JP3219922B2 - カルボキシメチルセルロースおよび繊維材料の捺染におけるその使用 - Google Patents

カルボキシメチルセルロースおよび繊維材料の捺染におけるその使用

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、低い置換度をもつカルボキシメ
チルセルロース(CMC)、その製造方法および繊維材
料の捺染におけるその使用に関する。
【0002】現在、2またはそれ以上の置換度を有する
ナトリウムカルボキシメチルセルロースのみを、反応捺
染のための増粘剤および流れ改良剤のみとして使用する
ことができる。より低いエーテル化度をもつCMCを使
用できない理由は、残留するOH基を介するCMCと染
料との反応のために、捺染後に起こる編織布の風合いが
かたくなるということにある。
【0003】2より低い置換度を有するCMCが反応性
染料となお反応することができるという理由は、CMC
の構造およびアンヒドログルコース単位内のカルボキシ
メチル基の置換の型にある。カルボキシメチルセルロー
スと比較して、アルギン酸塩は、C6−位置にカルボキ
シル官能基をもつので、1のカルボキシル官能基の置換
度を有し、一般に、反応性染料と反応しない。
【0004】したがって、技術水準に従い、増粘剤とし
てカルボキシメチルセルロースを使用するために、反応
捺染における風合いがかたくなるという欠点は、2.2
以上の置換度を使用してはじめて克服することができる
(参照、ドイツ国特許明細書(DE−PS)第3 20
8 430号)。
【0005】しかしながら、DS≧2.2を有するCM
Cの製造は経費がかかる。第1に、試薬の収率は置換度
の増加とともに減少しそして、第2に、この反応におい
て生成する塩は、経費のかかる方法によりCMCから除
去しないかぎり、低い粘度段階に導く。
【0006】したがって、2.2より低い置換度におい
てさえ、反応性染料との反応を生成せず、それゆえ支持
体(編織布)の風合いをかたくしないカルボキシメチル
セルロースを提供するという技術的問題が発生する。こ
のようなCMCはその収率および捺染におけるその性質
においてアルギン酸塩と適合する。
【0007】驚くべきことには、1.3〜2.2、とく
に1.5〜2.1の置換度を有するナトリウムカルボキ
シメチルセルロースは、CMCを次のようにして製造し
そして次の特徴を有する場合、この技術水準の欠点を克
服することが発見された: 1.スラリー法により化学量論的条件下に約0.9〜約
1.2の置換度にCMCを製造する。
【0008】2.必要に応じて精製および乾燥後に、生
ずるCMCを100%≦2.0mmの粒子サイズ分布に
粉砕する。
【0009】3.1および2において述べたCMCをそ
れ以上のエーテル化法(例えば、半乾燥法またはスラリ
ー法)においてさらにエーテル化して、1.3〜2.
2、とくに1.5〜2.1の全体の置換度を有するCM
Cを生成する。
【0010】4.項目1〜3において得られたCMC
を、反応の副生物を前以て完全にまたは部分的に除去す
るか、あるいはしないで、乾燥する。引き続いて通常の
既知の方法で仕上げる。
【0011】項目1〜4に従い製造されたCMCは、反
応性染料を使用する繊維材料の捺染において支持体の風
合いをかたくしないことが発見された。このようなCM
Cはアルギン酸塩の増粘剤の代替物として使用すること
ができる。項目1〜4に従い製造されたCMCの利点
は、試薬の最小の使用および第1反応段階後の精製のた
めに高い活性含量およびそれゆえ高い粘度の収率にあ
る。
【0012】2段階法によるナトリウムカルボキシメチ
ルセルロースの製造はそれ自体知られている。例えば、
米国特許第4 426 518号は、2段階スラリー法
による高度にエーテル化されたCMCの製造を述べてい
るが、第1段階において化学量論的量より少ない水酸化
ナトリウム溶液の使用を必要とする。前記米国特許は、
請求の範囲の方法が0.8〜2.0の範囲のDSを有す
るCMCの製造にとくに有利であり、一般に、化学量論
的量のアルカリを使用する従来の方法により得られたも
のと同一の生成物に導く理由を述べている(第3欄、第
