JP3221246B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3221246B2
JP3221246B2 JP21596194A JP21596194A JP3221246B2 JP 3221246 B2 JP3221246 B2 JP 3221246B2 JP 21596194 A JP21596194 A JP 21596194A JP 21596194 A JP21596194 A JP 21596194A JP 3221246 B2 JP3221246 B2 JP 3221246B2
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gap
roller
electrode roller
photosensitive drum
photoconductor
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弘造 江澤
敬三 武内
学 北島
克己 八幡
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式にて画像
形成する複写機、ファクシミリ、およびレーザビームプ
リンタ等の画像形成装置に利用される電子写真装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置によるハードコピーは、高
速で高画質であり、近年、急激に使用頻度が高まりつつ
ある。
【0003】しかしながら、画質を安定させるために
は、装置自体を微細な部分まで高精度なものでかつ円滑
な動作が可能であるものにする必要がある。
【0004】以下図面を参照しながら、従来の電子写真
装置の一例について説明する。図13は従来の電子写真
装置の概念を表す構成図である。図13において1は感
光体ドラム、2は感光体ドラム上を一様に帯電させる帯
電器、3は感光体ドラム1上に静電潜像を形成するレー
ザビーム、4は磁性体を含有する1成分のトナー、5は
マイナス300VDCオフセットされ、1.8kHzの
周波数で1.5kVの振幅の交流バイアス電圧が印加さ
れ、感光体ドラム1よりトナー4を回収する電極ロー
ラ、6は感光体ドラムと同心に設けられた回転しない第
1磁石軸、7は電極ローラ5と同心に設けられた回転し
ない第2磁石軸、8はトナー4を感光体ドラム1と電極
ローラ5の間隙付近へ供給する供給羽根、9は感光体ド
ラム1と電極ローラ5を約200μmの間隙に維持する
間隙規制部材、10は記録紙、11は感光体ドラム1上
に現像されたトナー4を記録紙10へ転写する転写手
段、12は感光体ドラム1上の転写残りトナーをクリー
ニングするクリーニングブレード、13はクリーニング
ブレード12によりクリーニングされたトナーを収める
クリーナボックス、14は電極ローラ5上のトナーを掻
き取るスクレーパ、15は各部品を組み込み、またトナ
ーを貯蔵するケーシングである。
【0005】図14は図13における間隙規制部材9付
近の組立概念図である。71は第2磁石軸7を軸心とし
て回転自由に配設されるリング、72は電極ローラ5
を、リング71、第2磁石軸7を介して感光体ドラム1
の方向へ付勢する付勢バネである。付勢バネ72はケー
シング15の所定の位置に組み込まれる。(詳細不図
示)。
【0006】電極ローラ5は、第2磁石軸7およびリン
グ71を組み込んだ状態で、リング71が付勢バネ72
に接するようにケーシング15へ組み込まれる。このと
き電極ローラ5はケーシング15に対して揺動を行うこ
とが可能な状態である。なお、電極ローラ5は図13、
図14における矢印の方向に回転を行う。
【0007】図15に以上の部分の動作の概念を示す。
感光体ドラム1および電極ローラ5は不図示の駆動系に
て、共に同方向回転で約32.5mm/秒の周速度で回転
を行う。間隙規制部材9は感光体ドラム1と電極ローラ
5の間に挟まれており、その最近接部において約200
μmの肉厚であり、感光体ドラム1および電極ローラ5
は共に間隙規制部材9と滑り接触をして、その間隙は約
200μmに一定に維持される。
【0008】このように構成された感光体ドラム1と電
極ローラ5の間隙付近の部分(以下現像領域と称する)
へケーシング5に貯蔵された磁性1成分のトナー4が供
給羽根8により供給される。
【0009】現像領域へ供給されたトナー4は第1磁石
軸6の磁石の磁力により感光体ドラム1に引きつけられ
る。
【0010】感光体ドラム1の表面は、あらかじめ帯電
器2により約マイナス500Vに一様に帯電された後、
レーザビーム3によりに画像に対応して光照射を行い、
いわゆる静電潜像が形成される。これにより感光体ドラ
ム1表面上の画像部のみ電荷がアースに移動し、電位が
約マイナス50Vとなる。一方、非画像部は電荷がその
まま移動せず、電位は約マイナス500Vのままであ
る。
【0011】このようにして形成された電位により、感
光体ドラム1と電極ローラ5の間の間隙保持部材9によ
り形成された200μmの間隙に、画像部、非画像部そ
れぞれの電位に応じた電界が生じる。このうち、画像部
の電界が非画像部の電界より大きくなる。
【0012】感光体ドラム1上に引きつけられたトナー
4は、感光体ドラム1と電極ローラ5の200μmの間
隙に生じる電界と、第2磁石軸7の発する磁界により電
極ローラ5に引きつけられる。このとき、画像部、非画
像部の電界の大きさに応じて、感光体ドラム1の表面上
の画像部にはトナー4が付着し易い状態、即ちトナーが
