JP3223650B2 - 電界放出カソード - Google Patents

電界放出カソード

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JP3223650B2 JP17756193A JP17756193A JP3223650B2 JP 3223650 B2 JP3223650 B2 JP 3223650B2 JP 17756193 A JP17756193 A JP 17756193A JP 17756193 A JP17756193 A JP 17756193A JP 3223650 B2 JP3223650 B2 JP 3223650B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコールドカソードとして
知られている電界放出カソードに関するものであり、特
に新規な構成の電界放出カソード及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にするとトンネル効果により、電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われるよ
うになる。これを電界放出(Field Emission)と云い、
このような原理で電子を放出するカソードを電界放出カ
ソード(Field Emission Cathode)と呼んでいる。近
年、半導体加工技術を駆使して、ミクロンサイズの電界
放出カソードからなる面放出型の電界放出カソードを作
成することが可能となっており、電界放出カソードは蛍
光表示装置、CRT、電子顕微鏡や電子ビーム装置に用
いられようとしている。
【0003】図3に、その一例であるエミッタとカソー
ド間に抵抗を有するスピント(Spindt)型と呼ば
れる電界放出カソード(以下、FECと記す)の斜視図
を示す。この図において、基板111上にカソードライ
ン112が形成されており、このカソードライン112
上にコーン上のエミッタ119が抵抗領域117を介し
て形成されている。さらに、カソードライン112上に
絶縁層113を介してゲ−ト114が設けられており、
ゲート114に設けられた丸い開口部の中にコーン状の
エミッタ119が形成され、このエミッタ119の先端
部分がゲートに開けられた開口部から臨んでいる。この
エミッタ119間のピッチは10ミクロン以下とするこ
とが出来、このようなエミッタを数万ないし数10万個
を1枚の基板111上に設けることが出来る。
【0004】ところで、エミッタ119の下に抵抗領域
117を設ける理由は次の通りである。一般的なFEC
においてはコーン上のエミッタの先端とゲートとの距離
がサブミクロンという極めて短い距離とされていると共
に、数万個ものエミッタが一枚の基板上に設けられるた
め、製造の過程において塵埃等によりエミッタとゲート
とが短絡してしまうことがある。このように、ゲートと
エミッタとのひとつでも短絡していると、カソードとゲ
ートとが短絡したことになるため、すべてのエミッタに
電圧が印加されなくなり動作不能のFECとなってしま
っていた。また、FECの初期の作動時に局部的な脱ガ
スが生じ、このガスによりエミッタとゲートあるいはア
ノード間が放電を起こすことがあり、このため大電流が
カソードに流れてカソードが破壊してしまうことがあっ
た。
【0005】さらに、多数のエミッタのうち電子の放出
しやすいエミッタから集中して電子が放出されやすいた
め、そのエミッタに電流が集中することになり、画面上
に異状に明るいスポットが発生することもあった。この
らの動作上の欠点を防止するために、従来は、カソード
とエミッタとの間に抵抗領域を設けるようにしているの
である。
【0006】すなわち、図3に示すように、抵抗領域1
17の上にエミッタ119を形成すると、この抵抗領域
117によりカソード電流が抑制されるため、カソード
112が破壊されることがなくなる。また、あるエミッ
タに電流が集中した場合はそのエミッタに設けられた抵
抗領域117の電圧降下が大きくなるため、そのエミッ
タ電位が上昇し、このためゲート・カソード間の電圧が
下降し、電流の集中を防止することができるようにな
る。したがって、抵抗領域117を設けることにより、
FECの製造上の歩留りが向上したり、安定な動作を行
わせたりすることができるようになる。
【0007】次に、図3に示すFECの製造過程を図4
に示す。まず、図4(a)に示すように、ガラス等の基
板111の上にカソードライン112が蒸着により形成
されており、さらにその上に絶縁層113であるSiO
2 層113が形成されている。さらに、その上にゲート
114となるニオブ(Nb)が蒸着され、ゲート114
上にフォトレジストを塗布した後、パターニング及びエ
ッチングを行いゲート114及び絶縁層113に穴開け
が行われている。
【0008】次に、同図(b)に示すように、基板11
1を回転させながら、斜め方向から剥離層115となる
アルミニウムの蒸着を行う。このように斜め蒸着を行う
と、剥離層115はあけた穴の中には蒸着されずにゲー
ト113の表面にのみ選択的に蒸着されるようになる。
【0009】さらに、同図(c)に示すように剥離層1
