JP3269236B2 - 電界放出形電子源 - Google Patents

電界放出形電子源

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JP3269236B2
JP3269236B2 JP34560993A JP34560993A JP3269236B2 JP 3269236 B2 JP3269236 B2 JP 3269236B2 JP 34560993 A JP34560993 A JP 34560993A JP 34560993 A JP34560993 A JP 34560993A JP 3269236 B2 JP3269236 B2 JP 3269236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコールドカソードとして
知られている電界放出形電子源の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により、電子
が障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる
ようになる。これを電界放出(Field Emission)と云
い、このような原理で電子を放出するカソードを電界放
出カソード(以下、FECと記す)と呼んでいる。
【0003】近年、半導体集積化技術を駆使して、ミク
ロンサイズのFECを作ることが可能となり、その一例
としてスピント(Spindt)型と呼ばれるFECが知られ
ている。このFECは、半導体微細加工技術を用いて製
作すると、円錐状のエミッタ、すなわちエミッタコーン
とゲート電極との距離をサブミクロンとすることが出来
るため、エミッタコーンとゲート電極間に数10ボルト
の電圧を印加することによりエミッタコーンから電子を
放出させることが出来るようになる。また、各エミッタ
コーン間のピッチは5ミクロンないし10ミクロンとし
て製作することが出来るため、数万から数10万個のF
ECを1枚の基板上に設けることが出来る。このよう
に、面放出形のFECを製作することが可能となってお
り、このFECは蛍光表示装置、CRT、電子顕微鏡や
電子ビーム装置の電界放出形電子源として適用すること
が提案されている。
【0004】次に、図17に、このような電界放出形電
子源として用いられるFECの上面図を(a)に、その
断面図を(b)に示す。この図の(a)に示すように、
カソード配線102は井桁状にパターニングされてお
り、この井桁状のカソード配線102の上全面には抵抗
層103が形成されている。さらに、前記井桁の中の抵
抗層103上にそれぞれ複数のエミッタコーン106が
形成されている。なお、(a)で示す電界放出形電子源
の上面には、全面にわたりゲート電極105が形成され
ており、このゲート電極105に図示するほぼ円形の開
口部が複数設けられ、この開口部内に前記エミッタコー
ン106がそれぞれ形成されている。
【0005】この電界放出形電子源の断面図を(b)に
示すが、この断面は(a)に示すA−A線で切断した電
界放出形電子源の断面である。この図において、井桁状
のカソード配線102は絶縁性の基板101上に形成さ
れており、基板101上には抵抗層103が全面に形成
されている。この抵抗層103上には絶縁層104とゲ
ート電極105が形成されており、このゲート電極10
5と絶縁層104とに形成された開口部内にエミッタコ
ーン106が形成されている。
【0006】ところで、エミッタコーン106とカソー
ド配線102との間に抵抗層103を設ける理由は次の
通りである。一般的なFECにおいては、エミッタコー
ンの先端とゲートとの距離がサブミクロンという極めて
短い距離とされていると共に、数万ないし数十万個のエ
ミッタコーンが一枚の基板上に設けられるため、製造の
過程において塵埃等によりエミッタコーンとゲートとが
短絡してしまうことがある。このように、ゲートとエミ
ッタコーン間の一つでも短絡していると、カソードとゲ
ートとが短絡したことになるため、すべてのエミッタコ
ーンに電圧が印加されなくなり動作不能の電界放出形電
子源となってしまう。
【0007】また、電界放出形電子源の初期の動作時に
局部的な脱ガスが生じ、このガスによりエミッタコーン
とゲートあるいはアノード間が放電を起こすことがあ
り、このため大電流がカソードに流れてカソードが破壊
されることがあった。さらに、多数のエミッタコーンの
うち電子の放出されやすいエミッタコーンが存在するた
め、このエミッタコーンから集中して放出された電子に
より、画面上に異常に明るいスポットが発生することも
あった。
【0008】そこで、図17に示すように、カソード配
線102とエミッタコーン106との間に抵抗層103
