重で駆動手段13を停止させるときの入力荷重の大ま
かな調整と微調整とを共に行って、製作時の加工誤差や
荷揚げ荷降し作業時の条件などに応じて入力荷重を正確
に調整できる電動式巻上機を提供する。 【解決手段】 サイドプレート11,12間に吊下具3
を相対移動可能に支持して、このサイドプレート11,
12間に、吊下具3の相対移動に連動して揺動する連動
体5と、荷重設定を行う荷重設定機構6と、連動体5の
揺動を微調整する入力手段7と、該入力手段7で動作さ
れて駆動手段13を停止する検知器8とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対向する一対の
サイドプレート間に、ロードチエーンやベルトを巻上げ
たり巻おろすための巻上体と、巻上機全体を吊下げ支持
するための吊下具とを備え、この巻上体を駆動手段で回
転駆動させることにより、前記ロードチエーン等を介し
て各種重量物の荷揚げ荷降し作業や横引作業を行うよう
にした電動式巻上機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種巻上機で重量物の荷揚げ
荷降し作業等を行う場合に、所定設定荷重以上の吊下げ
荷重つまり過負荷が付与されたとき、この過負荷を付与
したままの状態で運転を継続すると、巻上機の構成部品
を損傷することがある。特に、巻上機による荷揚げ荷降
し作業時には、始動時や停止時等に生じる衝撃応力や、
ロードチエーン固有の耐荷重に対し大きな吊下げ荷重が
かかった場合の伸びなどによって共振が発生し、この共
振が一旦出始めると、共振量が徐々に増幅され、最終的
には数倍にも増幅されて大きな過負荷となって巻上機に
付与されるため、以上の共振を放置しておくと危険な状
態になる場合がある。
【0003】そこで、従来では、例えば特公昭54ー3
6375号公報が提案され、同公報では、巻上機本体の
上部側に下部吊り部材を枢支し、この下部吊り部材の上
部側に上部吊り部材を揺動可能に支持して、該上部吊り
部材に上部フックを取付けると共に、前記上,下吊り部
材間に、荷重設定を行う複数の皿ばね及び該皿ばねの締
付力を調整して設定荷重を調整可能とした調整ボルトと
から成る荷重設定機構と、この荷重設定機構で設定する
所定荷重以上の過負荷が前記巻上機本体側に付与され、
これに伴い前記上,下吊り部材が近接方向に相対移動さ
れたとき、駆動手段を停止させる検知器とを設けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の巻上
機によれば、前記荷重設定機構の調整ボルトで各皿バネ
の締付力を調整することにより、該荷重設定機構による
設定荷重を大まかに調整し、この大まかな調整荷重を前
記検知器への入力荷重として前記駆動手段を停止させる
ことはできるが、上記構成では、前記検知器への入力荷
重を微調整する手段を具備していないことから、巻上機
の各部品に製作時の加工誤差等があるとき、この加工誤
差等に基づき前記入力荷重を微調整して修正しようとし
ても、その正確な修正を行うことができず、しかも、荷
揚げ荷降し作業時の条件など応じて前記入力荷重を微調
整する場合、前記入力荷重の微調整を行えない不都合が
あった。
【0005】本発明の目的は、巻上機本体側と吊下具と
の間に荷重設定機構による所定設定荷重以上の荷重が付
与され、該荷重を検知器に入力して駆動手段を停止させ
るとき、この検知器への入力荷重の大まかな調整と微調
整とを共に行って、製作時の加工誤差や荷揚げ荷降し作
業時の条件などに応じて、前記入力荷重を正確に調整す
ることができる電動式巻上機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、駆動手段13を備え、相対
向する一対のサイドプレート11,12間に巻上体2及
び吊下具3を設けている電動式巻上機において、この吊
下具3をサイドプレート11,12間に、該サイドプレ
ート11,12に対し相対移動可能に支持すると共に、
このサイドプレート11,12間に、前記吊下具3の相
対移動に連動して揺動する連動体5と、該連動体5の揺
動範囲を規制する荷重設定機構6と、この荷重設定機構