40〜45行)。
【0013】第1段階により得られたCMCは、精製し
かつ乾燥するが、粉砕されていない生成物として、引き
続くエーテル化に使用される。
【0014】2段階スラリーエーテル化により製造され
たCMC(参照、例えば、米国特許第4 426 51
8号の実施例6)は、繊維材料の捺染において、本発明
による方法により製造されたCMCと同一の有利な性質
をもたない(参照、例えば、実施例のCMC1、CMC
2、CMC4、表3、捺染物No.2、3、5および
6)。同程度の置換を有するにかかわらず、それらは捺
染された支持体の風合いをかたくする。
【0015】ドイツ国特許公開明細書(DE−OS)第
33 03 153号は、>1の平均の置換度を有する
カルボキシアルキルセルロースの製造方法を記載する。
記載されている方法は、3段階まで実施されるが、段階
の間で仕上げを実施しない、有機溶媒中のスラリー法で
ある。
【0016】ドイツ国特許明細書(DE−PS)第3
208 430号において、少なくとも2.2の平均の
置換度を有するカルボキシメチルセルロースの金属塩を
含有することを特徴とする、繊維材料の捺染糊が特許請
求されている。前記特許において、DS1.5までの低
い置換度をもつCMCは、C6−位置における部分的に
エーテル化さていない第1OH基のために、反応性染料
との反応性をある程度なお有するので、反応捺染のため
に使用することができないと、述べられている。1.7
〜1.85の置換度を有するCMCのみは、ある場合に
おいて、アルギン酸ナトリウムと組み合わせて使用され
るが、捺染された材料の風合いは問題を残す(参照、ま
た、実施例の表3において使用されている性質の評価;
捺染糊No.6、ストック増粘剤F)。要約すると、前
記特許において、1段階法または2段階法により製造さ
れたカルボキシメチルセルロースは、置換度が2.2以
上でないかいり、反応性染料を使用する捺染のためにア
ルギン酸ナトリウムの代わりに使用することができない
と、述べられている。したがって、ドイツ国特許明細書
(DE−PS)第3 208 430号は、反応性染料
の糊においてアルギン酸ナトリウムの代わりに使用する
ことができそして、そのうえ、洗浄による除去できる容
易さがアルギン酸ナトリウムよりすぐれる、少なくとも
2.2の置換度を有するCMCを特許請求している。
【0017】本発明による方法は、1.3〜2.2、と
くに1.5〜2.1の明確に低い置換度を有するが、こ
の置換度の範囲における従来のCMCの不利となる性質
をもたない、CMCを導入する。
【0018】第1段階後および必要に応じて第2段階後
に要求されるサイズの減少は、乾式粉砕または湿式粉砕
として実施される。使用するミルの型は、ローラーミ
ル、ボールミル、ビーターおよび遠心ミル、ジェットミ
ル、スウィングミルなどであることができる。繊維材料
を捺染するとき、増粘剤を溶解する容易さを改良するた
めに、使用前に生成物を粉砕し、そしてそれらを100
%≦2.0mmの粒子サイズ分布曲線に調節することが
好ましい。
【0019】本発明に従い製造されるカルボキシメチル
セルロースは、繊維材料の捺染における捺染糊の基剤と
して使用される。それらは好ましくはこの目的に単独で
使用されるが、また、繊維材料の捺染において従来使用
されている他の天然または半合成の捺染糊の基剤、例え
ば、アルギン酸ナトリウム、澱粉、変性澱粉、グアーゴ
ム、イナゴマメ粉、アラビアゴム、クリスタルゴム(c
rystal gum)、トラガカントゴム、タマリン
ドおよび/またはセルロースエーテル、とくに既知の品
質のカルボキシメチルセルロースエーテルと、ならびに
完全に合成のポリアクリレートと混合することができ
る。本発明に従い特許請求するCMCの量は混合物中で
10%より少なくあってはならない。なぜなら、本発明
に従う利点は得られないからである。
【0020】本発明に従い製造されるカルボキシメチル
セルロースは、繊維材料の捺染における捺染糊の基剤と
して使用される。繊維材料は合成繊維、天然繊維、混合
ファブリックまたは再生セルロースであることができ
る。使用する染料は、酸化染料、硫黄染料、顕色染料、
