JPH09274845A - 電子放出素子と電子放出素子用収束電極およびその製造方法 - Google Patents

電子放出素子と電子放出素子用収束電極およびその製造方法

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JPH09274845A
JPH09274845A JP10475996A JP10475996A JPH09274845A JP H09274845 A JPH09274845 A JP H09274845A JP 10475996 A JP10475996 A JP 10475996A JP 10475996 A JP10475996 A JP 10475996A JP H09274845 A JPH09274845 A JP H09274845A
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JP
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electrode
electron
emitting device
focusing
needle
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JP10475996A
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English (en)
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Morio Hosoya
守男 細谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子放出素子の対向基板側での電子収束
性を高めることを目的とする。 【解決手段】 電子放出素子の対向基板側に、エミッタ
電極に対応した微細開口を形成した金属板を平行に設
け、これに負電圧を与えて収束電極とすることにより、
カソード側のエミッタチップから放出された電子ビーム
を効率よく収束することができる。収束電極は、エミッ
タ側基板にとりつけることによっても電子収束効果を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子放出素子と電
子放出素子用収束電極およびその製造方法に関する。特
に、針状のエミッションチップ型の電子放出素子に収束
電極を設け電子の収束性を高める技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイの一種とし
て、FED(Field Emission Display)が精力的に研究
されている。このFEDは、カソード基板とアノード基
板とを対向させ、カソード基板上に針状の電子放出素子
を多数配置し、この電子放出素子からアノード基板に向
けて電子を放出させ、アノード基板上の蛍光体層を発光
させるものである。カソード基板上に形成される電子放
出素子は、個々の画素に対応することになる。これまで
利用されている電子放出素子は、電子放出に適した針状
の突起構造を有するものが一般的であり、たとえば、先
端部が尖った円錐状の金属からなる電子放出素子が広く
利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電子
放出素子は、フラットパネルディスプレイへの利用が期
待されている素子であり、この場合、カソード側基板上
に多数の素子を行列状に配置し、各素子からの電子放出
をそれぞれ独立に制御して、対応するアノード側蛍光基
板を発光させる必要がある。しかし、エミッタ電極から
放出された電子が飛翔中に拡散して目的とする対向基板
へ飛翔しないという問題があった。
【0004】図4は、従来の一般的なFEDパネルの構
造を示すものである。このようなFEDにおける電子放
出素子は、通常、カソード側のシリコン基板6上に先端
の尖った円錐状のエミッタ電極3が形成されており、当
該エミッタ電極を囲むように形成された絶縁層4の上に
電子引出し用のゲート電極5が形成されている。この状
態で、カソード電極2とアノード電極7間にあらかじめ
高い電圧を印加すると電子が放出される。さらに、カソ
ード電極とゲート電極間の印加電圧を変化させると電子
放出効率が変化する。
【0005】図3は、従来例の電子放出素子20から対
向基板10に向けて電子放出が行われている状態を示す
断面図である。従来の一般的な電子放出素子20におい
て、ゲート電極25とエミッタ電極24間に電圧可変電
源28により電位が印加されると、エミッタ電極24か
ら引き出された電子は、この状態でカソード電極21、
