JPH09183506A - 穀物搬送機の駆動装置 - Google Patents

穀物搬送機の駆動装置

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JPH09183506A
JPH09183506A JP35327195A JP35327195A JPH09183506A JP H09183506 A JPH09183506 A JP H09183506A JP 35327195 A JP35327195 A JP 35327195A JP 35327195 A JP35327195 A JP 35327195A JP H09183506 A JPH09183506 A JP H09183506A
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JP
Japan
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grain
drive
drive motor
conveyor
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP35327195A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kaneko
常雄 金子
Hiroyuki Mitsuki
宏之 三ツ木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP35327195A priority Critical patent/JPH09183506A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時における衝撃負荷を緩和して、駆動源
および伝動系の破損や損傷などの防止を図るとともに、
起動時の騒音発生の低減を図る。 【解決手段】 穀物搬送機1は、穀物搬送樋2の一端と
他端にそれぞれ設けた駆動軸3と従動軸4との間に穀物
搬送コンベア5を懸回して構成する。穀物搬送コンベア
5を回転駆動する駆動モータ7を、その出力軸8を軸心
として転回自在に軸支する。駆動モータ7をその転回方
向の中立姿勢を保持するように一対のスプリング11,
11で弾力支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物搬送樋の一端
と他端にそれぞれ設けた駆動軸と従動軸との間に穀物搬
送コンベアを懸回してなる構成の穀物搬送機の駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀物搬送樋の一端と他端にそれぞ
れ設けた駆動軸と従動軸との間に穀物搬送コンベアを懸
回してなる構成の穀物搬送機は、例えば、実開平7−3
0218号公報に記載されているものがある。
【0003】上記公報に記載されている従来のこの種の
穀物搬送機においては、その駆動軸側に駆動モータを備
えており、駆動モータの出力軸側のスプロケットホイー
ルと駆動軸のスプロケットホイールとの間に伝動チェー
ンを懸回して、駆動モータにより穀物搬送コンベアを回
転駆動する構成となっており、駆動モータは穀物搬送機
に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の穀物搬送機に
おいては、一般に単位時間当たりの搬送量が多くなるほ
ど、その起動時に駆動源および伝動系に作用する衝撃負
荷が大きくなるので、特に大型の穀物搬送機において
は、衝撃負荷による駆動源や伝動系の破損や損傷の防
止、あるいは起動時における騒音発生の低減などのうえ
から、起動時における衝撃緩和を極力図る必要がある。
【0005】ところで、従来のこの種の穀物搬送機のよ
うに、駆動モータを穀物乾燥機に固定して設けているも
のでは、起動時に駆動モータと穀物搬送コンベアとの間
で発生する衝撃がそのまま駆動モータ側に作用するの
で、起動時の衝撃負荷により駆動モータおよび伝動系に
破損や損傷を生じさせることがあるなどの悪影響を及ぼ
すうえ、起動時に大きい騒音が発生することが避けられ
ないものであった。
【0006】そこで、本発明は、このような従来の技術
上の問題点に鑑み、穀物搬送コンベアを駆動する駆動モ
ータをその出力軸を軸心として転回自在に軸支するとと
もに、転回方向の中立姿勢を保持するように弾力支持す
ることにより、起動時に発生する衝撃負荷の大きさに応
じてそれを低減する方向に駆動モータを転回させ、起動
時における衝撃負荷を緩和して、駆動源および伝動系の
破損や損傷などの防止を図るとともに、起動時の騒音発
生の低減を図ることができる穀物搬送機を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る穀物搬送機の駆動装置は、穀物搬送樋