羊毛染料、クロム染料、直接染料、酸性染料、分散染
料、ナフトール染料、建染め染料、金属錯体染料、顔料
または発色染料のカップリング成分とジアゾアミノ化合
物との混合物から成る商用生成物であることができる
が、とくに反応性染料である。
【0021】本発明による方法に従い製造されかつ下に
記載する測定法により特徴づけられるゲル不含かつ繊維
不含のセルロース誘導体は、きわめてすぐれた溶液の性
質により区別され、そして分散剤、バインダーまたは増
粘剤として、あるいは流れ改良剤として、ことに繊維材
料の捺染のための流れ改良剤として使用することができ
る。ナトリウムカルボキシメチルセルロースは、きわめ
てすぐれた品質を有し、そして精製された、部分的に精
製されたまたは未精製の(工業用)生成物として使用す
ることができる。ゲル粒子および繊維を含有しない生成
物は水の中に可溶性であり、そして精製された物質は1
0〜50,000mPa.s、好ましくは100〜3
0,000mPa.sの粘度(D=2.5/dの剪断勾
配および20℃において2重量%の溶液について決定し
た[回転粘度計])を有し、そして第1段階後において
さえ、それらは95%より大きい,とくに96%より大
きい透過値(10mmの光学的通路長さを有するカップ
中で2重量%の水溶液について決定した、波長λ=55
0nmの光を使用する)を有する。第2段階後におい
て、水溶性成分の比率は99.9%より多い。
【0022】次の実施例によって、本発明をいっそう詳
細に説明する。製造しそして使用におけるそれらの性質
について試験したカルボキシメチルセルロースを、CM
C1〜CMC5で表す次の試料である。
【0023】ステンシル、ガーゼまたはローラースクリ
ーンの詰まりによる欠陥のある捺染物を回避するため
に、以下の実施例に述べるカルボキシメチルセルロース
をそれらの透過および水溶性成分のそれらの比率につい
て試験した後、それらは繊維材料の捺染に使用するとき
のそれらの性能について試験した。実施例の中に述べた
CMC1〜CMC5の透過値は>96%であった(日立
製分光光度計、101型、日立、東京);10mmの光
学的通路長さをもつガラスコップ(λ=550nm;蒸
留水中の2重量%)。水溶性成分の比率は>99.9%
であった。
【0024】CMC1の製造 27.5kgの微粉砕したリンターのセルロース(乾燥
物質含量:97.6%)を、604.5リットルのイソ
プロパノールおよび45.5リットルの水の中に、サー
モスタット制御の反応器中で窒素雰囲気下に懸濁させ
る。16.3kgの水酸化ナトリウムペレットの添加
後、この物質を80分間25℃においてアルカリ性とす
る。次いで、19.3kgの80%モノクロロ酢酸を添
加する。この混合物を15分以内に75℃に加熱し、そ
してこの反応温度を120分間維持する。この混合物を
45分以内に30℃に冷却し、次いで5.4kgの水酸
化ナトリウムペレットを添加する。28℃において30
分間アルカリ化した後、6.5kgの10%モノクロロ
酢酸を注入する。この混合物を20分以内に75℃に加
熱し、そして75℃においてさらに120時間エーテル
化する。次いで、この混合物を冷却し、そして遠心によ
り分離する。このCMCを500リットルの80%メタ
ノールの中に懸濁させ、遠心機中で900リットルのメ
タノールで洗浄して塩を除去し、70℃において乾燥
し、次いで切断ミルで粉砕する。このカルボキシメチル
セルロースは1.07のカルボキシメチル基による置換
度を有する(67%の収率)。2重量%の溶液の粘度
(回転粘度計、RV100型、システムM500、DI
N 53 019に従う測定装置、剪断速度D=2.5
/s(T=20℃))は、20,600mPa.sであ
る。
【0025】引き続く反応のために、前述したように製
造した14.9kgのCMCを窒素雰囲気下に25リッ
トルのイソプロパノールと一緒にプラウ剪断ミキサーの
中に導入する。11.5kgの50%アルカリ性液を撹
拌しながら注入する。次いで、この混合物を約25℃に
おいて30分間アルカリ化する。8.2kgのモノクロ
ロ酢酸を注入する。この混合物を40分以内に75℃に