アノード電極22間に電源27により電位が印加される
と電子ビーム14となって一定の角度(通常、20度な
いし30度の角度)をもってアノード電極方向へと広が
る傾向となって飛翔する。この結果、対向基板の目的と
する蛍光体ばかりでなく、その周辺の蛍光体23にも電
子線が照射され、いわゆる「クロストーク」が発生する
ことが問題となっている。
【0006】これを解決する従来技術としては、電子ビ
ームを収束させるための収束電極をエミッタ電極と一体
に設けて使用する方法が検討されてきた。このような例
は、特開平6−12974号公報等にも開示されてい
る。図2は、エミッタ側に収束電極を設けた場合の従来
の電子放出素子40から対向基板10に向けて電子放出
が行われている状態を示す図である。ゲート電極25
は、カソード電極21との間に接続された電圧可変電源
28によって、カソード電極21に対して正の電位が与
えられている。一方、収束電極13には、電源26が接
続され接地電位に対して負の電位が与えられる。この状
態で電源28の電位を高くしてゆくとエミッタ電極24
からの電子放出量が増加し、対向基板10の方向に飛翔
する。エミッタ電極から放出された電子ビーム14は、
収束電極13により形成される電界によって、その中心
軸方向に向けて集められることになる。その結果、図に
見られるように、エミッタ電極24から放出された電子
ビーム14は、図3の従来例の場合よりは、その放出方
向が収束されて、対向基板での「クロストーク」現象も
少なくなることになる。
【0007】しかし、エミッタ側電極のゲート電極25
上に、このような階層構造をもつ収束電極13を設ける
のは、電子放出素子の構造が複雑になるばかりでなく、
その加工工程も複雑になるという問題が生じる。また、
収束電極13は、エミッタ電極24の頂点を垂直に貫く
軸に対して線対称であることが、良い収束性を与える
が、このような構造を実現するためにはさらに複雑な加
工工程が必要になるという問題がある。そこで、本発明
では、FEDにおいてエミッタ側電極とは別体に、従来
のCRTにおけるシャドウマスクと同様な収束電極を導
入し、これをエミッタ電極とアノード電極の間に設ける
ことにより、所望の位置に電子線を照射させようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の電子放出素子の第1の態様は、電子放出
素子の針状エミッタ電極から放出された電子を収束させ
るための電極が形成された電子放出素子であって、収束
電極における電子を通過させるための開口が電子放出素
子とは別体の金属板に設けられているとともに、当該開
口の中心が針状エミッタ電極の頂点をとおり電極基板面
に実質的に鉛直な線上に位置するように形成されている
ことを特徴とする電子放出素子、にある。この電子放出
素子によれば、収束用電極が電子放出素子とは別体に設
けられているので、電子放出素子の製造が容易であり、
かつ効果的に電子収束を行うことができる。
【0009】(2)本発明の電子放出素子用収束電極の
第1の態様は、電子放出素子の針状エミッタ電極から放
出された電子を収束させるための電極であって、収束電
極における電子を通過させるための開口が、放出電子に
より発光される蛍光板と一体にされた金属板に設けられ
ていることを特徴とする電子放出素子用収束電極、にあ
る。この電子放出素子用収束電極によれば、収束用電極
が蛍光板と一体にされているので収束電極の位置精度を
正確に保つことができる。
【0010】(3)本発明の電子放出素子用収束電極の
第2の態様は、電子放出素子の針状エミッタ電極から放
出された電子を収束させるための電極であって、収束電
極における電子を通過させるための開口が電子放出素子
とは別体の金属板に設けられているとともに、当該開口
の中心が針状エミッタ電極の頂点をとおり電極基板面に
対して実質的に鉛直な線上に位置するように形成されて
いることを特徴とする電子放出素子用収束電極、にあ
る。この電子放出素子用収束電極では、開口の中心が針
状エミッタ電極の頂点に一致するようにされているので
良好な電子収束がなされる。
【0011】(4)本発明の電子放出素子用収束電極の
製造方法の第1の態様は、レジスト材料が塗布された金
属板に電子放出素子の針状エミッタ電極位置に対応して
開口を設けるためのパターニングを行う工程と、当該金
属板を現像してから、エッチングして電子ビームの通過
口である開口を形成する工程と、当該開口形成後の金属
板を電子放出素子用の蛍光体の塗布された基板と位置合
わせしてから一体にする工程、とからなることを特徴と
する電子放出素子用収束電極の製造方法、にある。この
電子放出素子用収束電極の製造方法によれば、精度のよ
