JP3052845B2 - 集束電極を有する電界放出カソードの製造方法 - Google Patents

集束電極を有する電界放出カソードの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極として知ら
れている電界放出カソードに関わり、特に集束電極を有
する電界放出カソードの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電圧を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して、常温でも真空中に電子放出が行われる
ようになる。これを電界放出(Field Emission)と呼
び、このような原理で電子を放出するカソードを電界放
出カソード(Field Emission Cathode)、あるいは電界
放出素子と呼んでいる。
【0003】近年、半導体微細加工技術を駆使して、ミ
クロンサイズの電界放出カソードからなる面放出型の電
界放出カソードを作製することが可能となっており、電
界放出カソードを基板上に多数個形成したものは、その
各エミッタから放出された電子を蛍光面に照射すること
によって平面型の表示装置や各種の電子装置を構成する
電子供給手段として期待されている。
【0004】このような電界放出カソードの一例とし
て、スピント(Spindt)型と呼ばれる電界放出カソード
(以下、「FEC」と記す)の斜視図を図4に示す。こ
の図において、基板100上にカソード電極層101が
形成されており、このカソード電極層101上に抵抗層
102、絶縁層103及びゲート電極層104が順次成
膜されている。そして絶縁層103に形成されたホール
内にエミッタコーン115が形成され、このエミッタコ
ーン115の先端部分がゲート電極層104の開口部か
ら臨んでいる。
【0005】このFECにおいては、微細加工技術を用
いることによりエミッタコーン115とゲート電極層1
04との距離をサブミクロンとすることができるため、
エミッタコーン115とゲート電極層104間に僅か数
十ボルトの電圧を印加することにより、エミッタコーン
115から電子を放出させることができる。したがっ
て、図4に示すように上記のFECがアレイ状に多数個
形成されている基板100の上方に蛍光材が塗布されて
いるアノード基板116を配置して、電圧VGE,VA を
印加すると、放出された電子によって蛍光体を発光させ
ることができる表示装置とすることができる。
【0006】ところで、図4に示すようなFECによっ
て構成される表示装置では、エミッタコーン115から
放出された電子が約30度の拡がりをもって放出される
ため、アノード基板116上に隣接して配置されている
異なる色の蛍光体をも発光させてしまうという問題点が
あった。
【0007】そこで、FECから放出された電子の拡が
りを防止するため、集束電極を有するFECが提案され
ており、そのFECの一構成例の模式図を図5に示す。
なお、図4に示したFECと同一構成部には同一番号を
付し、説明の重複を省くこととする。
【0008】この図に示す集束電極を有するFECにお
いては、図4に示したFECのゲート電極104上に絶
縁層105が形成され、この絶縁層105上に集束電極
106が形成されている。さらに絶縁層105及び集束
電極106にもエミッタコーン115が形成されている
位置に対応して開口部が設けられている。このようにゲ
ート電極104の上方に集束電極106を形成し、この
集束電極106にゲート電極104に対して負の電位を
与えると、エミッタコーン115から放出された電子の
軌道は、集束電極106によって集束され、拡散するこ
となく上方に配置されているアノード基板の所定の領域
に到達するようになる。
【0009】しかしながら、このような集束電極を有す
るFECにおいては、集束電極106の電界がゲート電
極104に大きく影響するため、エミッタコーン115
から放出される電子の集束性を上げようとすると、FE
Cから放出される放出電流量が大幅に減少してしまうと
いう問題点があった。
【0010】そこでこのような問題点を解決するため、
各画素に対応する複数個のエミッタの配列(エミッタア
レイ)毎に集束電極が形成されたFECが提案されてお
り(特開平7−104679号公報)、その一構成例の
模式図を図6に示す。この図に示すFECは、集束電極
106がエミッタアレイ117毎に形成されており、こ
の場合はエミッタアレイ117から放出された電子が集
束電極106によって集束され、拡散することなく上方