を形成し、エミッタコーン106の中の一つが形状の不
均一性から異常に多い電子を放出し始めると、ゲート電
極105とカソード配線102間には抵抗層103によ
る電圧降下が生じるようになる。この電圧降下により、
異常に多い電流を放出しようとするエミッタコーンの印
加電圧が放出電流に応じて下げられるために、電子放出
が抑制され、各エミッタコーンで安定した電子放出を行
うようになる。このため、カソード配線102が破壊さ
れることを防止することができる。したがって、抵抗層
103を設けることにより、FECの製造上の歩留りの
向上、およびFECの安定な動作を確保することができ
るようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
に示す構造のFECにおいては、井桁状のカソード配線
102の中の面積が大きく全面にエミッタコーン106
を形成すると、カソード配線102と各エミッタコーン
106との距離に応じて、カソード配線102と各エミ
ッタコーン106間の抵抗値が異なることになる。すな
わち、カソード配線102の近傍に形成されたエミッタ
コーン106は低い抵抗値となるが、井桁の中央部に向
かって形成されるエミッタコーンの抵抗値は次第に高い
抵抗値となっていく。すると、カソード配線102の周
辺に位置するエミッタコーン106からの電子のエミッ
ションは大きくなるが、抵抗値が高くなる中央部に向か
ってエミッションが低下することになる。
【0010】そこで、エミッションの均一性を上げるた
めに、図17に示すように、井桁状のカソード配線10
2から各エミッタコーンまでの抵抗値の偏差を無視でき
るくらいに小さくさせるために、所定距離Lを置いてエ
ミッタコーン106を形成するようにしていた。このた
め、井桁状のカソード配線102の周囲から距離Lの間
にはエミッタコーン106を設けることができず、エミ
ッタコーンの実装密度が低下するという問題点があっ
た。また、抵抗の均一化を図るために、さらにカソード
配線を細分化して1つの井桁の中にエミッタコーンを4
個程度形成することも考えられるが、このようにすると
極端にエミッタコーンの実装密度が低下するようにな
る。更に、井桁状に形成されたカソード配線102に対
する各エミッタコーン106の位置が抵抗値に関係する
ことになり、製造時のエミッタコーンのアラインメント
精度により抵抗値が変化してしまう。このため、厳密に
マスク合わせを行ってエミッタコーン106を形成する
必要があり、製造が困難になるという問題点もあった。
【0011】また、図17のFECの構成に替えて、井
桁のないストライプ状のカソード電極上に抵抗層を全面
に形成し、カソード電極上に形成された抵抗層上にエミ
ッタコーンを形成することも知られているが、このよう
な構成によると、抵抗層の膜厚の均一性が各エミッタコ
ーンの抵抗値のばらつきとなり、各エミッタコーンのエ
ミッションが均一になりづらいという欠点があった。ま
た、抵抗値は抵抗層の厚さで決定されるが、その厚さに
は限界があるため大電流容量、および高抵抗値を得るこ
とが困難であり、抵抗層を設けたことによる効果が小さ
いという欠点もあった。そこで、本発明はカソード電極
と複数の各エミッタコーン間の抵抗値をほぼ一定とする
ことができると共に、エミッタコーンの実装密度を向上
した電界放出形電子源を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はカソード電極の領域内に導体部のない窓を
設け、この窓内に抵抗値の異なる抵抗層を形成すると共
に、抵抗層上に複数のエミッタコーンを配設させるよう
にした電界放出電子源において、カソード電極に近い抵
抗層の部分の抵抗値を低くするようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、カソード電極と各エミッタコ
ーン間の抵抗値をほぼ一定とすることができるため、カ
ソード導体内の各エミッタコーンのエミッションを均一
化することができる。また、カソード導体上のどこにエ
ミッタコーンを設けてもエミッションの均一化が図れる
ため、エミッタコーンの実装密度を向上することができ
る。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例の電界放出形電子源のカ
ソード電極の構成を図1に示す。この図に示すカソード
電極2は、並列に多数本設けられたストライプ状カソー
ド電極2とされており、カソード電極2の領域内には、
カソード電極2をくり抜くように導体のない領域が窓開
けされている。このカソード電極2をくり抜いた窓には
第1抵抗層3と第2抵抗層7とが形成されている。この
第2抵抗層7は窓の中央部に設けられており、その抵抗
