JP2004136422A - 切りくず排出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる切りくず排出装置を提供する。
【解決手段】切りくず排出装置1は、駆動モータ11と、駆動モータ11によって駆動せしめられる搬送機構12と、駆動モータ11の作動を制御する制御装置5とを備え、切削加工によって生じた切りくずを、搬送機構12により、工作機械30の機内から機外へ搬送,排出するように構成される。制御装置5は、駆動モータ11の駆動中における負荷を監視し、負荷と所定の基準値とを比較して、負荷が基準値を超えている場合には、駆動モータ11を継続的に駆動させる一方、負荷が基準値以下となった場合には、駆動モータ11を一定時間停止させた後、駆動モータ11を再度駆動させる。駆動モータ11は、切りくず量に応じてその作動が制御される。
【選択図】 図1
【解決手段】切りくず排出装置1は、駆動モータ11と、駆動モータ11によって駆動せしめられる搬送機構12と、駆動モータ11の作動を制御する制御装置5とを備え、切削加工によって生じた切りくずを、搬送機構12により、工作機械30の機内から機外へ搬送,排出するように構成される。制御装置5は、駆動モータ11の駆動中における負荷を監視し、負荷と所定の基準値とを比較して、負荷が基準値を超えている場合には、駆動モータ11を継続的に駆動させる一方、負荷が基準値以下となった場合には、駆動モータ11を一定時間停止させた後、駆動モータ11を再度駆動させる。駆動モータ11は、切りくず量に応じてその作動が制御される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に付設され、切削加工によって生じた切りくずを当該工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記切りくず排出装置は、駆動モータと、この駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備えて構成され、NC旋盤やマシニングセンタなどの各種工作機械に付設される。尚、工作機械は、切削加工によって生じた切りくずを前記搬送機構上に適宜落下させるような構造となっている。
【0003】
前記搬送機構は、工作機械の機内から機外へ向かって形成された搬送路を有しており、落下,集積された切りくずを、この搬送路によって機外へ搬送するように構成され、搬送された切りくずは適宜設置されたバケットなどに回収される。尚、この搬送機構には、ヒンジ形式,スクレーパ形式,スクリュー形式といった各種のものがある。
【0004】
通常、前記駆動モータは、工作機械が稼働している間、常に駆動された状態となっているが、消費電力を抑制するために、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように制御されることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、切削加工によって生じる切りくずの量は、加工内容などによって異なるものであり、切りくずがほとんど生じないような切削加工が行われているときには、駆動モータを駆動させる必要がないが、切りくずが大量に生じるような切削加工が行われているときには、生じた切りくずを積極的に排出する必要がある。
【0006】
ところが、駆動モータを常に駆動させるようにした上記制御方法では、排出すべき切りくずがほとんど無い場合でも、駆動モータが駆動されるため、無駄に電力が消費されることとなって効率的でない。
【0007】
一方、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータを制御する方法では、駆動モータを停止させる時間を設けることによって消費電力を抑制することができるものの、駆動,停止の周期と排出すべき切りくず量との間に相関がなく、例えば、排出すべき切りくずがほとんど無い時間帯に、駆動モータを駆動させる周期が当たると、上記と同様に、無駄に電力を消費することとなる。
【0008】
逆に、切りくずが大量に生じる時間帯に、駆動モータを停止させる周期が当たると、切りくずが搬送機構上に大量に集積された状態で駆動モータが停止せしめられることとなり、再度、駆動モータを駆動させたときに切りくずが搬送機構に詰まったり、からまったりして動作不良を起こす原因となることがある。
【0009】
このように、従来の切りくず排出装置では、駆動モータを適切に制御することができず、無駄に電力を消費することになったり、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができないという問題があった。
【0010】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる切りくず排出装置の提供をその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するための本発明は、工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、当該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、工作機械の切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、前記駆動モータの駆動中における負荷を監視し、当該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値を超えている場合には、前記駆動モータを継続的に駆動させる一方、前記負荷が前記基準値以下となった場合には、前記駆動モータを一定時間停止させた後、当該駆動モータを再度駆動させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置に係る。