に配置されているアノード基板の所定の領域に到達する
共に、放出される放出電流量の減少を防止することがで
きる。
【0011】次に、図6に示したような集束電極を有す
るFECの製造過程を図7を参照しながら説明する。先
ずガラス等の基板100上にカソード電極101、抵抗
層102、絶縁層103、ゲート電極104を順次成膜
し、ゲート電極104に開口部を形成した後、絶縁層1
03にホール114を形成する。そしてホール114側
からエミッタ材料であるMo(モリブデン)等を蒸着に
よって堆積させてホール内の抵抗層102上にエミッタ
コーン115を形成する。
【0012】次に、図7(a)に示すように開口部が形
成されたゲート電極104の表面にフォトレジスト層1
20を塗布した後、エミッタアレイ毎にマスク121を
かけて、フォトリソグラフィー法にて同図(b)に示す
ようにフォトレジスト層120のパターニングを行う。
そしてゲート電極104の上方から電子ビーム蒸着(E
B蒸着)あるいはスパッタリングによって、同図(c)
に示すようにゲート電極104及びフォトレジスト層1
20の上に絶縁層105を成膜し、さらにこの絶縁層1
05上にEB蒸着あるいはスパッタリングによって集束
電極106を成膜する。
【0013】この結果、ゲート電極104の上に成膜さ
れた絶縁層105及び集束電極106と、フォトレジス
ト層120の上に成膜された絶縁層105及び集束電極
106との間には、フォトレジスト層120の膜厚に相
当する分だけ段差が生じることになり、フォトレジスト
層120を剥離すれば同図(d)に示すようなエミッタ
アレイ毎に集束電極106が形成されたFECを得るこ
とができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなFECの製造方法においては、フォトレジスト層1
20の壁部に集束電極106の材料が付着するとフォト
レジスト層120が露出しなくなり、フォトレジスト層
120を剥離することができなくなる。このため、絶縁
層105を成膜する工程は直進性に優れ、均一な膜厚で
成膜することができるEB蒸着あるいはスパッタリング
に限定される。
【0015】しかしながら、このようにEB蒸着あるい
はスパッタリングによって絶縁層105を成膜する場合
は成膜速度が遅いため、製造時間及び製造コストが大幅
に増大するという問題点があった。
【0016】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、製造時間及び製造コストを低減
し、より工業性に優れた集束電極を有する電界放出カソ
ードの製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の集束電極を有する電界放出カソードの製造
方法は基板上にカソード電極、抵抗層、第1の絶縁層、
ゲート電極を順次成膜し、ゲート電極及び第1の絶縁層
に第1のホールを設け、この第1のホール内にエミッタ
を形成する第1の工程と、第1のホールが形成されたゲ
ート電極上にCVD法によって第2の絶縁層を成膜する
第2の工程と、第2の絶縁層上にスパッタ法によって集
束電極を成膜する第3の工程と、集束電極及び第2の絶
縁層に各画素に対応する複数個の前記エミッタの配列毎
に第2のホールを形成し、エミッタを露出させる第4の
工程とを備えるようにした。
【0018】また、基板上にカソード電極、抵抗層、第
1の絶縁層、ゲート電極を順次成膜し、ゲート電極及び
第1の絶縁層に第1のホールを設け、この第1のホール
内にエミッタを形成する第1の工程と、第1のホールが
形成されたゲート電極上にCVD法によって第2の絶縁
層を成膜する第2の工程と、第2の絶縁層に各画素に対
応する複数個の前記エミッタの配列毎に第2のホールを
形成し、エミッタを露出させる第3の工程と、第2のホ
ールが形成された第2の絶縁層の表面に集束電極を成膜
する第4の工程とを備えるようにした。
【0019】本発明によれば、第1のホールが形成され
たゲート電極上にフォトレジスト層を塗布することなく
第2の絶縁層を成膜するようにしているため、第2の絶
縁層をCVD法または印刷等の厚膜形成手段によって成
膜することができるようになり、製造時間及び製造コス
トを大幅に低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
集束電極を有する電界放出カソードの製造方法を図1及
び図2の模式図を参照して説明する。先ず、図1(a)
に示すように、ガラス等の基板100上にスパッタリン
グにてカソード電極の材料であるNb(ニオブ)を0.