値は第1抵抗層3の抵抗値より低い抵抗値とされてい
る。そして、窓開けされたカソード電極2の近傍を拡大
して図2に示すが、第1抵抗層3と第2抵抗層7上に複
数のエミッタコーン6が形成されて電子放出源とされて
いる。このエミッタコーン6のうちの第1抵抗層3の上
に形成されているエミッタコーン6には、カソード電極
2から第1抵抗層3を介して電流が供給されており、第
2抵抗層7上に形成されているエミッタコーン6から、
第1抵抗層3と第2抵抗層7とを介してカソード電極2
へ電流が供給されている。
【0015】次に、この図に示すA−A線で切った断面
図を図3に示す。この図において、絶縁性の基板1上に
カソード電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜でパ
ターン形成されており、このカソード電極2上には、不
純物のドープされたアモルファスシリコン等からなる第
1抵抗層3,第2抵抗層7がカソード電極2の領域内全
面に形成されている。さらに、第1抵抗層3,第2抵抗
層7の上に二酸化シリコン(SiO2 )からなる絶縁層
4、およびNb,Mo等からなるゲート電極5が形成さ
れており、このゲート電極5と絶縁層4に開口された開
口部の中にはMoからなるエミッタコーン6がそれぞれ
形成されている。このゲート電極5もストライプ状に形
成されており、カソード電極2と共にマトリックスを形
成している。
【0016】図3に示す電界放出電子源の等価回路を図
4に示す。この図において、エミッタコーン6−1とエ
ミッタコーン6−3とは対称に形成されているため、カ
ソード電極2からの抵抗値は等しい。また、中央のエミ
ッタコーン6−2はカソード電極2からの距離が長くさ
れているため、カソード電極2からの抵抗は通常は大き
くなる。そこで、エミッタコーン6−2の下の第2抵抗
層7の抵抗値を低い抵抗値とすれば、他のエミッタコー
ン6−1,6−3とほぼ等しい抵抗値とすることができ
る。さらに図2を参照しながら説明すると、エミッタコ
ーン6は、例えば3列形成されているが前記図2に示し
たように、1列目と3列目のエミッタコーン6と、中央
の列の一番上と、一番下の行のエミッタコーン6は第1
抵抗層3の上に形成されており、2列目の中央部のエミ
ッタコーン6が、例えば3個第2抵抗層7上に形成され
ている。前記したように、第2抵抗層7の抵抗値は第1
抵抗層3より抵抗値が低くされているため、カソード電
極2に近い1列目と3列目のエミッタコーン6までの抵
抗値と、カソード電極2に遠い2列目の中央部のエミッ
タコーン6までの抵抗値は、第2抵抗層7の抵抗値が低
いため大体均一化することができる。
【0017】なお、不純物のドープされたアモルファス
シリコンからなる第1抵抗層3をカソード電極2の領域
内の全面に形成した後、第2抵抗層7を形成する部分に
対応する、第1抵抗層3のみにレーザ等を照射すること
により、部分的にアニールすれば、低抵抗化された第2
抵抗層7を形成することができる。
【0018】次に、本発明の第2実施例の電界放出形電
子源のカソード電極の上面図を図5に示す。この図に示
すカソード電極2は、図1に示すカソード電極2と同様
に、並列に多数本設けられたストライプ状カソード電極
2とされており、カソード電極2の領域内には、カソー
ド電極2をくり抜くように導体のない領域が窓開けされ
ている。このカソード電極2をくり抜いた窓には第1抵
抗層8とリング状の第2抵抗層9とが形成されている。
この第2抵抗層9は窓のカソード電極2に近い部分に設
けられており、その抵抗値は第1抵抗層8の抵抗値より
高い抵抗値とされている。この第1抵抗層8と第2抵抗
層9上に複数のエミッタコーン6が形成されて電子放出
源とされている。このエミッタコーン6のうちの第1抵
抗層8の上に形成されているエミッタコーン6には、カ
ソード電極2から第1抵抗層8および第2抵抗層9を介
して電流が供給されており、第1抵抗層8上に形成され
ているエミッタコーン6から、距離が長くされた第1抵
抗層8を介してカソード電極2へ電流が供給されてい
る。
【0019】図5に示すB−B線で切断した断面図を図
6に示す。この図において、絶縁性の基板1上にカソー
ド電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜でパターン
形成されており、このカソード電極2上には、不純物の
ドープされたアモルファスシリコン等からなる第1抵抗
層8,第2抵抗層9がカソード電極2の領域内全面に形
成されている。さらに、第1抵抗層8,第2抵抗層9の
上に二酸化シリコン(SiO2 )からなる絶縁層4、お
よびNb,Mo等からなるゲート電極5が形成されてお
り、このゲート電極5と絶縁層4に開口された開口部の
中にはMoからなるエミッタコーン6がそれぞれ形成さ