6により規制された揺動範囲における連動体5の揺動を
微調整可能に検知器8に入力する入力手段7とを設けて
いる。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
電動式巻上機による荷揚げ荷降し作業時等に、前記サイ
ドプレート11,12と吊下具3との間に前記荷重設定
機構6で設定する所定荷重以上の過負荷が付与されたと
き、前記連動体5が揺動され、その揺動に伴い前記入力
手段7を介して検知器8が動作されることにより、前記
駆動手段13が停止されて荷揚げ作業等が中止される。
このとき、前記入力手段7は微調整可能とされ、この入
力手段7で微調整された入力荷重により前記検知器8を
作動させるようにしているので、前記入力手段7による
微調整と前記荷重設定機構6による大まかな荷重調整と
を共に行うことにより、荷揚げ作業時等の条件や製作時
の加工誤差などに応じて、前記検知器8で駆動手段13
を停止させるときの入力荷重を正確に調整でき、この調
整された入力荷重で前記駆動手段13の停止を確実に行
うことができる。
【0008】
【発明の実施の態様】図6は電動式巻上機としてシング
ル式電動チエーンブロックを示しており、この電動チエ
ーンブロックは、所定間隔をおいて対設された一対の第
1サイドプレート11と第2サイドプレート12とを備
え、この第1サイドプレート11の側方に駆動手段13
としてカバー14で被覆された正逆回転可能なモータ
を、また、第2サイドプレート12の側方には、カバー
15で被覆され、メカニカルブレーキ等が付設された減
速歯車機構16を配設している。
【0009】また、前記サイドプレート11,12の間
には、前記減速歯車機構16に連動連結するロードシー
ブから成る巻上体2を回転可能に支持して、該巻上体2
の外周囲に先端側に下部フック20をもつロードチエー
ン21を掛回すると共に、前記サイドプレート11,1
2間の上部側には吊下具3として上部フックを取付け、
この上部フック3を静止部材側に係止させて、前記モー
タ13の駆動で減速歯車機構16を介して前記巻上体2
を正逆方向に回転させることにより、前記ロードチエー
ン21を介して各種重量物の荷揚げ荷降し作業や横引き
作業等を行うようにしている。同図中、17は前記巻上
取体2を正逆回転操作するための操作部、18は前記ロ
ードチエーン21の遊端側を収容する袋である。
【0010】しかして、以上の電動式チエーンブロック
において、前記サイドプレート11,12間の上方部
に、該各サイドプレート11,12と前記上部フック3
とが相対移動可能となるように、この上部フック3をケ
ーシング4を介して支持させる。
【0011】図1〜図4の実施形態では、前記ケーシン
グ4を、相対向する一対の側壁41,41と、これら各
側壁41の下端側を連結する底壁42とを備えた上部開
口の断面コ形状に形成して、前記各側壁41に上下方向
に延びる長孔43,43を設けると共に、前記各サイド
プレート11,12の上部側には、前記ケーシング4の
各長孔43と対向状に上下方向に延びる長孔19,19
を形成して、前記ケーシング4の側壁41間に前記上部
フック3の軸部を介在させた状態で、前記各長孔19,
43間に頭付き支持ピン31を挿通させ、該支持ピン3
1の挿通端部側にナット32を螺締することにより、前
記上部フック3に対し前記ケーシング4及び各サイドプ
レート11,12を前記各長孔19,43の範囲で上下
移動可能に支持させている。
【0012】また、前記ケーシング4の内部には、前記
上部フック3に対する前記ケーシング4及び各サイドプ
レート11,12の移動に連動して上下揺動される連動
体5と、該連動体5の上下揺動範囲を規制し、かつ、荷
揚げ荷降し作業時等に前記ケーシング4及び各サイドプ
レート11,12と前記上部フック3との間に所定設定
荷重以上の過負荷が付与されたとき、この上部フック3
に対する前記ケーシング4及び各サイドプレート11,
12の移動を許容する荷重設定機構6と、前記連動体5
の揺動を微調整可能とした入力手段7と、該入力手段7
の動作で前記駆動手段13を駆動停止させる検知器8と
をそれぞれ配設する。
【0013】更に詳述すると、前記連動体5は、前記ケ
