JPH11305509A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11305509A
JPH11305509A JP10109202A JP10920298A JPH11305509A JP H11305509 A JPH11305509 A JP H11305509A JP 10109202 A JP10109202 A JP 10109202A JP 10920298 A JP10920298 A JP 10920298A JP H11305509 A JPH11305509 A JP H11305509A
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JP
Japan
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drum
layer
photosensitive drum
unit
developing roller
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JP10109202A
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English (en)
Inventor
Kazue Inoue
和重 井上
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像形成装置では、現像ローラの感光
体ドラムへの圧接力は軸方向において均一ではなく、現
像ローラの一側における圧接力が他側よりも大きくなっ
ていた。これにより、該感光体ドラムの圧接力が高い側
の下地が他側に比べて早く露出して、早期に帯電不良や
画像不良が発生するという問題があった。 【解決手段】 感光体ドラム1における感光体層32の
層厚が大きい側を現像ローラ43における感光体ドラム
1への圧接力が大きい側へ配置し、該現像ローラ43の
一側である回転駆動側35を感光体ドラム1への圧接力
が大きい側として、感光体ドラム1における感光体層3
2の層厚が大きい側へ圧接させ、感光体層32の形成を
ドラム31の一側から開始して他側で終了させた感光体
ドラム1の形成終了側における感光体層32の層厚が、
形成開始側における層厚よりも大きくなる場合に、形成
終了側を感光体ドラム1への圧接力の大きい側に配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置であって、感光体ドラムへ現像ローラ
を圧接させて構成した現像システムを具備する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式を用いた画像形
成装置においては、感光体ドラムへ現像ローラを圧接さ
せて構成した現像システム、所謂接触現像システムを具
備したものが知られている。このような画像形成装置で
は、感光体ドラムと現像ローラとがお互いに圧接しなが
ら回転するので、両者の圧接部で発生する摩擦力等によ
り、装置の稼働時間が増すにつれて感光体ドラム外周面
の感光体層が磨耗していく。そして、感光体層の磨耗が
進行すると、感光体層を形成する下地である円筒状部材
の表面が露出して、帯電不良や画像不良の原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の画像形成装置に
おいて、前記現像ローラの感光体ドラムへの圧接力は、
一般的に、該現像ローラの軸方向において均一ではな
く、現像ローラの一側における圧接力が他側よりも大き
くなっている。前記感光体層の磨耗度合いは、感光体ド
ラムにおける現像ローラからの圧接力が高い側が大きく
なるので、該感光体ドラムの圧接力が高い側の下地が他
側に比べて早く露出して、早期に帯電不良や画像不良が
発生するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、現像器におけ
る以上のような課題を解決すべく、次のような手段を用
いるものである。即ち、ドラムの外周面に感光体層を形
成した感光体ドラムへ、現像ローラを圧接させて構成し
た現像システムを具備する画像形成装置であって、感光
体ドラムにおける感光体層の層厚が大きい側を、現像ロ
ーラにおける感光体ドラムへの圧接力が大きい側へ配置
する。
【0005】また、前記現像ローラは、その一側が回転
駆動される回転駆動側であり、該回転駆動側を感光体ド
ラムへの圧接力が大きい側として、前記感光体ドラムに
おける感光体層の層厚が大きい側へ圧接させる。
【0006】また、前記感光体ドラムにおけるドラム上
の感光体層の形成を、一側から開始して他側で終了する
ものとする場合において、該感光体層の形成終了側を、
前記感光体ドラムにおける感光体層の層厚が大きい側と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面より説明する。図1は本発明の画像形成装置の内部を