れている。このゲート電極5もストライプ状に形成され
ており、カソード電極2と共にマトリックスを形成して
いる。
【0020】エミッタコーン6は、例えば4列形成され
ており、このエミッタコーン6の外周を構成するエミッ
タコーン6の下には第2抵抗層9が、第1抵抗層8に埋
め込まれるように中途まで形成されている。ただし、こ
の断面図は、図5に示すB−B線で切断した断面図であ
るため、1列目のエミッタコーン6−1と4列目のエミ
ッタコーン6−4の下だけに第2抵抗層9が形成されて
いるよう図示されている。この第2抵抗層9の抵抗値は
第1抵抗層8より高い抵抗値とされていると共に、図示
する2列目および3列目のエミッタコーン6−2,6−
3とカソード電極2との距離が長くされているため、カ
ソード電極2から各エミッタコーン6−1〜6−4まで
の抵抗値はほぼ等しくされる。
【0021】なお、不純物のドープされたアモルファス
シリコンからなる第2抵抗層9をカソード電極2の領域
内の全面に形成した後、第2抵抗層9を形成する部分だ
けを残して、透明とされた基板1の下から、レーザ等を
照射することにより部分的にアニールを行い、さらに基
板1の下から全面に短時間レーザ等を照射して浅くアニ
ールを行うことにより、低抵抗化された第1抵抗層8と
低抵抗化されないままの中途までの深さの第2抵抗層9
を形成することができる。
【0022】次に、本発明の第3実施例の電界放出形電
子源のカソード電極の上面図を図7に示す。この図に示
すカソード電極2は図1に示すカソード電極2と同様
に、並列に多数本設けられたストライプ状カソード電極
2とされており、カソード電極2の領域内には、カソー
ド電極2をくり抜くように導体のない領域が窓開けされ
ている。このカソード電極2をくり抜いた窓には第1抵
抗層10とエミッタコーン6の下にのみ第2抵抗層11
とが形成されている。この第2抵抗層11は、カソード
電極2に近い部分に形成されているエミッタコーン6の
下に形成されており、その抵抗値は第1抵抗層10の抵
抗値より高い抵抗値とされている。この第1抵抗層10
と第2抵抗層11上に形成された複数のエミッタコーン
6により、電子放出源が構成されている。このエミッタ
コーン6のうちの第2抵抗層11の上に形成されている
エミッタコーン6から、カソード電極2へ第1抵抗層1
0および第2抵抗層11を介して電流が供給されてお
り、第1抵抗層10上に形成されているエミッタコーン
6からは、距離が長くされた第1抵抗層10を介してカ
ソード電極2へ電流が供給されている。
【0023】図7に示すC−C線で切断した断面図を図
8に示す。この図において、絶縁性の基板1上にカソー
ド電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜でパターン
形成されており、このカソード電極2上には、不純物の
ドープされたアモルファスシリコン等からなる第1抵抗
層10,第2抵抗層11がカソード電極2の領域内全面
に形成されている。さらに、第1抵抗層10,第2抵抗
層11の上に二酸化シリコン(SiO2 )からなる絶縁
層4、およびNb,Mo等からなるゲート電極5が形成
されており、このゲート電極5と絶縁層4に開口された
開口部の中にはMoからなるエミッタコーン6がそれぞ
れ形成されている。このゲート電極5もストライプ状に
形成されており、カソード電極2と共にマトリックスを
形成している。
【0024】エミッタコーン6は、例えば4列形成され
ており、このエミッタコーン6の外周を構成するエミッ
タコーン6の直下周辺には第2抵抗層11が形成されて
いる。ただし、この断面図は、図7に示すC−C線で切
断した断面図であるため、1列目のエミッタコーン6−
1と4列目のエミッタコーン6−4の下だけに第2抵抗
層11が形成されている。この第2抵抗層11の抵抗値
は第1抵抗層10より高い抵抗値とされていると共に、
図示する2列目および3列目のエミッタコーン6−2,
6−3とカソード電極2との距離が長くされているた
め、カソード電極2から各エミッタコーン6−1〜6−
4までの抵抗値はほぼ等しくされる。なお、不純物のド
ープされたアモルファスシリコンからなる第2抵抗層1
1をカソード電極2の領域内の全面に形成した後、第2
抵抗層11を形成する部分だけを残して、透明とされた
基板1の下からレーザ等を照射することにより部分的に
アニールを行えば、低抵抗化された第1抵抗層10と低
抵抗化されないままの第2抵抗層11を形成することが
できる。
【0025】次に、本発明の第4実施例の電界放出形電
子源のカソード電極の上面図を図9に示す。この図に示
すカソード電極2は、並列に多数本設けられたストライ
プ状カソード電極2とされており、カソード電極2を含