離脱しにくい状態に、非画像部にはトナー4が付着しに
くい状態、即ちトナーが離脱し易い状態になる。これに
より、感光体ドラム1の表面上の静電潜像の画像部には
トナー4が残留し、非画像部からはトナー4が離脱す
る。このようにして感光体ドラム1の表面上にトナー4
による画像が形成される。
【0013】感光体ドラム1の表面上に形成されたトナ
ー4による画像は、給紙ローラ(不図示)によって搬送
された記録紙10の表面に転写手段11により転写され
る。その後、トナー4による画像が形成された記録紙1
0は定着器(不図示)へ搬送され、トナー4による画像
が記録紙10上に定着され、ハードコピーが完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、感光体ドラム1および電極ローラ5と
間隙保持部材9が滑り接触をして摺動を行うため摩擦抵
抗が大きい。すなわち感光体ドラム1および電極ローラ
5の駆動負荷が大きいという問題点を有していた。
【0015】また、感光体ドラム1や電極ローラ5付近
でトナー4が浮遊する場合等に、感光体ドラム1および
電極ローラ5と間隙規制部材9との摺動部へトナー4が
浸入し、摺動面で発生する摩擦熱によりトナー4が溶融
し、間隙規制部材9の感光体ドラム1および電極ローラ
5との摺動面へトナー4が融着し易くなる。このため、
間隙規制部材9と感光体ドラム1および電極ローラ5と
の摩擦抵抗が増大し、感光体ドラム1および電極ローラ
5の駆動負荷が増大するという問題点を有していた。し
かも、間隙規制部材9と感光体ドラム1および電極ロー
ラ5との間にトナー4が浸入して融着することにより、
感光体ドラム1と電極ローラ5との間隙が増大し、感光
体ドラム1と電極ローラ5の間に生じる電界が不安定と
なり、感光体ドラム1上に安定した像を形成することが
不能であるという問題点も有していた。
【0016】さらに、感光体ドラム1および電極ローラ
5と間隙保持部材9の接触面では、摩擦抵抗のために間
隙保持部材9が摩耗を生じ、間隙保持部材9の最小肉厚
部の肉厚が減少し、感光体ドラム1と電極ローラ2の間
隙が減少する。このことにより、感光体ドラム1上に安
定した像を形成することが不能となるという問題点を有
していた。また、間隙規制部材9の摩耗により生じた排
泄成分がトナー4に混合することにより、トナー4の帯
電特性やその他の特性が変化するため、感光体ドラム1
上への画像の形成が不安定となるという問題点を有して
いた。
【0017】また、感光体ドラム1と間隙規制部材9と
の摩擦力が電極ローラ5と間隙規制部材9との摩擦力よ
り大きいため、図16に示すように感光体ドラム1と電
極ローラ5が矢印の方向へ回転することにより、電極ロ
ーラ5の揺動を可能とするために設けられた、電極ロー
ラ5が揺動する方向と直交するAの方向へのガタ成分の
分だけ、電極ローラ5が振動することとなる。それによ
って、感光体ドラム1と電極ローラ5との間隙が不安定
なものとなる。これらのことにより、感光体ドラム1上
に安定した像を形成することが困難となるという問題点
を有していた。
【0018】本発明は上記問題点に鑑み、感光体ドラム
1と電極ローラ5の円滑な回転を維持し、かつ両者の間
隙を安定して維持することにより、感光体ドラム1上に
安定した像を現像することが可能な電子写真装置を提供
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の電子写真装置は、感光体と、前記感光体に
対向し前記感光体の周速度と略同等の速度で同方向の回
転を行う電極ローラと、前記感光体と前記電極ローラの
軸心を結ぶ中心線の両側に位置し外周面が前記感光体と
電極ローラの双方の外周面に接触する少なくとも一対の
ギャップローラ対と、前記ギャップローラ対の軸間距離
を規制し、前記ギャップローラ対を回転自在に保持する
ホルダと、前記感光体と前記電極ローラとを、前記ギャ
ップローラ対を挟んで、圧接方向に付勢する付勢手段
と、を備え、かつ前記ホルダが前記感光体と前記電極ロ
ーラとの対向するギャップ内を横切り前記ギャップロー
ラ対を結合する構成としたものである。また、本発明の
電子写真装置は、ホルダの肉厚は感光体と電極ローラの
形成する現像部の現像ギャップよりも薄く構成され、ギ
ャップローラ対によって作られる前記感光体と前記電極
ローラ間のギャップ形成を妨げない構成としたものであ
る。また、本発明の電子写真装置は、ホルダが一体構造
の樹脂成型品より構成されるものである。また、本発明
の電子写真装置は、ホルダはギャップローラ対の各軸心
の軸間距離の規制と、前記ホルダに対する前記ギャップ
ローラ対のスラスト方向の位置規制をする位置決め部を
有し、かつ前記ギャップローラ対が着脱自在としたもの
である。また、本発明の電子写真装置は、ホルダの感光
体長手方向に対する位置を規制する、位置規制手段を有
するものである。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【作用】本発明は上記した構成によって、感光体と電極
ローラの間隙を規制する間隙規制部材と感光体および電
極ローラとの摺動部分がなく転がり接触のみを行い、間
隙規制部材を設けることによる摺動摩擦抵抗が極めて小
さくなり感光体および電極ローラの駆動負荷が低減され
る。
【0033】また本発明は上記した構成によって、感光
体と電極ローラの間隙は感光体、電極ローラおよびギャ
ップローラの径とホルダのピッチのみによって決定さ
れ、安定したものとなり、 感光体と電極ローラの間隙