加熱し、そしてこの温度を120分間維持する。次い
で、この混合物を70℃で24時間加熱する。カルボキ
シメチルセルロース(CMC1)は、1.78のカルボ
キシメチル基の置換度を有する。CMCの特性のデータ
を表1に示す。
【0026】CMC2の製造 CMC2をCMC1におけるように製造する。第1段階
後、カルボキシメチルセルロースは1.17のカルボキ
シメチル基の置換度を有する(73%の収率)。2重量
%の溶液の粘度は38,200mPa.sである。第2
段階後、CMCは1.65のカルボキシメチル基の置換
度を有する。特性のデータを表1に示す。
【0027】CMC3の製造 641部の商業的に入手可能なCMC粉末(Walco
celRCRT 40,000PA)を、実験室用ニー
ダー中で、524部のナトリウムモノクロロ酢酸(80
%)と30分間非常によく混合する。475部の40%
水酸化ナトリウム溶液の添加後、この混合物を25〜3
0℃において80分間アルカリ化する。次いでそれを2
0分以内に61℃に加熱する。120分の反応時間後、
生成物を冷却し、乾燥器中で55℃において14時間乾
燥し、そして粉砕する。カルボキシメチル基の置換度は
1.73である。このCMCの特性のデータを表1に示
す。
【0028】CMC4の製造(比較例) 127部の微粉砕し、漂白しそして仕上げたリンターの
セルロースを、サーモスタット制御の反応器中で適当に
撹拌しながら、2193部のイソプロパノールの中に分
散させ、そして15分間撹拌する。次いで、210部の
88部の水酸化ナトリウムのペレットを添加し、そして
この混合物を25〜30℃において80分間アルカリ化
する。130部の80%の水性モノクロロ酢酸を添加し
た後、この混合物を30分以内に70℃に加熱し、そし
てこの反応温度を120分間維持する。次いで、さらに
88部の水酸化ナトリウムのペレットを加熱した混合物
に添加し、次いで20分かけて130部のモノクロロ酢
酸(80%)を連続的に添加する。次いで、エーテル化
を70℃においてさらに120分間続ける。生成物を濾
過し、そして70%メタノール水で洗浄し、空気中で乾
燥し、そして粉砕する。得られたカルボキシメチルセル
ロースは1.73のカルボキシメチル基の置換度を有す
る。特性のデータを表1に示す。
【0029】CMC5の製造 250部の商業的に入手可能なCMC粉末(Walco
celRCRT 30,000PS)を実験室用ニーダ
ーに導入し、139部のナトリウムモノクロロ酢酸(8
0%)と30分間非常によく混合し、そして126部の
40%水酸化ナトリウム溶液の添加後、この混合物を2
5〜30℃において80分間アルカリ化する。温度を2
0分以内に60℃に上げる。120分の反応時間後、生
成物を冷却し、乾燥器中で55℃で乾燥し、そして粉砕
する。カルボキシメチル基の置換度は1.19である。
このCMCの特性のデータを表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】1)粘度、x%溶液、回転粘度計(Haa
ke)、RV100型、システムM500で測定した、
DIN 53 019に従う、剪断速度D=2.5/s
(T=20℃)。
【0032】2)粘度、x%溶液(ブルックフィールド
RVF、スピンドル4、20rpm)。
【0033】3)カルボキシメチル基の平均置換度、参
照:K.バルサー(Balser)、M.イセリングハ
ウゼン(Iseringhausen)、ウルマンの工
業科学百科辞典(Ullmanns Encyclop
aedie der technichen Chem
ie)、第5版、Vol.9、Verlag Chem
ie、ワインハイム、1983、p.192−212、
ASTM D−1439/83、方法B。
【0034】繊維材料の捺染における増粘剤として本発
明に従い使用する種々のカルボキシメチルセルロースの
効果を、次の実施例において、商用アルギン酸ナトリウ
ム(Lamitex M 5、プロタン・カンパニー
(Protan Company)、ノルウェー国)と
比較する。6%の溶液として使用したアルギン酸ナトリ
ウムを、種々の濃度であるが、約30,000mRa.