む領域内には、図示するように第1抵抗層12と、一部
のエミッタコーン6の下に第2抵抗層13とが形成され
ている。この第2抵抗層13は、島状に形成されている
と共に、カソード電極2から遠い部分に形成されている
エミッタコーン6の下だけに形成されており、その抵抗
値は第1抵抗層12の抵抗値より低い抵抗値とされてい
る。この第1抵抗層12と第2抵抗層13上に形成され
た複数のエミッタコーン6により、電子放出源が構成さ
れている。このエミッタコーン6のうちの第2抵抗層1
3の上に形成されているエミッタコーン6から、カソー
ド電極2へ第1抵抗層12および第2抵抗層13を介し
て電流が供給されており、第1抵抗層12上に形成され
ているエミッタコーン6から、カソード電極2へ第1抵
抗層12を介して電流が供給されている。なお、14は
第1抵抗層12および第2抵抗層13が形成されていな
い抵抗層分離部であり、ストライプ状のカソード電極2
間を電気的に分離している。
【0026】次に、この図に示すD−D線で切った断面
図を図10に示す。この図において、絶縁性の基板1上
にカソード電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜で
パターン形成されており、このカソード電極2上には、
不純物のドープされたアモルファスシリコン等からなる
第1抵抗層12,第2抵抗層13がカソード電極2の領
域内全面に形成されている。さらに、第1抵抗層12,
第2抵抗層13の上に二酸化シリコン(SiO2 )から
なる絶縁層4、およびNb,Mo等からなるゲート電極
5が形成されており、このゲート電極5と絶縁層4に開
口された開口部の中にはMoからなるエミッタコーン6
がそれぞれ形成されている。このゲート電極5もストラ
イプ状に形成されており、カソード電極2と共にマトリ
ックスを形成している。
【0027】この図において、エミッタコーン6−1,
6−3とカソード電極2との間の抵抗値は第1抵抗層1
2の長さで決定されている。また、エミッタコーン6−
2,6−4はカソード電極2からの距離が長くされてい
るため、カソード電極2からの抵抗は通常は大きくな
る。そこで、エミッタコーン6−2,6−4の下の第2
抵抗層13の抵抗値を低い抵抗値とすれば、エミッタコ
ーン6−1,6−3とほぼ等しい抵抗値とすることがで
きる。すなわち、エミッタコーン6はカソード電極2の
1領域について、図示するように例えば2列形成されて
いるが、1列目のエミッタコーン6−1,6−3は第1
抵抗層12の上に形成されており、2列目のエミッタコ
ーン6−2,6−4が、島状に形成されている第2抵抗
層13上に形成されている。前記したように、第2抵抗
層13の抵抗値は第1抵抗層12より抵抗値が低くされ
ているため、カソード電極2に近い1列目のエミッタコ
ーン6−1,6−3までの抵抗値と、カソード電極2か
ら遠い2列目のエミッタコーン6−2,6−4までの抵
抗値は、第2抵抗層12の抵抗値が低いため大体均一化
することができる。
【0028】なお、前記第4実施例においてはカソード
電極2の片側にしか第1抵抗層12および第2抵抗層1
3を形成していないが、両側に形成するようにしてもよ
い。さらに、カソード電極2を基板1上に直接形成する
ことに替えて、第1抵抗層12上に形成するようにして
もよい。ところで、不純物のドープされたアモルファス
シリコンからなる第1抵抗層12をカソード電極2の領
域内の全面に形成した後、第2抵抗層13を形成する部
分にのみレーザ等を照射することにより、部分的にアニ
ールすれば、低抵抗化された第2抵抗層13を形成する
ことができる。
【0029】次に、本発明の第5実施例の電界放出形電
子源のカソード電極の上面図を図11に示す。この図に
示すカソード電極2は、並列に多数本設けられたストラ
イプ状カソード電極2とされており、カソード電極2上
から両側に延伸するように第1抵抗層15が形成されて
カソード電極2の1領域を形成している。また、第2抵
抗層16がカソード電極2に近い部分に設けられたエミ
ッタコーン6の下に、深さ方向において中途まで形成さ
れており、その抵抗値は第1抵抗層15の抵抗値より高
い抵抗値とされている。この第1抵抗層15と第2抵抗
層16上に複数のエミッタコーン6が形成されて電子放
出源とされている。このエミッタコーン6のうちの第1
抵抗層15の上に形成されているエミッタコーン6か
ら、カソード電極2へ第1抵抗層15および第2抵抗層
16を介して電流が供給されており、第1抵抗層15上
に形成されているエミッタコーン6から、距離が長くさ
れた第1抵抗層16を介してカソード電極2へ電流が供
給されている。
【0030】図11に示すE−E線で切断した断面図を
図12に示す。この図において、絶縁性の基板1上にカ