の一端と他端にそれぞれ設けた駆動軸と従動軸との間に
穀物搬送コンベアを懸回してなる構成の穀物搬送機にお
いて、穀物搬送コンベアを回転駆動する駆動モータをそ
の出力軸を軸心として転回自在に軸支するとともに、駆
動モータをその転回方向の中立姿勢を保持するように弾
力支持したことを特徴とするものである。
【0008】本発明に係る穀物搬送機の駆動装置は、上
記構成において、駆動モータの出力軸を中空軸とし、そ
の出力軸を穀物搬送コンベアの駆動側で回転自在に軸支
して穀物搬送コンベアの駆動軸とした構成とすることが
好適である。
【0009】さらに、本発明に係る穀物搬送機の駆動装
置は、前記各構成において、駆動モータがその転回方向
の中立姿勢から一定範囲を超えて転回したことを検知す
る検知機能を備えることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3において、1は穀
物搬送機(フローコンベア)である。この穀物搬送機1
は、水平方向に架設した穀物搬送樋2の一端に駆動軸
3、他端に従動軸4がそれぞれ設けられており、これら
駆動軸3と従動軸4との間に穀物搬送コンベア5が懸回
されている。穀物搬送コンベア5は、無端状のチェーン
に多数の搬送翼を備えたものである。6は穀物搬出樋で
ある。穀物搬送機1は、穀物乾燥機や穀物貯留タンク
(図示せず)などに穀物を搬出入するためのものであ
る。なお、穀物搬送機1の上部適所には穀物搬入口(図
示せず)が設けられている。
【0011】上記穀物搬送機1において、その穀物搬送
樋2の一端の駆動側には、搬送コンベア5を回転駆動す
る駆動モータ7が備えられている。この駆動モータ7は
減速機構を内蔵したギヤモータである。この駆動モータ
7の出力軸8は中空軸であって、中空の出力軸7は駆動
側の固定軸9に回転自在に嵌合されており、駆動モータ
7は、駆動側の固定軸9を軸心として転回自在に軸支さ
れている。したがって、図示の実施例では駆動モータ7
の出力軸8が穀物搬送コンベアの駆動軸3をなしてい
る。
【0012】穀物搬送樋2の駆動側の固定軸9に中空の
出力軸8が回転自在に軸支された駆動モータ7は、それ
と一体をなすモータベース10と穀物搬送樋2との間に
一対のスプリング11,11で弾力支持されており、駆
動モータ7はその出力軸8を軸心とする転回方向の中立
姿勢に保持されている(図2に実線で示す姿勢)。一対
のスプリング11,11は、駆動モータ7が図2に実線
で示す中立姿勢から破線で示す転回姿勢になる場合は、
一方のスプリング11が圧縮スプリング、他方のスプリ
ング11が牽引スプリングとなるものである。
【0013】12はリミットスイッチである。このリミ
ットスイッチ12は駆動モータ7がその転回方向の中立
姿勢から一定範囲を超えて転回したことを検知するもの
で、穀物搬送樋2に固定されている。リミットスイッチ
12の作動杆13は、駆動モータ7のモータベース10
の突出部14と対応していて、駆動モータ7が中立姿勢
にあるときはリミットスイッチ12はONであり、駆動
モータ7がその転回方向の中立姿勢から一定範囲を超え
て転回するとOFFとなるものである。
【0014】図4には、駆動モータの駆動制御回路が例
示されている。図4においてモータMは前記駆動モータ
7の電気系統の構成部分である。駆動制御回路におい
て、起動釦STをONすると、停止釦STPはON状態
であるから、リレーXが作動(励磁)し、同時にタイマ
TIMが作動する。
【0015】リレーXが作動すると、リレーXの接点X
−1がONし、起動釦STが自己保持される。また、リ
レーXの接点X−2がONし、タイマTIMの接点TI
MもONしているから、モータMが起動する。この起動
時において、衝撃負荷等によりリミットスイッチ12が
OFFとなっていても、タイマTIMの接点TIMがタ
イマに規定されている時間(数秒間)中はONし続ける
ので、モータMは起動される。
【0016】モータMの起動後においてタイマTIMの
規定時間が経過した以後は、過負荷状態に陥る等により
リミットスイッチがOFFすると、モータMは停止す
る。
【0017】起動後、正常な作動状態において停止釦S
TPを押すと、リレーXは解放(解磁)されるので、リ
レー接点X−2がOFFしてモータMは停止する。
【0018】穀物搬送機1の起動時には、駆動モータ7
にかかる負荷が一時的に大となるので、駆動モータ7は
その出力軸8を軸心としスプリング11,11による中
立状態が崩れて負荷を軽減する方向に転回し、起動時の
衝撃負荷を緩和する。また、起動後においても過負荷状
態になったときには駆動モータ7が同様にその負荷を軽
減する方向に転回して衝撃負荷を緩和する。起動後に負
荷が正常に復し、また過負荷状態が解消するとスプリン
グ11,11による弾力により駆動モータ7は中立姿勢
