JP3224195B2 - 部品供給装置 - Google Patents
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Description
ップ状部品をベルト上に所定向きで一列に並べて搬送
し、先頭の部品を吸着ノズル等によって取り出すように
した部品供給装置に関するものである。
ものとして、特開平6−232596号公報が知られて
いる。
状態にあるチップ状部品(以下単に部品と言う)を収納
する収納箱と、収納箱の下面に上下動可能に挿通された
部品取出管と、部品取出管を上下動させる機構と、部品
取出管に連通して下方に延設された部品搬送管と、部品
搬送管の終端位置に配設され該部品搬送管から排出され
る部品を搬送するベルトと、ベルトを所定ピッチで間欠
移動させる機構と、ベルト上の部品を整列する溝付きカ
バーと、ベルトにより搬送される部品を所定位置に停止
させる開放可能なストッパーと、部品停止後にストッパ
ーを開放させる機構とから構成されている。
動させることによって、収納箱内の部品を所定向きで部
品取出管内に取り込み、これを部品搬送管を通じてベル
ト上に排出させ、排出部品をベルトの間欠移動によって
ストッパー方向に搬送できるようにすると共に、搬送部
品をストッパーで停止させた後に該ストッパーを開放さ
せることによって、先頭の部品からストッパーを離して
該ストッパーから部品にかかる力(挟み力)を解除でき
るようにしている。
置では、ベルト上に導出された部品をカバーに形成され
た溝によって整列しながら該ベルトによって所定方向に
搬送するようにしているが、供給対象となる部品のサイ
ズが小さく1個当たりの重量が極めて軽いため、ベルト
自体の厚みバラツキ等の影響でその部品搬送面に僅かな
起伏が存在するだけで、ベルト上の部品が上下に重なっ
たり傾斜する等して所期の部品搬送が満足に行えなくな
る恐れがある。
で、その目的とするところは、ベルト自体の厚みバラツ
キ等の影響でその部品搬送面に起伏が存在する場合で
も、ベルトの部品搬送面に平らな面を確保して部品搬送
を的確に行える部品供給装置を提供することにある。
め、本発明では、バラ状態にあるチップ状部品を収納す
るホッパーと、ホッパー内の部品を所定向きで取り込ん
で下方に導く部品導出通路と、部品導出通路から導出さ
れた部品を所定方向に搬送するベルトと、ベルト上の部
品を整列する部品ガイドとを備えた部品供給装置におい
て、上記ベルトを移動可能な状態で部品ガイドに圧接す
るベルト付勢手段を具備した、ことをその主たる特徴と
している。
体の厚みバラツキ等の影響でその部品搬送面に起伏が存
在する場合でも、ベルト付勢手段によってベルトを移動
可能な状態で部品ガイドに圧接することによって該起伏
を矯正して部品搬送面に平らな面を確保することができ
る。
の側面図を示すもので、同図において、1はベースフレ
ーム、2はホッパー、3は固定パイプ、4は可動パイ
プ、5は部品ガイド、6はベルトガイド、7はベルト、
8は前後一対のプーリー、9は部品ストッパ、10はパ
イプ上下動機構、11はベルト送り機構、12は部品ス
トッパ開放機構である。
aの上端開口を開閉自在に覆う蓋板2bと、収納室2a
の底面に貫通形成された可動パイプ用の円形摺動孔2c
を具備しており、その側面をベースフレーム1に固定さ
れている。収納室2a内には、図2(a)(b)(c)
に示すような円柱状,角柱状或いは扁平角柱状等の形状
を有する、チップコンデンサ,チップインダクタ,チッ
プ抵抗器等で代表される各種のチップ状部品P(以下、
単に部品Pと言う)の1種類が、バラ状態で多数個収納
されている。このホッパー2内に収納された部品Pは、
部品供給に伴い底面傾斜に沿って摺動孔2cに向けて自
重移動する。
に、所定長さの薄肉円形パイプ材から成り、部品ガイド
5に下端部を固着され、その上端が摺動孔2cの上端よ
りも僅かに低くなるような位置関係にて、該摺動孔2c
内の中心位置に垂直に挿通配置されている。また、固定
パイプ3の内径は供給対象となる部品Pの端面最大長よ
りも僅かに大きく、収納室2a内の部品Pは固定パイプ
3の上端開口に長手向きで取り込まれ、同向きのままパ
イプ内を自重落下して下方に導かれる。
に、摺動孔2cよりも僅かに小さな外径と固定パイプ3
