JP3222225B2 - 着信課金方法 - Google Patents

着信課金方法

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JP3222225B2
JP3222225B2 JP31758392A JP31758392A JP3222225B2 JP 3222225 B2 JP3222225 B2 JP 3222225B2 JP 31758392 A JP31758392 A JP 31758392A JP 31758392 A JP31758392 A JP 31758392A JP 3222225 B2 JP3222225 B2 JP 3222225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着信加入者に対して通信
料金を課金する着信課金方法に関する。公衆通信網にお
いては通信料金は発信加入者が負担するのが原則である
が、通信料金を着信加入者が負担する着信課金サービス
も広く行われている。国内通話で行われる着信課金サー
ビスとしては、特定の着信加入者に対する不特定多数の
発信加入者からの通話の料金を着信加入者が負担するサ
ービスが代表的なものであるが、この場合は着信加入者
が限定されるうえ、発信加入者の地域も指定されること
が多い。
【0002】一方、不特定の着信加入者が通話料金を負
担する着信課金サービスとしては料金着信払通話(コレ
クトコール)があるが、交換手を介する通話となるう
え、通話料金のほかに取扱料が加算されることもあっ
て、このサービスを避ける利用者も少なくない。
【0003】交換手を介さずに着信加入者に通話料金を
負担させる簡便な方法として一般に行われているもの
に、発信加入者が着信加入者に接続を行って着信加入者
に“かけ直し”(以下、呼び返し接続と呼ぶ)を依頼
し、着信加入者が発信加入者に対して呼び返し接続を行
う方法がある。しかし、この方法は着信加入者が発信加
入者の番号を確認して発信加入者の電話番号をダイヤル
しなければならないため、着信加入者に手数をかけると
いう欠点がある。
【0004】このため、呼び返し接続を行うことなく、
簡単な操作と、交換機の軽負荷の処理で課金対象加入者
を発信加入者から着信加入者に変更したり、呼び返し接
続を行う場合でも発信加入者の電話番号をダイヤルする
必要がない着信課金方法が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図7は従来技術の接続構成図、図8は従
来技術の呼び返し接続のシーケンス図である。以下、図
7と図8を併用して従来技術における呼び返し接続によ
る着信課金方法を説明する。なお、〜は図8におけ
るシーケンスの各動作を識別する符号である。
【0006】図7において発信加入者1が着信加入者2
に接続するために発呼して着信加入者2の電話番号をダ
イヤルすると、発信加入者1を収容する交換機50より着
信加入者2を収容する交換機60(以下、最初に発呼を行
った加入者を発信加入者、最初の発呼の相手を着信加入
者、発信加入者を収容する交換機を発信交換機、着信加
入者を収容する交換機を着信交換機と記す)に対して接
続処理が行われ、着信加入者2の呼び出しが行われる
(図8の、以下、図8を省略)。
【0007】着信加入者2が応答すると、応答表示信号
が発信交換機50に送られ()、発信加入者1と着信加
入者2は、発信交換機50のスイッチング・ネットワーク
(NW。以下、通話路網と記す)55と出トランク(OG
T)57及び交換機60の入トランク(ICT)68と通話路
網(NW) 65により形成されるパスを通して通話が可能
となる()。
【0008】この通話の料金を着信加入者2に負担させ
たい場合、発信加入者1は着信加入者2に対して着信加
入者2側より発信加入者1に対して呼び返し接続を行う
よう自己の電話番号を通知してオンフック(受話器か
け)する。これにより前記の通話パスは切断される
()。
【0009】着信加入者2は一旦オンフックしたのち、
改めて発呼(オフフック)し、通知された電話番号をダ
イヤルする。着信交換機60は通常の発呼と同様に発信加
入者1に対する接続を行う()。
【0010】発信加入者1(呼び返し接続では被呼者と
なる) が応答すると、応答表示信号が着信交換機60に送
られ()、着信加入者2と発信加入者1は着信交換機
60の通話路網65と出トランク(OGT)67及び発信交換
機50の入トランク(ICT)58と通話路網55により形成
されるパスを通して通話が行われる()。
【0011】この着信加入者2側からの呼び返し接続は
着信加入者2が発呼者となるため、発信加入者1が応答
したのちの通話料金は交換機の課金原則に従ってすべて
着信加入者2に課金される。従って、発信加入者1は最