2μm成膜してカソード電極101を形成し、このカソ
ード電極101上に不純物をドープしたα−Si(アモ
ルファス・シリコン)をCVD(Chemical Vapor Deposi
tion) によって成膜して抵抗層102を形成し、さらに
この抵抗層102上にSiO2 (二酸化シリコン)をC
VDによって成膜して第1の絶縁層103を形成する。
そしてこの第1の絶縁層103上にゲート電極104と
なるNbをスパッタリングによって形成する。
【0021】さらに、ゲート電極104上にフォトレジ
スト層111を塗布した後、マスク112をかけてフォ
トリソグラフィー法にてフォトレジスト層111のパタ
ーニングを行い、フォトレジスト層111に開口パター
ンを形成する。その後、SF6 等のガスを用いてフォト
レジスト層111が塗布されている方向から反応性イオ
ンエッチング(RIE)にて異方性エッチングを行い、
同図(b)に示すようにゲート電極104にフォトレジ
スト層111のパターンと同様な開口部113を作製す
る。
【0022】更に続けてドライエッチングにより、第1
の絶縁層103部分を異方性エッチングすることによ
り、同図(c)に示すように第1の絶縁層103にホー
ル114を形成する。そしてこの積層基板を同一平面内
で回転させながら剥離層110となるAl(アルミニウ
ム)を斜め蒸着すると、Alはホール114の中に蒸着
されずに、同図(c)に示すようなゲート電極104の
表面のみに選択的に付着してゲート電極104の表面に
剥離層110が形成される。
【0023】次に、このような積層基板のホール114
側にエミッタ材料であるMo(モリブデン)を蒸着・堆
積させることにより、同図(d)に示すようにエミッタ
材料であるMoがホール114の底辺、つまり抵抗層1
02上に蒸着・堆積すると同時に、剥離層110上にエ
ミッタ材料106が堆積する。そしてこの剥離層110
の上に堆積するエミッタ材料106によって開口部が閉
鎖されると、抗層102の上にコーン状のエミッタ(以
下、「エミッタコーン」という)115が形成されるこ
とになる。
【0024】この後、剥離層110の溶解液であるリン
酸中に基板を浸すことにより、ゲート電極104上の剥
離層110及びエミッタ材料106が除去され、同図
(e)に示すような形状のFECが形成される。
【0025】次に、図2(a)に示すように各エミッタ
コーン115毎に開口部が設けられたゲート電極104
上にSiO2 (二酸化シリコン)をCVDによって成膜
して第2の絶縁層105を形成し、この第2の絶縁層1
05上に第2のゲート電極(集束電極)106となるN
bをスパッタリングによって成膜する。そして最表面で
ある集束電極106上にフォトレジスト層120を塗布
した後、マスク121をかけてフォトリソグラフィー法
にてフォトレジスト層120のパターニングを行い、同
図(b)に示すようにフォトレジスト層120に各画素
に対応するエミッタアレイ毎に開口パターンを形成す
る。
【0026】次に、SF6 等のガスを用いてフォトレジ
スト層120が塗布されている方向から反応性イオンエ
ッチング(RIE)にて異方性エッチングを行って、集
束電極106にフォトレジスト層120のパターンと同
様な開口部を作製し、更に続けてドライエッチング、ま
たはウエットエッチングにより第2の絶縁層105をエ
ッチングすることにより、第2の絶縁層105にはエミ
ッタアレイ毎にホールが形成され、同図(c)に示すよ
うな集束電極106を有するFECを得ることができ
る。
【0027】このような集束電極106を有するFEC
の製造方法によれば、第2の絶縁層105を従来の直進
性を有するEB蒸着あるいはスパッタリングによって成
膜する必要がなくCVD法によって成膜することができ
るため、従来のEB蒸着あるいはスパッタリングによっ
て成膜した場合と比較してFECの製造時間及び製造コ
ストを大幅に低減することができる。
【0028】ところで、上記したような集束電極を有す
るFECの製造方法は、第2の絶縁層105の膜厚が数
ミクロン、最大でも5ミクロン程度とされる薄膜構造の
FECを製造することができる。次に、第2の絶縁層1
05の膜厚が50ミクロン程度とされる厚膜構造のFE
Cを製造方法を説明する。
【0029】以下、厚膜構造とされる集束電極を有する
電界放出カソードの製造方法を図3の模式図を参照して
説明する。なお、この場合もまず図1に示した製造工程
で図1(e)に示すような形状のFECを形成している
ため、この工程までの説明は省略する。
【0030】この場合は、図3(a)に示すようにエミ
ッタコーン115毎に開口部が設けられたゲート電極1
04上に印刷、スピンコート、スプレー等の厚膜形成手
段によってSiO2 を少なくとも数10μm程度の膜厚
になるまで成膜して第2の絶縁層105を形成する。さ
らにこの第2の絶縁層105の上にフォトレジスト層1
20を塗布した後、マスク121をかけてフォトリソグ
ラフィー法にてフォトレジスト層120のパターニング
を行い、同図(b)に示すようなエミッタアレイ毎の開
口パターンを形成する。
【0031】次に、ドライエッチングまたはウエットエ
ッチングにより第2の絶縁層105をエッチングして、
第2の絶縁層105にエミッタアレイ毎に対応したホー
ル122を形成する。なお、この場合は第2に絶縁層1
05の壁面部分が大きくエッチングされるようにホール
122を形成することが望ましい。
【0032】そして積層基板を同一平面内で回転させな
がら集束電極106となるNbを10μm程度の膜厚に
なるまで斜め蒸着する。この場合は第2の絶縁層105
が数10μm程度の厚膜とされているため、Nbはホー
ル122の中に蒸着されずに第2の絶縁層105の表面
のみに選択的に付着して第2の絶縁層105の表面に集
束電極106が形成されることになる。これにより同図
(c)に示すような厚膜構造とされる集束電極を有する