ーシング4の各側壁41と対向する一対の対向壁51,
51と、これら各対向壁51の下端側を連結する底壁5
2とを備えた上部開口の断面コ形状に形成し、この底壁
52は前記連動体5のほぼ中央部を中心とした一方側に
のみ設け、他方側は前記上部フック3の軸部が挿入可能
となるように開放するのであって、この開放側における
前記各対向壁51の下端縁には湾曲係止部53を形成し
て、該係止部53に前記支持ピン31を介して前記上部
フック3を係止支持させると共に、前記係止部53が形
成された前記各対向壁51の外側部を枢支ピン54を介
して前記ケーシング4に揺動可能に支持させている。
【0014】前記荷重設定機構6は、前記ケーシング4
と連動体5との各底壁42,52間で、該連動体5への
前記上部フック3の係止位置を中心とした前記枢支ピン
54とは反対側に配設するのであって、前記ケーシング
4の底壁42上に配置される弾性体としての複数の皿ば
ね61と、該各皿ばね61の上方側から前記連動体5の
底壁52を経て前記ケーシング4の底壁42へと貫通さ
れる頭部付き調整ボルト62と、この調整ボルト62の
前記ケーシング底壁42から突出する先端側に螺締され
るナット63とを備え、該ナット63に対する前記調整
ボルト62の螺回操作で前記各皿ばね61の締付力を調
整することにより、これら皿ばね61による設定荷重の
調整を行えるようにしている。
【0015】また、前記入力手段7は、前記上部フック
3の連動体5への係止位置を中心とする枢支ピン54と
は反対側で、この連動体5の底壁52における荷重設定
機構6の外方側に固着されたナット71と、該ナット7
1に螺合される頭部付きの微調整ボルト72とで構成す
る。そして、この微調整ボルト72の上部側で前記ケー
シング4の各側壁41間に前記検知器8としてリミット
スイッチを配設し、前記ナット71に対し微調整ボルト
72を螺回操作して、該微調整ボルト72の頭部72a
と前記リミットスイッチ8の作動片81との間の距離を
微調整することにより、前記上部フック3と前記ケーシ
ング4及び各サイドプレート11,12との間に前記荷
重設定機構6で設定する所定設定荷重以上の過負荷が付
与され、この過負荷に基づき前記連動体5が上方側に揺
動して前記微調整ボルト72の頭部72aで前記リミッ
トスイッチ8の作動片81を押動操作するときの入力荷
重を微調整できるようにしている。
【0016】次に、以上の構成による作用について説明
する。前記モータ13で前記巻上体2を正逆回転させて
ロードチエーン21により各種重量物の荷揚げ作業等を
行っているとき、静止部材側に係止された前記上部フッ
ク3と、該フック3を支持する前記ケーシング4及び各
サイドプレート11,12との間に、前記荷重設定機構
6で設定する所定設定荷重以上の過負荷が付与される
と、この荷重設定機構6に抗しながら、前記上部フック
3側に対し前記ケーシング4及び各サイドプレート1
1,12が各長孔19,43の範囲で下方側へと移動さ
れる。
【0017】このとき、前記上部フック3の支持ピン3
1には、前記連動体5の下端側に設けた湾曲部53が係
止されているので、該連動体5が枢支ピン54を中心に
前記ケーシング4及び各サイドプレート11,12に対
し上方側へと揺動され、これに伴い前記連動体5で荷重
設定機構6の各皿ばね61を圧縮しながら、この連動体
5における荷重設定機構6の外部側に設けた前記入力手
段7の微調整用ボルト72を上方側に移動させることに
より、該微調整用ボルト72で前記リミットスイッチ8
の作動片81が押動操作されて前記モータ13が緊急停
止されることになる。このため、所定設定荷重以上の吊
下げ荷重つまり過負荷を付与したままの状態で、運転を
継続することによる前記電動チエーンブロックの各種構
成部品の損傷事故を確実に防止できる。
【0018】さらに、前記上部フック3と前記ケーシン
グ4及び各サイドプレート11,12との間に付与され
る荷重に基づき、前記荷重設定機構6と入力手段7及び
リミットスイッチ8を介して前記モータ13を停止させ
るときの入力荷重を調整したいときには、前記荷重設定
機構6の調整ボルト62をナット63に対し螺回操作し