初の通話()で着信加入者2に対して呼び返し接続を
依頼したときの短時間の通話料金が課金されるのみとな
る。
【0012】しかしながら、この呼び返し接続において
は、着信加入者2はメモなどを用意して発信加入者1よ
り発信加入者1の電話番号を聴取し、必要ならば復唱し
て確認をとり、更にその電話番号を用いて発呼する必要
がある。このため、最初の通話時間が長くなって発信加
入者1に課金される通話料金が増加する可能性があるほ
か、ダイヤル誤りなども生じ易く、着信加入者2の負担
が多くなることは避けられない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来技
術においては、通話料金を着信加入者に負担させるため
に着信加入者より呼び返し接続を行わせようとすると、
発信加入者と着信加入者の間で発信加入者の電話番号の
確認に時間を要し、発信加入者が負担する通話料金が増
加するうえ、発信加入者の電話番号をダイヤルする必要
があるため、着信加入者に負担をかけるという欠点があ
った。
【0014】本発明は、通信開始後に簡単な操作と、交
換機の軽負荷の処理で課金対象加入者を着信加入者に変
更する着信課金方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理説明図である。図中、1は発信加入者、2は着信加
入者、10及び30は発信加入者1を収容する発信交換機、
20及び40は着信加入者2を収容する着信交換機、3は共
通信号線である。
【0016】21及び22は着信交換機20内に設けられ、21
は通信開始後に着信加入者2より課金対象加入者の変更
要求を受信したときに、共通信号線3を介して発信交換
機10に発信加入者1の課金情報の転送を要求する課金加
入者変更要求処理手段、22は発信交換機10より共通信号
線3を介して送られる発信加入者の課金情報を受信して
該課金情報に示された通信料金を着信加入者2に対して
課金するとともに、課金情報受信後の通信料金を着信加
入者2に課金する処理を行う課金処理手段である。
【0017】11は発信交換機10内に設けられ、共通信号
線3を介して着信交換機20より課金情報の転送要求を受
信したときに、課金情報を記憶する課金情報記憶部12に
対して前記発信加入者に対する課金の停止を要求すると
ともに、該課金情報記憶部12より課金停止時点までの通
信料金を示す課金情報を受信し、共通信号線3を介して
着信交換機20に送信する課金情報転送手段である。
【0018】31は発信交換機30内に設けられ、発信加入
者の発信者識別情報を着信交換機40に送出する発信者識
別情報送出手段である。41及び42は着信交換機40内に設
けられ、41は発信交換機30より送られる発信者識別情報
を受信して記憶する発信者識別情報記憶手段、42は着信
加入者2より呼び返し接続要求を受信したときに、発信
者識別情報記憶手段41より発信加入者1の発信者識別情
報を抽出し、該発信者識別情報を用いて発信加入者1に
接続を行う呼び返し接続手段、43は呼び返し接続が終了
したのちの着信加入者2の通話を監視して課金を行う課
金手段である。
【0019】
【作用】図1において、発信加入者1が着信加入者2に
対して発呼し、発信交換機10と着信交換機20を介して発
信加入者1と着信加入者2の間で通話が行われたとき、
通信料金を着信加入者2が負担することが両者間で合意
されると、着信加入者2は予め定められた手順により課
金対象加入者の変更要求を行う。
【0020】着信交換機20の課金加入者変更要求処理手
段21はこの要求を受信すると、共通信号線3を介して発
信交換機10に発信加入者1の課金情報を転送するよう要
求する。発信交換機10の課金情報転送手段11は共通信号
線3を介して着信交換機20より課金情報の転送要求を受
信すると、課金情報を記憶する課金情報記憶部12に対し
て指定された発信加入者に対する課金の停止を要求する
とともに、課金情報記憶部12より課金停止時点までの通
信料金を示す課金情報を受信し、共通信号線3を介して
着信交換機20に送信する。
【0021】着信交換機20では課金処理手段22が共通信
号線3を介して発信加入者1の課金情報を受信し、その
課金情報に示された通信料金を着信加入者2に課金する
とともに、課金情報受信後の通信料金を着信加入者2に
課金する処理を行う。
【0022】図1においては以上のようにして、課金対
象加入者の変更要求を行うまでの通信料金を含め、全通
信料金が着信加入者2に課金される。図2においては、
発信加入者1が着信加入者2に対して発呼し、発信交換
機30と着信交換機40との間で接続処理が行われたとき、
発信交換機30の発信者識別情報送出手段31より着信交換
機40に対して発信加入者1の発信者識別情報が送出さ