15の上からモリブデンの混合物等からなる抵抗材料層
116を堆積させる。すると、この抵抗材料は穴開けし
た穴の中にも堆積し、カソードライン112上に台形状
の台からなる抵抗領域117が形成される。次に、この
抵抗材料層116の上からエミッタ材料であるモリブデ
ンを抵抗材料層116の上から堆積させると、同図
(d)に示すように上記台形状の抵抗領域117の上
に、モリブデンがコーン119の形状で堆積する。この
後、ゲート113上の剥離層115及び抵抗材料層11
6及びエミッタ材料層118をエッチングにより、共に
除去すると、同図(e)に示すような形状のFECが得
られるようになる。
【0010】図4(e)に示すFECはコーン上のエミ
ッタ119とゲート電極113との距離をサブミクロン
とすることが出来るため、エミッタ119とゲート11
3間にわずか数10ボルトの電圧を印加することにより
エミッタ119から電子を放出させることが出来るよう
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すFECにおいては次のような問題点がある。 (1)エミッタの先端はゲートに対して高さが均一で、
かつ、ゲートとの距離がほぼ一定であることが望ましい
が、抵抗領域の蒸着とエミッタ金属の蒸着との2度の蒸
着によりエミッタが形成されており、蒸着の厚さを均一
にすることは困難であることから、2度の蒸着により形
成される個々のエミッタの高さを均一化することは極め
て困難になる。したがって、エミッタの高さにばらつき
が生じてしまうという問題点がある。また、抵抗領域の
厚さにばらつきが生じると、抵抗値もばらついてしまう
問題点もある。
【0012】(2)剥離層は斜め蒸着により形成される
ため、剥離層の開口部はゲートの開口部より小さくな
る。そして、正蒸着により抵抗層は形成されるため、台
形状の抵抗領域の径は開口部の底部の径より小さくな
る。すると、この抵抗領域の上にエミッタ金属を蒸着し
た場合、この金属が台形状の抵抗領域の上だけでなく台
形状の周囲を覆う形で蒸着される恐れがあり、エミッタ
がこの抵抗領域の周囲のエミッタ蒸着金属を介してカソ
ード導体と電気的に接続されてしまい、抵抗領域を設け
る意味がなくなるという問題点がある。
【0013】(3)台形状の抵抗領域の径が(2)で述
べたように小さいため、抵抗領域すなわちエミッタに流
せる電流を大きく取ることができずFECの出力を大き
くすることができないという問題点がある。 (4)台形状の低抗層の上にエミッタ金属が蒸着されて
いることから、エミッタ金属が剥離する恐れがあり、F
ECのコーンの機械的強度が小さいという問題がある。
【0014】上記問題点を回避するために、カソード導
体上の全面に抵抗層を蒸着するようにして、エミッタと
カソードとの間に抵抗を形成するようにした電界放出カ
ソードも提案されており、このFECの断面を図5に示
す。この図において、基板51の上にカソード52の導
体が蒸着等により形成されており、このカソード52の
上に全面に抵抗層53が設けられている。この抵抗層5
3の上には絶縁層54と、この絶縁層54を介してゲー
ト55の導体が蒸着等により形成されている。さらに、
ゲート55及び絶縁層54に設けられた開口部の中にコ
ーン状のエミッタ56が形成されている。
【0015】このように形成されたFECにおいては、
抵抗層53の抵抗Rがエミッタ56の直下のみに設けら
れておらず、各エミッタに共通に設けられていることか
ら、各エミッタ毎の抵抗値が膜厚分布に依存すること
や、電子放出中のエミッタやゲートの爆発により、エミ
ッタとゲートとが短絡されるとそのエミッタに電流が集
中して流れ、共通に設けられた抵抗層を通じて他のエミ
ッタへも影響を及ぼすと云う問題点があった。また、グ
ラフィックディスプレイ等の場合、カソードライン間の
リークが抵抗層によって損なわれるという問題点があっ
た。
【0016】図5に示すFECの問題点を解決しようと
した、さらに他の従来のFECを図6に示す。 この図
におけるFECは、カソードラインを格子状に形成する
と共に、この格子状のカソードラインの上全面に抵抗層
を形成する。そして、この格子枠内の抵抗層上に複数の
エミッタからなるエミッタアレイを形成するようにして
いる。このように構成すると、格子枠内のエミッタとゲ
ートとが短絡した場合、格子枠内のエミッタにしか悪影
響が及ばない。
【0017】しかしながら、このFECにおいてはカソ
ードラインを正確な位置に精度良く形成したり、ゲート
に開口する穴を作成するためのマスクの位置合わせを精
度良く行わなければならないことからFECの製造が困
難となる。さらに、格子枠内のエミッタのうちカソード
ラインと距離の近い周辺部のエミッタからはエミッショ
ン電流が多くなり、逆に中央部のエミッタからはエミッ
ション電流が小さくなることから、エミッタの電流にア
ンバランスが生じ、エミッタ電流が均一化することがで
きなくなる。また、カソードラインの上にはエミッタを
形成しないこと、及びエミッタ電流を均一化するために
は、原理上格子枠内には4個又は1個しかエミッタを設
けることが出来ないことから、カソードライン形成の微
細加工が必要であると共にエミッタの面密度が低下する