示す側面断面図、図2は現像器ユニット及びドラムユニ
ットを示す側面断面図、図3はドラムユニットを現像器
ユニットに装着した状態を示す平面図、図4は同じく反
回転駆動側を示す側面図、図5は同じく回転駆動側を示
す側面図、図6は現像器ユニットへ装着したドラムユニ
ットにおける感光体ドラムの初期状態を示す平面断面
図、図7は一定時間稼働した後の現像器ユニットへ装着
したドラムユニットにおける感光体ドラムの状態を示す
平面断面図である。
【0008】本発明の画像形成装置の概略構成につい
て、図1乃至図4により説明する。本画像形成装置は、
例えば、ファクシミリ等における電子写真方式の画像形
成装置に適用されており、プロセスユニット9が画像形
成装置8の上部に配設され、該プロセスユニット9はド
ラムユニット10と現像器ユニット4等とから成ってい
る。ドラムユニット10内には、感光体ドラム1が配設
され、該感光体ドラム1の周囲にその回転方向(矢視
A)に沿って帯電器2、光書き込みユニット(LEDヘ
ッドアレイ)3、現像器ユニット4、転写器5、メモリ
除去部材51、絶縁性部材52が順に配設されている。
【0009】感光体ドラム1と帯電器2とメモリ除去部
材51と絶縁性部材52とはドラムユニット10として
ユニット化され、ドラムユニット10の感光体ドラム1
のドラム軸1aと、該ドラム軸1aの上方に形成された
回動規制部1bを現像器ユニット4のU溝4aへ着脱自
在に係合させている。
【0010】該プロセスユニット9は本体フレーム21
に着脱自在に装着されており、本体フレーム21に装着
された状態においては、該現像器ユニット4の左右側面
から突出する支持軸47・47が本体フレーム21に回
動可能に支持されるとともに、ドラムユニット10の前
記ドラム軸1a及び回動規制部1bが共に本体フレーム
21に形成したU溝に支持されて、該ドラムユニット1
0は本体フレーム21に対して回動しないように固定さ
れている。そして、ドラムユニット10と現像器ユニッ
ト4とを一体的に、またドラムユニット10のみを本体
フレーム21上方に取り外し可能として、プロセスユニ
ット9内で用紙詰まりなどが発生した際に、容易に該用
紙を取り出せるようにしている。
【0011】ドラムユニット10の下流側には、用紙に
転写されたトナー像を定着するための定着ユニット6が
配設され、該定着ユニット6は互いに圧接された加熱ロ
ーラ61と加圧ローラ62とで構成されている。ドラム
ユニット10の上流側には、用紙搬送ローラ71・72
・72’、ピックアップローラ73・73’、及び給紙
カセット74・74’から構成される記録用紙供給・搬
送系7が設けられている。前記帯電器2は、ローラ表面
を導電性繊維ブラシで覆ったブラシローラ式帯電器であ
り、該帯電器2にはバイアス電圧が印加され、回転しな
がら感光体ドラム1の周面を均一に、略−750Vに帯
電する。転写器5は、ウレタン樹脂等から成る導電性発
泡体で構成され、該転写器5には定電流のバイアス電圧
(例えば600V〜3.5kV)が印加される。
【0012】前記現像ユニット4は、トナー40を貯留
する現像器本体41と、該現像器本体41の下部に配置
した供給ローラ42と、該供給ローラ42感光体ドラム
1との間に配設して互いに転接するよう位置させた現像
ローラ43と、現像器本体41内に配設して貯留された
トナー40を攪拌する攪拌体44と、前記現像ローラ4
3のトナー40の搬送方向の下流側周面に弾設されたト
ナー膜厚規制ブレード45とから成っている。
【0013】現像ローラ43はゴム部材等で構成され、
ステンレスなどの金属で形成された軸43aを中心にし
て図2における矢視B方向に回転し、該現像ローラ43
には、例えば、−300V程度のバイアス電圧が印加さ
れている。また、前記トナー膜厚規制ブレード45は、
弾性を有するステンレス部材で構成されており、該トナ
ー膜厚規制ブレード45には、例えば、−650V程度
のバイアス電圧が印加されている。供給ローラ42は発
泡シリコン樹脂等で構成され、ステンレスなどの金属で
形成された軸42aを中心にして図2における矢視C方
向に回転し、該供給ローラ42には例えば、−650V
程度のバイアス電圧が印加されている。
【0014】供給ローラ42と現像ローラ43との軸心
間距離は、該供給ローラ42と現像ローラ43とが駆動
されている際には、それぞれのローラ半径の合計よりも
若干小さくなるように設定されており、これにより両ロ
ーラの当接部は圧接関係となる。この圧接関係及び前記
矢視B・Cの回転方向による、ローラ42と現像ローラ
43との摩擦作用と、各ローラ42・43に印加された
バイアス電圧とが相まって、該両ローラ42・43付近
に存在するトナー40が帯電する。そして、供給ローラ
42の矢視C方向への回転により、供給ローラ42の気
泡内に充填されたトナー40が現像ローラ43側に移送
され、供給ローラ42と現像ローラ43との圧接部では
両ローラ42・43の電位差により、該トナー40が現
像ローラ43の表面に付着する。現像ローラ43は感光
体ドラム1へ圧接しており、現像ローラ43の表面に付