れ、着信交換機40では発信者識別情報記憶手段41がこの
発信者識別情報を受信して記憶する。
【0023】発信加入者1と着信加入者2の間で通話が
行われ、通信料金を着信加入者2が負担するために着信
加入者2から呼び返し接続を行うことが両者間で合意さ
れると、発信加入者1はオンフックし、着信加入者2は
予め定められた手順により呼び返し接続要求を行う。
【0024】着信交換機40の呼び返し接続手段42は着信
加入者2より呼び返し接続要求を受信すると、発信者識
別情報記憶手段41より発信加入者1の発信者識別情報を
抽出し、この発信者識別情報を用いて発信加入者1に接
続を行う。発信加入者1が応答すると発信加入者1と着
信加入者2の間で通話が再開される。通話が再開される
と着信交換機40の課金手段43は、着信加入者2を発呼者
として通話を監視して課金を行う。
【0025】図2においては以上のように、着信加入者
2は発信加入者1の電話番号を確認したり、ダイヤルす
ることなく、予め定められた手順による呼び返し接続要
求を行うのみで呼び返し接続が行われ、呼び返し接続以
後の通信料金が着信加入者2に課金される。
【0026】
【実施例】図3及び図4は本発明の実施例の接続構成
図、図5及び図6は本発明の実施例のシーケンス図であ
る。
【0027】全図を通じて同一符号は同一対象物を示
し、1は発信加入者、2は着信加入者、3は共通信号
線、4乃至6は通話回線、10及び30は発信交換機、20及
び40は着信交換機である。
【0028】11は課金情報転送処理部、12は課金情報記
憶部、13及び23は共通線信号装置、14, 24, 34, 44は制
御装置(CC)、15, 25, 35, 45は通話路網(NW)、
16,26, 36, 46は加入者回路(LC)、17及び27は両方
向トランク(BWT)、21aは課金加入者変更要求検出
部、21b は課金情報要求部、22a は課金情報受信部、22
b は課金変更処理部、31はID送出部、37及び47は出ト
ランク(OGT)、38及び48は入トランク(ICT)、
41はID記憶部、42a は呼び返し要求検出部、42b は呼
び返し接続実行部、43は課金処理部、49はトーキー送出
部(TKY)である。
【0029】図3は図1の原理説明図に基づく接続構成
の実施例を示す図で、図5は図3の接続構成におけるシ
ーケンスの実施例を示す図である。以下、図5を併用し
て図3の説明を行うが、〜は図3のシーケンスの各
動作を識別する符号である。
【0030】図3における発信交換機10の制御装置14と
着信交換機20の制御装置24間では接続制御情報などの情
報が共通線信号装置13, 23と共通信号線3を介して送受
信される。
【0031】図3において、発信加入者1が着信加入者
2に対して発呼し、ダイヤルを行うと、発信交換機10の
制御装置14は着信交換機20に対する複数の通話回線の中
から通話回線4を選択し、接続制御情報を共通線信号装
置13より共通信号線3を介して着信交換機20に送出す
る。共通線信号装置23よりこの接続制御情報を受信した
着信交換機20の制御装置24は周知の方法により接続処理
を行って着信加入者2を呼び出す(図5の)。
【0032】着信加入者2が応答すると着信交換機20よ
り発信交換機10に共通信号線3介して応答表示が送られ
る(図5の)。発信交換機10より発信加入者1に対す
る応答表示は信号として送られない場合もあるが、その
如何を問わず、発信加入者1と着信加入者2は加入者回
路16、通話路網15、両方向トランク17、通話回線4、両
方向トランク27、通話路網25、加入者回路26を通るパス
で通話を開始する(図5の)。
【0033】この通話において、発信加入者1と着信加
入者2の間で通話料金を着信加入者2が負担することが
合意されると、着信加入者2は予め定められた手順によ
り課金対象加入者の変更要求を行う。この課金対象加入
者の変更要求は例えばフッキングと課金変更要求用とし
て予め定められた特殊番号をダイヤルすることにより行
う(図5の)。
【0034】着信交換機20の課金加入者変更要求検出部
21a はこの要求を検出すると、着信加入者2の相手発信
加入者1についての情報を制御装置24内に記憶されてい
る通話監視情報(詳細は図示省略)より抽出し、課金情
報要求部21b に送る。課金情報要求部21b ではこの情報
を受信すると発信加入者1の課金情報を転送するよう共
通線信号装置23を介して発信交換機10に要求する(図5
の)。なお、課金加入者変更要求検出部21a と課金情
報要求部21b は図1における課金加入者変更要求処理手
段21の実現形態である。
【0035】上記の要求は共通信号線3を経て発信交換
機10の共通線信号装置13に受信されたのち、制御装置14
内の課金情報転送処理部11に送られる。制御装置14内で