に復帰する。
【0019】なお、駆動モータ7の起動時における衝撃
により閉路状態のリミットスイッチ12が回路状態にな
る可能性もあるが、リミットスイッチ12にはタイマT
IMで規定される接点TIMが並列に介在させてあるの
で、起動時の衝撃に起因するリミットスイッチ12の誤
作動によって起動不能に陥ることを未然に防止すること
ができる。
【0020】以上、実施の形態では、駆動モータ7をそ
の中空状の出力軸8を軸心として転回する構成を例示し
たが、本発明は、必ずしもその構成に限定されるもので
はなく、本発明の必須の構成要件としては、駆動モータ
7がその出力軸8を軸心として転回自在であればよい。
また、リミットスイッチ12を2回路以上のものとし
て、例えば、その1回路を穀物搬入口のシャッタの開閉
制御に使用する構成とすれば、穀物搬送機1が過負荷状
態に陥った際に穀物の供給を停止して過負荷の解消を図
るようにすることもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、穀物搬送コンベアを駆
動する駆動モータをその出力軸を軸心として転回自在に
軸支するとともに、転回方向の中立姿勢を保持するよう
に弾力支持したから、起動時に発生する衝撃負荷の大き
さに応じてそれを低減する方向に駆動モータを転回さ
せ、起動時における衝撃負荷を緩和して、駆動源および
伝動系の破損や損傷などの防止を図るとともに、起動時
の騒音発生の低減を図ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穀物搬送機の構成を示す概略正面
図である。
【図2】本発明に係る穀物搬送機の要部の拡大正面図で
ある。
【図3】図2の平面図である。
【図4】駆動モータの駆動制御回路図である。
【符号の説明】
1 穀物搬送機 2 穀物搬送樋 3 駆動軸 4 従動軸 5 穀物搬送コンベア 6 穀物送出樋 7 駆動モータ 8 出力軸 9 固定軸 10 モータベース 11,11 一対のスプリング 12 リミットスイッチ 13 作動杆 14 突出部 M 駆動モータ7の気系統の構成部分 ST 起動釦 STP 停止釦 X リレー TIM タイマおよびその接点 X−1,X−2 リレーXの接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物搬送樋の一端と他端にそれぞれ設け
    た駆動軸と従動軸との間に穀物搬送コンベアを懸回して
    なる構成の穀物搬送機において、穀物搬送コンベアを回
    転駆動する駆動モータをその出力軸を軸心として転回自
    在に軸支するとともに、駆動モータをその転回方向の中
    立姿勢を保持するように弾力支持したことを特徴とする
    穀物搬送機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動モータの出力軸を中空軸とし、その
    出力軸を穀物搬送コンベアの駆動側で回転自在に軸支し
    て穀物搬送コンベアの駆動軸としたことを特徴とする請
    求項1記載の穀物搬送機の駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動モータがその転回方向の中立姿勢か
    ら一定範囲を超えて転回したことを検知する検知機能を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載の穀物搬
    送機の駆動装置。
JP35327195A 1995-12-28 1995-12-28 穀物搬送機の駆動装置 Pending JPH09183506A (ja)

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JP35327195A JPH09183506A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 穀物搬送機の駆動装置

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JPH09183506A true JPH09183506A (ja) 1997-07-15

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ID=18429706

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JP35327195A Pending JPH09183506A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 穀物搬送機の駆動装置

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