【0012】
この発明によれば、切削加工によって生じた切りくずが、駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構により、工作機械の機内から機外へ搬送,排出される。
【0013】
そして、前記駆動モータの作動は、制御装置によって次のように制御される。即ち、駆動モータの駆動中における負荷が監視され、当該負荷と予め設定された基準値とが比較されて、負荷が前記基準値を超えている場合には、前記駆動モータが継続的に駆動せしめられる一方、前記負荷が前記基準値以下となった場合には、前記駆動モータが一定時間停止せしめられた後、当該駆動モータが再度駆動せしめられる。
【0014】
駆動モータの負荷は、搬送機構によって搬送,排出される切りくずの量に応じて変動するものであり、切りくずの量が少なければ、負荷は小さくなり、切りくずの量が多ければ、負荷は大きくなる。
【0015】
そこで、本発明では、駆動モータの駆動中における負荷を監視し、当該負荷と所定の基準値とを比較することで、負荷が基準値を超えている場合には、排出すべき切りくずが相当量存在しているものと判断して、駆動モータを継続的に駆動させ、負荷が基準値以下となった場合には、排出すべき切りくずがほとんど排出されたものと判断して、駆動モータを一定時間停止させるようにしている。
【0016】
斯くして、本発明に係る切りくず排出装置によれば、搬送機構により搬送,排出される切りくずの量に応じて駆動モータの作動(駆動,停止)を制御するようにしているので、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0017】
また、本発明は、工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、当該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、工作機械の切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように前記駆動モータを制御し、且つ、前記駆動モータを一定時間駆動させた後、当該駆動モータを停止させるに当たり、前記駆動モータの負荷を監視し、当該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値以下である場合には、前記駆動モータを一定時間停止させる一方、前記負荷が前記基準値を超えている場合には、当該負荷が前記基準値以下となるまで前記一定の駆動時間を延長して前記駆動モータを駆動させた後、当該駆動モータを一定時間停止させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置に係る。
【0018】
この発明によれば、前記駆動モータが駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように制御され、且つ、一定時間駆動せしめられた後停止せしめられるに当たり、前記駆動モータの負荷が監視され、当該負荷と予め設定された基準値とが比較されて、負荷が前記基準値以下である場合には、前記駆動モータが一定時間停止せしめられる一方、前記負荷が前記基準値を超えている場合には、当該負荷が前記基準値以下となるまで前記一定の駆動時間が延長されて前記駆動モータが駆動せしめられた後、当該駆動モータが一定時間停止せしめられる。
【0019】
上述したように、駆動モータの負荷は、搬送機構によって搬送,排出される切りくずの量に応じて変動するものであり、切りくずの量が少なければ、負荷は小さくなり、切りくずの量が多ければ、負荷は大きくなる。
【0020】
そこで、本発明では、駆動モータを一定時間駆動させた後、これを停止させるに当たり、駆動モータの負荷を監視し、当該負荷と所定の基準値とを比較することで、負荷が基準値以下である場合には、排出すべき切りくずがほとんど排出されたものと判断して、駆動モータを一定時間停止させ、負荷が基準値を超えている場合には、排出すべき切りくずがまだ相当量存在しているものと判断して、当該切りくず量がごく僅かとなるまで駆動時間を延長するようにしている。
【0021】
斯くして、本発明に係る切りくず排出装置によれば、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータの作動を制御しつつ、切りくずが相当量存在する場合には延長して駆動モータを駆動するようにしているので、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0022】