の外径よりも僅かに大きな内径を備えた所定長さの円形
パイプ材から成り、上端が固定パイプ3の上端よりも僅
かに低くなるような位置関係にて、固定パイプ3の外側
に上下動可能に配置されている。つまり、可動パイプ4
が下降位置にある状態(図4参照)では、該可動パイプ
4の上端と摺動孔2cの内面と固定パイプ3の外面の間
に、少量の部品Pを受容可能な環状ポケットEが形成さ
れる。また、可動パイプ4は供給対象となる部品Pの端
面最大長よりも僅かに大きな厚みを有しており、その上
端面に中心に向かって下向きに傾斜するすりばち状の案
内面4aを有している。さらに、可動パイプ4の外面中
間部と外面下端部には係合鍔4b,4cがそれぞれ形成
され、中間鍔4bの上下にはS1<S2の力関係を有す
るコイルバネS1とS2が介装されている。
11に示すように、供給部品に対応した所定の幅及び深
さの直線状ガイド溝5aを下面に有し、その側面をベー
スフレーム1に固定されている。ガイド溝5aの後端に
は固定パイプ3の内孔と連通する同一径或いは僅かに大
径の垂直通路5bが形成されており、本実施形態では、
固定パイプ3の内孔と該垂直通路5bによって、固定パ
イプ3内に長手向きで取り込まれた部品Pを下方に導い
てベルト7上に導出する部品導出通路(符号なし)が形
成されている。また、部品ガイド5の前部には、図12
に示すように、先頭の部品Pの上面を外部に露出させる
ための部品取出口5cが形成されている。
図11に示すように、ベルト7に対応した所定の幅及び
深さの直線状ガイド溝6aを上面に有し、ガイド溝6a
の中心がガイド溝5aの中心と一致するように、部品ガ
イド5の下側位置でその側面をベースフレーム1に固定
されている。また、ベルト7の部品搬送に利用される部
分の下側に当たるガイド溝6aの底面には、上方に湾曲
または屈曲した形状を成す複数の板バネB1が左右2列
でガイド溝6aに沿って等間隔で配設されている。これ
ら板バネB1はその中央部分をベルト7の下面に当接し
て、該ベルト7を自らのバネ付勢力によって上方に付勢
する。図示例では、板バネB1の両端をネジ,ピン等に
よってガイド溝6aの底面に固定したものを示してある
が、ネジ,ピン等が挿着される部分の少なくとも一方に
長穴を形成しておけば、該長穴を利用して板バネB1の
上下変動量をより大きくすることができる。
ら形成された無端状の平ベルト或いはタイミングベルト
から成り、部品ガイド5のガイド溝5aよりも大きな幅
を有している。このベルト7は、ベルトガイド7の前後
位置においてベースフレーム1に回動自在に軸支された
一対のプーリー8に巻き付けられ、その上側部分をベル
トガイド6のガイド溝6a内に位置しており、図9乃至
図11に示すように同部分を複数の板バネB1によって
上方に付勢されてその上面を部品ガイド5の下面に移動
可能な状態で圧接されている。
すように、ガイド溝5aの溝深さと同等厚みの矩形板か
ら成り、ガイド溝5aの前側位置において、その一端を
ピン9aを介してストッパ支持部材9bに水平動自在に
支持されている。この部品ストッパ9は図示省略のバネ
材によって図中反時計回り方向に付勢されており、その
後端面をガイド溝5aの前端に当接(図13参照)した
ときに所期の部品停止位置を確保する。また、部品スト
ッパ9のガイド溝5aと対向する位置には、矩形状の希
土類永久磁石JがそのN,S極の一方が先頭の部品Pと
向き合うように埋設されている。
部材9bはその一端をピン9cを介して部品ガイド5の
前部に上側方向に回動自在に取り付けられており、板バ
ネ9dとの係合によって水平状態を維持すると共に、板
バネ9dとの係合を解いて全体を上方に回動させること
によってガイド溝5a内の部品Pの排出を可能としてい
る。
図5に示すように、操作レバー10aと、その下側に配
置された中継レバー10bと、操作レバー10aの復帰
位置を規定するための位置決めストッパ10cとから構
成されている。操作レバー10aは、ベースフレーム1
に設けられたピン10dによってその一端部を支持さ
れ、上下方向の回動を可能としており、待機状態ではレ
バー中央上面を位置決めストッパ10cに当接してい
る。中継レバー10bはベースフレーム1に設けられた
ピン10eによってその中央部を支持され上下方向の回