い収束電極を容易に製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0013】§1.本発明の電子放出素子用収束電極の
構造および動作原理 図1は、本発明の電子放出素子60から対向基板10に
向けて電子放出が行われている状態を示す図である。図
1においてゲート電極25にはカソード電極21との間
に接続された電圧可変電源28によって、カソード電極
21に対して正の電位が与えられている。収束電極13
は、電子放出素子上のアノード電極22に接近した位置
に設けられていて、電源26が接続され接地電位に対し
て負の電位が与えられている。従って、エミッタ電極か
ら放出された電子ビーム14は、収束電極13により形
成される電界によって、その中心軸方向に向けて集めら
れることになる。その結果、図に見られるように、エミ
ッタ電極24から放出された電子ビーム14は、図3の
従来の電子放出素子の場合よりは、その放出方向が収束
されていて、対向基板での「クロストーク」現象も少な
くなることが認められる。
【0014】図1では、電子の収束状況は、図2の場合
とほぼ同様に表現されているが、本発明の収束電極は、
電極の設置位置が自由であり、カソード基板、アノード
基板間の任意の位置に設置できる。また、開口の大きさ
もアノード電極における蛍光体の大きさに応じて任意の
大きさの開口を設けることができる利点がある。例えば
図1において各蛍光体23の大きさをさらに大きくする
場合には、収束電極の開口を大きくするか、現状の大き
さでエミッタ電極に接近した位置に収束電極を設置すれ
ばよいことになる。これに対し、図2の従来例の場合に
は、収束電極13が、ゲート電極上に階層的に設けられ
ているので、FEDパネル構造に対応した自由な収束電
極の位置設定ができず、電子放出素子自体の設計に制限
が存在する。
【0015】通常、FEDパネルでは、カソード基板と
アノード基板の間隔は100μm〜10mmに設定され
るが、本発明の電子放出素子用収束電極の場合は、この
間のいずれの箇所に設定することも可能である。ただ
し、極度に接近する場合には素子以外の部材との間で放
電が生じる危険性があり、最適な位置は基板間に加える
印加電圧や、蛍光体の大きさ、素子先端の曲率半径等の
構造的要素に影響されるので、それぞれのディスプレイ
の条件を考慮して定めることが必要になる。
【0016】アノード側に設ける蛍光体層はモノクロと
カラーの場合がある。カラーの場合、通常、R,G,
B,R,G,B・・の繰り返しで平面的に設けられ、例
えば、R,GおよびB色の1色の1画素のサイズは約1
〜2500μm2 であり、それぞれの色の蛍光体層の間
隔は約2〜70μm程度である。モノクロの場合の画素
サイズも同様である。これらのサイズや間隔は、FED
の用途によって異なるものであるが、基本的にはサイズ
が小さく、画素間隔が狭いほど高解像度になることにな
る。また、各色とも蒸着とリソグラフィー、電着、印
刷、あるいは印刷と焼成等の方法で約0.5〜200μ
m程度の厚みに形成されている。各R,G,Bの形状や
相互間の配置も自由に設定できる事項であり、円形や楕
円形の画素蛍光体や正方形、スロット状の四辺形等の画
素蛍光体形状が可能である。収束電極の開口形状は収束
電極が画素蛍光体に近い位置におかれる場合は、これら
の画素蛍光体の形状に通常は合わせて開口することが必
要になる。ただし、画素蛍光体のR,G,Bを一体とし
て1個の収束電極で収束させる等特殊な場合には、かな
らずしも画素蛍光体の形状とは一致しないことになる。
また、収束電極がエミッタ電極に近い位置におかれる場
合は、通常は針状のエミッタ電極の形状に合わせて円形
に開口することが必要になる。収束電極の開口の中心は
前記のように、エミッタ電極の頂点を垂直に貫く軸に対
して線対称であることが望ましいが、少なくとも開口の
中心がエミッタ電極の頂点をとおり電極基板に対して実
質的に鉛直な線上に位置するように形成されていること
が必要である。そうすることにより個々の画素蛍光体に
対して均一な電子放出がなされるからである。
【0017】本発明の収束電極の機能は、従来のCRT
に使用されるシャドウマスクと類似したものであるが、
シャドウマスクが1本の電子銃からの電子ビームを個々
の蛍光体に達するまでの長距離を偏向走査して発光させ
るのに対して、FEDでは、電子放出素子から放出され
た電子を通常は偏向走査させないか、偏向させたとして
も大きな角度をとらないことで相違する。従って、電子
放出素子用の収束電極では、CRTのシャドウマスク材
料に必要とされた程の熱的安定性や歪みのなさが要求さ
れることは少ないと考えられる。それにより、使用され
る収束電極材料の選択の幅も広がることになる。