を規制する間隙規制部材は、付勢手段で電極ローラが感
光体に圧接されることにより特定の位置に定まり、また
それにより、電極ローラと感光体の位置関係も特定の位
置に定まり、感光体と電極ローラの間隙を安定して維持
することが可能となる。
【0034】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラはホルダに対して安定支持され、かつ感光体
および電極ローラのギャップローラとの接触面と、感光
体と電極ローラの間隙の管理面とに段差を設ける必要が
なく、段差を設ける際の加工工数が増えることによる感
光体と電極ローラの間隙精度の低下を防止することが可
能となる。
【0035】また本発明は上記した構成によって、付勢
手段で電極ローラが感光体に圧接されることによってギ
ャップローラ対に生じる、圧接方向と直交するギャップ
ローラ対の軸間距離を広げる方向の規制をホルダで行う
ことが可能となり、かつ、感光体、電極ローラ、ギャッ
プローラおよびホルダの各構成部品の、圧接方向と直交
する方向に関係のない寸法の寸法精度に不備があった場
合においても、感光体、電極ローラ、ギャップローラの
位置関係は一定に保たれる。
【0036】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラおよびホルダは感光体と電極ローラ間の、画
像形成のために電極ローラに印加された電圧の短絡を防
止することが可能となる。
【0037】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラは感光体の長手方向に対して最適な位置に安
定して保持され、感光体と電極ローラの間隙を安定して
維持することが可能となる。
【0038】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラの回転摺動部分の径が適度に小さくなり、回
転摺動による回転負荷が軽減される。
【0039】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラが樹脂成形等で製作された場合にギャップロ
ーラの周面にヒケ等を発生し難くなり、周面の不均一さ
より生じる周面の偏摩耗を防止することが可能となる。
【0040】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラおよびホルダの組立性が向上し、個々の部品
の交換が容易となる。
【0041】また本発明は上記した構成によって、ホル
ダがギャップローラ対の軸ピッチ方向に極度に伸長する
ことなく、ギャップローラ対の軸ピッチが極度に広がる
ことによる感光体と電極ローラの間隙の縮小を防止する
ことが可能となり、また感光体および電極ローラとギャ
ップローラとの間には滑り摩擦の発生は極めて発生し難
く、ギャップローラの摩耗が極軽微となるため、感光体
と電極ローラの間隙が変化し難く、不要な摩耗成分も発
生しない。
【0042】
【実施例】以下本発明の一実施例の電子写真装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0043】図1は本発明の実施例における電子写真装
置の概念を表す構成図である。図1において、21は外
径がφ30mmの感光体ドラム、22は感光体ドラム上を
一様に帯電させるスコロトロン型の帯電器、23は感光
体ドラム21上に静電潜像を形成するレーザビーム、2
4は磁性体を含有する1成分のトナー、25はマイナス
300VDCオフセットされ、1.8kHzの周波数で
1.5kVの振幅の交流バイアス電圧が印加され、感光
体ドラム21よりトナー24を回収する外径がφ16mm
の電極ローラ、26は感光体ドラムと同心に設けられた
回転しない第1磁石軸、27は電極ローラ25と同心に
設けられた回転しない第2磁石軸、28はトナー24を
感光体ドラム21と電極ローラ25の間隙付近へ供給す
る供給羽根、29は感光体ドラム21と電極ローラ25
の間隙を維持する間隙規制部材、30はハードコピー画
像を記録する記録紙、31は感光体ドラム21上に現像
されたトナー24を記録紙30へ転写する転写手段、3
2は感光体ドラム21上の転写残りトナーをクリーニン
グするクリーニングブレード、33はクリーニングブレ
ード32によりクリーニングされた廃トナーを収めるク
リーナボックス、34は電極ローラ25上のトナーを掻
き取るスクレーパ、35は各部品を組み込み、またトナ
ーを貯蔵するケーシングである。
【0044】図2は図1における間隙規制部材29付近
の組立概念図である。51は第2磁石軸27を軸心とし
て回転自由に配設されるリング、52は電極ローラ25
を、リング51、第2磁石軸27を介して感光体ドラム
21の方向へ付勢する付勢バネである。付勢バネ52は
ケーシング35の所定の位置に組み込まれる。(詳細不
図示)。
【0045】電極ローラ25は、第2磁石軸27および
リング51を組み込んだ状態で、リング51が付勢バネ
52に接するようにケーシング35へ組み込まれる。こ
のとき電極ローラ25はケーシング35に対して揺動を
行うことが可能な状態である。なお、感光体ドラム21
および電極ローラ25は図1、図2における矢印の方向
に回転を行う。
【0046】図3は間隙規制部材29の組立概念図であ
る。間隙規制部材29は、ギャップローラ62に軸63
を通し、ホルダ61の軸受部64に軸63の両端部を挿
入することにより固定して構成する。
【0047】ホルダ61およびギャップローラ62の材