尚、上述した駆動モータの負荷は、例えば、当該駆動モータに供給される電力を監視することによって、これを推定することができる。また、前記基準値は、切りくずの発生量と駆動モータの負荷との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータの負荷を基に、適宜経験的にこれを設定すれば良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について添付図面に基づき説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図1及び図2に基づき説明する。尚、図1は、本実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した斜視図であり、図2は、本実施形態の制御装置における一連の処理を示したフローチャートである。
【0025】
図1に示すように、本例の切りくず排出装置1は、NC旋盤30に付設されるもので、駆動モータ11と、この駆動モータ11により駆動されて、切りくずをNC旋盤30の機内から機外へ搬送,排出する搬送機構12と、前記駆動モータ11の作動を制御する制御装置5とを備えて構成される。
【0026】
尚、前記NC旋盤30は、ベッド31と、主軸32を回転自在に支持する主軸台(図示せず)と、工具Tが装着された刃物台33と、センタ34を有する心押し台(図示せず)などを備える。また、適宜カバー36が設けられ、ワークWを切削加工することによって生じた切りくずが、このカバー36に沿って搬送機構12上に落下,集積されるようになっている。
【0027】
前記搬送機構12は、複数のプレート13を無端環状に連結して構成される搬送ベルト14と、この搬送ベルト14が収容されるカバー体17と、このカバー体17内の両端部にそれぞれ配設され、前記搬送ベルト14が掛け渡されるプーリ15,16と、プーリ15が固設される回転軸15aの端部に固設されたプーリ18と、前記駆動モータ11の出力軸11aに固設されたプーリ19と、これらプーリ18,19に巻き掛けられた伝動ベルト20と、前記プーリ15,18,19、伝動ベルト20及び駆動モータ11などを収容する筐体21などから構成される。
【0028】
前記カバー体17は水平部及び上り傾斜部から構成され、水平部がNC旋盤30の機内に、上り傾斜部が機外に位置した状態に配置される。また、前記水平部上面には開口部が形成されて、搬送ベルト14が露出した状態となっており、加工によって生じた切りくずが、この露出した搬送ベルト14上に落下,集積される。また、筐体21の下面には、開口部21aが形成されている。
【0029】
斯くして、前記駆動モータ11が駆動されると、当該駆動モータ11の回転動力が、その出力軸11a,プーリ19,伝動ベルト20,プーリ18及び回転軸15aを介してプーリ15に伝達され、搬送ベルト14が矢示方向に回動せしめられて、搬送ベルト14上に落下,集積された切りくずが、かかる搬送ベルト14の回動によって前記プーリ15側に搬送され、その搬送終端部分で下方に落下して、筐体21の開口部21aからその下方に設置されたバケット22内に回収される。
【0030】
そして、本例の前記制御装置5は、図2に示す如く駆動モータ11の作動を制御する。具体的には、適宜処理開始信号にしたがって処理を開始して、駆動モータ11を駆動させるとともに(ステップS1)、この駆動モータ11の稼動中、当該駆動モータ11に供給される電力を適宜サンプリング間隔ごとにサンプリング(監視)して、サンプリングされた供給電力と予め設定された基準値とを随時比較する(ステップS2)。
【0031】
そして、供給電力が基準値以下になると、駆動モータ11を停止させた後(ステップS3)、停止タイマをONにして駆動モータ11を所定時間停止状態にし(ステップS4,S5)、しかる後、ステップS1以降の処理を再び行う、即ち、駆動モータ11を再度駆動させる。尚、処理終了信号が入力されている場合には、当該処理を終了する(ステップS6)。
【0032】
NC旋盤30では様々な加工が行われる。このため、加工によって生じる切りくず量は、その加工内容によって大きく異なり、多量に切りくずが生じる加工があれば、殆ど切りくずが生じない加工もある。そして、切りくずが多量に生じる場合には、これを排出するために、駆動モータ11に大きな負荷がかかり、当該駆動モータ11に供給される電力が増大する。一方、切りくずが殆ど生じない加工の場合には、駆動モータ11にかかる負荷が小さく、当該駆動モータ11に供給される電力も小さい。
【0033】
そこで、本例では、駆動モータ11を駆動後、当該駆動モータ11に供給される電力を監視し、供給電力が基準値以下となったとき、排出すべき切りくずが殆ど無いものとみなして、駆動モータ11を停止させ、所定時間経過後に再度駆動モータ11を駆動させるようにしている。尚、再駆動後においても、引き続き供給電力が基準値以下である場合には、更に、所定時間だけ駆動モータ11が停止せしめられ、以後、供給電力が基準値を上回るまで、所定時間づつ駆動モータ11が停止せしめられる。
【0034】
これにより、排出すべき切りくずが殆ど存在しない場合にまで、駆動モータ11が駆動されて、無駄に電力が消費されるのを防止することができ、電力の効率的な使用を図ることが可能となる。
【0035】