【0018】収束電極に印加する電圧は、ゲート電極に
印加される電圧よりも小さい値であればよいが、接地電
圧に対して大きい負電位であればある程、開口の中心に
電子ビームを収束させる収束力が大きくなることにな
る。この最適値についても個々の条件を勘案して定める
必要がある。
【0019】§2.本発明の電子放出素子用収束電極の
製造方法 次に、本発明の電子放出素子用電極の製造方法を図5〜
図19に基づいて説明する。先ず、図5(a)のよう
に、収束電極となる金属板31を準備し、電子ビームの
通過孔となる開口32を形成する(図5(b))。図示
の場合は、2個の開口が示されているに過ぎないが、実
際の収束電極では、パネルに形成される電子放出素子ま
たは画素蛍光体と同数の開口が2次元平面的に多数形成
されているものとする。使用される金属材料としては、
シャドウマスクに使用される鉄−ニッケル鋼、アルミキ
ルド鋼等の軟鋼板の他、電極として機能する導電性材科
であれば、どのようなものでもよいが、耐電圧性、耐熱
性、加工性、耐腐食性,比抵抗性を考慮して適当な材料
を選ぶのが好ましい。具体的には、Al,Ni,Pd,
Pb,Pt,W,Mo,Cr,Ti,Cu,Au,Ag
などの金属材料を用いるのが好ましい。金属板の厚さ
は、50μmから300μm程度のものが使用される。
【0020】収束電極の電子ビームの通過孔である開口
は通常のフォトエッチングのプロセスで形成することが
可能である。CRT用のシャドウマスクの場合は、金属
板の両面にレジストを塗布して両面エッチングう行うの
が通常である。金属板の板厚が厚い場合は、等方的な片
面エッチングの場合は表裏の孔の径が異なることになる
ので、本発明の収束電極の場合も、精度を良好にするた
めには両面からエッチングすることが望ましい。ウエッ
トエッチングの場合、通常は等方的にエッチングが進行
することを考慮すれば、片面エッチングでは、エッチン
グ開始側の開口が大きくなるので、蛍光板側をエッチン
グ開始側とするのが適切である。鉄、銅系の金属材料の
場合は、塩化第2鉄液を噴霧することによるエッチング
が通常になされ、アルミ板の場合は、NaOH水溶液で
のエッチングも可能である。エッチング終了後はレジス
トが剥離され、水洗処理がなされる。
【0021】開口する孔の大きさと数は、FEDの用途
によって異なることになる。開口の大きさは、前記した
蛍光体の画素サイズに近似のものであるが、電子ビーム
がエミッタ電極より蛍光体に向かうに従って拡散するこ
とを考慮すれば、蛍光体と同じ大きさかそれよりは若干
小さく開口することになる。実用的な用途では、通常、
1枚の電極板に2〜50μm程度の孔を数十万個から数
百万個開口することになる。これらの開口を均一な大き
さとなるように管理する必要がある。それに伴い、金属
板の厚さの許容誤差も±5μm以下に管理する必要があ
る。
【0022】次に、アノード側電極を準備する。透明な
ガラス基板33に、ITO等の透明電極34をスパッタ
リングにより形成して導電性を付与する(図6
(b))。次に、この導電性層の上に蛍光体層35を形
成する(図6(c))。これには、前記した各種のプロ
セスが利用できる。図6(c)の場合は、便宜上、R,
G,Bの各蛍光体が図示されていないが、実際のカラー
パネルの場合は、R,G,Bの各色が順次塗り分けられ
た構成となっている。
【0023】次に、図7のように収束電極板とアノード
電極基板とを一体にする。これには、両基板の端部に封
止剤36を使用して一体にすることができる。封止位置
は、端部に限らず画像形成の妨げとならない部分であれ
ば、収束電極の開口部を避けてその裏面に形成すること
もできる。両基板の各位置での平行間隔距離はスペーサ
等で正確に保たれていることが必要である。収束電極は
必ずしもアノード電極と一体にしなければならないわけ
ではなく、画素蛍光体との間隔を一定に保ことが可能で
あれば、パネル側壁その他に固定することも自由であ
る。
【0024】なお、本発明においては、収束電極板を利
用して蛍光体層のパターンを形成することが可能であ
る。例えば、蛍光体材料を感光性フォトポリマーに分散
して、導電性基板上に塗布、乾燥し、これに対して前記
収束電極板を介して、順次、密着または平行光により露
光し、現像し、後処理を行えば、各蛍光体層を形成する
ことがきる。こうすることにより、例え収束電極の開口
位置が偏位したとしても画素蛍光体との相対的位置は固
定されているので、画素蛍光体と収束電極位置がずれる
ような悪影響を与えることがなくなる。もっとも、R,
G,Rの3色の画素蛍光体を設ける場合は、発光位置に
対応するように収束電極板の発光箇所以外の開口部分を
遮蔽して露光、現像する処置が3回必要になる。これに
より、蛍光部と収束電極の形状が完全に一致したディス