着したトナー40は、該現像ローラ43の矢視B方向へ
の回転により、感光体ドラム1側へ搬送される。その途
中、例えば、−400V程度に印加されたトナー膜厚規
制ブレード45により、現像ローラ43の表面に付着し
たトナー40の層厚は均一になる。
【0015】次に、以上のように構成した画像形成装置
における画像形成プロセスについて簡単に説明する。前
記感光体ドラム1が矢視A方向に回転し、導電性繊維ブ
ラシにて構成した帯電器2により該感光体ドラム1の外
周表面が略−750Vに均一に帯電される。その後、前
記光書き込みユニット3により画情報に基づいて感光体
ドラム1の表面に光照射が行なわれる。感光体ドラム1
はアースされた光導電体より成るので、光が照射された
部位、即ち画情報の黒に対応する部分の電位が−30V
程度になり、光の照射部位(画情報の黒に対応する部
分)と非照射部位(画情報の白に対応する部分)とに電
位差が生じ、これにより感光体ドラム1の光書き込みユ
ニット3下流側表面には画情報に対応する静電潜像が形
成される。
【0016】この静電潜像が現像器ユニット4に至り、
該静電潜像と、現像ローラ43の表面に付着して負に帯
電したトナー40とが接すると、該トナー40は光の照
射部位との電位差によって感光体ドラム1表面の光照射
部位に吸引されて、感光体ドラム1表面にはトナー像が
形成される。このトナー像は感光体ドラム1の回転によ
り該感光体ドラム1と転写器5との転接部に達するが、
この転接部には、感光体ドラム1の回転に同期して、前
記ピックアップローラ73により給紙カセット74(7
4’)から一枚ずづ繰り出された記録用紙が、搬送ロー
ラ72(72’)・71を経て導入される。転写器5に
は600V〜3.5kVのバイアス電圧が印加されてい
るから、感光体ドラム1表面のトナー像は転写器5に吸
引されて、記録用紙に付着して転写される。トナー像が
転写された記録用紙は、感光体ドラム1及び転写器5の
回転によりさらに搬送され、定着ユニット6に至る。
【0017】定着ユニット6に至った記録用紙は、加熱
ローラ61と加圧ローラ62との圧接部に導入される。
ここで、トナー40に含まれる樹脂成分が、両ローラ6
1・62の加熱・加圧作用によって溶融し、用紙に融着
して永久像が形成されて、装置外に記録用紙が排出され
る。トナー像が記録用紙に転写された後の感光体ドラム
1表面は、転写器5の作用によりプラス帯電されるとと
もに、若干の未転写トナーが残る。感光体ドラム1はそ
の後も回転を続けて、帯電器2により前記の如くその表
面が均一に帯電され、その後のプロセスが繰り返され
る。
【0018】一方、感光体ドラム1表面に残った未転写
トナーは、帯電器2とは別に設けたメモリ除去部材51
に電圧を印加することで、該メモリ除去部材51の作用
によりかき乱されて該感光体ドラム1表面で分散される
とともに、帯電される。この場合、メモリ除去部材51
と帯電器2との間には、絶縁性部材52を介装している
ので、両者間が接近した場合でも、画像形成に障害を生
じさせることはない。そして、感光体ドラム1表面に残
存したトナーは分散されるので、光書き込みユニット3
による光照射に影響を及ぼさず、画像形成の障害になる
ことはない。この分散された残存トナーは、現像器ユニ
ット4に至り、現像ローラ43との電位差により不用な
トナーは吸引されて、現像器本体41内に回収される。
【0019】次に、プロセスユニット9における、前記
現像ローラ43の感光体ドラム1への圧接構造について
説明する。図5に示すように、前記供給ローラ42の軸
42aの一端部には、ギア42bが固設され、現像ロー
ラ43の軸43aの一端部には、ギア43bが固設され
ている。ギア42b・43bが設けられた側の前記支持
軸47には、ギア47aが回転自在に取り付けられ、該
ギア47aはギア42b及びギア43bと噛合してい
る。ギア47aは本体側に設けられた駆動装置により回
転駆動されており、該ギア47aによってギア42b・
43bが駆動されて、供給ローラ42及び現像ローラ4
3が回転することとなる。
【0020】また、現像器ユニット4にドラムユニット
10を装着した場合に、感光体ドラム1のドラム軸1a
が係合されるU溝4aの下端部4bの内径寸法は、該ド
ラム軸1aの外径寸法よりも若干大きく形成されてお
り、ドラム軸1aがU溝4a内で略水平方向へ移動可能
となっている。即ち、該ドラム軸1aと現像ローラ43
の軸43aとの間の寸法を、U溝4aの下端部4bの内
径寸法と該ドラム軸1aの外径寸法との差の分だけ変更
可能に構成している。さらに、ドラムユニット10を現
像器ユニット4に装着する際には、感光体ドラム1の外
周面と現像ローラ43の外周面とが圧接しないように、
ドラム軸1a及び回動規制部1bをU溝4aに係合させ
ることを可能として、該ドラムユニット10の装着を円
滑に行うことができるようにしている。
【0021】ドラムユニット10を装着した現像器ユニ
ット4は本体フレーム21へ装着されるが、この場合
は、前述の如く、ドラムユニット10はドラム軸1a及