ソード電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜でパタ
ーン形成されており、このカソード電極2上には、不純
物のドープされたアモルファスシリコン等からなる第1
抵抗層15,第2抵抗層16がカソード電極2の領域内
全面に形成されている。さらに、第1抵抗層15,第2
抵抗層16の上に二酸化シリコン(SiO2 )からなる
絶縁層4、およびNb,Mo等からなるゲート電極5が
形成されており、このゲート電極5と絶縁層4に開口さ
れた開口部の中にはMoからなるエミッタコーン6がそ
れぞれ形成されている。このゲート電極5もストライプ
状に形成されており、カソード電極2と共にマトリック
スを形成している。
【0031】エミッタコーン6は、図示するように例え
ばカソード電極2の片側に2列ずつ形成されており、こ
カソード電極2から近いエミッタコーン6−1,6−4
の下には第2抵抗層16が、第1抵抗層15に埋め込ま
れるように深さ方向において中途まで形成されている。
この第2抵抗層16の抵抗値は第1抵抗層15より高い
抵抗値とされていると共に、図示する2列目のエミッタ
コーン6−2,6−3とカソード電極2との距離が長く
されているため、カソード電極2から各エミッタコーン
6−1〜6−4までの抵抗値はほぼ等しくされる。
【0032】なお、不純物のドープされたアモルファス
シリコンからなる第2抵抗層16をカソード電極2の領
域内の全面に形成した後、第2抵抗層16を形成する部
分だけを残して、透明とされた基板1の下から、レーザ
等を照射することにより部分的にアニールを行い、さら
に基板1の下から全面に短時間レーザ等を照射して浅く
アニールを行うことにより、低抵抗化された第1抵抗層
15と低抵抗化されないままの中途までの深さの第2抵
抗層16を形成することができる。なお、14は第1抵
抗層15および第2抵抗層16が形成されていない抵抗
層分離部であり、ストライプ状のカソード電極2間を電
気的に分離している。また、前記第5実施例においては
カソード電極2の両側に第1抵抗層15および第2抵抗
層16を形成しているが、片側だけに形成するようにし
てもよい。さらに、図13に示すようにカソード電極2
を基板1上に直接形成することに替えて、第1抵抗層1
5の上に形成するようにしてもよい。
【0033】次に、本発明の第6実施例の電界放出形電
子源のカソード電極の上面図を図14に示す。この図に
示すカソード電極2は、並列に多数本設けられたストラ
イプ状カソード電極2とされており、カソード電極2上
から両側に延伸するように第1抵抗層17が形成されて
カソード電極2の1領域を形成している。また、第2抵
抗層18がカソード電極2に近い部分に設けられたエミ
ッタコーン6の直下近傍だけに形成されており、その抵
抗値は第1抵抗層17の抵抗値より高い抵抗値とされて
いる。この第1抵抗層17と第2抵抗層18上に複数の
エミッタコーン6が形成されて電子放出源とされてい
る。このエミッタコーン6のうちの第1抵抗層17の上
に形成されているエミッタコーン6から、カソード電極
2へ第1抵抗層17および第2抵抗層18を介して電流
が供給されており、第1抵抗層17上に形成されている
エミッタコーン6から、距離が長くされた第1抵抗層1
8を介してカソード電極2へ電流が供給されている。
【0034】図14に示すF−F線で切断した断面図を
図15に示す。この図において、絶縁性の基板1上にカ
ソード電極2がNb,Mo,Al等の導電性薄膜でパタ
ーン形成されており、このカソード電極2上には、不純
物のドープされたアモルファスシリコン等からなる第1
抵抗層17,第2抵抗層18がカソード電極2の領域内
全面に形成されている。さらに、第1抵抗層17,第2
抵抗層18の上に二酸化シリコン(SiO2 )からなる
絶縁層4、およびNb,Mo等からなるゲート電極5が
形成されており、このゲート電極5と絶縁層4に開口さ
れた開口部の中にはMoからなるエミッタコーン6がそ
れぞれ形成されている。このゲート電極5もストライプ
状に形成されており、カソード電極2と共にマトリック
スを形成している。
【0035】エミッタコーン6は、図示するように例え
ばカソード電極2の片側に2列ずつ形成されており、こ
カソード電極2から近いエミッタコーン6−1,6−4
の直下近傍には第2抵抗層18が形成されている。この
第2抵抗層18の抵抗値は第1抵抗層17より高い抵抗
値とされていると共に、図示する2列目のエミッタコー
ン6−2,6−3とカソード電極2との距離が長くされ
ているため、カソード電極2から各エミッタコーン6−
1〜6−4までの抵抗値はほぼ等しくされる。
【0036】なお、不純物のドープされたアモルファス
シリコンからなる第2抵抗層18をカソード電極2の領