FECを得ることができる。なお、第2の絶縁層の表面
に形成される集束電極106は、印刷によって形成する
ことも可能である。
【0033】このような厚膜構造とされる集束電極を有
するFECの製造方法においても、第2の絶縁層105
を従来の直進性を有するEB蒸着あるいはスパッタリン
グによって成膜する必要がなく、印刷、スピンコート、
スプレー等の厚膜形成手段によって成膜することができ
るため、従来のEB蒸着あるいはスパッタリングによっ
て成膜した場合と比較してFECの製造時間及び製造コ
ストを大幅に低減することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の集束電極を
有する電界放出カソードの製造方法によれば、ゲート電
極上に形成する第2の絶縁層をCVD法あるいは厚膜形
成手段によって成膜することができるため、製造時間及
び製造コストを大幅に低減することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である集束電極を有する電
界放出カソードの製造過程の一部を示した図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である集束電極を有
する電界放出カソードを製造過程の一部を示した図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態である集束電極を有
する電界放出カソードを製造する過程の一部を示す図で
ある。
【図4】従来の電界放出カソードを用いた表示装置の斜
視図である。
【図5】集束電極を有する電界放出カソードの一例を示
した図である。
【図6】エミッタアレイ毎に集束電極が形成された電界
放出カソードの一例を示した図である。
【図7】従来の集束電極を有する電界放出カソードを製
造過程を示した図である。
【符号の説明】
100 基板 101 カソード電極 102 抵抗層 103 第1絶縁層 104 ゲート電極 105 第2絶縁層 106 集束電極 112,121 マスク 113 開口部 114,122 ホール 115 エミッタコーン 115 アノード基板 117 エミッタアレイ 120 フォトレジスト層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−223706(JP,A) 特開 平5−266789(JP,A) 特開 平1−128332(JP,A) 特開 平7−104679(JP,A) 特開 平7−122179(JP,A) 特開 平4−106834(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にカソード電極、抵抗層、第1の
    絶縁層、ゲート電極を順次成膜し、前記ゲート電極及び
    前記第1の絶縁層に第1のホールを設け、該第1のホー
    ル内にエミッタを形成する第1の工程と、 前記第1のホールが形成された前記ゲート電極上にCV
    D法によって第2の絶縁層を成膜する第2の工程と、 前記第2の絶縁層上にスパッタ法によって集束電極を成
    膜する第3の工程と、 前記集束電極及び前記第2の絶縁層に各画素に対応する
    複数個の前記エミッタの配列毎に第2のホールを形成
    し、前記エミッタを露出させる第4の工程と、 を備えていることを特徴とする集束電極を有する電界放
    出カソードの製造方法。
  2. 【請求項2】 基板上にカソード電極、抵抗層、第1の
    絶縁層、ゲート電極を順次成膜し、前記ゲート電極及び
    前記第1の絶縁層に第1のホールを設け、該第1のホー
    ル内にエミッタを形成する第1の工程と、 前記第1のホールが形成された前記ゲート電極上に厚膜
    形成手段によって第2の絶縁層を成膜する第2の工程
    と、 前記第2の絶縁層に各画素に対応する複数個の前記エミ
    ッタの配列毎に第2のホールを形成し、前記エミッタを
    露出させる第3の工程と、 前記第2のホールが形成された前記第2の絶縁層の表面
    に集束電極を成膜する第4の工程と、 を備えていることを特徴とする集束電極を有する電界放
    出カソードの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記集束電極は、厚膜形成手段により形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の集束電
    極を有する電界放出カソードの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記集束電極は、斜め蒸着法によって成
    膜されることを特徴とする請求項2に記載の集束電極を
    有する電界放出カソードの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の絶縁層及び前記集束電極が印
    刷によって成膜されることを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載の集束電極を有する電界放出カソードの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の絶縁層がスピンコート法によ
    って成膜されることを特徴とする請求項2又は請求項3
    に記載の集束電極を有する電界放出カソードの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第2の絶縁層がスプレー塗布によっ
    て成膜されることを特徴とする請求項2又は請求項3に
    記載の集束電極を有する電界放出カソードの製造方法。
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