質としては、ポリアセタールの絶縁性樹脂を用い、ホル
ダ61の最小肉厚部の肉厚は160μmで、ギャップロ
ーラ62の外径はφ4mmである。また、軸63は精度、
摺動性等を考慮して、外径がφ1mmのステンレスの平行
ピンを用いた。
【0048】感光体ドラム21は、第1磁石軸26を組
み込んだ状態で間隙規制部材29を電極ローラ25と挟
み込んで配設し、ケーシング35へ組み込まれる。この
とき感光体ドラム21はケーシング35に対して固定さ
れた状態である。また、ホルダ61の最小肉厚部は、感
光体ドラム21と電極ローラ25の最小間隙部に位置す
る。
【0049】図4に以上の部分の動作の概念を示す。感
光体ドラム21および電極ローラ25は不図示の駆動系
にて、共に同方向回転で約32.5mm/秒の周速度で回
転を行う。感光体ドラム21および電極ローラ25は共
にギャップローラ62と転がり接触を行いながら回転を
行う。このとき、感光体ドラム21と電極ローラ25の
間隙は200μmに一定に維持されている。
【0050】このように構成された感光体ドラム21と
電極ローラ25の間隙付近の部分(以下現像領域と称す
る)へケーシング35に貯蔵された磁性1成分のトナー
24が供給羽根28により供給される。
【0051】現像領域へ供給されたトナー24は第1磁
石軸26の磁石の磁力により感光体ドラム21に引きつ
けられる。
【0052】感光体ドラム21の表面は、あらかじめ帯
電器22により約マイナス500Vに一様に帯電された
後、レーザビーム23によりに画像に対応して光照射を
行い、いわゆる静電潜像が形成される。これにより感光
体ドラム21表面上の画像部のみ電荷がアースに移動
し、電位が約マイナス50Vとなる。一方、非画像部は
電荷がそのまま移動せず、電位は約マイナス500Vの
ままである。
【0053】このようにして形成された電位により、感
光体ドラム21と電極ローラ25の間の間隙保持部材2
9により形成された200μmの間隙に、画像部、非画
像部それぞれの電位に応じた電界が生じる。このうち、
画像部の電界が非画像部の電界より大きくなる。
【0054】感光体ドラム21上に引きつけられたトナ
ー24は、感光体ドラム21と電極ローラ25の200
μmの間隙に生じる電界と、第2磁石軸27の発する磁
界により電極ローラ25に引きつけられる。このとき、
画像部、非画像部の電界の大きさに応じて、感光体ドラ
ム21の表面上の画像部にはトナー24が付着し易い状
態、即ちトナーが離脱しにくい状態に、非画像部にはト
ナー24が付着しにくい状態、即ちトナーが離脱し易い
状態になる。この原理により、感光体ドラム21の表面
上の静電潜像の画像部にはトナー24が残留し、非画像
部からはトナー24が離脱する。このようにして感光体
ドラ21の表面上にトナー24による画像が形成され
る。
【0055】感光体ドラム21の表面上に形成されたト
ナー24による画像は、給紙ローラ(不図示)によって
搬送された記録紙30の表面に転写手段31により転写
される。その後、トナー24による画像が形成された記
録紙30は定着器(不図示)へ搬送され、トナー24に
よる画像が記録紙30上に熱溶着されて定着され、ハー
ドコピーが完了する。
【0056】本実施例によれば、ギャップローラ62の
一部品のみを経て感光体ドラム21から電極ローラ25
に至っているが、ギャップローラ62は感光体ドラム2
1、電極ローラ25と転がり接触をして従動しているた
め、摩擦抵抗が極めて軽微であり、間隙規制部材29に
よる感光体ドラム21、電極ローラ25の回転負荷の軽
減が可能である。これにより、感光体ドラム21および
電極ローラ25の駆動負荷を低減することが可能とな
り、駆動源となるモータの小型化および機構部品をはじ
めとした構成部品の小型化、低剛性化が図れ、装置全体
としての小型化および低価格化が可能となる。
【0057】また、間隙規制部材29に組み込まれたギ
ャップローラ62の、感光体ドラム21と電極ローラ2
5との接触部の摩耗も軽微にすることが可能となる。こ
れにより、感光体ドラム21と電極ローラ25の間隙が
変化しないため、感光体ドラム21上に安定した画像を
形成することが可能となる。
【0058】さらに、ギャップローラ62の摩耗が軽微
なことにより、摩耗による不要な摩耗成分が発生しない
ため、トナー24に不純物が混入することがない。これ
により、トナー24の帯電特性やその他の特性が変化す
ることがなく、感光体ドラム21上に安定した画像を形
成することが可能となる。
【0059】また本実施例の構成によれば、図5に示す
ようにギャップローラ62を感光体ドラム21と電極ロ
ーラ25によりF1という力で付勢することにより、ギ
ャップローラ62はF2という力を受けて、互いに遠ざ
かろうとする。本実施例によればホルダ63の一部品に
よりこのF2を規制している。このため感光体ドラム2
1と電極ローラ25との間隙は感光体ドラム21、電極
ローラ25およびギャップローラ62の径とホルダ63
の軸ピッチのみに依存する。また、感光体ドラム21お
よび電極ローラ25とギャップローラ62とが転がり接
触をすることにより、感光体ドラム21および電極ロー
ラ25とギャップローラ62との間の摩擦力が極めて小
さいため、ギャップローラ62に対する感光体ドラム2
1の接線方向の力がほとんど働かず、ギャップローラ6
2は感光体ドラム21および電極ローラ25に対して位
置関係が変わることがない。これにより、電極ローラ2
5の、感光体ドラム21への付勢方向に直交する方向の