域内の全面に形成した後、第2抵抗層18を形成する部
分だけを残して、透明とされた基板1の下から、レーザ
等を照射することにより部分的にアニールを行うことに
より、低抵抗化された第1抵抗層17と低抵抗化されな
いままの第2抵抗層18を形成することができる。な
お、14は第1抵抗層17および第2抵抗層18が形成
されていない抵抗層分離部であり、ストライプ状のカソ
ード電極2間を電気的に分離している。なお、前記第6
実施例においてはカソード電極2の両側に第1抵抗層1
7および第2抵抗層18を形成しているが、片側だけに
形成するようにしてもよい。さらに、図16に示すよう
にカソード電極2を基板1上に直接形成することに替え
て、第1抵抗層17の上に形成するようにしてもよい。
【0037】このように、本発明の電界放出形電子源
は、カソード電極2の領域内のエミッタコーンの抵抗値
をほぼ等しくすることができる。従って、前記領域内の
すべてのエミッタコーンのエミッションをほぼ同じとす
ることができると共に、エミッション電流を増加するこ
とができるようになる。。さらに、カソード電極2の領
域内のエミッタコーンの抵抗値の差が少ないため、領域
内のエミッタコーンの数を多くすることができる。さら
に、領域を細分化する必要がないため、エミッタコーン
の実装密度を上げることができると共に、その製造も容
易に行うことができるようになる。なお、前記電界放出
形電子源に離隔して蛍光体を塗布したアノード電極を設
けると、ディスプレイを構成することができ、この場合
は前記領域をその画素に対応させるようにすれば良い。
【0038】また、上記第1実施例ないし第6実施例に
おける第1抵抗層および第2抵抗層の材料としては、不
純物のドープされたアモルファスシリコンあるいはポリ
シリコン等が用いられ、ドープされる不純物としては、
P,Bi,Ga,In,Tl等を用いることができ、レ
ーザ照射を行うことにより、抵抗値を10 1〜10 6Ω
cmの任意の抵抗値に調節することができる。これによ
り、第1実施例における低抵抗値の第2抵抗層7、第2
実施例における低抵抗値の第1抵抗層8、第3実施例に
おける低抵抗値の第1抵抗層10、第4実施例における
低抵抗値の第2抵抗層13、第5実施例における低抵抗
値の第1抵抗層15、第6実施例における低抵抗値の第
1抵抗層17を形成することができる。さらに、レーザ
としてはXeClエキシマレーザ(波長λ=308n
m)を用いるのが好適である。この場合のレーザ照射時
間は約0.1秒である。また、レーザに替えてランプを
用いてアニールしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、カ
ソード電極と各エミッタコーン間の抵抗値をほぼ一定と
することができるため、カソード領域内に形成された各
エミッタコーンのエミッションを均一化することができ
る。また、カソード電極の近傍にエミッタコーンを設け
てもエミッションの均一化が図れるため、カソード領域
内のエミッタコーンの数を増やすことができ、実装密度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電界放出形電子源のカソ
ード電極の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の電界放出形電子源のカソ
ード電極の上面図である。
【図3】本発明の第1実施例の電界放出形電子源の断面
図である。
【図4】本発明の第1実施例の電界放出形電子源の等価
回路である。
【図5】本発明の第2実施例の電界放出形電子源のカソ
ード電極の上面図である。
【図6】本発明の第2実施例の電界放出形電子源の断面
図である。
【図7】本発明の第3実施例の電界放出形電子源のカソ
ード電極の上面図である。
【図8】本発明の第3実施例の電界放出形電子源の断面
図である。
【図9】本発明の第4実施例の電界放出形電子源のカソ
ード電極の上面図である。
【図10】本発明の第4実施例の電界放出形電子源の断
面図である。
【図11】本発明の第5実施例の電界放出形電子源のカ
ソード電極の上面図である。
【図12】本発明の第5実施例の電界放出形電子源の断
面図である。
【図13】本発明の第5実施例の電界放出形電子源の変
形例の断面図である。
【図14】本発明の第6実施例の電界放出形電子源のカ
ソード電極の上面図である。
【図15】本発明の第6実施例の電界放出形電子源の断
面図である。
【図16】本発明の第6実施例の電界放出形電子源の変
形例の断面図である。
【図17】従来の電界放出形電子源を示す図である。