s(ブルックフィールドRVF、スピンドル4、20r
pm)の水溶液の同一の粘度を有するCMCと比較し
た。
【0035】カルボキシメチルセルロースを使用して製
造したストックの増粘剤の組成を表2に示す。特定した
量の所定のストックの増粘剤(90部)を特定した部の
染料(10部)および蒸留水と混合することによって、
捺染糊を調製する。使用した染料を商用反応性染料(C
ibacron Tuerkis PGR(40%))
である。
【0036】
【表2】
【0037】仕上げた捺染糊および支持体として綿よこ
糸朱子織(シルケット加工し、漂白した)を使用して、
捺染試験を実施する。編織布を102〜105℃におい
て約10分間乾燥する(飽和水蒸気の固定(マチス(M
atis)乾燥器)および乾熱による固定(熱空気)
(200℃において1分、マチス乾燥器))。洗浄を3
段階で実施する: a)完全な冷間すすぎ洗い、 b)沸点付近の処理(10分)、 c)冷間すすぎ洗い。
【0038】強さ、浸透、色合い、風合いおよび均染性
を評価するために、64−Tステンシル(長方形)およ
び直径8mmのドクターナイフを使用する(磁気段階
3、速度段階3)(ジンマー(Zimmer)フラット
・スクリーン捺染)。68−T試験ステンシルおよび直
径8mmのドクターナイフ(磁気段階3、速度段階3)
を輪郭の鋭さの評価に使用する。捺染の結果を表3に示
す。
【0039】
【表3】
【0040】表の中に使用した技術用語は、セルロース
および繊維材料の捺染の専門家に知られており、説明を
必要としないであろう。これに関して、次の文献を参照
のこと:ウルマンの工業科学百科辞典(Ullmann
s Encyclopaedie der techn
ichen Chemie)、Vol.22、p.56
5以降およびp.635以降、「繊維材料(Texti
ldruck)」および「編織布(Textilfae
rberei)」の章(Verlag Chemie、
ワインハイム、1982)。
【0041】
【表4】
【0042】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0043】1、1.3〜2.2、とくに1.5〜2.
1の置換度を有し、第1段階後に粉砕を実施する2段階
法により製造され、第1段階後に粉砕された粉末が10
0%≦2.0mmの粒子サイズ分布を有することを特徴
とするカルボキシメチルセルロース(CMC)。
【0044】2、CMCを第1段階においてスラリー法
により約0.9〜約1.2の置換度までエーテル化する
ことを特徴とする、上記第1項記載のカルボキシメチル
セルロース。
【0045】3、カルボキシメチルセルロースが95%
より大きい,とくに96%より大きい透過値(波長λ=
550nmの光の10mmの光学的通路長さを有するカ
ップ中で2重量%の水溶液について決定した)および≧
98%、とくに≧99.9%の水溶性含量を有すること
を特徴とする、上記第1項記載のカルボキシメチルセル
ロース。
【0046】4、繊維材料の捺染、とくに反応捺染にお
ける増粘剤または流れ改良剤としての上記第1〜3項の
いずれかに記載のカルボキシメチルセルロースの使用。
【0047】5、CMCをアルギン酸ナトリウム、澱
粉、変性澱粉、グアーゴム、イナゴマメ粉、アラビアゴ
ム、クリスタルゴム、トラガカントゴム、タマリンドお
よび/またはセルロースエーテル、とくにカルボキシメ
チルセルロースエーテルとの混合物として使用すること
を特徴とする、上記第4項記載の方法。
【0048】6、使用する繊維材料が合成繊維、天然繊
維、混合ファブリックまたは再生セルロースであること
を特徴とする、上記第4または5項記載の方法。
【0049】7、使用する染料が、酸化染料、硫黄染
料、顕色染料(イングレイン染料)、羊毛−クロム染
料、直接染料、酸性染料、分散染料、ナフトール染料、
建染め染料、金属錯体染料、反応性染料、顔料または発
色染料のカップリング成分とジアゾアミノ化合物との混
合物の生成物であることを特徴とする、上記第4〜6項
のいずれかに記載の使用。
フロントページの続き (72)発明者 オイゲン・ラインハルト ドイツ連邦共和国デー29664ヴアルスロ デ・ガイベルシユトラーセ57 (72)発明者 クラウス・スザブリコウスキ ドイツ連邦共和国デー29664ヴアルスロ デ・クラウデイウスシユトラーセ5 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08B 11/12 C08L 1/26 D06P 1/50 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1段階において、カルボキシメチルセ
    ルロースをスラリー法を使用して0.9〜1.2の置換
    度までエーテル化し、前記第1段階後に粉砕を実施し、
    ここで前記第1段階後に粉砕された粉末は100%≦
    2.0mmの粒子サイズ分布を有するものである、そし
    第2段階において、前記の方法で得られたカルボキシメ
    チルセルロースを1.3〜2.2の全体の置換度まで更
    にエーテル化することを特徴とする2段階法により製造
    された1.3〜2.2の置換度を有するカルボキシメチ
    ルセルロース。
  2. 【請求項2】 請求項1のカルボキシメチルセルロース
    を含む繊維材料の捺染における増粘剤または流れ改良
    剤。
JP31277793A 1992-11-25 1993-11-19 カルボキシメチルセルロースおよび繊維材料の捺染におけるその使用 Expired - Fee Related JP3219922B2 (ja)

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