び回動規制部1bにより本体フレーム21に対して水平
方向の位置を固定されながら支持され、現像器ユニット
4は本体フレーム21に対して支持軸47・47により
本体フレーム21に対して回動自在に支持されている。
この状態において、図5に示す矢視Dの方向へギア47
aが回転駆動されると、該ギア47aがギア42a・4
3aを駆動する際に、該ギア42a・43aには、供給
ローラ42と現像ローラ43との間の摩擦力等により反
回転方向の抵抗力が生じる。この抵抗力により、現像器
ユニット4が支持軸47・47を中心として、現像ロー
ラ43が感光体ドラム1側へ移動する方向に回動する。
【0022】現像器ユニット4が前述の如く回動する
と、前記ドラムユニット10が本体フレーム21に対し
て水平方向の位置を固定されているので、現像ローラ4
3の軸43aとドラム軸1aとの距離が縮まって、現像
ローラ43と感光体ドラム1とが圧接する。即ち、現像
ローラ43は、ギア47aの駆動力により感光体ドラム
1へ圧接されているのである。この場合、該現像ローラ
43等が回転駆動される側の回転駆動側35(図3図
示)では、ギア47aの駆動力による現像器ユニット4
の回動力が、ほぼそのまま感光体ドラム1への圧接力と
して伝達されるが、現像ローラ43の反回転駆動側36
(図3図示)では、ギア47aから伝達される駆動力が
該現像ローラ43や現像器ユニット4の撓み等により減
衰して、感光体ドラム1への圧接力が回転駆動側35よ
りも小さくなっている。
【0023】ここで、感光体ドラム1は、図6に示すよ
うに、アルミニウム等の導電性を有した金属から成る円
筒状部材で構成したドラム31の外周面に、光を照射す
ると電気抵抗値が変化する感光体から成る感光体層32
を形成して構成しており、ドラム軸1aによりドラムユ
ニット10に回転可能に支持されている。ドラム31へ
の感光体層32の形成は、ドラム31を液状の感光体中
へ浸漬した後、該ドラム31を軸心が垂直となる状態で
垂直上方へ引き上げ、ドラム31の外周面に付着した感
光体を固化させて行う。該感光体層32は引き上げ時に
おいて、重力等の影響により該感光体層32の形成開始
側であるドラム31の上側よりも、形成終了側である下
側の方が層厚が大きく形成される。ここで、感光体層3
2の形成時に、下側に位置して層厚が大きく形成される
形成終了側は、図6においては、ドラム軸1aの軸心方
向右側(回転駆動側35)に配置している。なお、図6
においては、感光体層32の層厚の違いは誇張して描い
ている。
【0024】そして、感光体ドラム1のドラムユニット
10への取り付けは、ドラムユニット10を現像器ユニ
ット4へ装着する際に、該感光体ドラム1における感光
体層32の層厚が大きい側が、現像器ユニット4におけ
る回転駆動側35、即ち、現像ローラ43の感光体ドラ
ム1への圧接力が大きい側へ配置して行うようにしてい
る。なお、図6には現像器ユニット4へ装着したドラム
ユニット10における感光体ドラム1の初期状態を示し
ている。
【0025】現像ローラ43の駆動時には、感光体ドラ
ム1と現像ローラ43とがお互いに圧接しながら回転す
るので、両者の圧接部で発生する摩擦力等により該感光
体ドラム1の感光体層32が磨耗するが、現像ローラ4
3の感光体ドラム1への圧接力が大きい側の方が、圧接
力が小さい側よりも磨耗度合いが大きくなる。この状態
で画像形成装置8を長時間稼働させると、圧接力が大き
い回転駆動側35の感光体層32が、圧接力が小さい反
回転駆動側36よりも大きく磨耗するが、該回転駆動側
35の感光体層32の層厚は大きく形成されているた
め、ある一定時間稼働した後の感光体層32は、図7に
示すような状態となっている。即ち、感光体層32の層
厚が大きい回転駆動側35の磨耗量が大きく、層厚が小
さい反回転駆動側36の磨耗量が小さいため、稼働時間
が増すにつれて両側の層厚の差が小さくなり、図7にお
いては、層厚が全体的に略均一な状態となっている。
【0026】このように、感光体ドラム1における感光
体層32の層厚が大きい側を、現像ローラ43の感光体
ドラム1への圧接力が大きい回転駆動側35へ配置する
ことで、画像形成装置8の稼働時間が増すにつれて感光
体層32の層厚が全体的に均一となっていくように該感
光体層32が磨耗していくので、早期に感光体層32の
磨耗によりドラム31の外周面が露出してしまって帯電
不良や画像不良等が発生するといった不具合を防止する
ことができる。これにより、感光体ドラム1の寿命を延
ばすことができ、画像形成装置8のランニングコストの
低減を図ることができるとともに、メンテナンス作業の
頻度を低くすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、現像器において、以上のよう
な構成とすることで、次のような効果を奏する。まず、
請求項1の如く、感光体ドラムにおける感光体層の層厚
が大きい側を、現像ローラにおける感光体ドラムへの圧
接力が大きい側へ配置したことにより、画像形成装置の
稼働時間が増すにつれて感光体層の層厚が全体的に均一