動を可能としている。この中継レバー10bは、一端部
(図中右端部)に形成された丸穴部分或いはU字形部分
を、可動パイプ4の下端鍔4cと下側コイルバネS2と
の間に装着され、待機状態では上側コイルバネS1によ
って下方に付勢され、他端部に設けられたローラ10f
を操作レバー10aの中央下面に当接している。
カムとこれを固定するためのネジとから構成され、偏心
カムの固定向きを変化させることにより操作レバー10
aの復帰位置、つまり可動パイプ4の下降位置を任意に
調整できるようになっている。例えば、位置決めストッ
パ10cを図3中に破線で示す位置に変化させれば、操
作レバー10aの復帰位置を実線位置よりも下側にずら
して可動パイプ4の下降位置を上方に変位させることが
できる。
すように、操作レバー10aの端部に下向きの力Fを加
えることによりこれをピン10dを中心として反時計回
り方向に回動させ、該操作レバー10aの下面で中継レ
バー10bのローラ10fに下向きの力を加えてこれを
ピン10eを中心として反時計回り方向に回動させるこ
とができ、上方変位する中継レバー10bの端部により
コイルバネS2を介してコイルバネS1を縮めながら可
動パイプ4を上方移動させることができる。また、図5
の状態で操作レバー10aの端部への力Fを解除するこ
とにより、コイルバネS1の付勢力によって可動パイプ
4を下方移動させ、これに伴って中継レバー10bを時
計回り方向に回動させることができ、そしてローラ10
fによる押し上げによって操作レバー10aを時計回り
方向に回動させ、位置決めストッパ10cに当接したと
ころで該操作レバー10aの回動を停止させて図3の待
機状態に復帰させることができる。
8に示すように、操作レバー11aと、これに回動自在
に連結された中継レバー11bと、これに回動自在に連
結され前側プーリー8と同一軸で回動可能な送りレバー
11cと、送りレバー11cに回動自在に設けられた爪
11dと、前側プーリー8に同軸上に固着された爪車1
1eと、操作レバー11aの復帰位置を規定するための
位置決めストッパ11fと、操作レバー11aの回動限
界位置を規定するための位置決めストッパ11gと、操
作レバー11aを図中時計回り方向に付勢するコイルバ
ネS3と、爪11dを爪車11eに圧接する巻きバネS
4とから構成されている。操作レバー11aは、パイプ
上下動機構10と共通のピン10dによってその一端部
を支持されて上下方向の回動を可能としており、待機状
態ではレバー側面中央を位置決めストッパ11fに当接
している。また、ベルト送り機構11の操作レバー11
aと先に述べたパイプ上下動機構10の操作レバー10
aとは、互いの操作部位をコイルバネSSを介して上下
に対向配置されている。
の位置決めストッパ10cと同様に偏心カムとこれを固
定するためのネジとから構成され、偏心カムの固定向き
を変化させることにより操作レバー11aの回動限界位
置、つまりベルト7の送り量を任意に調整できるように
なっている。例えば、位置決めストッパ11gを図8中
に破線で示す位置に変化させれば、操作レバー11aの
回動限界位置を実線位置よりも右側にずらしてベルト送
り量を大きくすることができる。
動機構10の操作レバー10aの端部に下向きの力Fを
加えてこれをピン10dを中心として反時計回り方向に
回動させ(図5参照)、コイルバネSSを介して操作レ
バー11aの端部に下向きの力を加えることにより、図
8に示すように、該操作レバー11aをコイルバネS3
の付勢力に抗しピン10dを中心として反時計回り方向
に回動させ、中継レバー11bを介して送りレバー11
cを反時計回り方向に回動させることができ、該回動過
程で爪11dに係合する爪車11eを前側プーリー8と
一緒に反時計回り方向に回動させて、ベルト7を回動角
に応じた距離だけ前方に移動させることができる。ま
た、図8の状態でパイプ上下動機構10の操作レバー1
0aの端部への力Fを解除してベルト送り機構11の操
作レバー11aの端部への力を解除することにより、コ
イルバネS3の付勢力によってこれを時計回り方向に回
動させ、位置決めストッパ11fに当接したところで該
操作レバー11aの回動を停止させて中継レバー11b