斯くして、本例の切りくず排出装置1によれば、搬送機構12により搬送,排出される切りくずの量に応じて駆動モータ11の作動(駆動,停止)を制御するようにしているので、駆動モータ11の消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0036】
尚、前記基準値は、切りくずの発生量と駆動モータ11への供給電力との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータ11への供給電力を基に、適宜経験的に設定される。
【0037】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図3に基づき説明する。図3は、第2の本実施形態の制御装置における一連の処理を示したフローチャートである。尚、本例の切りくず排出装置1は、制御装置5における処理のみが上述した第1の実施形態と異なる。
【0038】
図3に示すように、本例の制御装置5は、適宜処理開始信号にしたがって処理を開始して、駆動モータ11を駆動させた後(ステップS11)、駆動タイマをONにして駆動モータ11を所定時間駆動させ(ステップS12,S13)、しかる後、当該駆動モータ11に供給される電力をサンプリング(監視)して、サンプリングされた供給電力と予め設定された基準値とを比較し(ステップS14)、サンプリングされた供給電力が基準値以下となった場合に駆動モータ11を停止させる(ステップS15)。
【0039】
ついで、停止タイマをONにして駆動モータ11を所定時間停止状態にし(ステップS16,S17)、しかる後、ステップS11以降の処理を再び行う、即ち、駆動モータ11を再度駆動させる。尚、処理終了信号が入力されている場合には、当該処理を終了する(ステップS18)。
【0040】
上述したように、加工によって生じる切りくず量は、その加工内容によって大きく異なり、多量に切りくずが生じる加工があれば、殆ど切りくずが生じない加工もあり、切りくずが多量に生じる場合には、これを排出するために、駆動モータ11に大きな負荷がかかって、当該駆動モータ11に供給される電力が増大する一方、切りくずが殆ど生じない加工の場合には、駆動モータ11にかかる負荷が小さく、当該駆動モータ11に供給される電力も小さい。
【0041】
そこで、本例では、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータ11の作動を制御しつつ(ステップS11,S12,S13,S15,S16,S17)、駆動モータ11を一定時間駆動させた後、これを停止させる際に、駆動モータ11に供給される電力を監視し、供給電力が基準値を上回っている場合には、排出すべき切りくずが相当量存在しているものと判断して、切りくず量がごく僅かであると判断される供給電力となるまで駆動時間を延長するようにし、供給電力が基準値以下となっている場合には、排出すべき切りくずがほとんど存在しないものと判断して、駆動モータ11を一定時間停止させるようにしている(ステップS14)。
【0042】
これにより、排出すべき切りくずが殆ど存在しない場合にまで、駆動モータ11が駆動されて、無駄に電力が消費されるのを防止することができ、電力の効率的な使用を図ることができる。
【0043】
斯くして、本例の切りくず排出装置1によれば、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータ11の作動を制御しつつ、排出すべき切りくずが相当量存在する場合には延長して駆動モータ11を駆動するようにしているので、上記第1の実施形態と同様に、駆動モータ11の消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0044】
尚、前記基準値は、上記第1の実施形態と同様に、切りくずの発生量と駆動モータ11への供給電力との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータ11への供給電力を基に、適宜経験的に設定される。
【0045】
以上、本発明の実施形態について説明したが本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
【0046】
また、上例では、ベルト形式の切りくず排出装置としたが、これに限られるものではなく、スクレーパ形式やスクリュー形式など各種のものを採用することができる。
【0047】
また、本発明に係る切りくず排出装置を適用し得る工作機械は、上述したNC旋盤30に何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した斜視図である。
【図2】第1の実施形態の制御装置における処理を示したフローチャートである。
【図3】第2の実施形態の制御装置における処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 切りくず排出装置
5 制御装置
11 駆動モータ
12 搬送機構
14 搬送ベルト
15,16,18,19 プーリ
17 カバー体
21 筐体
22 バケット
30 NC旋盤