振動を防止することが可能であり、感光体ドラム21と
電極ローラ25との間隙を安定して維持することが可能
となる。これにより、感光体ドラム21上に安定した画
像を形成することが可能となる。
【0060】また本実施例の構成によれば、ホルダ61
にポリアセタールの樹脂を用いており、また最小肉厚部
が160μmと極めて薄肉であるため柔軟性が良好であ
る。このため、ホルダ61の単品での精度不良で、図6
に示すようにホルダ61自体がねじれていた場合におい
ても、溝ピッチPのみが高精度に形成され、かつ他の方
向に対しては自由度を確保していれば、軸63の軸ピッ
チを正確に規制することができ、間隙規制部材29を感
光体ドラム21と電極ローラ25の間に挟み込んで構成
する場合にはギャップローラ62は感光体ドラム21お
よび電極ローラ25の双方に圧接され、ギャップローラ
62のねじれが矯正され平行に保持することが可能とな
る。これにより、感光体ドラム21と電極ローラ25の
間隙を安定して維持することが可能となり、感光体ドラ
ム21上に安定した画像を形成することが可能とな
る。。
【0061】なお、本実施例においてはホルダ61の材
料としてポリアセタール樹脂を用いたが、本発明はポリ
アセタール樹脂に限定するものではなく、適度に柔軟性
を有する樹脂であれば上記の同等の効果が得られる。
【0062】また本実施例の構成によれば、ホルダ61
およびギャップローラ62にポリアセタールの絶縁性樹
脂を用いているため、電極ローラ25に印加されたバイ
アス電圧をホルダ61に対して放電したりギャップロー
ラ62に短絡することもない。
【0063】これにより、印加電圧不良を発生すること
がなく画像品位を低下させることを防止することが可能
となる。
【0064】なお、本実施例においてはホルダ61およ
びギャップローラ62の材料としてポリアセタール樹脂
を用いたが、本発明はポリアセタール樹脂に限定するも
のではなく、少なくとも表面が絶縁性の材料であれば上
記の同等の効果が得られる。
【0065】また本実施例の構成によれば、ギャップロ
ーラ62の外径がφ4mm,軸63の外径がφ1mmであ
り、ギャップローラ62の外径に対し軸63の外径が4
分の1である。この比率の寸法にすることにより、ギャ
ップローラ62の回転摺動による回転負荷は軽減され
る。
【0066】なお、本実施例においてはギャップローラ
62の外径に対し軸63の外径が4分の1としたが、こ
の比率は3分の1以下であればギャプローラ62の回転
負荷は軽減される。しかし、望ましくは4分の1であれ
ばなお良いため、この比率を採用した。
【0067】ところで、仮にホルダの最小肉厚部の肉厚
が感光体ドラム21と電極ローラ25との最小間隙部の
間隙よりも厚いと、ホルダ61が感光体ドラム21およ
び電極ローラ25と接触することとなる。この時は、図
7に示すように感光体ドラム21および電極ローラ25
に段差S1およびS2を設けることが考えられる。この
構成であると、ホルダ61が感光体ドラム21および電
極ローラ25と接触することはない。しかし、この際に
は感光体ドラム21および電極ローラ25のギャプロー
ラ62との接触面と画像領域の面が同一面でなく段差を
別加工する必要があり、加工工数が増えるため、感光体
ドラム21と電極ローラ25との間隙の精度が低下す
る。このため、感光体ドラム21上に安定した画像を形
成することが困難であり、好ましくない。
【0068】またこれを回避するための別な一例とし
て、図8に示すような間隙規制部材82を用いることも
できる。間隙規制部材82は、ギャップローラ62をホ
ルダ81で片持ちで支持し、ホルダ81は感光体ドラム
21および電極ローラ25の端面よりはずれた部位に位
置する構成のものである。この構成であると、ホルダの
最小肉厚部の肉厚が感光体ドラム21と電極ローラ25
との最小間隙部の間隙よりも厚い場合であっても、ホル
ダ61が感光体ドラム21および電極ローラ25と接触
することはない。しかし、ホルダ81はギャップローラ
62を片持ちで支持しているため、支持部の剛性は非常
に弱いものでありギャプローラ62の軸間が広がる等に
より不安定になり易い。このため、感光体ドラム21と
電極ローラ25の間隙は不安定なものになり、感光体ド
ラム21上に安定した画像を形成することが困難であ
り、好ましくない。
【0069】本実施例のホルダ61を用いれば、図9に
示すように感光体ドラム21と電極ローラ25の最小間
隙部の間隙gよりもホルダの最小肉厚部の肉厚tの方が
薄い。このため、感光体ドラム21および電極ローラ2
5のギャップローラ62との接触面と画像領域の面を同
一平面にすることが可能となり、かつギャップローラ6
2を両持ちで支持することが可能となり、感光体ドラム
21と電極ローラ25の間隙を高精度で形成することが
可能となり、感光体ドラム21上に安定した画像を形成
することが可能となる。
【0070】上記実施例において、ギャップローラ62
を樹脂成形した場合に図10に示すようにヒケdが存在
すると最大外径部P1、P2が存在し、P1、P2にて
感光体ドラム21および電極ローラ25と接触すること
となる。このときP1、P2における面厚は、P1、P
2が存在しない場合の面厚に比べ極度に大きくなる。こ
れによりP1、P2の部分での摩耗や変形が激しくな
る。また、ヒケが不均一な場合にはP1、P2の高さも
異なるため、摩耗や変形の仕方も不均一となる。これら
によりギャップローラ62の外径が不安定なものとな
り、感光体ドラム21と電極ローラ25との間隙が不安