と送りレバー11cを図1の待機状態に復帰させること
ができ、該回動過程で爪11dを今現在係合している溝
から時計回り方向で隣接する溝に移動させて係合させる
ことができる。
7,図12及び図13に示すように、前側プーリー8に
同軸上に固着された爪車12aと、ピン12bによって
ベースフレーム1の側面に回動自在に取り付けられたス
トッパ作動板12cと、ストッパ作動板12cを前方に
付勢する図示省略のバネ材と、ピン12dによって部品
ガイド5の前部に水平動自在に取り付けられた部品保持
レバー12eと、部品保持レバー12eを図中時計回り
方向に付勢するコイルバネS5と、ガイド溝5aの前部
側面に設けた孔5dに挿通された部品保持ピン12f
と、部品保持ピン12fを外方に付勢するコイルバネS
6とから構成されている。
機状態では、図12に示すように、部品保持レバー12
eはコイルバネS5によって図中時計回り方向に付勢さ
れ、これにより部品保持ピン12fがコイルバネS6の
付勢力に抗してガイド溝5a内に押し込まれ、該部品保
持ピン12fによって先頭から2番目の部品Pが案内溝
12aの内面に押し付けられて同位置に保持されてい
る。また、ストッパ作動板12cの押圧によって部品ス
トッパ9は前方に変位しており、先頭の部品Pは永久磁
石Jに吸着されたまま部品ストッパ9と共に前方に変位
し、2番目の部品Pから完全に離れている。
12aが先に述べたベルト送り機構11の爪車11eと
一体に回動する過程(ベルト7が所定距離前方に移動す
る過程)で、ストッパ作動板12cの爪部分12c’を
今現在係合している溝から時計回り方向で隣接する溝に
移動させて、該ストッパ作動板12cを爪車12aの一
爪分の起伏によって後方に移動させることができる。ス
トッパ作動板12cが後方に移動するときには、図13
に示すように、部品ストッパ9がバネ付勢力によってガ
イド溝5aの前端に当接して部品停止位置が確保される
と共に、部品保持レバー12eの後端突出部分がストッ
パ作動板12cによって内方に押し込まれてこれがバネ
付勢力に抗して図中反時計回り方向に回動し、部品保持
ピン12fがバネ付勢力によって外方に移動して2番目
の部品Pの保持が解除され、ベルト上部品全体の前進が
可能となる。
て説明する。パイプ上下動機構10の操作レバー10a
の端部(操作部位)は、吸着ノズル等によってベルト7
上の先頭の部品Pを部品取出口5cから取り出す際に、
該吸着ノズル等の一部或いは他の作動機器によって下向
きに押圧される。
の端部が下向きの押圧されると、先に述べたように該操
作レバー10a及び中継レバー10bの回動によって可
動パイプ4が下降位置から所定ストロークだけ上昇し、
その上端がホッパー2の収納室2a内に入り込む。
移動する過程では、図4及び図6に示すように、該可動
パイプ4によって環状ポケットE内の部品Pが上方に持
ち上がると共に収納室内2aの収納部品が解され、また
固定パイプ3上に横たわる部品も同位置から押し退けら
れる。同過程では、収納部品Pが可動パイプ4の上端案
内面4aの傾斜を利用して固定パイプ3の上端開口に長
手向きで取り込まれ、同向きのまま該固定パイプ3内を
自重落下して下方に導かれる。
10aの端部への押圧が解除されると、先に述べたよう
に中継レバー10b及び操作レバー10aがバネ付勢力
によって回動復帰し、可動パイプ4もバネ付勢力によっ
て上昇位置から下降復帰する。
移動する過程では、環状ポケットE内に再び少数の部品
Pが入り込み、収納部品全体が降下する。同過程でも、
収納部品Pが可動パイプ4の上端案内面4aの傾斜を利
用して固定パイプ3の上端開口に長手向きで取り込ま
れ、同向きのまま該固定パイプ3内を自重落下する。こ
のように、固定パイプ3内への部品取り込みは、可動パ
イプ4の上昇過程及び下降過程の両方で行われ、固定パ
イプ3内は常に部品Pで一杯になる。
10aの端部に下向きの力が加わるときには、先に述べ
たようにコイルバネSSを介してベルト送り機構11の
操作レバー11aの端部(操作部位)も下向きに押圧さ
れることになる。
端部に下向きに押圧されると、先に述べたように中継レ
バー11bの変位と送りレバー11cの回動によって、
爪11dが係合する爪車11eが前側プーリー8と一緒
に反時計回り方向に回動し、ベルト7がこの回動角に応