て各皿ばね61の締付力を変更することにより、該各皿
ばね61の設定荷重を大まかに調整し、また、前記入力
手段7の微調整ボルト72をナット71に対し螺回操作
して、この微調整ボルト72の頭部72aと前記リミッ
トスイッチ8の作動片81との間の距離を変更すること
によって、前記入力荷重の微調整を行うこともできるの
で、これら入力手段7による微調整と荷重設定機構6に
よる大まかな荷重調整とを共に行うことにより、荷揚げ
荷降し作業時等の条件や製作時の加工誤差などに応じて
前記入力荷重を正確に調整でき、この調整された入力荷
重により前記モータ13の停止を確実に行うことができ
る。
【0019】このとき、前記荷重設定機構6の皿ばね6
1及び調整ボルト62は、前記各サイドプレート11,
12の上部間に支持される上部開口のケーシング4に取
付けられ、また、前記調整ボルト62の頭部62aが前
記皿ばね61の上部側に位置されて、該皿ばね61の上
部側で前記調整ボルト62のナット63に対する螺回操
作を行うようにしているので、荷揚げ荷降し作業時等に
前記荷重設定機構6による設定荷重の調整を行う場合、
前記各サイドプレート11,12及びケーシング4の上
部開放側から前記調整ボルト62を介して荷重調整を簡
単に行うことができる。
【0020】また、前記入力手段7のナット71及び微
調整ボルト72は、前記上部開口のケーシング4に支持
される連動体5上に取付けられ、また、前記微調整ボル
ト72の頭部72aが、前記リミットスイッチ8の作動
片81と対向状に上向きに配置されているので、荷揚げ
荷降し作業時等に前記微調整ボルト72を介して前記リ
ミットスイッチ8を作動させるときの入力荷重を調整す
るとき、前記各サイドプレート11,12及びケーシン
グ4の上部開放側から前記微調整ボルト72の螺回操作
を簡単にできて、前記入力荷重の調整を容易に行うこと
ができる。
【0021】しかも、前記入力手段7の微調整用ボルト
72は、前記上部フック3の連動体5への係止位置を中
心とする枢支ピン54の反対側で、この連動体5におけ
る荷重設定機構6の外方側に配置されているので、前記
上部フック3と前記ケーシング4及び各サイドプレート
11,12との間に、前記荷重設定機構6で設定する所
定設定荷重以上の過負荷が付与され、これに伴い前記微
調整ボルト72を伴いながら連動体5が枢支ピン54を
中心に上方側に揺動されるとき、その揺動量を前記過負
荷に対し増幅させることができ、つまり、前記微調整ボ
ルト72でリミットスイッチ8を作動させるときの入力
荷重を前記過負荷に対し増幅させることができるため、
前記リミットスイッチ8で正確に検知でき、その検知結
果に基づき前記モータ13を停止させることができて、
過負荷運転を継続することによる各種構成部品の損傷事
故を確実に防止することもできる。
【0022】さらに、以上の実施形態では、前記ケーシ
ング4の内部に、前記連動体5、荷重設定機構6、入力
手段7及びリミットスイッチ8をそれぞれ配置するよう
にしているので、これら各者に別体が衝突して破損した
りするのを確実に阻止でき、しかも、前記ケーシング4
は、前記巻上機のデッドスペースとなる各サイドプレー
ト11,12間の上部側で上部フック3の取付周辺部に
支持させているので、デッドスペースの有効利用を図り
ながら、コンパクトな構成でもって前記各者を損傷事故
等を招くことなく配備することができる。
【0023】図5は、以上の電動チエーンブロックの制
御ブロック図を示しており、同図においては、前記操作
部17側に設けられる巻上及び巻下用の一対の押しボタ
ンスイッチ91,92と、これらスイッチ91,92の
操作により前記モータ13の回転を正逆切換えて前記ロ
ードチエーン21を巻上及び巻下方向に制御する制御部
93,94と、前記リミットスイッチ8の出力側に設け
られる制御基板95とを備え、この制御基板95には、
前記巻上用ボタンスイッチ91の操作で巻上用制御部9
3を介してロードチエーン21の巻上げを開始すると
き、開始後一定時間が経過するまでは前記リミットスイ
ッチ8による前記モータ13の停止動作を不能とするタ
イマ96と、前記リミットスイッチ8に接続される自己