定なものとなる。これにより、感光体ドラム21上に安
定した画像を形成することが困難であり、好ましくな
い。
【0071】本実施例の構成によれば、ギャップローラ
62は中空であり樹脂成形を行った場合に均一冷却が可
能となる。したがって、樹脂成形で問題とされるヒケが
発生しにくくなる。これにより、ギャップローラの外径
の摩耗や変形が軽微なものとなり、感光体ドラム21と
電極ローラ25との間隙を安定して維持することが可能
となり、感光体ドラム21上に安定した画像を形成する
ことが可能となる。
【0072】また上記実施例に示すような間隙規制部材
29においては、ギャップローラ62は摩耗等が生じて
比較的部品の性能が低下し寿命を迎える時期が早期であ
るのに対し、軸63は激しい使用条件下においても部品
の性能の低下はほとんど生じないと考えられる。しか
し、たとえひとつの部品であっても性能が低下すれば、
間隙規制部材29全体としての性能は維持することが不
可能となる。とはいえ、仮にギャップローラ62だけが
摩耗等で性能維持が不可能となった場合、あるいは、ホ
ルダの溝ピッチに伸びが生じて性能維持が不可能となっ
た場合に間隙規制部材29全体を交換するのは、不経済
であるし、またひいては資源の浪費となる。
【0073】本実施例の構成によれば、図3に示すよう
にホルダ61の軸受部64は上部が開放されており、軸
63の両端部を軸受部64に対して容易に着脱を行うこ
とが可能となる。これにより、仮にギャップローラ62
だけが摩耗等で性能維持が不可能となった場合において
も、容易にギャップローラ62をホルダ61から取り外
し、新品と交換することが可能となる。これにより、交
換不要な部品までも新品に交換する必要がなくなり、部
品に関して経済的にすることが可能となる。また製造行
程においても、本実施例の構成によれば製造が容易にな
り、工程時間の短縮等が可能となり、製品コストを削減
することが可能となる。
【0074】ところで、上記実施例の構成であれば、ギ
ャップローラ62をはじめとし、感光体ドラム21およ
び電極ローラ25の回転部材には円筒度等の誤差が存在
することもある。これにより、ギャップローラ62はス
ラスト方向に力を受け移動しようとし、間隙規制部材2
9全体として感光体ドラム21の長手方向に移動するこ
とがある。そのうえ、ギャップローラ62の径は感光体
ドラム21および電極ローラ25と比較して非常に小さ
いため、感光体ドラム21および電極ローラ25と比較
して回転数が多くなる。このため、間隙規制部材29全
体としての感光体ドラム21の長手方向への移動はさら
に促進される。間隙規制部材29が感光体ドラム21の
長手方向に移動し、画像領域に侵入すれば画像を侵すこ
ととなり、画像品位が低下する。また間隙規制部材29
が感光体ドラム21あるいは電極ローラ25の端面から
はずれた位置まで移動すると感光体ドラム21と電極ロ
ーラ25の間隙を一定に保持することが不能となる。こ
れにより、感光体ドラム21上に安定した画像を形成す
ることが不能となる。このため、間隙規制部材29には
感光体ドラム21の長手方向の規制を設けることが好ま
しい。
【0075】図11に間隙規制部材29の、感光体ドラ
ム21の長手方向に対する規制方法の一例を示す。ホル
ダ61の先端部に規制突起65を設け、ケーシング35
には規制リブ41を設ける。規制リブ41は規制突起6
5を、感光体ドラム21の長手方向に規制を行う。これ
により、ホルダ61は感光体ドラム21の長手方向に対
して規制を受け、間隙規制部材29が画像領域を侵した
り感光体ドラム21あるいは電極ローラ25の端面より
はずれた位置に移動することはなく、感光体ドラム上に
安定した画像を形成することが可能となる。。
【0076】間隙規制部材29は、電極ローラ25の長
手方向両端部(感光体ドラム21の画像領域外位置)に
電極ローラ25上に配設される。これは、間隙規制部材
29が画像を乱すのを防止するためである。
【0077】軸受部64は軸63に直交する方向に対し
て解放されており、軸63をこの解放部より挿入するこ
とが可能である。また、この解放部があることにより、
ホルダ61はギャップローラ62の対の軸間の方向に直
行する方向に対して拘束を受けず、自由度を有する。
【0078】本実施例の構成によれば、図12に示すよ
うにギャップローラ62を感光体ドラム21および電極
ローラ25によりF1という力で付勢することにより、
感光体ドラム21からギャップローラ62に対してf1
1、電極ローラ25からギャップローラ62に対してf
12という力を受けて、図12における水平方向にそれ
ぞれf21,f22という力が働く。感光体ドラム21
の軸心と電極ローラ25の軸心を結ぶ中心線と、感光体
ドラム21の軸心とギャップローラ62の軸心を結ぶ中
心線とのなす角度をA1、感光体ドラム21の軸心と電
極ローラ25の軸心を結ぶ中心線と、電極ローラ25の
軸心とギャップローラ62の軸心を結ぶ中心線とのなす
角度をA2とするとき、図12において、f11、f1
2の関係を表す(数3)および(数4)は、
【0079】
【数3】
【0080】
【数4】
【0081】が成り立ち、図12において、f21、f
22の関係を表す(数5)および(数6)は、
【0082】
【数5】
【0083】
【数6】
【0084】が成立する。したがって、図5におけるF
2を表す(数7)は、
【0085】
【数7】
【0086】で表される。本実施例の構成においては、
F2が大きくなりすぎると、各々のギャップローラ62