じた距離、好ましくは部品Pの長手長さよりも大きな距
離だけ前方に移動する。
は、図10及び図11に示すように、ベルト7の上面に
縦向き状態で当接する部品P(導出通路内の最下位の部
品P)がその接触端部を前方に押圧されて横転する。ベ
ルト7の前進は部品取り出しの都度繰り返されるため、
部品導出通路内の部品Pはベルト7上に順次導出して横
転し、これら部品Pがガイド溝5aによって整列作用を
受けながら一列に並んだ状態でベルト7と共に前方に移
動する。
利用される部分の下側には同部分を上方に付勢する複数
の板バネB1が配設されているので、上記の部品搬送課
程ではベルト7はその上面を部品ガイド5の下面に圧接
された状態を維持したまま前方に移動することになる。
依って、ベルト自体の厚みバラツキ等の影響でその部品
搬送面に起伏が存在するような場合でも、ベルト7の上
面を部品ガイド5の下面に圧接することによって該起伏
を矯正して部品搬送面に平らな面を確保することがで
き、これにより部品搬送課程でベルト7上の部品Pに重
なりや傾斜等の姿勢乱れが生じることを防止できる。
前側プーリー8と共に回動してベルト7が前方に移動す
るときには、これと同方向に回動する部品ストッパ開放
機構12の爪車12aによってストッパ作動板12cが
所定距離後退し、これによりバネ付勢力によって部品ス
トッパ9が後方に変位し、その後端面がガイド溝5aの
前端に当接して所期の部品停止位置が確保される。つま
り、ベルト7と共に前進するベルト7上の部品Pはその
先頭の部品Pが部品ストッパ9に当接したところで停止
して長手向きで隙間なく一列に並ぶと共に、部品ストッ
パ9による規制を受けてそれ以上前進しない(図13参
照)。
作レバー11aが位置決めストッパ11gに当接したと
ころで停止し、停止後は操作レバー11aの端部への押
圧が解除されたところで先に述べたように中継レバー1
0b及び操作レバー10aがバネ付勢力によって回動復
帰し、この回動過程で爪11dが今現在係合している爪
車11eの溝から隣接する溝に移動して係合する。
5aの前端に当接している状態(図13参照)は、基本
的にはベルト送りが開始されてから停止されるまで継続
され、ベルト送りが停止した後は先に述べたようにスト
ッパ作動板12cの爪部分が爪車12aの隣接する溝に
移動して係合し、これにより部品ストッパ9がストッパ
作動板12cによる押圧によって前方に変位し(図12
参照)、部品保持ピン12fがガイド溝5a内に突出し
てその突出端で2番目の部品Pが隣接面に押し付けて保
持されると共に、先頭の部品Pが永久磁石Jの磁力によ
って部品ストッパ9と一緒に前方に移動して2番目の部
品Pから離反し、両者間に強制的に隙間Cが形成され
る。
しは、可動パイプ4が下降過程から上昇過程に切り替わ
るとき或いはこれ以後、つまり図12に示すように部品
ストッパ9が前方に変位して先頭の部品Pが後続部品か
ら完全に離れている状態で実施されるため、先頭の部品
Pと2番目の部品Pとが湿気等の影響でくっついていた
り引っかかっているような場合でも、これを解消して先
頭の部品Pの取り出しを極めて良好に行える。
板バネB1によってベルト7を上方に付勢してその上面
を移動可能な状態で部品ガイド5の下面に圧接している
ので、ベルト自体の厚みバラツキ等の影響でその部品搬
送面に起伏が存在するような場合でも、該起伏を上記圧
接により矯正して部品搬送面に平らな面を確保すること
が可能であり、ベルト自体に高い寸法精度が得られない
ような状況下でも、部品搬送面の起伏を原因として生じ
ていた部品重なりや傾斜等の姿勢乱れの問題を確実に防
止して、部品搬送を的確且つスムーズに行うことができ
る。
応した所定の幅及び深さのガイド溝5aを形成し、該ガ
イド溝5aよりも大きな幅を有するベルト7の上面を部
品ガイド5の下面に圧接しているので、ガイド溝5a内
に位置する各部品Pの上方クリアランスを一定に保って
より安定した部品搬送を実現することができる。
構造例を示してある。図14は上記実施形態と類似の板
バネをベルト付勢手段として用いたもので、屈曲形状の
板バネB2の一端をネジ,ピン等によっってガイド溝6
aの底面に固定しその自由端がベルト移動方向に沿うよ
うに配設してある。ベルト7の部品搬送に利用される部