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に付設され、切削加工によって生じた切りくずを当該工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記切りくず排出装置は、駆動モータと、この駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備えて構成され、NC旋盤やマシニングセンタなどの各種工作機械に付設される。尚、工作機械は、切削加工によって生じた切りくずを前記搬送機構上に適宜落下させるような構造となっている。
【0003】
前記搬送機構は、工作機械の機内から機外へ向かって形成された搬送路を有しており、落下,集積された切りくずを、この搬送路によって機外へ搬送するように構成され、搬送された切りくずは適宜設置されたバケットなどに回収される。尚、この搬送機構には、ヒンジ形式,スクレーパ形式,スクリュー形式といった各種のものがある。
【0004】
通常、前記駆動モータは、工作機械が稼働している間、常に駆動された状態となっているが、消費電力を抑制するために、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように制御されることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、切削加工によって生じる切りくずの量は、加工内容などによって異なるものであり、切りくずがほとんど生じないような切削加工が行われているときには、駆動モータを駆動させる必要がないが、切りくずが大量に生じるような切削加工が行われているときには、生じた切りくずを積極的に排出する必要がある。
【0006】
ところが、駆動モータを常に駆動させるようにした上記制御方法では、排出すべき切りくずがほとんど無い場合でも、駆動モータが駆動されるため、無駄に電力が消費されることとなって効率的でない。
【0007】
一方、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータを制御する方法では、駆動モータを停止させる時間を設けることによって消費電力を抑制することができるものの、駆動,停止の周期と排出すべき切りくず量との間に相関がなく、例えば、排出すべき切りくずがほとんど無い時間帯に、駆動モータを駆動させる周期が当たると、上記と同様に、無駄に電力を消費することとなる。
【0008】
逆に、切りくずが大量に生じる時間帯に、駆動モータを停止させる周期が当たると、切りくずが搬送機構上に大量に集積された状態で駆動モータが停止せしめられることとなり、再度、駆動モータを駆動させたときに切りくずが搬送機構に詰まったり、からまったりして動作不良を起こす原因となることがある。
【0009】
このように、従来の切りくず排出装置では、駆動モータを適切に制御することができず、無駄に電力を消費することになったり、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができないという問題があった。
【0010】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる切りくず排出装置の提供をその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するための本発明は、工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、当該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、工作機械の切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、前記駆動モータの駆動中における負荷を監視し、当該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値を超えている場合には、前記駆動モータを継続的に駆動させる一方、前記負荷が前記基準値以下となった場合には、前記駆動モータを一定時間停止させた後、当該駆動モータを再度駆動させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置に係る。
【0012】
この発明によれば、切削加工によって生じた切りくずが、駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構により、工作機械の機内から機外へ搬送,排出される。
【0013】
そして、前記駆動モータの作動は、制御装置によって次のように制御される。即ち、駆動モータの駆動中における負荷が監視され、当該負荷と予め設定された基準値とが比較されて、負荷が前記基準値を超えている場合には、前記駆動モータが継続的に駆動せしめられる一方、前記負荷が前記基準値以下となった場合には、前記駆動モータが一定時間停止せしめられた後、当該駆動モータが再度駆動せしめられる。
【0014】
駆動モータの負荷は、搬送機構によって搬送,排出される切りくずの量に応じて変動するものであり、切りくずの量が少なければ、負荷は小さくなり、切りくずの量が多ければ、負荷は大きくなる。
【0015】
そこで、本発明では、駆動モータの駆動中における負荷を監視し、当該負荷と所定の基準値とを比較することで、負荷が基準値を超えている場合には、排出すべき切りくずが相当量存在しているものと判断して、駆動モータを継続的に駆動させ、負荷が基準値以下となった場合には、排出すべき切りくずがほとんど排出されたものと判断して、駆動モータを一定時間停止させるようにしている。