プレイパネルが得られる。
【0025】§3.本発明の電子放出素子の製造方法 エミッタ側の電子放出素子の製造方法には各種の方法が
あり、特に特定の製造方法に限定されるわけではない
が、本発明の電子放出素子に適用可能な一例を以下に説
明する。シリコン基板41を準備し(図8)、エミッタ
電極側となる表面を熱酸化し、シリコン基板の表面にS
iO2 からなる熱酸化膜42を形成する(図9)。熱酸
化膜42の上に、無機レジスト膜43とさらに有機レジ
スト層44を順次積層して形成する(図10)。有機レ
ジスト層44を所定パターンに形成後(図11)、無機
レジスト層43をエッチングした後、無機レジスト層4
3をマスクとして、SiO2 からなる熱酸化膜42をリ
アクティブイオンエッチング等でエッチングし、有機レ
ジストを剥離処理する(図12)。続いて、無機レジス
ト43をマスクとしてシリコン基板を水酸化カリウム水
溶液により等方エッチングすると針状チップ45の形状
が現れてくる(図13)。
【0026】シリコン基板を再度熱酸化して、シリコン
表面にSiO2 からなる薄層の酸化膜46を形成する
(図14)。続いて、スパッタ法等により絶縁層47を
堆積し(図15)、当該絶縁層上にゲート電極となる金
属層48を形成する(図16)。絶縁層としては、特
に、表面導電性の低い材料を用いるのが好ましく、具体
的には、石英ガラス,SiO2 ,Si3 4 ,などを用
いるのが好適である。最後にフッ酸・硝酸混液等により
SiO2 を除去して、エミッター電極45を形成する
(図17)。これをガラス基板50と貼り合わせる(図
18)。
【0027】
【実施例】
<収束電極の製造方法に関する実施例> 厚み100μmのアルミ板31の片面に、ネガ型レ
ジスト剤(東京応化工業株式会社製「OMR85」)を
スピンナにより回転塗布し、オーブンにて80°Cで3
0分間放置し乾燥させる(図5(a))。空冷後、所望
の収束電極パターン(穴径0.2mmの円形パターン
が、0.25mmのピッチで縦横に配列したパターン)
を露光し、レジストの現像、水洗を行いオーブン中に、
135°Cで30分間放置し乾燥させる。空冷後、0.
5%のカセイソーダ水溶液によりアルミ板をエッチング
し、水洗する。次に、基板を120°Cに保持したレジ
スト剥離液(東京応化工業株式会社製「クリーンストリ
ップ」)中に、5分間放置し、次に室温のストリップリ
ンス液に1分間、室温のイソプロピルアルコールに1分
間、それぞれ浸すことにより、レジストの剥離を行う。
この基板を水洗し、その後乾燥させる。以上により、ア
ルミ板の収束電極開口パターンのパターニングを終了す
る(図5(b))。
【0028】<対向基板の製造方法に関する実施例> 厚み3mmの清浄な石英ガラス基板33上に、スパ
ッタ法により膜厚1μmのITOによる透明電極層34
を堆積する(図6(b))。その上に、EB蒸着法によ
り膜厚20μmのZnO:Znからなる蛍光体層35を
蒸着形成し、対向基板(アノード基板)10を作製した
(図6(c))。作製したアノード基板の両端位置に、
ガラス微粒子と樹脂からなるガラスペースト36を塗布
し、170°Cで30分間乾燥させた後、上記により作
製した収束電極を蛍光体層とが平行平面となるように乗
せ、N2 還元雰囲気下で350°C、3時間焼成し一体
化を行った(図7)。焼成後、収束電極と蛍光体層の距
離は50μmであった。
【0029】<電子放出素子の製造方法に関する実施例
> 真空に保ったチャンバー中にシリコン基板41を導
入し(図8)、これを300°Cに加熱すると同時に水
蒸気に曝し、シリコン基板表面に0.1μmのSiO2
からなる酸化膜42を形成する(図9)。次に、スパッ
タにより、無機レジスト層43であるSiNを0.3μ
mの厚さで形成し、その上に、ネガ型レジスト剤(東京
応化工業株式会社製「OMR85」)をスピンナにより
回転塗布し、オーブンにて80°Cで30分間放置し、
乾燥する(図10)。空冷後、所望のパターン(エミッ
タ電極部を形成するための円形パターンで穴径0.2m
mの透孔が0.25mmのピッチで縦横に並列して形成
されたフォトマスクパターン)を露光し、レジストの現
像、水洗を行い、オーブンにて135°Cで30分間放
置すると有機レジスト膜44が形成される(図11)。
空冷後、フッ酸により、有機レジスト膜44をマスクと
して、SiNからなる無機レジスト膜43をエッチング
する。次に、基板を120°Cに保持したレジスト剥離
液(東京応化工業株式会社製「クリーンストリップ」)
中に、5分間放置し、次に室温のストリップリンス液に
1分、室温のイソプロピルアルコールに1分間浸すこと
でレジストの剥離を行う。この基板を水洗し、後に乾燥