分は、その下側に配置された板バネB2によって上方に
付勢され、その上面を部品ガイド5の下面に圧接した状
態のまま前方に移動する。
用いたもので、ベルトガイド6の内部にガイド溝6aの
底面で等間隔で開口する空気通路6bを形成し、該空気
通路6bの一部にコンプレッサ等を接続するための空気
導入口6cを設けてある。ベルト7の部品搬送に利用さ
れる部分は、空気通路6bの各開口から吹き出される正
圧空気によって上方に付勢され、その上面を部品ガイド
5の下面に圧接した状態のまま前方に移動する。
軟質樹脂等から成るベルト上面を部品ガイド下面に直接
的に圧接するものを例示したが、ベルト移動時の摩擦抵
抗が大きくなるような場合には、ベルト上面の部品ガイ
ドと接触する面積が極力小さくなるようにベルト幅を設
定するか、またはベルト上面の部品ガイドと接触する部
分に摩擦抵抗を低減するためのコーティングやフィルム
等を設けるようにするとよい。
ベルト自体の厚みバラツキ等の影響でその部品搬送面に
起伏が存在する場合でも、ベルト付勢手段によってベル
トを移動可能な状態で部品ガイドに圧接することによっ
て該起伏を矯正して部品搬送面に平らな面を確保するこ
とが可能であり、ベルト自体に高い寸法精度が得られな
いような状況下でも、部品搬送面の起伏を原因として生
じていた部品重なりや傾斜等の姿勢乱れの問題を確実に
防止して、部品搬送を的確且つスムーズに行うことがで
きる。
定パイプ、4…可動パイプ、5…部品ガイド、6…ベル
トガイド、B1,B2…板バネ、6b…空気通路、7…
ベルト、8…前後一対のプーリー、9…部品ストッパ、
J…永久磁石、10…パイプ上下動機構、11…ベルト
送り機構、12…部品ストッパ開放機構。
Claims (4)
- 【請求項1】 バラ状態にあるチップ状部品を収納する
ホッパーと、ホッパー内の部品を所定向きで取り込んで
下方に導く部品導出通路と、部品導出通路から導出され
た部品を所定方向に搬送するベルトと、ベルト上の部品
を整列する部品ガイドとを備えた部品供給装置におい
て、 上記ベルトを移動可能な状態で部品ガイドに圧接するベ
ルト付勢手段を具備した、 ことを特徴とする部品供給装置。 - 【請求項2】 部品ガイドが供給部品に対応した所定の
幅及び深さのガイド溝を下面に有し、該ガイド溝よりも
大きな幅を有するベルトがベルト付勢手段によってその
上面を部品ガイドの下面に圧接されている、 ことを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。 - 【請求項3】 ベルト付勢手段がベルトを部品ガイド側
に付勢するバネ材から成る、 ことを特徴とする請求項1または2記載の部品供給装
置。 - 【請求項4】 ベルト付勢手段がベルトを部品ガイド側
に付勢する正圧空気から成る、 ことを特徴とする請求項1または2記載の部品供給装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12179596A JP3224195B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 部品供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12179596A JP3224195B2 (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | 部品供給装置 |
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JPH09307284A JPH09307284A (ja) | 1997-11-28 |
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-
1996
- 1996-05-16 JP JP12179596A patent/JP3224195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09307284A (ja) | 1997-11-28 |
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