となっていくように該感光体層が磨耗していくので、早
期に感光体層の磨耗によりドラムの外周面が露出してし
まって帯電不良や画像不良等が発生する、といった不具
合を防止することができる。これにより、感光体ドラム
の寿命を延ばすことができ、画像形成装置のランニング
コストの低減を図ることができるとともに、メンテナン
ス作業の頻度を低くすることができた。
【0028】更に、請求項2の如く、前記現像ローラ
は、その一側が回転駆動される回転駆動側であり、該回
転駆動側を感光体ドラムへの圧接力が大きい側として、
前記感光体ドラムにおける感光体層の層厚が大きい側へ
圧接させることにより、感光体ドラムをドラムユニット
に組み付ける場合は、該感光体ドラムにおける感光体層
の層厚が大きい側を回転駆動側へ配置して組み付けを行
えば、該ドラムユニットを現像器ユニットへ装着した際
に、自動的に、感光体ドラムにおける感光体層の層厚が
大きい側を、現像ローラにおける感光体ドラムへの圧接
力が大きい側と圧接させることができる。これにより、
感光体ドラムの組み付け方向を容易に認識することが可
能となるとともに、確実に感光体ドラムの寿命を延ばす
ことができる。
【0029】更に、請求項3の如く、前記感光体ドラム
におけるドラム上の感光体層の形成を、一側から開始し
て他側で終了するものとする場合において、該感光体層
の形成終了側を、前記感光体ドラムにおける感光体層の
層厚が大きい側としたことにより、感光体ドラムの組み
付け方向を容易に認識することが可能となる。また、感
光体層の層厚が大きく形成されてしまう感光体ドラムに
おける感光体層の形成終了側を利用して、現像ローラに
おける感光体ドラムへの圧接力が大きい側と圧接させる
ことで、稼働時間が増すにつれて感光体層の層厚を均一
な状態としていくことができ、確実に感光体ドラムの寿
命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の内部を示す側面断面図
である。
【図2】現像器ユニット及びドラムユニットを示す側面
断面図である。
【図3】ドラムユニットを現像器ユニットに装着した状
態を示す平面図である。
【図4】同じく反回転駆動側を示す側面図である。
【図5】同じく回転駆動側を示す側面図である。
【図6】現像器ユニットへ装着したドラムユニットにお
ける感光体ドラムの初期状態を示す平面断面図である。
【図7】一定時間稼働した後の現像器ユニットへ装着し
たドラムユニットにおける感光体ドラムの状態を示す平
面断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 1a ドラム軸 4 現像器ユニット 8 画像形成装置 9 プロセスユニット 10 ドラムユニット 31 ドラム 32 感光体層 35 回転駆動側 36 反回転駆動側 42 供給ローラ 43 現像ローラ 43a (現像ローラの)軸 47 支持軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムの外周面に感光体層を形成した感
    光体ドラムへ、現像ローラを圧接させて構成した現像シ
    ステムを具備する画像形成装置であって、感光体ドラム
    における感光体層の層厚が大きい側を、現像ローラにお
    ける感光体ドラムへの圧接力が大きい側へ配置したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像ローラは、その一側が回転駆動
    される回転駆動側であり、該回転駆動側を感光体ドラム
    への圧接力が大きい側として、前記感光体ドラムにおけ
    る感光体層の層厚が大きい側へ圧接させたことを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体ドラムにおけるドラム上の感
    光体層の形成を、一側から開始して他側で終了するもの
    とする場合において、該感光体層の形成終了側を、前記
    感光体ドラムにおける感光体層の層厚が大きい側とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形
    成装置。
JP10109202A 1998-04-20 1998-04-20 画像形成装置 Pending JPH11305509A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123438A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Canon Inc 画像形成装置
JP2016057564A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016142969A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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