【0016】
斯くして、本発明に係る切りくず排出装置によれば、搬送機構により搬送,排出される切りくずの量に応じて駆動モータの作動(駆動,停止)を制御するようにしているので、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0017】
また、本発明は、工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、当該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、工作機械の切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように前記駆動モータを制御し、且つ、前記駆動モータを一定時間駆動させた後、当該駆動モータを停止させるに当たり、前記駆動モータの負荷を監視し、当該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値以下である場合には、前記駆動モータを一定時間停止させる一方、前記負荷が前記基準値を超えている場合には、当該負荷が前記基準値以下となるまで前記一定の駆動時間を延長して前記駆動モータを駆動させた後、当該駆動モータを一定時間停止させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置に係る。
【0018】
この発明によれば、前記駆動モータが駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように制御され、且つ、一定時間駆動せしめられた後停止せしめられるに当たり、前記駆動モータの負荷が監視され、当該負荷と予め設定された基準値とが比較されて、負荷が前記基準値以下である場合には、前記駆動モータが一定時間停止せしめられる一方、前記負荷が前記基準値を超えている場合には、当該負荷が前記基準値以下となるまで前記一定の駆動時間が延長されて前記駆動モータが駆動せしめられた後、当該駆動モータが一定時間停止せしめられる。
【0019】
上述したように、駆動モータの負荷は、搬送機構によって搬送,排出される切りくずの量に応じて変動するものであり、切りくずの量が少なければ、負荷は小さくなり、切りくずの量が多ければ、負荷は大きくなる。
【0020】
そこで、本発明では、駆動モータを一定時間駆動させた後、これを停止させるに当たり、駆動モータの負荷を監視し、当該負荷と所定の基準値とを比較することで、負荷が基準値以下である場合には、排出すべき切りくずがほとんど排出されたものと判断して、駆動モータを一定時間停止させ、負荷が基準値を超えている場合には、排出すべき切りくずがまだ相当量存在しているものと判断して、当該切りくず量がごく僅かとなるまで駆動時間を延長するようにしている。
【0021】
斯くして、本発明に係る切りくず排出装置によれば、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータの作動を制御しつつ、切りくずが相当量存在する場合には延長して駆動モータを駆動するようにしているので、駆動モータの消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0022】
尚、上述した駆動モータの負荷は、例えば、当該駆動モータに供給される電力を監視することによって、これを推定することができる。また、前記基準値は、切りくずの発生量と駆動モータの負荷との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータの負荷を基に、適宜経験的にこれを設定すれば良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について添付図面に基づき説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図1及び図2に基づき説明する。尚、図1は、本実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した斜視図であり、図2は、本実施形態の制御装置における一連の処理を示したフローチャートである。
【0025】
図1に示すように、本例の切りくず排出装置1は、NC旋盤30に付設されるもので、駆動モータ11と、この駆動モータ11により駆動されて、切りくずをNC旋盤30の機内から機外へ搬送,排出する搬送機構12と、前記駆動モータ11の作動を制御する制御装置5とを備えて構成される。
【0026】
尚、前記NC旋盤30は、ベッド31と、主軸32を回転自在に支持する主軸台(図示せず)と、工具Tが装着された刃物台33と、センタ34を有する心押し台(図示せず)などを備える。また、適宜カバー36が設けられ、ワークWを切削加工することによって生じた切りくずが、このカバー36に沿って搬送機構12上に落下,集積されるようになっている。
【0027】
前記搬送機構12は、複数のプレート13を無端環状に連結して構成される搬送ベルト14と、この搬送ベルト14が収容されるカバー体17と、このカバー体17内の両端部にそれぞれ配設され、前記搬送ベルト14が掛け渡されるプーリ15,16と、プーリ15が固設される回転軸15aの端部に固設されたプーリ18と、前記駆動モータ11の出力軸11aに固設されたプーリ19と、これらプーリ18,19に巻き掛けられた伝動ベルト20と、前記プーリ15,18,19、伝動ベルト20及び駆動モータ11などを収容する筐体21などから構成される。