が互いに遠ざかる方向に大きく力を作用させることとな
り、ホルダ61が伸長し各々のギャップローラ62の軸
ピッチが広がることとなる。このため、各々のギャップ
ローラ62の軸ピッチを安定して保持することが不可能
となり、感光体ドラム21と電極ローラ25の間隙を安
定して保持することが困難となる。これにより、感光体
ドラム21上に安定した画像を形成することが困難とな
り、好ましくない。また、図12におけるA1およびA
2が大きくなると、感光体ドラム21および電極ローラ
25からギャップローラ62におよぼす垂直抗力が減少
し、感光体ドラム21および電極ローラ25とギャップ
ローラ62との間の摩擦力が低下する。この摩擦力が極
端に低下すると、感光体ドラム21および電極ローラ2
5とギャップローラ62との間に滑り摩擦が発生するた
め、ギャップローラ62の表面は摩耗を発生し、感光体
ドラム21と電極ローラ25の間隙が変化する。これに
より、感光体ドラム21上に安定した画像を形成するこ
とが困難となり、好ましくない。さらに、摩耗により生
じた不要な摩耗成分がトナー24に混入し、トナー24
の帯電特性等が変化し感光体ドラム21上に安定した画
像を形成することが困難となり、好ましくない。本発明
の発明者らは、上記の点に鑑み検討を行った結果、(数
8)
【0087】
【数8】
【0088】であると、上記のような問題が発生せず、
感光体ドラム21上に安定した画像を形成することが可
能となることを見いだした。すなわち、上記の(数7)
において
【0089】
【数9】
【0090】の(数9)の関係がであることが望まし
い。すなわち、
【0091】
【数10】
【0092】なる(数10)の関係であることが望まし
い。なお、上記実施例において、感光体ドラム21と電
極ローラ25の周速度は約32.5mm/秒としたが、感
光体ドラム21と電極ローラ25の周速度が多少ずれて
いても、本発明の効果は充分発揮されるものである。た
だし、感光体ドラム21と電極ローラ25の周速度に差
があると、感光体ドラム21および電極ローラ25とギ
ャップローラ62の間に摩擦摺動部が発生し、回転負荷
が大きくなったり摺動面の摩耗発生となるため、感光体
ドラム21と電極ローラ25との周速度差は概20%以
内、望ましくは10%以内、さらに理想的には5%以内
であることが望ましい。
【0093】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、感光体
と電極ローラの間隙を規制する間隙規制部材と感光体お
よび電極ローラとの摺動部分がなく転がり接触のみを行
うので摩擦抵抗が極めて小さくなる。これによって、感
光体および電極ローラの駆動負荷を低減することが可能
となり、駆動源となるモータの小型化および機構部品を
はじめとした構成部材の小型化、低剛性化が図れ、装置
全体としての小型化および低価格化が可能となる。
【0094】また本発明は上記した構成によって、感光
体および電極ローラと、ギャップローラとは接触部分に
おいて摺動することがないため、接触部分においてもト
ナー融着しにくくなる。このため、ギャップローラと感
光体および電極ローラとの摩擦抵抗は増大せず、感光体
および電極ローラの駆動負荷の増大を防止することが可
能となる。しかも、ギャップローラと感光体および電極
ローラとの間にトナーが浸入して融着しにくいため、感
光体と電極ローラの間隙が増大することを防止すること
が可能となる。
【0095】また本発明は上記した構成によって、感光
体および電極ローラとギャップローラとは摩擦抵抗が極
めて微小であるため、ギャップローラの外周面の摩耗が
ほとんど生じず、これにより、感光体と電極ローラとの
間隙が変化しない。したがって、感光体上に安定した画
像を形成することが可能となる。また、ギャップローラ
の外周面の摩耗がないことにより不要な排泄成分が発生
しないため、トナーに不純物が混入することがなくトナ
ーの帯電特性やその他の特性が変化することがなく、感
光体上に安定した画像の形成が可能となる。
【0096】また本発明は上記した構成によって、感光
体に対して電極ローラの位置を安定して維持し、これに
より感光体と電極ローラの間隙も安定して維持すること
が可能となる。
【0097】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラはホルダに対して両持ちで安定支持され、か
つ感光体および電極ローラのギャップローラとの接触面
は感光体と電極ローラの間隙の管理面より別加工を施し
て段差を設ける必要がなく、感光体と電極ローラの間隙
の精度が向上する。
【0098】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラの軸間およびスラスト方向の規制は確実に行
い、かつ、感光体、電極ローラ、ギャップローラおよび
ホルダの各構成部品の寸法精度に不備があった場合にお
いても、感光体と電極ローラの間隙は安定して維持する
ことが可能となる。
【0099】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラが画像領域を侵すことがなく、画像品位の低
下を防止することが可能となる。また、ギャップローラ
が感光体あるいは電極ローラの端面からはずれた位置に
移動することにより、感光体と電極ローラの間隙保持が
不能となることを防止することも可能となる。
【0100】また本発明は上記した構成によって、電極
ローラに印加されたバイアス電圧を他の部材に放電、短