と云う問題点があった。
【0018】そこで、本発明はエミッタの直下に容易に
独立した抵抗領域を形成することが出来ると共に、エミ
ッタをゲートに対し均一な高さ及び距離をもって形成で
きるようにした電界放出カソードを提供することを目的
としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はカソードの上に不純物をドープした第1絶
縁層を設け、この第1絶縁層の上にエミッタ及び第2絶
縁層を介してゲートを形成するようにしたものである。
そして、エミッタを形成する前にゲートに設けられた開
口部をフォトマスクとして、レーザあるいはランプ等を
用いて局部的な第1絶縁層のアニールを行うことによ
り、エミッタが形成される第1絶縁層の部分を抵抗化す
るようにしたものである。
【0020】
【作用】本発明の電界放出カソードによれば、エミッタ
を2回の蒸着を用いて形成することなくエミッタの直下
だけに独立して抵抗領域を設けることが出来るため、エ
ミッタの高さ及びゲートとの距離を均一にすることが出
来ると共に、抵抗領域の径が小さくなることがなくなる
ため、出力を大きくとることが出来る。さらに、抵抗領
域の抵抗値をレーザ等のパワーを制御することにより任
意の値にすることが出来る。また、FECの機械的強度
が低下することもなくなる。
【0021】
【実施例】本発明の電界放出カソードの斜視図を図1に
示す。この図において、ガラス等の基板1の上にカソー
ド2が蒸着により形成されており、カソード2の上に第
1絶縁層3及び第2絶縁層4が積層されている。さら
に、第2絶縁層4の上にはゲート5が形成されており、
ゲート5及び第2絶縁層4に開口された穴の中にエミッ
タ7が蒸着により形成されている。
【0022】さらに、エミッタ7の直下には第1絶縁層
3をアニールすることにより抵抗化された抵抗領域6が
形成されている。なお、カソード2はアニールにより高
温とされるため、高温とされても材質の変化しないN
b,Ta,W等の高融点金属を材料としてスパッタ法に
より形成されており、ゲート5はTi,Cr,Nb,M
o,W等の金属を材料としてスパッタ法により形成され
ている。
【0023】そして、上記FECは半導体製造技術をも
って作成することが出来るため、エミッタ7間の間隔は
10ミクロン以下として製造することが出来る。このた
め、ゲート・カソード間に僅か数10ボルトの電圧VGE
を印加することによりエミッタ7から電子を放出するこ
とが出来る。エミッタ7から放出された電子はゲート5
上に離隔して正電圧VA の印加されたアノード8を設け
ておけば、このアノード8により捕集することが出来
る。
【0024】次に、図1に示すFECの製造過程を図2
に示す。この図の(a)において、ガラス等の基板1の
上に高融点金属材料をスパッタすることにより形成され
たカソード2の薄膜導体が設けられており、カソード2
の上には第1絶縁層及び第2絶縁層が積層されている。
第1絶縁層3は、例えばSi26 をガス種としてPH
3 をドープガスとして用い、減圧CVD(LPCVD)
法によりアモルファスシリコンを成膜することにより形
成されている。この第1絶縁層3の抵抗値は約107
1012Ωcmである。また、第2絶縁層4はガス種とし
てSiH4 及びN2 O,N2 を用いてプラズマCVD法
あるいはスパッタ法により二酸化シリコン(SiO2
を約1ミクロン成膜することにより形成されている。
【0025】さらに、第2絶縁層4の上にはゲート5の
導体が形成されている。ゲート5はTi,Cr,Nb,
Mo,W等の金属材料から選択された金属を用いて、ス
パッタ法により約0.4ミクロンの厚さで成膜されてい
る。このゲート5の上にはレジスト層11が塗布されフ
ォトリソグラフィ法あるいはエッチング法により、レジ
スト層11及びゲート5に開口部を形成している。この
開口部の径は約1ミクロンとされている。また、ゲート
5の導体のエッチングはSF6 等を用いたドライエッチ
ング法が好適である。
【0026】この開口部からさらにエッチングを行い、
図(b)に示すように第2絶縁層4に開口部を設ける。
このエッチングはBHFでウエットエッチングするか、
あるいはCHF3 等のガスを用いて反応性イオンエッチ
ング(RIE)により行えば良い。
【0027】この選択性のエッチングにより所定の面積
を有する第1絶縁層が開口部の底部に露出される。そこ
で、ゲート5をマスクパターンとして、例えばレーザを
照射すると第1絶縁層3の露出部分にレーザが照射され
て、その部分の温度が瞬時に高温とされる。これによ
り、第1絶縁層3の露出部分のレーザアニールが行われ
る。このレーザとしては、例えばXeClエキシマレー
ザ(波長λ=308nm)を用いることが出来る。
【0028】レーザアニールの行われた第1絶縁層3の
部分6は、アニールされたことにより抵抗化され、1×
10〜1×106 Ωcmの抵抗率が得られるようにな
る。この抵抗率の調整はレーザのパワーを調整すること
により行うことが出来、任意の抵抗値に調整することが
出来る。また、レーザに替えてランプによるアニールを
行っても良い。アニールを行った後に、同図(c)に示
すように、ゲート5の上にアルミニウムからなる剥離層