【0028】
前記カバー体17は水平部及び上り傾斜部から構成され、水平部がNC旋盤30の機内に、上り傾斜部が機外に位置した状態に配置される。また、前記水平部上面には開口部が形成されて、搬送ベルト14が露出した状態となっており、加工によって生じた切りくずが、この露出した搬送ベルト14上に落下,集積される。また、筐体21の下面には、開口部21aが形成されている。
【0029】
斯くして、前記駆動モータ11が駆動されると、当該駆動モータ11の回転動力が、その出力軸11a,プーリ19,伝動ベルト20,プーリ18及び回転軸15aを介してプーリ15に伝達され、搬送ベルト14が矢示方向に回動せしめられて、搬送ベルト14上に落下,集積された切りくずが、かかる搬送ベルト14の回動によって前記プーリ15側に搬送され、その搬送終端部分で下方に落下して、筐体21の開口部21aからその下方に設置されたバケット22内に回収される。
【0030】
そして、本例の前記制御装置5は、図2に示す如く駆動モータ11の作動を制御する。具体的には、適宜処理開始信号にしたがって処理を開始して、駆動モータ11を駆動させるとともに(ステップS1)、この駆動モータ11の稼動中、当該駆動モータ11に供給される電力を適宜サンプリング間隔ごとにサンプリング(監視)して、サンプリングされた供給電力と予め設定された基準値とを随時比較する(ステップS2)。
【0031】
そして、供給電力が基準値以下になると、駆動モータ11を停止させた後(ステップS3)、停止タイマをONにして駆動モータ11を所定時間停止状態にし(ステップS4,S5)、しかる後、ステップS1以降の処理を再び行う、即ち、駆動モータ11を再度駆動させる。尚、処理終了信号が入力されている場合には、当該処理を終了する(ステップS6)。
【0032】
NC旋盤30では様々な加工が行われる。このため、加工によって生じる切りくず量は、その加工内容によって大きく異なり、多量に切りくずが生じる加工があれば、殆ど切りくずが生じない加工もある。そして、切りくずが多量に生じる場合には、これを排出するために、駆動モータ11に大きな負荷がかかり、当該駆動モータ11に供給される電力が増大する。一方、切りくずが殆ど生じない加工の場合には、駆動モータ11にかかる負荷が小さく、当該駆動モータ11に供給される電力も小さい。
【0033】
そこで、本例では、駆動モータ11を駆動後、当該駆動モータ11に供給される電力を監視し、供給電力が基準値以下となったとき、排出すべき切りくずが殆ど無いものとみなして、駆動モータ11を停止させ、所定時間経過後に再度駆動モータ11を駆動させるようにしている。尚、再駆動後においても、引き続き供給電力が基準値以下である場合には、更に、所定時間だけ駆動モータ11が停止せしめられ、以後、供給電力が基準値を上回るまで、所定時間づつ駆動モータ11が停止せしめられる。
【0034】
これにより、排出すべき切りくずが殆ど存在しない場合にまで、駆動モータ11が駆動されて、無駄に電力が消費されるのを防止することができ、電力の効率的な使用を図ることが可能となる。
【0035】
斯くして、本例の切りくず排出装置1によれば、搬送機構12により搬送,排出される切りくずの量に応じて駆動モータ11の作動(駆動,停止)を制御するようにしているので、駆動モータ11の消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0036】
尚、前記基準値は、切りくずの発生量と駆動モータ11への供給電力との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータ11への供給電力を基に、適宜経験的に設定される。
【0037】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図3に基づき説明する。図3は、第2の本実施形態の制御装置における一連の処理を示したフローチャートである。尚、本例の切りくず排出装置1は、制御装置5における処理のみが上述した第1の実施形態と異なる。
【0038】
図3に示すように、本例の制御装置5は、適宜処理開始信号にしたがって処理を開始して、駆動モータ11を駆動させた後(ステップS11)、駆動タイマをONにして駆動モータ11を所定時間駆動させ(ステップS12,S13)、しかる後、当該駆動モータ11に供給される電力をサンプリング(監視)して、サンプリングされた供給電力と予め設定された基準値とを比較し(ステップS14)、サンプリングされた供給電力が基準値以下となった場合に駆動モータ11を停止させる(ステップS15)。
【0039】
ついで、停止タイマをONにして駆動モータ11を所定時間停止状態にし(ステップS16,S17)、しかる後、ステップS11以降の処理を再び行う、即ち、駆動モータ11を再度駆動させる。尚、処理終了信号が入力されている場合には、当該処理を終了する(ステップS18)。
【0040】