は発信加入者1の通話に対して課金が行われており、課
金情報が課金情報記憶部12に記憶されているが、課金情
報転送処理部11は上記の要求を受けると課金情報記憶部
12に対して、発信加入者1の通話に対する課金を停止す
るよう要求するとともに、課金停止時点までの発信加入
者1の課金情報の転送を要求する。この課金情報は通話
料金情報または通話料金を算出するのに必要な情報で、
例えば、相手加入者番号、通話開始時刻情報、課金停止
時刻情報などにより構成される。
【0036】課金情報記憶部12が課金を停止したのち上
記の課金情報を課金情報転送処理部11に送る(図5の
)と、課金情報転送処理部11はこの課金情報を共通線
信号装置13を介して着信交換機20に転送する(図5の
)。着信交換機20では上記課金情報は共通線信号装置
23を介して課金情報受信部22a に受信されたのち、課金
変更処理部22b に送られる。なお、課金情報受信部22a
と課金変更処理部22b は図1における課金処理手段22の
実現形態である。
【0037】課金変更処理部22b は発信交換機10より送
られた発信加入者1の課金情報に示されている通話料金
を着信加入者2に課金する処理を行うとともに、例え
ば、発信交換機10において発信加入者1に対する課金を
停止した時刻を着信加入者2の通話開始時刻に設定する
などを行って課金を開始する。以後、着信加入者2の通
話を監視し、着信加入者2が通話を切断(オンフック)
するまで着信加入者2の課金を継続する(図5の,
)。
【0038】以上により通話開始時点からの全通話料金
が着信加入者2に対して課金されるが、その間、着信加
入者2は課金加入者の変更要求を行うために簡単な操作
を行うのみでよく、発信加入者1と着信加入者2の通話
は殆ど中断されない。また、課金加入者の変更要求が着
信加入者2により行われることは着信加入者2が着信課
金を了承したことを示すものであるため、課金の負担者
を巡りトラブルを生ずることがない。
【0039】次に、図4について説明する。図4は図2
の原理説明図に基づく接続構成の実施例を示す図で、図
6は図4の接続構成におけるシーケンスの実施例を示す
図である。以下、図6を併用して図3の説明を行うが、
〜は図6のシーケンスの各動作を識別する符号であ
る。
【0040】図4において、発信加入者1が着信加入者
2に接続するために発呼し、着信加入者2の電話番号を
ダイヤルすると、発信交換機30の制御装置34は着信交換
機40に対する通話回線に接続される複数の出トランクの
中から出トランク37を選択し、通話回線5を介して接続
を行う。入トランク48に接続された呼は着信交換機40の
制御装置44により通常の接続処理が行われ、着信加入者
2に対して呼び出しが行われる(図6の)。
【0041】このとき、発信交換機30のID送出部(図
1の発信者識別情報送出手段31の実現形態)31より発信
加入者1の発信者識別情報(以下、ID情報と記す)が
通話回線5を通して着信交換機40に送出され、着信交換
機40ではID記憶部(図1の発信者識別情報記憶手段41
の実現形態)41がこのID情報を受信して記憶する。
【0042】着信加入者2が応答すると、応答表示信号
が発信交換機30に送られ(図6の)、発信加入者1と
着信加入者2は発信交換機30の加入者回路36、通話路網
35、出トランク37と、通話回線5、及び着信交換機40の
入トランク48、通話路網45、加入者回路46により形成さ
れるパスにより通話が可能となる(図6の)。
【0043】ここで、本来の要件の通話料金を着信加入
者2に負担させる必要がある場合、発信加入者1は着信
加入者2に対して呼び返し接続を行うよう依頼する。着
信加入者2はこの依頼を了承すると呼び返し接続の操作
を行うが、この操作は例えばフッキングを行ったのちに
予め定められた呼び返し接続要求用の特殊番号をダイヤ
ルすることにより行われる(図6の)。
【0044】着信交換機40ではフッキングにより図示省
略されたレジスタが通話路網45を介して着信加入者2の
加入者回路46に接続され、前記の呼び返し要求用の特殊
番号を受信する。この特殊番号の受信により制御装置44
内の呼び返し要求検出部42aが起動され、呼び返し接続
要求を検出する。呼び返し要求検出部42a は呼び返し接
続要求を検出すると着信加入者2の識別情報(例えば、
電話番号または収容位置情報)を付して呼び返し接続実
行部42b に送り、呼び返し接続の実行を指示する。な
お、呼び返し要求検出部42a と呼び返し接続実行部42b
は図2の呼び返し接続手段42の実現形態である。
【0045】呼び返し接続実行部42b はこの指示を受け
ると、発信加入者1が接続されている入トランク48と着
信加入者2の加入者回路46間の通話路網45の接続を切断
し、入トランク48にトーキー送出部49を接続する。トー