12を斜め回転蒸着法を用いて、ゲート5に設けた開口
部内に蒸着されないように形成する。これに使用する蒸
着法としては電子ビーム(EB)蒸着法を用いることが
出来る。
【0029】次に、同図(d)に示すように、剥離層1
2が形成された基板1にモリブデン(Mo)等の金属材
料をEB蒸着等により、基板1にたいし垂直方向から正
蒸着を行い、コーン状のエミッタ7を開口部内の抵抗領
域6の上に形成する。そして、エミッタ7の形成された
基板1を燐酸中で、Mo等のエミッタ材料層13を剥離
層12と共に除去すると、同図(e)に示すような電界
放出カソードが得られる。
【0030】上記の説明では第1絶縁層としてアモルフ
ァスシリコンを用いたが、これに替えてポリシリコンを
用いるようにしてもよい。また、第1絶縁層3にドープ
する不純物の材料としては、燐(P)に替えてボロン
(B),ビスマス(Bi),ガリウム(Ga),インジ
ウム(In),タリウム(Tl)等を用いることが出来
る。
【0031】なお、基板毎に行われるアニールによって
も抵抗領域の抵抗値を均一化することが出来るように、
基板の周辺部に第1絶縁層の形成過程と同時にモニタ用
の絶縁層を形成し、このモニタ用の絶縁層の抵抗値を検
出しながらアニールを行い、所望の抵抗値がモニタ用の
絶縁層から得られたときにアニールを終了するようにす
れば、均一化された抵抗値の抵抗領域を有する電界放出
カソードを製造することが出来る。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、ゲートに設けられた開口をフォトマスクとしてセル
フアラインで正確に各エミッタコーンの直下のみに所定
の抵抗領域を設けることが出来る。このため、フォトマ
スクを追加して用意する必要がない。また、エミッタを
カソードラインの格子枠内に設ける従来のFECに比較
してカソードラインの寸法及び位置にそれほどの精度を
必要とせず、抵抗領域の作製を容易に行うことが出来る
と共に、格子枠を設ける必要がないためエミッタの密度
が低下することがなくなり、面内における電子の均一性
が向上する。
【0033】さらに、第1絶縁層を局部的にアニールし
て抵抗領域を作製しているため、レーザ等のパワー密度
を替えることにより必要とされる所定の抵抗値を正確に
制御することが出来る。また、このため、均一性、再現
性及び位置精度に優れた抵抗領域を形成することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出カソードの斜視図である。
【図2】本発明の電界放出カソードの製造行程を示す図
である。
【図3】従来の電界放出カソードの斜視図である。
【図4】従来の電界放出カソードの製造過程を示す図で
ある。
【図5】従来の他の電界放出カソードの断面を示す図で
ある。
【図6】従来のさらに他の電界放出カソードのカソード
ラインとエミッタとの配置を示す図である。
【符号の説明】
1,51,111 基板 2,52,112 カソード 3 第1絶縁層 4 第2絶縁層 5,55,114 ゲート 6,117 抵抗領域 7,56,62,119 エミッタ 8,120 アノード 11 レジスト 12,115 剥離層 13,118 エミッタ材料層 53 抵抗層 54,113 絶縁層 61 カソードライン 116 抵抗材料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 剛宏 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平5−47296(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/304

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成されたカソードと、 該カソード上に形成された第1の絶縁層と、 該第1の絶縁層の上に第2の絶縁層を介して形成された
    ゲートと、 該ゲートと上記第2の絶縁層に設けられた開口部の中
    で、かつ、第1の絶縁層の上に形成されたコーン状のエ
    ミッタ、 を備える電界放出カソードにおいて、 上記第1の絶縁層の、上記コーン状のエミッタの直下の
    みが抵抗化されていることを特徴とする電界放出カソー
    ド。
  2. 【請求項2】上記第1の絶縁層が不純物のドープされた
    アモルファスシリコンあるいはポリシリコンからなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電界放出カソード。
  3. 【請求項3】上記ゲートをフォトマスクとしてレーザま
    たはランプ等の光線を照射することにより、上記第1の
    絶縁層を抵抗化することを特徴とする請求項1あるいは
    2に記載の電界放出カソード。
  4. 【請求項4】上記抵抗化された抵抗領域の抵抗率を1×
    101 〜1×106 Ωcmとすることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載の電界放出カソード。
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