上述したように、加工によって生じる切りくず量は、その加工内容によって大きく異なり、多量に切りくずが生じる加工があれば、殆ど切りくずが生じない加工もあり、切りくずが多量に生じる場合には、これを排出するために、駆動モータ11に大きな負荷がかかって、当該駆動モータ11に供給される電力が増大する一方、切りくずが殆ど生じない加工の場合には、駆動モータ11にかかる負荷が小さく、当該駆動モータ11に供給される電力も小さい。
【0041】
そこで、本例では、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータ11の作動を制御しつつ(ステップS11,S12,S13,S15,S16,S17)、駆動モータ11を一定時間駆動させた後、これを停止させる際に、駆動モータ11に供給される電力を監視し、供給電力が基準値を上回っている場合には、排出すべき切りくずが相当量存在しているものと判断して、切りくず量がごく僅かであると判断される供給電力となるまで駆動時間を延長するようにし、供給電力が基準値以下となっている場合には、排出すべき切りくずがほとんど存在しないものと判断して、駆動モータ11を一定時間停止させるようにしている(ステップS14)。
【0042】
これにより、排出すべき切りくずが殆ど存在しない場合にまで、駆動モータ11が駆動されて、無駄に電力が消費されるのを防止することができ、電力の効率的な使用を図ることができる。
【0043】
斯くして、本例の切りくず排出装置1によれば、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように駆動モータ11の作動を制御しつつ、排出すべき切りくずが相当量存在する場合には延長して駆動モータ11を駆動するようにしているので、上記第1の実施形態と同様に、駆動モータ11の消費電力を抑制しつつ、切りくずの搬送,排出を適切に行うことができる。
【0044】
尚、前記基準値は、上記第1の実施形態と同様に、切りくずの発生量と駆動モータ11への供給電力との相関関係から、切りくずを排出する必要が無いと経験的に認められるときの当該駆動モータ11への供給電力を基に、適宜経験的に設定される。
【0045】
以上、本発明の実施形態について説明したが本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
【0046】
また、上例では、ベルト形式の切りくず排出装置としたが、これに限られるものではなく、スクレーパ形式やスクリュー形式など各種のものを採用することができる。
【0047】
また、本発明に係る切りくず排出装置を適用し得る工作機械は、上述したNC旋盤30に何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した斜視図である。
【図2】第1の実施形態の制御装置における処理を示したフローチャートである。
【図3】第2の実施形態の制御装置における処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 切りくず排出装置
5 制御装置
11 駆動モータ
12 搬送機構
14 搬送ベルト
15,16,18,19 プーリ
17 カバー体
21 筐体
22 バケット
30 NC旋盤
Claims (2)
- 工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、前記駆動モータの駆動中における負荷を監視し、該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値を超えている場合には、前記駆動モータを継続的に駆動させる一方、前記負荷が前記基準値以下となった場合には、前記駆動モータを一定時間停止させた後、該駆動モータを再度駆動させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置。 - 工作機械に付設される切りくず排出装置であって、
駆動モータと、該駆動モータによって駆動せしめられる搬送機構と、前記駆動モータの作動を制御する制御装置とを備え、切削加工によって生じた切りくずを、前記搬送機構により、前記工作機械の機内から機外へ搬送,排出するように構成された切りくず排出装置において、
前記制御装置は、駆動と停止とを一定時間ごとに交互に繰り返すように前記駆動モータを制御し、且つ、前記駆動モータを一定時間駆動させた後、該駆動モータを停止させるに当たり、前記駆動モータの負荷を監視し、該負荷と予め設定された基準値とを比較して、負荷が前記基準値以下である場合には、前記駆動モータを一定時間停止させる一方、前記負荷が前記基準値を超えている場合には、該負荷が前記基準値以下となるまで前記一定の駆動時間を延長して前記駆動モータを駆動させた後、該駆動モータを一定時間停止させるように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置。
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KR101355314B1 (ko) * | 2012-04-16 | 2014-01-24 | 현대위아 주식회사 | 칩 컨베이어 제어 장치 및 그 제어 방법 |
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-
2002
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