させる。
【0030】 この基板を、CHF3 +O2 をエッチ
ャントとして用いたリアクティブ・イオン・エッチング
により、先にパターニングしたSiN無機レジスト膜4
3をマスクとしてSiO2 酸化膜42をパターニングす
る。以上により表面酸化膜のパターニングを終了する
(図12)。
【0031】 この基板を、水酸化カリウム(KO
H)水溶液により、無機レジスト層43をマスクとし
て、シリコン基板41を等方エッチングする。アンダー
エッチングの効果より、円形の無機レジスト膜43の中
心を頂点とするエミッタ電極45が形成されてくる(図
13)。次に、真空に保ったチャンバー中にこの基板を
導入し、これを300°Cに加熱すると同時に水蒸気に
曝し、シリコン表面に厚み、0.1μmの酸化膜46を
形成する。熱酸化膜46の内側に、鋭い先端を有するエ
ミッタテイップ45が形成される(図14)。
【0032】続いて、スパッタ法により厚み7μmの
SiO2 とAl2 3 の混合層を堆積するとエミッタテ
イップ36を囲むように絶縁層47が形成された(図1
5)。さらに、Crをスパッタにより成膜してゲート電
極48を形成し(図16)、最後にフッ酸と硝酸の混合
溶液によりSiO2 酸化膜46を除去し、エミッタ層を
整形する(図17)。エミッタ電極を作製したシリコン
基板41を陽極酸化法によりコーニング7059ガラス
50上に接着させ、カソード基板を作製する(図1
8)。
【0033】<パネルの一体化に関する実施例> 前記の工程〜で作製したカソード基板の端部周
辺にガラスペーストを塗布し、170°Cで、30分間
乾燥させた後、先にで作製したアノード基板を乗せ、
電子放出素子のチップ先端と対向基板の蛍光体とを、
0.25mmの間隔で平行に保持した状態で、N2 還元
雰囲気下で350°C、3時間焼成し、両基板の一体化
を行った。パネル化の際には、予め、カソード基盤側に
設置された排気口より、ポンプによってパネル内が、1
-10 Paの高真空となるよう排気し、パネル一体化後
に、排気口を封止した。
【0034】<電子放出動作に関する実施例> 対向基板と電子放出素子との間のカソード/アノー
ド電圧として400Vを印加した。また、電子放出素子
の動作電圧として、エミッタ電極を接地電位に保ち、ゲ
ート電極に20Vを印加し、収束電極/エミッタ間の電
位を−100Vとしたところ、対向基板に向かって良好
に収束された電子放出が得られ、良好な発光特性が得ら
れた。また、行列状に配した多数の電子放出素子を、単
純マトリックス駆動し、所定の画像情報に対応した信号
を与えたところ、対向基板上に画像形成がみられた。
【0035】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば針状エミ
ッタ電極からなる電子放出部を有する電子放出素子のカ
ソード/アノード間に電子放出素子とは別体になる収束
電極を設けたので、対向基板(アノード電極)に対する
電子の収束性が顕著に改善され、FEDを利用したディ
スプレイでは色純度やコントラストの改善を図ることが
できる。また、収束電極を電子放出素子とは別体にした
ので、カソード/アノード間の任意の位置に収束電極を
設けることができ、蛍光体の形状や大きさを自由に変え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子放出素子60から対向基板10に
向けて電子放出が行われている状態を示す図である。
【図2】エミッタ側に収束電極を設けた場合の従来の電
子放出素子40から対向基板10に向けて電子放出が行
われている状態を示す図である。
【図3】従来の電子放出素子20から対向基板10に向
けて電子放出が行われている状態を示す図である。
【図4】従来の一般的なFEDパネル構造を示す断面図
である。
【図5】本発明の電子放出素子用収束電極板を製造する
工程を示す断面図である。
【図6】本発明の電子放出素子用収束電極板が一体とさ
れるアノード側電極板を製造する工程を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の電子放出素子用収束電極板がアノード
側電極板と一体にされた工程を示す断面図である。
【図8】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を製
造する第1の工程を示す断面図である。
【図9】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を製
造する第2の工程を示す断面図である。
【図10】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第3の工程を示す断面図である。