保持回路97と、前記巻下用ボタンスイッチ92の出力
側に接続され、前記自己保持回路97による動作を解除
するリセット回路98とを設けている。
【0024】そして、前記巻上用スイッチ91を操作し
て巻上用制御部93によるロードチエーン21の巻上げ
を開始し、前記タイマ96による設定時間を経過した後
に、前記上部フック3と前記ケーシング4及び各サイド
プレート11,12との間に所定設定荷重以上の過負荷
が付与されることにより、前記リミットスイッチ8が動
作されて前記モータ13が停止されることになるが、該
モータ13が一旦停止されると、その停止状態が前記リ
ミットスイッチ8の操作如何に拘りなく前記自己保持回
路97で継続される。
【0025】斯くするときには、前記上部フック3と前
記ケーシング4及び各サイドプレート11,12との間
に共振が発生し、この共振に伴い前記リミットスイッチ
8がオンオフ動作を繰り返しても、前記自己保持回路9
7で前記モータ13の停止状態を継続することにより、
該モータ13の発停を頻繁に繰り返す所謂チャタリング
を阻止できて、このチャタリングによる前記モータ13
等の破損事故を確実に防止できる。また、前記電動チエ
ーンブロックによる巻上開始時には、前記上部フック3
と前記ケーシング4及び各サイドプレート11,12と
の間に共振が発生し易いにも拘らず、前記タイマ96を
設けることにより、巻上開始時に発生する共振によって
前記リミットスイッチ8で前記モータ13を不用意に停
止させたりする誤作動を未然に防止できる。
【0026】また、前記リミットスイッチ8で前記モー
タ13が停止された後、該モータ13の駆動を再開する
ときには、前記巻下用ボタンスイッチ92の操作により
前記リセット回路98を動作させて、前記自己保持回路
97による前記モータ13の停止動作を解除するのであ
る。
【0027】以上の実施形態ではシングル式電動チエー
ンブロックを示したが、本発明は、シングル式のものに
較べ2倍荷重の荷揚げ荷降し作業を行うことができるダ
ブル式電動チエーンブロックや、3倍荷重の荷揚げ荷降
し作業を行うことができるトリプル式電動チエーンブロ
ックに適用することもでき、また、電動式チエーンブロ
ックに限らずトロリー式巻上機にも適用することがで
き、これらの場合には、各図の実施形態で示した上部フ
ックから成る吊下具として、巻上機本体を別部材に吊下
げるための軸杆等が使用され、さらに、本発明はベルト
式巻上機等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電動式巻上機の要部を示す側
断面図。
【図2】 図1のX−X線方向の断面図。
【図3】 図1のY−Y線方向の断面図。
【図4】 図1のZ−Z線方向の断面図。
【図5】 同巻上機の制御ブロック図。
【図6】 同巻上機の全体構造を示す正面図。
【符号の説明】
11,12…サイドプレート 13…駆動手段 2……巻上体 3……吊下具 5……連動体 6……過負荷設定機構 7……入力手段 8……検知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段(13)を備え、相対向する一
    対のサイドプレート(11)(12)間に巻上体(2)
    及び吊下具(3)を設けている電動式巻上機において、 前記吊下具(3)をサイドプレート(11)(12)間
    に、該サイドプレート(11)(12)に対し相対移動
    可能に支持すると共に、前記サイドプレート(11)
    (12)間に、前記吊下具(3)の相対移動に連動して
    揺動する連動体(5)と、該連動体(5)の揺動範囲を
    規制する荷重設定機構(6)と、この荷重設定機構
    (6)により規制された揺動範囲における連動体(5)
    の揺動を微調整可能に検知器(8)に入力する入力手段
    (7)とを設けていることを特徴とする電動式巻上機。
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Cited By (2)

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