キー送出部49は発信加入者1に対して、「呼び返しを行
うので受話器をかける(オンフックする)よう」督促す
るトーキー・アナウンスを送出する(図6の)。
【0046】このトーキー・アナウンスを聴いた発信加
入者1がオンフックすると通話回線5が切断され(図6
の)、入トランク48が解放されるので呼び返し接続実
行部42b は発信加入者1のオンフックを確認する。この
確認を行うと、呼び返し接続実行部42b はID記憶部41
にアクセスし、呼び返し要求検出部42a より送られた着
信加入者2の識別情報を用いて相手発信加入者のID情
報を検索する。
【0047】この検索によって相手発信加入者が発信加
入者1であることを確認すると呼び返し接続実行部42b
は通常の接続処理と同様、空き出トランク47を捕捉し、
発信加入者1のID情報(通常、電話番号)を出トラン
ク47より送出する。発信交換機30の制御装置34は入トラ
ンク38より接続情報を受信し、発信加入者1に接続を行
う(図6の)。
【0048】発信加入者1が呼び出しに応答(図6の
)すると、着信加入者2と発信加入者1は着信交換機
40の加入者回路46、通話路網45、出トランク47と、通話
回線6、及び発信交換機30の入トランク38、通話路網3
5、加入者回路36を通るパスにより通話が可能となる
(図6の)。この呼び返し後の通話は、着信加入者2
が発呼者となっているため、課金処理部43は通常の通話
と同様、着信加入者2を発呼者として通話の監視と課金
処理を行う。
【0049】図6のシーケンスから明らかなように、発
信加入者1の発呼による最初の通話(図6の)が呼び
返しを依頼するだけの短時間の通話であるのに対して、
呼び返し後の通話()は本来の要件の通話であるた
め、長時間に及ぶ可能性があるが、この通話料金は上記
のように、着信加入者2に課金されるため、発信加入者
1は最初の短時間の通話料金を負担するのみですみ、着
信課金の目的を達することができる。
【0050】また、呼び返し接続により通話料金の負担
者が変更になるが、呼び返し接続に際して着信加入者2
が発信加入者1の電話番号を確認する必要がなく、例え
ばフッキングと呼び返し接続要求のために定められた特
殊番号(一般に短い桁数の番号)をダイヤルするのみで
よいため、発信加入者1の番号確認のために最初の通話
が長引いて発信加入者1の通話料金の負担額が大きくな
るようなことがない。また、着信加入者2も呼び返しの
際に発信加入者1の電話番号の確認やダイヤルを行う必
要がないため、操作上の負担が少ないうえ、誤ダイヤル
が発生することがない。
【0051】なお、図4の構成には、発信交換機30にI
D送出部31、着信交換機40にID記憶部41を必要とする
が、ISDNの普及に伴い、発着信交換機間におけるI
D情報の転送は一般的な機能となることが予想されるた
め、これらの設備が本発明実施のための専用設備として
経済的負担となる可能性は殆どない。言い換えれば、図
4の構成による着信課金方法はID情報の転送が一般化
している通信網に適した方法であるということができ
る。
【0052】以上、図3乃至図6により本発明の実施例
を説明したが、図3乃至図6はあくまで本発明の実施例
の一部を図示したものに過ぎず、本発明が図3乃至図6
に図示された内容のみに限定されるものでないことは言
うまでもない。例えば、上記においては説明の便から発
信交換機10, 30と着信交換機20, 40をそれぞれ別個のも
のとしたが、加入者を収容する交換機が発信交換機と着
信交換機を兼ねていることは当然であり、それぞれの交
換機に図示された構成各部が発信交換機と着信交換機の
両方に設けられるものであることは言うまでもない。
【0053】また、図3においては発信交換機10と着信
交換機20との間に共通信号線3が設けられているが、共
通信号線3が2つの交換機間のみについて情報転送を行
うものでないことは周知であり、図示省略された他の交
換機を中継する信号線であっても本発明の効果は変わら
ない。
【0054】また、図4においては発信交換機30に出ト
ランク37及び入トランク38、着信交換機40に出トランク
47及び入トランク48が設けられているが、これらの出入
トランクの代わりに両方向トランク(BWT)を用いた
り、発信交換機30と着信交換機40間に共通信号線を設定
しても本発明の効果は変わらない。
【0055】また、図3における課金情報記憶部12、図
4におけるID記憶部41などの部分は制御装置14または
制御装置44内に設けられているが、これらが図示省略さ
れた記憶装置内に設けられても本発明の効果は変わらな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通話開始後に簡単な操作と、交換機の軽負荷の処理で