絡することがなく、画像品位の低下を防止することが可
能となる。
【0101】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラの回転に対して、ギャップローラの回転摺動
による回転負荷が軽減され、感光体および電極ローラの
駆動負荷の軽減が可能となる。
【0102】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラを樹脂成形した際にヒケ等が発生し難く、周
面の不均一より生じる周面の偏摩耗の防止が可能とな
る。これにより、感光体と電極ローラの間隙を安定して
維持することが可能となる。
【0103】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラをホルダに組み込む際の組立性が良好とな
り、生産性が向上する。また、ホルダからのギャップロ
ーラの脱着が容易となり、各々の部品の寿命に応じて別
の時期に各々を交換することを容易に行うことが可能と
なる。
【0104】また本発明は上記した構成によって、ギャ
ップローラ対の軸間が極度に広がることがなく、感光体
と電極ローラの間隙が極端に減少することはない。これ
により、感光体上に安定した画像を形成することが可能
となる。また、ギャップローラの摩耗が極軽微となるた
め、感光体と電極ローラの間隙が変化し難いため、感光
体上に安定した画像を形成することが可能となる。さら
に摩耗による不要な摩耗成分が発生しないため、トナー
に不純物が混入することがなく、トナーの帯電特性やそ
の他の特性が変化することがない。これにより、感光体
上に安定した画像を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電子写真装置の構成図
【図2】本発明の実施例における部分組立概念図
【図3】本発明の実施例における部分組立概念図
【図4】本発明の実施例における部分構成図
【図5】本発明の実施例における部分構成図
【図6】本発明の実施例における構成部品の斜視図
【図7】本発明の実施例と対比した構成例における部分
構成図
【図8】本発明の実施例と対比した構成例における部分
組立概念図
【図9】本発明の実施例における部分構成図
【図10】本発明の実施例と対比した形状例における形
状図
【図11】本発明の実施例における部分斜視図
【図12】本発明の実施例における部分構成図
【図13】従来の電子写真装置の構成図
【図14】従来の電子写真装置の部分組立概念図
【図15】従来の電子写真装置の部分構成図
【図16】従来の電子写真装置の部分構成図
【符号の説明】
21 感光体ドラム 22 帯電器 23 レーザビーム 24 トナー 25 電極ローラ 26 第1磁石軸 27 第2磁石軸 28 供給羽根 29 間隙規制部材 30 記録紙 31 転写手段 32 クリーニングブレード 33 クリーナボックス 51 リング 52 付勢バネ 61 ホルダ 62 ギャップローラ 63 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八幡 克己 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−118841(JP,A) 実開 平4−27468(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、 前記感光体に対向し前記感光体の周速度と略同等の速度
    で同方向の回転を行う電極ローラと、 前記感光体と前記電極ローラの軸心を結ぶ中心線の両側
    に位置し外周面が前記感光体と電極ローラの双方の外周
    面に接触する少なくとも一対のギャップローラ対と、 前記ギャップローラ対の軸間距離を規制し、前記ギャッ
    プローラ対を回転自在に保持するホルダと、 前記感光体と前記電極ローラとを、前記ギャップローラ
    対を挟んで、圧接方向に付勢する付勢手段と、を備え、 かつ前記ホルダが前記感光体と前記電極ローラとの対向
    するギャップ内を横切り前記ギャップローラ対を結合す
    る構成である ことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 ホルダの肉厚は感光体と電極ローラの形
    成する現像部の現像ギャップよりも薄く構成され、ギャ
    ップローラ対によって作られる前記感光体と前記電極ロ
    ーラ間のギャップ形成を妨げない構成であることを特徴
    とする請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 ホルダが一体構造の樹脂成型品より構成
    される請求項1または2記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 ホルダはギャップローラ対の各軸心の軸
    間距離の規制と、前記ホルダに対する前記ギャップロー
    ラ対のスラスト方向の位置規制をする位置決め部を有
    し、かつ前記ギャップローラ対が着脱自在であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真装
    置。
  5. 【請求項5】 ホルダの感光体長手方向に対する位置を
    規制する、位置規制手段を有することを特徴とする、請
    求項1〜4のいずれかに記載の電子写真装置。
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