【符号の説明】 1,101 基板 2 カソード電極 3,8,10,12,15,17 第1抵抗層 4,104 絶縁層 5,105 ゲート電極 6,106 エミッタコーン 7,9,11,13,16,18 第2抵抗層 14 抵抗層分離部 102 カソード配線 103 抵抗層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 1/304

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソード電極の領域内に導体部のない窓を
    設け、該窓内に抵抗層を設けると共に、この抵抗層上に
    複数の円錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源に
    おいて、 この抵抗層の中央部の抵抗値を周辺部の抵抗層の抵抗値
    より低く設定したことを特徴とする電界放出形電子源。
  2. 【請求項2】カソード電極の領域内に導体部のない窓を
    設け、該窓内に抵抗層を設けると共に、この抵抗層上に
    複数の円錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源に
    おいて、 前記複数のエミッタの内、外周部に設けられているエミ
    ッタの下の抵抗層の深さ方向において、抵抗層の中途ま
    で抵抗値が高く設定されていることを特徴とする電界放
    出形電子源。
  3. 【請求項3】カソード電極の領域内に導体部のない窓を
    設け、該窓内に抵抗層を設けると共に、この抵抗層上に
    複数の円錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源に
    おいて、 前記複数のエミッタの内、外周部に位置する各エミッタ
    の下の抵抗層の前記エミッタ近傍のみ、抵抗値が高く設
    定されていることを特徴とする電界放出形電子源。
  4. 【請求項4】絶縁基板上にストライプ状のカソード電極
    を形成し、該カソード電極を含む領域内の前記絶縁基板
    上に抵抗層を形成すると共に、この抵抗層上に複数の
    錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源において、 前記エミッタが形成されていると共に、前記カソード電
    極から遠い部分に形成されているエミッタ列の下の前記
    抵抗層に、低抵抗値の部分を島状に設けるようにしたこ
    とを特徴とする電界放出形電子源。
  5. 【請求項5】絶縁基板上にストライプ状のカソード電極
    を形成し、該カソード電極を含む領域内の前記絶縁基板
    上に抵抗層を形成すると共に、この抵抗層上に複数の
    錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源において、 前記カソード電極の近い部分に配設されたエミッタ
    下の抵抗層の深さ方向において、中途まで抵抗値が高く
    設定されていることを特徴とする電界放出電子源。
  6. 【請求項6】絶縁基板上にストライプ状のカソード電極
    を形成し、該カソード電極を含む領域内の前記絶縁基板
    上に抵抗層を形成すると共に、この抵抗層上に複数の
    錐状のエミッタを配設した電界放出形電子源において、 前記カソード電極の近傍に配設されたエミッタの下の抵
    抗層の前記エミッタの直下近傍のみ、抵抗値が高く設定
    されていることを特徴とする電界放出形電子源。
  7. 【請求項7】前記カソード電極を前記抵抗層の上に形成
    するようにしたことを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の電界放出電子源。
  8. 【請求項8】絶縁性の透明基板上に上記カソード電極が
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の電界放出形電子源。
  9. 【請求項9】前記抵抗層の一部をアニールすることによ
    り低抵抗値の抵抗層を形成することを特徴とする請求項
    1、4のいずれかに記載の電界放出形電子源。
  10. 【請求項10】前記抵抗層の一部をアニールすることに
    より抵抗値が高く設定された抵抗層を形成することを特
    徴とする請求項2、3、5、6のいずれかに記載の電界
    放出形電子源。
  11. 【請求項11】前記カソード電極に設けられた窓の少な
    くとも1つが、ディスプレイの1画素に対応して設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし3および請求
    項8ないし10のいずれかに記載の電界放出形電子源。
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