信料金の課金対象加入者を発信加入者から着信加入者に
変更することができる。特に、発着信加入者を収容する
交換機間に共通信号線が設けられている場合には通信中
に共通信号線を介して課金情報を転送することにより全
通信料金を着信加入者に課金することができるため、発
信加入者には全く通信料金を負担させず、かつ、着信課
金に変更するために通話を中断させることがない、とい
う優れた効果を発揮する。
【0057】また、呼び返し接続による着信課金方法に
おいては呼び返し接続以前の通信料金が発信加入者に課
金されるが、着信加入者が発信加入者の電話番号を確認
する必要がないため、番号確認時間のために発信加入者
の通話料金の負担額を増加させることがなく、また、呼
び返しの際に電話番号の確認やダイヤルを行う必要がな
いことから着信加入者の負担を少なくできるほか、誤ダ
イヤルなどによって呼び返しが遅れることがない、など
の効果をもつ。
【0058】以上の如く、本発明は着信課金サービスの
利用形態を拡大し、通信サービスの利便性の向上に極め
て大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図(その1)
【図2】 本発明の原理説明図(その2)
【図3】 本発明の実施例接続構成図(その1)
【図4】 本発明の実施例接続構成図(その2)
【図5】 本発明の実施例シーケンス図(その1)
【図6】 本発明の実施例シーケンス図(その2)
【図7】 従来技術の接続構成図
【図8】 従来技術の呼び返し接続シーケンス図
【符号の説明】
1 発信加入者 2 着信加入者 3 共通信号線 10、30 発信交換機 20、40 着信交換機 11 課金情報転送手段 12 課金情報記憶部 21 課金加入者変更要求処理手段 22 課金処理手段 31 発信者識別情報送出手段 41 発信者識別情報記憶手段 42 呼び返し接続手段 43 課金手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−40654(JP,A) 特開 昭62−284560(JP,A) 特開 昭61−134157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 H04M 3/424 - 3/436 H04M 15/00 - 15/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機間の情報授受を共通信号線により
    行う複数の交換機にそれぞれ収容された加入者間で通信
    を開始したのちに課金対象加入者を発信加入者から着信
    加入者に変更する着信課金方法であって、 着信加入者を収容する着信交換機内に、通信開始後に前
    記着信加入者より課金対象加入者の変更要求を受信した
    ときに、共通信号線を介して発信加入者を収容する発信
    交換機に前記発信加入者の課金情報の転送を要求する課
    金加入者変更要求処理手段と、 前記発信交換機より前記共通信号線を介して送られる前
    記発信加入者の課金情報を受信し、該課金情報に示され
    た通信料金を前記着信加入者に対して課金するととも
    に、課金情報受信後の通信料金を該着信加入者に課金す
    る処理を行う課金処理手段を備え、 前記発信交換機内に、前記共通信号線を介して前記着信
    交換機より課金情報の転送要求を受信したとき、課金情
    報を記憶する課金情報記憶部に対して前記発信加入者に
    対する課金の停止を要求するとともに、該課金情報記憶
    部より課金停止時点までの通信料金を示す課金情報を受
    信し、前記共通信号線を介して前記着信交換機に送信す
    る課金情報転送手段を備え、 通信開始後に着信加入者よりの課金対象加入者の変更
    求により以降の課金対象加入者を発信加入者から着信加
    入者に変更するとともに、課金対象加入者の変更前の発
    信加入者への課金情報を着信交換機に転送し、該通信の
    全通信料金を着信加入者に課金することを可能としたこ
    とを特徴とする着信課金方法。
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FR2889899B1 (fr) * 2005-08-17 2007-09-28 Alcatel Sa Dispositif de controle de mise en oeuvre de fonction(s) au sein d'un equipement de service d'un coeur de reseau de communication internet

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