【図11】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第4の工程を示す断面図である。
【図12】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第5の工程を示す断面図である。
【図13】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第6の工程を示す断面図である。
【図14】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第7の工程を示す断面図である。
【図15】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第8の工程を示す断面図である。
【図16】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第9の工程を示す断面図である。
【図17】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第10の工程を示す断面図である。
【図18】本発明の電子放出素子の針状エミッタ電極を
製造する第11の工程を示す断面図である。
【図19】本発明の電子放出素子と収束電極およびアノ
ード側対向基板とが一体にされた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b ガラスカバー 2 カソード電極 3 エミッタ電極 4 絶縁層 5 ゲート電極 6 シリコン基板 7 アノード電極 8 蛍光体層 9 ガラスフリット 10 対向基板 13 収束電極 14 電子ビーム 20,40,60 電子放出素子 21 カソード電極 22 アノード電極 23 蛍光体層 24 エミッタ電極 25,48 ゲート電極 26,27 電源 28 電圧可変電源 31 金属板 32 開口 33 ガラス基板 34 透明電極層 35 蛍光体層 36 封止剤 41 シリコン基板 42 熱酸化膜 43 無機レジスト膜 44 有機レジスト膜 45 エミッタ電極 46 熱酸化膜 47 絶縁層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出素子の針状エミッタ電極から放
    出された電子を収束させるための電極が形成された電子
    放出素子であって、収束電極における電子を通過させる
    ための開口が電子放出素子とは別体の金属板に設けられ
    ているとともに、当該開口の中心が針状エミッタ電極の
    頂点をとおり電極基板面に実質的に鉛直な線上に位置す
    るように形成されていることを特徴とする電子放出素
    子。
  2. 【請求項2】 電子放出素子の針状エミッタ電極から放
    出された電子を収束させるための電極であって、収束電
    極における電子を通過させるための開口が、放出電子に
    より発光される蛍光板と一体にされた金属板に設けられ
    ていることを特徴とする電子放出素子用収束電極。
  3. 【請求項3】 電子放出素子の針状エミッタ電極から放
    出された電子を収束させるための電極であって、収束電
    極における電子を通過させるための開口が電子放出素子
    とは別体の金属板に設けられているとともに、当該開口
    の中心が針状エミッタ電極の頂点をとおり電極基板面に
    対して実質的に鉛直な線上に位置するように形成されて
    いることを特徴とする電子放出素子用収束電極。
  4. 【請求項4】 開口の形状が、円形、楕円形、正方形ま
    たは四辺形であることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載の電子放出素子用収束電極。
  5. 【請求項5】 金属板が、アルミ、鉄、鉄合金、ニッケ
    ル、銅であることを特徴とする請求項2または請求項4
    記載の電子放出素子用収束電極。
  6. 【請求項6】 電子放出素子用収束電極の製造方法であ
    って、 レジスト材料が塗布された金属板に電子放出素子の針状
    エミッタ電極位置に対応して開口を設けるためのパター
    ニングを行う工程と、 当該金属板を現像してから、エッチングして電子ビーム
    の通過孔である開口を形成する工程と、 当該開口形成後の金属板を電子放出素子用の蛍光体の塗
    布された基板と位置合わせしてから一体にする工程、 とからなることを特徴とする電子放出素子用収束電極の
    製造方法。
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